JPS63265795A - 組立、解体及び梱包を容易にしたカヌ− - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 イ）産業上の利用分野 本発明はカヌーの改良創作に係り、その改良点は、カヌ
ー全体を、船先、胴体、船尾、胴体に装着されるカバー
リング及び胴体内にカバーリングにより垂設されるシー
トの五つの部分に構成され、それ等を適宜組立機構によ
り組立及び解体可能にし、更に船先を船尾に嵌合し、該
船尾を胴体内に収納し、該胴体の空間にはシートを収納
し、これ等を胛体に装着するカバーリングにより押さえ
られる大きさに各部を構成し、カヌーの梱包運搬に至便
にしたものである。

口）従来の技術 従来、組立式カヌーは胴体、船先及び船尾に三等分し、
これを適宜手段により組立てたものである。（参考文献
・実公昭５２−４８５５８号、同５５−１０７４７号、
実開昭５８−６８４９６号、同５９−１４３８９１号） ハ）発明が解決しようとする問題点 しかし、上記従来のカヌーは組立、解体に際し必ずしも
容易でなく、殊に運搬梱包の場合にはコンパクトに梱包
できない等の欠点があり、叉船先、船尾と胴体との接合
面も必ずしも良好でなく、浸水の恐れがあり、更に接合
面を数個のボルトにより緊締したものであるから、カヌ
ーに加わる外圧がこの数個のボルトに集中し、接合個所
がこの面において破壊される恐れがあり、叉カヌーの操
者が胴体に直接座ってバランスを取るものであるから操
縦上、極めて不安定であり、叉胴体に侵入する水のため
に衣服が濡れ、操者に不快感を与える等の欠点があった
。

二）問題点を解決するための手段 本発明は上記の如き従来技術の問題点を解決するために
次の手段を採用したものである。

すなわち、全体を胴体と船先と船尾に三分割し、これら
を適宜手段により組立てるカヌーにおいて、船先と船尾
を胴体に接合する側を開口する空洞に構成し、船先は船
尾に嵌合可能な大きさに成形し、船先を嵌合した船尾を
収納可能な大きさの箱型の胴体を成形し、胴体には略楕
円状の乗口を成形してなるカバーリングを適宜手段によ
り装脱自在に装着し、該カバーリングにはシートを装脱
自在に垂設して胴体内に位面し、胴体と、これに接合さ
れる船先及び船尾との接合面は相欠状に構成し、これが
緊締装置としては、胴体の裏面にフックを取付け、これ
に対応して船先及び船尾には平面コ字形の軸杆を取付け
て、これらを係止連結し、該係止部を軸線として胴体、
船先及び船尾表面をバックル金具により連結してなるこ
とを特徴とする組立、解体及び梱包を容易にしたカヌー
。とじたものである。

ホ）作用 本発明は上記の如くカヌーを五つの部分に構成したもの
であるから、これが組立に際しては、船先及び船尾の軸
杆に胴体のフックを係止し、、夫々の接合面を接合後、
バックル金具により緊締し、更に胴体にはカバーリング
にシートをボルトにより組立て、該カバーリングを胴体
に前後に移動しないように夫々の凹凸を交叉組合わせ、
バックル金具により両者を緊締してカヌー全体を組立る
ものであり、解体に際しては、上記組立と逆に作業して
五つの部分に解体し、梱包に際しては、船尾に船先を嵌
合し、これを胴体に収納し、これが空間にシートを収納
し、最後に再びカバーリングを胴体に装着して胴体内の
収納物をカバーリングにより押さえてカヌーを梱包し、
これを適宜背負袋に収納して運搬に至便にするものであ
る。

へ）実施例 本発明のカヌーは、胴体（Ａ）、船先（Ｂ）、船尾（Ｃ
）、胴体に装着されるカバーリング（Ｄ）とカバーリン
グ（Ｄ）に垂設されるシート素材により成形される。

分解された五つの部分は運搬に至便なように胴体（Ａ）
内に四つの部分を収納可能な如く、船先（Ｂ）と船尾（
Ｃ）は夫々胴体（Ａ）に接する側を開口して空洞にし、
更に船先（Ｂ）を船尾（Ｃ）に嵌合される大きさに成形
し、胴体（Ａ）はこれを収納できる大きさの箱型に成形
し、更にシート（Ｅ）を胴体（Ａ）の空間に収納できる
大きさに成形し、収納した各部分は胴体（Ａ）の上縁に
装着されるカバーリング（Ｄ）により押さえられる構成
としである。

胴体（Ａ）に船先（Ｂ）と船尾（Ｃ）を接合組立てる接
合面は、夫々相欠状（Ｋｌ）　（Ｋ２）に相互に成形さ
れ、咳相欠接合面には気密度を保つためにバンキング（
ＰＩ）　）を介在する。

胴体（Ａ）、船先（Ｂ）及び船尾（Ｃ）を接合緊締する
構造としては、胴体（Ａ）と、これに接合する船先（Ｂ
）及び船尾（Ｃ）の底面にして、接合端に近く胴体（Ａ
）にはフック（Ｆ）が前後に間隔をとって一対宛取付け
られ、該フック（Ｆ）が係止する軸杆（Ｓ）は平面コ字
状に成形され、上記胴体（Ａ）のフック（Ｆ）に対応す
る船先（Ｂ）及び船尾（Ｃ）の接合端より若干張り出し
て取付けられ、フック（Ｆ）を軸杆（Ｓ）に係止し、相
欠状（Ｋｌ）（に２）の接合面を圧接し、上記フック（
Ｆ）と軸杆（Ｓ）の連結軸線を軸として、これを緊締す
る金具としては、周知構造のバックル金具（Ｌｌ）と、
これに組合わされる係止台（Ｌ２）を一対あて用意し、
船先（Ｂ）と船尾（Ｃ）には係止台（Ｌ２）を取付け、
これに対応して胴体（Ａ）にはバックル金具（Ｌｌ）を
前後に取付けて構成する。

これらバックル金具（Ｌｌ）と係止台（Ｌ２）を連結緊
締することにより胴体（Ａ）と船先（Ｂ）及び船尾（Ｃ
）を組立てる。

次に胴体（Ａ）にカバーリング（Ｄ）を緊締する場合に
は、両者間にバッキング（Ｐ２）を先ず介在する。

胴体（Ａ）に装着されるカバーリング（Ｄ）には楕円形
の乗口（Ｈ）が成形され、カバーリング（Ｄ）の両側に
は数個（図においては三個）の凸部（１）を突設し、こ
れにより数個（図においては二個）の凹部（ＩＭ）を構
成し、胴体（Ａ）の両側には上記凹凸に対応して数個（
図においては二個）の凸部（２）を突設し、これにより
数個（図においては一個）の凹部（２Ｍ）を構成し、カ
バーリング（Ｄ）の凸部（１）を胴体（Ａ）の凹部（２
Ｍ）に夫々凸部（１）と（２）を交叉して組合せること
によりカバーリング（Ｄ）を胴体（Ａ）に装着し、胴体
（Ａ）に対しカバーリング（Ｄ）が前後に移動しない構
成としてあり、この場合、上記各凸部（１）（２）は交
叉組合わせを確実にするために夫々内側に若干湾曲して
おく。

更にカバーリング（Ｄ）の裏面にして船尾（Ｃ）側には
取付片（３）が両側に突設され、これに一対あての孔が
穿設され、該取付片（３）には正面略Ｕ字状のシー１−
　（Ｅ）の両上端に穿設した一対あての孔を上記取付片
（３）の孔に合致し、これにはボルト（４）を挿通し、
ナツトにより緊締することによりカバーリング（Ｄ）に
シート（Ｅ）を垂設し、これを胴体（Ａ）上に夫々凸部
（１）（２）と凹部（ＩＭ）　（２Ｍ）の相互組合わせ
により前後に移動しないように保持し、更に胴体（Ａ）
とカバーリング（Ｄ）を緊締する構造としては、カバー
リング（Ｄ）には両側に間隔をとって一対あてのバック
ル金具（Ｌ３）を取付け、これに組合わされる係止台（
Ｌ４）を胴体（Ａ）に取付け、バックル金具（Ｌ３）を
係止台（Ｌ４）に連結緊締してカバーリング（Ｄ）と胴
体（Ａ）を組立てる。

上記の如く組立を終了したカヌーは水上に運ばれ、操者
がカバーリングの乗口（Ｈ）に入り、シートに腰掛け、
オールを持って使用されるものである。

使用後解体する場合には、先ず、カバーリング（Ｄ）を
胴体（Ａ）よりバックル金具（Ｌ３）と係止台（Ｌ４）
を解除して胴体よりカバーリングを外し、更にカバーリ
ング（Ｄ）よりシート（Ｅ）をボルトよ炉ナツトを外し
てシートをカバーリングより外し、次に胴体（Ａ）より
船先（Ｂ）及び船尾（Ｃ）を夫々のバックル金具（Ｌｌ
）を係止台（Ｌ２）より外して胴体（Ａ）と船先（Ｂ）
及び船尾（Ｃ）を解体する。

これを梱包する場合は、船先を船尾に先ず嵌合し、これ
を胴体内に収容し、更にこれが空間にシートを下向きに
して収容し、これら全体を胴体内に収容して収容物を押
さえるためにカバーリングを再び胴体に装着して全体を
コンパクトに梱包し、これを背負袋等に収容して運搬に
供するものである。

ト）発明の効果 本発明は上記のに０く構成されるものであるから第一に
、カヌーの組立、解体及び梱包が極めて容易に行われ、
しかも運搬が至便になる。

第二に、カヌーの胴体にはシートを垂設したカバーリン
グがパ・７キングを介在して装着されるので胴体内に水
しぶき等が侵入すること防止する。

第三に、操者はカヌーの胴体にそのまま座るものでなく
、シートに腰掛けるものであるから、体位の安定性を保
持できるのでカヌーの操作が極めて活動的となり、操航
の難所に対応できる。

第四に、胴体と船先及び船尾の接合面はバッキングが介
在した相欠状の構成であるから、船先及び船尾への浸水
を防止できると同時に、カヌーの裏面に設けたフックと
軸杆の連結軸線と、これに対応するバックル金具の緊締
によりカヌーは操行中捩じれ外圧が加わっても、従来の
如く接合面数個所をボルトにより緊締したものと相違し
、捩じれ外圧がボルトに集中してこの点においてカヌー
が破壊するような恐れがなく、捩じれ外圧は接合面全体
に分散して加わるためにカヌーの捩じれ外圧による破壊
を防止できるものである。

等の効果を有する極めて有益な発明である。

【図面の簡単な説明】

添付図面は本発明の実施例を示し、第１図は全体の側面
図、第２図は同上平面図、第３図は第２図Ｘ−Ｘ線にお
ける拡大断面図、第４回は分解状態の側面図、第５図は
梱包状態の順序を示す一部切欠側面図である。 尚、図中符号（Ａ）−・−・−胴体、（Ｂ）　−・−船
先、（Ｃ）−・−船尾、（Ｄ）・・・・・・−カバーリ
ング、（Ｅ）−・・−・シート、（Ｈ”）　−・−・カ
バーリングの乗口、（Ｋｌ）（に２）−・・−・・−相
欠、（Ｐｌ）　（Ｐ２）−・−・・−バッキング、（Ｌ
ｌ）　（Ｌ３）−−・・−バックル金具、（Ｌ２）　（
Ｌ４）−・・−係止金、（１）（２）−一・・・・・凸
部、（ＩＭ）　（２Ｍ）−ｍ−・・・凹部、（３）・・
・・−・取付片、（４）−・−・・ボルト、（Ｆ）・−
フック、（Ｓ）・−−−−−一軸杆である。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １　全体を胴体と船先と船尾に三分割し、これらを適宜
   手段により組立てるカヌーにおいて、船先と船尾を、胴
   体に接合する側を開口する空洞に構成し、船先は船尾に
   嵌合可能な大きさに成形し、船先を嵌合した船尾を収納
   可能な大きさの箱型の胴体を成形し、胴体には略楕円状
   の乗口を成形してなるカバーリングを適宜手段により装
   脱自在に装着し、該カバーリングにはシートを装脱自在
   に垂設して胴体内に位置し、胴体と、これに接合される
   船先及び船尾との接合面は相欠状に構成し、これが緊締
   装置としては、胴体の裏面にフックを取付け、これに対
   応して船先及び船尾には平面コ字形の軸杆を取付けて、
   これらを係止連結し、該係止部を軸線として胴体、船先
   及び船尾表面をバックル金具により連結してなることを
   特徴とする組立、解体及び梱包を容易にしたカヌー。 ２　胴体に装着されるカバーリングの後方裏面には取付
   片を突設し、該取付片には正面略Ｕ字状のシートの上端
   を合わせて、この部分をボルトにより緊締してカバーリ
   ングにシートを装脱自在に垂設し、叉カバーリングの両
   側には間隔を取って数個の凸部を突設し、該凸部に対応
   して胴体の両側には数個の凸部を突設し、夫々の凸部に
   より凹部を成形し、カバーリングの凸部を胴体の凹部に
   夫々の凸部を交叉するようにして組合わせ、更に胴体と
   カバーリングとは両側をバックル金具により緊締してな
   ることを特徴とする特許請求の範囲第１項記載の組立、
   解体及び梱包を容易にしたカヌー。