JPH0627490U - インフレータブルボート - Google Patents
インフレータブルボートInfo
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- JPH0627490U JPH0627490U JP6594192U JP6594192U JPH0627490U JP H0627490 U JPH0627490 U JP H0627490U JP 6594192 U JP6594192 U JP 6594192U JP 6594192 U JP6594192 U JP 6594192U JP H0627490 U JPH0627490 U JP H0627490U
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 気胴を交換することのできる機能を合理
的に具備せしめることにより、インフレータブルボート
の耐用年数を向上させることを目的とする。 【構成】 ボート本体aを構成する気胴a2を内気
胴21と外気胴22とからなる二重構造とし、上記外気
胴21に設けた開閉口24a,24b,24cから内気
胴22を出し入れ可能に構成したものである。
的に具備せしめることにより、インフレータブルボート
の耐用年数を向上させることを目的とする。 【構成】 ボート本体aを構成する気胴a2を内気
胴21と外気胴22とからなる二重構造とし、上記外気
胴21に設けた開閉口24a,24b,24cから内気
胴22を出し入れ可能に構成したものである。
Description
【0001】
この考案はインフレータブルボート、即ち気胴を備えるゴムボートや塩化ビニ ル製ボート等の改良に関する。
【0002】
従来、インフレータブルボートの一種であるゴムボートは、ゴム引布等をチュ ーブ状に形成することにより、ボート本体の気胴を構成している。
【0003】
ゴムボートは走行中や運搬の途中において障害物など気胴をぶつけて穴を開け てけてしまうことがある。そして、上記したようなゴムボートにおいては、障害 物との接触によって気胴を傷めた場合、傷となった部分に宛て布等を接着して修 理することになるが、このように修理を繰り返すうちに気胴の寿命がきてゴムボ ート自体が使用不能となる。 即ち、従来のゴムボート等のインフレータブルボートにおいては、気胴の寿命が ゴムボートの耐用年数を左右するものであって、仮に気胴を交換することが可能 であれば、ボート自体を引続き使用することができることになる。 しかし、従来のゴムボートは気胴とその他の部材が一体化されると共に、気胴自 体がゴムボート本体の大部分を構成しているので、気胴を交換するということは 考えられなかった。
【0004】 本考案は、ボート本体を気胴により構成するインフレータブルボートに対して 、気胴を交換することのできる機能を合理的に具備せしめることにより、インフ レータブルボートの耐用年数を向上させることを目的とする。
【0005】
本考案は、上記した課題を解決するために、ボート本体を構成する気胴を、外 気胴とその内部に収納する内気胴とからなる二重構造とし、上記外気胴に設けた 開閉口から内気胴を出し入れ可能に構成したものである。
【0006】
以上の手段によれば、ボート本体を構成する気胴が、内気胴と、外気胴とから 構成され、上記内気胴は外気胴に設けた開閉口から出し入れ可能に装着される。 上記した気胴の気密は少なくとも内気胴により維持される。そして、内気胴が使 用不能になった時にはこの内気胴を交換することにより、ボートを引続き使用す ることができる。 外気胴は内気胴の保護機能を備え、外部からの衝撃から内気胴を保護する。また 、外気胴の開閉口が気密状態で閉鎖される場合においては、外気胴が内気胴と共 に気胴の気密を維持する。
【0007】
本考案は以上説明したように、ボート本体を構成する気胴を内気胴と外気胴と からなる二重構造とし、外気胴の開閉口から内気胴を出し入れ可能に構成したも のであるから、度重なる損傷と修理により内気胴が使用不能になった場合に、内 気胴を新たなものと交換することにより引続きボートを使用することができ、こ れによりボート自体の耐用年数を向上させることができる。 また、内気胴は外気胴により保護されて損傷度も低減するので、内気胴の交換サ イクルを延長することができる。
【0008】
以下、本考案の一実施を図面に基づいて説明する。 図1乃至図4にて示すインフレータブルボートはゴムボートであり、FRP等か らなる船底部材a1の外周に略U型の気胴a2を取り付けてボート本体aを形成 してある。 船底部材a1は剛性を有するFRPや金属板等からなり、底面11の周囲から側 板12aおよび背板12bを立ち上げて断面凹型の船体内部を構成する。
【0009】 気胴a2は、上記した船底部材a1の外周に取り付けるように略U型に形成し たチューブであり、略U型の外形を構成する外気胴21と、この外気胴21の内 部に密着する状態で収納される内気胴22とから構成してある。そして、上記し た気胴2は、船底部材a1の側板12aに止着した数本の固定ベルト26を巻回 して締め付けることにより船底部材a1に対して着脱可能に取付け固定してある 。
【0010】 外気胴21は、気胴a2の外形を構成するように比較的厚くて丈夫なゴム引布 からなるチューブを略U型に屈曲成形してなり、仕切り材23を設けることによ り内部空間を空間21a,21b、21cの合計5つの空間に仕切ってある。 また、外気胴21外面における上記各部21a,21b,21cに対応する箇所 には開閉口24a,24b,24cが設けてある。 開閉口24は、内気胴22の出し入れ口となる部分であり、図4にて示すように 外気胴22を切欠して開設すると共に、蓋体25によって開閉するように構成し てある。図4にて示す開閉口24bの場合、蓋体25の周囲に設けたベルベット 式ファスナー26aを開閉口24b口縁部に沿って設けたベルベット式ファスナ ー26bに対して付着させることにより開閉自在に構成してある。
【0011】 一方、内気胴22は上記したように仕切られる外気胴21の各内部空間21a ,21b,21c内に収納するように、半円弧形の前部22a、円柱形の中間部 22b(2本)、先細型の後部22c(2本)の合計5本に分割して構成してあ る。そして、各内気胴22a,22b,22cを上記した開閉口24a,24b ,24cから各々外気胴21の各内部空間21a,21b,21c内に収納した 後、空気口27から空気を入れることにより外気胴21の内面に密着するまで膨 張させる。また、内気胴22a,22b,22cに各々設ける空気口27は、図 3にて示すように外気胴21に設けた開口28から外側に突出させてある。 上記した内気胴22は、気密性に優れたものであれば材質、厚さなど特に限定さ れるものではなく、例えばゴムだけからなるものや、薄肉のゴム引布、PVC等 の樹脂材、あるいはレザー材などを用いて形成する。
【0012】 上記したように外気胴21の内部に内気胴22を収納することによれば、二重 構造の気胴2が構成され、各内気胴22a,22b,22cにより5つの気室a 2’が構成される。そして、内気胴22a,22b,22cの空気を抜いて収縮 させた状態では、各内気胴22a,22b,22cを外気胴21の開閉口24a ,24b,24cから個々に取り出すことができる。
【0013】 以上のように構成したインフレータブルボートによれば、使用を重ねるうちに 気胴2が損傷を受け、内気胴22を修理しながら使用するのにも限界が来た場合 、古い内気胴22を開閉口24a,24b,24cから取り出して新たなものと 交換することにより、引続きボートを使用することができる。 また、気胴a2内の気室a2’を複数個に分割することによれば、内気胴22を 交換する場合も必要に応じて1つずつ行なうことができるので大変合理的である 。 さらに、気室a2’の気密を保持する内気胴22は丈夫なゴム引き布からなる外 気胴21により保護されることになるので、内気胴22が損傷する度合も大幅に 低減され、これにより内気胴22の交換サイクルも延長することができる。
【0014】 尚、上記した開閉口24a,24b,24cはベルベット式ファスナー26a ,26bにより開閉自在に構成したが、開閉口は蓋体を剥離可能な接着材を用い て接着することにより気密を保持した状態で閉鎖してもよい。この場合、外気胴 21の気密が保たれ、内気胴22と外気胴21の双方により気胴a2の気密を維 持することになる。
【0015】 また、上記したインフレータブルボートは、ボート本体aに対する外気胴22 の取付固定を固定ベルト26を巻回することによって行なったが、外気胴の取付 固定は外気胴に沿って設けた取付片をボート本体外周縁部に対してボルト,ナッ トを用いて固定する構造を用いてもよい。
【図1】 本考案を実施したインフレータブルボート
を示す斜視図。
を示す斜視図。
【図2】 同ボートの横断平面図。
【図3】 気胴部分の縦断面図。
【図4】 気胴の開閉口を示す斜視図。
a・・・ボート本体 a2・・・気胴 21・・・内気胴 22・・・外気胴 24a,24b,24c・・・開閉口
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 佐山 忠良 栃木県足利市上渋垂町901−2 (72)考案者 新江 義夫 栃木県足利市堀込町3173−5
Claims (1)
- 【請求項1】 ボート本体を構成する気胴を、外気胴
とその内部に収納する内気胴とからなる二重構造とし、
上記外気胴に設けた開閉口から内気胴を出し入れ可能に
構成したインフレータブルボート。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1992065941U JP2584277Y2 (ja) | 1992-09-22 | 1992-09-22 | インフレータブルボート |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1992065941U JP2584277Y2 (ja) | 1992-09-22 | 1992-09-22 | インフレータブルボート |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0627490U true JPH0627490U (ja) | 1994-04-12 |
JP2584277Y2 JP2584277Y2 (ja) | 1998-10-30 |
Family
ID=13301500
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1992065941U Expired - Fee Related JP2584277Y2 (ja) | 1992-09-22 | 1992-09-22 | インフレータブルボート |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2584277Y2 (ja) |
Cited By (8)
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---|---|---|---|---|
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KR100807087B1 (ko) * | 2007-03-06 | 2008-02-26 | (주) 군장조선 | 푸쉬형 보조부력 착탈장치가 구비된 선박 |
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JPH0327916U (ja) * | 1989-07-31 | 1991-03-20 |
-
1992
- 1992-09-22 JP JP1992065941U patent/JP2584277Y2/ja not_active Expired - Fee Related
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Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2584277Y2 (ja) | 1998-10-30 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |