JPS63252383A - 電子レンジ - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、複数の導電性壁に取囲まれたレンジ空洞と、
このンレジ空洞への接近を許す開閉可能なレンジドアと
、前記のレンジ空洞の外部に設けられ該レンジ空洞の内
部にマイクロ波エネルギを供給するマイクロ波源とを有
する電子レンジ（ｍｉｃｏｗａｖｅ　ｏｖｅｎ）　に関
するものである。

通常、レンジ空洞は高度の対称形を有する長方形平行六
面体である。けれども、成るタイプの電子レンジでは、
製造上の理由からレンジ空洞が成る程度の非対称をもた
ざるを得ない。これは、例えば、少なくとも１つの空洞
壁がレンジの外側容器の一部も形成する「単一壁」タイ
プに当嵌まる。

このようなレンジの正面では、空洞と外側容器に共通な
壁は、レンジドアと協働してマイクロ波シールを形成す
る接近区間をつくるためにそしてまた十分な機械強度を
有する前面をつくるために曲げられる必要がある。この
曲げられた壁部分には細長い溝状凹部が形成され、この
溝状凹部は、空洞に面する開口側を有し、レンジ空洞内
のマイクロ波フィールドの非対称のもとになるが、この
非対称は、このような凹部がンレジ空洞壁で構成された
マイクロ波フィールド境界の不連続を引き起すという事
実に基因する。このような溝状凹部は、良好なマイクロ
波フィールド分布を得てこれによりレンジ空洞内の負荷
の均一な加熱を得るという目的を阻害するが、これは特
に負荷の形や大きさが変るためにそうである。

更に詳しく云うと、本発明は、その製造時にマイクロ波
フィールドの非対称をもたらすこのような溝状凹部が空
洞壁の少なくとも１つに形成されるレンジ空洞を有する
電子レンジに関するもので、その目的は、レンジ空洞が
そのマイクロ波の観点から高度の対称形を有するスペー
スとして働くように、このような凹部のマイクロ波フィ
ールドへの影響を簡単な方法で除去することにある。

本発明はこの目的を次のようにすることによって達成し
たものである。すなわち、導電性材料の反射素子が、前
記の溝状凹部の空洞に面する開口側に設けられ、この反
射素子は、前記の溝状凹部の開口側の一部を覆い、電子
レンジの動作周波数のすべての入射放射線を略々反射す
るように寸法決めされそして位置される。

このような手段を構じることにより、導電性材料による
凹部の完全な金属被覆を用いることなしに極めて簡単な
方法でマイクロ波フィールドへの凹部の影響を除くこと
ができる。前記のような金属被覆は、スパーキングを避
けるため、被覆材料と凹部を取囲む空洞部分と壁部分と
の間に、縫合わせ溶接等によってつくられた有効な電気
接触を必要とする。

反射素子は、略々長方形の形の実質的に平らな導電性ス
トリップの形を有するのが適している。

このス）　ＩＪツブの幅と長さ並びに凹部内におけるそ
の位置は、入射マイクロ波エネルギを反射するその機能
、すなわち、レンジ空洞の実際の形を、高度に対称的な
形を有し、可能な限り最上のマイクロ波分布および加熱
を生じる空間の形に適合させるその機能に対して決定的
なものである。

反射素子は、空洞より見て、誘電性材料例えばポリプロ
ピレンで完全にまたは部分的に覆われるのが適している
。この誘電性材料は、凹部の入口開口部を覆いまた同時
に反射素子をその裏側で支持するプレートとして形成す
ることができる。この場合、所望の機能を果すための導
電性ス）　ＩＪツブの形の寸法決めは、前記のプレート
の誘電特性、および、若しあれば、プレートと反射素子
間のエアギャップの存在によって影響される。このよう
な誘電性プレートは、凹部に侵入することのあるほこり
に対する防護物としても役立つ。

長方形誘電性ストリップの形の反射素子の一実施例にお
いては、このストリップは曲げられた長い側部を有し、
このため該ストリップは略々Ｕ字状の断面を有する。

反射素子はレンジ空洞壁と電気接触を有しないのが好ま
しい。

以下に本発明を添付の部面を参照して実施例で更に詳し
く説明するが、本発明はこの実施例にのみ限定されるも
のではない。

第１図と第２図において、符号１０は電子レンジ空洞を
示し、符号１１はこの空洞に近づく開口部を閉じるドア
を示し、符号１２はドア１１の窓を示し、符号１３は、
レンジの動作に必要なすべての電気的構成要素を有する
動作および制御ユニットを示す。

電子レンジは「単一壁（ｓｉｎｇｌｅ−ｗａｌυ」タイ
プで、特にレンジ空洞１０の側壁１４．１５はレンジの
外側容器の一部も形成する。レンジ空洞１０は金属シー
トを曲げることによってつくられる。この曲げ工程にお
いて、ドア１１と協働するようにされたレンジ正面は、
空洞側壁１４．１５との一体構成部分としてつくられ、
これ等の壁の曲げられた部分で形成される。この場合、
レンジ空洞の内部に向って開いた細長い溝状凹部１６と
１７が開口部の両側のレンジ正面に形成される。これ等
の溝状凹部はレンジ空洞の形の非対称をきたし、このレ
ンジ空洞内のマイクロ波フィールドパターンを乱す。

第３図と第４図より明らかなように、金属導電性材料の
細長い整合または反射素子１８．１９が本発明によって
、溝状凹部の入口開口と事実上一致した位置に配設され
る。図の実施例では、反射素子は、溝の長さ１□に対す
る所定の長さ１２と所定の幅Ｗとを有し且つ溝状凹部の
全奥行ｄ２に対して該溝状凹部の底から所定の距離ｄ１
に位置する長方形のストリップの形である。これ等のパ
ラメータは、素子１８．１９が、レンジ空洞よりの電子
レンジの動作周波数の入射マイクロ波放射線に対する全
反射器として働くように、一部は実験的に、正確に決め
られる。これ等の反射素子は、空洞壁と電気接触を有し
ない。

第５図によれば、溝状凹部の入口は、同時に反射素子１
８の支持体として役立つ誘電体プレート２０によって覆
われている。若し所望ならば、このプレート２０と素子
１８の間に小さな間隔ｄ、があってもよい。このエアギ
ャップｄ、は反射素子の最適寸法にも影響を有する。

例として、２４５０　ＭＨｚの典型的なマイクロ周波数
で働く電子レンジの「単一壁」タイプの正面の溝状凹部
に対する平らな長方形の反射素子の一つの特定の寸法決
めに基いたデータを次に挙げる。

１□＝２１０ｆｆｉｆｌｌ Ｌ＝１８７＋ｎｍ ｖ４＝８ｍｌｌ＋ Ｌ＝　１８ｍ１ｌ ｄ２＝　２０ｍｍ ｄａ＝　ｌ　　ｍｍ 第６ａ図は反射素子の別の実施例を示したもので、ここ
では反射素子は偏平部２１と２つの曲げられた側部２２
．２３とより成る。この側部の高さは、例えば２＋ｎｍ
とすることができる。第６ｂ図はこの実施例の変形を示
したもので、反射素子２４は殆んど溝状凹部全体をみた
している。第６Ｃ図は反射素子の更に別の実施例を示し
たもので、ここでは反射素子は２つの斜めの導電性スト
リップより成り、反射素子はＶ形断面を有する。

反射素子の端は色々な形にすることができ、例えば、ス
パーキングの危険を最小にするために円くすることがで
きる。誘電性プレートが反射素子を覆う場合には、この
プレートの誘電特性を次のように選ぶことができる、す
なわち、反射素子が、最適の寸法決めにおいて、該素子
と隣接の金属壁面との間のスパーキングの危険を最小限
にする長さと幅とを有するようになるように選ぶことが
できる。反射素子と隣接の空洞壁との間に十分に広いギ
ャップを与えるような反射素子の寸法決めは、製造およ
び組立に際しての許容誤差問題を避けるという観点から
また大切である。反射素子は垂直である必要はなく、例
えば常にレンジ空洞の底近くに置かれる負荷に順応する
ことができるように、垂線と幾らか僅かな角度をなすよ
うにしてもよい。

【図面の簡単な説明】

第１図は「単一壁」タイプの電子レンジの略正面図、 第２図は第１図のＡ−Ａにおける断面図、第３図は本発
明の整合または反射素子を有する第２図の一部拡大図、 第４図は第２図のＢ−Ｂにおける断面図、第５図は反射
素子が誘電性プレートを有する実施例を示す断面図、 第６ａ図は反射素子の別の実施例を示す断面図、第６ｂ
図は反射素子の更に別の実施例を示す断面図、 第６Ｃ図は反射素子の更に別の実施例を示す断面図であ
る。 １叶・・レンジ空洞　　　　１１・・・ドア１２・・・
窓　　　　　　　　１４．１５・・・側壁１６、１７・
・・溝状凹部 １Ｂ、　１９．２４・・・整合または反射素子２０・・
・誘電体プレート２１・・・偏平部２２、２３・・・側
部 ２５、２６・・・誘電性ストリ・ンプ 特許出願人　　　　エヌ・ベー・フィリップス・フルー
イランペンファブリケン

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １、複数の導電性壁に取囲まれたレンジ空洞と、このレ
   ンジ空洞の外部に取付けられ該レンジ空洞の内部にマイ
   クロ波エネルギを供給するマイクロ波源とを有し、前記
   の導電性壁の少なくとも１つは、開口側がレンジ空洞に
   面し且つレンジ空洞内部のマイクロ波フィールドパター
   ンを乱す１つまたはそれ以上の溝状凹部を有する電子レ
   ンジにおいて、導電性材料の反射素子が、前記の溝状凹
   部の空洞に面する開口側に設けられ、この反射素子は、
   前記の溝状凹部の開口側の一部を覆い、電子レンジの動
   作周波数のすべての入射放射線を略々反射するように寸
   法決めされそして位置されたことを特徴とする電子レン
   ジ。 ２、反射素子は少なくとも部分的に誘電性材料で覆われ
   た請求項１記載の電子レンジ。 ３、誘電性材料のプレートが、レンジ空洞よりみて、溝
   状凹部の入口開口部を完全に覆い、同時に反射素子を支
   持する請求項２記載の電子レンジ。 ４、反射素子は、略々長方形の形を有する実質的に平ら
   な導電性ストリップの形を有する請求項１乃至３の何れ
   か１項記載の電子レンジ。 ５、導電性ストリップは曲げられた長い側部を有し、こ
   のため該ストリップは略々Ｕ字状の断面を有する請求項
   ４記載の電子レンジ。 ６、反射素子は空洞壁と電気接触を有しない請求項１乃
   至５の何れか１項記載の電子レンジ。 ７、レンジの外側容器の一部も形成する少なくとも１つ
   の空洞壁を有する単一壁タイプの電子レンジにおいて、
   溝状凹部は、レンジ正面の空洞側壁の曲げられたＵ字状
   部分で形成された請求項１乃至６の何れか１項記載の電
   子レンジ。