JP3180445B2 - エアボート - Google Patents
エアボートInfo
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Description
脱自在に結合する構成としたエアボートに関する。
成したエアボートとして、例えば実開昭61−1603
85号公報に記載されたものが知られている。このゴム
ボートは、図5に示すようにFRPからなるV型の硬質
船体100と、この硬質船体100の周囲に着脱自在に
結合されるゴム引布からなる気胴101とを備えてお
り、この気胴101の内側部および下部を硬質船体10
0に結合させたものである。なお、この気胴101の内
側部の硬質船体100への結合は、気胴101の内側部
に全周に渡って設けられた帯状の突片102を、硬質船
体100の側壁部103の上縁部103aの全周にビス
104により締着することによりなされている。
硬質船体100を備えたエアボートの寿命は、当然なが
らFRP製の硬質船体100の方が、ゴム引布製の気胴
101より長くなる。従って、例えば使用中の摩耗など
により気胴101が傷んだ場合には、気胴101の修理
や交換のために、この気胴101を硬質船体100から
取り外さなければならない。ところが、従来のエアボー
トは、上述したように気胴101の内側と硬質船体10
0との結合が、硬質船体100の全周に渡って、気胴1
01の突片102を硬質船体100の上縁部103aに
ビス104により締着することでなされていたため、こ
の気胴101の取り外しが面倒で、取り外し作業に時間
がかかっていた。このことは、裏返すと気胴101を硬
質船体100に結合する際にも、結合が面倒で時間がか
かることを意味していた。
意に選んだ数カ所でスポット的に結合することが考えら
れるが、ただ闇雲に結合範囲を減らしても、気胴101
の硬質船体100への結合強度が不充分となり、エアボ
ートの走行中に気胴101が外れてしまうという恐れが
あって、両者のバランスを取るのが難しかった。
されたもので、気胴の硬質船体への充分な結合強度を維
持して、硬質船体への気胴の着脱が容易にできるエアボ
ートを提供することを目的とする。
壁部の上縁部に気胴が脱着自在に結合されたエアボート
において、この気胴の硬質船体への結合箇所を少なくと
もこの硬質船体の船首部、中央部および船尾部とし、気
胴および硬質船体は、硬質船体の外周部の下部に設けら
れた雌係止部に気胴の下部に設けられた雄係止部を着脱
自在に係止することにより結合されたことを特徴とする
エアボートを提供するものである。
硬質船体の側壁部の上縁部に結合させるにあたって、気
胴を硬質船体の船首部、中央部および船尾部に結合させ
るだけでよいため、気胴の硬質船体への充分な結合強度
を維持して、硬質船体への気胴の着脱が容易にできる。
に説明する。なお、実施例を述べるにあたって、V形船
型ボートを例に説明する。本発明の第1実施例のエアボ
ートを説明する。図1に示す本発明の第1実施例のエア
ボートは、繊維強化合成樹脂(FRP)などから一体に
成形される硬質船体10と、この硬質船体10の周囲に
着脱自在に結合されるゴム引布製の気胴20とを備えた
ものである。
部11の周囲に側壁部12を一体形成したものであっ
て、この側壁部12の外周面12aは断面視して円弧状
で、この外周面12aに断面視して円形の気胴20が取
り付けられる。硬質船体10の船首部10aには、上蓋
13が付いた備品収納用のボックス14が設けられ、硬
質船体10の中央部10bには、左右の側壁部12に、
乗員が着座するための一対の座席15が設けられてい
る。この座席15は内部に備品が収納できるように上蓋
16により開閉できる構造となっている。硬質船体10
と気胴20との結合は、気胴20の内側部を硬質船体1
0の側壁部12の上縁部12bに取り付け、気胴20の
下部を硬質船体10の側壁部12の外周面12aの下部
に取り付けることによりなされる。
10への気胴20の結合構造を説明する。気胴20の内
側部と硬質船体10の側壁部12の上縁部12bは、硬
質船体10の船首部10a、左右の中央部10b、左右
の船尾部10cの5箇所において、気胴20の内側部に
設けられたゴム引布製の5個の突片21を、この側壁部
12の上縁部12bに、押さえ板30を介してボルト3
1およびナット32により締着することで結合されてい
る。また、気胴20の下部と硬質船体10の側壁部12
の外周面12aの下部は、この外周面12aの下部に所
定間隔をあけて多数個設けられた雌係止部40に、気胴
20の下部に多数個設けられた雄係止部50を着脱自在
に係止することにより結合されている。
12aに横長の溝部41を形成し、この溝部41を雄係
止部50の挿入口42を残して比較的硬質の係止板43
により塞いだものである。なお、この係止板43は、ビ
スなどにより側壁部12の外周面12aに固定されてい
る。この雄係止部50は、気胴20の雌係止部40との
対峙位置に設けられて、先端部に玉縁部51が形成され
た突起体であり、ゴム引布製の取付布52により気胴2
0に取り付けられている。雄係止部50は、係止板43
の先端部を押し込むように挿入口42から溝部41に圧
入することにより、あるいは雌係止部40の船首側端部
ないし船尾側端部より雄係止部50の玉縁部51をスラ
イドさせて押入れし、雌係止部40に係止される。
20を硬質船体10から取り外す際には、硬質船体10
の船首部10a、左右の中央部10b、左右の船尾部1
0cの5箇所においてボルト31およびナット32を外
して、気胴20の突片21を硬質船体10の上縁部12
bから離すことにより、気胴20の内側部と硬質船体1
0の上縁部12bの結合状態を解除し、次いで各雄係止
部50と雌係止部40との係止箇所において気胴20を
強く引き上げ、あるいは雄係止部50を船首側ないし船
尾側にスライドさせて、雄係止部50を雌係止部40か
ら外して、気胴20の下部と硬質船体10の下部の結合
状態を解除する。また、気胴20の修理が終了し、再び
気胴20を硬質船体10に取り付ける際や、新たな気胴
20を取り付ける際には、この作業とは逆の順序で、雄
係止部50を雌係止部40に係止したのち、前記硬質船
体10の5箇所において、ボルト31およびナット32
により気胴20の突片21を硬質船体10の上縁部12
bにボルト締着することで、気胴20が硬質船体10に
結合される。
気胴20の内側部と硬質船体10の上縁部12bとの結
合は、従来手段のように硬質船体10の全周に渡ってビ
ス止めするのでなく、気胴20に設けられた5個の突片
21を、硬質船体10の船首部10a、左右の中央部1
0b、左右の船尾部10cの5箇所においてボルト締着
するだけであるため、気胴20を硬質船体10に着脱す
る作業が容易となって、作業時間も短縮化できる。しか
も、この気胴20が結合される硬質船体10の5箇所
は、気胴20の硬質船体10への充分な結合強度を維持
するに足りる箇所であるので、エアボート走行時に、水
流などにより、気胴20と硬質船体10との結合部に両
者を引き離す大きな力がかかっても充分にその力に耐え
ることができる。
アボートを説明する。図4に示す本発明の第2実施例の
エアボートは、気胴20の内側部と硬質船体10の側壁
部12の上縁部12bとの結合を、気胴20に突設され
た雄係止部60の先端部の玉縁部61を、側壁部12の
上縁部12bに設けられたアルミニウム製の雌係止部7
0の凹部71に着脱自在に係止するようにしたものであ
る。なお、この雄係止部60は取付布52により気胴2
0に取り付けられ、また雌係止部70はビス72により
上縁部12bに取り付けられている。その他の構成およ
び作用は、第1実施例と同様であるために省略する。
らの実施例に限られるものではなく、本発明の要旨を逸
脱しない範囲における設計変更などがあっても本発明に
含まれる。例えば、実施例では、気胴や接続布の素材と
してゴム引布を示したが、必ずしもこれに限定しなくて
も塩化ビニル系樹脂ターポリンシートなどが、また硬質
硬質船体として、ポリエステル系樹脂、エポキシ系樹
脂、塩化ビニル系樹脂、ABS樹脂などのプラスチック
などのその他の素材も使用することができる。
上縁部に脱着自在に結合させる構造や、気胴の下部を硬
質船体の側壁部の外周面の下部に着脱自在に結合させる
構造は、これらの実施例のものに限定しなくともよい。
さらに、実施例では、平面視してV字形のV形船型ボー
トを示したが、これに限定されるものではなく、例えば
円形または楕円形などの気胴を有するエアボートにも採
用できる。
部の上縁部に気胴が脱着自在に結合されたエアボートに
おいて、この気胴の硬質船体への結合箇所をこの硬質船
体の船首部、中央部および船尾部としたため、気胴の硬
質船体への充分な結合強度を維持して、硬質船体への気
胴の着脱が容易にできる。
る。
を取り外した状態の斜視図である。
と硬質船体との結合構造を示す断面図である。
と硬質船体との結合構造を示す断面図である。
Claims (1)
- 【請求項1】 硬質船体の側壁部の上縁部に気胴が脱着
自在に結合されたエアボートにおいて、この気胴の硬質
船体への結合箇所をこの硬質船体の船首部、中央部およ
び船尾部とし、気胴および硬質船体は、硬質船体の外周
部の下部に設けられた雌係止部に気胴の下部に設けられ
た雄係止部を着脱自在に係止することにより結合された
ことを特徴とするエアボート。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP16832192A JP3180445B2 (ja) | 1992-06-04 | 1992-06-04 | エアボート |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP16832192A JP3180445B2 (ja) | 1992-06-04 | 1992-06-04 | エアボート |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05330481A JPH05330481A (ja) | 1993-12-14 |
JP3180445B2 true JP3180445B2 (ja) | 2001-06-25 |
Family
ID=15865872
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP16832192A Expired - Fee Related JP3180445B2 (ja) | 1992-06-04 | 1992-06-04 | エアボート |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3180445B2 (ja) |
-
1992
- 1992-06-04 JP JP16832192A patent/JP3180445B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH05330481A (ja) | 1993-12-14 |
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