JPS6326528Y2 - - Google Patents

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JPS6326528Y2
JPS6326528Y2 JP1983172882U JP17288283U JPS6326528Y2 JP S6326528 Y2 JPS6326528 Y2 JP S6326528Y2 JP 1983172882 U JP1983172882 U JP 1983172882U JP 17288283 U JP17288283 U JP 17288283U JP S6326528 Y2 JPS6326528 Y2 JP S6326528Y2
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JP1983172882U
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JPS6080253U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案はプールの水深を浅くするために水中に
敷設される床に関する。
既設のプールの水深を浅くして、幼児や低学年
児童が容易に水泳を行えるように、プール底を嵩
上げする床を水中に敷設することが行われている
が、このような床としては、従来は、たとえば第
4図で要部を分解して示すように、床板に対し脚
部材を一々ボルト等により取付けて組立使用する
ものであつた。まずこれを簡単に説明すると、長
尺の床材12を複数本並設したものが、それと直
交する方向に所定の間隔をもつて平行した対のア
ングル材13に、ボルト或はリベツトにより所要
個所を取付け固定されて床板11が形成されてい
る。この床板11に対し、この場合V字形に形成
された脚部材14が、その両上端部を予め上記対
のアングル材13の相互間隔に合わせて形成して
あることにより、該両上端部をアングル材13に
ボルト或はリベツト16により締着して組立てる
というものであつた。
従つて、この場合には脚部材14を一々ボルト
或はリベツト16により締着固定しなければなら
ず、多数の脚部材14を取付けるに際しては作業
に時間がかかり、現場での組立作業が極めて面倒
であるという欠点があり、又不要時に分解する場
合にも、同様に作業が煩雑となり、面倒であると
いう欠点があつた。
本考案は上述欠点に鑑み、長尺床材を並設固定
したアングル材等の形材に対し、脚部材をワンタ
ツチで係合して取付けられ、又必要に応じその係
合を解くことによつて、容易に分解できるように
したプール用床を提供せんとするものである。
上記目的を達成するため、本考案は、並設した
長尺床材をこれと直交配設した複数本の形材で連
結固定すると共に、2本一対の該形材に脚部材を
結合してなるプール用床において、形材は横方向
への張出し部と垂下面を有し、一対の形材は該張
出し部を向い合わせ、両垂下面間を脚部材の上端
幅と略同幅にして並設し、脚部材の一側の上縁部
に、上記一対の内の一方の形材の張出し部に係合
する第1係合部を形成し、他側の上縁部に、上記
一対の内の他方の形材の垂下面に弾圧接合しかつ
該垂下面部分に予め形成された凹凸いずれかの係
合部と互いに係合する対応凹凸形を有した第2係
合部を張出し形成し、脚部材の第1係合部を一対
の形材の一方の張出し部に係合した上で、第2係
合部を形材の他方の垂下面に圧接係合して脚部材
を離脱自在に一体化してプール用床を構成したこ
とを特徴とする。
以下、図示した実施例に基き本考案を詳述する
が、第1図は本考案に係る床の一例を一部を破断
し一部を分解して示した斜視図、第2図は第1図
A矢視による一部を破断した要部正面図、第3図
は第1図実施例の脚部材をアングル材に取付ける
方法を説明するための説明図である。
1はプールの底面嵩上げ用の床であり、2は該
床1を構成する床材で、中空状の適宜幅を有し、
底面の一部が切除されて、幅中央部に補強リブが
形成された合成樹脂等の長尺材で構成されてい
る。3は形材としてのアングル材で、横方向への
張出し部としての上面3a及び垂下面3bのほ
か、第2図で明らかなように、好ましくは垂下面
3bの下縁から、上面3aが延出した側に係止用
の突起3cが突出形成されて成つており、該アン
グル材3は上面3a側が対向するようにして、後
述する脚部材4の上部側の縁部が嵌合するような
間隔で、平行して上記床1の長手方向両端部と、
中央、或は必要に応じ中間の複数個所に、それぞ
れボルト或はリベツト6等により締結固定されて
いる。又各対のアングル材3の一方側の上面3a
は第1被係合部を構成し、他方側の垂下面3bの
両端部近辺において後述する脚部材4の突起4d
を係合する位置には、孔、好ましくは横方向の長
孔3dが各一対ずつ形成されて、第2被係合部を
構成している。4は脚部材で、上面が開放し、上
部よりも下部がやゝ小さい寸法となるように、全
体を合成樹脂等により形成すると共に、各面は強
度的に必要なリブを残して適宜部分を切除してあ
り、さらに各側面角部近辺の上下方向中央部に
は、上下方向に後述する断面略弓形のもぐり込み
防止用の長尺形材5の上下幅よりも長く切除した
挿入孔4aが対称的に形成されている。該挿入孔
4aの側面角部側の縁4aaは直線状をなし、内
側の縁は、挿入孔4aの上方において該略弓形の
形材5を挿入可能にかつ挿入した該形材5を下方
に押圧移動させてこれを係合可能な凹凸孔形状を
なすように形成され、該挿入孔4aの内側縁の凹
凸は、内側縁の上部に下方移動した形材5の上端
部を係止可能な下向き鉤形の係止部4abが突設
し、中間部に下方移動した形材5の中間部を押圧
可能な山形の突出部4acが、また下縁部には下
方移動した形材5の下端部を押圧可能な内方傾斜
の係合部4adが各突出して形成されている。さ
らに該脚部材4の対向した一対の上縁部は折返さ
れて縁部4bを形成し、その一方の上端部から
は、上記対のうちの一方側のアングル材3の第1
被係合部としての上面3aと係合する、一対の鉤
形の係合片4cが第1係合部として、又それと対
向する側の縁部4bには、上記アングル材3の第
2被係合部としての長孔3dに嵌合する、傾斜し
た端面からなる一対の突起4dが第2係合として
それぞれ形成されている。5はもぐり込み防止用
の長尺形材で、合成樹脂等で形成されて断面略弓
形をなし、幅方向上端部5aは、脚部材4の挿入
孔4aの係止部4abに、下端部5bは係合部4
adに、又中間部5cは突出部4acにそれぞれ係
合して、該孔4aに挿通配設されうるようになつ
ている。
斯くして上述脚部材4を、長尺床材2を連結固
定して床1を構成するアングル材3に嵌合装着す
るに際しては、まず第3図に示すように、各一対
のアングル材3の一方の上面3aの所定位置に、
脚部材4をその係合片4cによつて係合させ、そ
の後他方側を矢印Bの如く回転して押上げ、他方
のアングル材3と係合させれば、脚部材4の突起
4dがアングル材3の長孔3dと嵌合し、脚部材
4は確実にワンタツチでアングル材3、即ち床1
と一体に結合装着されることになる。この際アン
グル材3と係合片4cとの係合をなす所定位置に
は、適宜の目印を付しておくか、或は切欠き凹部
を形成しておくかすると装着作業がし易く便利で
あり、又アングル材3の下縁の突起3cは必ずし
もなくてもよく、上面3a、垂下面3bのみでも
脚部材4の保持は支障なく行われるが、該突起3
cが存在すれば、縁部4bの下端がこれに係合す
るので、その保持はより確実で安定的なものとな
る。
而して、床1に対して少なくともその四隅に脚
部材4を配設し、或はさらに必要に応じ長手方向
中間部に配設することによつて、床1は一応実用
上支障のない構成となるが、該床1を単にプール
内に配設し、水泳用に供した場合には、たとえば
子供等が水中にもぐり、脚部材4相互の〓間から
床材2の下部に入り込むということがあり、甚だ
危険である。従つて、このような危険防止のため
に、脚部材4相互間に、もぐり込み防止用の長尺
形材5が差渡し配設され得るようになつている。
該形材5を装着するには、アングル材3に固定さ
れた脚部材4に対し、まず第2図における左側の
挿入孔4aに図示されている如く、挿入孔4aの
係合部4ab、突出部4ac、係合部4adの各上方
の内側縁の凹部に、形材5の上端部5a、中間部
5c、下端部5bがそれぞれ入るように、挿入孔
4aの上方に形材5を挿入させ、その後形材5を
上方から押圧すれば、該形材5はその弾性によつ
て変形しながら、第2図における右側の挿入孔4
aについて示すように下方に移動し、挿入孔4a
の下端の係合部4adに形材5の下端部5bが圧
接し、中間部の突出部4acに形材5の中間部5
cが圧接し、上部の係止部4abに形材5の上端
部5aが係止するので、この場合にもワンタツチ
で、形材5は脚部材4に確実に固定装着されるこ
とになる。
一方、斯かる如く組立構成された床1を保管等
のために分解するには、もぐり込み防止用の形材
5が装着されている場合には、まずその上端部5
aを挿入孔4aの係止部4abとの係止状態から、
手で直接或は棒体等によりはずし、上方に押上げ
て上述挿入時の如く、各空間部に形材5の突出部
を合わせ、ゆるく嵌合した状態として引出す。
又、各脚部4を取はずすには、アングル材3の長
孔3dと突起4dとの嵌合を、該突起4dの周辺
を適宜押圧することによつてはずし、第3図矢印
Bと逆方向に回転させ、係合片4cとアングル材
3との係合をはずすように引出せばよい。
ところで、本考案に係る各部の形状等は上述実
施例のものに限定されるものではなく、長尺床材
を固定するアングル材は、I形、T形、みぞ形等
の他の形状であつてもよく、脚部材の形状も適宜
に変形可能であり、脚部材と形材との結合固定
は、対向する部分で共に孔と突起で嵌合結合した
り、アングル材の垂下面下縁の突起部をやゝ大き
く突出して、脚部材の上周縁の対向する部分を、
アングル材の水平面部と該突起部との間に嵌合結
合する等、異なる他の係合構成することも可能で
ある等、本考案要旨内で適宜に変形しうるもので
ある。
以上の如く、本考案の床によれば、その脚部の
組立結合が、ワンタツチで、誰でもが容易にしか
も確実に行いうるので、特に現場での取付作業が
極めて楽であり、一方、不使用時に保管する場合
にも、ワンタツチで容易に分解することができる
ので、取片付けの作業も極めて簡単である等の特
徴がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係る床の一例を一部を破断し
一部を分解して示した斜視図、第2図は第1図A
矢視による一部を破断した要部拡大正面図、第3
図は第1図実施例の脚部材をアングル材に取付け
る方法を説明するための説明図、第4図は従来の
床の一部を分解して示した要部斜視図である。 1……床、2……長尺床材、3……アングル
材、3d……長孔、4……脚部材、4a……挿入
孔、4c……係合片、4d……突起、5……長尺
形材。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 並設した長尺床材をこれと直交配設した複数本
    の形材で連結固定すると共に、2本一対の該形材
    に脚部材を結合してなるプール用床において、形
    材は横方向への張出し部と垂下面を有し、一対の
    形材は該張出し部を向い合わせ、両垂下面間を脚
    部材の上端幅と略同幅にして並設し、脚部材の一
    側の上縁部に、上記一対の内の一方の形材の張出
    し部に係合する第1係合部を形成し、他側の上縁
    部に、上記一対の内の他方の形材の垂下面に弾圧
    接合しかつ該垂下面部分に予め形成された凹凸い
    ずれかの係合部と互いに係合する対応凹凸形を有
    した第2係合部を張出し形成し、脚部材の第1係
    合部を一対の形材の一方の張出し部に係合した上
    で、第2係合部を形材の他方の垂下面に圧接係合
    して脚部材を離脱自在に一体化してなる構成を有
    するプール用床。
JP17288283U 1983-11-08 1983-11-08 プ−ル用床 Granted JPS6080253U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP17288283U JPS6080253U (ja) 1983-11-08 1983-11-08 プ−ル用床

Applications Claiming Priority (1)

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JP17288283U JPS6080253U (ja) 1983-11-08 1983-11-08 プ−ル用床

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS6080253U JPS6080253U (ja) 1985-06-04
JPS6326528Y2 true JPS6326528Y2 (ja) 1988-07-19

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ID=30376743

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP17288283U Granted JPS6080253U (ja) 1983-11-08 1983-11-08 プ−ル用床

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JP (1) JPS6080253U (ja)

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5038210U (ja) * 1973-08-07 1975-04-21

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5038210U (ja) * 1973-08-07 1975-04-21

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JPS6080253U (ja) 1985-06-04

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