JPS63264964A - 導電性布状物の製造方法 - Google Patents

導電性布状物の製造方法

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JPS63264964A
JPS63264964A JP62094096A JP9409687A JPS63264964A JP S63264964 A JPS63264964 A JP S63264964A JP 62094096 A JP62094096 A JP 62094096A JP 9409687 A JP9409687 A JP 9409687A JP S63264964 A JPS63264964 A JP S63264964A
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conductive
woven
fibers
fabric
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JP62094096A
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若原 秀規
松尾 芳宏
実 川村
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Sekisui Chemical Co Ltd
Original Assignee
Sekisui Chemical Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は導電性繊維と熱溶融性繊維とからなる導電性布
状物の製造方法に関し、特に導電性繊維を細かく巻縮し
得て、伸張率の大きな導電性布状物を製造し得る方法に
関する。
(従来の技jネテ) 静電気やノイズの侵入によりその機能が損なわれる危険
がある半導体デバイス等の電子装置を梱包あるいは運搬
するために使用されるトレイ、コンテナ、パフケージ等
の容器や、同様に静電気およびノイズを嫌う磁気ディス
ク、磁気カード等の記録材料を収納して保存するために
使用されるファイリングケースなどにおいては、帯電防
止性と。
電磁波を遮蔽するのに必要な導電性が厳しく要求されて
いる。このような容器等としては、従来より、カーボン
ブランクや金属短繊維等の4電性フイラーが練り込まれ
たプラスチック成型物が実用化されている。しかし、こ
のようなプラスチック成型物では、要求される導電性を
付与するためには導電性フィラーを多量に練り込む必要
があり。
これが得られた成型物の成形性不良や機械的強度の劣化
の原因となっている。
このような欠点を改良するものとして1例えば特開昭5
8−155917号公報および特開昭58−16603
5号公報において、感電性繊維と熱溶融性繊維との繊維
混合物から形成された不織布2編布、あるいは織布を基
材に重ね合わせ、前記熱溶融性繊維の熔融温度以上に加
熱して融着することにより、導電性を有するIC等の部
品の包装用シートを安価に製造する方法が提案されてい
る。
(発明が解決しようとする問題点) しかしながら、上述した方法により製造される織布を用
いたシートでは、導電性織布自体の伸びを期待すること
ができないので、該シートを真空成形もしくは圧空成形
等による深絞り加工に供すると、シートが引き伸ばされ
るために該織布が切断されてしまい、得られた成形物の
導電性がかなり低下する。また、上述した方法により製
造される不織布あるいは編布を用いたシートでは、導電
性不織布・編布がその構造上若干伸びることが可能では
あるが、延伸前後の面積比(すなわち展開倍率)が2倍
以上となるような深絞り加工では織布と同様に導電性の
不織布や編布が切断され、得られた成形物の導電性がか
なり低下してしまう。
このため、導電性布状物を有する一枚の平・垣なシート
からは、導電性に優れた底の深いコンテナ等を成形する
ことができないという問題点がある。
実開昭61−202476号公報には、導電性繊維が熱
可塑性エラストマー繊維に巻縮された導電性シートが開
示されているが、導電性繊維を所望の状態に巻縮させる
ことは非常に困難であるため、所定の展開倍率を有する
シートを製造することはほとんど不可能である。
本発明は上述した従来技術の問題点を解決するものであ
り、その目的は、所定の展開倍率を有する導電性布状物
を、連続的にかつ安定的に製造し得る方法を提供するこ
とにある。
(問題点を解決するための手段) 本発明は、導電性繊維および熱溶融性繊維からなる導電
性布状物の製造方法であり、それぞれ下撚りをかけられ
た導電性繊維と該導電性繊維よりも熱収縮率の大きな熱
溶融性繊維とを撚り合わせて合撚糸を形成する撚糸工程
と、形成された合撚糸を織るかもしくは編むことにより
織布もしくは編布を連続的に形成する布状成形工程と、
連続的に形成される織布もしくは編布の少なくとも幅方
向両端部に、所定の大きさのひだをギャザリング装置に
より連続的に形成するギャザリング工程と。
ひだが形成された織布もしくは編布をそのひだを保持し
つつ熱処理する加熱工程と、を包含してなり、そのこと
により上記目的が達成される。
(実施例) 以下に本発明の実施例について説明する。
本発明の導電性布状物の製造方法は、導電性繊維と該導
電性繊維よりも熱収縮率の大きな熱溶融!!!!繊維と
を撚り合わせて合撚糸を形成する撚糸工程、該撚糸工程
にて得られた合撚糸を1例えば第1図に示すように、横
編機10により編布等の布状に連続的に成形する布状成
形工程、布状に成形された編布等にギャザリング装置2
0によりひだを連続的に形成するギヤザリング工程、お
よびひだが形成された編布等を加熱炉30により熱処理
して収縮させる加熱工程を包含する。
撚糸工程では、まず導電性繊維からなるフィラメント糸
または導電性短繊維からなる紡績糸に下撚りをかけたも
のと、熱溶融性樹脂からなる熱溶融性繊維に下撚りをか
けたものとを少なくとも1本ずつ引きそろえて逆方向に
撚り合わせ(これを上撚りという)2合撚糸を作る。
この際、上撚りの撚り数を大きくすると、後の工程で得
られる導電性繊維の巻縮程度が大きくなるので好ましい
また、下撚りの段階で熱溶融性繊維のねじり力を導電性
繊維のそれより大きくすると、得られる□  合撚糸に
おいて導電性繊維の上撚り数が大きくなり、上記同様導
電性繊維のを縮程度が大きくなるので好ましい。つまり
、得られる合撚糸における導電性繊維の上撚り数は、そ
れぞれの繊維の下撚りのねじり力と上撚りのねじり力の
バランスを保った状態で決定されるため、熱溶融性繊維
の下撚りのねじり力が大きいと、その元に戻ろうとする
反発力が上撚りのねじり力に加えられ、その分だけ導電
性繊維の上撚り数が大きくなるのである。
この場合、ねじり力を大きくする方法としては。
撚り数を大きくしてもよいし、繊維の径を大きくしても
よい。
この撚糸工程に用いられる導電性繊維としては。
金属繊維、カーボン繊維、金属吸着合成樹脂繊維。
金属メッキ合成樹脂繊維等が挙げられる。ここで金属吸
着合成樹脂繊維とは9例えばアクリル系繊維に銅イオン
を吸着させた後に還元処理したものであり、該金属吸着
合成樹脂繊維は、特に耐屈曲性に優れているので好まし
い。
また、熱溶融性繊維としては、ポリエチレン。
ポリプロピレン等のポリオレフィン系樹脂、ポリアミド
樹脂、ポリエステル樹脂、ポリアクリロニトリル樹脂、
ポリ塩化ビニル樹脂、ポリカーボネート樹脂、ポリメチ
ルメタクリレート樹脂等の繊維が好適に用いられ、特に
、使用される導電性繊維との関係において、該導電性繊
維の熱収縮率よりも大きな熱収縮率を有する繊維が選択
される。
また、得られる最終製品に透明性が求められる場合には
、ポリ塩化ビニル樹脂、ポリカーボネート樹脂、ポリメ
チルメタクリレート樹脂環、後述の基材として使用され
る樹脂と同等以上の透明性をもつ樹脂の繊維が特に好適
に用いられる。
このようにして得られた合撚糸8は、布状成形工程の横
編機10に送給され、該横綱機10により。
例えば天竺編みに連続的に編成される。
該横編機10にて編成された編布80は、必要に応じて
、その幅方向両端部の表面および背面に一対の粘着テー
プ81および81が各テープ貼着装置40および40に
てそれぞれ貼着される。各テープ貼着装置40は、横編
機10にて連続的に編成される編布80の幅方向各端部
の近傍にそれぞれ配設されている。
各テープ貼着装置140は、第2図に示すように1編布
80の幅方向各端部において9表面および裏面に対向す
るようにそれぞれ配設される一対のテープ供給ローラ4
2および42と、各テープ供給ローラ42から供給され
る粘着テープ81を、編布8oの幅方向端部に1表面お
よび裏面からそれぞれ貼着する一対の押えロール43お
よび43とを有する。押えロール43および43は9編
布80の幅方向端部を挟んで対向しており1両押えロー
ル43および43にて、各テープ供給ピーラ42および
42から送給される再粘着テープ81および81は9編
布8oの幅方向端部と共に挟圧される。
このように2編成直後に幅方向の両端部に粘着テープ8
1および81が貼着された編布8oは1幅方向の両端部
がカールするおそれがな′<、また1編布80が編目の
ウェール方向(すなわち編布8oの長手方向)に引張ら
れても、該方向とは直交する幅方向に縮小するおそれが
ない。
このような編布80は、必要に応じて、一対の塗布ロー
ラ50および50間を通過される。各塗布ローラ50は
、熱溶融性繊維を溶解し得る1例えばTl!F溶剤にて
表面が濡らされており、該溶剤が編布80に塗布される
。その結果1編布80の編目、すなわち合撚糸の交差接
触部が溶解されて一体化され。
該編布80の目くずれが防止される。特に、後の加熱工
程において、熱風方式の加熱炉を用いる場合には、目く
ずれの防止効果が大きい。また9例えばTIIF溶剤に
、熱溶融性繊維と同種の樹脂を溶解させておくことによ
り、熱溶融性繊維と導電性繊維とが一層確実に固着され
、後工程での加熱工程において、熱溶融性繊維の加熱収
縮により導電性繊維が細かく均一に巻縮される。そして
、このようにすれば、得られた布状物を9例えばポリ塩
化ビニル等を用いたシート状基材に加熱して圧着する場
合に、熱溶融性繊維がシート状基材に容易に一体化され
る。
溶剤が塗布された編布80は、溶剤を乾燥させた後に、
ギャザリング装置20に送給される。該ギャザリング装
置20は1編布80の連続方向に、所定の大きさのひだ
を連続的に形成するものである。該ギャザリング装置2
0は、少なくとも1編布80の幅方向両端部の一面に1
編布80の連続方向に所定の間隔をあけて連続的に当接
する係合部材と、相隣する係合部材の間隙内に編布80
を順次押込んで。
編布80に連続的にひだを形成する押込部材とを有する
該ギャザリング装置20は、搬送される編布80の幅方
向の両端部近傍にそれぞれ配設されており。
一方のギャザリング装置20は2例えば第3図に示すよ
うに、一対のギヤ21および21と、一対の押圧ロール
22および22とを有する。ギヤ21および21は。
相互に噛合しており2編布80の幅方向両端部に貼着さ
れた一対の粘着テープ81および81を噛み込み得るよ
うに配設されている。編布80の幅方向両端部は、係合
部材である一方のギヤの歯部の歯先面に当接し、その歯
溝間に、押込部材である他方のギヤ21の歯部にて、押
込まれてひだが形成される。
編布80は2幅方向の両端部にひだが形成されることに
より2幅方向の中央部にたるみが形成される。
両端部にひだが形成された編布80は、一方のギヤ21
に沿って搬送され、対をなす押圧ロール22および22
間に送給される。両端部にひだが形成された編布80が
、一方のギヤ2工に沿って移動し9両押圧ロール22お
よび22間に挟持されるまでの間は。
編布80の幅方向両端部が該ギヤ21の歯部から離脱し
ないように、適当な手段を設けることが、形成されたひ
だが消滅せず好ましい。
両押圧ロール22および22間には、各テープ供給ロー
ル23および23から、粘着テープ83および83がそ
れぞれ送給されており、各粘着テープ83および83は
、ひだが形成された編布80の粘着テープ81に。
表面側および背面側から2両押圧ロール22および22
にて挟圧されて貼着される。編布80における幅方向各
端部に形成されたひだは2両押圧ロール22および22
間を通過する際に2編布80の搬送方向。
あるいは該搬送方向とは反対方向に倒れた状態になる。
なお、ひだが形成された粘着テープ81上に貼着される
各粘着テープ83は、各粘着テープ81に形成されたひ
だが9編布80に加わる搬送方向への張力により消滅す
ることを防止するものであるため。
表面および背面の両面に貼着する必要がなく、いずれか
一方の面にのみ粘着テープ83を貼着する構成としても
よい。また、必要とされる巻縮度に応じて、このギャザ
リング装置を複数連続使用してもよい。
ギャザリング装置20により、ひだが形成された編布8
0は、一対の固定ロール61および62と2両固定ロー
ル61および62間に位置するダンサ−ロール63(第
1図参照)に案内されて、加熱工程へ供される。
該加熱工程は、一対のピンテンター31.31および該
ピンテンター31の搬送域に配設される加熱炉30によ
り実施される。各ピンテンター31は、第4図に示すよ
うに2編布80の幅方向の両端部にそれぞれ係止して2
両端部を下流側になるにつれて相互に接近するように案
内する。各ピンテンター31の下流部には、加熱炉30
が配設されており、該加熱炉30により、各ピンテンタ
ー31にて搬送される編布80が、該編布80における
熱溶融性繊維が収縮する温度まで加熱される。
該加熱炉30にて編布80が加熱されると、第5図に示
すように、編布80における合撚糸8の熱溶融性繊維8
4が軸方向に熱収縮し、その熱収縮に伴って、螺旋状に
撚りをかけられた導電性繊維85は。
螺旋の間隔が軸方向に収縮され、第6図に示すように、
螺旋状に細かくカールした巻縮状態になる。
感電性繊維85が巻縮状態になることにより1編布80
は収縮するが2編布80の幅方向への収縮は9編布80
の幅方向両端部が各ピンテンター31にて係止されてい
るため、各ピンテンター31および31の配設間隔にて
規定される。他方、該編布80は2wL送方向(連続方
向)へは1編布80に形成されたたるみが引き伸ばされ
て消滅する状態にまで収縮される。つまり1編布80の
連続方向への加熱による収縮は2編布80に形成される
ひだの大きさおよびひだ数により規定される。従って、
ギャザリング工程におけるギャザリング装置20の各ギ
ヤ21の歯高および歯数により1編布80の連続方向の
収縮率が一規定される。
つまり2編布80を、ひだを形成することなく。
また幅方向の両端部を規制することなく加熱処理すると
、収縮し過ぎてしまい、導電性繊維85を所望の巻縮度
にて巻縮させることが不可能であるが。
これを編布80の幅方向両端部に形成したひだの大きさ
やひだ数により編布80の連続方向への収縮率を制御し
、また編布80の両端部に係止するピンテンター31お
よび31の配設間隔により幅方向の収縮率を制御する。
これにより、得られる導電性編布80の導電性繊維85
を所望の巻縮度でもって巻縮させることができる。
こうして、導電性繊維が熱溶融性繊維の周囲に細かく螺
旋状に巻縮した状態の合撚糸にて編まれた導電性編布8
0が連続的に製造される。
このような導電性の編布は2例えばポリ塩化ビニル製の
シート状基材に貼着されて導電性シートとされ、該シー
トを深絞り加工に供することにより、帯電防止機能を存
する容器とされる。この場合、シート状基材に貼着され
る導電性編布は、その製造に際して、導電性シートが加
工される際の延伸率に対応させて、収縮率が定められ、
その収縮率によりギャザリング工程において形成される
ひだの大きさ、ひだ数、および加熱工程におけるピンテ
ンター31の最終幅方向寸法が決定される。
その結果、該導電性編布80が貼着された導電性シート
を深絞り加工しても、該導電性編布80は切断するおそ
れがない。
ギャザリング工程において9wI布の幅方向各端部に配
設される一対のギャザリング装置20としては、上述の
実施例のように一対のギヤを用いるものに限らず2例え
ば、第7図に示すように9周回移動し得る無端帯状物2
4bの周面に配設される係合部材24a、24a、・・
・と、放射状に押込部25aが形成された押込部材25
とを用いるものでもよい。
該無端帯状物24bは1例えば、一対のプーリ24cお
よび24cに巻き掛けられた搬送ベルトである。
各係合部材24aは、無端帯状物24bの周回移動方向
に並設され1例えばビン24d、24d、・・・にて無
端帯状物に取り付けられている。各係合部材24aは9
例えば、軟質あるいは半硬質ゴム製であり。
その先端部は周回移動方向に幅広となっている。
相隣する係合部材24aの先端部同士は、若干の間隙を
有するように配設されており、その先端面は。
編布80の幅方向端部における下面に順次光゛接する。
押込部材25は、各係合部材24a間に順次嵌合し得る
押込部25a、25a、・・・が放射状に形成されてお
り、*送される編布80の幅方向両端部は、押込部材2
5の各押込部25aにて、順次係合部材24a間に押込
まれる。編布80の幅方向端部が係合部材24a間に押
込まれる位置は、無端帯状物24bが一方のプーリ24
cに巻き掛けられて円弧状となる位置であり、この位置
では各係合部材24aの間隙は広くなっているので、&
WWSe2幅方向端部は確実に係合部材24a間に押込
まれる。これにより9編布80の幅方向端部にはひだが
形成される。そして。
押込部材25の押込部25aが係合部材24aの間隙よ
りはずれるとその間隙内に押込まれた編布80の幅方向
端部は、相隣する係合部材24cにて挟持され。
両者の間隙から離脱するおそれがない。。
押込部材25の配設位置よりも無端帯状物24bの移動
方向下流側には、各係合部材24aの先端面に対向する
ように押圧ロール22が配設されており。
テープ供給ロール23から送給される粘着テープ83が
、各係合部材24a先端面と押圧ロール22との間に送
給されて、ひだが形成された編布80の幅方向端部に粘
着テープ83が貼着される。
このようなギャザリング装置20では、ひだが形成され
た編布80を、ダンサ−ロール63等を介することなく
、無端帯状物24bにて直接加熱工程へ送給するように
してもよい。
また、ギャザリング装置20としては、第8図(イ)お
よび(ロ)に示すように、外周面が編布80と略直交す
るように配設された9周回移動する無端帯状物26bを
2編布80の幅方向の各側方に配設し、該無端帯状物2
6b外周面に、所定の間隙をあけて、棒状の係合部材2
6a、26a、・・・を突設する構成としてもよい。
無端帯状物26bは、各係合部材26aが編布80の搬
送方向上流部において9編布80の幅方向端部の搬送域
下方に位置されており、その下流部が編布80の搬送域
より外れるように屈曲されている。そして、各係合部材
26aは2編布80の幅方向端部の下方に位置する場合
には、無端帯状物26bに固定され1編布80の搬送域
より外れた場合には、揺動し得るように構成される。無
端帯状物26bの周回速度は編布80の搬送速度に等し
く設定されている。
他方、押込部材27としては9編布80の幅方向端部下
方に位置する4本の係合部材26aの各間隙内に嵌合し
得る3木の押込部27 a 、 27 b 、 27 
cを有する。編布80の搬送方向下流側に位置する押込
部27aおよび27bは一体となっており、上流側に位
置する押込部27cは、他の押込部27aおよび27b
よりも若干遅く下降しはじめ、他の押込部27aおよび
27bと同時に戻りはじめるように設定されている。こ
れら押込部27a、27bおよび27cは、無端帯状物
26bの周回速度に同調して、昇降され。
編布80から離隔した位置、および編布80の幅方向端
部に当接して相隣する係合部材26a間に編布80を押
込む位置とに往復移動する。
押込部材27の各押込部27a、27bおよび27cと
編布80を挟んで対向する位置には受台28が配設され
ており、該受台28上に、テープ供給ロール23から繰
り出される粘着テープ83が供給される。そして、押込
部材27が下方に移動されると9編布80の搬送方向下
流側に位置する2つの押込部27aおよび27bは、編
布80の幅方向端部を係合部材26a間に押込むことに
より該端部にひだを形成する。このとき、押込まれた編
布80の幅方向端部の下端が粘着テープ83に当接し、
該粘着テープ83は形成されたひだに貼着される。編布
80の搬送方向上流側に位置する押込部材27の押込部
27cは、他の押込部27cおよび27bより遅く下降
しは°じめるので。
これらの押込部27aおよび27bによりすでに形成さ
れたひだがテープにしっかり固着された状態で上流側の
編布80を引張り込む。従って、押込部27Cはすでに
形成されたひだを崩すことなく次のひだを形成する。そ
して、押込部27a、27bおよび27cは同時に戻り
、以下この動作を繰り返して順次ひだを形成する。
ひだが形成された編布80は2幅方向両端部が係合部材
26aに係止された状態で搬送され、無端帯状物26b
が1編布80の搬送域より外れるべく側方へ移動すると
7編布80の幅方向端部は、係合部材26aから外れ2
編布80は、粘着テープ83にてひだが固定された状態
で搬送される。このとき、各係合部材26aは無端帯状
物26bに対して揺動し得るため2編布80の幅方向端
部は、各係合部材26aより容易にはずれる。
この第8図に示すギャザリング装置では、大きなひだを
容易に形成することができるので1巻縮度の大きな導電
性布状物を得るために好適に用いられる。
(発明の効果) 本発明の導電性布状物の製造方法は、このように1導電
性繊維と熱溶融性繊維とからなる合撚糸にて織布もしく
は編布を連続的に形成し、該織布もしくは編布に、所定
の大きさのひだを連続的に形成した後に熱処理するもの
であるため、得られ°る導電性布状物は、形成されたひ
だの部分が伸長した所定の状態にまで熱溶融性繊維が収
縮し、導電性繊維は所定の巻縮度にまで細かく巻縮した
状態になる。その結果、得られる導電性布状物は所望の
展開倍率を有し、この導電性布状物を1合成樹脂等のシ
ート状基材に貼着してなる導電性シートを所定形状に深
絞り加工しても切断するおそれがなく、導電性に優れた
所定形状の容器等が容易に製造し得る。
4、 ズ  の  −なう日 第1図は本発明方法の工程を略示する模式図。
第2図はテープ貼着装置の斜視図、第3図はギャザリン
グ装置の側面図、第4図は加熱工程の略示平面図、第5
図は導電性布状物を構成する合撚糸の拡大図、第6図は
本発明方法により得られる導電性布状物の拡大平面図、
第7図はギャザリング装置の他の実施例の側面図、第8
図(イ)はギャザリング装置のさらに他の実施例の平面
図、第8図(ロ)はその側面図である。
10・・・横編機、20・・・ギャザリング装置、21
・・・ギヤ。
22・・・押圧ロール、23・・・テープ供給ロール、
24a。
26a・・・係合部材、 25.27・・・押込部材、
25a、27a。
27b、27c・・・押込部、30・・・加熱炉、31
・・・ピンテンター、80・・・編布、 81.83・
・・粘着テープ、84・・・熱溶融性繊維、85・・・
導電性繊維。
以上

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 1. 導電性繊維および熱溶融性繊維からなる導電性布
    状物の製造方法であり、 それぞれ下撚りをかけられた導電性繊維と該導電性繊維
    よりも熱収縮率の大きな熱溶融性繊維とを撚り合わせて
    合撚糸を形成する撚糸工程と、形成された合撚糸を織る
    かもしくは編むことにより織布もしくは編布を連続的に
    形成する布状成形工程と、 連続的に形成される織布もしくは編布の少なくとも幅方
    向両端部に、所定の大きさのひだをギャザリング装置に
    より連続的に形成するギャザリング工程と、 ひだが形成された織布もしくは編布をそのひだを保持し
    つつ熱処理する加熱工程と、 を包含する導電性布状物の製造方法。
  2. 2. 前記ギャザリング装置は、織布もしくは編布の幅
    方向両端面に、その連続方向に所定の間隙をあけて当接
    する係合部材と、相隣する係合部材の間隙内に織布もし
    くは編布を順次押し込んでひだを形成する押込部材とを
    有する特許請求の範囲第1項に記載の導電性布状物の製
    造方法。
  3. 3. 前記係合部材および押込部材は、相互に噛合する
    一対のギヤである特許請求の範囲第2項に記載の導電性
    布状物の製造方法。
  4. 4. 前記係合部材は、周回移動し得る無端帯状物の外
    周面に配設されている特許請求の範囲第2項に記載の導
    電性布状物の製造方法。
  5. 5. 前記無端帯状物は、その外周面が、織布もしくは
    編布の一方の面に対向するように配設されている特許請
    求の範囲第4項に記載の導電性布状物の製造方法。
  6. 6. 前記無端帯状物は、その外周面が、織布もしくは
    編布とは略直交するように配設されている特許請求の範
    囲第4項に記載の導電性布状物の製造方法。
  7. 7. 前記押込部材は、織布もしくは編布から離隔した
    位置と、織布もしくは編布に当接して相隣する係合部材
    間に嵌合した位置とに往復移動する特許請求の範囲第4
    項に記載の導電性布状物の製造方法。
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