JPS63254048A - インクジエツトプリンタのインク供給機構 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明はインクジェットヘッドよりインクを噴射して印
字を行うインクジェットプリンタに関する。

〔従来の技術〕

近年、コンピュータグラフィックス技術の普及により、
カラーディスプレイ上で高度なイメージ処理が可能とな
り、これをハードコピーする要求が高まっている。これ
らの要求を満たすプリンタとして、階調表現機能を有す
るフルカラーインクジェットプリンタの実用化が図られ
ている。

従来のインクジェットプリンタは第３図に示すようにプ
ラテン６の長さ方向に往復動するキャリア５上に複数台
のインクジェットヘッド１．　ｌが搭載され、複数本の
供給チューブ４．４がそれぞれのインクジェットヘッド
１，１に接続され、キャリア５以外の装置本体に設置し
たインクタンクとインクジェットヘッドｌ、　１との間
が前記供給チューブ４．４により連通されている。従来
のものは各インクジェットヘッド１，１にそれぞれ供給
チューブ４，４を介してインクを供給し、インクジェッ
トヘッド１．１よりプラテン６上の記録用紙７にインク
を噴射して印字を行っている。

〔発明が解決しようとする問題点〕

上述した従来のインクジェットプリンタのインク供給機
構においては、インクジェットヘッドの数と同数の供給
チューブが必要であり、特に−色について複数台のイン
クジェットヘッドのマルチ化を進めようとすると、同色
のインクを噴射する各インクジェットヘッドとタンクと
の間にそれぞれ供給チューブが存在するため、供給チュ
ーブの本数が非常に多くなり、キャリアの摺動等により
外乱の影響を受ける可能性が高くなるという欠点があっ
た。

また、供給チューブが増加すると、インクジェットヘッ
ドへのインク充填の繁雑さの増大、ヘッド系の装置上へ
の組み込みの困難化等の問題が生じる。

本発明の目的は前記問題点を解消したインク供給機構を
提供することにある。

〔問題点を解決するための手段〕

本発明はプラテンの長さ方向に往復動するキャリア上に
複数台のインクジェットヘッドを搭載し、インクタンク
から供給されたインクを該ンンクジェットヘッドより前
記プラテン上の記録用紙に噴射して印字を行うインクジ
ェットプリンタにおいて、前記インクタンクから引き出
した供給チューブの先端に分配器を接続し、該分配器を
前記キャリア上に搭載し、同色のインクを噴射する前記
インクジェットヘッドを前記分配器に並列接続したこと
を特徴とするインクジェットプリンタのインク供給機構
である。

〔実施例〕

以下、本発明の一実施例を図により説明する。

第１図において、プラテン６の長さ方向に沿って往復動
するキャリア５上に同色のインクを噴射する２個のイン
クジェットヘッド１，１をヘッドベース２を介して並設
し、該インクジェットヘッド１の後方位置に分配器３を
設置する。第２図に示すように分配器３は内部に中空の
分配室９が形成されており、該分配器３の側面に供給口
８を設け、分配器３の供給口８と、キャリア５以外の装
置本体Ｍに設置したインクタンク１２との間を１本の供
給チューブ４により連通させる。一方、前記分配器３の
前面に排液口２ａ、　２ａを開口し、各排液口２ａ。

２ａ内に前記インクジェットヘッド１の供給口１ａをそ
れぞれ差し込み、排液口２ａと供給口１ａとの間を接続
パツキン１０によりシールする。

第１図に示すごとく、インクは装置内任意の場所に設け
られたインクタンク１２より供給チューブ４を通り分配
器３内の分配室９に一旦蓄えられ、分配室９の排液口２
ａ、　２ａからヘッドベース２内の各インクジェットヘ
ッド１，１に供給される。

分配器３は第２図に示すように、供給チューブ４から供
給されたインクが供給口８を経て分配室９に入る。分配
室９より各ヘッドベース２上のインクジェットヘッド１
，１へは接続パツキン１０を用いて接続され、分配室９
から各インクジェットヘッド１に直接インクが供給され
、該インクは噴射滴１１としてプラテン６上の記録用紙
７に付着される。

したがって、本実施例では分配器３を用いてインクをイ
ンクジェットヘッド１．１に分配するため、インクタン
ク１２とインクジェットヘッド１との間の供給チューブ
４は最小限にとどめることが可能となる。

〔発明の効果〕

以上説明したように本発明はインクジェットヘッドのマ
ルチ化に際してインクタンクとインクジェットヘッドと
の間の供給チューブの本数を最小限にとどめることがで
き、装置の繁雑さを回避でき、かつコスト的な面から大
きな効果がある。

また、供給チューブの本数が減ることにより、キャリア
の摺動による該チューブが屈曲変形に伴う外乱のインク
ジェットヘッドへの影響をなくし、出力状態を改善しで
装置としての信頼性、安定性を向上できる。

さらに、複数のインクジェットヘッドへのインク供給を
１本の供給系でまかなえることにより。

インクジェットヘッドへのインク充填の簡素化を実現で
きるばかりでなく、分配器という一種のインクだまりが
キャリア上に存在することにより、万一供給系にエアー
が混入しても分配器でトラップされ、インクジェットヘ
ッドへの影響をなくすことができる効果を有するもので
ある。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例を示す平面図、第２図は第１
図のＡ−Ａ線断面図、第３図は従来例を示す平面図であ
る。 １・・・インクジェットヘッド　２・・・ヘッドベース
３・・・分配器　　　　　　　４・・・供給チューブ５
・・・キャリア　　　　　　６・・・プラテン７・・記
録用紙　　　　　　８・・・供給口９・・・分配室　　
　　　　　１０・・・接続パツキン１１・・・噴射Ｗ１
１２・・・インクタンク特許呂願人　日本電気株式会社 第１図

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. （１）プラテンの長さ方向に往復動するキャリア上に複
   数台のインクジェットヘッドを搭載し、インクタンクか
   ら供給されたインクを該インクジェットヘッドより前記
   プラテン上の記録用紙に噴射して印字を行うインクジェ
   ットプリンタにおいて、前記インクタンクから引き出し
   た供給チューブの先端に分配器を接続し、該分配器を前
   記キャリア上に搭載し、同色のインクを噴射する前記イ
   ンクジェットヘッドを前記分配器に並列接続したことを
   特徴とするインクジェットプリンタのインク供給機構。