JPS6326280B2 - - Google Patents

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Publication number
JPS6326280B2
JPS6326280B2 JP55044614A JP4461480A JPS6326280B2 JP S6326280 B2 JPS6326280 B2 JP S6326280B2 JP 55044614 A JP55044614 A JP 55044614A JP 4461480 A JP4461480 A JP 4461480A JP S6326280 B2 JPS6326280 B2 JP S6326280B2
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JP
Japan
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piston
crankshaft
crank pin
center
dead center
Prior art date
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Application number
JP55044614A
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English (en)
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JPS56141079A (en
Inventor
Isao Hayase
Atsushi Suginuma
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Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Hitachi Ltd filed Critical Hitachi Ltd
Priority to JP4461480A priority Critical patent/JPS56141079A/ja
Publication of JPS56141079A publication Critical patent/JPS56141079A/ja
Publication of JPS6326280B2 publication Critical patent/JPS6326280B2/ja
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明はクランクシヤフトに対して半径方向に
設けられたシリンダ内にピストンを配置し、クラ
ンクシヤフトの回転運動をクランク機構を介して
ピストンの往復運動に変換し、シリンダ内におけ
るピストンの往復運動が招起するポンプ作用を利
用して流体を吸入・圧送する流体機械に関するも
ので、特にそのクランク機構の改良に関するもの
である。
従来特開昭49−56206号公報にあるようなこの
種流体機械におけるピストンのストロークはクラ
ンクシヤフトとクランクピンとを連結する部材の
腕の長さの2倍であつた。
即ち、クランクシヤフトに固定されるクランク
ピンは両者を連結する部材の腕の長さだけクラン
クシヤフトから半径方向に離れている。
クランクピンはクランクシヤフトの回転中心に
対して同心的に回転する円筒部材である。
クランクピンとピストンとは連結棒によつて連
結されている。
連結棒はクランクシヤフトとクランクピンとを
連結する部材の腕の長さより長く、その一端はク
ランクピンに滑合し、他端はピストンに設けた部
材に滑合している。
ピストンが上死点にある時クランクピンはクラ
ンクシヤフトとピストンとの中間にあり、その位
置からクランクシヤフトが回転するとピストンは
下死点側へ移動する。クランクシヤフトが180度
回転するとピストンは下死点位置となり、この時
クランクシヤフトがピストンとクランクピンとの
中間に位置する。
その位置からクランクシヤフトが更に回転する
とピストンは上死点側へ移動する。
かくして、従来のこの種機械のピストンは、ク
ランクピンとクランクシヤフトを連結する部材の
腕の長さ分を最大長として、クランクシヤフトを
中心に上死点側及び下死点側へ移動し、その最大
ストロークは上記腕の長さの2倍になる。
第1の発明の目的はこの種流体機械のピストン
のストロークを従来の2倍、即ちクランクピンと
クランクシヤフトとを連結する部材の腕の長さの
4倍にして、同じストロークを得る場合この腕の
長さを従来の1/2にし、クランク機構をコンパク
トにしてクランクスライダ機構もしくはスコツチ
機構を用いたレシプロ流体機械に対して機構を小
型にする点にある。
第2の発明の目的は、第1の目的を達成するに
あたりピストンとクランクピンとを連結する部材
を排除することによつて軸方向に短縮し、クラン
ク機構の構造を簡素にする点にある。
第3の発明の目的は、第1の発明の原理を利用
して、クランクシヤフトのまわりに放射状に等間
隔で配置された偶数個のシリンダを有する多気筒
のこの種流体機械をクランクスライダ機構もしく
はスコツチ機構を用いたレシプロ流体機械に対し
て機構を小型化し、かつピストンとクランクピン
を連絡する部材を単純な形状にしてコンパクトに
構成する点にある。
第1の発明の特徴はクランクシヤフトとクラン
クピンとを連結する第1の部材の腕の長さと、ク
ランクピンとピストンとを連結する第2の部材の
腕の長さとを等しくし、ピストンの上死点若しく
は下死点位置からクランクピンが90度回転した時
ピストンと第2の部材との連結部の中心がクラン
クシヤフトの中心を横切つて上死点若しくは下死
点方向へ移動する様にした点にある。
第2の発明の特徴はクランクピンに偏心スライ
ダを滑合し、この偏心スライダにピストンを滑合
し、クランクピンの中心と偏心スライダの中心と
の間の腕の長さと、クランクシヤフトの中心とク
ランクピンの中心との間の腕の長さとを等しく
し、ピストンの上死点若しくは下死点位置からク
ランクピンが90度回転した時、偏心スライダの中
心がクランクシヤフトの回転中心を横切つて上死
点若しくは下死点方向へ移動する様にした点にあ
る。
第3の発明の特徴はクランクシヤフトのまわり
に偶数個のシリンダを等間隔で放射状に配置し、
互いに対向して対を成すシリンダに両頭ピストン
を滑合し、クランクピンにシリンダ対数と等しい
数の偏心スライダを回転方向に360度/シリンダ
対数だけずらせて滑合し、各偏心スライダを各両
頭ピストンの中心部に滑合し、クランクピンの中
心と偏心スライダの中心との間の腕の長さと、ク
ランクシヤフトの回転中心とクランクピンの中心
との間の腕の長さとを等しくし、いずれか一つの
両頭ピストンが上死点若しくは下死点に位置する
点からクランクピンが360度/シリンダ対数だけ
回転する毎に他のいずれかの両頭ピストンに滑合
する偏心スライダの中心がクランクシヤフトの中
心を横切つて上死点若しくは下死点側へ移動する
様にした点にある。
以下図面に基づき本発明の原理及び一実施例を
詳説する。
第1図は本発明の原理を説明する為の図面であ
る。
1はクランクシヤフト、2はクランクピン、3
は両者を連結する第1の部材、即ちクランクアー
ムである。
4はピストン5とクランクピン2とを連結する
第2の部材、即ちコネクチングロツドで、一端は
クランクピン2に滑合し、他端はピストン5に固
定したピン7に滑合している。
6は仮想のシリンダで、ピストン5はこの中を
上下に摺動できる。
クランクシヤフト1が点Oを中心に回転すると
クランクピン2も点Oを中心に円C1上を回転す
る。クランクピン2の回転半径はクランクアーム
3の腕の長さ、即ちである。
クランクピン2が矢印aで示す如く時計方向に
回転する時、ピストン5はコネクチングロツド4
を介して、ピストン5に作用する矢印b方向の力
によつて、下方へ移動する。
今、コネクチングロツド4の腕の長さ、即ち
PQを、クランクアーム3の腕の長さと等しく
すると、クランクピン2が水平線(x軸)上に来
た時、クランクアーム3とコネクチングロツド4
とが水平線(x軸)上で重なる。
ピストン5が慣性力でわずかに水平線より下方
へ移動すれば、クランクピン2が水平位置から更
に時計方向へ回転する際にはピストンはそのまま
下方へ力を受けシリンダ6内を下降する。
クランクピン2が垂線(y軸)上に来た時に
は、垂線上にクランクアーム3とコネクチングロ
ツド4とが一直線に並ぶ。そしてクランクピン2
は両者のちようど中間に位置する。
更にクランクピンが時計方向に回転すると、ピ
ストンは、こんどは矢印bとは逆の方向、即ち上
昇方向へ力を受け、シリンダ6円を上昇する。
クランクピン2が水平線上に来た時には再度ク
ランクアーム3とコネクチングロツド4とが重な
る。ピストンが慣性でわずかに水平線より上方に
上昇すれば、クランクピン2が水平位置から更に
時計方向へ回転する際、ピストン5はそのまま上
昇方向へ力を受け上昇し、クランクピン5が垂線
上に来た時には再度クランクアーム3とコネクチ
ングロツド4とが垂線上に一直線に並ぶ。
かくしてピストン5が最大上方位置、即ち上死
点位置から、最大下方位置、即ち下死点位置に至
るまでのストロークはクランクアームの腕の長さ
OPの4倍となる。
これを数式で表わせば次の様になる。
即ち、クランクピン2がx軸より角度θだけ上
方位置にある時のQ点の座標をybとすれば、
ΔOAPは二等辺三角形であるから、Q点の運動
は、 yb(θ)=2・sinθ ………(1) となり、単振動で表わされる往復運動となる。
従つてピストンのストロークSは S=yb(π/2)−yb(3π/2) =4・ ……(2) となる。
従つてこの原理を利用してクランク機構を構成
すれば、ピストンのストロークをクランクアーム
の腕の長さの4倍にすることができ、従来のクラ
ンク機構に比べピストンのストロークを倍増でき
る。
逆に従来と同じストロークを得るのに必要なク
ランクアームの腕の長さを従来の1/2にでき、そ
の分クランク機構を小さくできる。
第2図、第3図にはこの原理を利用した1気筒
の流体機械を示す。
ベアリング10に支承されたクランクシヤフト
11にはクランクアーム13を介してクランクピ
ン12が一体に形成されている。
クランクピン12とクランクシヤフト11との
中心間距離、即ちクランクアーム13の腕の長さ
はである。
クランクピン12にはコネクチングロツドとし
ての機能を持つスライダ14が滑合している。
一方15はピストンでシリンダ16に滑合し、
ピストンロツド18を有している。
ピストンロツド18の下端にはピン17が固定
されており、ピン17とスライダ14とが滑合さ
れ、スライダ14とピストン15とはこの部分で
連結されている。
スライダ14とピストン15との連結部の中心
点、即ちピン17の中心点とクランクピン12の
中心点との間の腕の長さはで、=であ
る。
今、第2図ではピストン15が上死点位置にあ
る。
この状態を第2図A矢印方向からみたのが第3
図aである。
この状態からクランクシヤフト11が時計方向
に回転すると、クランクピン12も同様に時計方
向に回転するが、スライダ14は逆に反時計方向
へ回転し、ピストン15に対して下向きの力を与
える。
クランクピン12が90度回転するとピン17の
中心Qとクランクシヤフト11の中心Oとが重な
る位置までピストン15は下降し、そのストロー
クは第3図bに示す如く2・である。
更にクランクピン12が90度を越えて時計方向
へ回転するとスライダ14は反時計方向へ回転し
てピストン15を更に下降させる。
クランクピン12が180度回転するとピン17
は第3図cの位置、即ち下死点位置まで下降し、
この間のピストン15のストロークは2・で
ある。
結局ピストン15は上死点位置から下死点位置
まで移動する間に4・だけストロークする。
クランクピン12が180度を越えて更に時計方
向に回転するとピストン15は上昇方向へ力を受
けて上昇し、クランクピン12が270度の位置ま
で回転すると再度クランクシヤフト11の中心と
ピン17の中心とが重なり(第3図d)、この間
のピストン15のストロークは2・である。
クランクピン12が270度を越えて更に時計方
向へ回転するとピストン15は更に上昇し、第3
図aの上死点位置へ戻る。この間のストロークも
2・である。
結局ピストン15はクランクピン12が360度
回転する間に4・のストロークで上下する。
この実施例の場合、ピストン15が下死点位置
に来た時、クランクピン12がピストンロツド1
8と交叉するのを避ける為、クランクピンを第2
図に示す如く片持ち梁り状に構成する必要があ
る。
尚、この実施例ではクランク機構の動作原理に
直接関係しないのでバランスウエイトは省略して
あるが、実施にあたつては適宜にバランスウエイ
トを設置する必要がある。
第4図は、第2図に示した実施例のクランク機
構を改良した一気筒の流体機械の要部を示す図面
である。
21はクランクシヤフト、22はクランクピン
で、両者はクランクアームによつて一体に連結さ
れている。O,Pは各々の中心点を示す。
24は偏心スライダで中心Qより偏心した位置
に孔が開いていてその孔にクランクピン22が滑
合している。
偏心スライダ24の中心Qから孔の中心までの
偏心量はクランクアームの腕の長さに等しく
形成する。
25はピストン、26はシリンダで、ピストン
25はピストンロツド28と一体に成形されてい
る。
ピストンロツド28の下端にはリング29が一
体に形成されていて、このリング29内に偏心ス
ライダ24が滑合している。
26はシリンダである。
ピストン25が上死点位置にある時は第5図a
に示す如く、垂線、即ちピストン25の中心を通
る線状に、クランクシヤフトの中心点O、クラン
クピン22の中心点P及び偏心スライダ24の中
心点Qがこの順に上方に向つて一列に並んでい
る。
クランクシヤフト21が時計方向に回転してク
ランクピン22が点Oを中心に時計方向へ回転す
ると、偏心スライダ24は反時計方向へ回転力を
受け、反時計方向へ自転する。
=である故、点Pの円運動に応じて点Q
は軸線l1上を前述の式(1)に従つて単振動する。
クランクピン22が90度回転した時偏心スライ
ダ24の中心点Qはちようどクランクシヤフト2
1の中心点Oを横切る。(第5図b) 従つてこの間のピストン25のストロークは
2・OPである。
更にクランクピン22が時計方向に回転し、偏
心スライダが反時計方向に自転すると、Q点は水
平線l2を越えて下降し、クランクピン22が180
度回転したところでは第5図cに示す如く、点
O,P,Qがこの順に下方に向つて軸線l1上で1
列に並ぶ。この時がピストン25の下死点で、上
死点からこの下死点位置までのピストンのストロ
ークは4・である。
クランクピン22が更に時計方向に回転する
と、反時計方向に自転する偏心スライダ24の中
心点Qは軸線l1に沿つて上昇を始める。
そしてクランクピン22が270度の位置まで回
転すると偏心スライダの中心点Qとクランクシヤ
フト21の中心点Oとが再度重なり、この点まで
のピストン25のストロークは2・である。
クランクピン22がこの点を越えて時計方向に
回転すると、反時計方向に自転する偏心スライダ
24の中心点Qは水平線l2を越え軸線l2に沿つて
上昇し、クランクピン22がちようど360度回転
した時、最も上位の位置に達する(第5図a)。
この時ピストン25は初めの上死点位置に戻
る。
ピストン25はこの間に2・だけ上昇し、
結局下死点位置から上死点位置まで、4・だ
け上昇する。
かくの如くシリンダ26内で往復動するピスト
ン25によりポンプ作用が引き起こされる。
この実施例ではピストンロツド28にリング2
9を設け、クランクピン22に滑合する偏心スラ
イダ24をこのリング29に滑合してクランク機
構を構成しているので第1の実施例の様にピスト
ン25の下死点位置においてピストンロツド28
とクランクピン22とが交叉することがない。
その結果クランクピン22はスライダ24を貫
通し、ピストンの中心軸を越えて延設することが
できる。
この為、スライダを貫通して延設されたクラン
クピン22の端部に別のクランクアームを介して
第2のクランクシヤフトを設け、このクランクシ
ヤフトを第1のクランクシヤフトの回転中心と同
一回転中心を持つ様にベアリングで支承すれば、
クランクピンを両側から2本のクランクシヤフト
で強固に支承できる。
また、一本のクランクピンに複数個のスライダ
を滑合して、各々のスライダにそれぞれピストン
のリングを滑合する様にすれば、1本のクランク
ピンで複数のピストンを駆動できる。
更に、クランクシヤフトの中心線のまわりに所
定角度ずらせてクランクアームとそれに固定され
たクランクピンとを設け、各々のクランクピンに
偏心スライダを滑合し、各クランクピンに対向し
てシリンダとこれに滑合するピストンを設け、こ
のピストンのロツドに形成したリング内に各偏心
スライダを滑合すれば多気筒の流体機械が得られ
る。
第6図は同一軸線上に対向配置された一対のシ
リンダを有する二気筒のこの種流体機械に本発明
を応用した態様を示す。
同一軸線y上にその中心が位置する様にシリン
ダ26aと26bとが対向して設置されている。
各シリンダに滑合するピストン25aと25b
とは、リング29に一体形成されたロツド28
a,28bにより互いに連結された両頭型ピスト
ンとして形成されている。
リング29内には偏心スライダ24が滑合し、
偏心スライダ24にはクランクアームを介してク
ランクシヤフト21に固定されているクランクピ
ン22が滑合している。
偏心スライダ24の中心とクランクピン22の
中心との間の腕の長さは、クランクシヤフト
21の中心とクランクピン22の中心との間の腕
の長さと等しい。
ピストン25aが上死点(ピストン25bは下
死点)にある位置からクランクピンが時計方向に
回転すると、偏心スライダ24は反時計方向に自
転し、偏心スライダ24の中心点Qは式(1)に従い
単振動する。
クランクピン22が90度、180度、270度と回転
すると両頭ピストンは第7図a〜dに示す如く上
下に往復動する。
その結果ピストン25a,25bはそれぞれシ
リンダ26a,26b内でそれぞれポンプ作用を
引き起こし、2気筒の流体機械として働く。
この実施例によれば、1個の偏心スライダで2
つのピストンを駆動でき、多気筒のこの種機械を
コンパクトに構成できる。
第8図は4つのシリンダがクランクシヤフトの
回転中心軸のまわりに90度間隔で放射状に配置さ
れた、いわゆるラジアル型4気筒の流体機械に本
発明を適用した場合の原理図である。
26a,26bは対向する一対のシリンダで、
26c,26dはこれに直交する一対のシリンダ
である。この2組のシリンダ対の中心線y,xは
互いにO点で直交する。
21は回転中心をO点にもつクランクシヤフト
で、クランクアーム23によつて連結されたクラ
ンクピン22を有している。24a,24bは一
対のコネクチングロツドで、中央のリング24c
によつて一直線に連結固定されている。
リング24cはクランクピン22に滑合し、コ
ネクチングロツド24a,24bの先端はピスト
ン25a,25dに固定されたピン7a,7bに
それぞれ滑合されている。
ピストン25a,25dはそれぞれシリンダ2
6a,26bとこれに直交するシリンダ26c,
26dに滑合している。
クランクアーム23の腕の長さは、コネク
チングロツド24a,24bの各々の腕の長さ
PQ12と等しい。
クランクピン22が点Oを中心に1回転する
時、点Q1が軸線y上を式(1)で示す単振動をして、
ピストン25aを4・だけストロークさせる
ことは前述した通りである。
ところが、コネクチングロツド24bを介して
連結されたピストン25dをシリンダ26a,2
6bに直交するシリンダ26c,26dに滑合す
れば、ピストン25dとコネクチングロツド24
bの連結部の中心点Q2は、点Q1と同様、クラン
クピン22の回転によりx軸線上を単振動する。
即ち、クランクピン22がθ度の位置にある時
2は次式で表わされ、 xd(θ)=2・cosθ ……(3) 点Q2の運動も単振動で表わされる往復運動とな
る。
そしてピストン25dのストロークSdは Sd=xd(O)−xd(π) =4・ ……(4) となる。
特にこの場合、クランクピンが90度(180度、
270度、360度でも同様であるが)の位置を越えて
回転しようとする時、コネクチングロツドに作用
する力が、ピストン25aを下死点方向へ押し下
げる力となつて作用する為、前記1気筒や2気筒
と異つて、クランク機構の中心位置をスムースに
通過させる為にピストンに加える力を慣性力にた
よることがないので、作動が確実になる。
原理図では1個のピストン25aがシリンダ2
6a,26bにわたつて往復動し、1個のピスト
ン25bがシリンダブロツク26c,26dにま
たがつて往復動するが、これでは実用に供しない
ので実際には1個のピストンが1個のシリンダ内
を往復運動する様に、クランクアームの腕の長
さ、ピストンとコネクチングロツドとの連結部か
らピストンの頂上までの寸法を決定する。
基本的にはクランクアームの腕の長さとコネク
チングロツドの腕の長さとの和(これをクランク
機構の腕の長さと呼ぶ)が、ピストンとコネクチ
ングロツドとの連結部からピストンの頂上までの
寸法(これをピストンの腕の長さと呼ぶ)より短
かくなければならない。
更にピストンが下死点位置にある時、ピストン
がシリンダの下端からはずれない様にする為、少
なくともクランクシヤフトの中心位置から下死点
位置にあるピストンの頂上までの寸法(余裕長と
呼ぶ)だけ前述のピストンの腕の長さの方がクラ
ンク機構の腕の長さより長くなければならない。
更にこの余裕長はピストンの下死点位置におけ
るシリンダとピストンとの最少必要重なりや寸法
や、クランクシヤフトの中心位置からシリンダの
下端位置までの最少必要寸法を考慮して決定しな
ければならない。
第2図、第4図、及び第6図の各実施例につい
てもこの点は考慮されているが、特に4つのシリ
ンダが互いに直交するラジアル型4気筒の場合
は、互いのシリンダの径を越えて中心側へシリン
ダ下端が延びない様に留意しなければならない。
第9図は2つの偏心スライダを用いてラジアル
型4気筒の流体機械を構成する為の構想図であ
る。
26a,26bは中心軸線が互いに軸線y上に
位置する一対の対向シリンダで、26c,26d
は互いの中心線が軸線x上に位置する一対の対向
シリンダである。
軸線xとyとは互いに直交しており、交点Oは
クランクシヤフトの回転中心軸上にある。
22はクランクシヤフトの回転中心からだ
けずれた位置に中心点Pを持つクランクピンで、
クランクアームによつてクランクシヤフトに結合
されている。
24aは軸線y上に中心点Q1を持つ偏心スラ
イダで、中心点Q1から1だけ偏心した位置に点
Pを中心とする孔を有している。
24bは軸線x上に中心点Q2を持つ偏心スラ
イダで、中心点Q2から2だけ偏心した位置に点
Pを中心とする孔を有している。
2つの偏心スライダ24a,bは互いに孔を貫
通するクランクピン22に滑合し、クランクピン
22の中心(孔の中心でもある)点Pを通る一つ
の軸線上に互いの中心点Q1,Q2が位置する様に
して固定されている。
25a,25bは各々シリンダ26a,26b
に滑合するピストンで、中央にリング29aを有
するピストンロツド28a,28bの端部にそれ
ぞれ固定され、いわゆる両頭ピストンを形成して
いる。
この両頭ピストンは偏心スライダ24aが滑合
するリング29aにより偏心スライダ24aと連
結されている。
26c,26dは各々シリンダ28c,28d
に滑合するピストンで、中央にリング29bを有
するピストンロツド28c,28dの端部にそれ
ぞれ固定され、いわゆる両頭ピストンを形成して
いる。
この両頭ピストンは偏心スライダ24aが滑合
するリング29bにより偏心スライダ24bと連
結されている。
そしてクランクシヤフトの回転中心Oとクラン
クピン22の中心Pとの間の腕の長さは、偏
心スライダ24aの中心Q1とクランクピン22
の中心Pとの間の腕の長さ1、及び偏心スライ
ダ24bの中心Q2とクランクピン22の中心P
との間の腕の長さ2と等しい。
今、ピストン25aが上死点位置(ピストン2
5bが下死点位置)にあるとすると、第10図a
に示す如く、クランクシヤフトの回転中心である
O点から上方に、クランクピン22の中心点P、
偏心スライダの中心点Q1が軸線yに沿つて一直
線に並んでいる。
この時偏心スライダの中心点Q2は点O上にあ
り、ピストン25c,25dはちようど上下死点
の中間位置にある。
クランクピン22が反時計方向に回転すると偏
心スライダ24a,24bは一体となつて時計方
向に自転し、点Q1はy軸上を下方へ、点Q2はx
軸上を左方へ移動する。第10図bはクランクピ
ン22が反時計方向へ45度回転した時の状態を示
す。
クランクピン22が更に回転して90度の位置ま
で回転すると第10図cに示す如く、点Q1は点
O上に重なり、ピストン25a,25bは上下死
点位置のちようど中間位置まで移動する。一方、
点Q2は最も左方位置に移動し、Oから左方に、
点P、点Q2が軸線xに沿つて一直線に並び、ピ
ストン25cが上死点位置、ピストン25dが下
死点位置となる。
クランクピン22が更に反時計方向に回転すれ
ば、点Q1は更に下方へ、点Q2は右方へ移動する。
第10図dはクランクピン22が135度回転した
時の状態を示す。
クランクピン22が180度回転すると第10図
eに示す如く、点Q1は最も下方に移動し、点O
から下方に点P、点Q1が軸線y上に沿つて一直
線に並び、一方点Q2は点O上に重なる。
その結果ピストン25aは下死点位置、ピスト
ン26は上死点位置へ、ピストン25c,25d
は上下死点のちようど中間位置となる。
クランクピン22が更に反時計方向に回転すれ
ば、点Q1は軸線y上を上昇し、点Q2は軸線x上
を更に右方へ移動する。第10図fはクランクピ
ン22が225度回転した時の状態を示す。
クランクピン22が270度回転すると第10図
gに示す如く、点Q1は点O上に重なり、一方点
Q2は最も右方位置へ達つし、点Oから右方へ点
P、点Q2が軸線xに沿つて一列に並ぶ。
その結果ピストン25a,25bは上下死点の
ちようど中間位置へ、ピストン25cは下死点位
置へ、ピストン25dは上死点位置へそれぞれ達
つする。
クランクピン22が更に反時計方向へ回転すれ
ば点Q1は軸線y上を更に上昇し、点Q2は左方へ
移動する。第10図bはクランクピン22が315
度の位置へ回転した時の状態を示す。
クランクピン22が360度回転すると第10図
aに示す如く、ピストン25aが上死点位置へ、
25bが下死点位置へ、ピストン25c,25d
は上下死点のちようど中間位置へそれぞれ達つし
初めの状態に戻る。
かくしてクランクピン22が360度回転する間
にピストン25a〜25dは各々上死点と下死点
との間を一往復し、そのストロークは4・で
ある。
次に第11図〜第13図に基づいてラジアル型
4気筒の流体機械の具体的実施例を詳説する。
この実施例は、車両用の空調機に用いられる冷
凍ガスの圧縮機として構成したものである。
軸直角な面で分割されたフロントカバー51と
リアカバー52との間に4つのシリンダライナ3
7a〜37dが挾み込まれる。
シリンダライナ37a〜37d内に滑合される
ピストン25a〜25dは2つの両頭ピストン3
0a,30bから構成されている。
両頭ピストン30a,30bはピストンとピス
トンロツド及びリングの3つの部分から構成され
それらはアルミニウムあるいは鋼材を切削して一
体に形成される。
両頭ピストン30a,30bのリング29a,
29bに滑合する偏心スライダ24a,24bは
鋼材を切削して一体に形成される。両スライダを
貫通する孔22aの中心は両スライダの中心を結
ぶ線上にあり、この孔22aをクランクピン22
が貫通する。
クランクピン22はクランクシヤフトの一端2
1a、クランクアーム23及びバランスウエイト
31aと共に鋼材から一体に切削形成される。
クランクシヤフトの他端21bはバランスウエ
イト31bと共に鋼材から一体に切削形成され
る。バランスウエイト31bにはクランクピン2
2の端部が嵌合する孔22bが設けられている。
両頭ピストン30a,30bの各々のリング2
9a,29bに偏心スライダ24a,24bを滑
合し、両頭ピストンを互いに直交する様に配置す
る。
偏心スライダの孔22aにクランクピン22を
滑合して、クランクピン22の端部にバランスウ
エイト31bの孔22bを圧入嵌合し、クランク
機構を構成する。
それぞれのピストンをシリンダライナに滑合し
た後、クランクシヤフト21aをフロントカバー
51に圧入固定したベアリング47aへ嵌合し、
各シリンダライナをフロントカバー51に形成し
た凹溝51aへ嵌入する。
各シリンダライナの上端にバルブプレート41
a〜41dを当接し、くさび形のリング42aを
嵌入してバルブプレートを固定する。
各バルブプレートには吐出口46a〜46dが
貫設されていて、各バルブプレートの反シリンダ
側端面には吐出弁45a〜45dと弁ささえ43
a〜43dが固定部材44a〜44dにより吐出
口を被う様にして固定されている。
一方ピストン25a〜25dには吸入口40a
〜40dがそれぞれ貫設されており、ピストンの
頂上側面には吸入弁36a〜36dが吸入口を被
う様にして固定金具39a〜39dによつて固定
されている。
フロントカバー51に各シリンダ内ライナを設
置した後、円筒状の外周ハウジング53をシール
リング53aを介してフロントカバー51の周縁
に嵌入し、リアカバー52をフロントカバー51
及びシールリング53bを介してハウジング53
にかぶせる。リアカバー52にもシリンダライナ
に対応する凹溝が形成されていて、両カバーを組
合せ、4本のボルト40で両者を締付けるとシリ
ンダライナはOリング38a〜38dを介して両
カバー間に密着固定される。
この時、クランクシヤフト21bはリアカバー
52に固定されたベアリング47bに圧入固定さ
れる。
クランクシヤフト21bの端部中央には凹部2
1cが形成されており、クランクピン22及びク
ランクシヤフト21bの内部にはこの凹部21c
に連通する給油の為の通孔85が穿設されてい
る。通孔85は半径方向に穿設された数個の小孔
85aを有していて、偏心スライダとクランクピ
ンとの間の空隙に連通している。
一方リアカバー52の側面には吸入ユニオン8
0が取付けられていて、リアカバー52内壁には
ユニオン80内の流体流入通路81の下端からク
ランクシヤフト21bの凹部21cに至る小溝8
2が穿設されている。
小溝82の終端はクランクシヤフト端部の凹部
21c内に突出する凸部に沿つて凹部21c内部
まで延びている。
更にクランクシヤフト21bの端部とリアカバ
ー52内壁との間には凹部21cから下方に延び
てベアリング47bの端部へ至る小隙88が形成
されている。
一方、偏心スライダには3つの捨穴34が開け
られていて、更にこの穴とリング29a,29b
の内周とを連通する小孔34a,34bが穿設さ
れている。
小溝82、小隙88、凹部21c、小孔34
a,bは給油通路として作用する。
ハウジング53と各バルブプレート及び両カバ
ー51,52によつて形成される閉空間はガスの
吐出空間として作用し、この空間は全周に亘つて
連通しており、最終的には図示しない吐出ユニオ
ンに連通している。
フロントカバー51の側面には電磁クラツチ6
0を取付ける為のスリーブ54が一体に形成され
ている。
クランクシヤフト21aの端部はフロントカバ
ー51を貫通してスリーブ54の端部まで延びて
いる。
軸封装置55がシヤフト21aとスリーブ54
との間に設置され、シヤフトシール部は給油通路
84によつて、クランク室83と連通している。
スリーブ54の外周にはベアリング66を介し
てロータ61が取付けられる。
ロータ61は軸直角な面に摩擦板63を有し、
摩擦板の周縁に固定されたプーリ67を介して車
両のエンジンから回転力を受ける。
摩擦板63の側面には微小ギヤツプを介してア
ーマチユアデイスク64が対向している。
デイスク64はクランクシヤフト21aの先端
に固定されているハブ65にばね67を介して取
付けられている。
62はフロントカバー51の端面に固定された
ステータで、電磁コイルを有している。
摩擦板63はデイスク64とステータ62との
間で回転し、ステータの電磁コイルが通電状態に
なつた時、摩擦板とデイスクとの間に生じる吸引
力によつてデイスク64が摩擦板に吸着され、ば
ね67、ハブ65を介してロータの回転がクラン
クシヤフトに伝達される。
クランクシヤフトが回転して圧縮機が駆動する
と、吸入通路を通して低圧の冷凍ガスが吸入さ
れ、冷凍ガスはクランク室83を通り、吸入工程
中のピストンの吸入口からシリンダ内へ吸入さ
れ、次の圧縮工程中に吐出口から吐出室90へ吐
出される。
吸入冷媒中の油の一部はクランク室へ流入する
時、一部分離され小溝82を通してクランクシヤ
フト21b端部の凹所21cへ流れる。凹所21
cに溜つた油はシヤフトの回転による遠心力で通
孔87,85へ流れ、偏心スライダ24a,24
bとクランクピン22の空隙及び、偏心スライダ
24a,24bとリング29a,29bとの空隙
に給油される。凹所に溜つた一部の油は小隙88
を流下してベアリング47bへ達つし、これを潤
滑した後バランスウエイトが回転するクランク室
83内へ流出する。
クランク室内で吸入冷媒と潤滑油とは再度混合
され、油は吐出ガスと共に再度サイクルへ流出す
る。
クランク室内に浮遊する油の一部は通路84を
通つて軸封室55へも流入する。
本実施例では、ピストンロツド28a〜28d
は、ピストン25a〜25dの中心からずらせて
形成し、2組の直交するシリンダ対の中心軸線が
交叉する様にしたので、スライダを並設しなけれ
ばならないこの種圧縮機の軸方向の寸法を小さく
できる効果がある。
尚、6気筒の圧縮機を構成する場合は3個のス
ライダのそれぞれの中心がクランクピンの通る孔
の中心に対して回転方向に120度ずつずれる様に
スライダを構成し、そしてシリンダはクランクシ
ヤフトの回転中心のまわりに、60度間隔で設けれ
ばよい。
以上説明した様に第1の発明によれば、クラン
クシヤフトとクランクピンを連結する第1の部材
の腕の長さと、クランクピンとピストンとを連結
する第2の部材の腕の長さとを等しくしたので、
クランクピンの1回転によつて得られるピストン
のストロークを従来の2倍にでき、ストロークを
従来と同じにした場合クランク機構の腕の長さを
従来の1/2にでき、クランク機構をコンパクトに
構成できる。
第2の発明によれば、クランクピンとピストン
とを連結する部材を排除することによつて、クラ
ンク機構の軸方向寸法を短縮し、クランク機構の
構造を簡素化できる。
第3の発明によれば、偏心スライダを回転方向
に360度/シリンダ対数だけずらせて形成し、こ
のスライダに両頭ピストンを滑合する様にしたの
でラジアル型の多気筒流体機械のクランク機構を
コンパクトに構成できた。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の原理図、第2図は本発明を1
気筒の流体機械に適用した実施例を示す図面、第
3図は第1の実施例の動作説明図、第4図は第2
の発明を適用した1気筒の流体機械の実施例を示
す図面、第5図a〜dはその動作説明図、第6図
は、第1の発明と第2の発明を適用した2気筒の
流体機械の実施例を示す図面、第7図a〜dはそ
の動作説明図、第8図は第1の発明、第2の発明
を適用したラジアル型多気筒の流体機械の原理
図、第9図はその構想図、第10図a〜hはその
動作説明図、第11図乃至第13図はラジアル型
4気筒の流体機械の実施例を示す図面で、第11
図はクランク機構の鳥観図、第12図は軸直角断
面図、第13図は第12図の―断面図で
ある。 15,25,25a〜25d…ピストン、1
1,21…クランクシヤフト、13,23…クラ
ンクアーム、12,22…クランクピン、24,
24a,24b…偏心スライダ、37a〜37d
…シリンダライナ、51…フロントカバー、52
…リアカバー、83…クランク室、90…吐出
室。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 クランクシヤフトに対して半径方向に配置さ
    れたシリンダ内にピストンを滑合し、前記クラン
    クシヤフトの回転運動をクランク機構を介して前
    記ピストンの往復運動に変換し、該ピストンの往
    復運動によつて前記シリンダ内に生じるポンプ作
    用により流体を吸入・圧送する流体機械におい
    て、前記クランクシヤフトとクランクピンとを連
    結する第1の部材と、該第1の部材の腕の長さと
    等しい長さを有し、かつ前記ピストンとクランク
    ピンに対しそれぞれ回転自在に連結される第2の
    部材と、前記クランクピンが前記ピストンの上死
    点若しくは下死点位置から90度回転した時、前記
    ピストンと前記第2の部材との連結部の中心が前
    記クランクシヤフトの中心を横切つて下死点側若
    しくは上死点側へ移動する力を与える手段とを設
    けたことを特徴とする流体機械。 2 クランクシヤフトに対して半径方向に配置さ
    れたシリンダ内にピストンを滑合し、前記クラン
    クシヤフトの回転運動をクランク機構を介して前
    記ピストンの往復運動に変換し、該ピストンの往
    復運動によつて前記シリンダ内に生じるポンプ作
    用により流体を吸入・圧送する流体機械におい
    て、前記クランクシヤフトに形成されたクランク
    ピンと、該クランクピンの偏心量と同じ量だけ偏
    心した内周円筒面と外周円筒面とを持ち、前記ク
    ランクピンにその内周面が回転自在に滑合された
    偏心スライダと、該偏心スライダの外周面に回転
    自在に滑合されたピストンと、該ピストンの上死
    点若しくは下死点位置から前記クランクピンが90
    度回転した時、前記偏心スライダの外周面中心が
    前記クランクシヤフトの中心を横切つて下死点若
    しくは上死点側へ移動する力を与える手段とを設
    けたことを特徴とする流体機械。 3 クランクシヤフトに対して半径方向に配置さ
    れたシリンダ内にピストンを滑合し、前記クラン
    クシヤフトの回転運動をクランク機構を介して前
    記ピストンの往復運動に変換し、該ピストンの往
    復運動によつて前記シリンダ内に生じるポンプ作
    用により流体を吸入・圧送する流体機械におい
    て、前記クランクシヤフトの回りに放射状にかつ
    等間隔に設置された偶数個のシリンダと、互いに
    対向して対をなすシリンダ間に滑合されたシリン
    ダ対数の両頭ピストンと、クランクピンに回転自
    在に滑合される内周円筒面部分及び該内周円筒面
    部分に対し前記クランクシヤフト偏心量と同量だ
    け偏心し、互いに360゜/シリンダ対数だけずらせ
    て配置され、各々前記両頭ピストンに回転自在に
    滑合されたシリンダ対数の外周円筒面部分とから
    形成される偏心スライダとから構成したことを特
    徴とする流体機械。
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