JPS6325447B2 - - Google Patents
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- JPS6325447B2 JPS6325447B2 JP58153756A JP15375683A JPS6325447B2 JP S6325447 B2 JPS6325447 B2 JP S6325447B2 JP 58153756 A JP58153756 A JP 58153756A JP 15375683 A JP15375683 A JP 15375683A JP S6325447 B2 JPS6325447 B2 JP S6325447B2
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- compound
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- rubber
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Classifications
-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02A—TECHNOLOGIES FOR ADAPTATION TO CLIMATE CHANGE
- Y02A30/00—Adapting or protecting infrastructure or their operation
- Y02A30/14—Extreme weather resilient electric power supply systems, e.g. strengthening power lines or underground power cables
Landscapes
- Insulated Conductors (AREA)
Description
〔発明の背景と目的〕
本発明は、水密型ゴム・プラスチツク絶縁ケー
ブルの改良に関するものである。 ゴム・プラスチツク絶縁ケーブルにおいて何ら
かの原因で浸水事故が発生した場合(例えば、ケ
ーブルの端末あるいは接続部からの自然浸水、あ
るいはケーブル被覆の破損による浸水など)、特
に導体が撚線導体であると、当該導体内を長手方
向に沿つて走水する恐れがある。このため、この
種導体を用いて成るケーブルにおいては、浸水に
よる被害を予想以上に大きなものとしてしまうこ
とがしばしばある。 この問題を解決するために開発されたのが、所
謂水密型ゴム・プラスチツク絶縁ケーブルであ
り、その代表例を第1図に示す。すなわち、図示
のように撚線導体1の素線2間空隙部に所定の水
密コンパウンド3を充填して構成されている。4
はゴム・プラスチツク絶縁層である。 このように構成することにより撚線導体内にお
ける走水の問題をある程度解決でき、したがつて
浸水による被害を大分止めることが可能となつ
た。 一方、このような水密型ゴム・プラスチツク絶
縁ケーブルにおいては、図示の通り、撚線導体1
表面の凹凸が大きく、このため当該表面の凹部に
も水密コンパウンド3を充填する必要がある。 しかるに、このようにそれ自身の表面に水密コ
ンパウンドを付着させて成る撚線導体を用いた場
合、ゴム・プラスチツク絶縁層被覆時の導体予熱
により上記水密コンパウンドが熱膨張し、このた
め当該水密コンパウンドがゴム・プラスチツク絶
縁層押出機の心口金で擦られる結果、ケーブル製
造の作業性が悪くなると云う難点があつた。加え
て、水密コンパウンド3が異物となつてゴム・プ
ラスチツク絶縁層4中に入り込む恐れがあり、こ
のためケーブルの電気的性能を低下せしめること
があつた。 本発明の目的は、水密性のより一層の改善を図
ることが出来ると共に、前記した従来技術の欠点
を解消出来る新規な水密型ゴム・プラスチツク絶
縁ケーブルを提供することにある。 〔発明の概要〕 すなわち、本発明の要旨は、複数本の素線を撚
り合わせて成る撚線導体上にゴム・プラスチツク
被覆層を設けて成るものにおいて、撚線導体を非
圧縮状態のものに比べて断面占積率が85〜95%と
なるように圧縮加工したもので構成し且つ当該撚
線導体の最外撚線層の表面を除く素線間空隙部に
130℃におけるムーニー粘度15〜25を有する水密
コンパウンドを充填せしめて成る点にある。 撚線導体の圧縮度が、断面占積率で85%を下回
るようであると圧縮しすぎて撚線導体の本来の効
果である可撓性が損われ、又これが95%を上回る
ようであると圧縮度が不足して導体表面の平滑化
が十分に達成できず、結局前記の範囲で導体を圧
縮した時に所望のものを奏し得る。 そして、撚線導体を前記の範囲で圧縮加工する
ことにより、当該導体表面への水密コンパウンド
の充填を省略出来る。 なお、撚線導体の圧縮度は、前記の通りそれ自
身の断面占積率をもつて管理するのが良いが、そ
れ自身の外径をもつて管理することも出来る。 この場合は、圧縮加工後の撚線導体の外径が圧
縮加工前の撚線導体の外径に対して5〜13%程度
減少する範囲で管理するのが好ましい。 又、水密コンパウンドとして、130℃における
ムーニー粘度15〜25を有するものに限定した理由
について説明すると、15未満では該コンパウンド
の付着量が不均一であり、かつ該コンパウンドの
粘着性が高すぎてこれを撚線導体の素線間に注入
する時の作業性が悪くなり、又25を越える場合は
該コンパウンドの付着量が不均一であると共に該
コンパウンドが硬すぎるためにやはり注入作業性
が悪くなると共に、該コンパウンドのムーニー粘
度の大きさは水密性に大きな影響を及ぼし、第1
表に示されるようにこの発明で限定された数値範
囲内では優れた水密性を奏し得る。
ブルの改良に関するものである。 ゴム・プラスチツク絶縁ケーブルにおいて何ら
かの原因で浸水事故が発生した場合(例えば、ケ
ーブルの端末あるいは接続部からの自然浸水、あ
るいはケーブル被覆の破損による浸水など)、特
に導体が撚線導体であると、当該導体内を長手方
向に沿つて走水する恐れがある。このため、この
種導体を用いて成るケーブルにおいては、浸水に
よる被害を予想以上に大きなものとしてしまうこ
とがしばしばある。 この問題を解決するために開発されたのが、所
謂水密型ゴム・プラスチツク絶縁ケーブルであ
り、その代表例を第1図に示す。すなわち、図示
のように撚線導体1の素線2間空隙部に所定の水
密コンパウンド3を充填して構成されている。4
はゴム・プラスチツク絶縁層である。 このように構成することにより撚線導体内にお
ける走水の問題をある程度解決でき、したがつて
浸水による被害を大分止めることが可能となつ
た。 一方、このような水密型ゴム・プラスチツク絶
縁ケーブルにおいては、図示の通り、撚線導体1
表面の凹凸が大きく、このため当該表面の凹部に
も水密コンパウンド3を充填する必要がある。 しかるに、このようにそれ自身の表面に水密コ
ンパウンドを付着させて成る撚線導体を用いた場
合、ゴム・プラスチツク絶縁層被覆時の導体予熱
により上記水密コンパウンドが熱膨張し、このた
め当該水密コンパウンドがゴム・プラスチツク絶
縁層押出機の心口金で擦られる結果、ケーブル製
造の作業性が悪くなると云う難点があつた。加え
て、水密コンパウンド3が異物となつてゴム・プ
ラスチツク絶縁層4中に入り込む恐れがあり、こ
のためケーブルの電気的性能を低下せしめること
があつた。 本発明の目的は、水密性のより一層の改善を図
ることが出来ると共に、前記した従来技術の欠点
を解消出来る新規な水密型ゴム・プラスチツク絶
縁ケーブルを提供することにある。 〔発明の概要〕 すなわち、本発明の要旨は、複数本の素線を撚
り合わせて成る撚線導体上にゴム・プラスチツク
被覆層を設けて成るものにおいて、撚線導体を非
圧縮状態のものに比べて断面占積率が85〜95%と
なるように圧縮加工したもので構成し且つ当該撚
線導体の最外撚線層の表面を除く素線間空隙部に
130℃におけるムーニー粘度15〜25を有する水密
コンパウンドを充填せしめて成る点にある。 撚線導体の圧縮度が、断面占積率で85%を下回
るようであると圧縮しすぎて撚線導体の本来の効
果である可撓性が損われ、又これが95%を上回る
ようであると圧縮度が不足して導体表面の平滑化
が十分に達成できず、結局前記の範囲で導体を圧
縮した時に所望のものを奏し得る。 そして、撚線導体を前記の範囲で圧縮加工する
ことにより、当該導体表面への水密コンパウンド
の充填を省略出来る。 なお、撚線導体の圧縮度は、前記の通りそれ自
身の断面占積率をもつて管理するのが良いが、そ
れ自身の外径をもつて管理することも出来る。 この場合は、圧縮加工後の撚線導体の外径が圧
縮加工前の撚線導体の外径に対して5〜13%程度
減少する範囲で管理するのが好ましい。 又、水密コンパウンドとして、130℃における
ムーニー粘度15〜25を有するものに限定した理由
について説明すると、15未満では該コンパウンド
の付着量が不均一であり、かつ該コンパウンドの
粘着性が高すぎてこれを撚線導体の素線間に注入
する時の作業性が悪くなり、又25を越える場合は
該コンパウンドの付着量が不均一であると共に該
コンパウンドが硬すぎるためにやはり注入作業性
が悪くなると共に、該コンパウンドのムーニー粘
度の大きさは水密性に大きな影響を及ぼし、第1
表に示されるようにこの発明で限定された数値範
囲内では優れた水密性を奏し得る。
(1) 水密性(限度)が3Kg/cm2×4時間とは、長
さ5mのサンプル(水密型ゴム・プラスチツク
絶縁ケーブル)の一端より3Kg/cm2の水圧で水
を注入した場合の他端から水が漏れるまでの時
間が4時間であることを意味し、同じく5Kg/
cm2×24時間とは、同サンプルの一端より5Kg/
cm2の水圧で水を注入した場合の他端から水が漏
れるまでの時間が24時間であることを意味す
る。 (2) 作業性の不良及び良好の判断は、コンパウン
ドのロール或いはミキサー混練に際し、ロール
或いはミキサーの羽表面にコンパウンドが粘着
して作業が損なわれるとか、押出機のホツパー
にコンパウンドが粘着してスクリユーへの食い
込み量が一定しないとか、撚線導体内へのコン
パウンド注入に当たり、押出機と撚りダイス間
の搬送パイプの内面にコンパウンドが粘着して
注入作業が損なわれるとか(以上は、主にムー
ニー粘度15未満のコンパウンドの時に発生す
る。)、コンパウンドが硬いため搬送パイプから
の注入量が一定しないとか或いは押出速度を遅
くせざるを得ない(主にムーニー粘度25を上回
るコンパウンドの時に発生する。)と云う問題
がある場合に作業性不良とし、これらの問題が
ない場合に作業性良好としている。 尚、この発明で使用されるコンパウンドの組成
としては、ブチルゴム100重量部に対し導電性カ
ーボン20〜60重量部、パラフインワツクス15〜25
重量部、ポリブデン5〜20重量部、ペトロラタム
5〜10重量部及び場合によつては他の適当な添加
剤を少量配合してなるものが好ましい。導電性カ
ーボンの配合量はコンパウンドの体積抵抗率及び
流動性等を考慮して適宜調整され、パラフインワ
ツクス、ポリブテン、ペトロラタム等の配合量は
コンパウンド製造時の作業性、注入時の流動性、
素線との密着性等のバランスを考慮して適宜調整
される。 〔実施例〕 次に、添付図面の第2図を参照して、本発明の
一実施例を説明すると、10は圧縮加工前のそれ
と比べて断面占積率が85〜95%となるように圧縮
加工された撚線導体、11は素線、12は撚線導
体10の表面を除く素線11間空隙部に充填され
た水密コンパウンド、13はゴム・プラスチツク
絶縁層である。 尚、上記のケーブルは、19本の素線11を撚り
ダイス(図示しない)にて撚り合わす時に、上記
水密コンパウンド12を押出機(図示しない)を
用いてコンパウンド搬送パイプ(図示しない)を
介して当該撚りダイス内に直接注入し、もつて撚
線しながら素線間に注入し、次いで絞りダイス
(図示しない)で水密コンパウンドの付着充填量
を調整した後、圧縮ダイス(図示しない)を通過
させて圧縮加工し、然る後ゴム・プラスチツク絶
縁層13を押出成形することで製造される。 上記ケーブルの当該導体の素線間に、ブチルゴ
ム100重量部に対し導電性カーボン60重量部、ペ
トロラタム10重量部、パラフインワツクス20重量
部、ポリブテン17重量部からなる、体積抵抗率2
×103Ω−cm、130℃におけるムーニー粘度19を有
する水密性コンパウンドを、充填して成るものの
特性は次の通りであつた。 サンプル長さ5mのものの一端から5Kg/cm2の
水圧で水を注入し、この時の他端からの漏水状況
を見たところ、注入後24時間を越えた時点で漏水
が見られ、又サンプル長さ0.5mのものの一端か
ら1.5Kg/cm2の水圧で水を注入し、この時の他端
からの漏水状況を見たところ、注入後24時間を越
えた時点でも漏水が見られなかつた。 尚、比較例として、ブチルゴムをベースとした
コンパウンドの他の配合例を第2表に示す。
さ5mのサンプル(水密型ゴム・プラスチツク
絶縁ケーブル)の一端より3Kg/cm2の水圧で水
を注入した場合の他端から水が漏れるまでの時
間が4時間であることを意味し、同じく5Kg/
cm2×24時間とは、同サンプルの一端より5Kg/
cm2の水圧で水を注入した場合の他端から水が漏
れるまでの時間が24時間であることを意味す
る。 (2) 作業性の不良及び良好の判断は、コンパウン
ドのロール或いはミキサー混練に際し、ロール
或いはミキサーの羽表面にコンパウンドが粘着
して作業が損なわれるとか、押出機のホツパー
にコンパウンドが粘着してスクリユーへの食い
込み量が一定しないとか、撚線導体内へのコン
パウンド注入に当たり、押出機と撚りダイス間
の搬送パイプの内面にコンパウンドが粘着して
注入作業が損なわれるとか(以上は、主にムー
ニー粘度15未満のコンパウンドの時に発生す
る。)、コンパウンドが硬いため搬送パイプから
の注入量が一定しないとか或いは押出速度を遅
くせざるを得ない(主にムーニー粘度25を上回
るコンパウンドの時に発生する。)と云う問題
がある場合に作業性不良とし、これらの問題が
ない場合に作業性良好としている。 尚、この発明で使用されるコンパウンドの組成
としては、ブチルゴム100重量部に対し導電性カ
ーボン20〜60重量部、パラフインワツクス15〜25
重量部、ポリブデン5〜20重量部、ペトロラタム
5〜10重量部及び場合によつては他の適当な添加
剤を少量配合してなるものが好ましい。導電性カ
ーボンの配合量はコンパウンドの体積抵抗率及び
流動性等を考慮して適宜調整され、パラフインワ
ツクス、ポリブテン、ペトロラタム等の配合量は
コンパウンド製造時の作業性、注入時の流動性、
素線との密着性等のバランスを考慮して適宜調整
される。 〔実施例〕 次に、添付図面の第2図を参照して、本発明の
一実施例を説明すると、10は圧縮加工前のそれ
と比べて断面占積率が85〜95%となるように圧縮
加工された撚線導体、11は素線、12は撚線導
体10の表面を除く素線11間空隙部に充填され
た水密コンパウンド、13はゴム・プラスチツク
絶縁層である。 尚、上記のケーブルは、19本の素線11を撚り
ダイス(図示しない)にて撚り合わす時に、上記
水密コンパウンド12を押出機(図示しない)を
用いてコンパウンド搬送パイプ(図示しない)を
介して当該撚りダイス内に直接注入し、もつて撚
線しながら素線間に注入し、次いで絞りダイス
(図示しない)で水密コンパウンドの付着充填量
を調整した後、圧縮ダイス(図示しない)を通過
させて圧縮加工し、然る後ゴム・プラスチツク絶
縁層13を押出成形することで製造される。 上記ケーブルの当該導体の素線間に、ブチルゴ
ム100重量部に対し導電性カーボン60重量部、ペ
トロラタム10重量部、パラフインワツクス20重量
部、ポリブテン17重量部からなる、体積抵抗率2
×103Ω−cm、130℃におけるムーニー粘度19を有
する水密性コンパウンドを、充填して成るものの
特性は次の通りであつた。 サンプル長さ5mのものの一端から5Kg/cm2の
水圧で水を注入し、この時の他端からの漏水状況
を見たところ、注入後24時間を越えた時点で漏水
が見られ、又サンプル長さ0.5mのものの一端か
ら1.5Kg/cm2の水圧で水を注入し、この時の他端
からの漏水状況を見たところ、注入後24時間を越
えた時点でも漏水が見られなかつた。 尚、比較例として、ブチルゴムをベースとした
コンパウンドの他の配合例を第2表に示す。
以上のようにして構成される本実施例によれ
ば、撚線導体が圧縮加工されたもので構成されて
成ることから、当該導体の表面の凹凸を格別小さ
く出来、その結果当該表面への水密コンパウンド
を省略することが可能となり、したがつて前述の
作業性の問題およびケーブルの電気的性能低下の
問題を一挙に解決出来る。加えて、撚線導体の外
径縮少によりケーブルの小型化が図れ、したがつ
てより経済性に優れたものを提供出来るという利
点がある。 更に、流動性の良好な上記水密性コンパウンド
を使用することにより、素線とコンパウンドの密
着性が向上し、それによつて電力ケーブル導体の
水密特性が向上する。 このように本発明の水密型ゴム・プラスチツク
絶縁ケーブルは、従来の水密型ゴム・プラスチツ
ク絶縁ケーブルにおける難点を一掃出来るもので
あり、その工業的価値はきわめて大きいものと言
える。
ば、撚線導体が圧縮加工されたもので構成されて
成ることから、当該導体の表面の凹凸を格別小さ
く出来、その結果当該表面への水密コンパウンド
を省略することが可能となり、したがつて前述の
作業性の問題およびケーブルの電気的性能低下の
問題を一挙に解決出来る。加えて、撚線導体の外
径縮少によりケーブルの小型化が図れ、したがつ
てより経済性に優れたものを提供出来るという利
点がある。 更に、流動性の良好な上記水密性コンパウンド
を使用することにより、素線とコンパウンドの密
着性が向上し、それによつて電力ケーブル導体の
水密特性が向上する。 このように本発明の水密型ゴム・プラスチツク
絶縁ケーブルは、従来の水密型ゴム・プラスチツ
ク絶縁ケーブルにおける難点を一掃出来るもので
あり、その工業的価値はきわめて大きいものと言
える。
第1図は従来の水密型ゴム・プラスチツク絶縁
ケーブルの断面説明図、第2図は本発明水密型ゴ
ム・プラスチツク絶縁ケーブルの一実施例の断面
説明図である。 10……圧縮加工した撚線導体、11……素
線、12……水密コンパウンド、13……ゴム・
プラスチツク絶縁層。
ケーブルの断面説明図、第2図は本発明水密型ゴ
ム・プラスチツク絶縁ケーブルの一実施例の断面
説明図である。 10……圧縮加工した撚線導体、11……素
線、12……水密コンパウンド、13……ゴム・
プラスチツク絶縁層。
Claims (1)
- 1 複数本の素線を撚り合わせて成る撚線導体上
にゴム・プラスチツク被覆層を設けて成るものに
おいて、上記撚線導体を非圧縮状態のものに比べ
て断面占積率が85〜95%となるように圧縮加工し
たもので構成し且つ当該撚線導体の最外撚線層の
表面を除く素線間空隙部に130℃におけるムーニ
ー粘度15〜25を有する水密コンパウンドを充填せ
しめて成ることを特徴とする水密型ゴム・プラス
チツク絶縁ケーブル。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP58153756A JPS6047303A (ja) | 1983-08-23 | 1983-08-23 | 水密型ゴム・プラスチック絶縁ケ−ブル |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP58153756A JPS6047303A (ja) | 1983-08-23 | 1983-08-23 | 水密型ゴム・プラスチック絶縁ケ−ブル |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6047303A JPS6047303A (ja) | 1985-03-14 |
JPS6325447B2 true JPS6325447B2 (ja) | 1988-05-25 |
Family
ID=15569434
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP58153756A Granted JPS6047303A (ja) | 1983-08-23 | 1983-08-23 | 水密型ゴム・プラスチック絶縁ケ−ブル |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS6047303A (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2814687B2 (ja) * | 1990-04-24 | 1998-10-27 | 日立電線株式会社 | 水密型ゴム・プラスチック絶縁ケーブル |
JP7137139B2 (ja) * | 2018-11-28 | 2022-09-14 | 住友電気工業株式会社 | 電力ケーブル |
-
1983
- 1983-08-23 JP JP58153756A patent/JPS6047303A/ja active Granted
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS6047303A (ja) | 1985-03-14 |
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