JPS63247886A

JPS63247886A - Ｉｄカ−ドの識別装置

Info

Publication number: JPS63247886A
Application number: JP62081029A
Authority: JP
Inventors: Hirokazu Tanaka; 宏和田中; Kiyomitsu Ishikawa; 清光石川
Original assignee: Stanley Electric Co Ltd
Current assignee: Stanley Electric Co Ltd
Priority date: 1987-04-03
Filing date: 1987-04-03
Publication date: 1988-10-14

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】「産業上の利用分野」この発明は、光線を利用したＩＤカードの識別装置に関
し、例えば、各人を識別して特定の部屋への入室の許否
あるいはその管理またはドアの自動解錠などを行なうた
め、各人に携帯させた身分識別カード（ＩＤカード）を
識別するために利用する識別装置である。

「従来の技術」特定の部屋への入室の許否を判断するために、各人に身
分識別カード（１０カード）を携帯させ、これを入室時
に提示させたり、あるいは該ＩＤカードに磁気部を形成
しておき磁気記録コードを確認するなどの方法が講じら
れている。

このようなＩＤカードは、特定の部屋への入室の許否判
断のほか、ドアなどの自動解錠、各人の出退勤の管理な
どに用いられる。

また、磁気記録カード以外に赤外線信号を用いたＩＤカ
ードがある。この赤外線信号を利用したＩＤカード１は
、各人が該ＩＤカード１を例えば胸ポケットなどに差し
込んで携帯し、第５図に示すように、入室を規制するド
アなどの上方に設置された固定受信機２から発せられる
赤外線信号の照射範囲Ａ内に入ると、このＩＤカード１
がその赤外線信号を受信して動作を開始し、このＩＤカ
ード固有のコード化情報にしたがう赤外線信号を上記固
定受信機２に向かって発射する。固定受信機２が赤外線
信号を受信することにより、その信号処理部３がこのＩ
Ｄカードｌを携帯している者の身分を判断し、関連機器
４を動作させてドアの解錠などを行なう。

「発明が解決しようとする問題点」上記ＩＤカード１は、各人の身分を識別するためのもの
であるから、それを携帯する者によってそのＩＤカード
ｌが有するコード情報が異なる。

識別すべき者が単独で照射範囲Ａ内に入る場合には、単
一のＩＤカード１についてのみ識別を行なえばよいが、
しかし、複数人が同時に照射範囲Ａ内に入り、各人が有
するＩＤカード１から各別の赤外線信号が発せられる場
合には、固定受信機２で受信する信号の処理系統が単一
であるためこれら複数人の識別を行なうことが困難とな
るという問題が生じる。

そこで、この発明は、固定受信機の受信範囲に複数人が
ほぼ同時に入った場合でも、各別の赤外線信号を処理し
て各人についてその身分を確実に識別することができる
ＩＤカードの識別装置を提供することを目的としている
。

「問題点を解決するための手段」上記の目的を達成するため、この発明では、ＩＤカード
から発せられる光線信号を受信する受信機と、受信信号
から上記ＩＤカードを識別する信号処理部とを備えた識
別装置において、受信機の総受信範囲を複数の単範囲に
分割し、これら複数の単範囲各々に対応させた複数の受
光素子を設けると共に、受光素子各々の受光信号を個別
に処理する信号処理部を備えたことを特徴とするＩＤカ
ードの識別装置を提案する。

「作用」例えば、上記分割された総受信範囲にＩＤカードを携帯
する者が入ると、少なくとも上記単範囲のうちのいずれ
かに入る。したがって、この単範囲に対応した受光素子
が受光信号を出力し信号処理部が上記ＩＤカードから発
せられる光線信号にしたがって動作してその信号の確認
を行なう。この信号処理部の判断に応じてドアの解錠や
通行者が誰であるかが記録されるなど関連機器が動作す
る。

複数人が入った場合にも、各人はいずれかの単範囲に入
ることになり、各々の単範囲で独立して信号処理が行な
われる。

「実施例」以下、図示した実施例に基づいてこの発明に係るＩＤカ
ードの識別装置を説明する。

従来と同様に、固定受信機は第５図に示すように入室を
規制するドアなどの上方に設置されており、第１図は第
５図を上方から見た構成図である。

固定受信機２の前部には集光レンズ１０が設けてあり、
この集光レンズ１０の後方に受光素子１１．１２．１３
が配設しである。受光素子１１．１２．１３は、第１図
上二点鎖線で示した各単範囲２１．２２．２３内から発
せられる赤外線信号を受信する。これら単範囲２１．２
２．２３の全体が総受信範囲２０を形成している。

受光素子１１．１２．１３には、各々に対応して信号処
理部１４．１５．１６を接続して受光素子１１．１２．
１３で受光された赤外線信号を各々に対応した信号処理
部１４．１５．１６で判断させる。これら信号処理部１
４．１５．１６には、表示部１７を接続し、信号処理部
１４．１５．１６での判断の結果を表示させ、また、こ
れらの判断に応じて動作する関連機器１８が設けである
。

第２図は上記受光素子１１．１２．１３の具体例を示す
、なお、同図は第１図に示す受光素子１１．１２．１３
を左方向から見た状態を示したものである。

単範囲２１内にＩＤカード２４を携帯した者が、単範囲
２２内にＩＤカード２５を携帯した者が、単範囲２３内
にＩＤカード２６を携帯した者が入ったと仮定すると、
ＩＤカード２４が発する赤外線信号は受光素子１１で受
信され、ＩＤカード２５が発する赤外線信号は受光素子
１２で受信され、ＩＤカード２６が発する赤外線信号は
受光素子１３で受信される。そして、各々の受光素子１
１．１２．１３に応じた信号処理部１４．１５．１６で
各々の赤外線信号が判断され、その結果、例えば、単範
囲２１にいる者は入室等が拒否され、単範囲２２．２３
にいる者は入室等が許される旨が表示部１７に表示され
る。そして、関連機器１８が動作して入室等が許された
者についてのみドアが解錠される。

また、各単範囲に複数の者が入いることがあり、例えば
、単範囲２２にＩＤカード２５を携帯する者とＩＤカー
ド２７を携帯する者とが入いると、これらの者は全く同
時には単範囲２２に入いるのではないから、先に入った
者のＩＤカードの赤外線信号が上記同様にして信号処理
部によって判断される。

第２図に示すように３つの受光素子１１．１２．１３を
並べた場合には、例えば、単範囲２１と２２との境の部
分にＩＤカード２４を携帯した者が位置したときには、
受光素子１１と１２とでＩＤカード２４が発する赤外線
信号を受信することにより、これら受光素子の受光量が
半減し、信号処理部の信号処理が不充分となることがあ
る。

そこで、このような場合でも確実に赤外線信号を受信で
きるように、第３図（ａ）に示すところの受光素子を設
ける。これは、受光素子１１と１２の端部にこれらの境
の延長線を中心線とする受光素子３１を、受光素子１２
と１３の端部にこれらの延長線を中心線とする受光素子
３２を配設したものである。この受光素子によれば、上
記したように受光素子１１と１２との境にＩＤカード２
４が位置した場合にも、このＩＤカード２４から発せら
れる赤外線信号が受光素子３１に入力されるから、この
１０カード２４を携帯した者の身分が確実に判断される
。

なお、受光素子を第２図及び第３図（ａ）のように構成
すれば、ＩＤカードを携帯する者が第５図上左右方向に
移動したときの分解能は必要ではないので、集光レンズ
１０として柱状レンズ（シリンドリカル）を使用しても
よい。

第３図（ｂ）に示す実施例は、総受信範囲２０の大きさ
に応じた受光素子の形状としたものである。

上記実施例のようにＩＤカードを携帯する者が通る個所
を斜め上方から赤外線信号を発射して総受信範囲２０が
形成される場合は、受信機のある手前側では幅員が狭く
遠い側では幅員が広い。したがって、第３図（ａ）に示
すように、受光素子１１．１２．１３を並べて全体を台
形にしたものを用いると、照射範囲の形状に応じて受光
範囲が定まり、より確実な判断ができるようになる。

以上の実施例では、ＩＤカードから発せられる赤外線信
号を一つの集光レンズ１０を通過させるものを示したが
、第４図に示すように、各々の受光素子１１．１２．１
３に対応した集光レンズ１０ａ、１０ｂ、１０ｃを通過
させるように構成してもよいし、また、区分した単範囲
の数や受光素子数などは任意に増減することができ、特
に、受光素子は複数個のものを個別に設ける他に、一つ
の受光素子の受光面を複数の部分に電気的に分割した構
成のものでもよい。

さらに、上記実施例では赤外線を交信信号としたが、こ
れにかぎらず近赤外線やその他の光線を交信信号として
利用したＩＤカードの識別装置として実施することがで
きる。

なお、本発明はＩＤカードを携帯した者の身分を識別す
る装置にかぎらず、例えば、ベルトコンベヤーに運搬さ
れる荷物にＩＤカードを装備させ、所定の位置を通過す
る荷物をＩＤカードの固有のコード情報によって識別す
る装置などとして利用することができる。

「発明の効果」以上説明したように、この発明に係るＩＤカードの識別
装置によれば、複数の者が受信範囲に入る場合でも、確
実にＩＤカードを携帯する者の身分を識別することがで
きるし、集光レンズ等の光学素子により集光屈折等が容
易なため、各ＩＤカードから発せられる信号の分離が確
実となる。

さらに、ＩＤカードを携帯した複数の者が受信範囲に入
った場合でも、それらの信号処理を並行して行なうこと
ができるから処理時間を短くできる。

【図面の簡単な説明】

第１図はこの発明に係るＩＤカードの識別装置の概略を
示す平面図、第２図は第１図上の受光素子の左側面図、
第３図は受光素子の他の実施例を示す第１図上の左側面
図、第４図は識別装置の他の実施例を示す概略平面図、
第５図はＩＤカードとその信号を受信する固定受信機の
関係を説明する簡略図である。１０・・・集光レンズ１１．１２．１３・・・受光素子１４．１５．１６・・・信号処理部１７・・・表示部１８・・・関連機器２０・・・総受信範囲２１．２２．２３・・・単範囲２４．２５．２６．２７・・・ＩＤカード特許出願人　
　　スタンレー電気株式会社第１図第３図

Claims

【特許請求の範囲】

ＩＤカードから発せられる光線信号を受信する受信機と
、受信信号から上記ＩＤカードを識別する信号処理部と
を備えた識別装置において、受信機の総受信範囲を複数
の単範囲に分割し、これら複数の単範囲各々に対応させ
た複数の受光素子を設けると共に、受光素子各々の受光
信号を個別に処理する信号処理部を備えたことを特徴と
するＩＤカードの識別装置。