JPS63263141A - 電鉄直流変電所 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は電鉄直流変電所に関するものである。

〔従来の技術〕

従来、電力回生装置を有する電鉄直流変電所については
、日立評論第６８巻３号（１９８６年）第２９頁から第
３２頁において論じられている。

従来の変電所における電力回生装置は、き電線からの回
生電力を交流変換する装置として余剰電力の有効活用お
よび電車の安定走行のためにのみ使用されていた。

〔発明が解決しようとする問題点〕

上記従来技術は、受電停電時にも連続して電力回生装置
を運転する点について配慮がされておらず、受電停電時
には電力回生装置を停止させ、高圧配電設備への電力の
供給は隣接する変電所から高圧配電線を介して応援を受
けるが、高圧配電設備に設けられた自家発電装置がら供
給していた。

このたや変電所の設備および工事費が膨大となる問題が
あった。

本発明は以上の点に鑑みなされたものであり、受電停電
時の高圧配電設備への電力の供給を容易にすることを可
能とした電鉄直流変電所を提供することを目的とするも
のである。

〔問題点を解決するための手段〕

上記目的は、電力供給手段をき電線と高圧配電設備との
間の電力回生装置で形成し、一方の変電所が受電停電時
には隣接する他方の変電所の整流器設備で直流に変換さ
れた電力を受電停電側の電力回生装置にき電線を介して
供給することにより。

達成される。

〔作用〕

受電停電時に隣接変電所よりき電線を介して直流電力の
形で供給を受け、これを電力回生装置で交流電力の形に
変換して高圧配電ができるようになる。このため従来必
要とされていた高圧配電線および自家発電装置く自家発
電機等）が不要となり、受電停電時の高圧配電設備への
電力の供給を容易にすることができる。

〔実施例〕

以下、図示した実施例に基づいて本発明を説明する。第
１図の実線表示部分には本発明の一実施例が示されてい
る。同図に示されているように並設の電鉄直流変電所は
不足電圧継電器１および受電用遮断器２を有する受電設
備３．この受電設備３に接続さ九、整流器用遮断器４を
有する整流器設備５．受電設備３に接続された高圧配電
用遮断器６を有する高圧配電設備７．整流器設備５に接
続されたき電線８を有する電車９がブレーキをがけた時
に発生する回生電力を直流から交流に変換して高圧配電
設備７に供給する電力回生装置１０を夫々備えている。

すなわち受電設備３は、受電電圧の有無を検出する不足
電圧継電器１により受電々圧有りを確認して、受電用遮
断器２を投入することにより、電力会社よりの電力供給
を受ける。

整流器設備５は整流器用遮断器４を投入し、整流器１１
で交流を直流に変換してき電線８により電車９に走行用
電力を供給する。高圧配電設備７は。

高圧配電用遮断器６を投入し、駅電源および信号電源と
して供給する。

このように構成された並設の電鉄直流変電所では、受電
停電時には受電停電を不足電圧継電器１で検出し、受電
用遮断器２．ｇＩｉ流器用遮断器４゜高圧配電用遮断器
６を開放して高圧配電設［７に電力を供給する電力供給
手段を夫々有しているが、この電力供給手段を本実施例
ではき車線８と高圧配電設備７との間の電力回生装置１
ｏで形成した。

そして一方の変電所が受電停電時には隣接する他方の変
電所の整流器設備５で直流に変換された電力を受電停電
側の電力回生装置１０にき電線８を介して供給するよう
にした。このようにすることにより受電停電時の高圧配
電設備７への電力の供給が容易となって、受電停電時の
高圧配電設備７への電力の供給を容易にすることを可能
とした電鉄直流変電所を得ることができる。

すなわち受電停電を不足電圧継電器１で検出し、受電用
遮断器２．整流器用遮断器４．高圧配電用遮断器６を引
外し、この受電停電した変電所の電力回生装置１０に、
隣接する変電所から直流電力をき電線８を介して供給す
る。このようにすれば電力回生装＠１０の自励式インバ
ータ１２が働いて直流電力を交流電力に変換して高圧配
電設備７に供給することができる。このように本実施例
によればき電線８．自励式インバータ１２を通じ、自変
電所の受電停電時も高圧配電設備７に電力を供給するこ
とが可能となった。このため電力回生装置１０に他励式
インバータが使用しである従来の変電所で必要であった
図中点線表示の自家発電装置ｉ！１３および高圧配電、
１％１４が不要となり、設備費、工事費および保守費を
大幅に削減することができる。

〔発明の効果〕

上述のように本発明は受電停電時の高圧配電設備への電
力の供給が容易となって、受電停電時の高圧配電設備へ
の電力の供給を容易にすることを可能とした電鉄直流変
電所を得ることができる。

【図面の簡単な説明】

第１図（実線表示部分）は本発明の電鉄直流変電所の一
実施例の単線接続図である。 １・・・不足電圧継電器、２・・・受電用遮断器、３・
・・受電設備、４・・・整流器用遮断器、５・・・整流
器設備、６・・・高圧配電用遮断器、７・・・高圧配電
設備、８・・・き電線、９・・・電ψ、１０・・・電力
回生装置、１２・・・高１図

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １、不足電圧継電器および受電用遮断器を有する受電設
   備、この受電設備に接続され、整流器用遮断器を有する
   整流器設備、前記受電設備に接続された高圧配電用遮断
   器を有する高圧配電設備、前記整流器設備に接続された
   き電線を有する電車がブレーキをかけた時に発生する回
   生電力を直流から交流に変換して、前記高圧配電設備に
   供給する電力回生装置を夫々備え、受電停電時には受電
   停電を前記不足電圧継電器で検出し、前記受電用遮断器
   、整流器用遮断器、高圧配電用遮断器を開放して前記高
   圧配電設備に電力を供給する電力供給手段が夫々設けら
   れている並設の電鉄直流変電所において、前記電力供給
   手段を、前記き電線と高圧配電設備との間の前記電力回
   生装置で形成し、一方の変電所が受電停電時には隣接す
   る他方の変電所の整流器設備で直流に変換された電力を
   受電停電側の前記電力回生装置に前記き電線を介して供
   給するようにしたことを特徴とする電鉄直流変電所。 ２、前記電力回生装置が、自励式インバータを備えて構
   成されたものである特許請求の範囲第１項記載の電鉄直
   流変電所。