JPS63252409A - タツプ付変圧器 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［発明の目的］ （産業上の利用分野） 本発明は、特にタップによるインピーダンスの変化を少
なくする必要のあるタップ付変圧器に関する。

（従来の技術） 一般に輸送重量制限の厳しい場所に設置される変圧器の
巻線構成としては、輸送重但を低減するために高圧巻線
を二分割して低圧巻線の内外に配置するいわゆる二重同
心巻線配置構成を採用する等の工夫がなされている。

例えば第６図に示すように、鉄心脚１に鉄心側より順次
中性点測高圧巻＠１２．低圧巻線１３．線路端側高圧巻
線１１．及びタップ巻線１４を同心状に配置し、線路端
側高圧巻線１１と中性点側高圧巻線１２とを直列接続す
ると共に、タップ巻線１４を中性点側高圧巻線１２の中
性点側に直列接続して構成した２巻線変圧器である。こ
の変圧器において、タップ巻線１４の各タップはタップ
切換器（図示せず）に接続され、タップ切換器の操作に
より高圧巻線の巻回数が調整され、高圧巻線の電圧切換
ができる様になっている。

（発明が解決しようとする問題点） 以上の構成とすると、高圧巻線１１．１２が二分割され
て低圧巻線１３の内外に配置されている為、銅機械とな
り、輸送量ωは低減されるが以下の欠点がある。すなわ
ち、タップ巻線１４の巻回数を調整すると高・低圧巻線
間の磁束密度が第７図の例（タップ切換方式を極性切換
とした例）の様に大幅に変化する。従って高・低圧巻線
間のインピーダンス（磁束密度Ｂの二乗体積積分子３２
ｄＶに比例）もタップ位置により大幅に変化してしまい
送電系統の運用上で問題となるケースが生じる。

本発明の目的は、輸送重量を従来例並に少なくしたまま
、かつタップ位置によるインピーダンスの変化が少ない
タップ付変圧器を提供することにある。

［発明の構成１ （問題点を解決するための手段および作用）本発明のタ
ップ付変圧器は、鉄心脚に鉄心側より順次内側タップ巻
線、中性点側高圧巻線、低圧巻線、線路端側高圧巻線及
び外側タップ巻線を同心状に配置し、その線路端側高圧
巻線、中性点側高圧巻線、外側タップ巻線および内側タ
ップ巻線をその順序で直列接続すると共に、その外側タ
ップ巻線と内側タップ巻線の巻数比を線路端側高圧巻線
と中性点側高圧巻線の巻数比にほぼ合せたことを特徴と
するものでおる。

本発明においては、内外タップ巻線の巻数比と中性点側
、線路端側高圧巻線の巻数比とがほぼ等しいことから、
タップ位置を変化させても線路端側高圧巻線のアンペア
ターンと外側タップ巻線のアンペアターンの和はほぼ一
定となる。

したがって低圧巻線内外のギャップの磁束密度はタップ
位置によらずほぼ一定になることから高い低圧巻線間の
インピーダンスはタップ位置によらずほぼ一定となる。

（実施例） 以下本発明を第１図および第５図に示す実施例を参照し
て説明する。まず第１図に示す本発明のタップ変圧器は
、鉄心脚１に対して鉄心側より順次内側タップ巻線１４
ａ、中性点側高圧巻線１２．低圧巻線１３．　ｆｉＱ路
端側端側高圧巻線１１び外側タップ巻線１４ｂと同心状
に配置した構成でおる。ここで、線路端側高圧巻線１１
と中性点側高圧巻線１２は直列接続し、かつ内側タップ
巻線１４ａと外側タップ巻線１４ｂと直列接続すると共
に、タップ巻線１４ａ。

１４ｂは中性点側高圧巻線１２の中性点側と直列接続さ
れている。

また、タップ巻線１４ａ　、　１４ｂの接続の詳細は、
第３図に示す通りである。すなわち、第１図のタップ巻
線１４ａ　、　１４ｂは、外側タップ巻線単位１５ｂと
内側タップ巻線１５ａを直列接続することにより構成さ
れる１タツプを複数個直列接続することにより構成され
る。また、外側タップ巻線単位１５ｂと内側タップ巻線
単位１５ａの巻数比は線路端側高圧巻線１１と中性点側
高圧巻線１２の巻数比にほぼ合せられている。

以上の構成とすると、内外タップ巻線１４ａ、　１４ｂ
の巻数比と中性点側、線路端側高圧巻線１２．１１の巻
数比がほぼ等しいことから、タップ位置を変化させても
、線路端側高圧巻線１２のアンペアターン（電流Ｘ巻回
数）と外側タップ巻線１４ｂのアンペアターンの和はほ
ぼ一定となる。従って第２図に示す様に低圧巻線内外の
ギャップの磁束密度は、タップ位置によらずほぼ一定に
なる事から、高・低圧巻線間のインピーダンス（ｌａ束
密度Ｂの二乗体積分子Ｂ２ｄｖに比例）タップ位置によ
らずほぼ一定となる。

第４図は、本発明の他の実施例を示すもので、外側タッ
プ巻線単位１５ｂと内側タップ巻線単位１５ａの巻数が
同一であり、それぞれが１タツプを構成する。また外側
タップ巻線ブロック１６ｂは、１個以上の外側タップ巻
線単位１５ｂを直列接続して構成され、内側タップ巻線
ブロック１６ａは、１個以上の内側タップ巻線単位１５
ａを直列接続して構成され、外側タップ巻線ブロック１
６ｂのタップ数と内側タップ巻線ブロック１６ａのタッ
プ数の比は、線路端側高圧巻線１１と中性点側高圧巻線
１２の巻数比にほぼ合せられている。ざらに、第１図の
タップ巻線１４ａ　、　１４ｂは、上記外側タップ巻線
ブロック１６ｂと内側タップ巻線ブロック１６ａと交互
に直列接続することにより構成される。

このようなタップ接続とすると、内・外タップ巻線１４
ａ　、　１４ｂの電気的な巻数比と中性点側、線路端側
高圧巻線１２．１１の巻数比は、タップ位置により相違
し、線路端側高圧巻線１１のアンペアターンと外側タッ
プ巻線１４ｂのアンペアターンの和或いは中性点側高圧
巻線１２アンペアターンと内側タップ巻線１４ａのアン
ペアターンの和は、タップ位置により多少変化すること
となるが、その変化分は、高だか外側タップ巻線ブロッ
ク１６ｂの１個分のアンペアターン或いは内側タップ巻
線ブロック１６ａの１個分のアンペアターンの差による
。従って、インピーダンスは、磁束密度Ｂの二乗体積積
分子［３２ｄｖに比例するので、高・低圧巻線間のイン
ピーダンスに対してはタップ位置による低圧巻線内外の
ギャップの磁束密度の変化は、無視できる程度となり高
・低圧巻線間のインピーダンスはタップ位置によらずほ
ぼ一定となる。

ざらに第５図の他の実施例において、第１図の内側タッ
プさ線１４ａの内側に３次巻線１７を（ｉ！！巻線と同
心状に追加配置し、３巻線変圧器としたものでおる。こ
のような場合でも高・低圧巻線間のインピーダンスは、
前記と同様にタップ位置によらず一定となることは明白
でおる。また第５図では三次巻線１γを最内側に配置し
ているが、三次巻線１７を任意の位置に配置しても前記
と同様の効果が得られる。

なお第１図および第５図の実施例におけるタップ切換方
式は、極性切換方式で説明したが、転位切換方式として
も同様の効果がある。′［発明の効果］ 以上説明した様に本発明によれば高圧巻線分割して低圧
巻線の内外に配置し、ざらにその内外に内側タップ巻線
および外側タップ巻線を配置するとともに、そのタップ
巻線の巻数比を両高圧巻線の巻数比にほぼ合せた二重同
心配置巻線構成により、その構成による輸送重量低減効
果を保持したまま、タップ位置によるインピーダンス変
化の少ない変圧器と提供することが可能となる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明によるタップ付変圧器の巻線配置を示す
結線図、第２図は本発明の構成とした時の各タップ位置
での磁束密度弁イ５図、第３図は本発明に使用する内、
外側タップ巻線のタップ接続図、第４図は本発明の他の
実施例のタップ接続図、第５図は本発明の他の実施例の
巻線配置を示す結線図、第６図は従来の変圧器の巻線配
置を示す結線図、第７図は従来構成とした時の各タップ
位置での磁束密度分布図である。 １・・・鉄心脚 １１・・・線路端側高圧巻線 １２・・・中性点側高圧巻線 １３・・・低圧巻線 １４ａ・・・内側タップ巻線 １４ｂ・・・外側タップ巻線 （８７３３）代理人　弁理士　猪　股　祥　晃（ほか　
１名） 第１図 第２図 第３図　　　　箪４図 竿　５　図 Ｕ 第　６　図 第　７　図

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 　鉄心脚に鉄心側より順次内側タップ巻線、中性点側高
   圧巻線、低圧巻線、線路端側高圧巻線及び外側タップ巻
   線を同心状に配置し、その線路端側高圧巻線、中性点側
   高圧巻線、外側タップ巻線および内側タップ巻線をその
   順序で直列接続すると共に、その外側タップ巻線と内側
   タップ巻線の巻数比を線路端側高圧巻線と中性点側高圧
   巻線の巻数比にほぼ合せたことを特徴とするタップ付変
   圧器。