JPS63256149A - 粗大物破砕装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は木材、アス゛ファルト塊等の粗大物を破砕する
破砕装置に関する。

〔従来の技術〕

上記粗大物の破砕装置としては、例えば公表特許公報昭
５８−５００８９０号に示す構造のものかある。その概
要を第９図に示す。　この破砕装置１００は複数の例え
ば３個の破砕ローラ１０１．１０２．１０３を概ね平行
に設け、それぞれにスクリュー状の破砕刃１０４．１０
５．１０６を備え、それぞれのローラはスクリューによ
る送り方向Ｘｉ、Ｘ２、×３が逆向きになるように回転
され、供給される粗大物を相対するスクリュー間により
挟持し、圧潰切断するものである。

〔発明が解決しようとする問題点〕

上記破砕ローラによる粗大物の破砕に際し、供給される
粗大物の形状、材質等によっては、必ずしも所定寸法以
下に粉砕することが困難な場合がある。例えば細長い木
材片等は相対するローラのスクリューの谷間に垂直方向
に供給されるとき、そのまま通過するおそれがある。

あるいは逆に供給される粗大物が大型で相対する両破砕
ローラに亘ってこれを覆う場合には、ローラは粗大物下
面を滑べるのみで噛込みが困難な場合がある。

〔問題点を解決するための手段〕

本発明はかかる点に鑑み、供給される大型の粗大物を揺
動させ姿勢を変化せしめて噛込みを確実ならしめること
を目的とするもので、その特徴とするところは少なくと
も平行な対をなす破砕ローラを備える破砕機と、各破砕
ローラを駆動する駆動機構とからなり、それぞれの破砕
ローラはスクリュー状の破砕刃を備え、供給される粗大
物を破砕ローラにより挾持破砕を行ない送り出すと共に
、駆動機構は少なくとも各破砕ローラを相互に無関係に
正逆及び回転速度を選択して駆動する駆動手段を備えた
ことにある。

〔作　用〕

供給される粗大物は、先ず対をなす破砕ローラにより破
砕される。更に各破砕ローラをそれぞれ任意に正逆転及
び回転速度を変えることにより、供給される粗大物の姿
勢を変えることができ、これによって噛込みは効果的に
行なわれる。

〔実施例〕

第１乃至第７図は本発明の実施例を示す。破砕装置ｌは
破砕機２と、この破砕機に対する駆動機構３とからなる
。破砕機２は少なくとも平行に設けた上部の左右一対の
破砕ローラ４．５と、必要によりこの両破砕ローラに対
向しその下方に配備する下方破砕ローラ６とを備える。

これら各破砕ローラ４．５．６は破砕に適する微小間隔
を存してフレーム７に回動自在に支承され、フレーム７
の上部にはホッパ８を備える。

９．１０．１１は各破砕ローラの支持用軸受である。

上記上部破砕ローラ４．５はそれぞれスクリュー状の破
砕刃１５．１６を備える。内破砕刃１５．１６のスクリ
ューは同一方向のねじれとし、一方の破砕刃１５は単一
のスクリュー刃としてピッチを粗くし、供給粗大物の噛
込みを容易ならしめ、他方の破砕刃１６はダブルスクリ
ユー刃としてピッチを密とし、破砕効果の向上を計る。

なお両破砕ローラ４．５は矢符Ａａ。

Ａｂにて示す如く、供給される粗大物を噛込む方向に左
右反対方向に回転するもので、従ってスクリューによる
送り方向は逆となり各破砕刃１５．１６は第６図に示す
如く送り方向Ｂａ、Ｂｂに傾斜即ちすくい角θを形成す
る。

なお図中、１７．１Ｂはそれぞれ破砕ローラ４．５に設
けた返し刃であり、　破砕刃１６．１６のスクリューと
は逆方向のスクリュー状に形成した短小の刃であり、　
それぞれの返し刃１７．１８は相反する位置に設けられ
る。また１９は破砕刃１６に設けた切欠部であり、供給
される粗大物を引掛は送り込みを効果的に行なうため必
要により設けたものである。

下部破砕ローラ６はピッチの異なる２個のスクリュー状
の破砕刃２０，２１により折目２２を形成してなるもの
で、破砕物の長さ及び幅を折目２２の大きさにより規制
するものである。

図中２５はカウンタナイフであり下部破砕ローラ６の排
出側に対向して設けられ、上下の破砕ローラ６．６によ
り破砕して送り出される粗大物のうち前記折目２２に収
納されるものはそのまま送り出しを許容するも、折目２
２より突出するものは上記両ローラ４．５の送り出しと
協同して持ち上げ再度破砕する。

また２６は補助ガイドであり、下部破砕ローラ６に対し
カウンタナイフ２５とは反対側に設け、上部破砕ローラ
４に追随する粗大物を該ローラ４に伴って上方に復行す
るのを補助するものである。

駆動機構３は前記破砕ローラ４．５．６のそれぞれに連
結される油圧モータ３０．３１．３２と、それぞれの油
圧モータに圧力油を供給する駆動手段３３．３４．３５
とを備える。駆動手段３３．３４．３５はそれぞれ油圧
モータに対する速度調整及び正逆回転を切換えるように
したもので、本例は可逆性の斜板ポンプを適用したもの
であり、それぞれ斜板４０と、この斜板に対象する対を
なすシリンダ４１，４２及び斜板傾斜角度調整用サーボ
シリンダ４３並びにサーボシリンダ４３に対する手動操
作弁４４．４５．４６を備える。この操作弁４４．４５
、４６は破砕８１２の近辺もしくは遠隔適所に設ける。

図中、４７は各斜板ポンプ駆動モータ、４８は中間歯車
群、４９．５０．５１は各斜板４゜の駆動ｗｆ車である
。

上記構成において、先ず操作弁４６により駆動手段３５
を作動し下部破砕ローラ６を比較的高速にて矢符Ａｃ方
向に回転させ、ついで操作弁４４．４５により駆動手段
３３．３４を作動し、上部破砕ローラ４．５を矢符Ａａ
　、Ａｂ力方向下部破砕ローラ６より遅い回転速度で回
転する。これは破砕物が下部破砕ローラ６上に蓄積する
のを防止するためである。ついでホッパ８から粗大物Ｗ
を供給する。

その破砕要領を第７図に基づいて説明する。

破砕ローラ４．５はそれぞれ矢符Ａａ　、　Ａｂ力方向
回転する。これによりそれぞれの破砕刃１５．１６はス
クリューのリード角により矢符Ｂａ　、Ｂｂ力方向送り
を生ずる。これにより先ず両刃１５．１６により同図（
ａ）に示す如く粗大物Ｗを挾持する。この場合粗大物Ｗ
が長尺のときは曲げ作用を行なう。ついで同図（ｂ）に
示す如く圧潰し、更に同図（Ｃ）に示す如く切断する。

上記要領によって破砕された粗破砕物Ｗａは両ローラ間
の隙間を通って落下し、ついで上部破砕ローラ５と下部
破砕ローラ６とにより再度破砕され、下部破砕ローラ６
の排口２２内に収納される破砕物は排出され、それ以上
の大きさの破砕物は上部破砕ローラ４．５０回転に伴い
上方に移行し再び上部破砕ローラ４．５よる破砕が繰り
返される。

なおこの場合、破砕物は各破砕ローラ４．５の送りＢａ
％Ｂｂによりローラの一側に片寄る傾向にあり、返し刃
１７．１８はこれをローラ中央側に押し戻す。

次に供給される粗大物が大きく、上部両破砕ローラ４．
６の上面に載置されたままで噛込まれないことがある第
８図（ａ）、この場合には作業者は操作弁４４．４５を
操作し、両破砕ローラ４．５を同一方向に正逆回転させ
第８図（ｂ）または回転速度を互いに変化させ、あるい
は一方のローラを停止し、他方のローラのみを高速回転
または正逆回転させる等、粗大物の姿勢を監視しつつ操
作する。これにより粗大物の姿勢は変化し、両破砕ロー
ラ４．５による噛込み第８図（ｃ）は容易となる。

〔発明の効果〕

本発明によるときは、少なくとも対をなす破砕ローラに
よる破砕を連続して行なうようにしたから、破砕洩れを
生ずることがなく、破砕を確実に行なうことができる。

更に本発明は各破砕ローラをそれぞれ相互に無関係に正
逆回転及び回転速度を選択して駆動するようにしたから
粗大物の供給姿勢を好適状態に変化させ噛込みを容易な
らしめることができる等の効果を有する。

【図面の簡単な説明】

第１図乃至第７図は本発明の実施例に関し、第１図は全
体平面図、第２図は破砕機の縦断面図、第３図は一方の
上部破砕ローラの正面図、第４図は他方の上部破砕ロー
ラの正面図、第５図は下部破砕ローラの正面図、第６図
は破砕刃の切断説明図、第７図、第８図は破砕作用説明
図、第９図は従来の破砕Ｈ置の説明図である。 ｌは破砕装置、２は破砕機、３は駆動機構、４．５．６
は破砕ローラ、ｌδ、１６．２０．２１は破砕刃、３３
．３４．３５は駆動手段である。 ｖＪ１図 ４〜６：騒縫Ｏ−ウ １５．１６，２０，２１：琢６？η ３３〜３ｓ：、％＋Ｊ力つ゛メ項Ｌ （Ｎ ｙｆ＠ Ｃ） 謔 冒 鐘　　　　　茨

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 少なくとも平行な対をなす破砕ローラを備える破砕機と
   、各破砕ローラを駆動する駆動機構とからなり、それぞ
   れの破砕ローラはスクリュー状の破砕刃を備え、供給さ
   れる粗大物を破砕ローラにより挾持破砕を行ない送り出
   すと共に、駆動機構は各破砕ローラを相互に無関係に正
   逆及び回転速度を選択して駆動する駆動手段を備えたこ
   とを特徴とする粗大物の破砕装置。