JPS60209620A - 内燃機関のブロ−バイガス還元装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 【産業上の利用分野】

本発明は、ブローバイガス中に含まれるオイル飛沫を効
率よく分離づる内燃機関の７１コ一バイガス還元装置に
関り゛るものである。

【従来技術】

内燃機関のブローバイガス中に混入するオイル分を除去
するために、周囲に複数のブローバイガス貫通用孔を段
（プたオイル分離用ディスクを、ケース内に延出したバ
ランリ″軸前端に固定してブ１コーバイガス気液分離室
に臨ませ、バランサ軸の回転によりディスクに付着した
オイル飛沫を飛散させ、上記貫通用孔からブローバイガ
スを通過させるようにしたことは、特開昭５１−５５８
３７号公報にみられるように従来公知である。

【発明の技術的課題］ 上記従来公知の技術においては、オイル分離用ディスク
はバランサ軸に直接固定されているため、バランサ軸の
低回転数時は、分離用ディスクには遠心力があまり作用
せず、分離用ディスクに（＝１着したオイル飛沫は遠心
方向に飛散せずにエアクリーナ側の吸引力により、ブロ
ーバイガスと共に貫通用孔から貫通してエアクリーナ側
に吸込まれるおそれがある。 【発明の目的］ 本発明は、上記の問題に鑑み、バランサ軸の中央部に設
けたウェイト部に遠心分離ｍ能をもたせることにより、
バランサ軸が低回転数のときにおいても、ウェイト部に
大きな遠心力をもたせてブローバイガスに含まれるオイ
ル飛沫を分離し、ブローバイガスのみを吸気系に導びく
ようにしたブローバイガス還元装置を提供づることを目
的とするものである。 【実　施　例Ｊ 以下、図面を参照して本発明の実施例を具体的に説明す
る。 本発明のブローバイガス還元装置１は、第１図に示ずよ
うに、オイルパン２上のオイルパン隔壁３とクランクケ
ース外壁４どで区画形成されるクランクケース室５内に
配備されており、中空のバランサ軸６、該バランサ軸６
の中央部に設りられたウェイト部７、該ウェイト部７内
に備えられたオイル分離室８からなる。バランサ軸Ｇの
一喘にはバランサ軸駆動用チェーンスプロクット９が軸
着されており、バランサ軸Ｃを回転駆動するＪζうにな
っている。バランサ軸６は中空状に形成され、該中空状
内部はブローバイガスが流れるブ［１−バイガス通路１
０となっている。このブローバイガス通路１０のスプロ
ケットホィール９側開口部は、オイル飛沫を含んだブロ
ーバイガスの取入れ口１１となっている。ウェイト部７
の内部凹部に備えられたオイル分離室８は、ウェイト部
７の中空部に突出部１２′を有するオイル分離板１２を
嵌入して形成されている。オイル分離板１２は中央に平
坦な突出部１２′を有しているため、オイル分離室８で
はプローバイガス番よ屈曲して流れ、いわゆる屈曲した
ブローバイガス通路となっており、しかもオイル分離室
８はバランサ軸６の軸心から偏心して設けられるよてい
るので遠心力の作用を受りるようになっている。ウェイ
ト部７の中央にはオイル孔１３が穿設されており、オイ
ル分離室８内で分離されたオイル飛沫は、該オイル孔１
３を通ってクランクケース室５に放出される。バランサ
軸６の他端は排出室１４に臨んでおり、該排出室１４の
上部にはブローバイガスの取出しニップル１５が植設さ
れ、取出しニップル１５を通ったブローバイガスは図示
しないエアクリーナに向って流れていく。 第２図は、オイル分離室８を更に拡大した図であり、オ
イル飛沫を含んだブローバイガスは、取入れ口１１方向
からブローバイガス通路１０を通ってオイル分離室８に
流れ込む。オイル分離室８内において、ブローバイガス
は矢印のように屈曲して流れるため、オイル飛沫は遠心
力の作用を受【）易くなり、バランｆす軸６の軸心から
偏心したオイル分離室８の内面にイリ看する。そのうえ
、オイル分離室８の上部壁面１６は円錐曲面状に形成さ
れているため、オイル飛沫は遠心力の作用で中心部に集
まり、オイル孔１３から放出され易（なっている。 本実施例は以上のような構成であるので、エンジンの作
動中、オイル飛沫を含んだブローバイガスは、回転して
いるバランサ軸６のスブ［１ケツトホイール９側にある
取入れ口１１から流れ込み、ブローバイガス通路１０を
オイル分離室８に向って移動する。屈曲したブローバイ
ガス通路であるオイル分離室８に入ったブローバイガス
は、第２図に矢印で示づ−ように屈曲して流れ、オイル
分離ｖ８内で遠心力の作用を強く受ｔ）るため、ブロー
バイガス中のオイル飛沫はバランサ軸６の軸心から偏心
したオイル分離室８の壁面に付着する。オイル分向１室
８の上部壁面１６は円錐曲面状に形成されている１＝め
、壁面に付着したオイル飛沫は遠心力の作用で中心部に
集まり、オイル分離室８の中央に穿設されたオイル孔１
３からクランクケース室５に放出される。オイル飛沫が
分離されたブローバイガスは、ブローバイガス通路を通
り、排出室１４に流れ込む。排出室１４に流れ込んだブ
ローバイガスは取出しニップル１５を経てエアクリーナ
へと流れていき新鮮な空気と合流するのである。 第３図は、オイル飛沫を含んだブローバイガス取入れ口
の伯の実施例を示したものである。図において、バラン
サ軸６のスプロケットホイール側は封鎖され、スプ［１
ケツトホイール側には適当な間隔を置いて環状突出部１
７．１７が設（プられている。 該環状突出部１７．１７間は複数個の第１の孔１Ｂを有
し、フィルターの役目をする環状プレート１９で囲繞し
、該環状プレート１９、環状突出部１７．１？、及びバ
ランサ軸６の外周面で環状空間２０を形成する。 また、環状突出部り、　１７内のバランサ軸Ｇにブ［１
−バイガスが通過する複数個の第２の孔２１は第１の孔
１８の中心軸を外れた位置に穿設されている。 従って、エンジン作動中、ブローバイガス中に含まれる
オイル飛沫は、まず回転しているバランサ軸６を囲繞づ
るプレート板１９にイ」着し、遠心力の作用でクランク
ケース室５に放出され、第１段の分離が行なわれる。こ
こで大部分のオイル飛沫は分離される。大部分のオイル
飛沫を分離したブローバイガスは、エアクリーナの吸引
力により第１の孔１８を通過し、環状空間２０に入る。 環状空間２０に入ったブローバイガスのうち一部のオイ
ル飛沫は更にバランサ軸６の外周面に付着し、遠心力の
作用でプレート１９の内周面に移動し、更に、第１の孔
１８からクランクケース５に放出され第２段の分離が行
なわれる。バランナ軸６に穿設された第２の孔２１を通
過したブローバイガスは、ブローバイガス通路１０を通
ってさらにオイル分離室８に入り、残ったオイル飛沫を
分離してエアクリーナに導びかれる。この実施例におい
ては、ブローバイガスに含まれるオイル飛沫は数段にわ
たって分離されるため、より高い分離効果が得られ、エ
アクリーナにはブローバイガスのみが轡びかれるためエ
アクリーナを汚損さＵることはない。 【効　果】 以上述べ１＝ように、本発明は、バランサ軸６を中空と
してブローバイガス通路１０を構成し、且つバランサ軸
θの中央部にバランナ軸６の軸心から偏心したウェイト
部７を設け、遠心力の最も強く作用するウェイト部７に
オイル分ｌｌ１ｌｔ室８を備えたため、バランサ軸６０
回転数が低い時でも、ブローバイガスに含まれるオイル
飛沫を効果よく分離Ｊることができ、エアクリーナにブ
ローバイガスのみを導びくことができるのでエアクリー
ナを汚損さけることはない。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明を適用した内燃機関のブローバイガス還
元装置の一実施例を示す縦断面図、第２図は本発明を適
用した内燃機関のブローバイガス還元装置の要部拡大図
、第３図は本発明を適用した内燃機関のブローバイガス
還元装置にお参りるオイル飛沫を含んだブローバイガス
の取入れ口の他の実施例を示′！ｉ縦断面図である。 １・・・ブローバイガス還元装置、６・・・バランサ軸
、７・・・ウェイト部、８・・・オイル分離室、１０・
・・ブローバイガス通路、１１・・・取入れ口、１２・
・・オイル分離板、１３・・・オイル孔、１４・・・排
出室、１５・・・取出しニップル、１８・・・第１の孔
、１９・・・環状プレート、２１・・・第２の孔。 特許出願人　富士重工業株式会社 代理人　弁理士　小　橋　イａ　浮 量　弁理士　村　井　進

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. バランサ軸を有Ｊ′る内燃機関において、該バランサ軸
   を中空としてブローバイガス通路を構成し、且つバラン
   サ軸の中央部にウェイト部を設ｖ１該ウェイト部にオイ
   ル分離室を備えたことを特徴とするブローバイガス還元
   装置。