JPS63271286A - 読取ヘツドつき磁気パネル表示装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野　〕 本発明は、読取ヘッドつき磁気パネル表示装置に関する
ものである。

〔従来の技術およびその問題点　〕

従来、黒板上に描かれた文字・図形等を読取ヘッドで読
み取り、この読み取った情報を記録手段を用いて所定の
用紙に記録するようにした電子黒板が実用化されている
。

こうした電子黒板は黒板上に描かれた文字・図形をハー
ドコピーとして速やかに複写でき、出席者が書き写す必
要のないところから、会議等の進行を妨げる恐れがない
等の利点を有している。

しかしながら、ハードコピーとして複写される文字・図
形等は黒板に手書きで描かれるのを通常とするから、こ
の手書きのために会議が効率よく運営できないという欠
点がある。

このような手書きによらず、通常の用紙に書かれた情報
を黒板上に表示できれば、学習素材を表示したのち、そ
の複写を提供するような教育機器にも利用可能となる。

このために、本発明者らは先に、情報を読み取って磁気
パネル上に表示したのち、その表示を読み取らせて複写
することを思いつき、記録ヘッドと読取ヘッドを併設し
たドツトマトリックス形磁気表示装置を提案している（
特願昭６１−２５５３９８号、昭和６１年１０月７日）
。

しかし、これによりこの種の装置についての問題がすべ
て解決された訳ではなく、表示を更新するための構造が
複雑となるという新たな問題が発生した。すなわち、新
たに表示するときは、表示を一旦消去しなければならな
いが、磁性粒子分散液体が内蔵される磁気パネルにおい
ては、表示の消去は磁気パネルの裏面側から消去ヘッド
の消去磁界を加えて磁性粒子を磁気パネルの裏面側へ泳
動させ、磁気パネルの表面側を分散液体の色だけにする
ことにより行われる。このとき、記録ヘッドと読取ヘッ
ドが所定の場所に移動した後に、消去ヘッドを走査しな
ければならないとすると、記録ヘッドと読取ヘッドの移
送系と、消去ヘッドの移送系が別となり、構造が複雑と
なった。

本発明の目的は前述の問題を改善し、１つの移送系で記
録ヘッドおよび読取ヘッドならびに消去ヘッドを磁気パ
ネルに沿って往復させ、その間に磁気パネルに表示をし
、その表示を読み取り、かつ、表示が消去できる読取ヘ
ッドつき磁気パネル表示装置を提供することにある。

〔問題点を解決するための手段　〕

上記目的を達成するために、本発明の読取ヘッドつき磁
気パネル表示装置は、磁気パネルに表示磁界を印加して
文字・図形等を表示する記録ヘッドと、前記表示を読み
取る読取ヘッドと、磁気パネルの裏面に消去磁界を印加
して前記表示を消去する消去ヘッドと、記録ヘッドおよ
び読取ヘッドならびに消去ヘッドを共に同一方向に移送
する移送装置を設けると共に、記録ヘッドが所定表示の
開始位置から所定表示の終了位置に移動する間は消去ヘ
ッドを記録ヘッドより先行するように配置し、記録ヘッ
ドが前記所定表示の開始位置に復帰する間は読取ヘッド
を消去ヘッドより先行するように配置して構成しており
、このような構成により、１つの移送系で記録ヘッドお
よび読取ヘッドならびに消去ヘッドを磁気パネルに沿っ
て往復させ、その間に磁気パネルに表示をし、その表示
を読み取り、かつ、その読み取りに支障なく表示を消去
しうるようにしている。

〔実施例　〕

次に本発明を図面により説明する。

第１図は本発明の一実施例の構成を示すブロック図を示
している。

同図において、１は磁気パネルを示し、少な（とも１枚
は透明なものを使用する２枚の基板間に磁性粒子（通常
は黒色のもの）を分散して保持する分散液体（通常は白
色のもの）を密封して形成されている。

また、２は磁気パネル１に表示磁界を印加して文字・図
形等をドツトの集合により表示する記録ヘッドで多数の
電磁石が搭載されたもの、３は上記の表示を光電変換し
て読み取る読取ヘッド、４は磁気パネル１の裏面に消去
磁界を印加して上記表示を消去する消去ヘッドで永久磁
石からなるもの、を示す。

また、５は記録ヘッド２と読取ヘッド３と消去ヘッド４
を共に同一方向に移送する移送装置であり、案内レール
６にヘッド２．３．４を結合したガイド部７を吊り掛け
ると共に、ガイ、ド部７を移動するワイヤ８をプーリ９
．１０に巻き掛け、プーリ９をモータ１１で駆動するよ
うに構成されている。

また、１２は原稿に書かれた情報を光電変換して読み取
る読取装置、１３は読取ヘッド３で読み取られた磁気パ
ネル１の表示をプリント出力する記録装置である。

また、１４は制御部で、ＣＰＵ１５、ＲＡＭｌ６、ＲＯ
Ｍ１７、読取ヘッドコントローラ１８、読取ヘッドドラ
イバ１９、記録ヘッドコントローラ２０、記録ヘッドド
ライバ２１、エンコーダ２２、モータコントローラ２３
、モータドライバ２４、プリンタインターフェイス２５
、スキャナーインターフェイス２６から構成されている
。

第２図はヘッド２、ヘッド３およびヘッド４相互の位置
関係を示した模式図である。

同図において、■は所定表示の開始位置、■は所定表示
の終了位置であり、この■から■の方向に沿って読取ヘ
ッド３と記録ヘッド２と消去ヘッド４がこの順に配置さ
れている。

また、読取ヘッド３は磁気パネル１から若干離間させる
が、記録ヘッド２は表示磁界を良好に印加するために磁
気パネルｌに接触させている。

また、同図において、■は読取開始位置、■は読取終了
位置を示す。

次に本実施例の動作を説明する。

＋１１　　原稿読み取り 読取装置１２により原稿に書かれた情報を読み取り、読
取装置１２から読取信号を出力させる。

（２）磁気パネルへの表示 読取装置１２からの読取信号はＣＰＵ１５で管理するス
キャナーインターフェイス２６を通じて取り込まれ、ド
ツト列データに変換し、ＲＡＭｌ６に一時記憶してゆき
、モータコントローラ２３はモータドライバ２４を制御
し、記録ヘッド２を表示開始位置■から表示終了位置■
に向けて移動する。このとき、上述のドツト列データに
もとづき記録ヘッドコントローラ２０を制御し、記録ヘ
ッドドライバ２１を通じて記録ヘッド２に搭載した電磁
石に対する電流接話を選択する。この場合、消去ヘッド
４は読取ヘッド３と共に記録ヘッド２の移動に従動する
が、記録ヘッド２より先行するので、磁気パネル１に表
示磁界が加えられると、磁気パネル１内の磁性粒子が透
明基板側に集合させられ、磁性粒子の色と分散液体の色
とのコントラストの差でドツトの集合からなる文字・図
形を表示する。

（３）　　表示読み取り、表示消去 磁気パネル１に表示された文字・図形等を読み取り複写
するときは、記録ヘッド２を表示終了位置■から表示開
始位置■に移動し、読取ヘッド３を読取開始位置■から
読取終了位置■に向けて移動する。このとき、読取ヘッ
ドコントローラ１８からの信号により読取ヘッドドライ
バ１９を駆動させ、磁気パネル１上の表示をモータ１１
からのエンコーダ２２の信号に合わせて読み取り、ＲＡ
Ｍ１６に一時記憶する。

なお、消去ヘッド４は記録ヘッド２、読取ヘッド３の移
動に従動するが、消去ヘッド４の移動より読取へラド３
の移動が先行するので、読取ヘッド３が読取終了位置■
に到着して表示を読みおわると、表示の消去が終了する
。

（４）複写 その後、ＲＡＭ１６の記憶内容を読み出し、プリンタイ
ンターフェイス２５を介して記録装置１３に入力し、記
録装置１３によって所定の用紙に磁気パネル１上に描か
れた文字・図形等が複写される。

したがって、本実施例においては、所定表示の終了位置
から開始位置に向けて読取ヘッドと記録ヘッドと消去ヘ
ッドをこの順に配置することにより、これらヘッドを１
つの移送装置で磁気パネルに沿って往復させる間に、表
示、読み取り、表示消去を行うことが可能となる。

第３図は第１図中の磁気パネルの側倒を示す拡大断面図
である。

磁気パネルは永久磁石使用の磁気ペンでも表示が行える
ため、この磁気ペンで表示に適宜書きたしたものを読み
取らせることができるが、この追記は磁気パネル内の磁
性粒子と同じ色となるため種々な色で表現できない難点
がある。第３図に示す磁気パネルはこの難点を除くため
、通常のホワイトボード用マーカーで所望の色の追記が
できるようにしたものである。すなわち、表示を読み取
る方の透明基板２７　（例えば、ポリエステル樹脂）上
にふっ素樹脂のような透明非極性樹脂層２８を設けた磁
気パネル１である。

この磁気パネル１にホワイトボード用マーカーで筆記す
ると、表面が非極性樹脂のためマーカー中のインキと接
着力を持たず、またその筆跡を布や紙で拭けば簡単に消
去することができる。したがって、第３図の磁気パネル
を用いれば、所望な色の追記が行えるという利点がある
。

なお、同図において、２９は底基板、３ｏは分散液体、
３１は磁性粒子、３２はセルをそれぞれ示している。

第４図はヘッドの別な位置関係を示す模式図を示す。こ
のように配置しても前述したのと同様に表示、読み取り
、消去、複写が行えるが、第３図の磁気パネルを用いる
場合、マーカー筆跡を読取ヘッド３で読み取る前に記録
ヘッド２が擦ることが予想される。もしこの点が嫌われ
るならば、記録ヘッド２を磁気パネル１に対して所定の
間隔を有して接近させることでよい。

〔発明の効果　〕

本発明によれば、１つの移送系で記録ヘッドおよび読取
ヘッドならびに消去ヘッドを磁気パネルに沿って往復さ
せ、その間に磁気パネルに表示をし、その表示を読み取
り、かつ、その読み取りに支障なく表示を消去しうる構
造であるため、全体の構造が簡単となるという効果を有
するものである。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例の構成を示すブロック図、第
２図は記録ヘッドおよび読取ヘッドならびに消去ヘッド
の位置関係を示す中央部分を省略した模式図、第３図は
第１図中の磁気パネルの別個を示す中央部分を省略した
拡大断面図、第４図はヘッドの別の位置関係を示す中央
部分を省略した模式図である。 図中、１は磁気パネル、２は記録ヘッド、３は読取ヘッ
ド、４は消去ヘッド、５は移送装置を示す。 特許出願人　パイロット萬年筆株式会社第　１　図 １４、 第　２　図 ざＳ　３　図 ■　　　　　■

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 磁気パネルに表示磁界を印加して文字・図形等を表示す
   る記録ヘッドと、前記表示を読み取る読取ヘッドと、磁
   気パネルの裏面に消去磁界を印加して前記表示を消去す
   る消去ヘッドと、記録ヘッドおよび読取ヘッドならびに
   消去ヘッドを共に同一方向に移送する移送装置を設ける
   と共に、記録ヘッドが所定表示の開始位置から所定表示
   の終了位置に移動する間は消去ヘッドを記録ヘッドより
   先行するように配置し、記録ヘッドが前記所定表示の開
   始位置に復帰する間は読取ヘッドを消去ヘッドより先行
   するように配置してなる、読取ヘッドつき磁気パネル表
   示装置。