JPS63263241A - 内燃機関の空燃比制御装置による失火検出方法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、内燃機関の空燃比制御装置に係り。

特に、空燃比センサを用いて、プラグの故障等による失
火を検出する手段に関する。

〔従来の技術〕

従来装置は特開昭６０−１９５３４８号のように各気筒
ごとのリッチ、リーンを判別し、噴射量を各気筒ごとに
補正することにより、空燃比の分配を改善するとなって
いた。しかし、プラグ等の故障により失火した場合、空
燃比はリーンになり、このためコントロールユニットは
燃料不足と判断し、増量し、不要な燃料を供給しつづけ
ることになる。

〔発明が解決しようとする問題点〕

上記従来技術は失火による空燃比のリーン化について配
慮されておらず、失火時の不要な燃料供給の問題があっ
た。

本発明の目的は、失火気筒を判別し、失火気筒を表示し
、故障を利用者に知らせるとともに、失火気筒に対する
燃料の供給を停止することにある。

〔問題点を解決するための手段〕

上記目的は、空燃比検出器の出力パターンあるいは、該
検出器の出力から算出される補正パターンとクランク位
置から、コントロールユニットに記憶された失火パター
ン条件を比較することにより達成される。

〔作用〕

空燃比センサは気筒別の空燃比を検出可能である。それ
によって、失火がおこった場合、排気中には、空気と燃
料の混合気が排出され、空燃比センサは燃料に対しては
反応せず空気を検出する。

しかし、排気管内には、他の気筒の残留燃焼ガスがあり
、該センサは空気出力はしめさないものの非常に空気に
近いリーンを示す、また、失火しない気筒は同じ燃料供
給されていれば、制御すべき空燃比に近い燃焼ガスが排
出され、その空燃比をＩ該センサは検出する。これによ
って、該センサは、脈動した信号を出力するようになり
、これとクランク位置検出器との信号により、これとク
ランク位置検出器との信号により、失火気筒が判別され
る。

〔実施例〕

以下、本発明の一実施例を第１図および第２図により説
明する０本装置は内燃機関１において吸入空気量を検出
するエアフローメータ２と回転数とクランク位置を検出
するためのクランク角センサ３と、排気マニホールド４
に取付けられた空燃比センサ５とこれらの信号をもとに
燃料供給量を算出するコントロールユニット６と該ユニ
ットにより算出された燃料を供給する燃料噴射弁７．と
混合気を燃焼させるための点火プラグ８からなる。

該エアフローメータ２とクランク角センサ３により、コ
ントロールユニット６内のＲｏｂ、（２１に記憶されて
いる基本噴射１ＬＴｐをＣＰＵ２０が読込み燃料噴射弁
７から燃料が噴射され、空気と混合しシリングｌａ内に
送り込まれ、点火プラグ７により着火・爆発し、排気マ
ニホールド４を通じて燃焼ガスが排出される。この燃焼
ガスがら空燃比センサ５から空燃比λ１が検出される。

またＲＯＭ２１にはこのとき制御すべき空燃比λ０が記
憶されており、このλ０とλ１の偏差がら補正値βをＣ
ＰＵ２０が算出する。この補正値βと基本噴射：ｌＴｐ
より、適正噴射量Ｔ１が算出され制御される。したがっ
て外乱のない定常状態であれば、空燃比の変動は少なく
、空燃比センサ５の出力も安定しており、補正値βも安
定している。

（はぼ一定である。） ここで認愈の気筒の点火プラグ８又は燃料噴射弁８が故
障し失火した場合、空気が失火した気筒から排出される
。これを空燃比センサ５が検出するまでの時間Ｔ−は次
式でもとまる。

Ｔａ＝ｔｓ＋ｔｐ ｔｓは、失火後、マニホールド４に混合気が排出するま
での時間で、ピストン１ｂが上死点付近、で失火し、膨
張行程を終了後、排気行程において’ｊｐ出するため１
回転を必要とする。したがってｔｓは回転数ｎからｔｓ
＝１／ｎで示される１次にｔｐは、排気マニホールド４
の排気口から空燃比センサ５までの距離で定まる時間で
ある。したがってこの時ＦＩＩＴ−から失火した気筒が
わかる。

ｔｐは、機種に応じて変わるため１機種別にＲＯＭ２１
記憶しておく。

第３図は、６気筒エンジンにおいてアイドル時に点火プ
ラグが故障し、失火したときの空燃比センサ信号である
。このときは気筒別噴射であり。

空燃比センサ５による補正をかけずに一定量燃料噴射し
た場合である。失火した場合はある一部時間Ｔ−おくれ
て空燃比がリーンにシフトしている。

空燃比センサによる補正をかけた場合には、補正値がこ
の時だけが大きくなることになる。

第４図のフローチャートを用いて制御方法を説明する。

メインルーチン５９より時間によって分岐さ九る定常状
態サブルーチン５０において、５１〜５４の間で回転数
の変動がＲＯＭ２１内に記憶された値Δｎｏ以下でかつ
、５５〜５８の間で空気流量の変動幅がＲＯＭ２１内に
記憶された値ΔＱａｏ以下であれば、内燃機関は、定常
状態であると判定され、失火判別ルーチン６０へ進む、
ここでは各気筒別の空燃比補正値（空燃比センサ出力の
偏差でもよい、）を読込む、今回は６気筒で説明するが
、当然気筒数にはこだわらない、各気筒の平均値を６２
で算出し６３〜６８で平均値に対する偏差を求める。こ
の偏差がＲＯＭ２１内に記憶された。失火基準偏差値よ
り大きいときには。

その気筒が失火であることを示し６９に進む、偏差が少
ないときには５９のメインルーチンに戻る。

気筒が失火している場合には、失火気筒番号フラッグを
立てるとともに表示（７０）する、このフラッグはメイ
ンルーチンにおいて使用され、このフラッグの立ってい
る燃料噴射弁７は燃料を噴射させない。

〔発明の効果〕

本発明によれば、失火気筒が判別できるので故障の解析
ができ、早期に故障修理を行なえる効果がある。

【図面の簡単な説明】

第１図は、本装置のシステム構成図、第２図は本装置に
用いるコントロールユニットの構成図。 第３図は、失火時における空燃比センサ出力パターンを
示す図、第４図は本装置の失火判別フローチャートであ
る。 ２・・・エアフローメータ、３・・・クランク角センサ
。 ５・・・空燃比センサ、６・・・コントロールユニット
、７・・・燃料噴射弁、８・・・点火プラグ、２０・・
・ＣＰＵ、２１−−−　ＲＯＭ ２１−−−ＲＡＭ 不２−口 牛牛 尾３０ ス 信　　０　　　　　　　時間（ｔｒｔｓ）　　　　　　
ｓ。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. １、排気中からリニアに空燃比を検出することのできる
   空燃比検出器と内燃機関の回転数を検出するためのクラ
   ンク位置検出器と燃料供給量を算出するコントロールユ
   ニットと算出された燃料量を供給する燃料供給弁をそな
   えた電子燃料制御装置において、空燃比検出器の出力パ
   ターンあるいはその信号から算出された補正量のパター
   ンとクランク位置から失火の有無と失火の気筒を判定し
   、表示するとともに失火気筒の燃料供給を停止すること
   を特徴とした内燃機関の空燃比制御装置による失火検出
   方法。