JPS63254937A - 釣用リ−ルのスプ−ル着脱機構 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 本発明は、竿に固定する本体に突設した支軸に、糸を巻
くスプールの両側面間に貫設した中心孔を挿通して、本
体にスプールを着脱可能に軸支する釣用リールのスプー
ル着脱機構に関する。

〈従来の技術〉 この種の釣用リールのスプール着脱機構は、スプールの
一方の側面から突出する本体の支軸の先端部の根元位置
に係合溝を周設し、スプールの一方の側面に係合杆の基
端を枢支し、係合杆をスプールの中心孔側に回動するば
ねを設けて、係合杆の中央部を、スプールの側面から突
出した本体の支軸の先端部の係合溝に挿入可能にし、係
合杆の先端部を指でばねに抗して回動すると、係合杆の
中央部と本体の支軸先端部の係合溝との係合が解除され
る構成にしている。

〈発明が解決しようとするｒ”ｔａ点〉ところが、指で
操作する係合杆の先端部は、長くて太くすると、又は、
スプールの側面から突出する量を多くすると、これに糸
が引っ掛かり易くなるので、短くて細くし、かつ、スプ
ールの側面から突出する量を少なくしている。

従って、係合杆の先端部は、小さくて、かつ、スプール
の側面に近接しているので、指が引っ掛かり難くて、操
作が困難である。

即ち、従来品は、スプールの取外に多くの手間が掛かる
。

本発明の目的は、上記のような従来の問題点を解決する
ことである。

く問題点を解決するための手段〉 本発明は、スプールの側面に突出したスプール着脱機構
を覆うキャップを設け、このキャップを指で押圧するこ
とによってスプールと本体の支軸との係合を解除するも
のである。

即ち、竿に固定する本体に突設した支軸に、糸を巻くス
プールの両側面間に貫設した中心孔を挿通して１本体に
スプールを着脱可でｔに軸支する釣用リールにおいて、 スプールの一方の側面に、その側面から突出する本体の
支軸の先端部が貫通する係合長孔を貫設した係止板を、
その係合長孔の長手方向に沿って摺動可能に取り付け。

係止板をその係合長孔の一端側に弾圧するばねを設けて
、係止板の係合長孔の他端の周縁を１本体の支軸の先端
部の根元位置に周設した係合溝に挿入可能にし。

係止板に、ばねを覆うキャップを被嵌し、キャップを係
止板の係合長孔の他端側にばねに抗して押圧すると、係
止板がその係合長孔の他端側に摺動して、係止板の係合
長孔の他端と本体の支軸の係合溝との保合が解除される
構成にしたことを特徴とするスプール着脱機構である。

〈発明の効果〉 本発明の釣用リールのスプール着脱機構においては、指
で操作する部分がスプールの側面に突出したスプール着
脱機構を覆ったキャップであるので、従来品の係合杆の
先端部とは異なり、大型にしても、糸が引っ掛かり難い
。

従って、操作部のキャップを指で操作し易い大きさにす
ることができ、スプールの取外に掛かる手間を減らすこ
とができる。

〈実施例〉 本例のスプール着脱機構を備えた釣用リールは、第１図
乃至第３図に示すように、フライキャスティングリール
であり、第６図に示すように。

本体ｌとスプール９からなる。

本体ｌは、第１図と第３図又は第６図に示すように、円
盤状の基ｇ！１２の内面中心位置に支軸３を突設し、支
軸３の先端部を円錐台形状の先細部４に形成し、支軸の
先細部４の根元位置に係合溝５を周設している。

基Ｉ！１２の上端には、第１図又は第６図に示すように
、横片６を支軸３と平行に突設し、横片６の上に１図示
しない竿を取り付ける取付片７を支軸３と直交する方向
に沿って固定し、基ｑ１２の下端に横片８を支軸３と平
行に突設している。

スプール９は、第１図と第３図又は第６図に示すように
、軸部ｌＯの両端面間に中心孔１１を貫設し、軸部１０
の両端外周にそれぞれ円形状のフランジ板１２．１３を
設けている。

外側のフランジ板１２の周辺部外面には、第１図と第２
図又は第６図に示すように、スプール回転用の軸状の摘
み１４を中心孔１１と平行に軸支し、また、内側のフラ
ンジ板１３の中心部外面には、第１図と第３図又は第６
図に示すように、スプール回転速度調節機構の円環状の
風車１５を固定している。

スプール９の外側面には、第１図乃至第３図又は第６図
に示すように、スプールの中心孔１１の開口を覆う係止
板１６を重合し、摘み１４の下方に位置する係止板１６
の中央部の下側寄り位置に、上下方向に沿った係合長孔
１７を貫設し、係止板の係合長孔１７の上部をスプール
の中心孔１１の開口に連通している。

係止板１６の左右の両側部には、第２図と第３図に示す
ように、それぞれ、上下方向に沿った案内長孔１Ｂを貫
設し、各案内長孔１８に摺嵌した各止めねじ１９をそれ
ぞれスプール９の外側面に螺着し、また、第１図と第２
図に示すように、係止板１６の中央部上側位置に、上下
方向に沿った案内溝２０を貫設し、案内溝２０に、スプ
ール９の外側面に突設した案内ピン２１を摺嵌して、係
止板１６を摘み１４に向って上下方向に摺動可能に取り
付けている。

係止板１６の外側には、第１図乃至第３図又は第６図に
示すように、針金を屈曲したばね２２を配置し、ばね２
２の両端部をそれぞれ左右の各止めねじ１９に巻着し、
ばね２２の折曲中央部を係止板１６の屈曲下端に当接し
て、係止板１６を摘み１４と反対側の下側に弾圧する構
成にしている。

係止板１６がばね２２によって下側に弾圧されていると
きには、第１図と第２図又は第６図に示すように、係止
板の係合長孔１７の上端周縁がスプールの中心孔１１の
開口上部に突出し、また、係止板１６がばね２２に抗し
て上側に押圧されているときには、第４図と第５図に示
すように、係止板の係合長孔１７の上端周縁がスプール
の中心孔１１の開口上部に突出しない構成にしている。

係止板１６の外側には、第１図乃至第３図又は第６図に
示すように、係止板１６の上辺の中央部から折り返した
帯状の弾性板２３を配置し、弾性板２３の下端を係止板
の係合長孔１７の上部に対置している。

係止板１６の上辺の左右端には、第２図に示すように、
それぞれ、係止板１６の屈曲下端と同様な屈曲端を形成
し、係止板１６の下端と左右端の屈曲端をそれぞれ先細
状に形成し、係止板１６の外回りに合成樹脂製の円環２
４を嵌合して、円環２４の内周面に係止板１６の下端と
左右端の先細状の屈曲端を突き刺し、円環２４を係止板
１６の外回りに嵌若している。

円環２４の外周面には、第１図乃至第３図又は第６図に
示すように、円環２４、係止板１６、案内ビン２１、両
止めねじ１９．ばね２２と弾性板２３を覆うドーム状の
キャップ２５の開口部を嵌合して、キャップ２５を係止
板１６に被嵌している。

なお、キャップ２５の寸法は、外径が２０ｍ１強であり
、高さが６１弱である。

本例のスプール着脱機構を備えた釣用リールは、本体の
支軸３をスプールの中心孔１１に挿嵌して、スプール９
を本体ｌに嵌め込むと、支軸３の先細部４の先端が係止
板の係合長孔１７の上部に突入し、支軸の先細部４の円
錐面状周面が、スプールの中心孔１１の開口上部に突出
した係止板の係合長孔１７の上端周縁に当接する。

次に、スプール９を本体の基盤２側に強く押し込むと、
係止板の係合長孔１７の上端周縁が支軸の先細部４の円
錐面状周面に押されて、第４図と第５図に示すように、
係止板１６がばね２２に抗して摘み１４側の上側に摺動
し、支軸の先細部４が係止板の係合長孔１７の上部を通
過する。

すると、係止板１６がばね２２の弾性力によって下側に
摺動し、第１図と第２陸に示すように、係止板の係合長
孔１７の上端周縁がスプールの中心孔１１の上部に突出
して支軸の係合溝５に挿入し、係止板６係合長孔１７と
支軸の係合溝５の係合によってスプール９に抜は止めが
施される。

また、同時に、係止板の係合長孔１７を通過した支軸の
先細ｓ４には、第１図乃至第３図に示すように１弾性板
２３の下部が弾接して、支軸３を基ｑ／１２側゛に押し
戻す力が作用し、支軸の係合溝５の先細部４側の側面が
係止板の係合長孔１７の上端周縁に当接し、スプール９
が支軸３の軸方向に移動するのが防止される。

本体ｌからスプール９を取り外す場合は、キャップ２５
を摘み１４側の上側にばね２２に抗して指で押圧する。

すると、第４図と第５図に示すように、キャップ２５と
共に係止板１６が上側に摺動し、係止板の係合長孔１７
の上端周縁が支軸の係合溝５から抜は出てスプールの中
心孔１１の上部に突出しなくなり、係止板の係合長孔１
７と支軸の係合溝５の係合が解除され、スプール９の抜
は止めが解除される。

次に、スプール９は、その抜は止めが解除された状態で
、本体の基盤２と反対側に引き出す。

すると、本体の支軸３がスプールの中心孔１１から抜は
出て、第６図に示すように、スプール９が本体ｌから取
り外される。

本例のスプール着脱機構を備えた釣用リールにおいては
、操作部のキャップ２５は、大きいので、指で操作し易
い、また、キャップ２５は、ドーム状の形状をしている
ので、糸が引っ掛かり難い。

従って、スプール９の取外に多くの手間が掛からない。

【図面の簡単な説明】

第１図は、未発ｌＪＩの実施例のスプール着脱機構を備
えた釣用リールの縦断側面図であって、第２図のＩ−Ｉ
線断面図である。 第２図は、同釣用リールの一部破断正面図である。 ：５３図は、第２図の■−ｍ線断面図である。 第４図は、同釣用リールのキャップ抑圧状態を示す一部
破断部分正面図である。 第５図は、同釣用リールのキャップ抑圧状態を示す部分
縦断側面図である。 第６図は、同釣用リールの本体とスプールの分離状ｊム
を示す縦断側面図である。 ｌ　　二　　本　　体　　　　　　　３　　：　　支　
　軸４　：　先細部、先端部 ５　：　係合溝　　　　９　：　スプール１１　：　中
心孔　　　１６　：　係＋Ｌ板１７　：　係合長孔　　
２２　：　ば　ね２５　：　キャップ 特許出願人　　　緑工業株式会社 代　　理　　人　　　弁理士　　水　　野　　　桂　オ
　１　図 ７３　図

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 竿に固定する本体に突設した支軸に、糸を巻くスプール
   の両側面間に貫設した中心孔を挿通して、本体にスプー
   ルを着脱可能に軸支する釣用リールにおいて、 スプールの一方の側面に、その側面から突出する本体の
   支軸の先端部が貫通する係合長孔を貫設した係止板を、
   その係合長孔の長手方向に沿って摺動可能に取り付け、 係止板をその係合長孔の一端側に弾圧するばねを設けて
   、係止板の係合長孔の他端の周縁を、本体の支軸の先端
   部の根元位置に周設した係合溝に挿入可能にし、 係止板に、ばねを覆うキャップを被嵌し、 キャップを係止板の係合長孔の他端側にばねに抗して押
   圧すると、係止板がその係合長孔の他端側に摺動して、
   係止板の係合長孔の他端と本体の支軸の係合溝との係合
   が解除される構成にしたことを特徴とするスプール着脱
   機構。