JPS63267510A - 複合コンクリ−ト製品の成形法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 この発明はコンクリート製品の複合コンクリート製品の
積層成形法に関する。

〈従来の技術〉 道路などの境界に使用される縁石ブロックやＬ型ブロッ
クなどの道路用コンクリート製品の成形方法は水比の少
ないパサパサコンクリートを用いて振動とプレスを併用
して成形機に装備された型枠に充填して即時に脱型する
即時脱型成形法と、スランプのある軟かいコンクリート
を多数用意された型枠に流し込んで振動充填してから蒸
気養生などを行なって、養生硬化後に製品を脱型する流
し込み成形法かいづれかによって製造されている０ 〈発明が解決しようとする問題点〉 即時脱型成形法は強力な振動とプレスを併用している為
に充填効率が良いので高い強度が得られるが、水セメン
ト比が小さいことからコンクリートの肌面がざらざらな
粗面となるので流し込製品に比較して強度の点で優りな
がら商品価値が低く見られてしまうとの欠点があった０ その為前述のそれら欠点を是正するのにあらかじめテー
ブルパイプレターなどで面パレットに軟かいモルタルを
給材して表面露出部の滑面を形成させ、しばらくモルタ
ル面を安定させてから成形機の型枠に面パレットを挿入
し、その前面に基層となるパサパサコンクリートを充填
して軟かいモルタル層と基層コンクリートを積層して表
面露出部に滑面な形成させていた０ しかしながら、この方法は事前に軟らかいモルタルを面
パレットに均一に盛付ける作業や製品ごとに形状の異な
る面パレットを必要とすることから作業工程も繁雑とな
り作業能率が悪く、加えて面パレットの設備投資額も嵩
むことから製造コストが高くなっていた０ 従がって道路用コンクリート製品を即時脱型成形するの
は限られた製品となっている。

く問題点を解決するための手段〉 本発明はスランプのある軟かいモルタルを用いることな
くコンクリート製品の表面露出部に滑面な形成させるよ
うにするのである０ 先ず第一工程で基層となるパサパサコンクリートを型枠
に給材してから振動を掛けながらプレス板を型枠内に圧
入して露出する表面部分にパサパサモルタルを被覆でき
るように型枠内に積層空間部を設けるのに略製品形状と
なる様に一次成形を行なうのである。

次の第二工程で型枠内に成形された空間部にパサパサモ
ルタルを給材して基層コンクリートに被覆した圧縮性の
高いパサパサモルタルな撮動、加圧充填して露出表面部
にモルタルが一様に累層されるようにベースの基層コン
クリートと積層成形するのである。

このように略製品形状に成形してから圧縮効率の高いパ
サパサのモルタルを被覆するので勾配の急な傾斜でもパ
サパサモルタルの移動による片寄りも少なく又、モルタ
ルからの水分の流出による基層コンクリートへ与える水
セメント化の変化による影響が少ないので型枠内で強力
な振動と加圧力で積層成形しても振動、加圧充填時のプ
レス板へのモルタルの付着や製品変形も少なく即時脱型
成形が可能なのである。

〈作用〉 型枠開口部を製品運搬パレットで塞がれた型枠にあらか
じめ基層となるコンクリートを給材してから施行の際に
露出する表面部に滑面な形成させるのにプレス板を振動
を掛けながら圧入して型枠内に給材された基層フンクＩ
Ｊ　−トな被覆するモルタルの積層空間を設けるのに略
製品形状に成形して被覆空間を作るのである。

そしてその形成された空間にパサパサモルタルを供給し
て被覆したモルタルの移動による片寄りが少ない様に振
動、加圧充填を行なってパサパサモルタルと基層コンク
リートを同一型枠内で積層成形するのである０ これにより面パレットにスランプのある軟練りモルタル
を盛付ける前処理工程作業が削除され、同一型枠で圧縮
率の高い水セメント比の小さいＩくサパサモルタルと基
層コンクリートをそれぞれ給材して積層成形するのであ
る０ 〈実施例〉 第１図は成形装置の一部横断面図で第２図〜第８図は積
層成形の工程動作を示す説明であり、第９図は他の製品
形状の実施例で第１０図、１１図は成形された製品の斜
視図である。

１は型枠、２はモルタルを被覆する空間を作るのに型枠
に給材されたコンクリートを移動させて加圧成形するプ
レス板である。

５は製品を載置して移動させるプレーンノくし、ソトで
９は基層コンクリート、１０は滑面用の被覆モルタルで
ある。

次に本発明の成形方法を説明する０先ず始めにパレット
コンベア（図示せず）により送られて来り製品受台１１
上のプレーンパレット５を受台シリンダ−１２を上昇さ
せて型枠下面開口部を禍ぎ第２図のように密着させる。

そして引抜き中子８をプレー／パレットの定位置に載置
させてからパサパサの基層コンクリート９０入っている
基層ホッパー６を第３図に示す様に振動を掛けながら給
材する。

次に略製品形状に似たプレス板２を振動を掛けながら下
降させて被覆モルタルの空間部を形成させる為に型枠内
のコンクリートを移動させて、第５図に示す様に製品露
出部にドライモｌタルが被覆できるように略製品形状に
第一次プレスを行なう０ 引続いて今度は被覆用のモルタルホッパーを型枠上面に
振動を掛けながら前進させて型枠上面が略水平になる様
にドライモルタルを給材する。

このように基層となる露出面のパサパサコンクリート９
の上にドライモルタルを積層できるように給材してから
、プレス板２を再降下させて振動とプレス力で施行の際
に露出す、る表面に滑面な形成させるのに充填成形を行
なうのである。

この場合被接する材料は圧縮率の高いドライモルタルだ
けなので振動とプレス板で容易に製品形状に仕上げるこ
とができるのである０ プレス充填成形終了後は中子８を型枠内より引き抜いて
から第８図に示す様にプレス板２を製品受台１２の降下
に同調させて下降し製品を型枠内より脱型する。

脱型されたプレーンパレット上の製品は製品送りコンベ
ア（図示せず）に自動的に送られて新しいプレーンパレ
ットが製品受台１１の上に載置されると製品受台シリン
ダー１２が差動してｆ４１図の様に型枠下面の開口部が
塞がれて次の成形が開始されるのである。

以上本発明によるドライモルタＭによる清面積層成形法
の一実施例を説明したが、必ずしもドライモルタルを被
覆する面をプレス板の圧入で型枠内のコンクリートを移
動する必要はなく、型枠を傾斜させたりして材料を移動
させたり、又−次プレス用と仕上用のプレス板を２ｆｌ
類装備して、−次と二次プレスの際に使い分けたり、或
はシャッター付ホッパーを用いてモルタルを必要の部分
にだけ局部的に所要量供給する様にするなどコンクリー
ト製品の形状や被覆する表面の数などによって適宜選定
すればよい。

ここに言うコンクリートやモルタルとは炭素繊維やガラ
ス繊維等の各種繊維や樹脂等の材料を添加したものを含
むものである。

その他レジンコンクリート或はモルタルとセメント系の
コンクリート、モルタルとを積層成形する複合コンクリ
ートを包含するものである〇〈発明の効果〉 この発明は即時脱型コンクリート製品の表面部に滑面な
形成させるのに従来の様に化粧用の面パレットを用いて
、事前に軟かいモルタルを盛付ける繁雑な前処理作業を
必要としないので、化粧用の面パレットが不要となり、
モルタルの擬装化時間による成形ラインの遅延が解消さ
れ生産コストの低減と成形サイクルのスピードが図から
れた。

又水分の少ないパサパサ同志のコンクリートとモルタル
の積層なので強力な振動とプレス力が併用できるので充
填効率の高い製品が得られ、これまでの即脱製品に比べ
て脱型後の変形も少なく寸法精度の高い製品が得られそ
の経済的効果は極めて高いものがある。

【図面の簡単な説明】

第１図は成形装置の一部横断面図で、第２図〜第８図は
積層成形の工程動作を示す説明図で、第９図は他の製品
形状の実施例で、第１０図、１１図は成形された製品の
斜視図である。第１２図は従来の成形法を示す断面図で
ある。 Ａ・・・・・・製品、Ｂ・・・・・・積層界面、Ｃ・・
・・・・表面露出部、１・・・・・・型枠、３・・・・
・・プレス用シリンダー、４・・・・・・振動機、７・
・・・・・モルタルホッパー、１３・・・・・・化粧用
パレット、１４・・・・・・軟かいモルタル。

Claims (2)

【特許請求の範囲】
1. （１）複数の異種コンクリート又はモルタルなどの材料
   を夫々混練し、混練した夫々の材料を流下ホッパーへ入
   れ、これらホッパーの下端開口部を順次同一型枠上へ来
   たして内容物を型枠内へ流下累層せしめ、即時又は養生
   後脱型して一体製品を得る製法において、 型枠内に供給されたパサパサコンクリートを振動により
   コンクリートの流動性を損なわぬ範囲の加圧力でプレス
   板を圧入して型枠内にモルタルの被覆空間部を形成させ
   るのに型枠内コンクリートを移動させる工程を一回又は
   複数回行うことにより被覆空間を形成し、該空間に表面
   被覆用モルタルを供給した後にプレス板を圧入して基層
   コンクリートと被覆モルタルを一体に成形することを特
   長とする複合コンクリート製品の成形法。
2. （２）特許請求の範囲第１項記載の成形法において被覆
   するモルタルがレジンモルタルであることを特長とする
   複合コンクリート製品の成形法。