JPS63248701A - ヨウ化水素の高収率分解を利用する熱化学水素製造法 - Google Patents

ヨウ化水素の高収率分解を利用する熱化学水素製造法

Info

Publication number
JPS63248701A
JPS63248701A JP62082394A JP8239487A JPS63248701A JP S63248701 A JPS63248701 A JP S63248701A JP 62082394 A JP62082394 A JP 62082394A JP 8239487 A JP8239487 A JP 8239487A JP S63248701 A JPS63248701 A JP S63248701A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
hydrogen
adsorbent
iodine
hydrogen iodide
reaction
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP62082394A
Other languages
English (en)
Inventor
Saburo Shimizu
三郎 清水
Hayato Nakajima
隼人 中島
Kaoru Konuki
薫 小貫
Kazuo Komatsu
和夫 小松
Yasumasa Ikezoe
池添 康正
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Japan Atomic Energy Agency
Original Assignee
Japan Atomic Energy Research Institute
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Japan Atomic Energy Research Institute filed Critical Japan Atomic Energy Research Institute
Priority to JP62082394A priority Critical patent/JPS63248701A/ja
Publication of JPS63248701A publication Critical patent/JPS63248701A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
    • Y02E60/00Enabling technologies; Technologies with a potential or indirect contribution to GHG emissions mitigation
    • Y02E60/30Hydrogen technology
    • Y02E60/36Hydrogen production from non-carbon containing sources, e.g. by water electrolysis

Landscapes

  • Hydrogen, Water And Hydrids (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 この発明はヨウ素と二酸化硫黄を循環物質とする熱化学
水素−製造法に関するもので、原子炉などで生産される
高温熱エネルギーを用い水を分解して水素を製造しよう
とするものである。
従来の技術 熱化学水素製造法のうち、ヨウ素と硫黄を循環物質とし
、いくつかの熱化学反応を組み合わせ、水を分解して水
素と酸素を製造する方法は、ラッセル氏らの研究〔第1
回lセ界水素会議要旨集(1stWorld ILyd
rogen conference、 Proceed
lngs)第1巻IA −105ページ(197B)3
などにすでに発表されている。即ち、水溶液中で二酸化
硫黄に対し大過剰のヨウ素を添加して反応を進めれば、
生成物である硫酸とヨウ化水素酸は低比重の硫酸溶液(
モ1/415)が得られる。硫酸を分解して酸素を、ヨ
ウ化水素を分解して水素を、それぞれ発生させ、水素と
酸素以外の分解生成物を反応系に循環させる。これらの
工程を繰り返し行わせることにより、水と熱エネルギー
のみから、水を分解して水素と酸素を製造することがで
きる。
ポリヨウ化水素酸溶液中のヨウ化水素を分離・分解する
ために種々の工夫が行われている。ヨウ化水素の分離に
ついては、イ)リン酸で溶媒(水)を吸収し、ヨウ化水
素を得る方法、口)臭化水素を抽出剤として用いヨウ化
水素を高濃度に含む相を得る方法がGA [?epor
t GA −A18713 (1981)に報告されて
いる。また、ヨウ化水素の分解に関しては、イ)触媒を
用いる水相接触分解法、口)触媒付吸着剤を用いヨウ化
水素分解率を向上させるが、ヨウ素を吸着した吸着剤の
再生は温度スイングサイクルで行う方法、などがサンシ
ャイン計画研究開発成果報告書(昭和56年3月)に、
ハ)液相での接触分解または液相での均一系触媒による
分解がGA Report GA−16300に、それ
ぞれ、報告されている。
発明が解決しようとしている問題点 しかし、これらの方法においては、濃度の低下したリン
酸の脱水による再生あるいは温度スイング法における吸
着剤の再生に多量の熱を要する、などの難点がある。こ
のため、水素製造プロセスの装置コストおよび熱効率の
観点からみて、改良の余地があると考えられる。
問題点を解決するための手段 この発明においては、ヨウ素と二酸化硫黄を循環物質と
して用いる熱化学水素製造プロセスに関し、ポリヨウ化
水素酸溶液を蒸留してヨウ化水素(水蒸気を含む)ガス
をヨウ素から分離し、さらに、触媒担持吸着剤をヨウ素
の吸着剤として用い、生成するヨウ素を吸着除去しつつ
平衡を移動させることにより高収率でヨウ化水素を分解
し、水素を発生させる。吸着剤は、圧力スイング法でヨ
ウ素を脱着・回収することにより、再生させる。加える
に、従来の方法と同様に、硫酸溶液からは、蒸留により
硫酸を精製・濃縮させ、これを800°C以上の温度で
熱分解し、酸素を発生させるとともに二酸化硫黄を得る
。回収したヨウ素と二酸化硫黄を水溶液中で反応させ、
再び、硫酸溶液とポリヨウ化水素酸溶液を生成させる。
これらの工程を繰り返し行うことにより、水を熱化学的
に分解し、水素と酸素を製造することができる。反応お
よび分離工程は以下のように示すことができる:1  
+SO2+2H20= 2HI  +HSo    (1) 2HI  =2HI 十(x  1) 12    (
2)2HI+吸着剤−H+1  吸着剤   (3)1
2−吸着剤=12+吸着剤     (4)HSo  
−HO+SO2+1/202 (5)H0=H2+1/
202 本発明における特徴の1つは、ポリヨウ化水素酸溶液の
蒸留によりヨウ素を含まないヨウ化水素(水蒸気含有)
ガスを得るとの点である。このため、200℃から50
0℃の温度範囲で平衡分解率が20%程度のヨウ化水素
の熱分解工程への負担が軽減されている。さらに、特徴
は触媒付活性炭を用いる点であり、ヨウ化水素の気相接
触分解により生成するヨウ素は吸着剤に吸着されて気相
中での濃度が減少するために、分解反応は著しく生成系
に有利となる。従来、吸着剤の再生が温度スイング法で
実施できることは知られていた。
しかし、ヨウ素の高分圧下にヨウ素を吸着剤に吸着させ
、一方低分圧下における操作でヨウ素を脱着する、すな
わち、圧力スイング法で脱着することにより、吸着剤の
再生に要する熱エネルギーを低減することが期待できる
。これらの特徴のため、水素製造に関する熱効率をより
向上させ得る。適切な操作条件のもとて上述の反応工程
と分離工程を組み合わせることにより、高温ガス炉など
で生産される高温熱エネルギーを利用して、将来の有望
なエネルギー媒体である水素を製造することができる。
以下に、本発明を構成する反応および分離工程に関する
具体的な実施例を示す。
実施例 (1)ポリヨウ化水素酸および硫酸生成反応工程60℃
に保った容積300 mlの反応器に2.77moIj
のヨウ素とio、5monの水を仕込み、これに0.5
55mo!lの二酸化硫黄を導入して反応(1)を進行
させた。二酸化硫黄の全回を供給した後、窒素ガスを導
入し、未反応の二酸化硫黄を除去した。生成系は二液相
に分離しており、比重1.403の硫酸溶液相(llO
ml)と比重2.850のポリヨウ化水素酸溶液<27
0m1)とが得られた。化学分析の結果、硫酸溶液には
生成した硫酸の94%が存在しており、硫酸IIIlo
gあたりヨウ化水素0.03a+oNおよびヨウ素0.
02moNが混入している。ポリヨウ化水素酸溶液には
生成したヨウ化水素の97%が存在しており、ヨウ化水
素IIIlogあたりヨウ素2n+ofIと硫酸0.0
4111ogが含まれている。
(2)ポリヨウ化水素酸溶液蒸留工程 ヨウ化水素酸1 raoll当たりヨウ素4.0 mo
fIと水5.4 tnopを含むポリヨウ化水素酸溶液
を調整し、これを実段数7段の充填型分留管を用いて精
留した。水とヨウ素からなる少量の初留分が留出した後
、ヨウ素を殆ど含まない共沸組成のヨウ化水素酸溶液(
H1/I2/H2O−110,00215,3。
モル比)が得られた。蒸留で得られたヨウ化水素酸の全
量は仕込み量の93%である。ヨウ素は、融解した状態
で、蒸留釜中に分離された。
なお、ポリヨウ化水素酸溶液中に硫酸が混入している場
合には、蒸留の過程で反応(1)の逆反応により二酸化
硫黄が発生する。この二酸化硫黄の反応によりヨウ化水
素が消費され、硫黄とヨウ素が生成する。二酸化硫黄を
分留管と蒸留スチルの間で取り出すことにより、多世の
ヨウ化水素の消失をさけることができる。しかし、ポリ
ヨウ化水素酸中の硫酸を極力除去して蒸留することが、
(1)循環物質の物質収支、および(2)後段のヨウ化
水素分解触媒への被毒の2点からみて望ましい。
(3)ヨウ化水素分解反応工程 ヨウ素の吸着剤として活性炭を選び、この150gに1
.5gの白金を触媒としてを担持させた。白金触媒付活
性炭150gを充填した硬質ガラス製管型反応器に、共
沸組成のヨウ化水素酸溶液を0.54m1/winで窒
素ガス100 mlと共に供給し、ヨウ化水素の熱分解
反応を行わせた。反応時の圧力はlatm、反応温度は
200℃である。100m1nの反応により、発生した
水素は1230m1 (latm 、 20℃)であり
、ヨウ化水素の分解率としては25%に相当する。20
0℃での平衡分解率は15%であるから、その1.5倍
の収率で水素から得られた。未反応ヨウ化水素と分解生
成物ヨウ素の一部は、分解反応時に、活性炭層から破過
したが、これらの大部分は以下に示す吸着剤再生工程で
回収することができた。
(4)吸着剤再生工程 前項の工程(3)に用いたヨウ素を吸着した活性炭を再
生するために、500 ml/winで窒素ガスを供給
しつつ、200℃でヨウ素の脱着操作を行った。
脱着したヨウ素は、ヨウ化カリウム溶液に捕集し、定量
した。6hrの脱着操作で、未反応ヨウ化水素0.20
3111onとヨウ素0.049moRを脱着できた。
反応時に破過したものを合わせれば、ヨウ化水素0.2
96 trhoDとヨウ素0.051 ff1o1を回
収できた。ヨウ素と共に活性炭に吸着されたヨウ化水素
の分解は、触媒−吸着剤の最適な組み合わせを選定する
ことにより、促進することが可能と考えられる。
(5)硫酸分解反応 1wt%の白金触媒を担持させたアルミナを石英製管型
反応器に充填し、85vt%の硫酸溶液を0.12m1
/fiIinで供給し、硫酸熱分解反応を実施した。硫
酸の蒸発温度と熱分解温度は、それぞれ、450と88
0℃である。本反応の生成物は二酸化硫黄と酸素である
が、二酸化硫黄をポリヨウ化水素酸溶液に吸収させた後
、酸素を定量し、硫酸の分解率を求めた。接触時間0.
3秒で分解率は83%であった。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、ヨウ化水素を熱分解して水素と酸素を得る際に、ヨ
    ウ素を吸着剤に吸着させつつ反応を進めることにより、
    高収率で水素を得、その後圧力スイング法でヨウ素を脱
    着させることにより吸着剤を再生する方法。 2、水にヨウ素と二酸化硫黄を添加して硫酸溶液および
    ポリヨウ化水素酸溶液を得る工程を用いて多段熱化学法
    により水を分解して水素を製造するプロセスのうち、ポ
    リヨウ化水素酸溶液から蒸留法で分離したヨウ化水素の
    分解を、特許請求の範囲第一項記載の方法で実施する方
    法。
JP62082394A 1987-04-03 1987-04-03 ヨウ化水素の高収率分解を利用する熱化学水素製造法 Pending JPS63248701A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP62082394A JPS63248701A (ja) 1987-04-03 1987-04-03 ヨウ化水素の高収率分解を利用する熱化学水素製造法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP62082394A JPS63248701A (ja) 1987-04-03 1987-04-03 ヨウ化水素の高収率分解を利用する熱化学水素製造法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPS63248701A true JPS63248701A (ja) 1988-10-17

Family

ID=13773371

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP62082394A Pending JPS63248701A (ja) 1987-04-03 1987-04-03 ヨウ化水素の高収率分解を利用する熱化学水素製造法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS63248701A (ja)

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP0737648A3 (en) * 1995-04-10 1997-08-13 Air Prod & Chem Method for operating balance-controlled reactions
EP0737646A3 (en) * 1995-04-10 1998-06-03 Air Products And Chemicals, Inc. Process for operating equilibrium-controlled reactions
JP2005077145A (ja) * 2003-08-28 2005-03-24 Japan Atom Energy Res Inst (ヨウ素+ヨウ化水素酸+硫酸)溶液の定量分析法
JP2007204321A (ja) * 2006-02-02 2007-08-16 Mitsubishi Heavy Ind Ltd 高効率硫酸濃縮法を用いる水素製造装置
JP2018034125A (ja) * 2016-09-01 2018-03-08 国立研究開発法人日本原子力研究開発機構 ヨウ化水素分解触媒及び水素製造方法

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP0737648A3 (en) * 1995-04-10 1997-08-13 Air Prod & Chem Method for operating balance-controlled reactions
EP0737646A3 (en) * 1995-04-10 1998-06-03 Air Products And Chemicals, Inc. Process for operating equilibrium-controlled reactions
JP2005077145A (ja) * 2003-08-28 2005-03-24 Japan Atom Energy Res Inst (ヨウ素+ヨウ化水素酸+硫酸)溶液の定量分析法
JP2007204321A (ja) * 2006-02-02 2007-08-16 Mitsubishi Heavy Ind Ltd 高効率硫酸濃縮法を用いる水素製造装置
JP2018034125A (ja) * 2016-09-01 2018-03-08 国立研究開発法人日本原子力研究開発機構 ヨウ化水素分解触媒及び水素製造方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPS6260128B2 (ja)
US3331190A (en) Removal of acetylenes from gaseous streams with silver zeolites
JPH0230291B2 (ja)
JPS63248701A (ja) ヨウ化水素の高収率分解を利用する熱化学水素製造法
US4582645A (en) Carbonate production
JPH0349609B2 (ja)
JP3856872B2 (ja) 高純度一酸化炭素の製造方法
US5693306A (en) Production process for refined hydrogen iodide
JPH03264551A (ja) メタクリル酸メチルの回収方法
JP3397370B2 (ja) 高純度一酸化炭素の製造方法
JP2965181B2 (ja) カテコールの製法
JP3041445B2 (ja) 高純度一酸化炭素の製造方法
JP3822981B2 (ja) 高純度一酸化炭素の製造方法
JPH0471007B2 (ja)
JPS6131041B2 (ja)
US4359368A (en) Deuterium exchange between hydrofluorocarbons and amines
JP4028342B2 (ja) 天然ガスから高級炭化水素を除去する方法
EP0017020B1 (en) Process for hydrogen isotope separation using hydrofluorocarbons
US3535079A (en) Method for fractionation of carbon isotopes
Oosawa The decomposition of hydrogen iodide and separation of the products by the combination of an adsorbent with catalytic activity and a temperature-swing method.
JP5106198B2 (ja) メタノール含有ガスからのヨウ化メチル除去方法
JPH0716604B2 (ja) 一酸化炭素吸着剤
JPS62114646A (ja) 一酸化炭素吸着剤の製法
JPS6265919A (ja) Co分離回収用吸着剤、その製造法およびそれを用いてcoを分離回収する方法
SU812323A1 (ru) Состав дл очистки газа