JPS6325304Y2 - - Google Patents

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JPS6325304Y2
JPS6325304Y2 JP1957581U JP1957581U JPS6325304Y2 JP S6325304 Y2 JPS6325304 Y2 JP S6325304Y2 JP 1957581 U JP1957581 U JP 1957581U JP 1957581 U JP1957581 U JP 1957581U JP S6325304 Y2 JPS6325304 Y2 JP S6325304Y2
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JP
Japan
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cover
air
engine
peripheral wall
intake port
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JP1957581U
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JPS57134319U (ja
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  • Structures Of Non-Positive Displacement Pumps (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は空冷エンジンにおいて、冷却フアンに
よつて空気とともに吸引される藁くず等の異物が
エンジン本体のカバー内に侵入するのを防止する
ための異物侵入防止装置に関するものである。
従来の空冷エンジンを搭載した脱穀機等の作業
機では、脱穀作業時等に冷却フアンによつて空気
とともに藁くず等の比較的大きな異物がエンジン
カバー内に吸引され、その異物がエンジンに付着
して冷却不良等のエンジントラブルを起すことが
あつた。
本考案は、上記の如き従来の空冷エンジンにお
ける問題点に鑑みてなされたものであつて、冷却
フアンとともに回転するエンジン始動用プーリに
フアンケースの空気取入口を覆う如く配置したカ
バーを固定し、空気とともに吸引された藁くず等
の比較的大きな異物が冷却ケースの内部に侵入す
るのを防止しさらに該カバーの空気流入側表面に
吸着する異物をカバーの遠心力で外方に振り払う
ようにし得るようにした空冷エンジンにおける異
物侵入防止装置を提案することを目的とするもの
である。
以下、図示の実施例に基づいて本考案を説明す
ると、第1図及び第2図には本考案実施例の異物
侵入防止装置を備えた空冷エンジンが示されてい
るが、各図において符号1はエンジン本体、2は
エンジン本体1の駆動軸、3は駆動軸2の一端側
に固定された冷却フアン、4はフアンケース、7
はエンジン本体1のシリンダ、8はピストンをそ
れぞれ示している。
この異物侵入防止装置は、駆動軸2に固定され
たエンジン始動用プーリ6に多数の空気通孔1
4,14…を穿設し且つ横方向に適宜の長さをも
つ容器状のカバー10を取付けて冷却フアン3の
吸引作用によつて空気とともに吸引される藁くず
等の異物がエンジンカバー内に侵入するのを防止
するように構成している。
エンジン始動用プーリ6は駆動軸2の冷却フア
ン取付側端部に固定されている。このプーリ6は
横長の有底筒状に形成されており、該プーリ6の
筒状部16が駆動軸2と同心状になるように取付
けられている。このプーリ筒状部16はフアンケ
ース4に形成した空気取入口5を貫通して該フア
ンケース4の外方に突出させている。又、プーリ
筒状部16の先端16a付近にはその一部を切欠
いて適数個の爪受穴17を形成している。この爪
受穴17はリコイルスタータ9の爪19を嵌合さ
せるためのものである。
該プーリ筒状部16の外周部にはフアンケース
4の外側においてカバー10が取付けられてい
る。このカバー10は、縦形円盤部11と該円盤
部11の外周に横方向に突出する筒状の周壁部1
2をもつ容器状に形成されている。カバー円盤部
11の中心部にはプーリ6の筒状部16の外径と
同径の穴13が形成されており、該穴13にプー
リ筒状部16を挿通した状態で両者を溶接するこ
とにより固定している。又、このカバー10は、
その周壁部12の先端開口縁12aを冷却フアン
3側に向けた状態で、円盤部11をプーリ6の爪
受穴17より外側に位置させしかも周壁部12の
先端開口縁12aをフアンケース4の空気取入口
5の開口縁5aにその外側から少許間隔をもつて
近接するように配置している。カバー10の円盤
部11及び周壁部12には多数の空気通孔14,
14…が穿設されている。この空気通孔14は比
較的大きな異物の通過を阻止するためのものでそ
の穴径は55mmないし10mm程度が適当である。
又カバー10の周壁部12の内側にはプーリ6
の筒状部16の間にステー15が介設されてい
る。このステー15はカバー周壁部12の内周面
とプーリ筒状部16の外周面の間に円周方向等間
隔で4箇所形成されている。このステー15はカ
バー周壁部12を補強するとともに空気通孔14
を通過してきた藁くずを小さく裁断する作用を有
している。なお他の実施例ではこのステー15は
取付けないこともある。
フアンケース4の空気取入口5の外側にはカバ
ー10の外側を覆うようにカバー部材20が取付
けられている。このカバー部材20は容器形の外
側カバー22とリング状の中間カバー23及びリ
ング板からなる内側カバー24によつて構成され
ており、該各カバー22,23,24は共通のボ
ルト25(4箇所)によつてフアンケース4の空
気取入口5の開口縁5aに固定されている。外側
カバー22及び中間カバー23の各外周部には空
気吸入口21,21が形成されている。なお中間
カバー23は前記カバー10の周壁部12の外方
に位置しており、又該中間カバー23に形成され
た空気吸入口21はその一区画の開口部が円周方
向に大きく(約90゜の範囲)開口している。これ
は後述するように前記カバー10の外側表面に付
着する藁くず等の比較的大きな異物を振り払つた
際にその異物を該空気吸入口21から容易に外部
へ放出し得るようにするためのものである。
外側カバー22の内側面には手動のリコイルス
タータ9が支持されている。このリコイルスター
タ9の一部はエンジン始動用プーリ6の先端16
aの開口部内に嵌入せしめられており、その嵌入
部分の外周部にはリコイルスタータ9の回動時に
外方に突出する爪19が設けられている。この爪
19はエンジン始動用プーリ6の先端部16aに
形成した爪受穴17に係脱自在に嵌合するように
なつている。又、リコイルスタータ9はリール部
18を有ており、該リール部18の冷却フアン3
側側面は前記カバー10の円盤部11の外側面に
近接するように配置されている。
このリコイルスタータ9を回動させるとエンジ
ン始動用プーリ6が回転されてエンジンを始動す
ることができるようになつている。
なお、この実施例では、カバー10の周壁部先
端開口縁12aはフアンケース4の空気取入口5
の開口縁5aに取付けたリング板状の内側カバー
24に近接させている。
次に図示の異物侵入防止装置の作用を説明する
と、このエンジンを例えば脱穀機に搭載して使用
する場合に、該エンジンを駆動させると冷却フア
ン3が回転して該冷却フアン3によりカバー部材
20の空気吸入口21から冷却空気Wが吸引され
る。その吸引された冷却空気Wはカバー10の空
気通孔14、フアンケース4の空気取入口5を通
つてシリンダ7を冷却しつつエンジン外に放出さ
れる。そのときに、カバー部材20の空気吸入口
21から空気とともに藁くずが吸引されることが
あるが、その藁くずはカバー10によつてそれ以
上内方に侵入するのを阻止される。即ち、カバー
周壁部12の先端開口縁12aはフアンケース4
の空気取入口5の開口縁5a(内側カバー24)
に近接し、カバー円盤部11はエンジン始動用プ
ーリ6の爪受穴17の外側でリコイルスタータ9
のリール18側面に近接させているので、藁くず
がフアンケース4の空気取入口開口縁5a、エン
ジン始動用プーリ6の爪受穴17及び該プーリ6
の筒状部先端16aの開口部から内方に吸い込ま
れることがない。なおカバー10の空気通孔14
より小さい藁くずは該空気通孔14を通過してエ
ンジンカバー内に侵入するが、小さい藁くずは軽
いので空気とともに外気中に放出され、シリンダ
7の外面にはあまり付着することはない。
カバー部材20の空気吸入口21から吸引され
た比較的大きい藁くずはカバー10の外側表面に
付着するが、該カバー10が駆動軸2とともに高
速回転されているので該カバー10の遠心力によ
り冷却フアン3の吸引作用に抗して外方に振り払
われ、該藁くずが中間カバー23の空気吸入口2
1から外部に放出される。特にカバー10の周壁
部12はその遠心力が大きく、該周壁部12外面
に付着する藁くずは確実に振り払われる。なお比
較的長い藁くずであつても、たまにはカバー10
の空気通孔14を通つて内方に吸引されることが
あるが、その空気通孔14を通過した藁くずはカ
バー10内側の4個のステー15によつて小さく
裁断され、空気とともに外気中に放出されるとい
う作用がある。
続いて本考案の効果を説明すると、本考案の異
物侵入防止装置は、冷却フアン3とともに回転す
るエンジン始動用プーリ6に、多数の空気通孔1
4を穿設したカバー10を取付け、しかも該カバ
ー10を、その周壁部先端開口縁12aがフアン
ケース4の空気取入口5の開口縁5aに近接し且
つカバー円盤部11をエンジン始動用プーリ6の
先端部16aに形成した爪受穴17の外側でしか
もリコイルスタータ9のリール18側面に近接す
ように配置しているので、冷却フアン3によつて
空気とともに吸引される藁くず等の異物がフアン
ケース4より内方に侵入するのを防止することが
でき、さらにカバー10の外側表面に付着した異
物は該カバー10の遠心力により外方に振り払い
得るようにしているので該カバー10の空気通孔
14が目詰まりすることがなく冷却フアン3の空
気吸引効率が低下することがないという効果があ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の実施例にかかる異物侵入防止
装置を設けた空冷エンジンの縦断面図、第2図は
第1図の異物侵入防止装置の分解斜視図である。 1……エンジン本体、2……駆動軸、3……冷
却フアン、4……フアンケース、5……空気取入
口、5a……開口縁、6……エンジン始動用プー
リ、9……リコイルスタータ、10……カバー、
11……円盤部、12……周壁部、12a……先
端開口縁、14……空気通孔、16a……プーリ
先端部、17……爪受穴、18……リール部、1
9……爪、20……カバー部材、21……空気吸
入口。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. フアンケース4内に収容された冷却フアン3か
    らの冷却風によりエンジン本体1を冷却するよう
    にした空冷エンジンにおいて、前記冷却フアン3
    と同軸上に取付けられ且つ前記フアンケース4に
    形成した空気取入口5から外方に突出ししかも先
    端16a寄りにリコイルスタータ9の爪19を嵌
    合するための爪受穴17を形成した中空筒状のエ
    ンジン始動用プーリ6に、円盤部11と該円盤部
    11の外周に前記冷却フアン3側に向けて突出さ
    せた筒状の周壁部12をもち且つ前記円盤部11
    及び前記周壁部12に多数の空気通孔14を穿設
    したカバー10を固定する一方、前記カバー10
    は、該カバー10の周壁部12の先端開口縁12
    aを前記フアンケース空気取入口5の開口縁5a
    に近接させ又該カバー10の円盤部11を前記プ
    ーリ6の先端部16aに形成した爪受穴17の外
    側において前記リコイルスタータ9のリール部1
    8の前記冷却フアン3側側面に近接して配置する
    とともに、前記カバー10の外側には空気吸入口
    21をもつカバー部材20を取付けたことを特徴
    とする空冷エンジンにおける異物侵入防止装置。
JP1957581U 1981-02-14 1981-02-14 Expired JPS6325304Y2 (ja)

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JP1957581U JPS6325304Y2 (ja) 1981-02-14 1981-02-14

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JP1957581U JPS6325304Y2 (ja) 1981-02-14 1981-02-14

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JPS57134319U JPS57134319U (ja) 1982-08-21
JPS6325304Y2 true JPS6325304Y2 (ja) 1988-07-11

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JP1957581U Expired JPS6325304Y2 (ja) 1981-02-14 1981-02-14

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JP4504265B2 (ja) * 2005-06-23 2010-07-14 本田技研工業株式会社 強制空冷エンジン

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JPS57134319U (ja) 1982-08-21

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