JPS63270623A - メシル酸ガベキサ−ト製剤の製造法 - Google Patents

メシル酸ガベキサ−ト製剤の製造法

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JPS63270623A JP10705687A JP10705687A JPS63270623A JP S63270623 A JPS63270623 A JP S63270623A JP 10705687 A JP10705687 A JP 10705687A JP 10705687 A JP10705687 A JP 10705687A JP S63270623 A JPS63270623 A JP S63270623A
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gabexate
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、水溶性有機溶剤を添加し安定性の高いメシル
酸ガベキサート凍結乾燥製剤の製法に関する。
メシル酸ガベキサート〔化学名、4−(6−ゲアニジノ
ヘキサノイルオキシ)安息香酸エチル・メタンスルホン
酸塩〕は、トリプシン、カリクレイン、プラスミン等の
蛋白分解酵素の逸脱に伴う膵臓疾患の治療剤として臨床
で広く使用されている。
[従来の技術] メシル酸ガベキサートは水溶液にした場合分解しやすく
、その分解産物であるパラオキシ安息香酸エチルは水に
難溶性であり、その生成が問題となる。このため、用時
溶解する凍結乾燥製剤が採用され、現在の市販側形とな
っている。
しかし、メシル酸ガベキサートは通常の凍結乾燥法では
、安定な結晶性の凍結乾燥製剤が得られなかった。一般
に凍結乾燥法は本質的には、溶質を結晶化しにくい方法
であるが、溶質を結晶化させるいくつかの凍結乾燥方法
が提案されており、例えば (1)熱処理による凍結乾燥方法。
(2)有機溶剤を添加し、懸濁液を凍結乾燥する方法。
(3)熱処理と有機溶剤添加の併用による凍結乾燥方法
などが知られている。
上記第1の方法の熱処理による凍結乾燥方法は、医薬品
の水溶液を一且0℃以下の−30〜−40℃に急冷凍結
し、その後昇温し、0℃付近の温度に長時間保持し、溶
質を結晶化させ、再び温度を0℃以下に冷凍し、真空乾
燥する方法である。
この方法は、L、Reyによって開発(文献;“Fre
eze−drying ” ed、 by L、Rey
、p、27. Hermar+nParis 、 19
64)された方法であり、医薬品では、複合ビタミン剤
 (小林正相ら:凍結及び乾燥研究会記録Vo1.3.
1987)、塩酸メクロフェノキセート (小林正相:
凍結及び乾燥Vo1.24.1975)、セファゾリン
(L、Gatlln et al、:Spring M
eetingof Parenteral Drug、
 Mexico C1ty、1980)及びセファロス
ポリン(特開昭51−123813号)などが成功し、
実用化されている。しかし、熱処理による結晶化時間は
、通常3〜4時間(セファゾリン)ないし12〜24時
間(セファロスポリン)と長時間の熱処理時間を必要と
し、製造時間を延長する欠点を有していた。
本発明の対象とされるメシル酸ガベキサートの凍結乾燥
にも、この熱処理方法が応用できることは最近報告(特
開昭60−255723号)されているが、この場合も
、結晶化のための熱処理時間は2〜3時間を要し、製造
時間が長時間かかる欠点が有る。
上記第2の方法である有機溶剤を添加し、懸濁液を凍結
乾燥する方法は、医薬品の水溶液に有機溶剤を加えて結
晶を析出させ、この懸濁液を冷却し凍結乾燥する方法で
ある。
実際例としてはセフチゾキシムナトリウム(特開昭57
−26613号)、ペニシリンGナトリウム(特開昭5
1−9711号)などが知られている。
例えば特開昭57−26613号の例では、セフチゾキ
シムナトリウム水溶液に対しほぼ同容量の有機溶剤を添
加し、セフチゾキシムナトリウムの結晶を析出させたス
ラリー状の懸濁液をバイアルに充填し、凍結乾燥するも
のである。しかしこの方法はスラリー状の懸濁液を容器
に充填しなければならず、充填精度が上がらず、含量の
均一な製剤を得られにくい欠点がある他、一般に多量の
有機溶剤を用いるために、製造時の有機溶剤除去の装置
を必要とし、操作にも正確さが求められるなど製造時の
負荷が多くなる欠点を有していた。
上記第3の方法は、第1の方法と第2の方法の併用する
凍結乾燥方法である。即ち、有機溶剤を添加すると共に
熱処理も行うもので、それぞれ単独方法では結晶化され
にくい溶質の結晶性凍結乾燥製剤を製する方法として用
いられている。
実際例としてはセファゾリンナトリウム(特開昭53−
69821号)及びセファロチンナトリウム(特開昭5
4−73115号、特開昭56−120615号)など
が開示されている。しかし、この方法は熱処理方法と有
機溶剤添加の両法の欠点を合わせ持つことになる。即ち
、有機溶剤除去装置を必要とする欠点及び熱処理による
製造時間が延長する欠点を有するのである。例えば上記
特開昭53−69821号の例では熱処理時間が3〜1
2時間を要し、また特開昭56−120615号の例で
は、凍結乾燥操作を一40℃、−10℃、 −40℃、
 −10℃、−40℃、と凍結−昇温−凍結を何回とな
く繰り返し行うため、長時間の製造時間を要する欠点が
有る。
[発明が解決しようとする問題点1 以上のように、一般的には、安定な凍結乾燥製剤を得る
ために溶質を結晶化させるいくつかの方法が知られてい
る。ところで、既述の如くメシル酸ガベキサートについ
ては、通常の方法では結晶性の凍結乾燥製剤が得られな
いため、熱処理法が応用されている(上記特開昭80−
255723号)、この方法は、メシル酸ガベキサート
水溶液を一40℃に急冷した後、−7〜−10℃まで昇
温して、結晶化のために、この温度を2〜3時間保持し
、その後、再び−40’Cに急冷し、凍結させ、凍結乾
燥させることを内容とする。そのため、この方法は凍結
乾燥時間に長時間を要するという難があり、またこのよ
うな凍結−昇温一凍結一昇温を繰り返す熱処理法は、工
程管理が複雑になり易く、その製造工程時間に長時間を
必要とすることと共に、電力消費が大きく、コストアッ
プにつながるという問題もある。
なお、メシル酸ガベキサートの結晶性の凍結乾燥製剤を
得る方法として、有機溶剤を添加する方法は知られてい
ない。
[問題点を解決するための手段及び作用]本発明者らは
、以上のような従来技術に対し、メシル酸ガベキサート
の結晶性の凍結乾燥製剤を得るための方法を鋭意研究に
努めた結果、新規な凍結乾燥法を発明するに至った。
即ち、メシル酸ガベキサート水溶液に、結晶析出しない
程度のごくわずかの有機溶剤を加えて攪拌し、この溶液
を容器に充填してに凍結し、真空下乾燥することによっ
て、驚くべきことにメシル酸ガベキサートの結晶性凍結
乾燥製剤が効率よく得られることを新たに見出したので
ある。メシル酸ガベキサート水溶液の濃度は2〜25W
/VXが良く、望ましくは5〜20W/V*が良い。添
加する水溶性有機溶剤の量は、このメシル酸ガベキサー
ト水溶液に0.5〜10V/V!添加するのが良く、望
ましくは1〜5 V/V零が良い。
メシル酸ガベキサートの水・エタノール混液を凍結する
場合の共晶温度については、メシル酸ガベキサート及び
エタノールの濃度によって異なる。メシル酸ガベキサー
トの濃度増加は共晶温度を上げ、エタノール濃度の増加
は共晶温度を下げる。
例えばメシル酸ガベキサート濃度が5〜20W/Vk、
エタノール濃度が1〜5 V/V〜のとき、溶液を凍結
する共晶温度は一25℃〜−50℃をとりえる。
本発明は、凍結乾燥途中で結晶化のための熱処理をする
ことなく、また常温で結晶を析出するほどの多量の有機
溶剤を添加するものでもない。即ち本発明方法は、上述
した結晶性凍結乾燥製剤を得る方法として公知の熱処理
法、有機溶剤添加懸濁法及びこれらの併用の方法のいず
れの範噴にも該当するものではない。
メシル酸ガベキサートの濃度が、25 W/Vk以上の
場合は、溶解しにくいとか、1バイアル中への充填量が
0.4ml以下(メシル酸ガベキサート100mg相当
)と少なくなり、充填精度が悪くなる。
また、2%以下の場合は、溶液量が511IN以上と多
くなり、凍結乾燥時間が長くなる等の欠点を有する。
上記水溶性有機溶剤の添加量が0 、5 V/VX以下
である場合は、外観形状の良い結晶性の凍結乾燥製剤が
得られにくい欠点を有する。
また、10V/Vk以上である場合は、外観形状の良い
結晶性の凍結乾燥製剤を得ることはできるが、有機溶剤
の添加量が多くなると、凍結するときの共晶温度が下が
り、より低温に冷却することが必要となり、通常の凍結
乾燥機では操作が困難となる。また、使用する有機溶剤
の量が多くなりことは、その回収装置に大がかりな設備
を必要とする等の欠点を有する。
ここに用いる水溶性有機溶剤は、水溶液と自由に混和し
、揮発性を有すれば良く、例えば、上記のエタノールの
他、メタノール、アセトン、n−プロパノール、酢酸エ
チル及びアセトニトリルなどが適する。これらの内−極
か、それ以上を混和して用いることもできる。これら水
溶性有機溶剤を添加する量は、メシル酸ガベキサートの
水溶液に加えた場合に結晶が出ない程度に添加すること
が特徴であり、その添加量は上述のように0.5〜10
V/Vkが良い。
上記水溶性有機溶剤の添加されたメシル酸ガベキサート
の水溶液は、十分攪拌された後常法に従い凍結乾燥され
る。
この凍結乾燥法は、メシル酸ガベキサート水溶液にわず
かの水溶性有機溶剤を添加し、凍結乾燥するところに本
発明の新規性を有するものである。溶液の凍結は通常の
方法で冷却し、共晶温度以下であれば良く、また、真空
乾燥の工程の真空度及び棚温操作なども常法と変りない
本発明の目的とするメシル酸ガベキサート凍結乾燥製剤
の製造例は、次のように例示することができる。
すなわち、メシル酸ガベキサートの2〜25W/Vo4
水溶液に、水溶性有機溶剤0.5〜10 V/V零を加
えて攪拌し、例えば0.22μmのメンブランフィルタ
−等を用いて無菌ろ過し、バイアルビンに分注し、約−
40℃まで冷却する。次に通常の方法にしたがい、真空
乾燥し、メシル酸ガベキサートの結晶性凍結乾燥製剤を
得る。
本発明による凍結乾燥時間は後記表1に示したように、
上記熱処理法(特開昭60−255723号)と比べ、
約%に短縮できる。本発明による方法の利点は、短時間
に単純な操作で実施し得るばかりでなく、有機溶剤の添
加は1〜5%とごくわずかであるため、その有機溶剤の
除去に大型装置を必要としない長所も有する。
得られたメシル酸ガベキサートの凍結乾燥製剤のX線回
折を測定すると、図1に示すように、メシル酸ガベキサ
ートは結晶性であることを示した。水溶性有機溶剤を添
加しないで同様操作を行った凍結乾燥では、メシル酸カ
ベキサートは、結晶性として得られなかった。本発明で
得たメシル酸ガベキサート結晶性凍結乾燥製剤の吸湿性
は、表2に示すように、熱処理法で得た製剤よりも低い
吸湿性を示した。
本発明で得た結晶性凍結乾燥製剤の分解物の生成量は、
表3に示すように熱処理法で得た凍結乾燥製剤と変りな
く、安定な製剤として得ることができた。即ち、本発明
は従来の問題点を解決し得た。
[実 施 例] 以下、実施例により発明具体化の諸態様を説明するが、
例示は当然説明のものであって、発明精神の限定を意図
したものではない。
実施例1゜ メシル酸ガベキサート100gを注射用蒸留水9001
に溶解し、これにエタノール10m1を加えて攪拌し、
さらに注射用蒸留水を加えて全量1o00mMとする。
 0.22μIのメンブランフィルタ−を用いて無菌ろ
過した後、洗浄滅菌済シリコンバイアルビンに1.01
ずつ分注スる。これを2時間かけて一40℃に冷却し、
凍結させた後、真空乾燥する。乾燥中の棚温の加熱は、
2時間かけて20℃まで昇温させ、真空度を 150μ
Hgまで減圧し、この温度を10時間保持し乾燥を行う
。その後、棚温を40℃に昇温し、この温度で4時間真
空乾燥して乾燥を完了し、メシル酸ガベキサートの結晶
性凍結乾燥製剤を得た。
実施例2゜ メシル酸ガベキサート100gに注射用蒸留水・エタノ
ール混液(995:5)を加えて溶解し、全量1ooo
mpとし、0.22μmのメンブランフィルタ−で無菌
ろ過した後、洗浄滅菌済シリコンバイアルビンに1.O
lずつ分注する。
これらを−30℃に冷却し、4時間以上保持し凍結させ
た後、真空乾燥する。乾燥棚温を20℃まで昇温し、1
0時間この温度で真空乾燥する。その後、40℃まで昇
温し、5時間真空乾燥し、メシル酸ガベキサートの結晶
性凍結乾燥製剤を得た。
実施例3゜ メシル酸ガベキサート50gを注射用蒸留水700m1
に溶解し、エタノールtom4を加えて攪拌し、さらに
、注射用蒸留水を加えて全量1ooomiとする。0.
22μmメンブランフィルタ−を用いて無菌ろ過した後
、洗浄滅菌済バイアルビンに1.Odずつ分注する。次
いで一40℃まで冷却し、凍結させた後、実施例1と同
様の条件にて真空乾燥を行い、メシル酸ガベキサートの
結晶性凍結乾燥製剤を得た。
実施例4゜ メシル酸ガベキサート200gを注射用蒸留水900m
9.に溶解し、エタノール100m文を加えて攪拌し、
さらに、注射用蒸留水を加えて全景1000Jとする。
0,22μmメンブランフィルタ−を用いて無菌ろ過し
た後、洗浄滅菌済バイアルビンに1.Omlずつ分注す
る。次いで実施例1と同様の条件にて凍結乾燥を行い、
メシル酸ガベキサートの結晶性凍結乾燥製剤を得た。
実施例5゜ メシル酸ガベキサート100gを注射用蒸留水900+
Jに溶解し、メタノール25+Jを加えて攪拌し、さら
に、注射用蒸留水を加えて全量100011uとする。
0.22μmメンブランフィルタ−を用いて無菌ろ過し
た後、洗浄滅菌済バイアルビンに1.Omuずつ分注す
る。これを、−40℃に冷却し以下実施例1と同様な条
件で凍結乾燥を行い、メシル酸ガベキサートの結晶性凍
結乾燥製剤を得た。
実施例6゜ メシル酸ガベキサート100gを注射用蒸留水9001
に溶解し、n−プロパノール25m1を加えて攪拌し、
注射用蒸留水を加えて全量10100Oとし、0.22
μmのメンブランフィルタ−で無菌ろ過した後、洗浄滅
菌済バイアルビンに1、OmLlずつ分注する。これを
−40tに冷却し、以下実施例1と同様に凍結乾燥し、
メシル酸ガベキサートの結晶性凍結乾燥製剤を得た。
実施例7゜ メシル酸ガベキサート1oogを注射用蒸留水9001
に溶解し、アセトン25m1を加えて攪拌し、注射用蒸
留水を加えて全量10100Oとする。メンブランフィ
ルタ−を用いて無菌ろ過した後、洗浄滅菌済バイアルビ
ンに1.0++3Qずつ分注する。これを−40℃に冷
却し、以下実施例1と同様な条件で凍結乾燥を行い、メ
シル酸ガベキサートの結晶性凍結乾燥製剤を得た。
実施例8、 メシル酸ガベキサートLongを注射用蒸留水900m
Nに溶解し、酢酸エチル251を加えて攪拌し、注射用
蒸留水を加えて全量1000社とする。無菌ろ過した後
、洗浄滅菌済バイアルビンに1 、 Omiずつ分注し
、−40℃に冷却し、以下実施例1と同様な条件で凍結
乾燥を行い、メシル酸ガベキサートの結晶性凍結乾燥製
剤を得た。
実施例9゜ メシル酸ガベキサート100gを注射用蒸留水900m
又に溶解し、アセトニトリル25m1を加えて攪拌し、
注射用蒸留水を加えて全量10100Oとする。無菌ろ
過した後、洗浄滅菌済バイアルビンに1.Omlずつ分
注し、−40℃に冷却し、以下実施例1と同様な条件で
凍結乾燥を行い、メシル酸ガベキサートの結晶性凍結乾
燥製剤を得た。
凍結乾燥時間:メシル酸ガベキサートの結晶性凍結乾燥
製剤を得るための、本発明による方法、及び比較例とし
て熱処理法(特開昭60−255723号)における凍
結乾燥時間を比較した。その結果、表1に示すように本
発明による方法は熱処理を行なわないためその所要時間
は零であり、また凍結乾燥に要する時間も熱処理法に比
べ約局と著しく短縮された。
表 1.メシル酸ガベキサート凍結乾燥時間の比較X線
回折:実施例1で得られたメシル酸ガベキサートの凍結
乾燥製剤は、第1図のX線回折結果に示すように結晶性
であることを示し、これは、原末X線回折と同一の結晶
形を有していた。このことから本発明で得た凍結乾燥製
剤の安定性は、原末と同様に高いことが予測された。
吸湿性:室温で、湿度100H’lHにしたデシケータ
−に試料を24時間放置し、外観及び重量変化を測定し
た。その結果、表2に示すように本発明によるものは、
上記比較例の熱処理法により得た凍結乾燥製剤に比べ、
外観の収縮が少なく、又その吸湿による重量増加も少な
かった。即ち、湿度に対し、より高い安定性を示した。
表 2.メシル酸ガベキサート凍結乾燥製剤の吸湿性(
室温、100零RH,24時間) 安定性:実施例1により得たメシル酸ガベキサートの凍
結乾燥製剤と、上記比較例の熱処理法により得た凍結乾
燥製剤の夫々を、60℃及び40℃・7i+零Roに保
存したとき、表3(表中の数値はメシル酸ガベキサート
の分解物であるパラオキシ安息香酸エチルの含量%)に
示すように、本発明で得た凍結乾燥製剤は熱処理法で得
た凍結乾燥製剤と変りなく安定な製剤であった。
表 3.メシル酸ガベキサート凍結乾燥製剤の安定性[
発明の効果コ この発明は、以上説明したように、メシル酸ガベキサー
ト結晶性凍結乾燥製剤を得るために、ごくわずかな水溶
性有機溶剤を加えることにより、熱処理法に比べ、複雑
な工程を要せず、短時間に結晶性凍結乾燥製剤を得る効
果がある。また、本発明によって得られたメシル酸ガベ
キサート凍結乾燥剤は安定性に優れ、品質を高め、かつ
使用上の有用性を高める効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の実施例1により得られたメシル酸ガベ
キサート凍結乾燥製剤のX線回折パターンを示した図で
ある。 第1図 2θ

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)2〜25W/V%濃度のメシル酸ガベキサート水
    溶液に、水溶性有機溶剤を0.5〜10V/V%添加攪
    拌した後、凍結乾燥を行なうことを特徴とするメシル酸
    ガベキサート製剤の製造法。
  2. (2)上記水溶性有機溶剤が、エタノール、メタノール
    、アセトン、n−プロパノール、酢酸エチル、アセトニ
    トリルのいずれか一又は二以上であることを特徴とする
    特許請求の範囲 第(1)項記載のメシル酸ガベキサート製剤の製造法。
JP10705687A 1987-04-30 1987-04-30 メシル酸ガベキサ−ト製剤の製造法 Expired - Lifetime JPH089539B2 (ja)

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