JPS5911546B2 - 硬化体用組成物 - Google Patents
硬化体用組成物Info
- Publication number
- JPS5911546B2 JPS5911546B2 JP15781279A JP15781279A JPS5911546B2 JP S5911546 B2 JPS5911546 B2 JP S5911546B2 JP 15781279 A JP15781279 A JP 15781279A JP 15781279 A JP15781279 A JP 15781279A JP S5911546 B2 JPS5911546 B2 JP S5911546B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- composition
- strength
- gypsum
- specific surface
- surface area
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
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- Curing Cements, Concrete, And Artificial Stone (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は硬化体用組成物に関する。
更に詳しくは、半水石こうと酸化でんぷんまたは可溶性
でんぷんとを混合し、粉砕した硬化体用組成物に関する
。
でんぷんとを混合し、粉砕した硬化体用組成物に関する
。
石こう硬化体は、耐火性に優れ、各種建築材料に使用さ
れ、殊に石こうボード芯材として有用である。
れ、殊に石こうボード芯材として有用である。
しかしながら石こう硬化体は強度が小さく、脆いために
、これまで各種の工夫がなされてきた。
、これまで各種の工夫がなされてきた。
例えばガテ久繊維を使用する方法ポリアクリルアミド、
ポリ酢酸ビニル、尿素−ホルマリン初期縮合物、でんぷ
ん等の有機化合物を使用する方法、硬化体を鉄板、無機
質板で被覆する方法、半水石こう粉砕して使用する方法
等である。
ポリ酢酸ビニル、尿素−ホルマリン初期縮合物、でんぷ
ん等の有機化合物を使用する方法、硬化体を鉄板、無機
質板で被覆する方法、半水石こう粉砕して使用する方法
等である。
しかしながら、これらの方法は添加物が高価であったり
、工程が繁雑であったり、効果が充分でない等の欠陥を
有し、必ずしも満足しうるものではない。
、工程が繁雑であったり、効果が充分でない等の欠陥を
有し、必ずしも満足しうるものではない。
そこで本発明者らは、石こう硬化体強度を大ならしめる
方法について検討した結果、以下に詳述する本発明を完
成するに至ったものである。
方法について検討した結果、以下に詳述する本発明を完
成するに至ったものである。
即ち、本発明は半水石こうと酸化でんぷんまたは可溶性
でんぷんとを混合粉砕して、比表面積５０００〜９００
０ ｃｒｉｔ／ ｇとした硬化体用組成物に関する。
でんぷんとを混合粉砕して、比表面積５０００〜９００
０ ｃｒｉｔ／ ｇとした硬化体用組成物に関する。
本発明の骨子とするところは半水石こうと酸化でんぷん
または可溶性でんぷんを混合共砕することにある。
または可溶性でんぷんを混合共砕することにある。
判官すれば半水石こうと酸化でんぷんまたは可溶性でん
ぷんを別々に粉砕し、これを後に混合し、石こう硬化体
を製造しても、強度の向上は半水石こうの粉砕による強
度の向上とこれらでんぷん類の添加による若干の強度向
上のみであるが共砕すれば著しい強度の増大が期待でき
るということである。
ぷんを別々に粉砕し、これを後に混合し、石こう硬化体
を製造しても、強度の向上は半水石こうの粉砕による強
度の向上とこれらでんぷん類の添加による若干の強度向
上のみであるが共砕すれば著しい強度の増大が期待でき
るということである。
また、本発明の如き混合共砕効果はでんぷんあるいはデ
キストリンでは全く認められないということは真に驚く
べきことである。
キストリンでは全く認められないということは真に驚く
べきことである。
今、これらの事実を実験例を用いて説明すれば次の通り
である。
である。
実験例 １
比表面積４２００ｃｉ￥／９の半水石こう１００重量部
にでんぷん、酸化でんぷん、可溶性でんぷん、デキスト
リンを各々１重量部加え、比表面積７０００ｃｒｉ／
、！９になるまで粉砕したもの（１）、比表面積４２０
０ｄ／ｇの半水石こうを７０００ｃｒｉＬ／ ｆｌにな
るまで粉砕し、粉砕半水石こう１００重量部に上記各で
んぷん類１重量部を加え、混合したもの（２入圧表面積
７０００ｆｆｌ／、９に粉砕した粉砕半水石こう単味（
３）及び未粉砕半水石こう（４）を供試品として用いて
下記の方法により硬化体を製造し、その乾燥曲げ強度を
測定した。
にでんぷん、酸化でんぷん、可溶性でんぷん、デキスト
リンを各々１重量部加え、比表面積７０００ｃｒｉ／
、！９になるまで粉砕したもの（１）、比表面積４２０
０ｄ／ｇの半水石こうを７０００ｃｒｉＬ／ ｆｌにな
るまで粉砕し、粉砕半水石こう１００重量部に上記各で
んぷん類１重量部を加え、混合したもの（２入圧表面積
７０００ｆｆｌ／、９に粉砕した粉砕半水石こう単味（
３）及び未粉砕半水石こう（４）を供試品として用いて
下記の方法により硬化体を製造し、その乾燥曲げ強度を
測定した。
その結果は第１表の通りである。
（イ）硬化体の製造方法
供試品１００ｇに水８０ｃｃ、凝結促進剤（硫酸カリ）
ｏ、ｓ、ｐ、泡沫２５ ｃｃを加え、混練し、金型に流
し込み１７０℃で４５分間乾燥した。
ｏ、ｓ、ｐ、泡沫２５ ｃｃを加え、混練し、金型に流
し込み１７０℃で４５分間乾燥した。
即ち、でんぷん、デキストリンでは共砕効果はほとんど
認められないが、酸化でんぷん、可溶性でんぷんでは著
しい共砕効果が認められる。
認められないが、酸化でんぷん、可溶性でんぷんでは著
しい共砕効果が認められる。
次に比表面積と強度の関係について言えば比表面積は概
ね５０００ｄ／ｇ〜９０００ｃ１１１／ｇの範囲であっ
て、この範囲を逸脱すると強度は小さくなる。
ね５０００ｄ／ｇ〜９０００ｃ１１１／ｇの範囲であっ
て、この範囲を逸脱すると強度は小さくなる。
実験例 ２
比表面積４２００ｃｒｉｔ／ ｇの半水石こう１００重
量部に０．６重量部の可溶性でんぷんを加え、粉砕し各
種の比表面積を有する粉砕物を供試品として硬化体を実
験例１と同様の方法により製造し、比表面積と乾燥曲Ｕ
強度との関係を調べた。
量部に０．６重量部の可溶性でんぷんを加え、粉砕し各
種の比表面積を有する粉砕物を供試品として硬化体を実
験例１と同様の方法により製造し、比表面積と乾燥曲Ｕ
強度との関係を調べた。
さて、半水石こうに対する酸化でんぷんまたは可溶性で
んぷんの添加割合は０．１重量係以上が望ましく、添加
量が増加するに従って、強度は増大する。
んぷんの添加割合は０．１重量係以上が望ましく、添加
量が増加するに従って、強度は増大する。
しかしながら、１００重量部上の添加は強度との関係で
経済的でない。
経済的でない。
本発明に使用する粉砕機としては圧縮粉砕型、衝撃圧縮
粉砕型、せん断粉砕型、摩擦粉枠型等各種のものを使用
することができる。
粉砕型、せん断粉砕型、摩擦粉枠型等各種のものを使用
することができる。
本発明硬化体用組成物を石このボード芯材として使用す
るときは芯材強度のみならず、原紙との接着性も著しく
向上する。
るときは芯材強度のみならず、原紙との接着性も著しく
向上する。
尚、硬化体製造に際して、無機繊維、有機、無機系強度
向上剤、各種充填剤等を添加併用しうろことは勿論であ
る。
向上剤、各種充填剤等を添加併用しうろことは勿論であ
る。
以下に本発明の実施例を掲げる。
実施例 １
りん酸石こうを焼成して得た比表面積３９００ｄ／ｇの
半水石こう１００重量部に酸化デンプン（商品名赤玉ソ
ルブルスター４）１重量部を添加し、振動ボールミルで
２分間粉砕し、比表面積７２００ｃｒｉｔ／ ＆の硬化
体用組成物を得た。
半水石こう１００重量部に酸化デンプン（商品名赤玉ソ
ルブルスター４）１重量部を添加し、振動ボールミルで
２分間粉砕し、比表面積７２００ｃｒｉｔ／ ＆の硬化
体用組成物を得た。
この硬化体用組成物２００ｇに水１６０ｇ、凝結促進剤
（硫酸カリ）２ｇ、泡沫６０ｃｃを加えて混合した半水
石こうスラリーを用いて、厚さ９龍の石こうボードを製
造した（本発明例）。
（硫酸カリ）２ｇ、泡沫６０ｃｃを加えて混合した半水
石こうスラリーを用いて、厚さ９龍の石こうボードを製
造した（本発明例）。
得られた石こうボードについてＪＩＳ −Ａ−６９０１
による接着試験、ＪＩＳ −Ａ−１４０８による曲げ強
度試験を行い、第３表に示す結果を得た。
による接着試験、ＪＩＳ −Ａ−１４０８による曲げ強
度試験を行い、第３表に示す結果を得た。
尚、比較のため上記と同一の半水石こう単味を比表面積
７２００ｃｒｉｔ／ｇまで粉砕したものについても上記
と同様の試験を行った。
７２００ｃｒｉｔ／ｇまで粉砕したものについても上記
と同様の試験を行った。
実施例 ２
比表面積３７００ｃｒｉＬ／ ｇの半水石こう１００重
量部に可溶性でんぷん（商品名ラスターゲン）１重量部
を加えて振動ボールミルで３分間粉砕し、比表面積８１
００ｃｒａ／＆の硬化体用組成物を得た。
量部に可溶性でんぷん（商品名ラスターゲン）１重量部
を加えて振動ボールミルで３分間粉砕し、比表面積８１
００ｃｒａ／＆の硬化体用組成物を得た。
この硬化体用組成物１００ｇに水８ｏｇ、凝結促進剤（
硫酸カリ）ｏ、ｓｇ、泡沫２５ｃｃを加えて、スラリー
をつくり２×２×８ＣｒｆＬの金型に入れて１７０℃で
４５分間乾燥し、乾燥曲げ強度を測定した結果３７．０
ｋｇ／ｃｙｙｔであった。
硫酸カリ）ｏ、ｓｇ、泡沫２５ｃｃを加えて、スラリー
をつくり２×２×８ＣｒｆＬの金型に入れて１７０℃で
４５分間乾燥し、乾燥曲げ強度を測定した結果３７．０
ｋｇ／ｃｙｙｔであった。
一方、比較のため可溶性でんぷんに代えて、デキストリ
ンを使用し、上記と同様の方法により、硬化体を製造し
、乾燥曲げ強度を測定した結果、２８．５ ｋｇ／ｃｙ
ｒｔであった。
ンを使用し、上記と同様の方法により、硬化体を製造し
、乾燥曲げ強度を測定した結果、２８．５ ｋｇ／ｃｙ
ｒｔであった。
Claims (1)
- １ 半水石こうと酸化でんぷんまたは可溶性でんぷんと
を混合粉砕して比表面積を５０００〜９０００ｃＩＩＬ
／ｇとした硬化体用組成物。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP15781279A JPS5911546B2 (ja) | 1979-12-04 | 1979-12-04 | 硬化体用組成物 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP15781279A JPS5911546B2 (ja) | 1979-12-04 | 1979-12-04 | 硬化体用組成物 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS5684351A JPS5684351A (en) | 1981-07-09 |
| JPS5911546B2 true JPS5911546B2 (ja) | 1984-03-16 |
Family
ID=15657823
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP15781279A Expired JPS5911546B2 (ja) | 1979-12-04 | 1979-12-04 | 硬化体用組成物 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS5911546B2 (ja) |
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS62195940A (ja) * | 1986-02-24 | 1987-08-29 | Tenporarii Center:Kk | 追跡装置 |
| JPS62293459A (ja) * | 1986-06-13 | 1987-12-21 | Kokusai Electric Co Ltd | 事業所内の従業員位置感知システム |
| JPS63247886A (ja) * | 1987-04-03 | 1988-10-14 | Stanley Electric Co Ltd | Ｉｄカ−ドの識別装置 |
| JPH04185024A (ja) * | 1990-11-20 | 1992-07-01 | Fujitsu General Ltd | Ａｖｍシステム |
| US6256274B1 (en) | 1992-09-09 | 2001-07-03 | Sony Corporation | Data erasure preventing method and circuit thereof and optical disc apparatus mounting the same |
-
1979
- 1979-12-04 JP JP15781279A patent/JPS5911546B2/ja not_active Expired
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS62195940A (ja) * | 1986-02-24 | 1987-08-29 | Tenporarii Center:Kk | 追跡装置 |
| JPS62293459A (ja) * | 1986-06-13 | 1987-12-21 | Kokusai Electric Co Ltd | 事業所内の従業員位置感知システム |
| JPS63247886A (ja) * | 1987-04-03 | 1988-10-14 | Stanley Electric Co Ltd | Ｉｄカ−ドの識別装置 |
| JPH04185024A (ja) * | 1990-11-20 | 1992-07-01 | Fujitsu General Ltd | Ａｖｍシステム |
| US6256274B1 (en) | 1992-09-09 | 2001-07-03 | Sony Corporation | Data erasure preventing method and circuit thereof and optical disc apparatus mounting the same |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS5684351A (en) | 1981-07-09 |
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