JPS63259978A - 圧着端子 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は電気機器等に導線を接続する接続金具、特に圧
着端子の改良に関するものである。

（従来の技術） 電気機器等にリード線等の導線を接続する場合には、接
続面積を広げ引張強度を増すために、通常圧着端子が用
いられており、第４図、第５図および第６図はこの従来
の圧着端子を示している。

そのうち、第４図は日本工業規格（Ｊ　Ｉ　Ｓ）　Ｃ２
８０５に明示されている丸型圧着端子（３）を示したも
ので、電気機器（５）のスタッド（６）　に嵌入できる
よう先端半円状の偏平部（３ａ）に挿通孔（３ａ）が穿
設されており、後方基端部は導線（９）を挿通させる筒
状の接続部（３Ｃ）が形成されている。

ところで、このような圧着端子（３）を用いるとき、該
圧着端子（３）を接続する電気機器（５）の表面に塗布
加工がなされている場合には、圧着端子（３）をナツト
（７）等を介して圧下し接続するだけでは電気導通性が
不十分である。そこでこのような場合、電気機器（５）
の表面側に歯付き座金（４）を配置して、当該座金（４
）の歯で上記電気機器（５）表面の塗料層（１０）を切
除させて電気導通性を高め、かつ結合部品の間の接合性
を向上させるようにするのが一般的である。−第６図は
上記圧着端子（３）が歯付き座金（４）を介して電気機
器（５）に接続された状態を示すもので、電気機器（５
）のスタッド（６）に歯付き座金（４）を配して基端接
続部（３Ｃ）に導線を挿着した圧着端子（３）を重積嵌
入させた後、スタッド（６）に螺合したナツト（７）を
弛み止めの座金（８）を介し螺締させ、電気機器（５）
に上記歯付き座金（４）と圧着端子（３）とを圧縮させ
る。このようにすれば、歯付き座金（４）の歯は第５図
からも明らかなように接着表面に対し傾斜する占う刻設
されているので、圧下されることにより塗料層（１０）
にくい込み、該塗料層（ｌＯ）を切除し圧着端子（３）
の電気機器（５）への電気的接続を確実にする。なお、
歯付き座金（４）は通常電気的導通性に優れた銅または
りん青銅により構成されており、ＪＩＳ　８１２５５に
分類明視されている。

以上のように歯付き座金（４）を介して圧着端子（３）
を電気機器（５）に接続すれば、接地体表面の状態に影
響されず確実に通電でき、かつナツト（７）の弛みを防
止し容易に締め付は圧力を増大させることが期待できる
。

〔発明が解決しようとする問題点〕 しかしながら、従来の接続方法では、歯付き座金（４）
を圧着端子（３）とは別に電気機器（５）のスタッド（
６）に嵌入、配置していたので、部品点数と作業工程が
増して作業が煩雑化し作業効率が低下するという問題点
があった。

本発明は上記問題点を解消すためになされたもので、部
品点数や作業工程を増やすことなく作業効率を向上せし
めるとともに、圧着端子（３）の電気機器（５）への接
続を確実ならしめるようにすることを目的とする。

〔問題点を解決するための手段〕

本発明に係る歯付き圧着端子は、先端の圧着偏平部の周
面に歯部を刻設し端子先端部を歯付き座金状に形成した
ものである。

〔作用〕

本発明に係る歯突き圧着端子は、先端の偏平部の周面に
歯部を刻設し端子先端部を歯突き座金状に形成しである
ので、部品点数や作業工程を増やすことなく端子を接続
操作するだけで、電気機器等の表面塗料層を切除して該
電気機器等への接続導通を確実ならしめる。

〔実施例〕

以下、従来例に相当する部分には同一符号を付して示す
第１図および第２図の一実施例について本発明を説明す
る。

第１図は本発明に係る歯付き圧着端子（１）を示したも
ので、先端円形状の圧着偏平部（ｌａ）には電気機器（
５）のスタッド（６）に嵌入できるよう挿通孔（ｌｂ）
が穿設されており、挿通孔（１ｂ）の外周面には、下方
接続面に対して鋭角を構成するよう複数の鋭利な傾斜切
削歯からなる歯部（ＩＣ）が刻設されており、後方基端
部には導線を挿通させる接続部（１ｄ）が形成されてい
る。

本発明は以上のような構成となっているので、電気機器
（５）に当該歯付き圧着端子（１）を接続するには、第
２図に示すように電気機器（５）のスタッド（６）に、
導線（９）を基端接続部（ｌｄ）に挿通させた歯付き圧
着端子（］）を直接嵌入させた後、スタッド（６）に螺
合したナツト（））を弛み止めのための座金（８）を介
して螺締させるだけでよい。

しかるときは、鋭利な切削歯からなる歯部（ＩＣ）が圧
下され接続面にくい込み、該表面の塗料層（１０）を切
除するので、別途の歯付き座金を用いることなく電気導
通性を向上させ導線（９）の電気機器（５）への導通を
確実ならしめることができる。

第３図は本発明の他の実施例を示すもので、この・もの
では、多数の導線（９）を接続できるよう基端接続部に
複数の接続孔（２ｄ）が穿設され、かつ先端円形状の偏
平部（２ａ）に設けられた挿通孔（２ｂ）の外周面には
、接続面に対し鋭角を構成するように複数の鋭利な傾斜
切削歯からなる歯部（２Ｃ）が刻設されて歯付きラグ端
子（２）を構成させている。

当該歯付きラグ端子（２）を電気機器（５）への接続に
用いれば、電気機器（５）等の端子に複数の導線（９）
を容易、かつ確実に接続することができる。

なお、上記実施例では挿通孔（１ｂ）　、　（２ｂ）の
外周面に多数の切削歯からなる歯部（ｌｃ）　、　（２
ｃ）が刻設されたものを示したが、内周面や内外の内周
面に切削歯を刻設すること、また先端の円状の挿通孔（
ｌｂ）　、　（２ｂ）部を皿形状にすることができるの
はいうまでもない。

（発明の効果） 以上のように本発明によれば、先端の圧着偏平部の周面
に歯部を刻設し端子の先端を歯付き座金状に形成しであ
るので、部品点数や作業工程を増やすことなく電気機器
等の塗装面に対し圧着端子を直接容易、かつ確実に電気
的に接続導通でき、作業効率を向上させることができる
。

【図面の簡単な説明】

第１図（（）　、　（０）は本発明の一実施例を示す平
面図および側面図、第２図は本発明の端子電気機器への
接続状態を示す側面図、第３図は本発明の他の実施例を
示す平面図、第４図（イ）　、　（０）は従来の丸型圧
着端子を示す平面図および側面図、第５（（）　、　（
０）は歯付き座金を示す平面図および側面図、第６図は
従来の圧着端子を歯付き座金を介して電気機器に接続し
た状態を示す側面図である。 図中、（１）は歯付き圧着端子、 （１ａ）は偏平部、（ｉｂ）は挿通孔、（１ｃ）は歯部
、　　（ｌｄ）は接続部である。 なお、各図中同一符号は同−又は相当部分を示す。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 基端部の導線接続部と、圧着部材の挿通孔を穿設された
   先端部の圧着偏平部とを備えた圧着端子において、上記
   圧着偏平部の周面に歯部を刻設し端子先端部を歯付き座
   金状に形成したことを特徴とする圧着端子。