JPS63252822A

JPS63252822A - リング移送装置

Info

Publication number: JPS63252822A
Application number: JP8441587A
Authority: JP
Inventors: Toshio Sado; 佐渡　俊雄
Original assignee: Toppan Printing Co Ltd
Current assignee: Toppan Inc
Priority date: 1987-04-06
Filing date: 1987-04-06
Publication date: 1988-10-19

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】［産業上の利用分野コ本発明は、断面り字状のリングの向きを所定方向に揃え
て移送するリング移送装置に関する。

［従来の技術］第４図乃至第６図は本出願人の開発したお燗機能付きの
紙管容器を示す。

この紙管容器は内装フィルムを貼付した容器本体１内に
金属缶３を配設し、この金属缶３内に加温手段として生
石灰４と水容器５とを収容したものである。この生石灰
４と水容器５は緩衝用段ボール６を介して金属製の底蓋
７により金属缶３内に封入されており、この金属缶３と
底蓋７は容器本体１の下端に巻き締めにより固着されて
いる。

この金属製の底蓋７には水と生石灰が反応したときの水
蒸気等を逃がす空気抜き用の孔７ａが設けられており、
この孔７ａは適宜のフィルム８で底側から閉鎖されてい
る。更に、容器本体１の下端には保護キャップ９が嵌合
されており、この保護キャップに水容器５を穿孔するピ
ンが挿通孔９ａが設けられている。この穿孔用のピンは
通常は保護キャップに装着しておくことができる。

そして、容器本体１の上端はプラスチック製のリング２
を介して可撓性の薄膜材で密封する。すなわち、リング
２の円筒状部２ａを容器本体１の上部テーパ部の内装フ
ィルムに溶着し、このリング２のフランジ部２ｂの上面
に可撓性薄膜材を貼付して上蓋を形成するものである。

この紙管容器は、内部の酒を高温高圧下で殺菌した後、
冷却する前に上蓋を密閉しても、可撓性薄膜材で形成し
た上蓋が下方に撓むだけて容器本体の変形が防止されて
漏洩が防止される。また危険な金属の切り口が形成され
ずに安全である。

しかし、容器本体１の上端のテーパ状の装着部に溶着さ
れるプラスチックリング２は比較的柔らかく、また、円
筒状部２ａの一端にフランジ部２ｂが設けられているた
め、一定の方向に向きを揃えて供給するのが困難である
。このプラスチックリングの向きが揃って移送されてこ
ない場合には、リングの装着に手間が掛かり、効率よく
紙管容器が製造できない。このため、正確かつ効率よく
リングの向きを揃えて移送することのできる装置の開発
が留まれていた。

本発明は上記問題点に鑑みてなされたなされたもので、
高温高圧下における殺菌の後、上蓋を密閉して常温まで
冷却しても紙管本体が変形することのない紙管容器を正
確かつ効率よく製造可能とするリング移送装置を提供す
ることを目的とする。

［問題点を解決するための手段］本発明によるリング移送装置は、円筒状部とこの円筒状
部の一端から連続する平坦なフランジ部とからなる断面
り字状のリングを多数収容するリング収容箱と、このリ
ング収容箱内に下端が入込み、上下方向の勾配を有して
走行する無端状の搬送帯と、この搬送帯の上部に設けら
れてリングを搬出する搬出レールとを備えてなり、前記
搬送帯の表面部には前記リングの側部を載置する複数の
薄く載置板が所定間隔毎に固着され、この搬送帯の表面
部に臨む位置には、この表面部に沿う空気流を噴出する
空気噴出ノズルが配置され、載置板に載置されたリング
に向けて横方向より空気を吹付け、フランジ部を搬送帯
から離隔して載置されたリンクが噴き落されることを特
徴とする。

［作用］このリング移送装置によると、リング収容箱内に無秩序
に収容されたリングは、搬送帯の走行に伴い載置板にそ
の側部を載置される。このリングは円筒状部あるいはフ
ランジ部の端部は搬送帯の表面に当接した不揃いの状態
で上方に移動される。

そして、搬送帯の表面部に臨む位置に配設された空気噴
出ノズルからリングの横方向に空気を噴き付けられると
、フランジ部を搬送帯から離隔して載置されたリングは
、このフランジ部が空気流に当たって搬送帯から受き上
がり、リング収容箱内に落下する。フランジ部を搬送帯
に当接したリングはこの空気流により浮上ることがない
ため、一定の方向に向きが揃った状態で上方に移送され
、搬出レールから送り出される。

以下添付図面を参照して本発明の実施例を詳細に説明す
る。

［実施例］第１図は本発明の実施例によるリング移送装置＝５− を示し、第２図は第１図の■−■線に沿う部分を拡大し
たものである。

このリング移送装置１０は上記第４図乃至第６図に示す
円筒状部２ａとフランジ部２ｂとからなる断面り字状の
プラスチックリング２を多数個収容するリング主要箱１
２と、このリング収容箱１２内に下端が入込み、上下方
向に勾配した無端状の搬送帯１１と、この搬送帯１１で
移送されたプラスチックリング２を搬出する搬出レール
１３とを備える。

リング収容箱１２内にはホッパー１９からプラスチック
リングが補給され、常時一定水準に保持される。このリ
ング収容箱１２内のプラスチックリング１２を搬送する
搬送帯１１は、上下に配置した一対のスプロケット１８
．１８に巻き掛けられ、モータ１７によりベルｈ　１７
　ａを介して走行される。この搬送帯１１は、リング収
容箱１２内で緩く傾斜し、中間部から上部にかけて急傾
斜させて配置しである。

第２図に示すように、搬送帯１１は多数個の幅広のリン
ク板１１ａを互いに枢着して無端のチェーン状に形成さ
れており、両側を案内レール１５で案内される。この案
内レール１５には上部の搬出レール１３に連絡する開口
１５ａを形成しである。そして、この搬送帯１１の表面
部にはプラスチックリング２の側部を係止して搬送する
薄い載置板１４が固着されている。

この載置板１４は、プラスチックリング２の径よりも大
きな所定間隔離隔させて、所定枚数のリンク板１１ａ毎
に水平方向に対して傾斜して固着してあり、各リンク板
１１ａの回動を妨げないようになっている。

更に、搬送帯１１のリング収容箱１２と搬出レール１３
との間の中間部には、この搬送帯１１の表面に沿って空
気を噴出する空気噴出ノズル１６ａが設けである。この
空気噴出ノズル１６ａは搬送帯１１の表面部に沿って空
気流を噴出する。

また、この搬送帯１１の上部にも、搬出レール１３に対
向して空気を噴出する空気噴出ノズル１６ｂが設けであ
る。

なお、搬出レール１３にリング検出センサを設け、この
搬出レール１３内にプラスチックリング２が一杯になっ
たときにこの搬送帯を停止させるようにしてもよく、あ
るいは、適宜の溢れ容器を設けて、搬出レール１３に送
込まれなかったプラスチックリング２を受けるようにし
てもよい。また、上記の搬送帯１１はゴム、布あるいは
金属製の可撓性部材で連続したベルト状に形成すること
も可能である。

このリング移送装置１１０の作用は以下の通りである。

搬送帯１１が緩い傾斜でリング収容箱１２内を走行する
間に、第２図に示すようにプラスチックリング２の側部
を載置板１４に載置する。このプラスチックリング２は
７ランジ部２ａあるいは円筒状部２ｂを搬送帯１１の表
面に当接させた任意の向きで上方に移送される。

載置板１４に載置されたプラスチックリング２が急傾斜
の中間部に上昇すると、空気噴出ノズル１６ａから噴出
された空気流により、円筒状部２ｂを搬送帯１１の表面
部に当接しかつフランジ部をこの表面部から離隔して載
置板１４に載置されたプラスチックリング２は、このフ
ランジ部２ａが空気流を受けて表面部から浮上り、リン
グ収容箱１２内に落下する。これにより、７ランジ部２
ａを搬送帯１１の表面に当接させかつ円筒状部２ａを離
隔して載置板１４に載置されたプラスチックリング２だ
けがｔ置板１４に載置されたまま残り、他は全てリング
収容箱１２内に落下される。このとき、案内レール１５
は一側に噴き寄せられたプラスチックリング２を保持す
る。

更に、プラスチックリング２が上昇すると、空気噴出ノ
ズル１６ｂが搬出レール１３に向けて空気を吹付ける。

プラスチックリング２は円筒状部２ｂでこの空気流を受
け、案内レール１５の開口部を介して搬出レール１３に
送り込まれる。逆向きに載置されたプラスチックリング
２は、ここでも７ランジ部２ａで空気流を受けて浮上り
、リング収容箱１２内に落下する。搬出レール１３内に
は向きの揃ったプラスチックリング２のみが送り込まれ
る。

なお、搬送帯１１及び搬出レール１３にはカバーを設け
、外部からの影響を受けないようにするのが好ましい。

また、搬出レール１３は所要に応じて湾曲させ、フラン
ジ部２ａを上あるいは下側として適宜の向きで搬出する
ことができる。

第３図は本発明のリング移送装置により、上記紙管容器
の製造装置にプラスチックリング２を供給する状態を示
す。

紙管製造装置は基台２１上に、３本の支柱２０を介して
所定位置に支持された円筒カム２２を備え、この円筒カ
ム２２の周部にはカム溝２２ａが全周に亙って連続的に
配置されている。

円筒カム２２の周部には、紙管容器本体１を供給する紙
管容器供給ステーション２５と、この紙管容器本体１の
上端にプラスチックリングを取付けるリング取付はステ
ーション２６と、超音波溶着装置により紙管容器の内装
フィルムにプラスチック類のリングを溶着する溶着ステ
ーション２７と、このリングを溶着された紙管容器を排
出する排出ステーション２８とが順に配置されている。

そして、円筒カム２２の下側のターンテーブル２３がこ
れらの各ステーションに泊って間欠的に矢印Ａの方向に
回転される。

このターンテーブル２３の外周部には円筒状の受は部材
３０がボルト等により等間隔に固設され、内周部には円
筒状の支持台２４を介して摺動部材３２が垂直方向にの
み移動できる配設されている。

この摺動部材３２の上端部には円筒カム２２のカム溝２
２ａ内を転勤するロー５３２ａが設けられ、下端部には
受は部材３０に対し垂直方向に出入り可能なりランプ手
段３５が設けられている。このクランプ手段３５のクラ
ンプ腕３６はカム駆動軸３８を介して駆動される適宜の
カム装置により、上記の供給ステーション２５及び排出
ステーション２８で開放され、その他の位置で閉じられ
る。

本実施例におけるリング移送装置は、リング取付はステ
ーション２６に配設されたリング取付は装置にプラスチ
ックリング２を送るものである。

このリング取付は装置は、ターンテーブル２３と同期し
て回転駆動されるターレット４ｏを備える。このターレ
ッ１−４０の周部には４個の案内シリンダ４１が等間隔
に装着されており、適宜のタイミングベルトにより、タ
ーンテーブル２３及びカム駆動軸３８を介するカム装置
と同期して回転され、ターンテーブル２３の受は部材３
ｏと整合した位置に案内シリンダ４１を停止させる。

更に、ターレット４ｏの上側には、案内シリンダ４１内
にプラスチックリング２を装着する押し込みパッド４３
と、案内シリンダ４１内に内嵌されたプラスチックリン
グ２を紙管容器本体１の上端に取付ける押し抜きパッド
４６とが対向位置に配設されている。これらの各パッド
４３．４６はエアーシリンダ４５で作動され、図式的に
示すリング移送装置１０から搬出レール１３を介して搬
送されたプラスチックリング２を案内シリンダ４１内に
１個づつ押し込み、また、案内シリンダ４１に内嵌され
たプラスチックリング２を紙管容器本体１の上端に嵌合
させる。

したがって、本実施例によるリング移送装置１０により
、紙管容器供給ステーション２５においてクランプ手段
３５に供給された後、リング取付はステーション２６で
停止した紙管容器本体１にプラスチックリング２を極め
て容易に取付けることができる。

すなわち、リング取付は装置のターレット４０の案内シ
リンダ４１には、本発明の実施例によるリング移送装置
１０から搬出レール１３を介してプラスチックリング２
がそのフランジ部２ａを上にして順に送られてくる。

搬出レール１３から送られてきたプラスチックリング２
は向きが統一されているため、押込みパッド４３により
そのまま案内シリンダ４１内に押し込まれ、正確に内嵌
される。そして、案内シリンダ４１に内嵌されたプラス
チックリング２はターレット４０の回転により、リング
取付はステーション２６でターンテーブル２３上の紙管
容器本体１の上側に同軸状に配置され、押し抜きパッド
４６か案内シリンダ４１がらプラスチックリング２を押
し出し、ｇ管容器本体の上端部に嵌合させる。

この後、ターンテーブル２３が回転し、プラスチックリ
ング２を装着された紙管容器本体１はリング溶着ステー
ション２７に移動され、超音波振動装置５５により、プ
ラスチックリング２を溶着される。

更に、ターンテーブル２３が回転すると、クランプ手段
３５は排出ステーション２８に移動され、クランプ腕３
６を開放した後、紙管容器本体１がコンベア等を介して
排出される。

このため、プラスチックリング２の向きを個々にチェッ
クして揃える必要がなく、極めて効率よく紙管容器本体
１の上部にプラスチックリング２を取付けることができ
、紙管容器を効率よく製造することができる。

「効果］以上明らかなように、本発明によるリング移送装置は極
めて簡単な構造に形成され、リング収容箱内に不揃いに
収容された断面ｌ−字状のリングの向きを一定方向に揃
えて供給することができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の実施例によるリング移送装置の説明図
、第２図は第１図の■−■線に沿って拡大した説明図、
第３図は第１図のリング移送装置の応用例を示す説明図
である。第４図乃至第６図は紙管容器を示し、第４図は
紙管容器の内部の説明図、第５図は分解した状態の説明
図、第６図は一部の拡大説明図である。１・・・紙管容器本体、２・・・プラスチックリング、
１０・・・リング移送装置、１１・・・搬送帯、１２・
・・リング収容箱、１３・・・搬出レール、１４・・・
載置板、１６・・・空気噴出ノズル、２１・・・基台、
２２・・・円筒カム、２２ａ・・・カム溝、２３・・・
ターンテーブル、２５・・・供給ステーション、２６・
・・装着ステーション、２７・・・溶着ステーション、
２８・・・排出ステーション、３０・・・受は部材、３
５・・・クランプ手段、３６・・・クランプ腕、４ｏ・
・・ターレット、４１・・・案内シリンダ、５０・・・
超音波溶着製画。出願人代理人　弁理士　鈴江武彦第１図第４図第５図

Claims

【特許請求の範囲】

円筒状部とこの円筒状部の一端から連続する平坦なフラ
ンジ部とからなる断面Ｌ字状のリングを多数収容するリ
ング収容箱と、このリング収容箱内に下端が入込み、上
下方向の勾配を有して走行する無端状の搬送帯と、この
搬送帯の上部に設けられてリングを搬出する搬出レール
とを備えてなり、前記搬送帯の表面部には前記リングの
側部を載置する複数の薄い載置板が所定間隔毎に固着さ
れ、この搬送帯の表面部に臨む位置には、この表面部に
沿う空気流を噴出する空気噴出ノズルが配置され、載置
板に載置されたリングに向けて横方向より空気を吹付け
、フランジ部を搬送帯から離隔して載置されたリンクが
噴き落されることを特徴とするリング移送装置。