JPS63272623A - 豆腐のパツク詰め方法及び装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 本発明は適宜の大きさに切断された豆腐を流通過程へ載
せるに際して行うパック詰めを完全に自動化せしめた方
法及びその装置に関するものである。

〈従来の技術〉 近年豆腐はその殆んどがプラスチック製のパックに詰め
られた形態で流通過程へ出されている。

この豆腐のパック詰めは、豆腐が空気中での取扱が難し
い為に、豆腐の大塊を最終的に要求される適宜大きさに
切断した後水中へ移され、水中にランダムに散在する豆
腐の一個一個を人手でパック詰めしているのが現状であ
る、即ち豆腐は空気中で台状体の上に載せると簡単には
動かす事が出来ず無理に力を加えるとくずれてしまう。

従って水中へ入れ、浮力を利用して人手で掬い取ってい
るのである。しかるにこの作業は前屈姿勢であり、かつ
冷水を用いる事が多く、重労働であると共に作業効率も
低く、又豆腐を多数ランダムに水中に保存し、その中か
ら一個一個掬い上げる為に豆腐相互あるいは豆腐と人手
間の当接で豆腐がくずれ歩留りが低下するし、人手によ
るが為に、細菌汚染の機会も大である等種々の問題があ
る。

〈発明が解決しようとする問題点〉 本発明は上述した人手によるパック詰め作業の諸問題を
解消し、衛生的で作業効率が高い豆腐の自動パック詰め
方法及びその装置を提供する事を目的とするものである
。

〈問題点を解決する為の手段〉 上記本発明の目的は次の如き方法及び装置により達成出
来る。即ちその方法としては、適宜大きさに切断された
豆腐を水槽内に水没状に配設された豆腐案内路内を間欠
的に前進させ、同豆腐案内板の終端部近傍に於いて該豆
腐をその後部から押圧前進させると共に上記豆腐案内板
の延長上に配設される前端板と両側板とから成る無底ガ
イド枠内へ押入れ、一時的に係留し、次いで上記無底ガ
イド枠の下方に配設され同無底ガイド枠と一体的に昇降
するパック搬送コンベアを上昇し、同コンベア上に載置
されたパック内に豆腐を受入れた後にパック搬送コンベ
アを前進させ豆腐が入ったパックを所定部所まで搬送す
ると共に、その部所で更に別の空のパックをパック搬送
コンベア上に載せ、該搬送コンベアを所定位置まで下降
せしめることを特徴とする豆腐のパック詰め方法であり
、又その装置としては水槽内に水没状に、その底部が通
水性部材から成る豆腐案内路を架設し、該豆腐案内路の
終端開口部の更に前方に上記豆腐案内路とは略直角方向
に走行するパック搬送コンベアを全体的に昇降自在とな
るべく配設し、かつ同パック搬送コンベア上に該コンベ
ア上面とはある一定の距離を保って上記豆腐案内路側の
み開口され前端板と両側板とを有する無底ガイド枠をパ
ック搬送コンベアに一体的に連設架設し、更に上記豆腐
案内路内の豆腐を上記無底ガイド枠内へ押圧挿入する豆
腐移動板を上下動かつ前後進自在に設けたことを特徴と
する豆腐のパック詰め装置である。

〈実施例及び作用〉 以下本発明をその実施例を示す図面を参酌し乍ら詳述す
る。

この実施例は第１図〜第３図に示す様に、冷水あるいは
湯が満たされた水槽（１）内に、その前段階である大き
さに切断された豆腐ａを入れ、それを最終的に空のパッ
クｂへ詰め、所定の部所に運び出す方法及びその装置に
関するものである。

即ち、大塊豆腐を切断機（図示せず）により適宜大きさ
に切断して得られる豆１ｌｌｆａを、水槽（１）内に水
没状に配設されろ豆腐案内路（２）へ間欠的に供給し、
この豆腐案内路（２）内を間欠前進ぜしめる。この実施
例では豆腐案内路（２）は、バーコンベア（２−１）及
び同バーコンベア上に立設した複数枚の縦長仕切板（２
−２）　、・・・で形成したが、豆腐案内路（２）とし
てはこれに限定される事なく底部が通水性板体から成る
樋状体でもよい。豆腐案内路（２）自体に、例えば第１
図に示す如きバーコンベア（２−１）等の搬送手段を内
蔵している場合には豆腐ａの間欠前進はその搬送手段に
より、その様な搬送手段を内蔵していない場合には別途
豆ｌｅａをその後方から押圧前進せしめる手段（図示せ
ず）を付加せしめればよい。この様にして間欠的に前進
された豆腐ａは、豆腐案内路（２）から、その延長上の
配設される無底ガイド枠（３）内へ移される。

無底ガイド枠（３）は、豆腐案内路（２）の終端開口部
と１口し合う側（後部）が開口されたコ宇状の底無枠体
から成り、その両側板（３−１）、　（３−１）と前端
板（３−２）とで囲まれる空間が略豆腐ａの大きさに相
応する知き形状をしている。この無底ガイド枠（３）へ
の豆腐ａの挿入は、豆腐案内路（２）の終端付近に位置
し、豆￥Ｘ、をその後部から押圧前進させ、豆腐ａの前
端が前端板（３−２）に当接した時点で上昇→後退し、
次いで送られて来る豆腐ａに備えて待機し下降→前進す
る動きをなす豆腐移動板（４）によって行う。この第１
図〜第３図に示す実施例では、豆腐案内路（２）の終端
部には豆腐安定板（５）を配しているが、これは必ずし
も無くそこまでバーコンベア（２−１）が延びていても
よいし、あるいは前述の如く豆腐案内路（２）が有底の
場合には、該底で兼用する事も出来るものである。この
様にして無底ガイド枠（３）枠内へ入れられた豆１１ａ
は、それが水中である事及び無底ガイド枠（３）との接
触抵抗の為に一時的にその場に係留状に係留しており、
それをパック詰めするのであるが、それは無底ガイド枠
（３）の下方に位置するパック搬送コンベア（６）上に
設置される空パックｂをパック搬送コンベア（６）と共
に上昇させ、しかもこの際豆腐ａを係留している無底ガ
イド枠（３）をも同時に水面上まで上昇させる事でパッ
ク詰めを行う。即ち上記無底ガイド枠（３）の下方に配
設され、豆腐案内路（２）の長手方向と略直交状に走行
するパック搬送コンベア（６）と無底ガイド枠（３）と
をその両者間に空パックｂが設置出来るに充分な間隔を
保って連結杆（７）にて一体的に連結し、このパック搬
送コンベア（６）と無底ガイド枠（３）とを一体的に上
下動自在とする。その上下動は例えば図示する様な上下
動シリンダ（８）により行う。更に詳述すれば第２図の
如く豆ｉａが無底ガイド枠（３）内へ挿入された時点で
上下動シリンダ（８）を作動させ、空パックｂを載せた
パック搬送コンベア（６）と無底ガイド枠（３）とを共
に持ち上げ、第３図に示す様に無底ガイド枠（３）のみ
を水面上へ露出せしめると、それまで豆腐ａに働いてい
た浮力が解消され、豆腐ａは緩やかに水中を下降し空パ
ックｂ内へ安置され、その状態でパック搬送コンベア（
６）を作動させ、所定の位置まで運び、豆腐ａが詰めら
れたパックを取出し、同時に新しい空パックｂをパック
搬送コンベア（６）上へ供給し、パック搬送コンベア（
６）を再び下降せしめ、以下同様の操作を繰り返すので
ある。

図中、（９）はパック安置用ガイドバーでパックの上縁
部を挾持し所定の位置に安定させる為の物であり、これ
もパック搬送コンベア（６）と共に上下動する様になっ
ている。

以上の構成から成る本発明では、適宜、大きさに切断さ
れた豆腐ａは、水中を間欠前進され無底ガイド枠まで至
らしめられ、そこで空パックｂを載置したパック搬送コ
ンベアと一体的に無底ガイド枠毎に水面上まで持ち上げ
られる過程で、それまで受けていた浮力が徐々に無くな
る事で水が充満している空パックｂ内へその水を徐々に
排出し乍ら、即ち緩やかな下降速度で収納される事とな
る。

〈発明の効果〉 以上述べて来た如く、本発明によれば、適宜大きさに切
断された豆腐ａを、それが移動し易くかつ損傷が少ない
水中を移動せしめ、最終的には豆腐ａを水中から引き上
げる事によって徐々に豆腐ａへ作用する浮力を減少せし
める事で下向きの力を順次増大させ、しかも水が充満し
ている空パックｂ内へ収納せしめる為に、全工程を通じ
豆腐ａに無理な力が加わる事なく、結果的に豆腐を傷め
る事なくパック詰めが出来る。

そしてこの全工程は全て自動的かつ人手を介せずして行
える為にコンピュータ制御等の管理が容易で、しかも衛
生的であるという効果がある。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明実施例装置の斜視図、第２図及び第３図
はそれぞれ同装置に於いて豆腐ａをパック詰めする前段
階及びパック詰め後の状態を示す要部拡大説明図。 図中、　　（１）：水槽 （２）：豆腐案内路 （３）＝無底ガイド枠 （４）：豆腐移動板 （５）：豆腐安定板 （６）二パック搬送コンベア （７）：連結杆 （８）：上下動シリンダ （９）二パック安置用ガイドバー ａ；豆腐 ｂ：空パック 第２図 第３図

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １、適宜大きさに切断された豆腐を水槽内に水没状に配
   設された豆腐案内路内を間欠的に前進させ、同豆腐案内
   板の終端部近傍に於いて該豆腐をその後部から押圧前進
   させると共に上記豆腐案内板の延長上に配設される前端
   板と両側板とから成る無底ガイド枠内へ押入れ、一時的
   に係留し、次いで上記無底ガイド枠の下方に配設され同
   無底ガイド枠と一体的に昇降するパック搬送コンベアを
   上昇し、同コンベア上に載置されたパック内に豆腐を受
   入れた後にパック搬送コンベアを前進させ豆腐が入った
   パックを所定部所まで搬送すると共に、その部所で更に
   別の空のパックをパック搬送コンベア上に載せ、該搬送
   コンベアを所定位置まで下降せしめることを特徴とする
   豆腐のパック詰め方法。 ２、水槽内に水没状に、その底部が通水性部材から成る
   豆腐案内路を架設し、該豆腐案内路の終端開口部の更に
   前方に上記豆腐案内路とは略直角方向に走行するパック
   搬送コンベアを全体的に昇降自在となるべく配設し、か
   つ同パック搬送コンベア上に該コンベア上面とはある一
   定の距離を保って上記豆腐案内路側のみ開口され前端板
   と両側板とを有する無底ガイド枠をパック搬送コンベア
   に一体的に連設架設し、更に上記豆腐案内路内の豆腐を
   上記無底ガイド枠内へ押圧挿入する豆腐移動板を上下動
   かつ前後進自在に設けたことを特徴とする豆腐のパック
   詰め装置。