JPS63248817A - 線状ブロツク共重合体の製造方法 - Google Patents

線状ブロツク共重合体の製造方法

Info

Publication number
JPS63248817A
JPS63248817A JP8073987A JP8073987A JPS63248817A JP S63248817 A JPS63248817 A JP S63248817A JP 8073987 A JP8073987 A JP 8073987A JP 8073987 A JP8073987 A JP 8073987A JP S63248817 A JPS63248817 A JP S63248817A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
block copolymer
compound
ether
manufacturing
coupling agent
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP8073987A
Other languages
English (en)
Inventor
Akinobu Sato
佐藤 昭暢
Itsuro Ishii
石井 逸郎
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Zeon Corp
Original Assignee
Nippon Zeon Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nippon Zeon Co Ltd filed Critical Nippon Zeon Co Ltd
Priority to JP8073987A priority Critical patent/JPS63248817A/ja
Publication of JPS63248817A publication Critical patent/JPS63248817A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は芳香族ビニル化合物の重合体ブロック(4)と
共役ジエン系単量体の重合体ブロック(B)から成る線
状のA−B−X−B−A′fロック共重合体(式中Xは
カップリング剤残基全表わす)の製造方法に関するもの
である。
(従来の技術) ポリスチレンブロック(S)とポリブタジェンブロック
(B)あるいはポリイソプレン10ツク(I)かうm成
される線状の5−B−8あるいは5−I−8ブロック共
重合体は従来から粘・接着剤の分野で広く使用されてい
る。これらのブロック共重合体は通常、リビングS−B
あるいはS−Iブロック共重合体音2官能性カップリン
グ剤で結合することによって製造される。カップリング
剤としては結合効率の点からエステル系カッグリング剤
が使用されることが多いが、得られた5−B−8あるい
#−1:5−I−8を使用して粘・接着剤m酸物等全製
造する際の熱履歴により結合部分の切断が起り易く、粘
・接着物性全低下させると云う問題点があり、改善が望
まれている。
(発明が解決しようとする問題点) 本発明者らは上記の問題点を解決すべく鋭意検討した結
果、カップリング剤として2官能性のノ・ロダン化合物
全便用すればよいこと、更に該カップリング剤によるカ
ップリングを特定の極性化合物の存在下に行えば副反応
も生ぜず、エステル系カップリング剤と同等の結合効率
が得られることを見い出し、この知見に基づいて本発明
を完成するに到った。
従って、本発明の目的は粘・接着剤用の熱安定性の改善
された線状のA−B−A型ブロック共重合体の製造方法
の提供にある。
(問題点を解決するための手段) かくして本発明によれば、アルカリ金属基材開始剤およ
び芳香族ビニル化合物と共役ジエン系単量体を用いて、
共役ジエン単位のビニル結合量が7%以下であるリビン
グA−B型ブロック共重合体(式中人は芳香族ビニル単
量体の重合体!ロックiBは共役ジエンの重合体ブロッ
クを表し、Bの末端が活性である)を形成せしめ、二官
能性ノ〜ログンカップリング剤によりリビングA−B型
ブロック共重合体を結合して線状のA−B−X−B−A
型ブロック共重合体(式中Xは該カップリング剤残基金
表わす)を製造するに際し、リビングA−B型ブロック
共重合体を、一般式R(−0−(CH2)2→O−R’
(式中R,R’は同一でも異なってもよく低級アルキル
基を、nは1〜4の整数を表わす)で表わされる化合物
の存在下に該カップリング剤で結合せしめることを特徴
とする線状ブロック共重合体の製造方法が提供される。
(発明の効果) 本発明の一般式A−B−X−B−A(式中人は芳香族ビ
ニル化合物の重合体ブロック全、Bは共役ジエン系単量
体の重合体ブロックを、Xはカップリング剤としての二
官能性ジノ・ログン系化合萄の残基金それぞれ表わす)
で示される線状のブロック共重合体の製造方法は、カッ
プリング剤として上記の特定の二官能性化合物を使用す
る点及びリビングA−B型ブロック共重合体を一般式R
−E−0− (CH2)2へO−R’(式中R,R’は
同一でも異なっでもよく低級アルキル基ks nは1〜
4の整数IEわす)で表わされる特定の極性化合物の存
在下にカップリングさせることが特徴であり、カップリ
ング反応の結合効率が改善され、高温下での安定性に優
れた線状ブロック共重合体の製造が可能となる。
本発明の製造方法について以下に詳細に説明する。
本発明で使用される芳香族ビニル化合物はスチレン、α
−メチルスメチ/、ピニルトルエ/、ビニルナフタレン
などが代表的な化合物として挙げられるが特にスチレン
が好ましい。不発明で使用される共役ジエン系単量体f
11.3−ブタジェン、イソプレン、2.3−ツメチル
−1,3−ブタ・ブタン、ビイリレン、2.4−へキサ
ジエンなどが代表例であるが、特にゲタジエン、イソプ
レンが好ましい。
本発明のモノリチウム開始剤としては芳香族ビニル化合
物、共役ジエン系単量体の重合を開始し得る公知の該開
始剤が使用でき、メチルリチウム、n−プロピルリチウ
ム、n−ブチルリチウム、see −7チルリチウムな
どが代表例として示されるが、特に好ましいのはn−ブ
チルリチウムである。モノリチウム開始剤の使用量は通
常単量体II当950〜200ミリモルである。
本発明においては重合溶媒として04〜5の開鎖炭化水
素溶剤と、環式炭化水素溶剤との混合溶剤を使用するの
が好ましい。
04〜5開鎖炭化水素溶剤としてはn−ブタン、1so
−ブタン、あるいにこれらの混合物;1−ブテン、イン
ブチレン、トランス−2−ブテン、シス−2−ブテンあ
るいはこれらの2種以上の混合物;n−ペンタン、1s
o−ペンタン、 neo−インタンあるいはこれらの2
8以上の混合物a 1−.4ンテン、トランス−2−ペ
ンテン、シス−2−ペンテンあるいはこれらの2種以上
の混合物などのC4〜5開鎖アルカン、アルケンから選
ばれるモノリチウ開始剤に不活性な少なくとも1種の溶
剤である。
環式炭化水素溶剤としてはベンゼン、トルエン、キシレ
ンなどの芳香族化合物、シクロヘキサンなどの脂環式溶
剤から選択される。
本発明において芳香族ビニル化合物重合体のMw / 
MNN全全所定範囲にするためには、重合系中に極性化
合物?存在させることが好ましい。本発明で使用−する
祢性化合物はリチウ系開始剤による共役・ジエン糸車電
体あるいばこれと芳香族ビニル化合物との重合において
ビコル含量調整剤、ランダマイブ−として公知の極性化
合物中比誘電率が2.5〜50の芳香族エーテル及び脂
肪族エーテルあるいは第3級アミン類が使用される。こ
れら以外の(傘性化合物の使用で(rJ、芳香族ビニル
化合物重合体の分子槍分布金所定の分布にすることが困
難であり、更に重合体中の共役・シュン単位のビニル苓
が大巾に増加し、好1しくない。この様な極性化合物と
し、ては・シブチルエーテル、ジブチルエーテルなどの
脂肪族エーテル;ジフェニルエーテル、アニソールなど
の芳香族エーテル;トリメチルアミン、トリエチルアミ
ン、トリプロピルアミンなどの吊3級モノアミン類が挙
げられ、これらの1橿」メ上が使用される。
芳香族ビニル化合物重合体の分子薙分布を所定のものと
し、得られ、たブロック共重合体金倉む粘着剤の特性上
好筐しい極性化合物の使用器0ゴモノリチウ開始剤1モ
ル当り0.1〜100モル、東に好ましくは0.5〜2
0モルの範囲である。
本発明においては、極性化合物全添加した混合溶剤中で
、先ず芳香族ビニル化合物全モノリチウ開始剤により重
合せしめる。重合は全−址の該化合物及び該開始剤金一
括重合系に仕込んで反応させるパッチ重合、これら全連
続的に重合系に供給1〜つつ反応させる連続重合、該化
合物及び茂開始剤の一部を用いて所定の転化率1で重合
金行わせた後、残りを添附して重合金継続する方法など
ケ用いることができるが、本発明においてに1合様式は
特に限定されない。
重合は通常O℃〜90℃、好筺しくば20℃〜70℃の
範囲で実施される。反四温度の?!It @が困難な場
合には還流型凝縮器全設置した反応容器ケ用いBR,冷
却による温度制御7行うのが好テしい。
矢に、活性な芳香族ビニル化合物重合体[株])が存在
する重合系に共役ジエン系単号体全添加して重合に行わ
せる。該Φ量体は反応熱を制御する上で連続的に重合系
に添加するのが好ましいが、本発明においては該j@キ
体の添加方法はこの方法に限定はされない。かくして、
共役・ジエン単量体の重合体(B)が前記のAK直接結
合した活性なA−Bブロック共重合体が生成する。重合
反応終了後、重合系に極性化合物およびカップリング剤
t ta加し、活性な該ブロック共重合体音結合し目的
とする線状のA−B−X−R−A7’ロック共重合体(
式中Xは、カップリング剤の残基全表わす)が得ら′J
する。
本発明で使用するカップリング剤1ま二官能性シバr:
1)fン系化合物であり、このカップリング剤の使用に
より、本発明のブロック共重合体に耐熱性が付与される
この様なカップリング剤としてば1,2−ジブロモエタ
ン、1.4−・ゾプロモブタン、1o6−ジプロモへキ
プ゛ン、1.10−ジブロモデカンなどの直鎖脂肪族二
叉化物、α9α′−ジクロロI9ラキシレン、α、α′
−ジブロモパラキシレン、α。α′−ヅクロロオルトキ
シレン、オルトジブロモベンゼン、ノtラジグロモベン
ゼン、オルトジクロロベンゼン、パラジクr:lロベン
ゼンなどの芳香族ジハロゲン化物が挙げられるがこれら
に限定されるものでばiい。
カップリング剤の使用量は通常使用したモノリチウム開
始剤に対し0.1〜3倍でありカップリング軍を任意に
調節することができるが、好11〜〈は0.1〜1倍で
ある。
本発明で使用する一般式R+O−(CH,、)2−:も
o−R’(式中1?、、R’は回−でも異なってもよく
低級アルキル基を、n&t1〜4の整数を表わす)で表
わされる化合物としてはエチレングリフ・−ルジメチル
工−テル、エチI/ンクリコールメチルエチルエーテル
、エチレンクリコールヅエチルエーテル、エチレンダリ
コールジグチルエーテル、エチ1/ングリコールジベン
ゾルエーテル、ジエチ1ノンクリコールジメチルニー・
チル、ジエチレングリコールジエチルエーテル、ジエチ
レンクリコール・シブチルエーテル、トリエチレンクリ
コールヅメチルエーチル、テトラエチレングリコールジ
メチルエーテルなどが挙げられ使用量は通常使用したモ
ノリチウム開始剤に対し0.1〜10倍であるがカップ
リング剤の結合効率をより高める量としては0.2〜5
倍が好ましい。該極性化合物はカップリング反応時に反
応系に存在しておれば良く、反応系への添加反応は特に
限定されない。カップリング反応の温度は広範囲に変え
ることができるが通常は重合温度のま筐で行う。反応時
間は通常30分〜2時間の範囲である。
カップリング反応終了後、必要に応じ水、アルコール、
酸などを添加して活性種全失活させ、老化防止剤全添加
した後公知の重合体分離方法、例エバスチームストリッ
ピング等によりブロック共重合体を分離する。
乾燥工程を経て目的とするブロック共重合体が得られる
通常、芳香族ビニル化合物対共役ジエン系単量体の使用
割合が重量比で5〜40 : 95〜60であり、重合
体のMt平均分子情が50,000〜soo、oooで
ある線状ブロック共重合体が広く使用されている。
本発明の製造方法によって得られた、線状ブロック共重
合体は粘着剤をはじめとし広い用途に使用されるが粘着
剤として使用する場合は、ロジン類、変性ロジン類、テ
ルペン系樹脂、フェ/ −A/樹脂、クマロン−インデ
ン樹脂などのメッキファイヤーと従来公知のパラフィン
系、芳香族系などの伸展油および酸化防止剤などその他
の配合物と共に混合して使用される。これらの混合物全
得る方法としては、溶剤に溶解する混合法と高温下で混
練する混合法が挙げられるが、本発明の製造方法によっ
て得られた粉状ブロック共重合体は高度な熱安定性含有
することから後者の混合法によって得られるホットメル
ト型粘着剤として優れた性能全発揮するものである。
(実施例) 以下に実施例を挙げて不発明をさらに具体的に説明する
。なお、実施例、比較例及び参考例中の部及び%はとく
に断りのないかぎり重量基準である。
実施例1 501の耐圧反応器を用い、n−ブタン/シクロヘキサ
ン=30770の割合の混合溶剤18.75ゆ、ジブチ
ルエーテル200ミリモル、開始剤n−ブチルリチウム
100ミリモルを存在させ、30℃で1時・間、先ずス
チレン1.125に9i重合し、続いてイソプレン6.
875に!7を添加し、反応温度が50℃から60℃の
間となるように還流冷却により温度制御しながら約1時
間半重合した。続いて、ジエチレングリコールジメチル
エーテル50ミリモルおよびノ9ラジプロモベンゼン5
0ミリモル添加し、カップリング反応全60分間行った
反応混合物に重合停止剤としてメタノールを50−1酸
化安定剤として4−メチル−2,6−ジ−1−ブチルフ
ェノールを40g加えた後この混合溶液全少量づつ、8
5℃〜95℃に腑熱された水中に滴下し溶剤全揮発させ
た。得られたポリマーを粉砕し、85℃で熱風乾燥し念
(ポリマー■)。
上記の展造例において、極性化合′PIJ/カップリン
グ剤として、それぞれエチレングリコールジメチルエー
テル/α、α′−ジブロモパラキシレン(ポリマー■)
:テトラエチレングリコールジメチルエーテル/ 1.
2−−)ブロモエタン(ポリマー■):無添加/安息香
酸フェニル(ポリマー■):テトラメチルエチレンジア
ミン/α、α′−ジプロモノ臂シラキシレンポリマー■
):アニソール/パラジブロモベンゼン(ポリマー■)
を用いる以外は同様にしてブロック共重合体全製造した
。この様にして得られた各ブロック共重合体の性状t−
i1表(示す。
重量平均分子t (M! )、数平均分子i (MN)
は常法に従ってグルパーミェーションクロマトグラフィ
ーにより(東洋曹達工業社製HLC−802Aを使用。
溶媒テトラヒドロフラン、測定温度40℃。)ポリスチ
レン換算の分子量として求めた。又イソグレン単位の3
.4−結合量は赤外分光分析法により求めた。カップリ
ング率はA−B型ブロック共重合体とA−B−A型共重
合体の合計面積に対するA−B−A型共重合体の面積の
比率全求め(チ2で表示した。
実施例2 実施例1で得られたA−B−A型ブロック共重合体10
0部、粘着付与樹脂100部、ナフテン系プロセスオイ
ル(シエA・フレックス371、シェル化学社りλ)3
0部及び酸化防止剤1部1fr l−ルエンに溶解混合
し、不+xm発分濃度40%の粘着剤溶液全調製1〜だ
。次にこの溶液全25μJフのポリエステルフィルム上
に糊JV25μになるように塗布して粘着テープ全作成
し、その初期接着力、接着力および保持力全測定した。
ナ′i?、初期接着力1d JIS Z−0’237に
準じ、23℃において傾斜角30度のステンレス板」−
の斜面に長さ10αの粘着テープ金粘着面を上にして貼
りつけ、斜面の上方10cmの位置より直径3/32イ
ンチから1イ/チ筐での30種類の大きさの鋼球金初速
度Oでころがして粘着テープ上で停止する最大径の球の
大きさで表示し、接着力はJIS Z−0237に準じ
、280番の耐水研磨紙で研磨したステンレス板に@1
0露X長さ100mとじて粘着テープ?貼りつけ、23
℃におlハで200m/分の速度で180度の方向に剥
離して測定1〜1、保持力はJISZ−0237に準じ
、同様に処理し、たステンレス板に25覇×10四の面
積が接するように粘着チーfを貼りつけ、50℃におい
て1 kgの荷重全周えて粘着テープがステンレス板よ
り脱落するのに要する時間を測定した。以−にの結果金
第1堀に示す。
実施例3 実施例1で得られたA−B−A型ブロック共重合体10
0部、粘着付与刹脂100部、ナフテン系プロセスオイ
ル(シェルフレックス371.シェル化学社製)30部
及び酸化防止剤1部金窒素気流下でジャケットに熱媒t
[して加温できるシグマグレード型ミキザー中で190
℃1時間かけて混練し得られた粘着剤全実施例2と同様
に不揮発分40%の粘着剤溶液とした。次にこの溶液全
25μ厚のポリエステルフィルム上に糊1y25μにな
るように塗布して粘着チーf全作成し、その初期接着力
、接着力および保持力全測定した。また、混練して得ら
れた粘着剤中の10ツク共重合体の性状全実施例1と同
様にrルノ9−ミエーシ。
ンクロマトグラフィーによ!7測定し念。
以上の結果を第1表に示す。
第1表の結果より本発明の極性化合物とカップリング剤
を組み合わせたカッf +)ング反応によジエステル系
カップリング剤を用いたポリマー煮■(比較例)と同等
のカップリング率が得られ、高温で混練した後のカップ
リング率および粘着テープの特性の低下が起らないこと
が分る。
ポリマー厘■■(比較例)ではカップリング効率が低く
、ポリマー通■では高温で混練することによりカップリ
ング率が低下し、粘着テープの特性に悪影響を与えるこ
とが明らかである。この様に本発明の製造方法によって
得られたブロック共重合体はカップリング効率が高く且
つ優れた耐熱性をも有するものである。

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)アルカリ金属基材開始剤および芳香族ビニル化合
    物と共役ジエン系単量体を用いて、共役ジエン単位のビ
    ニル結合量が7%以下であるリビングA−B型ブロック
    共重合体(式中Aは芳香族ビニル単量体の重合体ブロッ
    クをBは共役ジエンの重合体ブロックを表わし、Bの末
    端が活性である)を形成せしめ、二官能性ハロゲンカッ
    プリング剤によりリビングA−B型ブロック共重合体を
    結合して線状のA−B−X−B−A型ブロック共重合体
    (式中Xは該カップリング剤残基を表わす)を製造する
    に際し、リビングA−B型ブロック共重合体を一般式R
    −〔O−(CH_2)_2〕−_nO−R′(式中R、
    R′は同一でも異なってもよく低級アルキル基を、nは
    1〜4の整数を表わす)で表わされる化合物の存在下に
    該カップリング剤で結合せしめることを特徴とする線状
    ブロック共重合体の製造方法。
  2. (2)線状ブロック共重合体がポリスチレン−ポリブタ
    ジエン−ポリスチレンブロック共重合体及びポリスチレ
    ン−ポリイソプレン−ポリブタジエンブロック共重合体
    であって、各ブロック共重合体中のスチレン含有率が5
    〜40重量%であり、各ブロック共重合体の重量平均分
    子量が50,000〜500,000である特許請求の
    範囲第(1)項記載の製造方法。
  3. (3)カップリング剤がジハロ炭化水素及び/又は一般
    式A_2MX_2(式中AはC_1_〜_2_0の炭化
    水素残基、MはSn又はSiを、Xはハロゲン原子をそ
    れぞれ表わす)で表わされる化合物である特許請求の範
    囲第(1)項及び第(2)項記載の製造方法。
  4. (4)一般式R−〔O−(CH_2)_2〕−_nO−
    R′で表わされる化合物がエチレングリコールジメチル
    エーテル、エチレングリコールメチルエチルエーテル、
    エチレングリコールジエチルエーテル、エチレングリコ
    ールジブチルエーテル、エチレングリコールジベンジル
    エーテル、ジエチレングリコールジメチルエーテル、ジ
    エチレングリコールジエチルエーチル、ジエチレングリ
    コールジブチルエーテル、トリエチレングリコールジメ
    チルエーテル、テトラエチレングリコールジメチルエー
    テルなどから選択される少なくとも一種の化合物である
    特許請求の範囲第(1)項〜第(4)項記載の製造方法
  5. (5)ジハロ炭化水素がジブロモメタン、ジブロモエタ
    ン−1,2、ジブロモプロパン−1,2、ジブロモブタ
    ン−1,2、ジブロモブタン−2,3、ジブロモペンタ
    ン−1,2、ジブロモヘキサン−1,2及び以上の対応
    のジクロロアルカン及びブロモクロロアルカンなどのC
    _1_〜_6のジハロアルカン;ビス(1−ブロモエチ
    ル)エーテル、2,4−ジブロモペンタノン−3、4,
    4−ジクロロヘプテン−2の如きハロゲン原子がエーテ
    ル結合、カルボニル基又はオレフィン結合の活性基に対
    しαの位置の炭素原子に結合している化合物、及びα,
    α′−ジクロロパラキシレン、α,α′−ジブロモパラ
    キシレン、α,α′−ジクロロオルトキシレン、オルト
    ジブロモベンゼン、パラジブロモベンゼン、オルトジク
    ロロベンゼン、パラジクロロベンゼンなどの芳香族ジハ
    ロゲン化物から選択される少なくとも一種の化合物であ
    る特許請求の範囲第(1)項〜第(4)項記載の製造方
    法。
  6. (6)一般式A_2MX_2で表わされる化合物がジメ
    チルジクロロシラン、メチルジクロロシラン、ジメチル
    ジクロロスズ、メチルジクロロスズ、ジ−n−ヘキシル
    ジフルオロスズ、ジフェニルジブロモスズ、ジアリルジ
    クロロスズ、ドデシルアリルジクロロスズ、ジクロロジ
    フェノキシスズから選択される少なくとも1種の化合物
    である特許請求の範囲第(1)〜第(6)項記載の製造
    方法。
  7. (7)アルカリ金属基材触媒が有機モノリチウム化合物
    である特許請求の範囲第(1)項〜第(6)項記載の製
    造方法。
  8. (8)使用するアルカリ金属基材触媒量の、0.1〜3
    倍量の該カップリング剤を、0.1〜10倍量の該極性
    化合物を使用する特許請求の範囲第(1)項〜第(7)
    項記載の製造方法。
  9. (9)有機モノリチウム化合物がメチルリチウム、n−
    プロピルリチウム、n−ブチルリチウム、sec−ブチ
    ルリチウムから選択されるものである特許請求の範囲第
    (7)項及び第(8)項記載の製造方法。
  10. (10)重合溶媒がn−ブタン、イソ−ブタン、あるい
    はこの混合物:1−ブテン、イソブチレン、トランス−
    2−ブテン、シス−2−ブテンあるいはこれらの2種以
    上の混合物;n−ペンタン、イソ−ペンタン、ネオ−ペ
    ンタンあるいはこれらの2種以上の混合物;1−ペンテ
    ン、トランス−2−ペンテン、シス−2−ペンテンある
    いはこれらの2種以上の混合物などのC_4_〜_5開
    鎖アルカン、アルケンなどのC_4_〜_5開鎖炭化水
    素または該炭化水素とベンゼン、トルエン、キシレンな
    どの芳香族化合物、シクロヘキサンなどの脂環式化合物
    などの環式炭化水素との混合物である特許請求の範囲第
    (1)項〜第(9)項記載の製造方法。
  11. (11)重合及びカップリング反応を0℃〜90℃で行
    う特許請求の範囲第(1)項〜第(10)項記載の製造
    方法。
JP8073987A 1987-04-01 1987-04-01 線状ブロツク共重合体の製造方法 Pending JPS63248817A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8073987A JPS63248817A (ja) 1987-04-01 1987-04-01 線状ブロツク共重合体の製造方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8073987A JPS63248817A (ja) 1987-04-01 1987-04-01 線状ブロツク共重合体の製造方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPS63248817A true JPS63248817A (ja) 1988-10-17

Family

ID=13726763

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP8073987A Pending JPS63248817A (ja) 1987-04-01 1987-04-01 線状ブロツク共重合体の製造方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS63248817A (ja)

Cited By (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5212249A (en) * 1991-10-28 1993-05-18 Shell Oil Company Method for preparing asymmetric radial polymers
KR100290992B1 (ko) * 1998-12-11 2001-11-14 니타ㅓ 커플링된중합체및그의제조방법
JP2003513125A (ja) * 1999-10-28 2003-04-08 エドワーズ ライフサイエンシーズ コーポレイション 天然ゴムラテックスの交換品としての熱可塑性エラストマー材料
US6833413B2 (en) 2000-05-09 2004-12-21 Asahi Kasei Kabushiki Kaisha Block copolymer and composition containing the copolymer
US8039553B2 (en) 2004-08-05 2011-10-18 Japan Elastomer Co., Ltd. Pressure-sensitive adhesive composition
JP2012162683A (ja) * 2011-02-08 2012-08-30 Toho Chem Ind Co Ltd ポリマーの製造方法
US8563646B2 (en) 2008-04-14 2013-10-22 Asahi Kasei Chemicals Corporation Adhesive composition
WO2015111675A1 (ja) 2014-01-23 2015-07-30 旭化成ケミカルズ株式会社 ブロック共重合体及び粘接着剤組成物
KR20160147831A (ko) 2014-05-20 2016-12-23 아사히 가세이 가부시키가이샤 블록 공중합체의 크럼 및 점접착제 조성물
KR20160147832A (ko) 2014-05-19 2016-12-23 아사히 가세이 가부시키가이샤 수소 첨가 블록 공중합체 조성물 및 점접착제 조성물

Cited By (13)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5212249A (en) * 1991-10-28 1993-05-18 Shell Oil Company Method for preparing asymmetric radial polymers
KR100290992B1 (ko) * 1998-12-11 2001-11-14 니타ㅓ 커플링된중합체및그의제조방법
JP2003513125A (ja) * 1999-10-28 2003-04-08 エドワーズ ライフサイエンシーズ コーポレイション 天然ゴムラテックスの交換品としての熱可塑性エラストマー材料
US6833413B2 (en) 2000-05-09 2004-12-21 Asahi Kasei Kabushiki Kaisha Block copolymer and composition containing the copolymer
US8039553B2 (en) 2004-08-05 2011-10-18 Japan Elastomer Co., Ltd. Pressure-sensitive adhesive composition
US8563646B2 (en) 2008-04-14 2013-10-22 Asahi Kasei Chemicals Corporation Adhesive composition
JP2012162683A (ja) * 2011-02-08 2012-08-30 Toho Chem Ind Co Ltd ポリマーの製造方法
WO2015111675A1 (ja) 2014-01-23 2015-07-30 旭化成ケミカルズ株式会社 ブロック共重合体及び粘接着剤組成物
KR20160103063A (ko) 2014-01-23 2016-08-31 아사히 가세이 가부시키가이샤 블록 공중합체 및 점접착제 조성물
US10385243B2 (en) 2014-01-23 2019-08-20 Asahi Kasei Kabushiki Kaisha Block copolymer and adhesive composition
KR20160147832A (ko) 2014-05-19 2016-12-23 아사히 가세이 가부시키가이샤 수소 첨가 블록 공중합체 조성물 및 점접착제 조성물
US10323164B2 (en) 2014-05-19 2019-06-18 Asahi Kasei Kabushiki Kaisha Hydrogenated block copolymer composition and pressure-sensitive adhesive composition
KR20160147831A (ko) 2014-05-20 2016-12-23 아사히 가세이 가부시키가이샤 블록 공중합체의 크럼 및 점접착제 조성물

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4130983B2 (ja) 芳香族ビニル−イソプレンブロック共重合体混合物、その製法、およびそれを含む粘接着剤組成物
US4444953A (en) Assymetric block copolymers and corresponding adhesive formulations
US4391949A (en) Asymmetric block copolymers and corresponding adhesive formulations
US6987142B2 (en) Adhesives and sealants from controlled distribution block copolymers
US5399627A (en) Radial styrene-isoprene-butadiene multi-armed block copolymers and compositions and articles containing block copolymers
JP3947105B2 (ja) 粘・接着剤およびそれに好適なブロック共重合体
JP4427773B2 (ja) ブロック共重合体組成物、その製造方法及び粘着剤組成物
JP3556224B2 (ja) 接着剤用多ブロック水素化ポリマー
JP3267684B2 (ja) シーケンシャル重合したスチレン−イソプレン−スチレンブロックコポリマー接着剤組成物
JPH0798890B2 (ja) 粘着剤用ブロック共重合体組成物及び粘着剤組成物
US4148771A (en) Method of making novel rubbery block copolymers and pressure-sensitive adhesives
JPH07252462A (ja) ホットメルト接着剤組成物
JPS63248817A (ja) 線状ブロツク共重合体の製造方法
JPH08208781A (ja) 非対称ラジアルポリマーを含む低粘度接着剤組成物
JPH07304810A (ja) 工業的に用いうる二官能性陰イオン重合開始剤の製造方法およびその使用
JPH01266156A (ja) 粘着剤用ブロック共重合体組成物及び粘着剤組成物
JP2003261740A (ja) エラストマー組成物の製造方法
JPS61502131A (ja) ブロックコポリマ−を含む感圧接着剤
JP5402780B2 (ja) ホットメルト粘接着剤組成物
JPS61261310A (ja) 線状ブロック共重合体及びその製造方法
JP3575819B2 (ja) ブロック共重合体組成物及び粘着剤組成物
JPH07138547A (ja) 接着剤組成物
WO1999058604A1 (fr) Composition de copolymeres blocs de poly(vinyle aromatique)/polyisoprene leur procede de production et composition d'adhesif de contact
JPH09291266A (ja) ブロック共重合体を基剤とする不織布用接着剤組成物
JP7298476B2 (ja) 変性ブロック共重合体組成物