JPS63270748A - 多孔性フイルムの製造方法 - Google Patents

多孔性フイルムの製造方法

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JPS63270748A
JPS63270748A JP10452887A JP10452887A JPS63270748A JP S63270748 A JPS63270748 A JP S63270748A JP 10452887 A JP10452887 A JP 10452887A JP 10452887 A JP10452887 A JP 10452887A JP S63270748 A JPS63270748 A JP S63270748A
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Hisaya Yamaguchi
尚也 山口
Hisashi Koshiro
久志 小城
Kazuhiro Hada
巴田 和広
Tomoji Mizutani
水谷 友二
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Kohjin Holdings Co Ltd
Kohjin Co
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Kohjin Holdings Co Ltd
Kohjin Co
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  • Shaping By String And By Release Of Stress In Plastics And The Like (AREA)
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、多孔性フィルムの製造における未延伸フィル
ムの延伸前処理方法に関し、詳しくはポリオレフィン系
樹脂、及びこれと相溶性が小さい熱可塑性樹脂を必須成
分とした樹脂組成物を溶融混線し押出製膜され7’jフ
イルム又はシートを熱処理した後、少なくとも一軸方向
に延伸する事を特徴とする9謙率が大きく、通気性及び
層間剥離強度が改善された通気性を有する多孔性フィル
ムの製造方法に関する。
(従来の技術) 従来、多孔性フィルム製造方法の一つとしてポリオレフ
ィン系樹脂(以下、基材樹脂)と相溶性が小さい熱可塑
性樹脂(以下、添加樹脂〕を溶融混線し押出製膜して得
られるシート又はフィルムを延伸する方法が知られてい
る。
(発明が解決しようとする問題点) この方法は、基材41i[旨とその中にいわゆる島状に
分散している添加樹脂との界面を、延伸する事によって
引き離し空洞を生じせしめるものであるが、通常の押出
製膜で得られたフィルムでは、押出装置内部でのせん断
力による変形1喪はダイス出口での引き取りによるドロ
ーダウンなどにより、添加樹脂がフィルム流れ方向に引
き伸ばされ線状或いは層状に変形してしまう。
このようにして得られたフィルムを延伸すると、フィル
ム流れ方向の一軸延伸では、フィルムm−厚み平面の基
材樹脂と添加樹脂の界面面積、つまシ、空孔を生じせし
めるに有効な界面面積は、非常に小さなものとなって空
孔が発生し難く、かつ、得られたフィルムは流れ方向の
引き裂き強度が非常に小さいものとなる。
また、フィルム幅方向への一軸延伸を行う場合は、フィ
ルム流れ−厚み平面の基材樹脂と添加樹脂の界面面積は
流れ方向への一軸延伸の場合よシは空孔を生じせしめる
に有効な界面面積は増加するが、生じた孔は、フィルム
面方向に二次元的に生成し、立体的な孔にはならず、空
隙率の小さなものしか得られない。
また、二軸延伸を行うばあいでも流れ又は一方向の一軸
延伸を行う場合よシは空孔を生じせしめるに有利ではあ
るが、やはり孔はフィルム面方向に二次元的に生成して
立体的な孔にはなシにくく、−軸延伸、二@延伸のいず
れの場曾でも空隙率の大きな延伸フィルムは得られなか
った。
ま九−添加樹脂が層状に分散している未延伸フィルム及
び延伸フィルムではフィルム面に平行に剥離する現象も
見られ、フィルムの層間剥離強度が著しく弱いものとで
ありた。
(問題点を解決するための手段) 本発明者等は前記の欠点を解決するために鋭意検討した
結果、添加樹脂が線状或いは層状に変形して分散したフ
ィルムを特定条件下で熱処理することKよって添加樹脂
が球形に近い粒子に整形され、冷却後延伸によりて空孔
の発生に有効な界面面積も大きく、立体的な孔が生じ空
隙率の大きな延伸フィルムを得ることができ、且つ、引
き裂き強度の低下、層状剥離の現象も見られない事を見
い出し本発明に至った。即ち、本発明はポリオレフィン
系樹脂(A)100重量部、及び(A)と相溶性が小さ
い熱可堅性樹脂(B)10〜100重量部を必須成分と
する樹脂混合物を溶融混練し、押出製膜されたフィルム
又はシートを(A)、及びCB)の溶融粘度が10  
ポアズ以下になる温度以上且つ300℃以下の温夏範囲
において、実質的にせん断速度が無い状態で1−60秒
間加熱処理した後急冷して得られるフィルム又はシート
を、少なくとも一軸方向に延伸する事を4?徴とする多
孔性フィルムの製造方法に関する。
本発明において用いられるポリオレフィン系樹脂(A)
としては、例えば線状低密度ポリエチレン、高圧法低密
度ポリエチレン、高密度ポリエチレン、ポリプロピレン
、エチレン−プロピレン共重合体類、ポリプタゾエン、
アイオノマー樹脂、エチレン−酢酸ビニル共重合体樹脂
等が挙げられるがこれらに限定されるものではない。又
、本発明において用いられる添加樹脂(B)としては、
例えばポリスチレン系樹脂(一般用グレード、耐熱性グ
レード、耐衝撃性グレードのいずれでも喪い)。
アクリロニトリル−ブタジェン−スチレン共重合体樹脂
、ポリメチルメタアクリレート系樹脂、ポリエチレンテ
レフタレート系樹脂、ヘキサンジメタツール変性ポリエ
チレンテレフタレート共重合体系樹脂、ポリブチレンテ
レフタレート系樹脂。
ポリカーブネート系樹脂等が挙げられる。
添加樹脂CB)はポリオレフィン系樹脂(A)100重
量部に対して10〜100重量部が混合される。添加量
が10重量部以下の場合は、添加樹脂が球形に近い分散
状態であ′っでも表面まで空孔が達せず、通気性良好な
多孔性フィルムとはなシ難い。一方、100重量部を越
えると、マトリックス相であるべきポリオレフィン系樹
脂(A)と分散相であるべき添加樹脂CB)との逆転現
象が発生しやすく延伸しても空孔が生成せず、通気性良
好な多孔性フィルムを得ることができない。
又、本発明においては、前記の樹脂(A )、(B )
の他に希望により液状或いはワックス状ポリブタジェン
、液状Iリプテン、液状ポリイングレン及びこれらの畔
導体、及びポリブテン−1,エチレン−プロピレン−ジ
エン三元11合体al # 工fL/7−ブロピレンラ
ンダム共重合体類、エチレン−ブテンランダム共重合体
類、エチレン−プロピレン−ブテン三元重合体類、ポリ
ブタジェン街力旨、エチレンー酢酸ビニル共皇合体隨か
らなる群から選ばれた1種又は2梅以上を合せて(A)
100重量部に対して0−55重!L′部を併用するこ
とができる。これらの重合体を併用することKより、得
られる多孔性フィルムの柔軟性を向上することができる
と共に、使用する重合体の粘度を選択することによシ混
合樹脂の粘度との比を変化させることにより分散粘子径
を[節することができる。この添加欺が55重音部を超
えると溶融強度が小さくなシ良好な未地伸原反フィルム
が得られないばかシでなく、延伸しても延伸張力が小さ
く、その結果界面剥離が起り離〈効藁良く多孔性フィル
ムを製造することができないので好筐しくない。
次に本発明の熱処理について述べる。加熱温度は、樹脂
の組み合わせによりて異なるが、(A)。
CB)それぞれの#威粘度が、106ポアズ以下になる
m度以上に加熱する必要がある。10 以下では(C)
が球形に近い粒子への整形が起シ離く、また、300℃
を超えると樹脂の分解が始まるので好ましくない。例え
ば低M[ポリエチレンとポリスチレンの組み合わせを考
えると、通常、低密度ポリエチレンの溶融粘度が10’
ポアズ以下となる温度は約150℃以上であシ、また、
ポリスチレンの溶融粘度が106ボアズ以下となる温度
は約190℃以上であるので、この場合、熱処理の温度
範−は190℃〜3oo℃となる。
次に処理時間は、1〜60秒の範囲が望ましい。
1秒未満では被処理フィルムが、均一な温度に成シ難く
また整形が不十分であり、60秒を越える時間では、整
形時間としては、十分であるが生産性の点で好ましくな
い。
(作用・効果) 本発明の方法によって製造された多孔性フィルムは、基
材樹脂と添加樹脂とを加熱混練して添加樹脂が島状にな
った後押し出しjlil!膜されたフィルムを加熱処理
することにより島状の添加樹脂が球状に整形されるため
、得られ九フィルムを冷却後延伸するとき空孔の発生に
有効な界面菌種も大きく、立体的な孔が生じ空隙率の大
きな延伸フィルムを得ることができ、且つ、引き裂き残
置の低下、層状剥離の机象も見られない優れたフィルム
を得ることかできる。
(実施例) 以下に本発明を実施例によシ具体的に説明するが本発明
はこれらに限定されるものではない。
本実施例及び比較例における各測定項目を以下に示す。
(1)通気度: JIS P8117 (2)  空隙率(彌 =(Do−D)/DOX100 ((6)DO:原反フ
ィルムの密度 D :延伸フィルムの密度 (3) アスペクト比:m子顕微鏡観察による添加樹脂
の分散状態での長さを径または厚みで除した値。
(4)層間剥離強度:セロハンテープをフィルム表面に
貼・脱着させセロハンテープの端を剥離方向に引き離し
た時のフィルム層間の剥離の有無を観察した。
実施的1 線状低密度ポリエチレン[Mr:z、o(x9o℃/2
.16に9)、密度0.92]100重量部と耐衝撃性
ポリスyvy[MI:1.7(200℃/に9)、密度
1.0 ] 45重量部をトライブレンドし、230℃
にて押出製膜し、引取速度4m/分で、厚さ150μm
のフラットフィルムを得た。
得られたフィルムを210℃で10秒間加熱処理を行っ
た後、80℃、6倍に一軸延伸を行い得られたフィルム
の物性を測定し、その結果を表1K示した。この結果か
らも分かるように本発明の方法によって得られた多孔性
フィルムは空隙率及び通気度が大きく、白色度の高い柔
軟なフィルムであった。
比較例1 実施例1と同じ未延伸フィルムを、そのまま実施例1と
同じ条件で一軸延伸を行い得られたフィルムの物性を測
定し、その結果を表1に示す。この結果からも分かるよ
うに本発明の条件に依らないフィルムは空隙率及び通気
度が小さいフィルムであった。
比較例2 実施例1と同じ未延伸フィルムを、150℃で10秒間
、加熱処理を行い比較例1と、同じ条件で一軸延伸を行
い物性を測定した。結果を表1に示す。得られた延伸フ
ィルムは比較列1と同様に空隙率及び通気度が小さいフ
ィルムでめりた。
実施列2 基材樹脂として実施列1で使用したものと岡じ線状低密
度ポリエチレン100重量部に更に水添液状イソプレン
ゴム(分子量25000.水添率90モル%)15重量
部を加え、添加樹脂として実施例1で使用したものと同
じ耐衝撃性ポリメチレフ50重量部をトライブレンドし
た後、実施例1と全く則じ条件で押出製膜し、熱処理し
た後、−軸延伸を行なった。
得られた延伸フィルムの特性は表1に示したように、空
隙率及び通気度が大きい多孔性フィルムであシ、白色度
が高い来軟なフィルムであった。
比較例3 実施例2において、熱処理を行なわなかった他は実施例
2と全く同じようにして延伸フィルムを得た。得られた
フィルムの特性は表IK示したように空隙率及び通気度
が小さなフィルムであっ九。
比較列4 実施例2において、熱処理条件を150℃で10秒間と
した他は実施列2と全く−じようにして延伸フィルムを
得た。得られたフィルムの特性は表IK示したように比
較v!IJ3と大差なく、空隙率1通気度が小さいフィ
ルムであった。
実施列3 基材樹脂としてプロピレン−エチレンランダム共i合体
[MIO,7、(230℃、2.16に&)、密度0,
90゜エチレン含有率7mo1%]100重量部、添加
樹力旨としてポリエチレン7タレート(1,V=0.8
0)50重量部をトライブレンドし290℃、引取速度
6m/分にて押出製膜し、厚さ200μmのフラットフ
ィルムを得な。得られたフィルムを280℃で40秒間
熱処理した後、70℃、2×2倍で二軸延伸を行い物性
を測定した。結果を表1に示す。得られた麩伸フィルム
は、空隙率及び通気度の大きな白色度の高いフィルムで
ありた。
比較例5 実施例3と同じ未延伸フィルムを、加熱処理を行なわな
い他は実施例3と全く同じ条件で二軸延伸を行い物性を
測定した。結果を表IK示す。得られた延伸フィルムは
、空隙率及び通気度が小さいフィルムであった。
実施例4 基材樹脂としてアイソタクチック?リグロピレy [M
I 1.8、(230℃、2.16klF)、密度0.
91 、] Zo。
重量部に添加樹脂として実施例3で使用し九と同じポリ
エチレンテレフタレート50重量部をトライブレンドし
、比較例3と同じ条件で製膜、熱処理した後、85℃で
2×2倍に二軸延伸を行った。
得られた延伸フィルムの物性を測定した結果を表1に示
す。得られた延伸フィルムは、やはシ空隙率及び通気度
の大きなフィルムであった。
比較例6 実施例4と同じ未延伸フィルムを、加熱処理を行なわな
い他は実施例4と、同じ条件で二軸延伸を行い物性を測
定した。結果を表1に示す。得られた延伸フィルムは、
空隙率及び通気度が大きく、白色度の高いフィルムであ
った。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1、ポリオレフィン系樹脂(A)100重量部、及び(
    A)と相溶性が小さい熱可塑性樹脂(B)10〜100
    重量部を必須成分とする樹脂混合物を溶融混練し、押出
    製膜されたフィルム又はシートを(A)、及び(B)の
    溶融粘度がそれぞれ10^6ポアズ以下になる温度以上
    且つ300℃以下の温度範囲において、実質的にせん断
    速度が無い状態で1−60秒間加熱処理した後急冷して
    得られるフィルム又はシートを、少なくとも一軸方向に
    延伸する事を特徴とする通気性を有する多孔性フィルム
    の製造方法。
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