JPS6325594B2 - - Google Patents

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JPS6325594B2
JPS6325594B2 JP16945181A JP16945181A JPS6325594B2 JP S6325594 B2 JPS6325594 B2 JP S6325594B2 JP 16945181 A JP16945181 A JP 16945181A JP 16945181 A JP16945181 A JP 16945181A JP S6325594 B2 JPS6325594 B2 JP S6325594B2
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JP
Japan
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acid
pesticide
dispersion
particle size
copolymer
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JP16945181A
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JPS5872501A (ja
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Akira Yada
Mitsuo Ishikawa
Hisao Tanaka
Shizuro Kimata
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Toagosei Co Ltd
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Toagosei Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】
本発明は改良された流動性を有する液状農薬に
係り、その目的は、そのまま、あるいは低い希釈
倍率、すなわち高濃度有効成分で散布可能な、新
規剤型の農薬を提供するところにある。 従来の農薬の剤型は粉剤、粉粒剤、水和剤、乳
剤の四つに大別できる。 粉剤は農薬有効成分を約2〜5%含み、タル
ク、クレー、カオリン、ケイソー土、ベントナイ
ト、炭酸カルシウム、ホワイトカーボン等、無機
担体と混合、付着、吸着させたもので、通常その
まま散布する。 粉粒剤は粉剤をポリビニルアルコール、カルボ
キシメチルセルロース、澱粉、リグニンスルフオ
ン酸ソーダ等のバインダーを用いて造粒したもの
で、粒径約50〜200μ程度の顆粒となつている。 水和剤は農薬有効成分を約20〜50%含み、粉剤
で使用する無機担体及び分散剤等から成り、水に
分散希釈して散布するものである。 乳剤は農薬有効成分を約20〜50%、キシレン、
ヘキサン、鉱油等の有機溶剤及び乳化剤等から成
り水に乳化希釈して散布する。 かゝる剤型の農薬においては粉剤は取扱い、散
布時の粉立ちが最大の欠点でり、通常の散布は勿
論、航空機による空中散布時はドリフトが著し
く、その使用は近年激減している。 このドリフトを防止する為に開発されたのが粉
粒剤であり、実用に供されてはいるが、高価格で
あること、有効成分濃度が低い為に空中散布の航
空機の効率が劣り、その使用量は近年伸び悩んで
いる。 水和剤は多量の無機担体を含むため、希釈分散
液が不安定で、沈降を生じ、散布機のノズル、ア
トマイザーを閉塞する恐れがある。又、希釈倍率
が低いと高粘度スラリー、ペースト状になるの
で、航空機による微量、液剤少量散布に不都合を
生ずることが多い。 乳剤は作業性の点で優れているが、含有する有
機溶剤による塗装の汚染、損傷が最大の問題点と
なつている。又、主要な殺虫剤であるカーバメイ
ト系薬剤は、多くの有機溶剤に難溶、若しくは不
溶であるので、乳剤化が困難であり、現在市販さ
れているカーバメイト乳剤の有効成分はたかだか
15%程度である。 農薬の空中散布は粉剤を主体とした固形農薬散
布の時代から、液体農薬散布の時代となり、なか
でも、航空機の積載効率の点から、近年、微量、
および液剤少量散布への転換が急である。 この様な現状に鑑み、本発明者らは無機担体、
有機溶剤を含まず、高濃度で有効成分を含有し、
しかも低粘度で優れた流動性を示し、そのままあ
るいは低倍率で希釈し、微量および液剤少量散布
に好しく適用できる乳剤を鋭意検討した。 その結果、粒径0.1μ以下の共重合体コロイド分
散液を用いて、農薬有効成分を分散、安定化する
と低粘度で流動性に優れ、しかも高濃度で有効成
分を含有し、希釈も容易である新しい剤型の農薬
が得られることを見い出し本発明を完成した。 すなわち、本発明は農薬有効成分が、コロイド
粒径0.1μ以下の共重合体水性コロイド分散液に分
散されてなる液状農薬である。 上記の本発明に使用できる農薬有効成分は、粉
末、液状どちらの性状でも良い。粉末は200μ以
下の粒径が好しく、余り大きいと分散安定性が劣
り、沈降、堆積を生じ易くなり好しくない。 農薬有効成分は多岐に亘るが、例を挙げると、
以下の通りである。なお( )又は〔 〕の前の
記号又は名称は農薬原体の一般名であり( )又
は〔 〕内はその化学名を表わす。 即ち有機リン殺虫剤としてCYAP(チオリン酸
0−p−シアノフエニル=0,0−ジメチル)、
MEP(チオリン酸0,0−ジメチル=0−4−ニ
トロ−m−トリル)、ECP(チオリン酸0−2,
4−ジクロロフエニル=0,0−ジエチル)、ダ
イアジノン(チオリン酸0,0−ジエチル=0−
2−イソプロピル−4−メチル−6−ピリミジニ
ル)、ピリダフエンチオン(チオリン酸0−2,
3−ジヒドロ−3−オキシ−2−フエニル−6−
ピリダジニル=0,0−ジエチル)、マラソン
〔ジチオリン酸S−1,2−ビス(エトキシカル
ボニル)エチル=0,0−ジメチル〕、ジメトエ
ート〔ジチオリン酸0,0−ジメチル=S−(N
−メチルカルバモイルメチル)、イソチオエート
〔ジチオリン酸S−2−(イソプロピルチオ)エチ
ル=0,0−ジメチル〕、DMTP(ジチオリン酸
S−2−メトキシ−5−オキソ−1,3,4−チ
アジアゾリン−4−イルメチル=0,0−ジメチ
ル)、DDVP(リン酸2,2−ジクロロビニル=
ジメチル)、EPN(フエニルホスホノチオン酸0
−エチル=0−p−ニトロフエニル)等、カーバ
メイト系殺虫剤としてNAC(メチルカルバミド酸
1−ナフチル)、MTMC(メチルカルバミド酸m
−トリル)、BPMC(メチルカルバミド酸0−sec
−ブチルフエニル)、MPMC(メチルカルバミド
酸3,4−キシリル)、ピリミカーブ(ジメチル
カルバミド酸2−ジメチルアミノ−5,6−ジメ
チルピリミジン−4−イル)、等、天然殺虫剤と
して、ピレトリン、ロテノン等、殺ダニ剤とし
て、CPCBS(p−クロロベンゼンスルホン酸p−
クロロフエニル)、クロルプロピレート(p,
p′−ジクロロベンジル酸イソプロピル)、フエニ
ソブロモレート(p,p′−ジブロモベンジル酸イ
ソプロピル)、BPPS〔亜硫酸2−(p−tert−ブチ
ルフエノキシ)シクロヘキシル=プロビニル〕、
アミトラズ〔N−メチル−ビス(2,4−キシリ
ルイミノメチル)アミン〕等、殺線虫剤として
EDB(1,2−ジブロモエタン)、EDC(1,2−
ジクロロエタン)、DCIP〔ビス(2−クロロ−1
−メチルエチル)エーテル〕等、硫黄殺菌剤とし
てマンネブ〔エチレンビス(ジチオカルバミド
酸)マンガン〕、ポリカーバメート〔ビス(ジメ
チルジチオカルバミド酸エチレンビス(ジチオカ
ルバミド酸)二亜鉛〕、チラム〔ビス(ジメチル
チオカルバモイル)ジスルフイド〕等、有機塩素
殺菌剤としてTPN(テトラクロロイソフタロニト
リル)、フサライド(4,5,6,7−テトラク
ロロフタリド)等、有機リン殺菌剤としてIBP
(チオリン酸S−ベンジル=0,0−ジイソプロ
ピル)、EDDP(ジチオリン酸0−エチル=S,S
−ジフエニル)等、その他の殺菌剤としてPCNB
(ベンタクロロニトロベンゼン)、エクロメゾール
(5−エトキシ−3−トリクロロメチル−1,2,
4−チアジアゾール)、キヤブタン〔N−(トリク
ロロメチルチオ)−4−シクロヘキセン−1,2
−ジカルボキシミド〕、フエナジンオキシド(フ
エナジン5−オキシド)、CNA(2,6−ジクロ
ロ−4−ニトロアニリン)、アニラジン〔2,4
−ジクロロ−6−(0−クロロアニリノ)−1,
3,5−トリアジン〕、チオフアネートメチル
〔4,4′−0−フエニレンビス(3−チオアロフ
アン酸)ジメチル〕、イソプロチオラン(1,3
−ジチオラン−2−イリデンマロン酸ジイソプロ
ピル)、フルオルイミド〔N−(p−フルオロフエ
ニル)−ジクロロマレイミド〕等、除草剤として、
MCP(4−クロロ−0−トリルオキシ酢酸エチル
エステル)、PNBP(2−sec−ブチル−4,6−
ジニトロフエノール)、NIP(2,4−ジクロロフ
エニル=p−ニトロフエニル=エーテル)、MCC
(3,4−ジクロロカルバニリド酸メチル)、バー
ナレート(ジブロピルチオカルバミド酸S−プロ
ピル)、モリネート(ヘキサヒドロ−1H−アゼピ
ン−1−カルボチオ酸S−エチル)、DCPA(3′,
4′−ジクロロプロピオンアニリド)、ブタクロー
ル〔2−クロロ−2′,6′−ジエチル−N−(ブト
キシメチル)アセトアニリド、DCMU〔3−(3,
4−ジクロロフエニル)−1,1−ジメチル尿
素〕、シマジン〔2−クロロ−4,6−ビス(エ
チルアミノ)−1,3,5−トリアジン〕、ターバ
シル(3−tert−ブチル−5−クロロ−6−メチ
ルウラシル)、DBN(2,6−ジクロロベンゾニ
トリル)、MDBA(3,6−ジクロロ−2−メト
キシ安息香酸ジメチルアミン塩)、ACN(2−ア
ミノ−3−クロロ−1,4−ナフトキノン)、エ
ースフエノン(4′−tert−ブチル−2′,6′−ジメ
チル−3′,5′−ジニトロアセトフエノン)等、殺
そ剤としてワルフアリン〔3−(α−アセトニル
ベンジル)−4−ヒドロキシクマリン〕、ビスチオ
セミ〔1,1′−メチレンビス(チオセミカルバジ
ド)〕等、植物成長調整剤としてインドール酪酸
〔4−(3−インドリル)酪酸〕、α−ナフチルア
セトアミド(1−ナフタレンアセトアミド)、6
−(N−ベンジルアミノ)プリン等、忌避剤、誘
引剤としてβ−ナフトール、シクロヘキシミド、
テトラヒドロチオフエン、ジアリルスルフイド、
オイゲノール(4−アリル−2−メトキシフエノ
ール)等があり、従来、乳剤化が困難であつたカ
ーバメイト系等にも広く適用できる。これら農薬
有効成分は単独、或いは2個以上混合しても適用
できる。 本発明の液状農薬に用いられる共重合体水性コ
ロイド分散液は、粒径0.1μ以下、所謂ハイドロゾ
ルであることが必要である。ハイドロゾルとエマ
ルジヨンの区別は、粒径により明確であり、前者
は0.1μ以下、後者は0.15〜0.4μ程度である。さら
に分散系の安定化機構にも相異が見られる。すな
わちエマルジヨンは多量の界面活性剤を通常含む
が、ハイドロゾルは、少量の界面活性剤を含む
か、全く含まず安定化の主体はカルボキシル基の
解離によつている。 本発明に用いる共重合体水性コロイド分散液
は、粒径0.1μ以下のハイドロゾルを、少なくとも
50%以上特に好ましくは70%以上含むことが必要
で、好しくは0.05μ以下を主体とするハイドロゾ
ルが適している。 0.15μ以上の粒径を有するエマルジヨンは、農
薬有効成分を極く初期には分散することもある
が、保持安定性が劣り、特に粉末状の有効成分は
短時間に、沈降、堆積、或いは浮上してしまう。
又重合体が分子レベルで完全に水に溶解する所
謂、水溶性高分子溶液(一般には粒径0.005μ以
下)を用いると、分散性が著しく劣り、ペースト
若しくはプリン状になり好しい流動性を有した農
薬は得られない。 本発明の共重合体は疎水基とカルボキシル基の
解離とのバランスによつて水性コロイド分散液を
形成しておれば良く、特にその共重合組成、重合
方法、製造方法等に限定はない。 カルボキシル基の導入はアクリル酸、メタクリ
ル酸、マレイン酸、イタコン酸、クロトン酸等の
不飽和カルボン酸の共重合による方法が容易であ
り好しい。 疎水性単量体としては、例えばアクリル酸アル
キルエステル、メタクリル酸アルキルエステル、
酢酸ビニル、スチレン、アクリロニトリル、塩化
ビニル、塩化ビニリデン、及びエチレン、プロピ
レン、ブタジエン、イソプチレン等のオレフイン
等が挙げられる。さらに水酸基、スルフオン基、
アミド基、アルキルアンモニウム基を有する単量
体を、適当量共重合しても良い。 重合方法は乳化重合又は溶液重合が簡便であり
好しい。例えば特公昭49−36942、同52−5341、
同52−47489で開示されている方法によつても製
造できる。 乳化重合による場合は、不飽和カルボン酸と共
重合単量体を少量の乳化剤の存在下重合し、機械
的剪断下、必要に応じ加熱、溶剤添加を行い、水
酸化ナトリウム、水酸化カリウム、水酸化アンモ
ニウム、有機アミン等のアルカリで部分的或いは
完全に中和することによりコロイド分散液とす
る。溶剤を添加した場合は必要に応じこれご留出
除去する。コロイド分散液とするのに適当な不飽
和カルボン酸量は、不飽和カルボン酸、中和用ア
ルカリの種類、共重合単量体の組成等によつて異
なるが、一般に5〜30重量%(対単量体全量)ア
クリル酸アルキルエステルを主体とする共重合体
の場合、アクリル酸又はメタクリル酸5〜15重量
%程度である。 中和度はコロイド分散液とするのに最少必要量
とするのが好しく、PH6〜8が適当でり、特にこ
の範囲内で7.5以下とすることが望しい。これは
農薬有効成分が酸、アルカリ、特にアルカリによ
り分解されるものが多いからである。 アルカリは、水酸化ナトリウム、沸点の比較的
高い有機アミン、例えば、モノ、ジ、トリエタノ
ールアミン、モルホリン等が好しい。農薬散布
時、手、保護衣、散布器、さらにドリフトして付
着した塗装面等から農薬を水洗除去することを容
易にするためである。 又本発明で用いる共重合体は溶液重合により同
様に製造でき、これは親水性或いは疎水性有機溶
剤中で、不飽和カルボン酸、共重合単量体を重合
し、中和後溶剤を水で置換することによりコロイ
ド分散液とする。 又、別の製造法として、ロジン、石油樹脂に高
温下、マレイン酸等の不飽和カルボン酸を付加さ
せ、アルカリ中和によりコロイド分散液を得る。
さらにメチルアクリレート、エチルアクリレート
等の低級アルキルエステルを水酸化ナトリウム、
水酸化カリウム等の強アルカリでケン化してコロ
イド分散液とすることも出来る。 これら水性コロイド分散液は、疎水基とカルボ
キシル基の解離〔−COOMMはNa,K,
Li,NH4
【式】等の対イオン〕のバランス により安定化されており、一種の高分子界面活性
剤と考えられる。疎水基、親水基を有する農薬有
効成分がコロイド粒子に付着、吸着され、コロイ
ド粒子と共に系内を滑らかに移動、運動するの
で、流動性に優れ、低粘度の農薬が得られると推
察される。 本発明の農薬の製造法の概略を次に述べる。 粒径0.1μ以下の共重合体水性コロイド分散液を
10〜15重量%濃度に調製する。作業上、特に粘度
についての制約が許容されれば50重量%以上でも
差支えない。この時の粘度は10〜10000cps、特に
10〜1000cps程度が作業性の点で好しい。農薬有
効成分は固形、液状どちらでも適用できるが、固
形の場合は粉砕して粉末化、好しくは200μ以下
の粒径としておく。 共重合体水性コロイド分散液100部を効率良く
撹拌し、農薬有効成分20〜300部、特に好ましく
は20〜150部を徐々に加え均一に混合できる迄撹
拌を続ける。この場合、必要に応じ消泡剤を予
め、コロイド分散液に添加しおいても良い。通常
30分〜1時間程度の撹拌で50〜10000cpsの流動性
に優れた農薬が得られる。粘度が高過ぎる場合
は、共重合体水性コロイド分散液の濃度と量、農
薬有効成分の量で低粘度になるよう調整する。得
られた農薬は15〜60重量%の高濃度にもかかわら
ず、優れた流動性を示し、保存安定性も良く、さ
らに水による希釈も容易である。 農薬の保存安定性を改良するために、ポリアク
リル酸ソーダ、ボリアクリル酸アンモニウム、カ
ルボキシルメチルセルロース、ヒドロキシエチル
セルロース、メチルセルロース、リグニンスルフ
オン酸ソーダ、ポリビニルアルコール、ポリエチ
レングリコール、ゼラチン、デンプン、カゼイ
ン、アルギン酸ソーダ、グアーガム、ローカスト
ビーンガム、キサンタンガム等の水溶性高分子を
少量添加しても良い。添加量が多過ぎると系の安
定性を阻害するので、この点注意を要する。さら
に必要に応じ界面活性剤、重合体エマルジヨン、
有機溶剤を少量混用することもできる。 本発明により、従来乳剤化が困難であつたカー
バメイト系農薬等の微量又は少量液剤散布を可能
し、又乳剤中の有機溶剤に起因する障害を回避
し、さらに植物体への付着性が良好である新しい
剤型の農薬を得ることができ、その工業的価値は
極めて大きいと云える。 次に実施例、比較例を示し、本発明を具体的に
説明する。 尚各実施例(実施例1〜24)に用いた共重合体
コロイド分散液は下記表−1に示すA、B、C、
D、Eの5種類である。
【表】 実施例 1 表−1に示した共重合体水性コロイド分散液
A833gを3ビーカーに移し、水を加え1Kgと
した。調製水溶液の濃度は25%となる。7cmの長
さの4枚羽根を着けた撹拌器で、300rpmの回転
数で撹拌した。撹拌下、NAC(メチルカルバミド
酸1−ナフチル)粉末800gを3分かけて徐々加
えた。NAC粉末はスムーズに拡散、混合し、添
加終了後10分にはほぼ均一混合液となつた。さら
に撹拌を続け、添加終了から30分間撹拌し、白色
均一液状農薬を得た。この農薬はNACが44.4%
と高濃度で含まれているにもかかわらず、
2300cpsと低粘度であり、作業性が良好であつた。
水希釈性、安定性(表−2の(注)参照)も良好
で、空中散布用農薬として好しいものであつた。 実施例 2〜24 表−2に示した組成で、実施例−1に従つて農
薬を製造した。消泡剤を加えると泡消えが良好で
よりスムーズに混合できた。液状、粉末状の各
種、農薬有効成分に適用でき、低粘度、流動性に
優れた農薬が得られた。いずれも水希釈性、安定
性も良好で空中散布用農薬として好しいものであ
つた。
【表】 比較例 1〜6 農薬有効成分を溶解又は混合する液として、表
−3に示すものを使用し、実施例1に準じた試験
を行つた。それらの結果を表−3に示す。
【表】 この表−3より次のことが云える。 (1) 完全に溶解した重合体水溶液を用いて農薬有
効成分を分散混合(比較例1〜4)しても、調
整時に粘度上昇し、流動性を消失して、ペース
ト状若しくはプリン状に固化し、さらに翌日、
固化が進行し農薬剤型としては不適当であるこ
とが判る。 (2) 農薬有効成分をエマルジヨン中に加えた比較
例5においては、低粘度で、混合性がよく、撹
拌終了直後は均一白色の分散液となつたが保持
力が劣り、翌日にはNACが沈降、堆積してし
まつたことから理想的なものとは云い難い。 (3) 非イオン界面活性剤を使用した場合(比較例
6)も比較例1〜4と同様に、翌日固化し、不
適当である。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 農薬有効成分がコロイド粒径0.1μ以下の共重
    合体水性コロイド分散液に分散されてなる液状農
    薬。
JP16945181A 1981-10-24 1981-10-24 液状農薬 Granted JPS5872501A (ja)

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