JPS6325491Y2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPS6325491Y2
JPS6325491Y2 JP1982167348U JP16734882U JPS6325491Y2 JP S6325491 Y2 JPS6325491 Y2 JP S6325491Y2 JP 1982167348 U JP1982167348 U JP 1982167348U JP 16734882 U JP16734882 U JP 16734882U JP S6325491 Y2 JPS6325491 Y2 JP S6325491Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
release
heating
cooling
compressor
path
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP1982167348U
Other languages
English (en)
Other versions
JPS5970172U (ja
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed filed Critical
Priority to JP16734882U priority Critical patent/JPS5970172U/ja
Publication of JPS5970172U publication Critical patent/JPS5970172U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPS6325491Y2 publication Critical patent/JPS6325491Y2/ja
Granted legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Compression-Type Refrigeration Machines With Reversible Cycles (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 〔考案の技術分野〕 この考案は、冷・暖房の能力をレリースにて変
えるようにした空気調和装置の改善に関する。
〔考案の技術的背景とその問題点〕
空気調和装置にあつては、冷・暖房運転可能な
冷凍サイクルにレリース回路を構成して、冷房お
よび暖房運転共、レリース運転に変えることがで
きるようにしたものが知られている。
このレリース運転を行なうレリース回路として
は従来から第1図に示すように、冷・暖房運転可
能な冷凍サイクルaを構成する圧縮機bのシリン
ダー(図示しない)内と圧縮機bの吸込側とを電
磁二方弁cを介挿したレリース路dでバイパス接
続した構成が採用されている。そして、冷房時お
よび暖房時共、ノーマルの運転からレリース運転
に変えるときには、ノーマルの冷・暖房運転状態
から電磁二方弁cを開くことにより、シリンダー
内の圧縮途上の冷媒の一部がレリース路dを通じ
て圧縮機aの吸込側へ導入されてレリース運転が
行なわれるようになつている。しかして、シリン
ダー容積を実質的に減少させて冷凍能力をセーブ
し、低入力の運転を行なうようにしている。な
お、破線で示す矢印は冷房レリース運転のときの
レリースを示し、実線で示す矢印は暖房レリース
運転のときのレリースを示す。
ところで、1つの冷凍サイクルでバランスのと
れた空調を行なうには暖房能力は冷房能力よりも
大きいことが必要とされることは知られている。
したがつて、レリース運転においても同様に暖房
レリース運転の能力が冷房レリース運転の能力よ
りも大きいことで始めてバランスのとれた運転が
行なわれる。すなわち、レリース運転においても
暖房能力が冷房能力よりも大きいことが必要とさ
れる。
しかしながら、上述したような同一のレリース
回路で冷房レリース運転、暖房レリース運転を行
なう技術によると、同一のレリース率で冷房、暖
房が行なわれ、マツチング(バランス)がとれな
いといつた問題がある。すなわち、レリース率が
同一であるために、暖房のレリースを基準に能力
を設定すると冷房レリース時に能力が余剰にな
り、また冷房のレリースを基準に能力を設定する
と暖房レリース時、能力が不足し、暖房レリース
時の能力>冷房レリース時の能力の大小の関係を
満し得ないものであつた。
〔考案の目的〕
この考案は上記事情に着目してなされたもの
で、その目的とするところは、バランスのとれた
冷房レリース運転、暖房レリース運転を行なうこ
とができる空気調和装置を提供することにある。
〔考案の概要〕
この考案は、一端が圧縮機のシリンダーに接続
され他端が圧縮機の吸込側に接続され、かつ途中
に電磁弁が介装された流路抵抗が大なる暖房用レ
リース路と、一端が暖房用レリース路の圧縮機側
に連通し他端が四方弁と室内側熱交換器との間の
循環路に接続され、かつ途中に逆止弁が介装され
た流通抵抗が小なる冷房用レリース路とからレリ
ース回路を構成することで、冷房レリース運転時
のレリース量を暖房レリース運転のレリース量に
比べ多く得、異なるレリース率によりバランスの
とれた冷房レリース運転、暖房レリース運転を得
ようとするものである。
〔考案の実施例〕
以下、この考案を図面に示す一実施例にもとづ
いて説明する。第2図中1は能力可変形の圧縮
機、2は四方弁、3は室内側熱交換器、4は2つ
の逆止弁4a,4bおよびキヤピラリーチユーブ
4cで構成される減圧装置、5は室外側熱交換器
である。そして、これら各機器は冷媒循環路6で
順次連結されていて、冷・暖房運転可能な冷凍サ
イクルで構成している。また図中7aはレリース
回路で、このレリース回路7aは冷・暖別の冷房
用レリース路8、暖房用レリース路9との2系統
から構成されている。すなわち、暖房用レリース
路9は、一端がストレーナマフラー10を介して
圧縮機1のシリンダー(図示しない)に、他端が
圧縮機1の吸込側の冷媒循環路6にそれぞれ接続
されていて、シリンダー内における圧縮途上の冷
媒の一部をバイパスして圧縮機1の吸込側へレリ
ースさせることができるようになつている。また
冷房用レリース路8は、一端が上記暖房用レリー
ス路9に、他端が四方弁2と室内側熱交換器3と
の間の冷媒循環路6にそれぞれ接続されていて、
同様に圧縮途上の冷媒の一部をバイパスして四方
弁2を通じ圧縮機1の吸込側へレリースさせるこ
とができるようになつている。また暖房用レリー
ス路9には電磁二方弁11が、冷房用レリース路
8には逆止弁12がそれぞれ介挿されていて、暖
房用レリース路9ではレリース量を少なく、また
冷房用レリース路8ではレリース量を多く設定し
ている。すなわち、このレリース量の設定として
は、弁座などの絞り部を有した電磁二方弁11
と、絞り部が全くない逆止部12との弁構造上の
特性(圧力損失;電磁弁:大、逆止弁:小)を流
用してなされていて、弁特性による流路抵抗の大
小で、暖房レリースではレリース量が少なく、ノ
ーマル運転と少差の能力的に大なる運転を得るこ
とができ、また冷房レリースでは多いレリース量
を得て、ノーマル運転と大きく差のある能力的に
小なる運転を得ることができるようになつてい
る。そして、このように構成される各冷・暖房用
レリース路8,9は、冷房用レリース路8が冷房
時に逆止弁12により機能、暖房用レリース路9
が電磁二方弁11の開閉により暖房時に機能させ
ることができる構成となつている。なお、13は
暖房用レリース路9に介挿されたキヤピラリーチ
ユーブである。
なお、第2図において、14は室内側熱交換器
2と減圧装置4との間と、暖房用レリース路9と
の間に設けられた各ドライヤー14a、キヤピラ
リーチユーブ14b、インジエクシヨン路14c
で構成される暖房用液インジエクシヨン回路であ
る。
つぎにこのように構成された空気調和装置の作
用について説明する。
ノーマルで暖房運転を行なうときには、四方弁
2を暖房側へ切換え、また電磁二方弁11を閉じ
て圧縮機1を運転することにより、圧縮機1、室
内側熱交換器3、キヤピラリーチユーブ4c、逆
止弁4a、室外側熱交換器5を順次冷媒が流れる
暖房サイクルが構成され、暖房が行なわれること
になる。
そしてこのノーマル運転から暖房レリース運転
に切換えるときには、電磁二方弁11を開方向へ
制御することにより、実線の矢印で示すように、
圧縮機1のシリンダー(図示しない)から圧縮途
上の冷媒の一部が暖房用レリース路9、電磁二方
弁11、キヤピラリーチユーブ13を通じて圧縮
機1の吸込側へレリースされる。ここで、電磁二
方弁10はかなりの流路抵抗があるためにレリー
スされる冷媒としては少量しか流れ得ず、またキ
ヤピラリーチユーブ13の抵抗と合い俟つて圧縮
機1へはきわめて少ない冷媒しか導入されず、レ
リース幅としては小さくなる。しかして、ノーマ
ル運転に対し能力的に小差の暖房レリース運転が
行なわれ、能力的にきわめて大なるレリース運転
が行なわれる。なお、四方弁2と室内側熱交換器
3との間は暖房運転中、高圧側となるので、圧縮
機1から冷房用レリース路9には冷媒は流れない
(逆止弁12が圧力を受けて閉じるため)。
また冷房レリース運転を行なうときには、四方
弁2を冷房側へ切換え、また電磁二方弁11を閉
じて圧縮機1を運転することにより行なわれる。
すなわち、圧縮機1、室外側熱交換器5、逆止弁
4b、キヤピラリーチユーブ4c、室内側熱交換
器3を順次冷媒が流れる冷房サイクルが構成され
ると、四方弁2と室内側熱交換器3との間が、今
度は低圧側となるから破線の矢印で示すように、
圧縮機1のシリンダー(図示しない)から圧縮途
上の冷媒の一部が冷房用レリース路8、逆止弁1
2を通じ、さらに冷媒循環路6を介して圧縮機1
の吸込側へレリースされてなる。ここで、逆止弁
12は上述の電磁二方弁11より流路抵抗が小さ
いことから、レリースされる冷媒としては、上述
の暖房レリースに比べ多く流れ、大きいレリース
幅が得られる。しかして、能力的に小なる冷房レ
リース運転が行なわれる。
かくして、異なるレリース率をもつ2系統の冷
房用レリース路8、、暖房用レリース路9で、そ
れぞれ暖房レリース運転の能力を大きく、冷房レ
リース運転の能力を小さくすることができるよう
になり、バランスのとれた冷房レリース運転およ
び暖房レリース運転を得ることができる。実験に
よれば、第3図aに示す従来の同一レリース率A
に対し、第3図bに示すこの考案の2系統のレリ
ース路を用いたものは、明らかに冷房と暖房時の
レリース率の変化により、能力をかえることがで
きるものであつた。なお、Bは暖房時のレリース
率を示し、cは冷房時のレリース率を示す。(B
<C) しかも、冷房時のレリース量が多くなること
で、冷房レリース運転時の高圧側の圧力を低下さ
せることができるから、冷房入力の減少を図れ、
能力と消費電力との比で表わされる省エネルギー
の指標を示すEERの向上を図ることができる。
実験によればEERをおよそ4%〜5%向上させ
ることができるものであつた。
そのうえ、レリース率の変化設定に、電磁二方
弁11、逆止弁12を用いたから、レリース回路
7aの構造は簡単、かつ簡素で、コスト的にも安
価ですむといつた利点がある。
さらにまた、暖房レリース運転は電磁二方弁1
0の開閉で、また冷房レリース運転は四方弁2の
切換動をそのまま利用して行なう構造であるか
ら、切換えに要する部品が少なくてすむ利点があ
る。
なお、上述した実施例では、冷・暖別の2系統
のレリース路のレリース量を弁構造そのものの特
性を活用して冷房用レリース路では多く、暖房用
レリース路では少なくしたが、他の手段にてレリ
ース量を設定するようにしてもよいことはもちろ
んである。
〔考案の効果〕
以上説明したようにこの考案によれば、レリー
ス率が異なる冷・暖別の2系統のレリース路の採
用により、バランスのとれた暖房能力が冷房能力
よりも高い、冷房レリース運転および暖房レリー
ス運転を達成することができる。しかも、冷房時
のレリース量は多いからその分高圧力を低下させ
ることができるようになり、冷房入力の減少およ
びEERの向上を図ることができる。そのうえ、
特に冷房レリース路を、冷房時低圧側、暖房時高
圧側となる四方弁と室内側熱交換器との間に接
げ、この冷房用レリース路に逆止弁を設ける他、
暖房用レリース路に電磁弁を設けて、レリース運
転を切換えた構造は、冷暖房運転を切換えるため
の四方弁をそのままレリース運転の切換えに利用
できるので、切換えに要する部品が少なくてす
む。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来の空気調和装置におけるレリース
回路を示す構成図、第2図はこの考案の一実施例
を示す構成図、第3図aは従来のレリース回路に
よるレリース状態を示す線図、第3図bはこの考
案のレリース回路によるレリース状態を示す線図
である。 7……冷凍サイクル、7a……レリース回路、
8……冷房用レリース路、9……暖房用レリース
路、11……電磁二方弁、12……逆止弁。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 圧縮機、四方弁、室内側熱交換器、減圧装置、
    室外側熱交換器を冷媒循環路で順次連結してなる
    冷・暖房運転可能な冷凍サイクルと、一端が前記
    圧縮機のシリンダーに接続され他端が前記圧縮機
    の吸込側に接続され、かつ途中に電磁弁が介装さ
    れた流路抵抗が大なる暖房用レリース路と、一端
    が前記暖房用レリース路の圧縮機側に連通し他端
    が前記四方弁と室内側熱交換器との間の循環路に
    接続され、かつ途中に逆止弁が介装された流通抵
    抗が小なる冷房用レリース路とを具備したことを
    特徴する空気調和装置。
JP16734882U 1982-11-04 1982-11-04 空気調和装置 Granted JPS5970172U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP16734882U JPS5970172U (ja) 1982-11-04 1982-11-04 空気調和装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP16734882U JPS5970172U (ja) 1982-11-04 1982-11-04 空気調和装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS5970172U JPS5970172U (ja) 1984-05-12
JPS6325491Y2 true JPS6325491Y2 (ja) 1988-07-12

Family

ID=30366138

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP16734882U Granted JPS5970172U (ja) 1982-11-04 1982-11-04 空気調和装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS5970172U (ja)

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5716765A (en) * 1980-07-04 1982-01-28 Sanyo Electric Co Heat pump type airconditioner

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5716765A (en) * 1980-07-04 1982-01-28 Sanyo Electric Co Heat pump type airconditioner

Also Published As

Publication number Publication date
JPS5970172U (ja) 1984-05-12

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CN109186026B (zh) 空调系统及其控制方法
CN104101125A (zh) 空调器
CN107989768A (zh) 压缩机以及制冷装置
JPS6325491Y2 (ja)
CN107806717B (zh) 制冷系统和具有其的空调器、热泵
CN111076444A (zh) 空调系统及其运行方法
CN209445519U (zh) 一种新风除湿系统
CN209165862U (zh) 空调用循环系统及空调
JPH0424364Y2 (ja)
JP2003106694A (ja) 空気調和機
CN219243985U (zh) 蒸发器和空调器
JPH05203271A (ja) 二段圧縮式冷凍サイクル装置
JPS6038847Y2 (ja) 空気調和機
KR100544873B1 (ko) 냉방 능력이 향상된 냉난방 겸용 멀티 에어컨
CN209445520U (zh) 一种空调系统
JPS6038846Y2 (ja) 空気調和機
JPH07293975A (ja) 空気調和機
KR100484635B1 (ko) 차량용 히트 펌프 장치의 팽창밸브
JPS6036842Y2 (ja) 冷暖房装置
CN116839194A (zh) 空调器的分流控制方法
JPS6243252Y2 (ja)
JPH0332941Y2 (ja)
CN118208788A (zh) 热泵水系统、控制方法、控制装置及计算机可读存储介质
CN116906985A (zh) 一种空调器的控制方法
JPH0345082Y2 (ja)