JPS63273598A

JPS63273598A - 回転式粉末圧縮成形機の下杵防塵装置

Info

Publication number: JPS63273598A
Application number: JP10686787A
Authority: JP
Inventors: Hiroshi Kokuryo; 国領　弘
Original assignee: Hata Tekkosho Co Ltd
Current assignee: Hata Tekkosho Co Ltd
Priority date: 1987-04-30
Filing date: 1987-04-30
Publication date: 1988-11-10
Also published as: JPH0242600B2

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】〔産業上の利用分野〕本発明は回転式粉末圧縮成形機において下杵摺動部への
粉塵の侵入を防止する下杵防塵装置に関する。

（従来の技術）従来は第８図および第９図に示すように、下杵１が挿通
する回転盤２の下杵取付は部３の上面に、ｌｌ数の下杵
通孔４を有した弧状のシール押え板５を設け、このシー
ル押え板５を介して下杵１′Ｍ挿通するゴム製の防塵シ
ール６を上記下杵通孔４内に設けて、圧縮時に臼７内か
ら下方に漏れる粉末等の１１Ａａが下杵取付けｍ５３０
下杵摺動孔３ａに侵入しないように構成されている。

そして、従来においてシール押え板５はその複数箇所を
上面側から挿通するボルト８を、下杵取付は部３に設け
たねじ孔９に螺合することによって、下杵取付は部３の
上面に取付は固定されていた。

（発明が解決しようとする問題点）このような従来の構成においては、回転式粉末圧縮成形
機全体の掃除や摩耗した防塵シール６の交換にあたって
、下杵防塵装置を分解・組立てするのに、ボルト８を締
付けたり、緩めたりする面倒があり、多くの時間が必要
であった。特に、組立てにあたって、下杵摺動孔３ａと
下杵通孔４との中心がずれていると、防塵効果が損われ
ることになるので、ボルト８の締付は時において中心合
せのための位置決め作業が必要であるから、組立てに多
くの手間が必要であった。しかし、このような手間にも
拘らず、ボルト８の径とシール押え板５に設けられたボ
ルト通孔との間の寸法差が原因して、更にはボルト８の
締付は力に伴う回転力によって、シール押え板５が位置
ずれ易い。このため、下杵摺動孔３ａと下杵通孔４およ
び防塵シール６との各中心がずれて組立てられることが
あるという問題があった。しかも、掃除の際においてシ
ール押え板５の取外しに伴ってねじ孔９に入った粉塵を
取除くことは大変面倒であった。

したがうて本発明の目的は、分解・組立てがすこぶる容
易であるとともに、組立てにおいてシール性が損われる
ことがなく、モして＊除性も向上できるようにした回転
式粉末圧縮成形機の下杵防塵装置を提供することにある
。

〔問題点を解決するための手段〕

そこで、本発明に係る回転式粉末圧縮成形機の下杵防ｔ
ｌ’ａ＠は、下杵が挿通する回転盤の下杵取付は部の上
面に、この上面と対向する押え部を有したストッパを複
数取付ける。これとともに、複数の下杵通孔を有したシ
ール押え板の両端部に、上記ストッパに係合する係合部
を夫々形成する。

そして、上記下杵通孔内に上記下杵に対する防塵をなす
ゴム製の防塵シールを嵌合した上記シール押え板を、上
記下杵取付は部の上面に沿って上記回転盤の径方向に挿
脱可能に設けることによって、上記目的を達成したもの
である。

〔作用〕

本発明装置を組立てるには、まず複数の防塵シールを夫
々シール押え板の下杵通孔内に嵌入してから、このシー
ル押え板を回転盤の外側から下杵取付は部の上面に沿っ
て回転盤の中心側に向けて挿入する。このシール取付は
板の挿入は、その両端部の係合部がストッパに夫々係合
することにより停止される。それによって、防塵シール
と下杵摺動孔とが大まかに位置決めされる。最後に、回
転盤の下杵摺動孔に対して下杵を上向きに挿通させて、
その上部を防塵シールに挿通させる。そうすると、防塵
シールが下杵と同心となるように正確に自動調心される
。この自動調心は、下杵通孔に防塵シールが移動不能に
嵌入されている場合には、シール押え板の動きを伴って
行われ、また、下杵通孔に防塵シールが移動可能に嵌入
されている場合には、シール押え板を動かすことなく防
塵シールのみが下杵に追従することによりなされる。

以上のようにして、ボルト止めを必要とすることなく下
杵防塵ａｍを組立てることができる。なお、この組立て
状態において、シール押え板の上方への動きはストッパ
の押え部によって阻止されるとともに、シール押え板の
外方への動きは下杵によって阻止される。また、以上の
組立てと逆の手順によって下杵防塵装置を分解すること
ができる。

〔実施例〕

以下、本発明の一実施例を第１図から第３図を参照して
説明する。

図中１１は第３図に示す中心軸１２を中心にして回転さ
れる回転盤であり、臼取付は部１３の下方に下杵取付は
部１４を有している。臼取付は部１３の同一円周上には
臼１５（第２図参照）が一定間隔毎に取付けられている
。下杵取付は部１４には臼１５と同数の下杵摺動孔１６
が設けられているとともに、これらの孔１６には夫々下
杵１７が上下方向に摺動自在に挿通して取付けられてい
る。

そして、下杵１７に対する防塵装置は、ストッパ１８と
、シール押え板１９と、防塵シール２０とから形成され
ている。

ストッパ１８は、下杵取付は部１４の上面にねじ２１止
め等により複数取付けられており、これは上端に押え部
１８ａを有している。押え部１８ａは下杵取付は部１４
の上面に対向して設けられている。なお、本実施例のス
トッパ１８は、円柱部の上端に、この円柱部よりも大径
な円形の押え部１８ａを設けた構造をなしている。

シール押え板１９は、下杵取付は部１４の上面に沿って
回転盤１１の径方向に沿って挿脱可能に設けられたもの
で、弧状をなすとともに、複数の下杵通孔２２を有して
いる。さらに、シール押え成されているとともに、上記
両端部には夫々ストッパ１８に係合する係合部２３が設
けられている。

なお、本実施例の係合部２３は上記ストッパ１８との関
係によって、ストッパ１８の円柱部に嵌合する溝で形成
されて゛いる。

防塵シール２０はゴム製であって下杵通孔２２に夫々嵌
入して設けられているとともに、これら防塵シール２０
には下杵１７が夫々挿通されている。そして、本実施例
の場合、防塵シール２０は下杵通孔２２に対して動く事
ができないように密に嵌入されている。

なお、図中１１８はシール押え板１９の板厚に等しい高
さを有して下杵取付は部１４の上面に連なって回転盤１
１に形成した環状溝で、これにはシール押え板１９の内
周縁が係合されている。この嵌合溝１１ａとの係合でシ
ール押え板１９の上方への動きをより確実に防止するよ
うになっている。そして、この環状溝１１ａはシール押
え板１９が大きい場合には設けた方が有効であるが、シ
ール押え板１９が小さい場合には省略しても差支えない
。

次に、上記構成の下杵防塵装置の組立てについて説明す
る。まず、複数の防塵シール２０を夫々シール押え板１
９の下杵通孔２２内に嵌入保持してから、このシール押
え板１９を回転盤１１の外側から下杵取付は部１４の上
面に沿って回転盤１１の中心側に向けて挿入する。この
シール取付は板１９の挿入は、その両端部の係合部２３
がストッパ１８に夫々係合することにより停止される。

それによって、防塵シール２０と下杵摺動孔１６とが大
まかに位置決めされる。この状態においてシール押え板
１９は、下杵取付は部１４の上面に対して固定されるこ
とがなく、この上面に沿って動き得る状態にある。最後
に、回転盤１１の下杵摺動孔１６に対して下杵１７を上
向きに挿通させて、その上部を防塵シール２０に挿通さ
せる。この挿通によって、防塵シール２０は固定されて
いないシール押え板１９を伴って下杵１７と同心となる
ように動かされて正確に自動調心される。

すなわち、以上のようにして、ボルト止めを必要とする
ことなく下杵防塵装置を組立てることができるので、心
出し作業とボルトの締付けを省略でき、簡単に組立て作
業を実施できるとともに、組立てに伴ってシール押え板
１９に対してこれをずらす力が作用することがない。

なお、この組立て状態において、シール押え板１９の上
方への動きはストッパ１８の押え部１８ａによって阻止
できる。これとともに、回転盤１１の回転時等における
シール押え板１９の外方への動きは下杵１７によって阻
止できる。

そして、既述の組立てと逆の手順によって下杵防塵装置
を簡単に分解することができる。しかも、既述のように
ボルト止めを省略したことに伴って、シール押え板１９
を取外した場合に、下杵取付は部１４の上面に粉塵が入
込むねじ孔が開口することもないから、下杵取付は部１
４の掃除も容易に実施できる。

また、第４図および第５図に示すように本発明は、各ス
トッパ１８を断面Ｔ字状をなして形成するとともに、こ
れらストッパ１８を下杵取付は部１４の上面に対して回
転盤１１の径方向に沿って配置して実施してもよい。こ
の場合、シール押え板１９の両端部全体を係合部２３と
して使用する。

なお、以上の説明以外の構成は上記一実施例と同様であ
る。

さらに、第６図に示すようにシール押え板１９の両端部
を段部として、シール押え板１９がストッパ１８の上面
と面一になるようにして実施してもよい。なお、このよ
うな実施において、ストッパ１８が上記一実施例に示し
た構成である場合には、上記段部に係合部が形成される
事は勿論であるが、ストッパ１８が第４図および第５図
に示したような構成である場合には、上記段部全体が係
合部として使用される。

しかも、本発明の実施に当って防塵シール２０は、第７
図に示すように下杵通孔２２内で遊動できるように遊び
をもって下杵通孔２２内に嵌入させてもよい。なお、こ
の場合防塵シール２０は、下杵取付は部１４における外
周側上面に載せた状態でシール押え板１９の下杵通孔２
２をかぶせることによって、この通孔２２内に嵌入する
。そして、このようにして実施する場合には、シール押
え板１９を動かすことなく防塵シール２０のみが、これ
に下側から挿通される下杵１７に追従して、自動調心が
なされる。

〔発明の効果〕

上記特許請求の範囲に記載の構成を要旨とする本発明に
よれば、ボルトを使用することなく下杵防Ｉ！装置の分
解・組立てを行うことができるとともに、下杵に対して
防塵シールを自動調心できるから、分解・組立てがすこ
ぶる容易であるとともに、組立てにおいてシール性が損
われることもなく、モして詩論性も向上できるという効
果がある。

【図面の簡単な説明】

第１図から第３図は本発明の一実施例を示し、第１図は
要部の斜視図、第２図は縦断面図、第３図は下杵取付は
部とこれに取付けられる一つのシール押え板とを分離し
て示す平面図である。第４図および第５図は本発明の他
の実施例を示し、第４図は一部のシール押え板を分離し
て示す下杵取付は部の平面図、第５図は第４図中ｖ−ｖ
線に沿う断面図、第６図は本１明の更に他の実施例を示
す上記第５図相当の断面図である。第７図は本発明の第
４実施例を示す縦断面図である。第８図および第９図は
従来例を示し、第８図は縦断面図、第９図は第８図中Ｉ
Ｘ−ＩＸ線に沿う断面図である。１１・・・回転盤、１４・・・下杵取付は部、１７・・
・下杵、１８・・・ストッパ、１８ａ・・・押え部、１
９・・・シール押え板、２０・・・防塵シール、２２・
・・下杵通孔、２３・・・係合部。

Claims

【特許請求の範囲】下杵が挿通する回転盤の下杵取付け部上面に、複数の下
杵通孔を有したシール押え板を設け、このシール押え板
を介して上記下杵が挿通するゴム製の防塵シールを上記
各下杵通孔内に設けて、この防塵シールで下杵に対する
防塵をなすものにおいて、上記下杵取付け部の上面に、この上面と対向する押え部
を有したストッパを複数取付けるとともに、これらスト
ッパに係合する係合部を上記シール押え板の両端部に夫
々形成して、上記下杵通孔内に上記防塵シールを嵌合し
た上記シール押え板を、上記下杵取付け部の上面に沿っ
て上記回転盤の径方向に挿脱可能に設けたことを特徴と
する回転式粉末圧縮成形機の下杵防塵装置。