JPS63269119A - 多重量子井戸構造 - Google Patents

多重量子井戸構造

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JPS63269119A
JPS63269119A JP10532887A JP10532887A JPS63269119A JP S63269119 A JPS63269119 A JP S63269119A JP 10532887 A JP10532887 A JP 10532887A JP 10532887 A JP10532887 A JP 10532887A JP S63269119 A JPS63269119 A JP S63269119A
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JP
Japan
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electric field
quantum well
layer
type
multiple quantum
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Application number
JP10532887A
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English (en)
Inventor
Yuichi Ide
雄一 井手
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NEC Corp
Original Assignee
NEC Corp
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Publication date
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Publication of JPS63269119A publication Critical patent/JPS63269119A/ja
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、多重量子井戸構造に関し、特に印加電界強度
の均一性に優れた、光変調器や光スィッチに利用できる
多重量子井戸構造に関する。
(従来の技#I) 半導体の量子井戸(以下、QWと略記する)構造に対し
、その層厚方向に逆バイアス1界を印加するとQW中の
電子及び正孔の量子準位の変化とともに光学特性、即ち
吸収係数、屈折率のスペクトラムの変化が生じることが
量子井戸電界効果として知られている。この効果は電界
による電子と正孔の分極に起因しているため、キャリア
の注入を伴う場合より高速の応答を示し、高速光スイッ
チ、光変調器等への応用が考えられている。
量子井戸電界効果を光変調器に応用したデバイスがアプ
ライド・フィジックス・レターズ、第44巻、第1号、
16〜18頁(1984年)に報告されている。
第2図(a)にこの従来の光変調器の構造断面図を示し
た。その構造は、n型GaAs基板1の上にn型GaA
sバッファ層2、n型AjlGaAsクラッド層3、n
型超格子フンタクト層4、アンドープ超格子バッファ層
5.95人厚のアンドープGaAsウェル層61と98
人厚のアンドープAQo 、 s !cal 、 m 
sAsバリア層62.50周期からなる多重量子井戸(
以下、MQWと略記する)層6、アンドープ超格子バッ
ファ層7、p型超格子コンタクト層8、p型AlGaA
sりラッド層9を順次積層した積層構造を基本としてい
る。ここにおいて、超格子の層は、28.5層厚のGa
As層と68.5層厚のAfGaAs層から成り、アン
ドープ超格子バッファ層5,7はそれぞれ30周期、全
厚0.29−1n及びp型超格子コンタクト@4゜8は
それぞれ20周期、全厚0.19−である。また、p及
びn型ドーピングの濃度は、不純物濃度的5X10”a
n−”、アンドープMQW層6の不純物濃度はl XI
Q”cm−”となっている、上述の積層構造には更に、
層厚方向に電界を印加するために、n型GaAs基板1
にはn型電極10がp型MLG aA !3クラッド層
9の表面にはp型電極11がそれぞれ形成されている。
また光がMQW層6を透過するように電極10 、11
の一部と、n型GaAs基板1の一部が除去された構造
となっている。
以上説明した従来の光変調器において、p型電極11と
n型電極10の間に逆方向電圧を印加すると、第2図(
b)に示したように、アンドープMQW層6に電界が印
加容れる。
MQW層6に電界が印加きれると、この光変調器の光透
過特性が変化する。第2図(c)は、この光変調器の電
界印加時の光透過スペクトル(破線)と無電界時の光透
過スペクトル(実線)の、それぞれMQWの電子と正孔
の基底準位n==1間の遷移エネルギーに相当する光子
エネルギーの範囲を示している。第2図(C,)におい
て、hh。
!hと記したディップは、電子のn=1の準位と、それ
ぞれ重い正孔(hh)、軽い正孔(Nh)のn=1の準
位間の光学遷移に付随したエキシトンによる吸収のディ
ップである。
図中の矢印で示したように電界印加によって吸収のディ
ップは低光子エネルギー側へ移動する(量子井戸電界効
果)、従って、入力光として例えばhhエキシトンディ
ップに相当する光子エネルギーの光を与えておけば、電
界を印加することにより、入力光に対する透過率が増大
し、出力光が変調される。
(発明が解決しようとする問題点) しかしながら、第2図(C)の透過スペクトルを詳細に
検討すると、以下の問題点が見い出きれる。即ち、電界
が印加されるとエキシトン吸収のディップが低エネルギ
ー側に移動すると同時にその半値幅も拡がり、ディップ
の大きさも減少してしまう。
この結果、例えば第2図(c)の電界印加時のhhエキ
シトンディップに相当する光子エネルギーの光を入力光
として使用しようとすると、電界印加の有無による透過
率の変化が少ないため充分深い光強度変調がかからない
上記の電界印加による吸収ディップの半値幅増大の原因
は、MQW層6に印加きれる電界強度の不均一によると
考えられる。第2図(b)に明らかな通り、MQW層6
にかかる電界強度は、n型超格子層4側が大きく、p型
超格子層8側が小さくなっている。従って得られた光透
過特性は、様々な電界を印加されたQWの透過特性の和
である。を界の不均一は、MQW層6がアンドープでは
ありながらも、有限量の不純物を有し、この不純物から
発生したキャリアがp−n接合を超えてクラッド層中に
拡散し、MQW層6中に空間電荷を発生せしめるために
生じている。即ち、式で書けば、dE/dx−ρ/εに
おいてρ≠Oであることに対応する。ただし、Eは電界
、Xは変位、ρは空間電荷、εは誘電率を表わす。
本発明の目的は、上記の電界強度が不均一になる問題点
を解決した。印加きれる電界強度が層厚方向において一
定となる多重量子井戸を提供することにある。
(問題点を解決するための手段) 本発明の多重量子井戸は、禁制帯幅が異なる少なくとも
2種類の半導体層が交互に積層きれた積層構造に、p型
不純物元素とn型不純物元素との少なくとも一方をドー
プしてなり、該積層構造中の電荷の総和がドープしない
ときより低減してあることを特徴とする。
(作用) 多重量子井戸中には、第1図(a)のように同量のp型
およびn型不純物がドープきれ不純物補償の結果自由キ
ャリアが存在せず、同量のイオン化きれたp型不純物と
n型不純物が存在する。
従ってMQW層6は全体として電気的には中性であり、
電荷が存在しない、即ちρ−0となる。故にdE/1l
x−0e従って第1図(b)のようにE(x)は一定と
なり、MQWの層厚方向にわたって同じ強さの電界が印
加きれる。量子井戸電界効果による光透過率の変化は、
第1図(C)のように透過スペクトルが低光子エネルギ
ー側に移動するだけで、半値幅の増大は生じない。この
結果、後述するように深い変調のかけられる光変調器が
得られる。
(実施例) 本発明の多重量子井戸構造を光変調器に利用した実施例
を説明する。
積層構造としては従来の光変調器(第2図(a))と同
じ構造の光変調器においてMQW層6にn型不純物とし
てSiをI X10”QTI−”、p型不純物としてB
eをI×101′cITl−8ドーピングシタ、コの結
果、MQW層6には、電界が層厚方向に一様に印加され
る。電界強度は、例えば印加逆バイアス1圧が8vのと
き6.5X 10’V/amである(第1図(b))。
光透過スペクトルの電界による変化を、第1図(C)に
示した。スペクトルは無電界時(実線)に対し、電界印
加時には、低光子エネルギー側に移動するが、その形状
は保存され、半値幅の増大は生じていない。従って、こ
のMQW層6を用いて構成された本実施例の光変調器は
、入力光の光子エネルギーを電界印加時のhhディップ
(破線)に相当する値に選択すれば無電界時には、透過
率が大きく、電界印加時には、透過率が小さくなるので
変調が深くかかり、変調度の大きい光変調器が得られる
以上の述べた実施例は光変調器であったが、本発明の構
造は光スィッチに適用しても同様の原理により消光比の
高いデバイスを得ることができる。
また、実施例では、材料がGaAs/ AAGaAs系
よりなる多重量子井戸について説明したが、InGaA
s/InP 、 InGaAs/InA1As等の他の
半導体材料による多重量子井戸においても本発明は有効
である。また、不純物としては、Si 、 Be以外の
ものでも良いことは言うまでもない。
(発明の効果) 以上説明したように、本発明によれば、電界を層厚方向
に印加したとき、電界が層厚方向に一様な大きさで印加
される多重量子井戸が得られる。
本発明の多重量子井戸を光変調器や光スィッチに応用す
れば、変調度や消光比を大きくすることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図(a)は本発明の多重量子井戸を説明する層厚方
向の不純物濃度分布図、第1図(b)はその電界印加時
の電界強度の分布図、第1図(C)はその主要な透過ス
ペクトルの電界印加による変化を示した図である。 第2図(a)は従来の量子井戸電界効果利用光変調器の
断面図、第2図(b)はその電界印加時の電界強度の分
布図、第2図(C)はその主要な透過スペクトルの電界
印加による変化を示した図である。 1・・・n型基板、2・・・n型バッファ層、3・・・
n型クラッド層、4・・・n型超格子層、5,7・・・
超格子バッファ層、6・・・MQW層、8・・・p型超
格子層、9・・・p型クラッド層、10・・・n型電極
、11・・・p型電極。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 禁制帯幅の異なる少なくとも2種類の半導体層が交互に
    積層された積層構造に、p型不純物元素とn型不純物元
    素の少なくとも一方をドープしてなり、前記積層構造中
    の電荷の総和がドープしないときより低減してあること
    を特徴とする多重量子井戸構造。
JP10532887A 1987-04-27 1987-04-27 多重量子井戸構造 Pending JPS63269119A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0359549A (ja) * 1989-07-21 1991-03-14 American Teleph & Telegr Co <Att> 半導体光学処理素子とその素子を具備する光処理装置
CN112398004A (zh) * 2019-08-19 2021-02-23 朗美通日本株式会社 电吸收光调制器及其制造方法
JP2021033250A (ja) * 2019-08-19 2021-03-01 日本ルメンタム株式会社 電界吸収型光変調器及びその製造方法

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