JPS63260457A - 記録装置およびその記録媒体 - Google Patents

記録装置およびその記録媒体

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Publication number
JPS63260457A
JPS63260457A JP62094477A JP9447787A JPS63260457A JP S63260457 A JPS63260457 A JP S63260457A JP 62094477 A JP62094477 A JP 62094477A JP 9447787 A JP9447787 A JP 9447787A JP S63260457 A JPS63260457 A JP S63260457A
Authority
JP
Japan
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recording
film
ink
cartridge
recording medium
Prior art date
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Pending
Application number
JP62094477A
Other languages
English (en)
Inventor
Michio Maeda
前田 迪夫
Kiyoshi Hashimoto
清 橋本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Toshiba Corp filed Critical Toshiba Corp
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Priority to US07/180,886 priority patent/US4870432A/en
Publication of JPS63260457A publication Critical patent/JPS63260457A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B41PRINTING; LINING MACHINES; TYPEWRITERS; STAMPS
    • B41JTYPEWRITERS; SELECTIVE PRINTING MECHANISMS, i.e. MECHANISMS PRINTING OTHERWISE THAN FROM A FORME; CORRECTION OF TYPOGRAPHICAL ERRORS
    • B41J2/00Typewriters or selective printing mechanisms characterised by the printing or marking process for which they are designed
    • B41J2/005Typewriters or selective printing mechanisms characterised by the printing or marking process for which they are designed characterised by bringing liquid or particles selectively into contact with a printing material
    • B41J2/01Ink jet
    • B41J2/135Nozzles
    • B41J2/14Structure thereof only for on-demand ink jet heads
    • B41J2/14016Structure of bubble jet print heads
    • B41J2/14161Structure having belt or drum with holes filled with ink

Landscapes

  • Particle Formation And Scattering Control In Inkjet Printers (AREA)
  • Ink Jet (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [発明の目的] (産業上の利用分野) この発明は、たとえばプリンタ、ファクシミリなどに適
用し得るインクジェット方式の記録装置およびその記録
媒体に関する。
(従来の技術) 従来より、ノンインパクト記録方式としては、静電方式
、感熱方式、感熱転写方式、インクジェット方式等の様
々な方式が提案されてきた。
その中でも、インクジェット方式は低騒音化、低パワー
化、小型化、カラー化が容易で、しかも、比較的高速記
録が可能であるという様々な長所を有している。
インジェット方式としては、インク滴発生手段により、
連続噴射型、間欠噴射型、オンデマント型、インクミス
ト型に大別されるが、装置の簡易性等の理由から現在で
はオンデマント型、が主流となっており、例えば、円筒
形圧電振動子(ピエゾ)の径方向の収縮によってインク
滴を形成するグルード式、またはノズル内の設置した発
熱抵抗素子の瞬間的な発熱によって発生する気泡(バブ
ル)の圧力でインクを噴出するバブルジェット式等が実
用化されている。
しかしながら、前者の円筒形圧電振動子(ピエゾ)を用
いたグールド式にしても、また、後者の発熱抵抗素子を
用いたバブルジェット式にしても、いずれも、微小径の
ノズルを用いるものであり、ノズルの目詰まり、ノズル
内の気泡?1溜という問題があり、また、ノズルの高集
積化が困難で高解像度が得られない。また、記録速度に
も限度があるという欠点を有していた。
そこで、近時、これらの欠点を解消すべく、10〜20
0μm径の小孔を多数形成した金属または耐熱製の合成
樹脂からなるフィルムを記録媒体として用い、この記録
媒体を小孔にインクを充填させた状態でサーマルヘッド
の発熱素子部に順次移送し、前記小孔内のインクを発熱
素子の発熱により急速加熱して気泡を発生させ、この気
泡の圧力でインク滴を噴出させることにより被記録材に
記録し得るようにした新規な記録装置が開発された。
この方式は、ノズルを用いない全く新しいインクジェッ
ト方式であるために、本質的にノズルの目詰まりやノズ
ル内の気泡滞溜という問題は生じない。また、多数の小
孔を形成した記録媒体と高密度に発熱素子を配置したサ
ーマルヘッドを用いるものであるから高解像度、高速記
録が可能である。
(発明が解決しようとする問題点) しかしながら、この方式では、インクを充填した小孔を
持った記録媒体を被記録材の搬送と同じスピードで遅れ
ば、常にインクの満たされた小孔が発熱体に対向するた
め充分なインクが供給され充分な印字濃度が得られるが
、この方式では被記録材の長さ以上の記録媒体が必要と
なり、記録ヘッドとして取り外し可能なカートリッジに
まとめた場合にカートリッジ部が大きくなり、コンパク
トな記録装置を提供できないという問題がある。
また、記録媒体の送りスピードを遅くして複数の小孔の
内の一部がインクが満たされた状態で使うようにすれば
記録媒体の長さを短くできカートリッジおよび装置全体
がコンパクトにできる上、記録媒体およびサーマルヘッ
ドの摩耗も格段と少なくなり長寿命化が可能となるが、
この場合には、記録媒体を被記録材と同速度で送る場合
と比べて印字率の高いプリントを連続的に行なった時に
インクの補充が不足しぞ印字濃度が低下するといった重
大な問題が生じる。
さらに、従来のものにあっては、記録媒体のサーマルヘ
ッドに対する押し付は力が強よ過ぎると記録媒体とサー
マルヘッドとの間に保持されるべきインクが押出されて
しまい各小孔へのインクの補充が不十分となって印字濃
度が低下するといった問題があった。
本発明は、上記事情に基づきなされたもので、その目的
とするところは、記録媒体に形成された小孔内のインク
を発熱素子で加熱し、発生する気泡の圧力によりインク
を噴出させて被記録材に塗布することにより記録を行な
う方式の記録装置でありながら、カートリッジや装置全
体のコンパクト化、および記録媒体やサーマルヘッドの
長寿命化が可能で、しかも、印字濃度も充分に維持でき
良好な記録を可能とした記録装置およびその記録媒体を
提供しようとするものである。
(fi題点を解決するための手段) 本発明は上記問題点を解決するために、インクを保持す
るための多数の小孔を記録媒体に形成せしめ、該小孔を
サーマルヘッドに配置された発熱素子で加熱し、発生す
る気泡の圧力により小孔に充填されたインクを噴出させ
て被記録材に塗布することにより記録を行なう記録装置
において、前記記録媒体のサーマルヘッド側の面に前記
小孔相互を連通せしめる溝を設けたものである。
(作用) すなわち、本発明は上記の構成とすることにより、記録
媒体を被記録材より相当減速して送ったとしても、また
、記録媒体のサーマルヘッドへの押付力が何らかの原因
で強くなり過ぎてもインク滴の噴出により一旦空になっ
た小孔に対して小孔相互を連通せしめる溝を介して他の
小孔内のインクが補充され、充分な印字濃度が維持でき
良好な記録が可能となるとともに、記録媒体の短寸化が
可能となってカートリッジや装置全体のコンパクト化が
図れ、しかも記録媒体とサーマルヘッドとの摺擦量が減
り記録媒体やサーマルヘッドの長寿命化が可能となる。
(実施例) 以下、本発明の一実施例を図面を参照しながら説明する
まず、第17図を参照して記録原理を説明する。
すなわち、この記録装置の記録原理は、10〜200μ
■径の小孔1を多数形成した金属又は耐熱性の合金樹脂
等より成る記録媒体としてのフィルム2にインク3を塗
布し、小孔1にインク3を充填し、小孔1がサーマルヘ
ッド4に配置された発熱素子5部に到達した時、発熱素
子5に電圧引加して瞬発的に発熱させ、微小孔1に充填
されたインク3を急速加熱し、発生する気泡の圧力によ
りインク滴6を噴出させて被記録材としての記録用紙(
図示しない)に記録を行なうものである。
第2図は記録装置の全体構成を示し、図中Aは記録装置
本体であり、この装置本体Aの上面後部には記録用紙7
を収納した給紙カセット8が着脱自在に装着されている
とともに内部には給紙カセット8内の記録用紙7を順次
1枚ずつ取出して供給する給紙手段B1この給紙手段B
により給紙された記録用M7に記録する記録手段C1こ
の記録手段Cにより記録された記録用紙7を装置本体A
の全面側に設けたトレイ51に排出する排出手段りを内
蔵した構成となっている。
記録用紙の搬送について説明する。
記録用紙7を収納したカセット8は第2図において右上
方よりガイド9に沿って挿入され、装着される。カセッ
ト8の有無はガイド9に取り付けられたカセット検知セ
シサ10により検知され、又記録用紙7の有無は図示し
ない紙検知センサにより検知される。
記録装置に接続された図示しない制御装置からの記録命
令によって図示しない給紙モータが駆動し、給紙ローラ
11が回転して記録用紙7をカセット8より給紙する。
給紙された記録用紙7は給紙ガイド12.13に案内さ
れ、記録手段Cの手前側(上流側)に配設された上アラ
イニングローラ14と下アライニングローラ15との転
接部に記録用紙7の先端が到達する。
このとき、記録用紙7の先端は、上アライニングローラ
14と下アライニングローラ15との転接部に突き当た
り整位される。給紙開始後、一定時間後、上アライニン
グローラ14及び下アライニングロー915が回転を開
始して記録用紙7を挟持、搬送し記録手段Cの記録部ガ
イド16゜17問に送り込むようになっている。
つぎに、記録手段Cおよび排出手段りについて説明する
。第3図は記録手段Cおよび排出手段りの側断面を示し
、図中右方部位には、前記記録部ガイド16.17が配
置されている。これらガイド16.17及びヘッドロー
ラ18は、上アライニングローラ14を支点として回動
可能なアーム19に取り付けられている。記録部ガイド
17の上面には厚さ0.2all+のステンレスの薄板
より成る記録部ガイド部材20が取り付けられており、
記録部ガイド部材20の先端部はヘッドローラ18と常
時、圧接している。アーム19には角穴21が形成され
ており、角穴21にはカムシャフト22が貫通している
また、カムシャフト22の一端には第4図に示すように
、ビン23を設けたリング24が固定され、カムシャフ
ト22と一体的に回転するようになっている。リンク2
5は上フレーム26に固定されたロータリーダンパ27
の軸に回動可能に支持され、切欠き28にはピン23が
嵌合し、切欠き29と上フレーム26の突起30との間
には引張ばね31が懸架されている。
さらに、リンク25にはリンク32が連結され、リンク
32はビン33により、上フレーム26に固定された゛
ソレノイド34のプランジャー35に連結している。さ
らにアーム19と上フレーム26の突起36との間には
引張ばね37が懸架されている。
しかして、非記録時には第5図(a )に示すように、
アーム19上方に位置して、サーマルヘッド4の発熱素
子5に密着しているフィルム2と記録部ガイド部材20
の先端との間隙はG1に保持されている。そして、記録
用紙7が記録部ガイド16.17間に案内されて記録用
紙7の先端がヘッドローラ18と記録部ガイド部材20
とに挟持され、さらに、記録部ガイド部材20の先端を
通過するまでフィルム2と記録部ガイド部材20の先端
との間隙はG1に保持される。本実施例においてはG1
は約0.75履としている。
ついで、記録用紙7の先端が記録部ガイド部材20の先
端を通過し、一定時間後筒4図に示すソレノイド34に
電圧が印加され、励磁される。これにより、ソレノイド
34はプランジャー35を吸引し、リンク32を左方向
に移動する。リンク25は引張ばね31の張力に抗して
支持軸回りに右回転し、ビン23を左方向に回動し、リ
ンク24は左回転することになる。
これにより、リンク24と一体的に回転するカムシャフ
ト22も左回転し、第5図に(b )に示すようにアー
ム19は、上アライニングローラ14を支点とて左方向
に回動し、下方に位置する。
この時、記録部ガイド部材20の先端はサーマルヘッド
4に密着しているフィルム2に圧接する。
又、カムシャフト22の外周は角穴21の一辺と離反す
る。この後記録用紙7に記録が開始される。
従って記録時にはフィルム2と記録部ガイド部材20の
先端との間隙はG2に保持されることになる。必然的に
、フィルム2と記録用紙7との間隙もG2に保持される
ことになる。間隙G2は取りも直さず、記録部ガイド部
材20の厚さであり、本実施例においては印字品質等を
考處してG2を0.2amとしている。この時、ヘッド
ローラ18の中心と発熱素子5の中心との位置ずれをP
1記録部ガイド部材20の先端と発熱素子5の中心との
位置ずれをQとなるように設定している。本実施例にお
いてはPを約0.7m5Qを約0.3as+とじている
また、引張りばね37の張力によってアーム19は上向
きの力を受け、ヘッドローラ18の重量よりも小さい力
で、記録部ガイド部材20はフィルム2に圧接する。
記録用紙7への記録が終了し、一定5時間後、第4図に
示すソレノイド34への電圧印加は停止される。リンク
25は引張ばね31の張力により支持軸回りに左回転し
て、ビン23を右方向に回動し、リンク24は右回転す
る。
従ってカムシャフト22も右回転して、カムシャフト2
2の外周は角穴21の一辺に当接し、アーム19を上ア
ライニングローラ14を支点として右方向に回動し第5
図(a )に示すようにアーム19は再び上方に位置す
る。この時、リンク25は、ロータリーダンパ27によ
り粘性抵抗力を受けるため、急激に回動することはない
以上のような構成にすることにより記録用紙7の先端及
び後端が屈曲してフィルム2に接触し、フィルム2に付
着した余剰インクによって汚されることはなく、又、記
録時に記録用紙7とフィルム2との間隙を設定値に確実
に保持することができ高品質の記録が可能である。
ヘッドローラ18と記録部ガイド部材20によって記録
用紙7を発熱素子5の近傍まで挟持でき、しかも、記録
部ガイド部材20によりインク3の噴出路が遮断される
ことなく、確実に記録を行なうことができる。
さらに、記録部ガイド部材20は比較的小さな圧力でサ
ーマルヘッド4に密着したフィルム2に圧接しているか
ら、フィルム2に大きな摩擦抵抗力が加わってフィルム
2が破損することもない。
記録部ガイド部材20の先端を通過した記録用紙7は第
3図に示す排紙ガイド38に案内される。
排紙ガイド38.39の先端は第6図(a )で示すよ
うに水平方向より上方に角度α曲げられtおり、又、排
紙ガイド38とフィルム2との間隙はRに設定されてい
る。本実施例においてはαを10〜45′″、RをR>
01となるようにしている。
以上のようにすることによって、記録用紙7の先端は排
紙ガイド38の先端とヘッドローラ18との間隙より上
方に侵入することはなく記録用紙7は確実に排紙ガイド
38.39に案内される。
排紙ガイド39は図示しない多数の小孔が形成されてお
り、ダクト回動部40の上部に固定されている。ダクト
回動子40は、ダクト本体41に一ピボット42を支点
として、回動可能に支持されている。ダクト回動部40
は、その底部がダクト本体41の右側面部に当接するこ
とによって固定される。ダクト本体41はプロワ43の
上部に固定され、プロワ43は下フレーム44に固定さ
れている。
また、第3図に示すように排紙経路には第1の上ピンチ
ローラ45及び図示しない第1の下ピンチローラ、第2
の上ピンチローラ46及び図示しない第2の下ピンチロ
ーラが設けられており、記録用紙7の両側に存在する数
層の非記録部の一方を挟持し、搬送するようになってい
る。
プロワ43のファン47が回転すると、プロワ43の右
開口部より空気が流入し、プロワ43の上開口部に流出
する。空気はダクト本体41の下開口部よりダクト本体
41に流入し、一部はダクト本体41上部に、一部はダ
クト回動部40上部に送風される。ダクト回動部40上
部に送風された空気は排紙ガイド39に形成された図示
しない小孔より流出する。ダクト本体41上部には、小
孔を多数形成した排紙ガイド48が固定されており、ダ
クト本体41上部に送風された空気も、この排紙ガイド
48に形成された図示しない小孔より流出する。
記録部ガイド部材20先端を通過した記録用紙7は°排
紙ガイド39の小孔より流出される空気の圧力によって
、排紙ガイド38に圧着されながら搬送され、同時に記
録用紙7の非記録部は、第1の上ピンチローラ45及び
第1の下ピンチローラに挟持され、続いて第2の上ピン
チローラ46及び第2の下ピンチローラにより挟持され
て搬送される。
以上のようにして、記録用紙7は排紙ガイド39に接触
することなく搬送されるから記録用紙7に記録された未
乾燥の記録画像を乱すことがない。また、空気を吹き付
けることによって、記録用紙7の記−録画像を速やかに
乾燥させることができる。
さらに、記録用紙7は排紙ガイド38.39に案内され
、上排紙ローラ49と下排紙ローラ50とに挟持され、
第2図に示すトレイ51に排紙される。
また、上記下排紙ローラ50は第6図(a )で示すよ
うに先端にピッチ角βで、鋭角γの突起部52を形成し
た星型プレート53(第6図(b )参照)と、適当な
間隔に配置したカラー54と、上排紙ローラ49に転接
する基準O−ラ55とより構成されており、記録用紙7
の記録面は1型プレート53により点状に支持される。
以上のような構成によって、記録用紙7には過度の圧力
が加わることなく、上排紙O−ラ49と下排紙ローラ5
0とに挟持、搬送されるため記録用紙7の未乾燥の記録
画像を乱すことがない。
第3図に示すように、上排紙ローラ49及び下排紙ロー
ラ50の直前には、上フレーム26に取り付けられた排
紙スイッチ56が設けられており、記録用紙7の先端及
び後端を検知して、記録用紙 ”7が第2図に示す排紙
トレイ51に確実に排紙されたかどうか確認する。
つぎに、第7図および第8図を参照して記録手段Cおよ
び排紙手段りの駆動系について説明する。
上アライニングローラ歯車57は途中に、歯車、プーリ
、ベルトを介し、記録用紙搬送モータ歯車58に接続さ
れていて、記録用紙搬送モータ59の駆動力を伝達され
るようになっている。ヘッドローラプーリ60はベルト
61を介して第1の上アライニングローラプーリ62に
接続しており、第1の上ピンチローラプーリ63はベル
ト64を介して第2の上アライニングローラプーリ65
に接続している。
さらに、第2の上ピンチローラ歯車66は歯車67を介
じて、第1の上ピンチローラギア68に接続しており、
さらに、上排紙ローラ歯車69は歯車70を介して第2
の上ピンチローラ歯車66に接続している。
以上のような構成によって、上アライニングローラ14
、ヘッドローラ18、第1の上ピンチローラ45、第2
の上ピンチローラ46及び上排紙ローラ49は、記録用
紙搬送モータ59の駆動開始とともに、同期して、同方
向に、同回転数で回転することとなる。
また、第9図(a ’)および第9図(1) )で示す
ようにサーマルヘッド4は、その両端に2個のホルダー
71を固定され、さらに2個のホルダー71は各々、2
alの固定ねじ72及び2個の調整ねじ73を介して、
記録装置の下フレーム44に位置決め固定されたブロッ
ク74に連結されている。
固定ねじ72を緩めると、ホルダー71は調整ねじ73
に巻き付けられた2個の圧縮ばね75によって支持され
、両端合せて、4個の調整ねじ73を回すことにより、
サーマルヘッド4の高さ及び傾きを調整することができ
る。サーマルヘッド4の位置調整が終了したならば、4
個の固定ねじ72を締めて、ホルダー71を完全にブロ
ック74に固定する。
以上のような構成にすることによって、サーマルヘッド
4の保持部材の加工精度及び取り付は精度をそれ程高く
しなくとも、サーマルヘッド4を確実に位置決めできる
。さらに、ねじ及びばねという単純な機構要素を用いて
いるため、構成が簡易であり、操作も容易である。
つぎに、上記サーマルヘッド4に下面が密着する状態に
記録媒体としての小孔1・・・を有したフィルム2を張
設するためのカートリッジ76について説明する。
第10図は、記録装置に装着した時のカートリッジの上
面図である。カートリッジ76は記録部77、インク供
給部78、駆動部79より成る。
カートリッジ76の記録装置への装着は次のようにして
行なう。第2図、第3図、第4図に示すように、上フレ
ーム26に固定された上ロータリーキャッチ80と下フ
レーム44に固定された下口−タリーキャッチ81との
嵌合を解除し、上フレーム36を上アライニングローラ
14を支点として右上方向に回動し1.記録装置の記録
部及び排紙部を開口する。
次に、ダクト回動部40をピボット42を支点として右
上方向に回動する。カートリッジ76を記録装置の記録
部上方より挿入し、ベース82に形成された4個の角穴
83にカートリッジ76の4個のフット84を嵌合し、
ベース82にカートリッジ76を載置する。
ついで、レバー85を所定方向(第10図矢印イ方向)
に移動することによって、レバー85と一体的に移動す
るプレート86が左の2個のフット84に当接し、カー
トリッジ76をベース82上で右方向に移動する。右の
2個のフット84が2個の角穴83の一辺に当接すると
、カートリッジ76はベース82に固定されることとな
る。
また、カートリッジ76固定後、ダクト回動部40を右
下方向に回動し、ダクト本体41と固定し、上フレーム
26を左下方向に回動して、上ロータリーキャッチ80
と下口−タリーキャッチ81とが嵌合するまで押下する
。以上により、カートリッジ76は記録装置に装着され
る。カートリッジ76を記録装置より離脱するには以上
の操作を逆順序で行なえばよい。
また、第11図にも示すようにフィルム2は一端を左フ
ィルムシャフト88、他端を右フィルムシャフト89に
固定され巻付けられている。
このフィルム2は、厚さ10〜30μmの、ニッケル、
銅等の金属又はポリイミド樹脂等の合成樹脂、あるいは
、それらを多層に積層したものより成っており、フィル
ム2の第12図(a )に示す小孔形成領域87には第
12図(b)で示すように孔径20〜30μ園、孔ピッ
チ40〜50μmの小孔1が多数形成されている。
さらに、フィルム2の下面側、すなわちサーマルヘッド
4側の面には、第1図(a )〜(C)で示すように小
孔1・・・相互を連通せしめる多数のインク供給用の溝
160・・・が設けられている。
上記溝160・・・は第1図(b)で示すように小孔形
成領域87に重なった状態かつフィルム2の進行方向く
矢印口方向)と平行に設けられている。
溝160は、フィルム厚さ10〜30μの数分の1の深
さ、及び孔ピッチqの約半分、20〜25μの幅で設け
られており第1図(a )で示す様にすべての小孔1が
いずれかの溝160によって他の孔1と連通ずる様に製
作される。溝の加工は微小孔の加工と同時にエツチング
又は、エレクトロフォーミングで行うことができる為、
安価に再現性の良い溝付フィルムを得ることができる。
カートリッジ76非装看時には、フィルム2は容器90
の左曲面部91及び右曲面部92に案内され、カートリ
ッジ76装着時にはフィルム2は、左曲面部91及び右
曲面部92に案内され、サーマルヘッド4の加熱素子5
面に圧着している。
インク塗布部材93.94は吸水性、塗布性の良好なテ
フロンフェルト、発泡ニトリルゴム、発泡ポリビニル樹
脂等より成り、容器90内に装填され、上記でフィルム
2を巻き付けた左フィルムシャフト88及び右フィルム
シャフト89に圧接している。
シール部材95.96と、スチレン−ブタジェン、ニト
リルゴム等の耐水性を有するゴムより成り、その一端は
容器90に固着され他端はエツジ部でフィルム2と接触
するようになっている。
つぎに、シール部材95.96に圧力を付勢する圧力付
勢機構について説明する。圧力付勢機構は、プレート9
7.98、板ばね99,100゜及び回動プレート10
1,102より構成される。
プレート97.98は厚さ0.1〜0.45111の弾
性を有するステンレス等の薄板であって、一端は回動プ
レート101,102に固着され、他端はシール部材9
5.96に圧接される。
また、板ばね99.100は厚さ0.1〜0.4Mの弾
性を有するステンレス等の薄板を成形したもので、一端
面は回動プレート101,102に固着され、他端面は
容器90の側壁に圧接している。
回動プレート101.102は第10図に示すようにカ
ラー103とねじ104によって、容器90に回動可能
に支持されている。
回動プレート101.102には第11図に示すように
、記録装置の下フレーム44に回転可能に支持された左
カムシャフト105及び右カムシャフト106の外周が
当接するようになっている。
しかして、カートリッジ76の非装着時又は非記録時に
は、左カムシャフト105及び右カムシャフト106の
外周が回動プレート101.102に当接しないから板
ばね99.100の圧力によって、回動プレート101
.102は第11図に示す矢印凸方向に回動して、プレ
ート97.98はシール部材95.96に圧力を付勢す
る。
これによって、シート部材95.96はフィルム2を介
して容器90の左曲面部91及び右曲面部92に圧接す
る。
一方記録時には左カムシャフト105及び右カムシャフ
ト106が駆動され、左カムシャフト105及び右カム
シャフト106の外周が回動プレート101.102に
当接し、板ばね99゜100の圧力に抗して、回動プレ
ート101゜102を第11図に示す矢印ことは反対の
方向に回動して、プレート97.98によるシール部材
95.96への圧力を解除する。これによって、シール
部材95.96はそのエツジ部でフィルム2に接触する
以上のような機構を設けることによって、カートリッジ
76の非装着時又は非記録時には、シール部材95.9
6がフィルム2を介して容器90の左曲面部91及び右
曲面部92に圧接するため、カートリッジ76は完全に
密閉されて、インク3がカートリッジ76よりこぼれた
り、蒸発してしまうことがない。
また、記録時にはシール部材95.96はそのエツジ部
でフィルム2に接触するため、フィルム2に付着する余
剰インク3を掻き取ることができ、しかも、フィルム2
の駆動力を大幅に低減することができる。
つぎに、第13図を参照してカートリッジのインク供給
部について説明する。カートリッジ76へのインク3の
供給は、インク容器107をカートリッジ76に装着す
ることによって行なわれる。
インク容器107はインク容器本体108、キャップ1
09、弁110、円錐ばね111及びシール112から
成っている。
キャップ109の外周には突起113が形成され、又、
内周にはねじ溝が形成されていて、インク容器本体10
8と結合するようになっている。
また、インク容器107非装着時には、円錐ばね111
の圧力で弁110がシール112に圧着しているため、
インク容器107よりインク3がこぼれ出ることはない
。カートリッジ76のインク供給部78の開口部には弁
114、圧縮ばね115、シール116が設けられてお
り、インク容器107非装着時には、圧縮ばね115の
圧力により弁114がシール116に圧着しているため
、開口部よりインク3がこぼれでることもなく、蒸発す
ることもない。
インク容器107はカートリッジ76のインク供給部7
8の開口部の上方より、キャップ109の外周に形成さ
れた突起113と開口部に形成されたL形溝117とが
嵌合するように挿入し、上方より見てインク容器107
を右方向に回転することによりインク容器107はカー
トリッジ76に固定され装着される。この時、円錐ばね
111の圧力の方が圧縮ばね115の圧力よりも大きい
ため、弁110により弁114が押し下げられ、弁11
4が開口部の底面に当圧した後、弁110は押し上げら
れる。
このようにしてインク容器107は開口して、インク3
がインク容器107よりインク供給部78の開口部に流
入し、インク供給路118を通って第11図、第13図
に示すインク塗布部材93.94に流出し、浸透する。
又、インク容器107装着時、キャップ109はシール
112に圧着するため、インク3が開口部より流出する
ことはない。
記録によってインク3が消費されると、その消費量と同
容積の空気がフィルム2の微小孔1を介してカートリッ
ジ76内に送入される。送入された空気はインク3中で
気泡となってインク供給路118をインク供給方向と逆
方向に送られてインク容器107に送りこまれ、インク
容器107のインク3液面で気泡は消滅して空気に戻る
から、その空気と同容積のインク3が容器107よりイ
ンク供給部78に流入する。以上によって、カートリッ
ジ76内のインク3は常に一定に保持されることになり
、従うて記録濃度を常に一定に保つことができる。
インク容器107をカートリッジ76より離脱するには
装着と逆順序の操作を行なえばよい。又、インク容器1
07にインク3を補給するには、キャップ109をイン
ク容器本体108より取りはずし、インク容器本体10
8より取りはずし、インク容器本体108の開口部より
行なえばよい。
つぎに、カートリッジの駆動部について第10図および
第14図〜第16図を参照して説明する。
カートリッジ76の駆動部79は第10図に示すように
左フィルムシャフト歯車119、左リング120、右フ
ィルムシャフト歯車121、右リング122及びアイド
ル歯車123より成っている。
左フィルムシャフト歯車119と左リング120とは一
体的に左フィルムシャフト88に固定される。また、右
フィルムシャフト歯車121はゼンマイ124を介して
右リング122と結合され、右リング122は右フィル
ムシャフト89に固定される。
フィルム2は厚さ10〜30μ−という薄膜であるから
、たわまないように常に張力を付勢しておかねばならな
い。張力の付勢は次のようにして行なう。まず、アイド
ル歯車123をスタッド125より取り脱す。左フィル
ムシャフト歯車119を固定しながら右フィルムシャフ
ト歯車121を第10図の左方より見て右方向に回転す
る。
このようにすることによって、ゼンマイ124が巻き取
られ、右フィルムシャフト歯車121と右、リング12
2との間にねじりモーメントが生じ、右フィルムシャフ
ト89を介してフィルム2に張力が付勢される。この状
態で、アイドル歯車123をスタッド125に取り付け
ると、左フィルムシャフト歯車119と右フィルムシャ
フト歯11121とはアイドル歯車123を介して結合
され、フィルム2に付勢された張力は保持される。
フィルム2を駆動するために、その初期位置を検知する
必要がある。このフィルム位置検知機構は第14図に示
すように、アイドル歯車123と一体化されたウオーム
126及びホイール127より成る。ホイール127は
ホルダー128にビン129により回転可能に支持され
ており、ホルダー128は容器90の上部に固定されて
いる。
ホイール127には検知穴130が形成されていて、あ
らかじめフィルム2の初期位置において、ホイール12
7の検知穴130が、記録装置の上フレーム26に固定
されたフィルム位置検知センサ131により検知される
ようにホイール127をウオーム126に結合する。
アイドル歯車123が1回転するとウオーム126は1
リード分進むので、ホイール127は1歯だけ回転する
。従って、フィルム2が左フィルムシャフト88又は右
フィルムシャフト89に数回巻き付けられている場合に
も確実にフィルム2の初期位置を検知することができる
第15図はカートリッジの駆動系の正面図であり、第1
6図はカートリッジの駆動系の側面図である。左フィル
ムシャフト歯車119及び右フィルムシャフト歯車12
1は、アイドル歯車123、歯車132、プーリ133
、ベルト134を介して歯車135と一体化されたプー
リ136に連結されている。
また、左カムシャフト歯車137及び右カムシャフト歯
車138は歯車139、プーリ140、歯車141、プ
ーリ142、ベルト143を介して歯車144と一体化
されたプーリ145に連結されている。又、カートリッ
ジ駆動モータ146は、カートリッジ駆動モータプーリ
147、ベルト148、プーリ149、歯車150を介
して移動歯車151に駆動力を伝達するようになってい
る。
移動歯車151はスタッド152の軸線方向に移動でき
るようになっており、第16図に示すように右側面には
常に圧縮ばね153により圧力が付勢されている。又、
移動歯車151の左側面にはソレノイド154のアーム
155が当圧されるようになっている。
つぎに、カートリッジの駆動切換機構について説明する
。カートリッジの駆動切換機構は第15図、第16図に
示すようにプーリ136と一体化された歯車135、プ
ーリ145と一体化された歯車144、移動歯l!15
1、スタッド152、圧縮ばね153及びソレノイド1
54から成る。
カートリッジ76非装着時又はフィルム2駆動時には、
圧縮ばね153の圧力により移動歯車151は左方に位
置し、歯車135に連結しており、カートリッジ駆動モ
ータ146の駆動力は、左フィルムシャフト歯車119
及び右フィルムシャフト歯車121に伝達される。
左カムシャフト105及び右カムシャフト106駆動時
には、ソレノイド154に電圧が印加されて励磁され、
ソレノイド154のアーム155が移動歯車151に圧
力を付勢し、圧縮ばね153の圧力に抗して移動歯車1
51を右方向に移動させる。移動−車151は右方に位
置し、歯車144と連結する。従って、カートリッジ駆
動モータ146の駆動力は左カムシャフト歯車137及
び右カムシャフト歯車138に伝達される。
以上のような駆動切換機構を用いることにより、フィル
ム駆動用、カムシャフト駆動用、合せて2個のモータを
使用する必要がなく、すなわち、モータの駆動回路も2
個使用する必要がなく、記録装置が非常に小型化され、
安価なものとなる。
カートリッジの動作について第11図、第14図、第1
5図、第16図を参照して説明する。カートリッジ76
を装着し、記録装置の電源をONすると、ソレノイド1
54に電圧が印加され、移動歯車151が歯車144と
連結して、カートリッジ駆動モータ146の駆動力が左
カムシャウド歯車137及び右カムシャフトギア138
に伝達されて、左カムシャフト105及び右カムシャフ
ト106が回転する。
これにより左カムシャフト105及び右カムシャフト1
06の外周が回動プレート101.102に当接し、回
動プレート101.102を第11図に示す凸方向に回
動し、シール部材95.96はそのエツジ部でフィルム
2に接触する。
その後、ソレノイド154への印加電圧は停止され、移
動歯1[151が歯車135と連結して、カートリッジ
駆動モータ146の駆動力が左フィルムシャフト歯車1
19及び右フィルムシャフト歯11121に伝達されて
左フィルムシャフト88及び右フィルムシャフト89が
回転する。左フィルムシャフト88及び右フィルムシャ
フト89は右方向に回転して右フィルムシャフト89に
フィルム2を巻き取っていく。
このとき、第14図に示すホイール127は、左方向に
回転し、ホイール127に形成された検知穴130がフ
ィルム位置検知センサ131に検知されると、フィルム
2の初期位置となり、カートリッジ駆動モータ146は
停止する。その後ソレノイド154に電圧が印加され、
左カムシャフト105及び右カムシャフト106が回転
し、回動プレート101,102が第11図に示す矢印
凸方向に回動し、シール部材95.96はフィルム2を
介し、容器90の左曲面部91及び右曲面部92に圧接
する。以上が初期動作である。
しかして、記録装置に接続された図示しない制御装置か
ら記録命令が送られてくると、ソレノイド154に電圧
が印加され、左カムシャフト105及び右カムシャフト
106が回転し、回動プレート101.102が第11
図に示す凸方向に回動し、シール部材95.95はその
エツジ部でフィルム2に接触する。
その後、ソレノイド154の電圧印加が停止され、左フ
ィルムシャフト88及び右フィルムシャフト89が左方
向に回転し、左フィルムシャフト88にフィルム2を巻
き取っていく。
そして、第1図(b)および第12図(a )に示す小
孔形成領域87がサーマルヘッド4の発熱素子5の近傍
に伝達した時、カートリッジ駆動モータ146は一旦停
止し記録用紙7が上アライニングローラ14を通過する
時に、記録用紙搬送モータ59と同期して駆動を開始す
る。
記録用紙7先端が記録部ガイド部材20の先端を通過し
、一定時間後、発熱素子5に電圧が印加され記録を開始
する。
すなわち、サーマルヘッド4に配置された発熱素子5・
・・を選択的に電圧を印加されることによりフィルム2
に形成された小孔1・・・内のインク3を加熱し、発生
する気泡の圧力によりインク3を噴出させ記録用紙7に
塗布することにより記録することになる。
このように、多数の小孔1・・・を形成したフィルム2
と高密度に発熱素子5を配置したサーマルヘッド4を用
いるものであり、従来のようにノズルを用いないため本
質的にノズルの目詰り、ノズル内の気泡滞留という問題
は生じない。又、高解像度、高速記録が可能である。
さらに、前記フィルム2のサーマルヘッド4側の面に第
1図(a )〜(C)で示すように前記小孔1・・・相
互を連通せしめる多数の溝160・・・を設けたから、
フィルム2を記録用紙7より相当減速して送ったとして
も、また、フィルム2のサーマルヘッド4への押付力が
何らかの原因で強くなり過ぎてもインク滴6の噴出によ
り一旦空になった小孔1に対して小孔1・・・相互を連
通せしめる溝160を介して他の小孔1内のインク3が
補充され、充分な印字濃度が維持でき良好な記録が可能
となるとともに、フィルム2の短寸化が可能となってカ
ートリッジ76や装置全体のコンパクト化が図れ、しか
も、フィルム2とサーマルヘッド4との摺擦量が減りフ
ィルムやサーマルヘッド4の長寿命化が可能となる。
ついで、発熱素子5への電圧印加が停止され、記録を終
了して後、記録用紙7後端が記録部ガイド部材20の先
端を通過する。さらに、フィルム2は左フィルムシャフ
ト88に巻き取られ、一定時間後カートリッジ駆動モー
タ146は停iする。
この時のフィルム2の位置が右方向にフィルム2を移送
して記録を行なう場合の初期位置となる。
右方向にフィルム2を移送して記録を行なう場合にも上
記と同様な動作を行なって、以下、フィルム2を往復移
送することによって連続記録を行なう。以上が記録動作
である。
最終的に記録が終了すると、左フィルムシャフト88及
び右フィルムシャフト89は右方向に回転して、ホイー
ル127の検知穴130がフィルム位置検知センサ13
1に検知されるまでフィルム2を右フィルムシャフト8
9に巻き取り、フィルム位置検知後、カートリッジ駆動
モータ146は一旦停止する。
その後、ソレノイド154に電圧が印加され、左カムシ
ャフト105及び右カムシャフト106が回転し、回動
プレート101.102が第11図に示す六方向に回動
して、シール部材95゜96はフィルム2を介し、容器
9oの左曲面部91及び右曲面部92に圧接する。以上
が終期動作である。その後記録装置の電源はOFFされ
ることになる。
なお、本発明は上記一実施例に限らず、要旨を変えない
範囲で種々実施形実可能なことは勿論である。
[発明の効果] 以上説明したように本発明によれば、インクを保持する
ための多数の小孔を記録媒体に形成せしめ、該小孔をサ
ーマルヘッドに配置された発熱素子で加熱し、発生する
気泡の圧力により小孔に充填されたインクを噴出させて
被記録材に塗布することにより記録を行なう記録装置に
おいて、前記記録媒体のサーマルヘッド側の面に前記小
孔相互を連通せしめる多数の溝を設けたものである。
したがって、記録媒体を被記録材より相当減速して送っ
たとしても、また、記録媒体のサーマルヘッドへの押付
力が何らかの原因で強くなり過ぎてもインク滴の噴出に
より一旦空になった小孔に対して小孔相互を連通せしめ
る溝を介して他の小孔内のインクが補充され、充分な印
字濃度が維持でき良好な記録が可能となるとともに、記
録媒体の短寸化が可能となってカートリッジや装置全体
のコンパクト化が図れ、しかも、記録媒体とサーマルヘ
ッドとの摺擦■が減り記録媒体やサーマルヘッドの長寿
命化が可能となる記録装置およびその記録媒体を提供で
きるといった効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
図面は本発明の一実施例を示すもので、第1図(a )
は記録媒体としてのフィルムの小孔形成領域の拡大図、
第1図(b )はフィルムのサーマルヘッド側の面を示
す図、第1図(Ci)は第1図(a )のv−v線に沿
う断面図、第2図は記録装置の側断面図、第3図は記録
装置の記録部及び排紙部の側断面図、第4図は記録装置
の上フレームの側面図、第5図は、アームの回動機構の
説明図であり、第5図(a )はアームが上方に位置し
た時の状態図、第5図(b)はアームが下方に位置した
時の状態図、第6図(a )は記録装置の排紙部の斜視
図、第6図(b)はり型プレートの外形図、第7図は記
録装置の記録部及び排紙部の駆動系の正面11第8図は
記録装置の記録部及び排紙部の駆動系の上面図、第9図
(a )はサーマルヘッドの取り付は部の上面図、第9
図(b)はサーマルヘッドの取り付は部の側面図、第1
0図は、記録装置に装着した時のカートリッジの上面図
、第11図はカートリッジの記録部の断面図、第12図
(a )はフィルムの平面図、第12図(b)はフィル
ム小孔形成領域の拡大図、第13図はカートリッジのイ
ンク供給部の断面図、第14図はカートリッジの駆動部
の断面図、第15図はカートリッジの駆動系の正面図、
第16図はカートリッジの駆動系の側面図、第17図は
記録原理の説明図である。 1・・・小孔、2・・・フィルム(記録媒体)、3・・
・インク、4・・・サーマルヘッド、5・・・発熱素子
、7・・・記録用紙(被記録材)、76・・・カートリ
ッジ、160・・・溝。 出願人代理人 弁理士 鈴 江 武 彦第4図 (a) (b) 第5図 (a) (b) 第6図 第7図 (a) (b) 第13図 第14図 第15図 第16図

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)インクを保持するための多数の小孔を記録媒体に
    形成せしめ、該小孔をサーマルヘッドに配置された発熱
    素子で加熱し、発生する気泡の圧力により小孔に充填さ
    れたインクを噴出させて被記録材に塗布することにより
    記録を行なう記録装置において、前記記録媒体のサーマ
    ルヘッド側の面に前記小孔相互を連通せしめる溝を設け
    たことを特徴とする記録装置。
  2. (2)記録媒体のサーマルヘッド側に設けた溝が、記録
    媒体の進行方向と平行に設けられていることを特徴とす
    る特許請求の範囲第1項記載の記録装置。
  3. (3)記録媒体のサーマルヘッド側に設けた溝が、小孔
    に対してほぼ半分の面積で重なるように形成されている
    ことを特徴とする特許請求の範囲第1項または第2項記
    載の記録装置。
  4. (4)記録媒体のサーマルヘッド側に設けた溝が、幅1
    0〜50μm、深さが5〜10μmの範囲にあることを
    特徴とする特許請求の範囲第1項記載の記録装置。
  5. (5)インクを保持するための多数の小孔を有する記録
    媒体の少なくとも一方の面に上記小孔相互を連通する溝
    を備えたことを特徴とする記録媒体。
JP62094477A 1987-04-17 1987-04-17 記録装置およびその記録媒体 Pending JPS63260457A (ja)

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