JPS6326595B2 - - Google Patents

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Publication number
JPS6326595B2
JPS6326595B2 JP55002457A JP245780A JPS6326595B2 JP S6326595 B2 JPS6326595 B2 JP S6326595B2 JP 55002457 A JP55002457 A JP 55002457A JP 245780 A JP245780 A JP 245780A JP S6326595 B2 JPS6326595 B2 JP S6326595B2
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JP
Japan
Prior art keywords
output
outputs
circuit
differential amplifier
carrier
Prior art date
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Expired
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JP55002457A
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English (en)
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JPS5698984A (en
Inventor
Kazuo Yamagiwa
Yutaka Choji
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
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Publication date
Application filed by Sony Corp filed Critical Sony Corp
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Publication of JPS5698984A publication Critical patent/JPS5698984A/ja
Publication of JPS6326595B2 publication Critical patent/JPS6326595B2/ja
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Description

【発明の詳細な説明】 この発明はVTRの記録再生系に用いられる周
波数変換用キヤリヤなどの位相反転用として使用
して好適な2出力型の位相反転回路に係る。
カラー映像信号のうちカラー信号を低域信号に
変換し、これを例えばFM変調された輝度信号に
重畳して記録するようにしたVTRでは、カラー
信号の記録系及び再生系にカラー信号を周波数変
換するための回路が設けられている。この回路と
は周知のように、記録系では色副搬送波が3.58M
Hzのカラー信号を例えば688kHzのカラー信号に
低域変換するための周波数変換回路であり、再生
系ではこの低域変換カラー信号をもとの3.58MHz
の色副搬送波のカラー信号に変換するための周波
数変換回路であつて、これらの回路にはいずれも
周波数変換用のキヤリヤ(周波数は4.27MHz)が
抽入される。
さて、このような記録再生方式で、1フイール
ド1トラツクの、いわゆるベータフオーマツトを
採るVTRでは、トラツク間クロストークを除去
するため、1フイールド毎に、この周波数変換用
のキヤリヤを1水平周期毎に位相反転した上で周
波数変換回路に抽入しているが、この位相反転回
路より出力される非反転キヤリヤと反転キヤリヤ
とはレベルが等しくしかも正確に180゜の位相差を
もつたものでなければならない。
なぜならば、位相差が180゜よりずれた場合、キ
ヤリヤの周波数スペクトラムは、nfH間隔(nは
整数、fHは水平周波数)のスペクトラム以外に、
これらスペクトラムの丁度中間にあたる、1/2
(2n+1)fHのところにもスペクトラムをもつこ
とになり、これによつてクロストーク信号以外の
不要成分が周波数変換後のカラー信号中に混入し
てしまうからである。
そのため、正確に180゜の位相差をもつ反転キヤ
リヤが得られるように位相反転回路を構成しなけ
ればならない。従来では、第1図あるいは第2図
で示すように位相反転用としてトランスTが使用
され、1次コイルTpにはキヤリヤ源2が接続さ
れ、2次コイルTsの中点は接地される。中点に
より分割された2次コイルTs1とTs2のターン数
が等しければ、一方の2次コイルTs1に得られる
非反転キヤリヤに対し、他方の2次コイルTs2
得られる反転キヤリヤはその位相が正確に180゜異
るから、これにより目的とする位相差をもつキヤ
リヤが得られる。3はスイツチング回路である。
しかし、このようにトランスTを使用するもの
では、この位相反転回路をIC化する場合、トラ
ンスTを外付けしなければならず、しかもIC回
路の入力ピン数も最低2本、第2図の実施例では
3本必要とするなど、トランスTの使用がIC化
の隘路となつている。
そこでこの発明はトランスを使用しないでも出
力レベル差が僅少で、しかも正確に180゜の位相差
をもつキヤリヤが得られるようにしたもので、こ
の発明の構成によれば位相反転回路のIC化が極
めて容易になるなどの特徴を有する。
続いて、この発明の一例を上述したVTRに使
用される周波数変換用キヤリヤの位相反転回路に
適用した場合につき、第3図以下を参照して説明
する。
この発明に係る位相反転回路1は第3図にその
一例を示すように、単一入力に対し、互いの位相
差がほぼ180゜となり、かつレベルのほぼ等しい交
流的な2信号を差動的に出力するような第1の回
路、例えば単一入力の差動アンプ10を有し、こ
の差動アンプ10にキヤリヤ源2から得られた
4.27MHzのキヤリヤSoが供給される。これより出
力された2出力S1、S2の各出力レベルをE1、E2
位相をφ1、φ2とすれば、上述の条件により、 |E1|≒|E2| φ1≒−φ2 ……(1) となる。勿論、出力レベルE1、E2が完全に等
しく、φ1とφ2の位相差が正確に180゜となるような
2出力S1、S2がこの差動アンプ10より出力され
るように構成できればよいが、現在の技術では(1)
式のようなレベルと位相関係をもつ出力しか得る
ことができない。
それは次の理由による。例えば、第4図のよう
に構成された差動アンプ10では、抵抗器R1
R4のバラツキによつて出力レベルの誤差が生じ、
また破線図示のような浮遊容量によつて出力S1
S2相互間の周波数特性や位相特性の差異が生じ
て、φ1−φ2=180゜なる位相関係を保つことができ
なくなるからである。
このように出力レベルと位相が(1)式の関係にあ
る2つの出力S1、S2は相対なる一対の差動アンプ
20,30に、夫々互に逆向き極性入力として供
給されて差動的に増幅される。一対の差動アンプ
20,30はいずれも非常に精度よく作られたも
のが使用され、従つて各差動アンプ20,30の
位相誤差Δφ3、Δφ4も極くわずかに抑えられてお
り、また夫々の利得G3、G4は等しくなされてい
る。このような条件は回路をIC化すれば容易に
実現できる。
このように、一方の出力S1を差動アンプ20で
は+側に、他方の差動アンプ30では−側に供給
し、他方の出力S2も差動アンプ20では−側に、
他方の差動アンプ30では+側に供給して互に逆
向き極性の状態で差動増幅すれば、差動出力S3
S4の出力レベルE3、E4と位相φ3、φ4の関係は(2)、
(3)式のようになる。
E3=G3(E1−E2) φ3=φ1−φ2+Δφ3 ……(2) E4=G4(E2−E1) φ4=φ2−φ1+Δφ4 ……(3) 従つて、R1≠R2、I1≠I2であり、そしてこの電
流I1、I2の位相が相異しても利得G3、G4が等しけ
れば、出力レベルE3とE4のレベル差は殆んどな
くなり、そして位相誤差も、Δφ3≒Δφ4で、その
値が僅かであるから、 φ3≒φ1−φ2 ……(4) φ4≒φ2=−(φ1−φ2)=−φ3 ……(5) となつて、出力位相φ3とφ4とを180゜の位相差に保
つことができる。
第5図は位相反転回路1の具体例であつて、差
動アンプ20はトランジスタQ3とQ4で構成され、
差動アンプ30はトランジスタQ5とQ6で構成さ
れ、そして、トランジスタQ1のコレクタに得ら
れる出力S1(E1、φ1)がトランジスタQ3とQ6に供
給され、トランジスタQ2のコレクタに得られる
出力S2(E2、φ2)がトランジスタQ4とQ5に供給さ
れる。
トランジスタQ1、Q2を流れる電流をI1、I2とすれ
ば、E1はR1I1で与えられ、E2はR2I2で与えられる。
差動アンプ20と30の電流源は電流値がI0
共通な電流源40が使用され、夫々のエミツタ電
流通路にはスイツチング回路3を構成するスイツ
チング用のトランジスタQ7、Q8が接続され、一
方のトランジスタQ7には基準電圧Vsが供給され、
他方のトランジスタQ8には所望のスイツチング
パルスSpが供給される。スイツチングパルスSp
はあるフイールドでは水平周期で反転するパルス
であり、次のフイールドではそのフイールド期間
中一定なパルスである。
差動アンプ20の出力、すなわちトランジスタ
Q4のコレクタに得られる出力S3と、他方の差動
アンプ30の出力、すなわちトランジスタQ6
コレクタに得られる出力S4とは共通負荷RLに供
給され、従つて、トランジスタQ8がオフのとき
は出力S3が共通負荷RLにあらわれ、オンのとき
にはスイツチングされて他方の出力S4が共通負荷
RLにあらわれる。
第5図の具体例は出力S3、S4を電圧として取出
した場合である。第6図は出力S3、S4を電流とし
て取出す場合の具体例で、差動アンプ10のトラ
ンジスタQ1、Q2の各コレクタに接続されたトラ
ンジスタQ9、Q10によつてコレクタの出力S1、S2
が電流I1、I2に変換される。そして、差動アンプ
20,30のトランジスタQ3、Q6の各コレクタ
にもトランジスタQ11、Q12(Q11は図のようにダ
イオードでもよい)が接続され、従つて、出力端
子50には電流出力S3、S4が得られる。
この場合においても、トランジスタQ3、Q4
各コレクタ電流I3、I4(トランジスタQ7がオンの
とき)は I3=KI1 I4=KI2 ……(6) 但し、K=I0/I1+I2 であり、同じくトランジスタQ8がオンのときの
トランジスタQ5、Q6の各コレクタ電流I5、I6は I5=KI2 I6=KI1 ……(7) である。従つて、出力端子50には次のような電
流出力S3、S4が得られる。
S3=K(I1−I2):Q7オン時 S4=K(I2−I1):Q8オン時 ……(8) 一般に、R1≠R2であり、I1≠I2であり、電流位
相も相異するが、差動出力としているので、電流
出力S3、S4の間のレベル差は殆んどない。第9図
は第3図をさらに改良したもので、差動アンプ2
0,30の出力S3、S4は連動して切換えられる一
対のスイツチ70,80を介して終段の差動アン
プ90に供給される。
従つて、差動アンプ90の利得をG5、出力S5
のうちレベルをE5、位相をφ5とすると、ある水
平周期のときのスイツチが図の切換状態のときの
出力信号S5のレベルE5及び位相φ5は夫々次のよ
うになる。
E5=G5(E3−E4) =G5(G3+G4)(E1−E2) ……(9) φ5=φ3−φ4=(φ1=φ2+Δφ3) −(φ2−φ1+Δφ4)=2(φ1−φ2) ……(10) (∵Δφ3=Δφ4) そして、図とは異る切換状態のときの出力信号
S5′のレベルE5′及び位相φ5′は夫々次のようにな
る。
E5′=G5(E4−E3) =G5(G3+G4)(E2−E1) ……(11) φ5′=φ4−φ3 =(φ2−φ1+Δφ4)−(φ1−φ2+Δφ3) =2(φ2−φ1)=−2(φ1−φ2)=−φ5……(12
) (9)〜(12)式から明らかなように、 |E5|=|E5′| φ5′=−φ5 ……(13) このように、差動アンプ90を利用すれば、系
の途中に設けられた一対の差動アンプ20,30
の特性のバラツキによらず、常にレベルが等し
く、位相が180゜異なる出力信号S5、S5′を得るこ
ができる。
以上説明したようにこの発明の構成によれば、
トランスTを使用しないでも、出力レベル差が殆
んどない出力、例えば非反転出力(非反転キヤリ
ヤ)S3と反転出力(反転キヤリヤ)S4とが得られ
ると共に、これら出力S3、S4間の位相差が正確に
180゜となるため、クロストーク信号以外の不要成
分を除去できる。従つて、周波数変換後のカラー
信号中にこの不要成分が混入せず、良質のカラー
画面を再生できる。
また、この発明によれば、差動アンプ10〜3
0だけで位相反転回路1を構成できるため、IC
化が容易になると共に、差動アンプ10は単一入
力であるため、入力ピン数の削減を図ることがで
きる。
なお、上述した実施例ではクロストークを除去
するため周波数変換用のキヤリヤに対し、位相反
転を行つたが、この目的実現のためにはキヤリヤ
の代りに周波数変換する前のカラー信号または周
波数変換後のカラー信号に対し位相反転操作を付
与してもよいから、そのような場合にもこの発明
に係る位相反転回路を利用できるし、VTR以外
でも2出力を必要とする回路であつて、出力レベ
ルが等しく逆相関係の出力を得ようとする場合に
は、この発明を適用することができる。
また、上述の例では(1)式のような関係の2出力
を得る回路として差動アンプ10を使用したが、
第7図あるいは第8図に示すような回路を使用し
てもよい。第8図において、60はインバータで
ある。
また、第5図においては1個の共通負荷RL
接続して2出力S3、S4を得るようにしているが、
トランジスタQ5にも負荷を接続し、夫々に得ら
れる差動出力を得るようにしてもよい。
【図面の簡単な説明】
第1図及び第2図はVTRに使用されている位
相反転回路の従来例を示す接続図、第3図はこの
発明の一例を示す接続図、第4図は差動アンプの
接続図、第5図及び第6図は夫々第3図の具体例
を示す接続図、第7図及び第8図は回路10の他
の例を示す接続図、第9図は第3図の更に他の実
施例を示す接続図である。 10は単一入力で2出力を得る回路、20,3
0は差動アンプ、2はキヤリヤ源、3はスイツチ
ング回路である。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 レベルがほぼ等しく、位相がほぼ180℃相異
    する2つの出力を得る単一入力型の第1の回路
    と、この2つの出力を互に逆向きの極性で入力さ
    せて差動的に増幅する利得の等しい一対の差動ア
    ンプからなり、これら差動アンプよりレベルが等
    しく、位相が180°相異する反転出力と非反転出力
    を得るようにした2出力型の位相反転回路。
JP245780A 1980-01-11 1980-01-11 Phase inverting circuit Granted JPS5698984A (en)

Priority Applications (1)

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JPS5698984A JPS5698984A (en) 1981-08-08
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JPH0513110Y2 (ja) * 1985-03-27 1993-04-06
JPH0824250B2 (ja) * 1985-12-18 1996-03-06 松下電器産業株式会社 演算増幅器

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JPS5698984A (en) 1981-08-08

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