JPS63258471A - アルキルケテンダイマ−の製造法 - Google Patents

アルキルケテンダイマ−の製造法

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JPS63258471A
JPS63258471A JP9070187A JP9070187A JPS63258471A JP S63258471 A JPS63258471 A JP S63258471A JP 9070187 A JP9070187 A JP 9070187A JP 9070187 A JP9070187 A JP 9070187A JP S63258471 A JPS63258471 A JP S63258471A
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JP
Japan
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dimer
tertiary amine
triethylamine
lower tertiary
recovered
Prior art date
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Pending
Application number
JP9070187A
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English (en)
Inventor
Fujio Takahashi
不二夫 高橋
Kouichi Jimichi
地道 幸一
Hisao Higuchi
樋口 久夫
Shinji Nakamura
信次 中村
Yoshihito Kadoma
義仁 門磨
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
NOF Corp
Original Assignee
Nippon Oil and Fats Co Ltd
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Publication date
Application filed by Nippon Oil and Fats Co Ltd filed Critical Nippon Oil and Fats Co Ltd
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Publication of JPS63258471A publication Critical patent/JPS63258471A/ja
Pending legal-status Critical Current

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    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C07ORGANIC CHEMISTRY
    • C07CACYCLIC OR CARBOCYCLIC COMPOUNDS
    • C07C45/00Preparation of compounds having >C = O groups bound only to carbon or hydrogen atoms; Preparation of chelates of such compounds
    • C07C45/87Preparation of ketenes or dimeric ketenes
    • C07C45/89Preparation of ketenes or dimeric ketenes from carboxylic acids, their anhydrides, esters or halides
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C07ORGANIC CHEMISTRY
    • C07CACYCLIC OR CARBOCYCLIC COMPOUNDS
    • C07C49/00Ketones; Ketenes; Dimeric ketenes; Ketonic chelates
    • C07C49/88Ketenes; Dimeric ketenes

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  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Organic Chemistry (AREA)
  • Epoxy Compounds (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は長鎖アルキルケテンダイマーの製造法に関し、
さらに詳しくは回収した低級第二アミンを用いて高品質
の長鎖アルキルケテンダイマーを製造する方法に関する
ここで長鎖アルキルケテンダイマーとは炭素数8以上の
アルキルケテンの二量体(合計炭素数16以上)を指し
、以下単にアルキルケテンダイマーという。
〔従来の技術〕
アルキルケテンダイマーは反応性に富む化合物で、とく
に長鎖の脂肪酸・・ライドから製造したアルキルケテン
ダイマーは紙用の中性サイズ剤として非常に有用である
。近年中性抄紙の需要が高まるにつれて、高い品質、た
とえば高純度であること、乳化液として用いる際にその
安定性の高いこと、サイズ効果の大きいこと万どアルキ
ルケテンダイマー 従来、脂肪酸ノ・ライドに低級第三アミンを反応させて
アルキルケテンダイマーを製造する方法としてトリエチ
ルアミンを用いる方法が行われている( Org.Sy
ntheses Ca11. Vol. 4 560(
1963)。
J. Am. Chem. Soc. 69 2444
(1’+74)、 J. Am。
Chem. Soc. 87  5191(1965 
) )。
〔発明が解決しようとする問題点〕
アルキルケテンダイマーの一般的な製造法は不活性溶媒
に溶解した脂肪酸・・ライドに低級第三アミンを滴下し
て反応させる方法である。使用する第三アミンとしては
経済性と取り扱いの容易さからトリエチルアミンがよく
使用されている。ところがトリエチルアミンは水との親
和性が強く、187℃以下の温度では水と任意の割合で
混和する。
反応に供したトリエチルアミンは塩酸塩水溶液として回
収されるが、工業的にはそれに強アルカリを加えてトリ
エチルアミンを遊離させ、回収して再使用する。しかし
、この回収したトリエチルアミンにハ数%の水とアルキ
ルケテンダイマーニ由来する副生物が含まれており、そ
のままでは次の反応に使用することができない。すなわ
ち、反応系内に少量の水分が存在すると、脂肪酸無水物
の副生が増大するだけでなく、アルキルケテンダイマー
のトリマーへの反応が加速され、その結果アルキルケテ
ンダイマーの純度が低下する。従って、回収したトリエ
チルアミンは一般的には蒸留を行って精製するが、蒸留
工程だけでは十分に水分を除去することが出来ない。そ
のため、蒸留工程と共に種々の脱水剤を用いた脱水工程
を併用することが多い。
このようにトリエチルアミンの回収工程には複雑な操作
が必要であり、操作性や経済性に問題があった。
本発明はトリエチルアミンに代表される回収した含水低
級第三アミンを容易な方法で脱水し、これを用いて高品
質のアルキルケテンダイマーを得ることを目的とする。
〔問題点を解決するだめの手段〕
本発明は脂肪酸ハライドと含水した低級第三アミンとか
らアルキルケテンダイマーを製造するに際し、あらかじ
め低級チ亨ヤ千ケテンダイマーを用いて脱水処理した低
級第三アミンを使用することを特徴とするアルキルケテ
ンダイマーの製造法である。
本発明で使用する低級;=キコケテンダイマーは合計炭
素数が4〜8のものであり、たとえばジケテン、メチル
ケテンダイマー、ジメチルケテンダイマー、エチルケテ
ンダイマーなどがある。
低級物す未−ケテンタ゛イマーの使用量は、低級第三ア
ミンの水分に対して0.5〜1.5倍モルが最も好まし
い。0.5倍モル未満では水分が十分に除去出来ず、1
.5倍モルを越えると経済的に不利であるばかりでなく
、低級==;;ケテンダイマーに由来する重合物が副生
ずる。
前処理として行われる低級第三アミンと低級手ヨ≠#ケ
テンダイマーの処理は40〜70℃、好ましくは50〜
60℃で、処理時間は温度によって異なるが約0.5〜
1時間が好ましい。
本発明で使用する脂肪酸ハライドはそのカルボニル炭素
のとなυのα位炭素上に少なくとも一つ以上の水素原子
があるものであればとくに限定されない。具体的には飽
和脂肪酸としてカプリル酸、カプリン酸、ラウリン酸、
ミリスチン酸、パルミチン酸、ステアリン酸、ベヘン鷹
等、不飽和脂肪酸としてオレイン酸、リノール酸、ジノ
1/ン酸等、芳香族カルボン酸としてフェニルプロピオ
ン酸等に由来するカルボン酸ハライドなどがある。
本発明に用いる回収した低級第三アミンはそのpkaが
9以上であれば特に限定されず、たとえばトリメチルア
ミン、トリエチルアミン、トリプロピルアミン、トリブ
チルアミン、N、N−ジメチル/りロヘキ/ルアミンな
どがあるが、取り扱い面や経済性の点からトリエチルア
ミンが最も好ましい。
回収した低級第三アミンの使用量は脂肪酸ハライドに対
して1.05〜13倍モルが最も好ましい。
105倍モル未満では反応が十分に完結せず、1゜3倍
モルを越えると経済的に不利であるばかりでなく、アル
キルケテンのトリマー、テトラマー等の副生物が増大す
る。
アルキルケテンダイマーの製造に用いる溶媒は少なくと
も低級第三アミン、脂肪酸ハライドおよびアルキルケテ
ンダイマーを溶解するもので、不活性溶媒であることが
必要であり、具体的にはエーテル、石油エーテル、ペン
タン、ヘキサン、シクロヘキサン、ベンゼン、トルエン
、ジクロロメタン、クロロホルム、四塩化炭素等があり
、水分をほとんど含有しないものが好ましい。
脂肪酸ハライドと脱水処理された低級第三アミンとの反
応は、アルキルケテンダイマーを製造する通常の方法で
行われる。
すなわち、反応温度は0〜60℃、好ましくは20〜6
0℃で、反応時間は反応温度によってそれぞれ異なるが
1〜24時間が好ましい。
低級第三アミンの脂肪酸ハライドへの滴下は20℃以下
の反応温度で全量を滴下し、その後50〜60℃に昇温
して反応を完結しても良いし、最初から50〜60℃で
全量を滴下して反応を終了しても良い。このとき低級第
三アミンはそのまま滴下しても良いし、不活性溶媒と混
合して滴下しても良い。
〔作用〕
本発明の方法によれば、回収した低級第三アミン中に存
在する少量の水分は低級pケテンダイマーと反応して低
沸点の低級ケトンと二酸化炭素に変わり、容易に除去さ
れる。したがって、得られた脱水低級第三アミンを用い
てアルキルケテンダイマーを製造すると、水分に由来す
る脂肪酸無水物やアルキルケテントリマーの副生量が少
ない。
〔発明の効果〕
本発明は低級第三アミンの脱水に特別な設備や複雑な操
作を用いる必要がなく、回収した低級第三アミンを用い
て高品質のアルキルケテンダイマーを得ることができ、
新しい低級第三アミンを用いた場合と同等の効果が得ら
れる。
〔実施例〕
以下、参考例、実施例および比較例により本発明を説、
す、。像お、oAltt量呪乞束、oXす。
参考例1 新しい第三アミンを用いてアルキルケテンダイマーを合
成した。
5tの四つ目フラスコにステアリン酸クロリド756グ
とトルエン100OFをとり、冷却しつつ20〜25℃
でトリエチルアミン(水分0.02チ)2782(11
倍モル)とトルエン5002の混合物を2.5時間かけ
て滴下したのち、35℃に昇温しでさらに25時間反応
を続けた。つぎに50℃に昇温しで塩化水素9.52を
含む50℃の希塩酸4752を加え、数分間撹拌してか
ら静置するとトリエチルアミン塩酸塩の水溶液が下層に
分離した。この水溶液を除去後、アルキルケテンダイマ
ーのトルエン溶液からトルエンを留去してアルキルケテ
ンダイマー6552を得た。
参考例2 参考例1と同様の反応で分離したトリエチルアミン塩酸
塩の水溶液からトリエチルアミンを回収し、これに低級
モ=キ嬰ケテンダイマーを加えて脱水処理を行った。
すなわち、トリエチルアミン塩酸塩の水溶液8401を
2tの四つ目フラスコにとり、これに48%水酸化ナト
リウム水溶液230グを加えて50℃で数分間撹拌後、
30分間静置して下層の水層を分離した。さらに、上層
のトリエチルアミンに48%水酸化す) IJウム水溶
液13グを加えて50℃で数分間撹拌後30分間静置し
、下層の水層を分離する塩析操作を2回繰り返した。
得られたトリエチルアミン中の水分をカールフィッシャ
ー法で測定したところ032重量%であった。
同様にして得た回収トリエチルアミン(水分0゜30係
)3005’を500m1のフラスコにとり、これに所
定量のジケテンを加えて50℃で1時間の脱水処理を行
なった。この結果を表1に示す。
表      1 実施例1〜3および比較例1〜3 参考例1と同様の方法で、表2に示す条件により、参考
例2で得たジケテンで脱水したトリエチルアミン(水分
α04〜0.08%)および含水トリエチルアミン(水
分0.30%)を用いてアルキルケテンダイマーの製造
を行った。結果を表2に示す。
この結果から、本発明の方法による実施例1〜3で得ら
れたアルキルケテンダイマーは比較例1〜3の場合より
はるかに高品質であり、祈しいトリエチルアミンを用い
て製造した参考例1のアルキルケテンダイマーと同等の
品質である。
本発明の方法により含水した回収トリエチルアミンは容
易に脱水され、このアミンを用いて高品質のアルキルケ
テンダイマーが得られることがわかる。
特開l昭63−258471(5) 帥く 呻             画 一                   垢11  
                  娑舊 逍 ザ ・・        k 妊         17/ へ     。 も

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、脂肪酸ハライドと回収した低級第三アミンとからア
    ルキルケテンダイマーを製造するに際し、あらかじめ低
    級ケテンダイマーを用いて 脱水処理した低級第三アミンを使用することを特徴とす
    るアルキルケテンダイマーの製造法。
JP9070187A 1987-04-15 1987-04-15 アルキルケテンダイマ−の製造法 Pending JPS63258471A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR19990046304A (ko) * 1999-02-05 1999-07-05 정진방 Akd의제조방법
JP2016149493A (ja) * 2015-02-13 2016-08-18 日本エア・リキード株式会社 窒化ガリウム系薄膜の製造方法および窒化ガリウム系薄膜

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR19990046304A (ko) * 1999-02-05 1999-07-05 정진방 Akd의제조방법
JP2016149493A (ja) * 2015-02-13 2016-08-18 日本エア・リキード株式会社 窒化ガリウム系薄膜の製造方法および窒化ガリウム系薄膜

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