JPH01239146A - 導電性積層体の製造方法 - Google Patents
導電性積層体の製造方法Info
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- JPH01239146A JPH01239146A JP63063820A JP6382088A JPH01239146A JP H01239146 A JPH01239146 A JP H01239146A JP 63063820 A JP63063820 A JP 63063820A JP 6382088 A JP6382088 A JP 6382088A JP H01239146 A JPH01239146 A JP H01239146A
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Landscapes
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
(産業上の利用分野)
本発明は導電性繊維と熱溶融性繊維とからなる編布と合
成樹脂製基板との積層体の製造方法に関し、特に、導電
性繊維が細かく巻縮して伸張率の大きな編布を合成樹脂
製基板の両面に積層された積層体を製造するのに好適に
用いられる方法に関するものである。
成樹脂製基板との積層体の製造方法に関し、特に、導電
性繊維が細かく巻縮して伸張率の大きな編布を合成樹脂
製基板の両面に積層された積層体を製造するのに好適に
用いられる方法に関するものである。
(従来の技術)
近年、静電気やノイズの侵入によりその機能が損なわれ
る危険のある半導体デバイス等の電子装置を梱包あるい
は運搬するために使用されるトレイ、コンテナ、パッケ
ージ等の容器や、同様に静電気およびノイズを嫌う磁気
ディスク、磁気カード等の記録材料を収納して保存する
ために使用されるファイリングケース等においては、帯
電防止性と、電磁波を遮蔽するのに必要な導電性が厳し
く要求されている。このような情勢のもと、例えば特開
昭58−155917号公報および特開昭58−166
035号公報において、導電性繊維ど熱溶融性繊維との
繊維混合物から形成された不織布、織布、あるいは編布
を基材に重ね合わせ、前記熱溶融性繊維の溶融温度以上
に加熱して融着することにより、導電性を有するIC等
の部品の包装用シートを安価に製造する方法が提案され
ている。
る危険のある半導体デバイス等の電子装置を梱包あるい
は運搬するために使用されるトレイ、コンテナ、パッケ
ージ等の容器や、同様に静電気およびノイズを嫌う磁気
ディスク、磁気カード等の記録材料を収納して保存する
ために使用されるファイリングケース等においては、帯
電防止性と、電磁波を遮蔽するのに必要な導電性が厳し
く要求されている。このような情勢のもと、例えば特開
昭58−155917号公報および特開昭58−166
035号公報において、導電性繊維ど熱溶融性繊維との
繊維混合物から形成された不織布、織布、あるいは編布
を基材に重ね合わせ、前記熱溶融性繊維の溶融温度以上
に加熱して融着することにより、導電性を有するIC等
の部品の包装用シートを安価に製造する方法が提案され
ている。
しかしながら、上述した方法により製造されるシートで
は、導電性布状物自体の伸びをあまり期待することがで
きないので、8亥シートを真空成形もしくは圧空成形等
による深絞り加工に供すると、シートが引き伸ばされて
布状物中の導電性繊維が切断されてしまい、得られた成
形物の導電性が大幅に低下してしまうという問題点があ
った。
は、導電性布状物自体の伸びをあまり期待することがで
きないので、8亥シートを真空成形もしくは圧空成形等
による深絞り加工に供すると、シートが引き伸ばされて
布状物中の導電性繊維が切断されてしまい、得られた成
形物の導電性が大幅に低下してしまうという問題点があ
った。
かかる問題点を解決せんがために、出)願人は、それぞ
れ下撚りをかけられた導電性繊維と該導電性繊維よりも
熱収縮率の大きな熱溶融性繊維との合撚糸からなる編織
布を加熱処理することにより、該熱溶融性繊維を収縮さ
せてその分だけ導電性繊維を巻縮させ、深絞り加工に供
しても導電性繊維が容易に切断することのない積層体の
製造方法を検討してきた。
れ下撚りをかけられた導電性繊維と該導電性繊維よりも
熱収縮率の大きな熱溶融性繊維との合撚糸からなる編織
布を加熱処理することにより、該熱溶融性繊維を収縮さ
せてその分だけ導電性繊維を巻縮させ、深絞り加工に供
しても導電性繊維が容易に切断することのない積層体の
製造方法を検討してきた。
(発明が解決しようとする課題)
しかしながら、上述した製造方法では、導電性繊維と熱
溶融性繊維との合撚糸からなる編布を、加熱収縮させた
後に基板上に載置するという工程が必要となり、載置す
るまでの編布の取扱いが困難であるという問題点があっ
た。特に、基板の両面に編布を積層する場合には、型プ
レートの上面に編布を整然と拡げて載置し、その上に基
板をU、置し、さらにその上に別の編布を整然と拡げて
載置するという作業が必要となり、生産性が非常に悪い
という問題点があった。
溶融性繊維との合撚糸からなる編布を、加熱収縮させた
後に基板上に載置するという工程が必要となり、載置す
るまでの編布の取扱いが困難であるという問題点があっ
た。特に、基板の両面に編布を積層する場合には、型プ
レートの上面に編布を整然と拡げて載置し、その上に基
板をU、置し、さらにその上に別の編布を整然と拡げて
載置するという作業が必要となり、生産性が非常に悪い
という問題点があった。
また、通常の横編機により編成された編布はその両端縁
が耳捲くれを起こすため、特殊な搬送装置を使用してか
かる耳捲くれを防止する必要があった。
が耳捲くれを起こすため、特殊な搬送装置を使用してか
かる耳捲くれを防止する必要があった。
更に、かかる編布を加熱炉等によりバッチ方式で加熱収
縮すると、編布が不均一に収縮してしまい、所望の収縮
程度を有する均一な品質の積層体を得ることができない
という問題点があり、さらに、編布の耳部をピンテンタ
ーにより把持するという通常の搬送装置により該編布を
加熱炉中に連続的に送り込むと、編布の収縮がピンテン
ターにより拘束されて、均一な収縮が得られないという
問題点があった。
縮すると、編布が不均一に収縮してしまい、所望の収縮
程度を有する均一な品質の積層体を得ることができない
という問題点があり、さらに、編布の耳部をピンテンタ
ーにより把持するという通常の搬送装置により該編布を
加熱炉中に連続的に送り込むと、編布の収縮がピンテン
ターにより拘束されて、均一な収縮が得られないという
問題点があった。
本発明は上述した従来技術の問題点を解決するものであ
り、その目的は、複雑な工程を経ることなく単純な工程
にて、合成樹脂製基板の両面に導電性の編布を積層させ
得る方法を提供すること、にある。
り、その目的は、複雑な工程を経ることなく単純な工程
にて、合成樹脂製基板の両面に導電性の編布を積層させ
得る方法を提供すること、にある。
(課題を解決するための手段)
上述した目的を達成するために、本発明の導電性積層体
の製造方法は、丸騙機により導電性繊維と熱溶融性繊維
とからなる編布を筒状に編成するとともに該編布の内空
部に合成樹脂製基板を所定の速度で連続して供給する工
程と、編布と合成樹脂製基板とを加熱しっつ圧着ロール
間に挿通させて融着する工程と、を包含することを特徴
としている。
の製造方法は、丸騙機により導電性繊維と熱溶融性繊維
とからなる編布を筒状に編成するとともに該編布の内空
部に合成樹脂製基板を所定の速度で連続して供給する工
程と、編布と合成樹脂製基板とを加熱しっつ圧着ロール
間に挿通させて融着する工程と、を包含することを特徴
としている。
(作用)
本発明の導電性積層体の製造方法では、丸編機により筒
状に編成された編布の内空部に合成樹脂製基板が挿入さ
れることになるので、編布をピンテンター等の搬送装置
を用いて搬送する必要がなくなり、また編布に端縁部が
存在しないことになるので、耳捲くれも発生しない。更
に、編布と合成樹脂製基板とを加熱しつつ圧着ロール間
に挿通させて融着するので、編布を合成樹脂製基板の両
面に簡単に融着させることができる。
状に編成された編布の内空部に合成樹脂製基板が挿入さ
れることになるので、編布をピンテンター等の搬送装置
を用いて搬送する必要がなくなり、また編布に端縁部が
存在しないことになるので、耳捲くれも発生しない。更
に、編布と合成樹脂製基板とを加熱しつつ圧着ロール間
に挿通させて融着するので、編布を合成樹脂製基板の両
面に簡単に融着させることができる。
(実施例)
以下、本発明の一実施例について図面を参照して説明す
る。
る。
第1図は本発明の一実施例を説明するための模式図であ
って、1は押出機、2は丸編機、4は圧着ロール、5は
合成樹脂製基板、6は編布を示す。
って、1は押出機、2は丸編機、4は圧着ロール、5は
合成樹脂製基板、6は編布を示す。
編布6は、第2図(a)に図示するように、下撚りをか
けられた導電性繊維62と下撚りをかけられた熱溶融性
繊維63とを少なくとも1本ずつ引き揃えて逆方向に撚
り合わせ(コレを上撚りという)でなる合撚糸61から
構成されている。
けられた導電性繊維62と下撚りをかけられた熱溶融性
繊維63とを少なくとも1本ずつ引き揃えて逆方向に撚
り合わせ(コレを上撚りという)でなる合撚糸61から
構成されている。
ここで、導電性繊維62としては金属繊維、カーボン繊
維、金属吸着合成樹脂繊維、金属メツキ合成樹脂繊維等
が挙げられる。この内、金属吸着合成樹脂繊維とは例え
ばアクリル系繊維に銅イオンを吸着させた後に還元処理
したものであり、該金属吸着合成樹脂繊維は、特に耐屈
曲性に優れているので好ましい。
維、金属吸着合成樹脂繊維、金属メツキ合成樹脂繊維等
が挙げられる。この内、金属吸着合成樹脂繊維とは例え
ばアクリル系繊維に銅イオンを吸着させた後に還元処理
したものであり、該金属吸着合成樹脂繊維は、特に耐屈
曲性に優れているので好ましい。
また、熱溶融性繊維63としてはポリエチレン、ポリプ
ロピレン等のポリオレフィン系樹脂、ポリアミド樹脂、
ポリ塩化ビニル樹脂、ポリカーボネート樹脂、ポリメチ
ルメタクリレート樹脂等の繊維が好適に用いられ、特に
、使用される導電性繊維62との関係おいて、該導電性
繊維62の熱収縮率よりも大きな熱収縮率を存する繊維
が選択される。
ロピレン等のポリオレフィン系樹脂、ポリアミド樹脂、
ポリ塩化ビニル樹脂、ポリカーボネート樹脂、ポリメチ
ルメタクリレート樹脂等の繊維が好適に用いられ、特に
、使用される導電性繊維62との関係おいて、該導電性
繊維62の熱収縮率よりも大きな熱収縮率を存する繊維
が選択される。
上記した導電性繊維62と熱溶融性繊維63を撚り合わ
せてなる合撚糸61は、第1図に示すように、丸編機2
に送給され、該丸編機により、例えば天竺編みに連続的
に筒状をなして編成される。
せてなる合撚糸61は、第1図に示すように、丸編機2
に送給され、該丸編機により、例えば天竺編みに連続的
に筒状をなして編成される。
丸編機2の上方に設置された押出機」から合成樹脂製基
板5が垂直下方に押出成形され、該丸編機2にて編成さ
れた筒状の編布6の内空部に挿入される。合成樹脂製基
板5としては、ポリオレフィン系樹脂、ポリアミド樹脂
、ポリエステル樹脂、ポリアクリロニトリル樹脂、ポリ
塩化ビニル樹脂、ポリカーボネート樹脂、ポリメチルメ
タクリレート樹脂等からなる硬質もしくは半硬質の合成
樹脂シートであって、その内、ポリ塩化ビニル樹脂、ポ
リカーボネート樹脂、ポリメチルメタクリレート樹脂等
からなる全光線透過率70%以上の合成樹脂シートが最
終製品に透明°性が求められる場合には好適に用いられ
る。また、編布6を構成する熱溶融性繊維63と合成樹
脂製基板5の樹脂とが同一のものであることが、その固
着強度の点から好ましい。
板5が垂直下方に押出成形され、該丸編機2にて編成さ
れた筒状の編布6の内空部に挿入される。合成樹脂製基
板5としては、ポリオレフィン系樹脂、ポリアミド樹脂
、ポリエステル樹脂、ポリアクリロニトリル樹脂、ポリ
塩化ビニル樹脂、ポリカーボネート樹脂、ポリメチルメ
タクリレート樹脂等からなる硬質もしくは半硬質の合成
樹脂シートであって、その内、ポリ塩化ビニル樹脂、ポ
リカーボネート樹脂、ポリメチルメタクリレート樹脂等
からなる全光線透過率70%以上の合成樹脂シートが最
終製品に透明°性が求められる場合には好適に用いられ
る。また、編布6を構成する熱溶融性繊維63と合成樹
脂製基板5の樹脂とが同一のものであることが、その固
着強度の点から好ましい。
次に、合成樹脂製基板5がその内空部に挿入された状態
のまま編布6を、例えば熱風方式の加熱炉3内に案内す
る。編布6が加熱炉3で加熱されると、第2図(b)に
示すように、熱溶融性繊維63が軸方向に熱収縮し、そ
の収縮に伴って、螺旋状に撚りをかけられた導電性繊維
62の螺旋の間隔が軸方向に収縮して細かく螺旋状に巻
縮した状態となる。導電性繊維62が巻縮状態になるこ
とにより、編布6は全体的に収縮する。しかしながら、
内合成樹脂製基板5が存在するため、筒状の編布6の周
方向の収縮は、該合成樹脂製基板5に規制されることに
なる。つまり、編布6は合成樹脂製基板5の外周に沿う
まで収縮されることになる。したがって、合成樹脂製基
板5の幅寸法を所定の長さにすることにより、編布6の
周方向の収縮率、すなわち幅方向の収縮率を任意に制御
することができる。また、編布6の送り方向の収縮率に
ついては、合成樹脂製基板5の押出速度v1と編布6の
編成速度v2とを調整することにより制御することがで
きる。つまり、編布6を送り方向に収縮させるには、編
成速度v2を押出速度v1より速くして編布6を送り方
向に弛ませることが必要であるが、このv2とvlとの
速度差を大きくすることにより、編布6の送り方向の収
縮率は大きくなり、v2とvlとの速度差を小さくする
ことにより、編布6の送り方向の収縮率は小さくなる。
のまま編布6を、例えば熱風方式の加熱炉3内に案内す
る。編布6が加熱炉3で加熱されると、第2図(b)に
示すように、熱溶融性繊維63が軸方向に熱収縮し、そ
の収縮に伴って、螺旋状に撚りをかけられた導電性繊維
62の螺旋の間隔が軸方向に収縮して細かく螺旋状に巻
縮した状態となる。導電性繊維62が巻縮状態になるこ
とにより、編布6は全体的に収縮する。しかしながら、
内合成樹脂製基板5が存在するため、筒状の編布6の周
方向の収縮は、該合成樹脂製基板5に規制されることに
なる。つまり、編布6は合成樹脂製基板5の外周に沿う
まで収縮されることになる。したがって、合成樹脂製基
板5の幅寸法を所定の長さにすることにより、編布6の
周方向の収縮率、すなわち幅方向の収縮率を任意に制御
することができる。また、編布6の送り方向の収縮率に
ついては、合成樹脂製基板5の押出速度v1と編布6の
編成速度v2とを調整することにより制御することがで
きる。つまり、編布6を送り方向に収縮させるには、編
成速度v2を押出速度v1より速くして編布6を送り方
向に弛ませることが必要であるが、このv2とvlとの
速度差を大きくすることにより、編布6の送り方向の収
縮率は大きくなり、v2とvlとの速度差を小さくする
ことにより、編布6の送り方向の収縮率は小さくなる。
こうして、収縮した筒状の編布6が外周に覆われた合成
樹脂製基板5を、2本の圧着ロール4.4間に通すこと
により熱プレスを行う。この際の加熱温度は編布6中の
熱溶融性繊維63の溶融温度以上の温度であることが必
要であり、この結果、該熱溶融性繊維63が溶融して合
成樹脂製基板5と固着一体化することになる。例えば、
熱溶融性繊維63及び合成樹脂製基板5がポリ塩化ビニ
ル樹脂である場合には、温度としては130〜190°
C1圧力としては5〜50kg/c+flが好ましい。
樹脂製基板5を、2本の圧着ロール4.4間に通すこと
により熱プレスを行う。この際の加熱温度は編布6中の
熱溶融性繊維63の溶融温度以上の温度であることが必
要であり、この結果、該熱溶融性繊維63が溶融して合
成樹脂製基板5と固着一体化することになる。例えば、
熱溶融性繊維63及び合成樹脂製基板5がポリ塩化ビニ
ル樹脂である場合には、温度としては130〜190°
C1圧力としては5〜50kg/c+flが好ましい。
こうして製造された導電性積層体7は、合成樹脂製基板
5の両面に、細かく巻縮した導電性繊維からなる編布が
融着されたものであるため、真空成形もしくは圧空成形
等延伸前後の面積比(展開倍率)が2倍以上となるよう
な深絞り加工を行っても該導電性繊維が切断することな
くその巻縮分だけ伸びるので、底の深いコンテナ等種々
の形状物を成形するための素材として使用することがで
き、得られた成形物は優れた帯電防止性及び電磁遮蔽性
を具備する。
5の両面に、細かく巻縮した導電性繊維からなる編布が
融着されたものであるため、真空成形もしくは圧空成形
等延伸前後の面積比(展開倍率)が2倍以上となるよう
な深絞り加工を行っても該導電性繊維が切断することな
くその巻縮分だけ伸びるので、底の深いコンテナ等種々
の形状物を成形するための素材として使用することがで
き、得られた成形物は優れた帯電防止性及び電磁遮蔽性
を具備する。
以上、筒状の加熱収縮性の編布6を、その内空部に挿入
された合成樹脂製基板5の大きさによりその収縮率を制
御することが容易にできる一実施例を詳述したが、本発
明は上記実施例に限定されるものではない。つまり、本
発明の導電性積層体の製造方法では、編成される編布は
導電性短繊維と熱溶融性短繊維とからなる紡績糸から構
成されるものであってもよく、また導電性繊維と熱溶融
性繊維とを別々に編成したものであってもよい。また、
編布が加熱収縮する性質を有していることは必ずしも必
要ではなく、編成された編布の内空部に合成樹脂製基板
を挿入した直後に、その両者を加熱しながら圧着ロール
間に挿通すればよい。
された合成樹脂製基板5の大きさによりその収縮率を制
御することが容易にできる一実施例を詳述したが、本発
明は上記実施例に限定されるものではない。つまり、本
発明の導電性積層体の製造方法では、編成される編布は
導電性短繊維と熱溶融性短繊維とからなる紡績糸から構
成されるものであってもよく、また導電性繊維と熱溶融
性繊維とを別々に編成したものであってもよい。また、
編布が加熱収縮する性質を有していることは必ずしも必
要ではなく、編成された編布の内空部に合成樹脂製基板
を挿入した直後に、その両者を加熱しながら圧着ロール
間に挿通すればよい。
また、編布及び合成樹脂製基板は必ずしも上方から下方
へ送給される必要はなく、横方向又は上方向に向けて送
給されてもよい。
へ送給される必要はなく、横方向又は上方向に向けて送
給されてもよい。
また、合成樹脂製基板を編布の内空部に送給するのに押
出成形して直接送給するのが連続して加熱された状態で
できるため好ましいが、予め成形された定形の基板を前
後端を突合わせて所定の速度で送給しながら加熱するよ
うにしてもよい。
出成形して直接送給するのが連続して加熱された状態で
できるため好ましいが、予め成形された定形の基板を前
後端を突合わせて所定の速度で送給しながら加熱するよ
うにしてもよい。
(発明の効果)
本発明の導電性積層体の製造方法は叙上の如く、丸編機
で効率良く編布を作りながら、その内空部に合成樹脂製
基板を送給して加熱しながら圧着ロール間で融着すると
いう簡単な工程で連続して導電性積層体を製造できる。
で効率良く編布を作りながら、その内空部に合成樹脂製
基板を送給して加熱しながら圧着ロール間で融着すると
いう簡単な工程で連続して導電性積層体を製造できる。
しかも、編布の径と基板の幅との組み合わせで編布の収
縮度合を変化させることが簡単に行えるものとなってい
る。このように編布をピンテンター等の搬送装置で搬送
したり、その端縁部の耳捲くれを特殊な手段で防止する
必要がなく、また、編布を所定の大きさに切断して合成
樹脂製基板上にセットする工程が必要でなくなるので、
極めて生産性よく合成樹脂製基板の両面に導電性の編布
を積層させ得ることができる。
縮度合を変化させることが簡単に行えるものとなってい
る。このように編布をピンテンター等の搬送装置で搬送
したり、その端縁部の耳捲くれを特殊な手段で防止する
必要がなく、また、編布を所定の大きさに切断して合成
樹脂製基板上にセットする工程が必要でなくなるので、
極めて生産性よく合成樹脂製基板の両面に導電性の編布
を積層させ得ることができる。
第1図は本発明の導電性積層体の製造方法の一実施例の
工程を略示する模式図、第2図は編布を構成する合撚糸
の拡大図である。 1・・・押出機、2・・・丸編機、4・・・圧着ロール
、5・・・合成樹脂製基板、6・・・編布、62・・・
導電性繊維、63・・・熱溶融性繊維
工程を略示する模式図、第2図は編布を構成する合撚糸
の拡大図である。 1・・・押出機、2・・・丸編機、4・・・圧着ロール
、5・・・合成樹脂製基板、6・・・編布、62・・・
導電性繊維、63・・・熱溶融性繊維
Claims (1)
- 1、導電性繊維と熱溶融性繊維とからなる編布を合成樹
脂製基板の表面に積層してなる導電性積層体の製造方法
であって、丸編機により導電性繊維と熱溶融性繊維とか
らなる編布を筒状に編成するとともに該編布の内空部に
合成樹脂製基板を所定の速度で連続して供給する工程と
、編布と合成樹脂製基板とを加熱しつつ圧着ロール間に
挿通させて融着する工程と、を包含することを特徴とす
る導電性積層体の製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP63063820A JPH01239146A (ja) | 1988-03-16 | 1988-03-16 | 導電性積層体の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP63063820A JPH01239146A (ja) | 1988-03-16 | 1988-03-16 | 導電性積層体の製造方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH01239146A true JPH01239146A (ja) | 1989-09-25 |
Family
ID=13240385
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP63063820A Pending JPH01239146A (ja) | 1988-03-16 | 1988-03-16 | 導電性積層体の製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH01239146A (ja) |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6238817A (ja) * | 1985-08-10 | 1987-02-19 | Nippon Reinz Co Ltd | 排気筒包囲部材 |
-
1988
- 1988-03-16 JP JP63063820A patent/JPH01239146A/ja active Pending
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6238817A (ja) * | 1985-08-10 | 1987-02-19 | Nippon Reinz Co Ltd | 排気筒包囲部材 |
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