JPS63246673A - ケトンおよびアルデヒド類の検出法およびその器具 - Google Patents

ケトンおよびアルデヒド類の検出法およびその器具

Info

Publication number
JPS63246673A
JPS63246673A JP62325145A JP32514587A JPS63246673A JP S63246673 A JPS63246673 A JP S63246673A JP 62325145 A JP62325145 A JP 62325145A JP 32514587 A JP32514587 A JP 32514587A JP S63246673 A JPS63246673 A JP S63246673A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
acetone
nitroprusside
sample
solid matrix
exhaled
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP62325145A
Other languages
English (en)
Inventor
サマー・ケイ・クンドゥ
リチャード・ダブリュ・ジョージ
スティーブン・シー・マーチ
サンボーン・ルトナラク
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Abbott Laboratories
Original Assignee
Abbott Laboratories
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Abbott Laboratories filed Critical Abbott Laboratories
Publication of JPS63246673A publication Critical patent/JPS63246673A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61BDIAGNOSIS; SURGERY; IDENTIFICATION
    • A61B5/00Measuring for diagnostic purposes; Identification of persons
    • A61B5/48Other medical applications
    • A61B5/4869Determining body composition
    • A61B5/4872Body fat
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61BDIAGNOSIS; SURGERY; IDENTIFICATION
    • A61B5/00Measuring for diagnostic purposes; Identification of persons
    • A61B5/08Detecting, measuring or recording devices for evaluating the respiratory organs
    • A61B5/083Measuring rate of metabolism by using breath test, e.g. measuring rate of oxygen consumption
    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01NINVESTIGATING OR ANALYSING MATERIALS BY DETERMINING THEIR CHEMICAL OR PHYSICAL PROPERTIES
    • G01N33/00Investigating or analysing materials by specific methods not covered by groups G01N1/00 - G01N31/00
    • G01N33/48Biological material, e.g. blood, urine; Haemocytometers
    • G01N33/50Chemical analysis of biological material, e.g. blood, urine; Testing involving biospecific ligand binding methods; Immunological testing
    • G01N33/64Chemical analysis of biological material, e.g. blood, urine; Testing involving biospecific ligand binding methods; Immunological testing involving ketones
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y10TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC
    • Y10TTECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER US CLASSIFICATION
    • Y10T436/00Chemistry: analytical and immunological testing
    • Y10T436/20Oxygen containing
    • Y10T436/200833Carbonyl, ether, aldehyde or ketone containing
    • Y10T436/202499Formaldehyde or acetone

Landscapes

  • Health & Medical Sciences (AREA)
  • Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Molecular Biology (AREA)
  • Biomedical Technology (AREA)
  • General Health & Medical Sciences (AREA)
  • Pathology (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Veterinary Medicine (AREA)
  • Urology & Nephrology (AREA)
  • Biophysics (AREA)
  • Heart & Thoracic Surgery (AREA)
  • Medical Informatics (AREA)
  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Surgery (AREA)
  • Animal Behavior & Ethology (AREA)
  • Hematology (AREA)
  • Public Health (AREA)
  • Immunology (AREA)
  • Pulmonology (AREA)
  • Emergency Medicine (AREA)
  • Cell Biology (AREA)
  • Microbiology (AREA)
  • Biochemistry (AREA)
  • Obesity (AREA)
  • Analytical Chemistry (AREA)
  • Medicinal Chemistry (AREA)
  • Food Science & Technology (AREA)
  • Biotechnology (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Physiology (AREA)
  • Investigating Or Analysing Biological Materials (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、流体(液体または気体)試料中のケトン類お
よびアルデヒド類を検出する方法および材料に関する。
さらに詳しくは、血液、尿および呼気試料などの生理的
流体中のケトンおよびアルデヒド濃度を定量する方法、
試薬および器具に関する。本発明は、さらに、ダイエツ
ト、運動、糖尿病の症状などにおいて、呼気中のアセト
ン濃度を定量することにより、それらの効果をモニター
する方法およびその試薬および器具に関する。
従来技術 ケトン体(一般にアセトン、アセト酢酸およびβ−ヒド
ロキシ酪酸を意味する)は、貯蔵トリグリセライド類の
低下による相対的または絶対的炭水化物欠損の場合に血
中に蓄積される傾向があることが知られている。ケトン
体の過剰生成の工程はよく知られてはいないが、肝臓に
よる長鎖脂肪酸の酸化増大に関連するといわれている。
とくに、アセト酢酸およびβ−ヒドロキシ酪酸は、アセ
トアセチルコンエンザイムAによる脂肪酸の酸化におい
て中間体として肝臓で形成される。アセトンは、アセト
酢酸の自然視カルボン酸により形成される。平常状態で
は、該中間生成物はさらに二酸化炭素および水に分解さ
れ、そのケトン生成物は血流中には顕著な濃度では含ま
れない。しかしながら、ある種の代謝および疾病状態で
は、これらの中間体の平常の分解が妨げられ、その結果
、血流中に蓄積される。
血清中のケトン濃度の定量は、糖尿病、消化器疾患、腎
臓不全、血尿および悪性腫瘍などの臨床状態と増大した
血清ケトン濃度との相関関係の点から重要である。これ
らの疾患においては一ケトン体は血流中に流れ、代謝ア
シド−シス(ケト−シス)を誘き起す。ケト−シスの開
始をモニターすることは糖尿病の監視にとくに重要であ
る。なぜなら、ケト−シスの発生はインシュリン投与量
の変更または他の疾病の処置の必要性を示すものである
からである。
血清中に存在する種々のケトンおよびアルデヒド成分の
濃度測定および同定は化学的またはクロマトグラフィ分
析によって直接行なわれる。そのような直接的分析法に
よりはy正確な血清ケトンおよびアルデヒド濃度の測定
が可能であるが、分析用血清を得るための採血などの多
くの欠点がある。さらに、血液を保存していると、保存
中にアセト酢酸がアセトンに分解されるため、その分析
は迅速に行なわなければならない。また、化学的方法に
より血清中のケトンおよびアルデヒド類を分析する場合
、種々の試薬および操作が必要であって、消費者が用い
る場合に煩雑かつ不便である。
さらには、ガスクロマトグラフィなどのある種のクロマ
トグラフィ法では一般の消費者では実施できず、専門家
による実施が必要である。
血清中のケトン濃度を直接測定するには多くの制約があ
るため、多くの研究者は尿中のケトン体を試験する方法
を開発しようと研究している。尿中のケトン体の濃度は
血清ケトン濃度とは完全には相関しないことが知られて
いる。尿中ケトン濃度は多くの7アクターにより変化し
、血清ケトン濃度とは直接比例しないけれども、尿中ケ
トンの検出は簡単でしかも比較的安価に行ないうる血清
ケトン濃度のモニタ一方法である。このような方法は、
糖尿病患者により家庭および臨床病院の両方で広く採用
されている。
尿中ケトン濃度の測定用の数多の器具および方法が知ら
れている。ある方法では、アルカリ溶液中でアセトンと
サリチルアルデヒドを反応させて濃い橙色〜赤色の化合
物であるサリチラルアセトンを生成させる方法が採用さ
れている。そのような溶液ではアセト酢酸はアルカリに
よりアセトンに変換され、それらがさらに発色反応に寄
与する。
カムレットの米国特許第2283262号には、尿など
の溶液中のアセトンおよびアセト酢酸の測走用組成物が
開示されている。このものは、サリチルアルデヒドのア
ルカリ金属またはアルカリ土類金属のビスルフイト付加
物から選ばれる1種およびアルカリ金属またはアルカリ
土類金属の酸化物または水酸化物から選ばれる1種の乾
燥混合物からなる。
多くの方法で、ケトンまたはアルデヒドなどのカルボニ
ル基含有化合物をアミンの存在下にニトロプルシドにト
ロフェリシアニド)と反応させて発色複塩を生成させる
リーガル(Legal)法を利用している。アセトンは
水性条件下ではニトロプルシドとゆっくり反応するが、
アセト酢酸は100〜200倍速い反応速度を示し、そ
のため、水性条件下でリーガル反応を行なうと、アセト
ン、アセトン体またはケトン体の検出ではまず第1にア
セト酢酸の検出がなされる。発色反応は、ニトロプルシ
ドのニトロソ基が分析物とカップリング反応して中間体
を生成し、その中間体がアミンと複合して特定のアミン
の発色特性を生じることによって起るものと考えられる
。複塩の生成では、ニトロプルシドの3価イオンが還元
されて2価になる。
しかし発色複塩は、ニトロプルシドがアルカリ性溶液中
で早急に分解されるため、不安定である。
さらに、ニトロプルシド塩は湿気の存在および高いpH
領域で分解される。貯蔵中にしばしば褐色の分解物が生
成し、それが検出試験の感度を妨げる。このような種々
の制約のため、従来から、ニトロプルシドとアミンまた
はアミノ酸混合物を各種の緩衝剤、金属塩、有機塩、有
機安定剤、ポリマーなどと併用して発色複塩の安定化を
図る多くの試みがなされている。生理的流体中の主とし
て検出されるす折物はアセト酢酸であるが、液体試料中
の種々のケトン体を検出するには多くの試薬を併用する
のが好ましいようである。
7オーチユンの米国特許第2,186.902号には、
尿試料中のアセトン(実際にはアセト酢酸)の検出に、
アンモニアおよび可溶性カーボネート類の存在下に可溶
性二トロプルシドクロモーゲンを用いることが開示され
ている。色の変化をみてアセトン濃度の定量を行なって
いる。
ギヤラットの米国特許第2.362.478号には、液
体試料中のアセトン(実際にはアセト酢酸)の検出用の
固体試薬が開示されている。この試薬は粉末状の無水可
溶性ニトロプルシド、顆粒状の無水可溶性ニトロプルシ
ドおよび顆粒状の無水硫酸アンモニウムの乾燥混合物か
らなる。この試薬では、試料をそれに滴下すると発色反
応が起ってアセトンの存在を示す。
フリーの米国特許第2,509.140号には、上記7
オーチユンの試薬の改良品について開示しており、それ
は、液体中のアセトン体またはケトン体の検出用の錠剤
形の固体乾燥製剤からなる。
この物質はニトロプルシド塩、グリシンおよびアルカリ
塩からなっている。
ニコルスらの米国特許第2.577.978号には、体
液中のアセトン体またはケトン体の検出用の上記フリー
の特許の乾燥製剤の改良品が開示されている。この組成
物は、ニトロプルシドアルカリ金属塩およびグリシンア
ルカリ金属塩をラクトース、デキストロースおよびシュ
ークロースなどの糖類と併用したものである。
先行技術における多くの試験器具では、その試験に乾燥
錠剤または粉末を用いているが、他の器具では試薬の1
部または全部を乾燥させる吸着担体を用いている。それ
らの吸着担体はストリップ状で、それを分析すべき液体
試料につけ、その担体上で発色反応を起させる。このよ
うな試験器具は、錠剤または粉末を用いるものと同様に
、ニトロプルシド指示薬の分解が生じる。さらに、吸着
担体上に単に吸着させただけの指示薬物質は、ストリッ
プから試薬の拡散が起り、そのため発色強度に悪影響が
出る傾向にある。また、そのストリップは、水性環境下
では発色生成物のにじみ出しくbleeding)を生
じ、そのため、反応物の発色指示の安定性に難点がある
メイジャーズらの米国特許第4.147.514号には
、ニトロプルシドとマグネシウムおよびカルシウムから
選ばれる金属の無機金属塩の少なくとも1種からなる溶
液を用いた液体中のアセト酢酸などのケトン体検出用試
験ストリップが開示されている。この溶液は所望により
少なくとも1種の第1級アミンを含む。試験ストリップ
をこの溶液に浸漬し、乾燥する。それを液体試料に浸し
て発色反応の発生を観察する。
英国特許第1.012,542号には、アルカリ成分の
水溶液を担体に含浸させ、これにニトロプルシドナトリ
ウムおよび多量の有機皮膜形成ポリマーを含有する有機
担体を塗布したものを用いて、液体中のケトン体を検出
する方法が開示されている。その担体物質は非常に安定
で、液体試料中のケトン体(アセト酢酸)の検出に用い
られる。
英国特許第1.369.138号には、液体中のケトン
類を検出する方法が開示されており、この方法では、吸
着担体にアミノ酸、テトラソデュウムエチレンジアミン
ーテトラアセテート緩衝液および水からなる溶液を含浸
させたのち乾燥させ、ついでこの担体を、ニトロプルシ
ドナトリウムのジメチルホルムアミド溶液(所望により
01〜C1のアルコールを含有)で含浸させ、ついで乾
燥させたものを用いている。
スメビイの米国特許第2,990.253号には、ニト
ロプルシドの水性酸性溶液を塗布し、ついでアミンまた
はアミノアルコールなどの有機塩基の非水性溶液を塗布
して試験反応に必要なアルカリ度を付与した吸収性担体
からなる、流体試料中のケトン体検出用の器具が開示さ
れている。
マストらの米国特許第3.212.855号には流体中
のケトン体検出用浸漬棒(dipstick)器具の改
良製法が開示されており、そこでは、吸収性担体にまず
アルカリ緩衝液および水溶性アミノ酸からなる水溶液を
含浸させ、乾燥後、さらにニトロプルシドアルカリ金属
塩および有機皮膜形成ポリマーからなる有機溶媒溶液を
含浸させている。
タカサ力の日本特許出願昭55−45270号には、ニ
トロプルシドアルカリ金属塩およびイツトリウム金属塩
を含浸させた試験ストリップを用いて体液中のケトン類
を検出する方法が開示されている。このストリップは、
アセト酢酸の存在により酸性pHで発色反応を示す。
西独特許第3.029.865号には、ニトロプルシド
ナトリウム、水溶性アミノ酸、アルカリ性緩衝化合物お
よび安定剤としてリン酸トリモルホリドを含浸させた吸
着担体からなる体液中のケトン類検出用改良試験ストリ
ップが開示されている。
キクチの日本特許出願昭57−10208号には体液中
のケトン類検出用試験ストリップが開示されており、そ
のストリップは、アミノ酸、ニトロプルシドナトリウム
、水酸化ナトリウムおよび蒸留水からなる溶液に吸着担
体物質を浸漬し、乾燥後、ニトロプルシド塩のジメチル
ホルムアミド溶液で浸漬し、再度乾燥することにより製
造される。
バーシュの米国特許第4.097.240号には、尿な
どの流体中のケトン類検出用の浸漬棒器具の製法が開示
されている。それは、ニトロプルシドナトリウム、アル
カリ性緩衝物質および水溶性アミノ酸を吸着担体に含浸
させて製造される。この担体は、まず、アミノ酸および
テトラソディウムエチレンジアミンーテトラアセテート
緩衝体の水溶液で含浸させ、乾燥後、ニトロプルシドナ
トリウムのメタノールおよびメタノールと混合しうる有
機溶媒(例えば02〜C6直鎖または分枝鎖脂肪族アル
コールなど)の混合溶媒溶液で含浸させる。
バーベンスティンの米国特許第4.184,850号に
は、ニトロプルシドナトリウム、水溶性低級アミノ酸、
アルカリ性緩衝物質、および少なくとも1種の有機酸に
トロプルシド塩の周囲に安定な環境を与える機能を有す
る)を含浸させた吸着担体からなる、流体中のケトン体
検出用浸漬捧器具が開示されている。
コールの米国特許第4.405.721号には、緩衝液
、アミノ酸、ニトログルシドナトリウムおよび異頃環安
定化物質を含浸させた担体からなる、体液中のケトン体
検出用器具が開示されている。
タブらの米−特許第440.724号には、体液中のケ
トン体検出用器具およびその製法が開示されている。こ
の器具は、可溶性二トロプルシドクロモーゲンの水溶液
を担体に含浸させ、乾燥し、金属塩、第1級アミン、タ
プス(TAPS:N−トリス(ヒドロキシメチル)−3
−アミノプ口バンスルホン酸)およびトリス(TRIS
ニドリスヒドロキシメチルアミノメタン)を含む水溶液
を含浸させ、ついで乾燥して製造され、その最終仕上げ
器具のpHは7.0以下である。
本発明に関連するものとして、オガワらの米国特許第3
,880.590号があり、これには、尿などの液体中
のアセト酢酸の準定量検定用浸漬棒器具が開示されてい
る。このオガワらのストリップは、アセトンおよびβ−
ヒドロキシ酪酸などの他のケトン体は検出できないとい
われている。その器具は、吸着物質、ニトロプルシド塩
および塩化ニッケルまたは塩化鉄などの重金属塩からな
る。
その吸着物質はシリカゲル紙、ジエチルアミノエチル(
DEAE)セルロース紙などを含み、それにニトロプル
シド塩を含ませる。その吸着剤ストリップをニトロプル
シド塩および重金属塩の水または有機溶媒(ジメチルホ
ルムアミド、ジメチルスルホネート、メタノール、エタ
ノールまたはそれらの混合物)の溶液で含浸させる。そ
の器具の製造に用いられる上記溶媒の1例として、ジメ
チルホルムアミド溶液を用いてDEAEセルロース紙に
塩化ニッケルおよびニトロプルシドナトリウムを含浸さ
せる。このストリップを乾燥したのち、尿中のアセト酢
酸の検出に使用する。その含浸用溶液自体でケトン体の
検出に用いうるが、乾燥試験ストリップは防腐性、安定
性および取扱い性の観点から好ましい旨記載されている
アセトン、アセトン体およびケトン体の検出にニトロプ
ルシドおよびアミンの組成物を使用することが多くの文
献に記載されているが、それらの方法は主としてアセト
酢酸を検出するものであって、アセトンの反応生成物と
アセト酢酸を含む他のケトン体の反応生成物とを区別す
ることは一般にできない。前記オガワらの方法のような
他の試験方法ではアセトンは全く検出できない。ケトン
およびアセトン類を検出するり一ガル法は多くの利点を
有しているが、その方法は、なお、1)H7以上でニト
ロプルシドが不安定であるという難点がある。しかも、
この方法では、尿中のケトン体の濃度だけが測定でき、
血清中のケトン体の正確な測定は行なえない。
血清アセトン濃度を測定するために、呼気試料について
アセトンの存在を試験することはよく知られている。ア
セトンは約330の分配係数を有する比較的揮発性の化
合物である。それは、平衡関係により血液から肺胞の空
気中に容易に拡散する。この平衡状態により、肺胞の空
気中のアセトン濃度は血中のそれと直接比例しており、
そのため、肺胞空気中のアセトンを測定することによっ
て、血清中のアセトン濃度を測定することができる[ク
ロフォードら(crofford at al、 Tr
ans、Amer、 C11n、 Climato1.
As5oc、88 、128(1977)を参照]。ク
ロフォードらはまた液体試料中のケトン濃度を測定する
ためにヘッドスペース分析法を利用することも開示して
いる。
呼気アセトン濃度の測定に広く採用されている方法はガ
スクロマトグラフィである。ルースら[Rooth e
t at、 The Lancet、 l l 02(
1966)]は、空気中のアセトン濃度2〜8nm/1
2にて、正常人の呼気アセトン濃度が18nm/Qのも
のについてアセトン測定が可能なガスクロマトグラフィ
の使用について開示している。被験者の呼気を直接器具
にとり、40秒後にそのアセトンピークを読みとってい
る。レイチャードら[Reichard etat、J
 、Cl1n、Invest、63.619(1979
)]は、呼気アセトン濃度の測定にガスクロマトグラフ
ィを用いることを開示しており、それでは、被験者の呼
気をガラスチューブを通して検量吸引7ラスコに集めて
いる。これらの方法およびそれに用いる機器類は複雑で
高価であり、消費者が実際に使用し難い。
呼気アセトン濃度の測定に用いられる他の方法は、マス
スペクトル装置を用いるものである。クロトシンスキイ
[Krotosynski、 J 、Chrom、Sc
i、。
15、 239(1977)]は、肺胞空気中のケトン
含量を測定するためにマススペクトル装置を使用するこ
とを開示している。呼気中に20種のケトン成分がある
と同定しており、その主成分はアセトンであった。しか
しながら、マススペクトル法もガスクロマトグラフィ法
と同様の制約がある。
液体または空気中のアセトンの測定に発色反応を利用す
る方法も報告されている。グリーンベルブら[Gree
nberg et at、 J 、B iol、che
m、、Vol。
154−155.177(1944)]は、溶液中のケ
トン体の濃度とかけ離れたケトン濃度の測定方法を開示
している。この方法では、アセトンと他のケトン類とを
2.4−ジニトロフェニルヒドラジンと反応させてヒド
ラゾン生成物を形成させ、これを溶解度の差を利用して
単離している。
ペデン[Peden、 J 、Lab、Clin、Me
d、、 63 、332(1964)]は、上記グリー
ンベルグらの方法を改良し、発色剤としてサリチルアル
デヒドを用いる方法を開示している。この方法によれば
、β−ヒドロキシ酪酸を酸化してアセトンに変換し、そ
の生成したアセトン量をサリチルアルデヒドと反応させ
て測定している。β−ヒドロキシ酪酸の変換前に、既存
のアセトンおよびアセト酢酸を酸の存在下に加熱して除
去しておく。この方法は他のケトン体の濃度とはかけ離
れたアセトン濃度について測定する場合に有用であるが
、それは複雑で時間を要する。
生体流体中のアセトンの測定に用いられるこれら公知の
発色試験法は複雑で時間を要し、まt;分光光度計また
はカラーチャートなどを使用する必要がある。さらに、
その方法はしばしば高濃度のアルカリまたは酸を使用す
る必要がある。このように、簡単で、正確で、安価で、
かつ高濃度の危険な試薬を使用する必要のない、流体中
のアセトン濃度を定量する方法の必要性は依然としであ
る。
脂肪異化度を測定する方法も望まれている。ダイエツト
をしている多くの人にとって、体液成分が日々変化する
ために、脂肪損失度が測定できないととくに問題である
。とくに、ダイエツトをしている個体の初期において脂
肪に比べて高比率で体液が失なわれることが知られてい
る。ダイエツトの後段階では、一定速度で脂肪異化が行
なわれている間に、先の高速度での体液消失はなくなり
、また一時的ではあるが体液重量が増大することもある
。体重減少(ときに体重増加)の停滞期に行き当ると、
その者は精神的に損傷を受け、ダイエツトを続ける気持
が弱くなり、しばしばダイエツトを中止してしまう。
最近、1日当りの脂肪損失度の測定方法が開示されてい
る。ウィンら[Wynn et al、 Lancet
、 482(1985)]は、11日りの体重変化から
1日当りの体液および蛋白質質量の変化を差引くことに
より1日当りの脂肪損失が算出しうる四記載している。
体内水分の変化は排出ナトリウムおよびカリウムのバラ
ンスの総計から推測され、蛋白質質量の変化は窒素バラ
ンスから算出される。そのような方法は複雑で時間を要
し、消費者には不便である。
総体内水分量(TBW)を定量することによって体内脂
肪を測定する方法もある。TBWの測定に利用できる多
くの方法がある。そのような方法としては、ジューチリ
ウム水(重水)、トリチウム水、凰墨〇−標識水を用い
るアイソトープ希釈法が挙げられる。尿、血清、唾液試
料を2〜4時間平衡後に収集し、その流体試料を減圧昇
華させ、その昇華物中のトレーサー濃度をマススペクト
ルメーター、ガスクロマトグラフィまたは赤外またはN
MR分光分析法などで測定する。また、生体組成分析器
を用いて生物電気インピーダンス法によっても生体組成
物の測定が可能である。これらの方法は文献に記載され
当業者が容易になし得る。それらの方法に用いる器具は
医療機器製造業者、例えハ、アール・ジュイーエル・シ
ステム・イン−コーホレーテッド[RJ L  Sys
tems、 I nc。
(Petroit、 M I )]、から入手できる。
静水学的重量測定法(hydrostatic wei
ghing method)もよく知られており、この
方法では、被験者を水タンク中に完全に沈め、置換され
た水量および脂肪の平均密度を計算して生体脂肪を算出
する。この方法では、非脂肪密度、肺活量、その他のフ
ァクターも推測しなければならないため、正確性に欠け
、また不便である。生体脂肪の比率を計算する他の方法
は皮膚測径器を用いて皮膚の下に直接蓄積した脂肪の厚
みを測定する方法である。
体の種々の個所で皮膚層と脂肪の厚みを測るためにビン
サーズ(pincers)を使用する。これらの測定結
果を標準表と比較して生体脂肪の率を算定する。この方
法は静水学的重量測定法よりは便利ではあるがなお正確
性に劣る。上記の生体脂肪含量測定法はすべて脂肪損失
度を測るものではなく、単に特定の時点での生体の脂肪
含量を測るものである。生体脂肪含量の測定は正確性に
限度があるため、脂肪損失度の測定も同様の限度がある
。体重損失に反するような脂肪損失による体重損失を体
液の排出と区別できる、簡単かつ便利な脂肪損失度の測
定法の開発が望まれている。
本発明に関係して、ダイエツト、絶食、運動などにより
体重減少を図っている非糖尿病の人ではケト−シスが観
察される。70インド[F reund。
Metabolism、1土、985−990(196
5)]は、絶食により呼気アセトン濃度が増加すること
を見出している。呼気アセトン濃度は絶食の初日の終り
から約50時間までに徐々に増加し、ここで濃度上昇は
明瞭な直線状となり4日目に停滞期に達する旨記載され
ている。停滞期でのアセトン濃度は約300 μg/Q
(5000nM)で、平常値の3p g/+2(50n
M)の100倍であった。絶食の代りに、被験者に最小
92%の脂肪カロリーを有するケトン体産生食餌を与え
た場合は、ケト−シスの程度は低下し、その停滞期のア
セトン濃度は約150μg/Q、(2,500nM)で
あった。
ルーズら[Rooth et al、The Lanc
et、 1102−1105(1966)]は、肥満し
た糖尿病患者数人における呼気アセトン濃度の研究につ
いて報告している。3人の非糖尿病の肥満者についてカ
ロリー摂取を減らしたとき、その呼気アセトン濃度(ガ
スクロマトグラフにて測定)は約3倍に増大した。絶食
の場合には被験者の呼気アセトン濃度は平常時の約10
0倍に達した。大量の食事をとったのち16時間以内に
、被験者の呼気アセトン濃度はほり平常値まで下った。
肥満した糖尿病患者についての研究によれば、最後の3
か月で体重が減少した肥満患者では体重が増加した患者
よりも呼気アセトン濃度が高くなった。
ワルサーら[Walther et al、Acta 
B iol、Med。
Germ、、22.117 121(1969)]は、
熟練した自転車乗りに連続して運動させた場合の効果に
ついて報告している。この場合、運動を停止する前、途
中、後において呼気アセトン濃度は増加し、運動停止後
15〜20分で最大に達した。
そして運動停止後1〜2時間で呼気アセトン濃度ははダ
平常値に戻った。アセトン産生増加は、肝臓での血漿遊
離脂肪酸の利用の増大および抹消組織でのこの利用の減
少に起因するものと考えられる。
より最近の研究では、正常な肥満者は絶食と血中アセト
ン濃度との相関関係が検討されている。
ルーズら[Rooth et al 、 A cta 
Med、 S ca、nd、 、187.455−46
3(1970)]、ゴシュケら[Goschke et
 al、 Res、Exp、Med、、 165 、2
33−244(1975)]およびレイチャードら[R
e1chard et al、 J 、Cl1n、 I
 nvest、+63.619−626(1979)]
は、超過体重の人および正常人の両方において絶食中に
ケト−シスが進むことを報告している。上記ルーズらの
文献には、食欲をまざらすだめの刺激手段として呼気ケ
トン測定を行なうことを提唱している。この研究では、
ケト−シスの進行は正常体重者よりも超過体重者の方が
よりゆっくりしているとしている。上記レイチャードら
の文献では、尿中ケトン濃度と血漿中ケトン濃度との間
よりも、呼気アセトン濃度と血漿中ケトン濃度との間の
方がより相関関係がある旨記載されている。さらに、上
記ルーズらには、アセト酢酸の存在を検査するある種の
尿中ケトン測定法では、被験者によっては血清中濃度は
増大するにもかかわらず尿中にはアセトン酢酸を排泄し
ない場合があるため、そのような方法は全く信頼性がな
いとしている。
前記クロフォードらの文献(1977)では、糖尿病の
状態をモニターするために、また長期間にわたる体重減
少プログラムをくんでいる患者の刺激手段として、呼気
アセトンのモニタ一方法を採用している。そのようなモ
ニター法は呼気アセトンの平常化にとくに有効で、食事
に対する思考がなくなるとしている。患者の呼気試料を
ガスクロマトグラフでモニターし、患者にカロリー摂取
を制限して呼気アセトン濃度を約500nM/4に維持
するように指示することを提案している。さらに、その
呼気アセトンを上記値にコントロールし、かつ食事中の
炭水化物、蛋白質および脂肪を適正なバランスに維持す
れば、体重減少は約0.5ポンド/週の速度で行なわれ
る旨記載されている。
発明の目的および構成 本発明は流体(液体または気体)試料中のケトン類およ
びアルデヒド類の測定方法およびその材料に関する。と
くに、本発明は血清、尿、呼気試料などの生理的流体中
のケトンおよびアセトン濃度を定量する方法および器具
に関し、アセトン濃度の測定にとくに適している。本発
明の1態様は、呼気アセトン濃度を測定することにより
血清アセトン濃度を定量する方法である。本発明の方法
および材料を用いて呼気アセトンを測定する方法は、l
型インシュリン依存性糖尿病患者に対するインシュリン
投与量のモニターおよびl型(ケト−シス性)および2
型(非ケト−シス性)糖尿病患者を区別するのに適合さ
れる。さらに、液体試料と平2j状態にある気体につい
てヘッドスペース分析を行なうことにより、血清、尿ま
たは他の体液中のアセトン、または他のケトン体または
アルデヒド体の濃度を測定できる。本発明の他の態様に
おいては、液相反応により、液体試料におけるアセト酢
酸などのアルデヒドまたはケトン体の存在を定量的に′
分析できる。さらに他の態様においては、血清または肺
胞空気(呼気)アセトン濃度を定量することにより、ダ
イエツト、絶食または運動などの体重減少食事療法を行
なう場合の脂肪異化効果を確認することができる。脂肪
異化度の好ましい測定方法は、呼気アセトン濃度の測定
であって、本発明の器具を用いることにより容易に行な
われる。本発明はまた流体ケトンおよびアルデヒド濃度
測定用キットおよび脂肪異化度測定用キットを提供する
ものである。
本発明は、流体試料中に存在する分析物とニトロプルシ
ド化合物とをアミンおよび溶媒の存在下に反応させて発
色反応生成物を生じさせることにより、流体ケトンおよ
びアルデヒド分析物の濃度を測定する方法およびその材
料に関する。本発明の器具は、ニトロプルシドナトリウ
ムなどのニトロプルシド塩を結合した第1固体マトリッ
クスおよびアミンを共有結合した第2固体マトリックス
からなる。本発明の1態様では、ニトロプルシド塩とア
ミンを同じ固体マトリックス物質にそれぞれカップリン
グおよび共有結合させる。しかし、好ましくは、第1固
体マトリックスと第2固体マトリックスとを、ニトロプ
ルシド塩またはアミン処理された別々の粒子形で用い、
それらをニトロプルシドとアミンが互いに返書に接触で
きるように混合する。固体マトリックス物質としては種
々の物質から選ばれ、セルロース、シリカゲルなどが挙
げられ、それらは好適なカップリング部分を有するかま
たは好適なカップリング部分との反応を受は易いもので
ある。
本発明の方法は個々の適用対象により種々の態様が含ま
れるが、試料中のケトンまたはアルデヒド分析物を、溶
媒の存在下に、第1固体マトリックスに結合したニトロ
プルシド塩および第2固体マトリックスに共有結合した
アミンと接触させる点で共通している。これらの物質は
一緒に反応して特徴ある色を有する検出し得る反応生成
物を形成し、それを観察することによりケトンまたはア
ルデヒド体の存在を定性的または定量的に測定すること
ができる。
これらの方法を実施するための具体的な手段、器具の使
用要領などは、分析物の種類、試験すべき試料物質の性
状などにより公知のものに準する。
たとえば、試料物質が気体であれば、その気体の一定量
を適当な手段で集め、事前に吸着物質上にケトンまたは
アルデヒド分析物成分を濃縮させる。
そのような分析物の事前濃縮に用−いる吸着剤としては
、テナックス(Tenax)T A(2、6−ジフェニ
ル−p−)二二しンオキシドポリマー)または活性化シ
リカなどの物質が挙げられ、それらは、反応領域に設け
られたニトロプルシド塩およびアミンを結合した第1お
よび第2固体マトリックスとは別に設けた事前吸着剤領
域に保持される。事前濃縮処理後、ケトンまたはアルデ
ヒド分析物を吸着剤から溶媒などで脱着し、第1および
第2固体マトリックスと接触させてニトロプルシドおよ
びアミンと反応させる。好ましい態様においては、気体
試料中のケトンおよびアルデヒド成分を第1および第2
固体マトリックス自体上で事前濃縮を行なうこともでき
る。その分析物を溶媒を加えて溶かし、固体マトリック
ス上のニトロプルシドおよびアミンと反応させる。分析
物がアセトンであって、気体試料、とくに呼気試料を試
験するときは、アセトンの定量的検出を妨害する水を事
前に吸着するために乾燥床を用いるのが好ましい。
ケトンおよびアルデヒド類を第1および第2固体マトリ
ックス上に吸着させて事前濃縮する気体試料処理器具の
場合には、分析物濃度測定用に直線読取りシステム(l
inear reading system)を用いて
もよい。そのシステムには、第1または第2固体マトリ
ックス上に吸着されたケトンまたはアルデヒド分析物の
量を示す、発色反応生成物の色試験片(color b
ar)の形をした可視指標を設ける。
マトリックス上の吸着部位は限度があるため、吸着され
るケトンおよびアルデヒド分析物の程度は気体試料中の
分析物の量に依存する。気体分析物はまず反応領域の最
初の部分で固体マ) IJソックス上吸着される。これ
らのマトリックス物質上の吸着部位が飽和されると、そ
の反応領域内のさらに離れた部分で気体分析物が吸着さ
れる。気体試料の容量を一定にすると、気体分析物が最
後に吸着される部位の最初の部位の端からの距離は、気
体試料中の分析物の濃度に依存する。分析物の吸着され
る程度、すなわち試料中のケトンまたはアルデヒドの濃
度の大きさは、発色反応生成物の形成の程度で示される
試料物質が尿または血清などの液体であるときはヘッド
スペースガス試験法で行なうことができ、液体と平衡に
ある気体を分析することにより、アセトンおよび他の揮
発性ケトンおよびアルデヒド成分の存在を検定できる。
液体試料と平衡にある既知量の気体を集め、それを呼気
または他の気体試料と同様にして分析する。そのような
ヘッドスペース分析は、試料中のより揮発性の高いケト
ンおよびアルデヒド画分の分析、例えば、アセトンなど
のより軽い分析物が他の低揮発性で重い分析成分よりも
高い比率でヘッドスペース気体中に存在するような場合
に、とくに好適である。
液相比色定量法を血清または尿などの試料に適用するこ
ともできる。液体検定法はほとんどのケトンおよびアル
デヒド類の検出に使用できるが、とくにアセト酢酸など
の低揮発性アルデヒドの定量に適用される。この方法に
よれば、液体試料を本発明の固体マトリックス物質で充
填したミクロカラムまたはそのマトリックス物質で被覆
した浸漬棒に適用する。その試料中にケトンまたはアル
デヒド類が存在すると発色反応を起す。本発明の固体マ
トリックスからなるミクロカラムで上昇クロマトグラフ
ィを行なうことにより定量できる。
試料中のケトンおよびアルデヒド分析物の濃度はチュー
ブ中に生成される色試験片の高さにより決定される。本
発明の固体マトリックス物質で被覆した浸漬棒を用いる
場合は、発色表示を目または分光光度計で評価して分析
物の濃度を決定する。
液体試料分析用の上記液相法は、体液などの水性溶液中
のアセトンの検出には適さない。その理由は、これらの
液体試料中の水の存在により、アセトンの反応速度がア
セト酢酸の反応速度の10分の1に減少するためである
。しかしながら、もし水性溶液中のアセトン濃度が充分
に高い場合には液相法を適用してもよい。
本発明の好ましい態様の器具は、呼気収集器具を備え、
これに被験者が息をはいて特定容量の肺胞空気を収集す
る。その呼気試料を、無水塩化カルシウム乾燥床を備え
た分析器具に通して呼気試料から水分を除去する。その
試料を、ニトロプルシド−DEAEシリカゲルおよびア
ミノプロピルシリカゲルからなる第1および第2固体マ
トリックス物質の混合物を充填した反応床に通し、そこ
で呼気中に含まれるアセトンをマトリックスに吸着させ
る。アセトンが吸着される距離は試料中のアセトンの総
量に依存する。そのマトリックスにメタノールまたはメ
タノールとジメチルスホキシド(DMSO)の混合溶媒
を加えて発色反応を活性化し、青色試験片を形成させる
。この色試験片の長さは一定量の呼気試料中のアセトン
濃度に比例しており、マトリックス反応床の側部の検量
標識または表と対比して呼気または血清中のアセトン濃
度を測定する。
本発明の方法および物質は糖尿病患者をモニターするた
め、または各種代謝異常の検査、さらには脂肪異化度を
モニターするために利用できる。
本発明の方法および器具で測定できる血清アセトン濃度
、すなわち呼気アセトン濃度は、絶食、ダイエツト、運
動、またはそれらの組合せによって体重減少食餌療法を
行なっている被験者の脂肪異化度および脂肪損失度と直
接相関している。血清および呼気アセトン濃度は種々の
方法で決定でき、脂肪損失度は本発明の方法により算出
できる。
本発明の方法および器具は、非常に便利でかっ血清アセ
トン濃度の測定では約10%以内の誤差で正確に測定で
きる。そのため、変化の大きいそしてしばしば体液損失
の変化で影響される体重損失の測定とは違って、実際の
脂肪損失度、脂肪異化度を測定するのにとくに有用であ
る。呼気アセトン値を測定することにより、被験者は脂
肪損失度、水分損失/脂肪損失比を高い正確度で推測す
ることができ、体重減少の最終目標に基づいて彼のダイ
エツトおよび運動量を調節することができる。
以下に本発明の構成についてさらに詳細に説明する。
本発明は、カルボニル基含有化合物をアミンおよび適当
な溶媒の存在下にニトロプルシド化合物と反応させて発
色反応を起させることにより、流体中のケトンおよびア
セトン濃度を測定する方法およびそれに用いる材料に関
する。本発明による器具は、ニトロプルシド塩をカップ
リングした第1固体マトリックスとアミンを共有結合し
た第2固体マトリックスとからなる。その試験組成物に
マグネシウムまたはカルシウム塩を加えることにより、
キレートを形成して発色生成物を安定化し、またカルボ
ニル化合物とアミンおよびニトロプルシドとの反応活動
を高めることができる。
さらに具体的には、該第1固体マトリックスは適当な第
2級または第3級アミン化合物にてニトロプルシド塩と
カップリングされる。その第2級または第3級アミン化
合物は、第1固体マトリックス物質にそれ自体で直接カ
ップリングしていてもよく、あるいは該第1固体マトリ
ックス物質に結合したカップリング剤またはカップリン
グ体にカップリングしていてもよい、そのようなカップ
リング剤またはカップリング体としては、シリカゲルの
ような物質と反応し得る第1官能基および第2級または
第3級アミン化合物と反応し得る第2エポキシド官能基
を有する、3−グリシドキシグロビルトリメトキシシラ
ンなどのシランエポキシ上類が挙げられる。好適なカッ
プリング体を有するマトリックス物質としては、市販の
ゲル類、イオン交換樹脂、ガラス類、セルロース物質な
どが含まれる。そのようなマトリックス物質の具体例は
、ジエチルアミノエチル(DEAE)シリカゲル、DE
AEセルロース、ジエチルアミノ(DEA)シリカゲル
、アミノエチル(AE)シリカゲル、第4級アミノエチ
ル(QAE)シリカゲル、さらに他の弱または強塩基性
イオン交換物質である。
ニトロプルシド塩をカップリングするために一必要な適
当なカップリング体を有するマトリックス物質は市販さ
れていないが、公知の方法で容易に製造される。レンド
ゥら[Kundu et al、 J 。
Lipid Res、上9.390−394(1978
)]には、DEAEシリカゲルの調製法が開示されてい
る。またクンドウら[Kundu eL al、 J 
、Chem、。
上70.65−72(1979)]には、DEAEシリ
カゲルならびにDEAE調節多孔性ガラスの調製法が開
示されている。
第2固体マトリックス物質は、該固体マトリックス物質
またはアミンのいずれかにまずカップリングするカップ
リング体によってアミンと共有結合される。好適な化学
物質の例は、3′−アミノ−プロピルトリメトキシシラ
ンとシリカゲルとの反応で得られるアミノプロピルシリ
カゲルである。
アミノプロピルシリカゲルのような低級アルキルアミン
シリカゲルは市販されており、また公知の方法によって
容易に製造される。クンドウら[Kundu at a
l、 J 、Lipid Res、+20 +825−
833(1979)]には、アアミノプロピルシリカゲ
の好適な製法が開示されている。
ニトロプルシド塩類 本発明の第1固体マトリックスとカップリングするのに
適したニトロプルシド塩類は、アミンおよび溶媒の存在
下にケトンおよびアルデヒド分析物と反応して検出し得
る発色複合物を生成し得る塩類である。好適なニトロプ
ルシド塩は、ニトロプルシドの金属元素、好ましくはア
ルカリ金属およびアルカリ土類金属の塩類である。好ま
しいニトロプルシドアルカリ金属塩はニトロプルシドナ
トリウムであり、好ましいアルカリ土類金属塩はマグネ
シウムおよびカルシウムの塩である。
第2級および第3級アミン類 ニトロプルシド塩を第1固体マトリックス物質にカップ
リングさせるのに適した第2級および第3級アミン類は
、ニトロプルシド塩とイオン性複合体を形成し、それを
第1固体マトリックス物質上に固定することのできるア
ミン類である。好ましい物質はN、N−ジエチルエタノ
ールアミンであり、その水酸基は3′−グリシドキシプ
ロピルトリメトキシシランのようなシランエポキシドの
エポキシド部分と反応してDEAEシリカゲルおよびD
EAEセルロースなどのジエチルアミノエチル置換物質
を形成し得る。
カップリング剤 本発明において使用される好適なカップリング剤は、第
1マトリックス物質と結合を形成する第1反応性基およ
び第2級または第3級アミン化合物と結合を形成する第
2反応基を有する物質である。とくに好ましものは、ア
ルコキシシラン基を有するシランカップリング剤である
。好ましいカップリング剤は、σ−アミノプロピルトリ
エトキシシラン、N−β−(アミノエチル)−γ−アミ
ノプロピルトリメトキシシラン、およびα−クロロプロ
ピルトリエトキシシランである。とくに好ましいものは
、第1アルコキシシラン基および第2エポキシド基を有
する3′−グリシドキシプロピルトリメトキシシランの
ようなシランカップリング剤である。
アミン類 本発明の第2固体マトリックス物質に共有結合されるア
ミン類は、溶媒の存在下にケトンまたはアルデヒド類お
よびニトロプルシド物質と反応して検出し得る発色複合
物を生成し得るアミン類である。好ましいアミン類とし
ては、第1級および第2級ポリアミン類およびC,−C
,。の第1級および第2綴代級アルキルアミン類が挙げ
られる。
第1級アミン類が好ましいが、第2級アミン類も本発明
方法に適用できる。アミン類はカップリング体により第
2固体マトリックス物質にカップリングされる。典型的
には、マトリックス物質を、3′−アミノプロピルトリ
メトキシシランなどのシラン置換アミン−カップリング
剤結合体と反応させる。この物質はシリカゲルまたはセ
ルロースなどの適当なマトリックス物質と反応してアミ
ノプロピルシリカゲルまたはアミノプロピルセルロース
を生成する。しかし本発明ではアミノプロピル体に限定
されず他の物質も同様に使用できる。
固体マトリックス物質 ニトロプルシド塩とカップリングさせまたアミンと共有
結合させる適当な固体マトリックス物質としては、シリ
カゲルなどの表面積の大きい物質、制御された多孔性ガ
ラスなどのガラス物質、顆粒状のセルロースまたはアガ
ロースベースの物質、架橋デキストランポリマー、無機
または有機イオン交換物質、キーゼルシュアおよび他の
シリケート物質などが挙げられる。本発明の気相検出器
具に適した第1および第2マトリックス物質は、シリカ
ゲルのような大きい表面積を有する物質であり、このも
のは太き表面積、高い流動性および特別の寸法安定性を
有する特徴がある。種々の大きさおよび多孔度を有する
シリカゲルが使用し得るが、孔径約60〜1000オン
グストロームおよび粒径約40〜400ミクロンのもの
が好ましい。
とくに好ましいものは、孔径約100〜200オングス
トロームおよび粒径約200〜400ミクロンのシリカ
ゲル粒子である。ニトロプルシド塩とカップリングする
ための第1固体マトリックス物質としてもっとも好まし
いものは、ダイアグノスティック・スペシャルテイーズ
/セパレーション・インダストリーズ(Metuche
n、 N 、 J 、)が市販しているジエチルアミノ
(D E A)シリカゲル粒子である。この粒子は粒径
約250〜400ミクロン、平均孔径130オングスト
ローム、平均表面積194m’/g、平均沈降容量1.
9cc/g、および元素組成:C,10,90%、N、
0.85%、H12,17%の特徴を有する。他の好ま
しい第1固体マトリックス物質は、異なった有機または
無機支持体上にジエチルアミノエチル(DEAE)、ア
ミノエチル(AE)、第4級アミノエチル(QAE)お
よび他の弱または強塩基性イオン交換体をつけたもので
ある。
本発明の液相検出器具に適する第1および第2固体マト
リックス物質としては気相検出器具に用いられるものが
含まれるが、より小さい直径を有するものが好ましい。
本発明による液相検出用の第1および第2固体マトリッ
クス物質として好ましいDEAシリカゲルはダイアグノ
スティック・スペシャルテイーズ/セパレーションφイ
ンダストリーズ(Metuchen、 N 、 J 、
)から市販されている。この物質は、粒径約40〜60
ミクロン、平均孔径200オングストローム、平均表面
積180 m”/ gs平均沈降容fk1.8cc/g
および元素組成:C,lO,57%、N、0.82%、
H,2,l 0%の特徴を有する。他の物質としてはセ
ルロース物質などの、本発明の気相器具には若干適さな
いような多くの物質が含まれる。ニトロプルシド塩とカ
ップリングするのに好ましいセルロース物質はジメチル
アミノエチル(DEAE)セルロースおよびジエチルア
ミノ(DEA)セルロースである。
第2固体マトリックスとして好ましい物質はアミノプロ
ピルセルロースである。
他の多くの適当に置換された物質も本発明のマトリック
ス物質として用いられ、それらは以下のものを含む。
(A)天然高分子炭水化物およびそれらの半合成体、架
橋または置換誘導体、例えば寒天、アガロース、架橋デ
キストランポリマーなど。
(B)多孔性構造を有するように調製された合成ポリマ
ー類、例えば、(a)ポリエチレン、ポリプロピレン、
ポリスチレン、ポリビニルクロライド、ポリビニルアセ
テートおよびその部分ケン化誘導体、ポリアクリート、
ポリアクリルアミド、ポリメタクリレートなどのビニル
ポリマー数、(b)上記ビニルモノマー同士またはそれ
らと他の七ツマ−とのコポリマーおよびターポリマー類
、(c)ポリエステル、ポリアミドなどの重縮合物、(
d)ポリウレタン、ポリエポキシドなどの付加重合体。
(c)多孔形に調製された無機物質、例えば、アルカリ
土類金属およびマグネシウムの硫酸塩または炭酸塩、例
えば硫酸バリウム、硫酸カルシウム、炭酸カルシウム、
炭酸マグネシウム;またはアルカリおよびアルカリ土類
金属および/まt;はアルミニウムおよび/またはマグ
ネシウムのシリケート類、およびアルミニウムまたはシ
リコンの酸化物または水和物、例えばクレイ、アルミナ
、タルク、カオリン、ゼオライト、シリカゲル、および
制御された多孔ガラスなどのガラス。これらの物質はの
ままで、あるいは上記ポリマー物質の1つに充填剤とし
て用いられる。
(D)上記のものの混合物または共重合体、例えば既存
の天然ポリマーに合成ポリマーを重合させて得られるグ
ラフトポリマー類。
本発明の固体マトリックス物質の製法について以下の実
施例でさらに具体的に示す。
実施例1 本実飄例では、D E A Eシリカゲルを、クンドウ
ら(Kundu tit al、J、 Lipid  
Res、 、I 9.390〜395(+978)E記
載の方法に従って’JJ)JJした。この方法に従い、
シリカゲル1009を真空下で30分間脱気し、ついで
10%3′−グリノドキンプロビルトリメトキノシラン
(ポリサイエンス・インコーホレーテッド、ウォリント
ン(Polyscience、 l nc、  、Wa
rringtonlIP、A、))1000dおよびN
 、 N−ジェタノールアミン(アルドリヅチ・ケミカ
ル・カンパニー(A ldrichChemical 
 Co、 、)、ミルウォーキー(Milwaukee
)、’、V、 I 、) l 00n(lを含む混合物
とともに45℃で20分間加熱した。反応混合物を放置
して室温まで冷却した。これを担い多孔性焼結ガラス甜
斗で濾過し、メタノール212で洗浄して未結合反応物
および副生成物を除去した。ついでシリカマトリックス
をI)Hが4.5になるまで塩酸で処理することによっ
て塩化物の形に変えた。
ロイおよびクンドウ(Roy  and  Kundu
、Anal、 Biochem、 、98.238〜2
41(1979))によって記載された別の方法に従っ
て、シリカゲル100gを、トルエン中の10%3′ 
−クリノドキシプロピルトリメトキンシラン10001
f2とともに60°Cで15時間加熱する。室温まで冷
却したのち、反応混合物を濾過し、アセトン2Qで洗浄
し、真空下で乾燥してエポキシシカゲルを得る。エポキ
シシリカゲルtooyをトルエン中の10%ジエチルア
ミン(シグマ・ケミカル・カンパ=−(S igma 
 Chemical  Company)、セントルイ
ス(St、 Louis)、M、O,)とともに50°
Cで20時間加熱する。こうして得られろジエチルアミ
ノ(DEA)シリカゲルを、DEAE−シリカゲルにつ
いて上述したように塩化物の形に変える。
上記手順により製造されたDEA−らしくはDEAE−
シリカゲルは、ついでニトロプルシドナトリウム単独、
または硫酸マグネシウムらしくは硫酸カルシウムと混合
したニトロプルシドナトリウムで処理してニトロプルシ
ドI)EAもしくはDEAE−シリカを形成させる。そ
の一つの方法では、面記DEAEシリカゲルの1009
ずつを暗い容器に採り、それぞれを2g/り、4910
..5g/ρ、69/ρ、89/Qおよび10y/Qの
濃度のニトロプルノドナトリウムの水溶液1f2と混合
した。
混合物を暗がりで5分間回転さ仕、粗い多孔性焼結カラ
ス蒲斗上で濾過し、真空下で完全に乾燥させfこ。別法
として、DEAもしくはDEAE−シリカ物質を、等モ
ル量の硫酸マグネシウムと混合しt:29/(1、l/
(1,5g/(2,6g/12,8y/1よび10!7
/12の濃度のニトロプルシドでさらに処理した。混合
物をついで暗がりで5分間回転させ、粗い多孔性焼結ガ
ラス漏斗上で濾過し、真空下で完全に乾燥させfこ。
この好ましいDEAシリカゲルマトリックスの全結合能
は、マトリック−ス1g当たりニトロプルノド1009
であった。ニトロプルシドナトリウムの単独、もしくは
等モル1の硫酸マグネシウムと混合したときの結合効率
は、2〜59/Qの濃度のニトロプルシドで処理した物
質については100%、69/Qの濃度で処理した物質
については98%、89/ρの濃度で処理した物質につ
いては96%、IO9/Qの濃度で処理した物質につい
ては90%であった。ニトロプルシド−DEAもしくは
DEAEシリカゲルマトリックスは光に対して感光性で
あるので、上記操作は、光に直接さらさないようにして
行った。上記マトリックスは、光から保護するならば長
期間にわたって室温で安定である。
実施例2 本実施例では、クンドウらCKundu  et  a
l。
J、 Lipid、Res、 、20,825〜833
(1979)〕記載の方法に従って、アミノプロビルン
リカゲルを製造した。この方法においては、シリカゲル
100gを真空下で30分間脱気し、ついでトルエン中
の10%(重量)3′ −アミノブロビルトリエトキシ
ノラン(ポリサイエンス・インコーホレーテッド、ウォ
リントン、P、A、)を含む溶液600m12とともに
50℃で20時間振盪した。
反応混合物を放置して室温まで冷却し、担い多孔性焼結
ガラス漏斗で濾過した。ゲルをメタノール2gで洗浄し
て未反応物質および他の副生成物を除去し、ついで水で
洗浄した。ついでこの物質を真空乾燥し、室温で保管し
た。塩基の形のアミノプロピルシリカは、室温で長期間
安定である。同様の手順を、アミノ官能基を含む他のシ
ランにも行うことができる。それは、シラン基を含む短
鎖(c,〜C,O)またはポリマー型アミンであり得る
本発明による気相検出用器具のための第2固体マトリッ
クス物質として用いるのに最も適し1こアミノプロピル
シリカマトリックスは、ダイアグノスティック・スペシ
ャルティーズ/セパレーション・インダストリーズ(M
etuchen、 N 、 J 、)から得ることがで
き、約250〜約400ミクロンの範囲の平均粒径、1
30オングストロームの平均孔径、194 m”7gの
平均表面積、0.63R’/9の平均細孔容積、および
6.67%C,2,24%Nおよび1.64%Hの元素
組成を有することをさらに有する。
実施例3 本実施例においては、実施例2で製造されたエポキシシ
リカゲルを用いてアミツブデルシリカゲルを製造した。
エポキシシリカゲル1001?を真空下で30分間脱気
し、ついでトルエン中の10%(重ff1)1.4−ジ
アミノブタン(アルドリッチ・ケミカル・カンパニー、
ミルウォーキー、W、!、)を含む溶液600zf!と
ともに50℃で20時間振盪した。反応混合物を放置し
て室温まて冷却し、粗い多孔性焼結ガラス漏斗で、!!
!過し、トルエンIC、メタノール2Qおよび水2Qの
順で洗浄した。
混合物をついで真空乾燥し、室温で保管した。
ジアミンによるエポキシシリカマトリックスの開環(o
pening)を含む同様の手順は、短鎖(c,〜C3
゜)またはポリマー型アミンについても行い得る。エポ
キシシリカの開環は、アンモニアを含むトルエンまたは
アンモニア水によっても行ってもよく、それによって第
1級アミンを生成させることができる。加えて、エポキ
シシリカゲルは、短鎖を有する第2級アミン官能基また
はポリマー型第2級アミンを生成するだめの中間体とし
てルいることができる。同様に、第3級アミン官能基を
有する短鎖またはポリマー型化合物を、第3級アミン構
造を有するシリカマトリックスを製造するために用いる
ことができる。
実施例4 本実施例においては、実施例1の方法により製造した種
々の虫のニトロプルシド−DEAEシリカを、実施例2
の方法により製造したアミノプロピルシリカと混合する
ことによって試験マトリックスを生成させた。このマト
リックスは、マトリックス1g当たりニトロプルシド2
0〜90辺9の範囲の種々の量のニトロプルシドを含ん
でいた。マトリックスは、実施例1で記載したようにダ
イアグノスティック・スペシャルティーズ/セパレーシ
ョン・インダストリーズから得られた、粒径が200〜
400ミクロンの範囲であり、平均孔径が130オング
ストロームであることをさらに有するDEA−シリカを
用いて製造した。実施例1に記載したような種々の比率
のニトロプルンドーDEAシリカをHするものや、実施
例2に記載したようなダイアグツステインク・スペシャ
ルティーズ/セパレーションから得られた200〜40
0ミクロンの粒径および130オングストロームの平均
孔径を有する好ましいアミノプロピルシリカ物質を含む
多数の物質を評価した。本発明による気相検出用器具に
適した物質には、実施例1と同様にして製造されたもの
、ならびに、平均孔径が200オングストロームで粒径
が40〜60.60〜100および100〜200ミク
ロンの範囲である市販の種々のDEAもしくはDEAE
マトリックス(ダイアグノスティック・スペシャルティ
ーズ/セパレーション・インダストリーズ、〜(etu
chenlN、 J 、)が含まれる。これらの物質を
、実施例2および3に従って製造されたアルキルシリカ
マトリックス、ならびに、同じ市販光から得られた同じ
粒径(ずなわち40〜60.60〜100および100
〜200ミクロン)と同じ孔径(200オングストロー
ム)を有するアミノプロピルシリカマトリックスと種々
の比率で混合して評価した。DEAもしくはDEAE−
シリカとアミノアルキルシリカとの種々のマトリックス
比を有する物質をδ・l’価しfこところ、アセトン気
体試料検出のために最ら好ましい組成は、250〜40
0ミクロンの範囲の直径および130オングストローム
の平均孔径を有ずろ多孔性DEA−シリカゲル粒子の第
1固体マトリックス物質からなる乙のでめった。好まし
いマトリックスは、マトリックスIg当たつ50ズ9の
ニトロプルシド(場合によりマクネノ・クムと結合)を
含むD EAシリカ粒子および1.2(重量比)の比の
アミノプロピルシリカからなっていた。
水性媒体中のケトンおよびアルデヒドの検出のために好
ましい組成には、約40〜約100ミクロンの範囲の直
径で平均孔径が約200オングストロームの多孔性DE
A−らしくはD E A E−シリカゲル粒子が用いら
れる。好ましい第1固体マトリックス物質には、約11
0〜約60ミクロンの粒径および約200オングストロ
ームの平均孔径を有するDEAシリカ物質か用いられ、
ダイアグノスティック・スペシャルティーズ/セパレー
ンヨン・インダストリーズ(Metuchen、 N 
、 J 、)から得ることかできる。約t1.0〜約6
0ミクロンの範囲の直径および約200オングストロー
ムの平均孔径を存するアミノプロピルシリカ粒子は、ダ
イアグノスティック・スペシャルテイーズ/セパレーン
ヨン・インダストリーズから得ることができ、これは最
も好ましい第2固体マトリックス物質である。水性溶液
中のアセト酢酸の検出のために最し好ましい反応マトリ
ックスは、上記ニトロプルシドD E Aシリカおよび
アミノプロピルシリカ物質を1:lの重量比で含み、こ
のDEAンリカはマトリックス1g当たり20m9のニ
トロプルノドを含んでいる。
実施例5 本実施例においては、以下の手順に従ってニトロプルン
ドーDEAEセルロー・スを製造した。DEAEセルロ
ース粉末(シグマ・ケミカル・カンパニー、SL、 L
ouis、M、O,、Cat、 #D−8632)l 
Ogを、109/Qの濃度のニトロプルシドナトリウム
水溶液100m&と反応させた。室温、暗がりでIO分
間混合したあと、混合物を焼結ガラス漏斗上で濾過し、
水500吋で洗浄し、真空下で完全に乾燥させた。つい
でニトロプルシド−DEAEセルロース粉末を室温で保
管し、光から保護して長期間安定であった。
実施例6 本実施例においては、実施例2に記載された一般的な手
順に従ってアミノプロピルセルロースを製造した。セル
ロース粉末(ウォットマン・ケミカル・セパ−ジョン・
リミッテソド(WhatmanChemical  5
eparation  Ltd、 )U、に、;Mic
r。
granular  CC4L Cat、 #4061
−050)109を真空下で30分間脱気した。この物
質を、トルエン中の10%3′ −アミノプロピルトリ
エトキンシラン(ポリサイエンス・インコーホレーテッ
ド、ウォリントン、P、A、)を含む溶液100mQと
ともに50°Cで20時間振盪した。ついで反応混合物
を放置して室温まで冷却し、濾過し、1100 m(l
のメタノールおよび水の順で洗浄し、真空乾燥した。こ
れを室温で保管し、長期間安定であった。
実施例7 本実施例においては、実施例5の方法に従って製造され
た種々の量のニトロプルシド=DEAEセルロースを、
実施例6の方法に従って製造されたアミノプロピルセル
ロース、または実施例2の方法に従って製造されたアミ
ノプロピルシリカと混合することによって試験マトリッ
クスを生成させた。こうして生成したマトリックスは、
一定の濃度のアセト酢酸を加えた尿試料で処理すること
によって試験した。試験試料中に存在するアセト酢酸は
、固体マトリックス物質上に存在するニトロプルシド塩
およびアミンと反応して発色生成物を生じる。種々の物
質の感度を示す結果を以下の第1表に示す。
試験の結果を分析すると、ニトロプルシドDEAシリカ
とアミノプロピルシリカとを1=2の重量比で組み合わ
せると最良の感度が得られることがわかる。ニトロプル
シドDEAEシリカとアミノプロピルシリカとの組み合
わけも良好な結果が得られる。しかしながら、ニトロプ
ルシドDEAEセルロースとアミノプロピルセルロース
との混合物は、おそらくアミノプロピルセルロースの低
い反応性のために、比較的劣等な感度であることが観察
された。5 R9/d(1未満の尿アセト酢酸濃度では
、色を読み取ることが困難であることが見出された。
マトリックスの感度は、存在するアミノ基の数を増加さ
せることによって高めることができる。
このことは、セルロースペースのマトリックスをエビク
ロロヒドリンと反応させて「エポキシセルロース」中間
体を生成することによって行うことができる。中間体に
存在するエポキシ環は、実施例3に記載したようにアル
キルノアミノ化合物で開環することができ、その結果と
して感度を高めることかできる。このことを説明するた
めに、ニトロプルシドDEAEセルロースマトリックス
をアミノプロピルシリカ(アミノプロピルシリカ中のア
ミノ基の数はアミノプロピルセルロースと比べて少なく
とも5倍少なかった)と混合し、尿のアセト酢酸571
W/dQを容易に検出することができた。感度は、シリ
カマトリックスと同じ位良好であった。尿のアセト酢酸
を検出するために好ましい組成は、第1表に示すように
、重信比で1・4のニトロプルシドDEAEセルロース
およびアミノプロピルシリカであり、DEAEセルロー
スがマトリックス1g当たり約5mこのニトロプルシド
を含むものである。
実施例8 ニトロプルシドおよびアミン官能基の両方が単一の固体
マトリックス物質に結合した、ニトロプルシドDEAE
アミノプロピルシリカ2官能性ゲルマトリックスを製造
した。エポキシシリカゲルを、実施例1の方法に従って
3′ −グリシドキシプロピルトリエトキシンランを反
応させることによって製造した。ついでトルエン中の2
0:lのモル比の1.4−ジアミノブタンおよびノエヂ
ルアミンからなる混合物と50°Cで20時間反応さけ
た。反応混合物をついで室温に冷却し、粗い多孔性ガラ
ス帰斗上でろ過し、トルエンおよびメタノールで徹底的
に洗浄し、真空下で4時間乾燥させた。
ついてI、lの容量比の無水トリフルオロ酢酸および酢
酸エチルと室温で24時間反応させろことによってアミ
ノ基を保護する必要があった(ニトロプルノドは遊離の
アミンと反応するので)。
マトリックスを酢酸エチルおよびメタノールで徹底的に
洗浄し、空気中で乾燥させた。ついで実施例1と同様に
して、マトリックス10gを109/Qの水中のニトロ
プルンドナトリウム!00肩ρで5分間暗がりで処理す
ることによって、ニトロプルシドをDEAE官能基上に
組み込んだ。
マトリックスをついで濾過し、水で徹底的に洗浄し、真
空下で4時間乾燥させた。DEAE官能基からニトロプ
ルシド基が開裂するのを防ぐために反応混合物のII+
 +−1を8.0〜8.5に維持しながら、無水メタノ
ール中に+Q、 Eした固体無水炭酸カリウムと反応さ
せることによって、トリフルオロアセデル括をアミノ基
から除いた。各時間毎にpl]をモニターして反応混合
物を室温において暗がりで8時間混合し、pHを維持す
るのに必要な炭酸カリウムを加えた。ついでマトリック
スを暗がりで担い多孔性ガラス上で、;と過し、水で徹
底的に洗浄し、真空下で12時間乾燥させた。2官能性
ゲルは、液体アセトンの10n9、または0.17nM
の感度限界を示した。アセトンの気液分配係数は330
であるので、液体アセトンのl0nLjは気体アセトン
の3300 n9(58nM)に等価であるであろう。
2官能性マトリックスは、非常に低い濃度のアセトンの
検出には適さないかもしれないが、高ケトーソス患者(
ダイエツトまたは絶食中)の気体アセトン濃度の測定、
または100〜200ナノモル/Qもの濃度になりうる
1型インンユリン依存性糖尿病患者の呼気アセトンをモ
ニターするのに用いることができる。
気体試験用器具 本発明の器具は、液体および気体(蒸気)の両方の形の
ケトンおよびアルデヒド分析物の検出に適している。そ
のような分析物の存在につき分析される気体には、大気
、研究所および工場の気体、呼気、およびケトンおよび
アルデヒド含量の定量分析をしようとする他の気体が含
まれる。本発明の特定の態様には、ヒト呼気中のアセト
ンの定量検出のための方法および器具が含まれる。その
ような検出は、糖尿病患者にとってケト−シスの開始を
モニターするのに価値がある血漿アセトン濃度をモニタ
ーするのに有用である。そのような検出はまた、脂肪の
異化作用の定量分析に関連する本発明の他の態様におい
て有用である。
以下、図面を参照しつつ説明する。第1図は、気体試料
中に存在するケトンまたはアルデヒド分析物の検出のた
めの気体試料用器具!0を示す。
これは一定の長さの不活性シリンダー11からなり、該
シリンダーは試料導入手段により気体試料が器具に導入
される第1端12、および気体が器具から排出される第
2端13を何している。府記不活性シリンダー内の第1
端12から第2端I3への進行方向には、第1多孔性仕
切り1・1、第2多孔性仕切り15、第3多孔性仕切り
16、および第4多孔性仕切り17がある。第1多孔性
仕切り14および第2多孔性仕切り15は、乾燥手段を
満たした小面処理ゾーン18を区画している。
第2多孔性仕切りI5および第3多孔性仕切り1Gは、
反応ゾーンI9を区画し、その中には、ニトロプルシド
塩が結合した第1固体マトリックス物質およびアミンが
共合結合した第2固体マトリックス物質が満たされてい
る。前記反応ゾーン19はまた軸方向に配列したフィラ
ーロッド22を含んでいてもよく、それは該反応ゾーン
19内の空間を満たし、一定の容量の第1および第2固
体マトリックス物質がその上に分配される器具の長さを
増加させる。面記第3多孔性仕切り16および第4多孔
性仕切り17は溶媒ゾーン20を区画17、その中には
溶媒アンプル2Iが置かれろ。
本発明の器具の使用手順に従えば、一定の容量の気体試
料が適当な試料導入手段によって器具の第1ン1■12
に導入され、第2端13から排出されるまで器具の長さ
方向に沿って流される。気体試料が器具の中を五れろ間
に、試料中に存在する水蒸気は事前処理ゾーン18中に
一存在する乾燥手段により吸着される。脱水された気体
はついで反応ゾーン19の中を流れ、ここで気体中に存
在するケトンおよびアルデヒドは第1および第2固体マ
トリックス物質により吸着される。分析物は、まず第1
端12に最ら近い第1多孔性仕切りI 4に隣接する反
応ゾーンI9の端部で吸着されるが、一定容量の気体試
料が器具中を通過する間に第1端に近い固体マトリック
ス物質は飽和され、さらなる分析物は第1端12から進
行方向に離れた固体マトリックス物質上に吸着される。
試料8債を一定にすると、反応ゾーン19中の分析物が
吸着される距離は、試料中に存在する分析物の濃度に対
し直接的な相関関係を有する。
一定容量の気体試料が器具中を通過すると、溶媒アンプ
ル21が壊れて一定容量の溶媒が第3多孔性仕切り16
を下部−・伝わって反応ゾーン19中へ流れ込み、この
溶媒で第1および第2固体マトリックス物質が充分湿ら
される。第1固体マトリックス物質に結合したニトロプ
ルシド塩おj;び第2固体マトリックス物質に結合した
アミンは、ついで溶媒の存在下で該固体マトリックス物
質上に吸着したケトンおよびアルデヒドと反応し、発色
反応生成物を生成して器具中に色試験片を形成ずろ。こ
れらの反応生成物は、気体ケトンが吸着された反応ゾー
ンの領域、したがって試料中に存在する分析物の濃度を
示す視覚信号を提供する。
第2図は、気体試料中のケトンおよびアルデヒドを検出
するための他の気体試験用器具30を示す。これは一定
の長さの不活性シリンダー31h)らなり、該シリンダ
ーは気体試料が導入される第1端32、および気体が器
具から排出される第2端33を有して・いろ。前記不活
性シリンダー内の第1端32から第2端3“3への進行
方向には、第1多孔性仕切り34、第2多孔性仕切り3
5および第3多孔性仕切り36がある。第1多孔性仕切
り34および第2多孔性仕切り35は、事前吸着ゾーン
37を区画しており、ここにはケトンおよびアルデヒド
分析物を選択的に吸着することのできる吸着物質が満た
されている。第2多孔性仕切り35および第3多孔性仕
切り36は、反応ゾーン38を区画し、その中には、ニ
トロプルシド塩が結合した第1固体マトリックス物質お
よびアミンが共有結合した第2固体マトリックス物質が
満たされている。
本発明の器具の使用手順に従えば、一定の容量の気体試
料が適当な試料導入手段によって器具の第1端32に導
入され、第2端33から排出されるまで器具の長さ方向
に沿って流される。気体試料中に存在するケトンおよび
アルデヒドは、事前吸着ゾーン37中に存在する吸着物
質上に選択的に吸着される。一定容量の気体試料が器具
中を通過すると、一定容量の溶媒が器具の第1端32へ
導入され、ついで事前吸着ゾーン37で吸着された分析
物を脱蒼し、反応ゾーン38へ運ぶ。そこで分析物は、
′51固体マトリックス物質に結合したニトロプルシド
塩および第2固体マトリックス物質に結合したアミンと
溶媒の存在下で反応し、発色反応生成物を生成する。
(−1)アナライザーカラム アナライザーカラムは不活性シリンダーからなり、この
シリンダーは、ケトンまたはアルデヒドと反応しせずま
たそれを吸着し什ず、またアッセイに用いられた試薬と
も反応性を佇さない物質からつくられる。カラムをつく
る物質は、発色反応生成物の存在を検出し評価すること
ができるように透明であることが好ましい。好ましい物
質には、ポリスチレンやポリエチレンテレフタラートの
ような透明なプラスデックが含まれる。ガラス管ら用い
られてよいが、ポリエチレンテレフタラートからつくら
れにカラムが特に好ま1−い。器具が第1図に示すもの
である場合には、前記シリンダーは、溶媒アンプルを壊
すための圧力をかけられるように幾らか可撓性を有する
のが好ましい。または、溶媒アンプルが金属箔の一種の
ような壊れやすい末端を含んでいる場合には、アンプル
から溶煤を解放するためにプランジャーのような手段が
器具に組み込まれていてもよい。アナライザーカラムは
、一般にいかなる大きさおよび外形であってもよく、選
ばれた大きさの試料を分析するために充分な試薬を含む
ように選ばれる。−具体例によれば、前記カラムは13
czの長さで内径が0゜8すのポリエチレンテレフタラ
ートからなる。上記シリンダーは、3個の0 、5 c
xの多孔性仕切りで分割され、長さ1.3cxの事前処
理ゾーン、長さ3 、 Ocvtの反応ゾーン、および
溶液アンプルを含む長さ4.0cmの溶液ゾーンを形成
する。場合によっては反応ゾーン中にフィラ一手段が置
かれ、これは軸を一致させたロッドであってよく、反応
ゾーンの容積の一部を満たずことにより、一定の容πの
第1および第2固体マトリックス物質で満fこされたゾ
ーンの長さを長くするのに用いることができる。ロッド
それ自身は透明または不透明であってよく、本発明の分
析物および試薬に対して不活性であるべきである。それ
は、ポリスチレン、ポリエチレンテレフタラートまたは
ポリプロピレンからつくられるのか好ましく、特にポリ
プロピレンのものか好ましい。
(2)多孔性仕切り 本発明の器具に用いるのに適した多孔性仕切り物質には
、本発明の分析物および試薬に対し不活性で反応性を有
U゛ず、気体試料およびそのような器具に用いられる溶
媒の通過に関し多孔性であるような物質が含まれる。適
当な物質には、ナイロンファブリック、グラスウール、
スポンジ、発泡ポリスチレンおよび他のセラミックおよ
びプラスチック物質のような種々の多孔性物質が含まれ
る。
本発明の気相検出器具に使用するのに好ましい物質は、
孔径か100ミクロンの多孔性ポリエヂレンフリット(
ボレックス・チクノロシーズ、フェアバーン(P or
ex  T echnologies、 P airb
urn:)、G、A、)である。
(3)事前吸着物質 本発明に用いるのに適した事前吸着物質には、気体試料
からケトンおよびアルデヒド分析物を選択的に吸着する
ことのできる物質が含まれる。そのような物質はまた、
メタノールやジメチルスルホキンド(DMSO)を含む
メタノールのような本発明の好ましい溶媒の存在下で、
そのような分析物を容易にまた完全に脱着することがで
きるへきである。適当な物質には、活性化シリカゲルが
含まれる。特に好ましい物質は、テナックスTA(エン
カ・エヌ・ブイ、アーンハム(Enka  N、V、。
Arnham)、オランダX2,6−ジフェニル−p−
フェニレンオキシドポリマー)である。
(・1)乾燥手段 水蒸気を含む気体、とりわけ呼気の分析のための本発明
による気相分析器具では、アッセイマトリックスと反応
させる前に気体試料から水分を取り除くための手段が必
要になる。それは、分析される物質がアセトンである場
合にはとりわけ必要である。というのは、水分が存在す
ることによって、アセトンと本発明のニトロプルシドお
よびアミン試薬との反応速度が実質的に減少するからで
ある。気体試料を事前に乾燥さUoることのできるらの
であれば種々の乾燥物質を利用することができるが、安
価で安全で気体試料のケトンまたはアルデヒド成分を吸
着せず、また有害な反応を起こさないような物質を利用
することが望ましい。粒状シリカ、無水硫酸力ルンウム
、モレキュラーシーブタイプ3Aまたは4 A [ダブ
リュー・アール、ブレース、バルヂモア(W、R,Gr
ace、13altimore)、M 、 D 、 ]
、過塩素酸マグネシウム、活性炭、バイオビーズ(13
io −beads) S M −2および5M4Jバ
イオラド・ラボラトリーズ、リッチモンド(B 1o−
Rad Laboratories、Richmond
)、C、A 、から得られるスヂレンジビニル共重合体
]のような物質は、アセトンを吸着する傾向かあるので
一般に好ましい物質ではない。アスカライト(Asca
rite)11(16〜20メツシユ)[トーツス・サ
イエンティフィック・スウェデスボロ(Thomas 
5cientificS wedeboro)、N、J
、より得られる]は、優れた乾燥剤でありアセトンを吸
着しないが、水酸化ナトリウムンリカ粒子からなり腐食
性であるので、取り扱い上の観点から不適当である。
好ましい物質は、ベレットの形の無水塩化カルシウムで
ある。特に好ましい物質はダウ・ケミカルズ、ラブイン
トン、ミシガン(Dow Chemicals。
Ludington、Michigan)からタイプ9
4XFS43284としてペレットの形で得られるもの
であるが、種々の市販の物質が適している。前記物質は
、フリッツミル粒度縮小器具(F ritzmill 
5izereduction  instrument
)[フリラッパトリック0カンパニー、エルムハースト
(F ritzpatrickCompany 、 E
 1mhurst)、t 、L 、1を用いて破砕し1
6〜24メソシユの大きさにしてよい。好ましい塩化カ
ルシウム細粒は、ついで200℃で20時間加熱し密閉
容器中に保管する。好ましい塩化カルシウムに許容され
る湿気の量は、0〜0.5%の範囲である。気体試料か
ら湿気を取り除くのに必要な塩化カルシウムの量は、当
業者により容易に決定することができる。呼気450c
cから湿気を取り除くのに必要な塩化カルシウムの量は
、120〜1802II?の範囲である。
塩化カルシウム(Dow94XFS、16〜24メツシ
ユ、0〜0.4%湿気)IF+Ox9は呼気試料450
ccから100%の、り気を吸着することが確証されて
いる。呼気試料450cc中の湿気の量は、4.90±
0.99(SD、n=5 (3)である。同じ量の塩化
カルシウムを用いた呼気試料450cc(n=20)か
らの気体アセトンの回収らまた、100%である。無水
塩化カルシウムの量が約200#!2を越えると、45
0cc呼気試料からアセトンを吸着する傾向があること
に注意することは重要である。ペレットの形で得られ所
望の16〜24メノンユの大きさに破砕されたタイプP
90(ダウ・ケミカル)のような他の種類の塩化カルシ
ウムらまた、呼気および他の気体試料から湿気を取り除
くために用いることができる。P90塩化カルシカルシ
ウム量を0.5%未満まで下げるために、200℃で少
なくとも48時間加熱しなければならない。ついで物質
は、必要なときまで密閉容器中に保管される。
(5)試料導入手段 気体試料中のケトンおよびアルデヒドの定虫検出のため
の本発明の器具には、一定量の気体試料を検出カラムに
導入するための手段が必要である。
適当な手段は、ケトン試料に関し不活性で、一定の量の
気体試料を再生的に器具に導入することのできるような
物質である。試料中に存在する分析物が反応ゾーンの第
1および第2固体マトリックス物質上に再生的に吸着さ
れるように、気体試料が本発明の器具に比較的一定した
速度で導入されることが望ましい。気体の器具への流れ
が不安定であると分析物が器具のマトリックス物質上に
不均一に吸着されることとなり、その結果として一貫せ
ず非再生的な分析物濃度がアッセイ器具により示される
こととなる。
そのような適用には、気球および袋が特に適している。
しかしながら、気球や袋をつくっている物質が試料のケ
トンおよびアルデヒド分析物に対し不活性であることが
必要である。ゴムを引いたフィルムおよびポリビニルフ
ィルムは、10分間で呼気試料中に存在するアセトンの
25%以上を吸着することが見出された。好適なフィル
ムとしては、ナイロン、テフロン、非常に低密度のポリ
エチレン、およびポリエステルとポリ塩化ビニル/塩化
ビニリデン(サラン(S aran))からつくられた
ものが含まれる。ポルトンら(Bolton  et 
 al)の米国特許第4,579,826号には、主と
して肺胞呼気をサンプリングするための方法および器具
が記載されている。ポルトンらは、非自立性ポリマー管
、および吸いロユニットの方向に螺旋状に管を巻き付け
るばね手段からなる器具を開示している。
水蒸気の高い透過性、耐性および低価格であることかみ
特に好ましいのは、11.Iの厚さのナイロン袋を使用
することである。一実施例によれば、450c、v’の
容量のナイロン袋が、カラム、吸い口およびプランジャ
ーからなるバルブ器具に取り付けられる。プランジャー
を一つの位置にセットしたうえで、試験患者は深呼吸を
し、5秒間そのまま保ち、ついで試料袋が完全に膨らむ
まで一定の速度で呼気試料を器具中に吹き入れる。つい
でプランジャーを別の位置まで押し下げ、ばね手段によ
って試料袋から一定の速度で気体試料を抜き、二の気体
試料を器具の中に吹き込んで分析物を事前吸着床かまた
はニトロプルシドおよびアミンで処理1−た第1および
第2マトリックス物質と接触さUoる。サンブリンクし
た物質が大気または工場らしくは研究室の気体試料であ
る場合には、吸い口の代わりに試料ボートで置き換える
ことができる。気体試料は、ふいごまたは他の適当な手
段により集めることができ、適当な量の物質が器具に導
入されろ。
第22−39図には、本発明に係る方法を実施・Pろた
めの呼気試料採取キットのひとつの態様を表している。
第22.23及び26図によって十分に示しているよう
に、呼気試料採取キット(50)は、ポータプルハウジ
ング(52)を装備しており、これは、右面に逆U字型
(56)開口部を有しく第23図参照)、左面に、垂れ
ている一体部を有しているか上方に開口したU字型部(
58)を有している伸長した母体(54)であって、そ
の一体部が右面が垂直に配された仕切り(60)開口部
であるが左面には円形開口部(64)が設けられている
母体(54);母体(54)の末端壁(62)を覆うの
に適合した垂直に配された末端壁(72)を左面に有し
ている(第23図を参照)伸長したU字型部(70)に
よって特徴付けられるカバー(68)に保持されている
、母体に取り付けられる呼気試料採取アッセンブリー(
6(5):及びハウジング(52)の右面の末端部分の
上部と適当な態様で嵌合する末端キャップ(74)によ
って特徴付けられるものである。母体(54)及びカバ
ー(68)のU字型部(56)及び(70)の1茨合部
(76)及び(78)は、それぞれ既知の態様で嵌合す
るのに相互に適合するように設計されている。キット(
50)は、ハウノング母体(54)の側壁に設けられた
開口部(82)に位置されている破壊ボタンも備えてい
るが、この理由については以下で詳細に説明する。若干
盛り上がっている印部(84)は、仕切り室(60)に
於ける末端壁(62)の外側表面の開口部(64)の底
面から垂れているが、この理由に関しても以下で説明す
る。
第23.24.27及び28図によって十分に示してい
るように、呼気試料採取アブセンブリ−(66)は、透
明の不活性プラスデック材から形成され、管(86)の
底部に向かってその側壁に開口部(88)を’fTL、
ている伸長した外側の管状部材又は吹込管(8G)、特
定の容量能力を有し、管(86)の外側表面に位置され
た開口末端を有しており、その中に設置された開口部(
88)に連通し、その反対側が閉鎖され、全体が管(8
6)と平行に配されている剛体の支持部材(92)に固
定されている、膨らませる/畏まり″る空気又は呼気を
hli果するプラスデック製袋(90);W(86)の
比較的下方部に設けられたバルブハウジング四部に固定
されたバルブハウジング(94)、ポリエチレンから形
成することかでき、バルブハウジング(94)の内面に
設けられている軸面凹部(98)に位置された球状バル
ブ(97)、及びバルブハウジング(94)の内面によ
って’Z(86)内に形成されている下方で直面した0
−リング設置手段(I O2)に対して保持されている
O−リングによって特徴付けられろ。第37.38及び
39図によって十分に示しているように、バルブハウジ
ング(94)の内面は、外側面と比較して直径が小さく
なっており、吹込管(86)内の開口部(88)と袋(
90)に対して軸に沿って配列されている反対側に広が
った内径部(+04)が備わっており、また正反対に位
置した−組みの垂直に広がった溝(106)であって、
Fi(106)の底面上の凹部(98)で形成されてい
る球状バルブ(97)のための下方のバルブ床(!08
)を存しているバルブハウジング(94)の内面と隣接
しているが、隔たりのある溝が備わっている。これに関
しては以下にて詳細に説明する。
球状バルブ(97)の直径は、0−リング(100)の
内側直径よりも若干大きいことに注意するべきである。
第24.25.35.36.37.38及び39図か示
しているように、吹込管(86)の内側表面には、等間
隔で、かつ縦に延びた4つの肋材[ribl(L I 
O)及び(112)が装備されていることに注意するべ
きである。3つの肋材(+10)は、吹込管の上端から
、吹込管(86)の全体の長さの450ccから100
%の、q気を吸着することが確証されている。呼気試料
450cc中の湿気の量は、4.90±0.99(SD
、n=5 (iii)である。
同じMの塩化カルシウムを用いた呼気試料450cc(
n=20)からの気体アセトンの回収もまた、100%
である。無水塩化カルシウムの量が約200.19を越
えると、450cc呼気試料からアセトンを吸着する傾
向があることに注意することは重要である。ペレットの
形で得られ所望の16〜2・1メツンユの大きさに破砕
されたタイプP90(ダウ・ケミカル)のような他の種
類の塩化カルシウムらまた、呼気および他の気体試料か
ら湿気を取り除くために用いることができる。I”90
塩化カルシウムの湿気量を0.5%未満まで下げるため
に、200°Cで少なくとも48時間加熱しなければな
らない。ついて物質は、必要なときまで密閉容器中に保
管される。
(5)試料導入手段 気体試料中のケトンおよびアルデヒドの定量検出のため
の本発明の器具には、一定量の気体試料を検出カラムに
導入するための手段が必要である。
適当な手段:よ、ケトン試料に関し不活性で、一定の量
の気体試料を再生的に器具に導入することのできるよう
な物質である。試料中に存在する分析物が反応ゾーンの
第1および第2固体マトリックス物質上に再生的に吸着
されるように、気体試料が本発明の器具に比較的一定し
た速度で導入されることが望ましい。気体の器具への流
れが不安定であると分析物が器具のマトリックス物質上
に不均一に吸着されることとなり、その結果として一貫
せず非再生的な分析物濃度がアッセイ器具により示され
ることとなる。
そのような適用には、気球および袋が特に適している。
しかしながら、気球や袋をつくっている物質が試料のケ
トンおよびアルデヒド分析物に対し不活性であることが
必要である。ゴムを引いたフィルムおよびポリビニルフ
ィルムは、10分間で呼気試料中に存在するアセトンの
25%以上を吸着することが見出された。好適なフィル
ムとしては、ナイロン、テフロン、非常に低密度のポリ
エチレン、およびポリエステルとポリ塩化ビニル/塩化
ビニリデン(サラン(S aran))からつくられた
ものが含まれる。ポルトンら(Bolton  et 
 al)の米国特許第4,579,826号には、主と
して肺胞呼気をサンプリングするための方法および器具
が記載されている。ポルトンらは、非自立性ポリマー管
、および吸いロユニットの方向に螺旋状に管を巻き付け
るばね手段からなる器具を開示している。
水蒸気の高い透過性、耐性および低価格であることから
特に好ましいのは、I!、、の厚さのナイロン袋を使用
することである。一実施例によれば、450C+l!3
の容量のナイロン袋が、カラム、吸い口およびプランジ
ャーからなるバルブ器具に取り付けられる。プランジャ
ーを一つの位置にセットしたうえで、試験患者は深呼吸
をし、5秒間そのまま保ち、ついで試料袋が完全に膨ら
むまで一定の速度で呼気試料を器具中に吹き入れる。つ
いてプランジャーを別の位置まで押し下げ、ばね手段に
よって試料袋から一定の速度で気体試料を抜き、この気
体試料を器具の中に吹き込んで分析物を事前吸着床かま
たはニトロプルノドおよびアミンで処理した第1および
第2マトリックス物質と接触させる。サンプリングした
物質が大気ま1こは工場もしくは研究室の気体試料であ
る場合には、吸い口の代わりに試料ボートで置き換える
ことができる。気体試料は、ふいごまたは他の適当な手
段により集めることができ、適当な量の物質が器具に導
入される。
第2−2−39図には、本発明に係る方法を実施するた
めの呼気試料採取キットのひとつの態様を表している。
第22.23及び26図によって十分に示しているよう
に、呼気試料採取キット(50)は、ボー多プルハウジ
ング(52)を装備しており、これは、右面に逆U字型
(56)開口部を有しく第23図参照)、左面に、垂れ
ている一体部を何しているが上方に開口したU字型部(
58)を有している伸長した母体(54)であって、そ
の一体部が右面が垂直に配された仕切り(60)開口部
であるが左面には円形開口部(64)が設けられている
母体(54);母体(54)の末端壁(62)を7Qう
のに適合した垂直に配された末端壁(72)を左面にr
fシている(第23図を参照)伸長したU字型部(7[
])によって特徴付けられろカバー(68)に保持され
ている、母体に取り付けられる呼気試料採取アッセンブ
リー(66):及びハウジング(52)の6面の末端部
分の上j1Sと適当fヱ態様て嵌合する末端キャップ(
74)によって特徴付けられるものである。母体(54
)及びカバー(68)のU字型部(56)伎び(70)
の嵌合部(76)及び(78)は、それぞれ既知の態様
で嵌合するのに相互に適合するように設計されている。
キット(50)は、ハウジング母体(54)の側壁に設
けられた開口部(82)に位置されている破壊ボタンら
備えているが、この理由については以下で詳細に説明す
る。若干盛り上がっている印部(84)は、仕切り室(
60)に於ける末端壁(62)の外側表面の開口部(6
=1)の底面から垂れているが、この理由に関しても以
下で説明する。
第23.21.27及び28図によって十分に示してい
るように、呼気試料採取アッセンブリー(66)は、透
明の不活性プラスデック祠から形成され、管(86)の
底部に向かってその側壁に開口部(88)をイイしてい
る伸長した外側の管状部材又は吹込管(86)、特定の
容量能力を有し、管(86)の外側表面に位置された開
口末端を有しており、その中に設置された開口部(88
)に連通し、その反対側が閉鎖され、全体が管(86)
と平行に配されている剛体の支持部材(92)に固定さ
れている、膨らませる/′萎ませる空気又は呼気を補集
するプラスチック製袋(90)、管(86)の比較的下
方部に設けられたバルブハウジング凹部に固定されたバ
ルブハウジング(94)、ポリエチレンから形成するこ
とができ、バルブハウジング(94)の内面に設けられ
ている軸面間im(98)に位置された球状バルブ(9
7);及びバルブハウジング(911)の内面によって
管(86)内に形成されている下方で直面したO−リン
グ設置手段(+ 02)に対して保持されている0−リ
ングによって特徴付けられる。第37.38及び39図
によって十分に示しているように、バルブハウジング(
94)の内面は、外側面と比較して直径が小さくなって
おり、吹込管(86)内の開口部(88)と袋(90)
に対して軸に沿って配列されている反対側に広がった内
径部(104)が備わっており、また正反対に位置した
−組みの垂直に広がっ几溝(IOG)であって、溝(1
06)の底面上の四部(98)で形成されている球状バ
ルブ(97)のための下方のバルブ床(108)を有し
ているバルブハウジング(94)の内面と隣接している
が、隔たりのある溝か備わっている。これに関しては以
下にて詳細に説明する。
球状バルブ(97)の直径は、O−リング(+00)の
内側直径よりら若干大きいことに注αするべきである。
第24.25.35.36.37.38及び39図が示
しているように、吹込管(86)の内側表面には、等間
隔て、かつ縦に延びた・1つの1I7J(オεrib]
(l l O)及び(+12>が装備されていることに
f主C′!−g−るべきである。3つの助平4(+10
)は、吹込管の上端から、吹込管(86)の全体の長さ
の115と大体等しい距離のところが終点となっている
。4番目の肋材(112)は、管(86)の殆ど上端ま
で行って終結している。肋材(+10)及び(112)
はすべて、内側下端で収束しており、〇−リングの着床
手段(102)を形成している。第25図に示している
ように、肋材(112)の上端は、切り込み構造が付さ
れており、分析装置カラムを保持するための第1表面(
114)及び確実に止どまらせる2番目の表面(116
)を形成している。管(86)の上端に位置している表
面の環状肋材(+18)は、ハウジング仕切り部(6o
)の末端壁(52)に設けられている開口部(64)へ
の吹込管(86)の挿入に限定を加えている。吹込管(
86)には、ハウジング母体に呼気試料採取アッセンブ
リーを取り付けた時に、ハウジング母体(5・1)の破
壊ボタン開口部と放射状に位置するのに適したボタン穴
(+20)も装備されている。
使捨て分析用カラム(122)を呼気ザンプリングアセ
ンブリー(66)と共に使用するために設ける。第26
.27.29および32−39図に示ずように、その使
捨て分析用カラム(122)は、11η述j7たとおり
、ある程度の柔軟性を有する透明な不活プラスチックで
作られており、後記のとおり、一連の軸方向に空間があ
る領域を有する管状部材(124)に特徴がある。その
管状部材(124)は、ハウジング基底(54)の開口
(6/Hに設置された吹込管(86)の開口端に挿入し
得る置部をaする上部口部(126)を何し、その開口
ぐ611 )はカバー(68)を除けば開放される。そ
の管状部材はまた、カラム(122)の長手方向の大部
分を占める縮小直径の第1部分(128)および比較的
短い縮小直径の第2端部(130)を何する。
環状肩(132)は該2つの縮小直径の部分(128)
および(130)の間にあり、傾斜または切頭円錐形壁
セグメント(134)が口部(126)と縮小直径の第
1部分(128)の間に設けられる。後述の目的のため
に、一連の空気または呼気開口(136)を傾斜壁セグ
メント(134)中に設けられる。その開口(136)
は、好ましくは、第34図に示すように、壁セグメント
(+34)の周囲に等間隔で周囲空隙を設け1こ形で形
成される。さらに、第26.27.34および35図に
示すように、直径方向に反対に長手方向に伸びた一対の
平坦部(+38)が口部(+26)の外表面に設けられ
、その平坦部(138)は、口部(126)の長さとほ
ぼ同等〜1/2の距離で傾斜壁セグメント(+3=1)
から伸びて゛おり、その部位で内方に面した肩(140
:)が形成されている。
分析用カラム(122)内に、第26図に示すように、
下端から上端にわたって、縮小直径の第2端部(+30
)の端に固定されている第1多孔性仕切りまたはフリッ
トフィルター(+42)、二つの縮小直径の部分(12
8)および(130)の間の環状肩(+32)に対して
設置された第2多孔性仕切りまたはフリットフィルター
(+44)、縮小直径の第1部分(12B)内にフ、イ
ルター(14=1)に対して設置された長手方向スロッ
ト(148)を有する不活性フィラーロッド(146)
、フィラーロッド(1,16)の反対上端に対して設置
された第3多孔性仕切りまたはフリットフィルター(1
50)、該第3フイルター(150)の上の縮小直径の
第1部分(128)内に設けられた液体溶媒または反応
材を含有する破り得るアンプル(152)、および該ア
ンプル(+52)の上の縮小直径の第1部分(128)
内に設けた第4多孔性仕切りまたはフリットフィルター
(154)を設ける。各フィルターまたはフリットは分
析用カラム(122)の内表面上に摩擦または突起にて
保持する。
分析用カラム(122)の軸方向空間領域について、前
処理領域(156)を第1および第2多孔性仕切りまた
はフィルター(142)および(143)の間の縮小直
径の第2端部(130)に設ける。その前処理領域には
CaC1tのような適当な乾燥材(158)を充填する
。反応領域(+60)は第2および第3フイルター(1
44)および(+50)の間に設けられ、その中におい
て、フィラーロッド(146)中の長手方向スロット(
148)に本明細書で述べたような1以上の固体反応物
質(162)が充填される。アンプル(152)が入れ
られている溶媒領域(164)は第3おいて第4フIル
タ−(150)および(154)の間に設けられる。前
述したように、フィラーロッド(146)は反応領域(
160)内の空間の実質的な部分を占め、該領域(16
0)の長さを増し、そこに所定容量の固体反応物質(1
52)が広げられている。第27.29.32および3
3図に示されるように、スロット(148)に近接した
フィラーロッド(146,)上に表示マーク(166)
を付けてもよ−い。
前述したように、呼気サンプリングキット(150)の
人の呼気から試料を収集および試験に用いる方法を、第
22.23.24および31図(そこには破壊ボタン(
80)を示す)ならびにだい32および33を参照して
説明する。その破壊ボタン(80)は、ハウジング基底
(54)中に設けた開口(82)に自由に挿入し得る手
で押し下げられるヘッド部(168)、吹込管(86)
中に設けた管(I20)を通して伸び、その端部の拡大
ヘッド(172)で保持されている内方突出ステム部(
170)、および破壊ボタンヘッド(16B)の下側と
吹込管(86)の外表面の間のステム部の回りに設け、
コイルスプリング(+7・1)を有しており、それによ
り、破壊ホタン(80)が吹込管(86)から離れて正
常に傾いている。図面に示すように、破壊ボタン(80
)は吹込管(86)上に長手方向に位置し、それにより
、収集および試験操作中に分析用カラム(122)を吹
込管(86)中に挿入したときステムヘッド(172)
が分析用カラム(122)の溶媒領域(16□1)と−
列に並ぶようになる。このように、破壊ボタン(80)
に充分な内方圧力をかけると分析Inカラム(+22)
の柔軟性溶媒領域(16,1)に対してステムヘット(
1’72)にアンプル(+52)を破壊するに充分な圧
力が力旧つり、それによって反応溶媒が、フィラーロン
ド(+ 46)の長手方向スロット(148)中のさら
された反応物質(162)を通って下方に流れる。明白
なように、アンプル(+52)は、図面に示すとおり、
反応領域(+ 60)にできるだけ近接した端部で破壊
されることが好ましく、それにより、反応物質/溶媒の
最大流れが達せられる。もしアンプル(152)が上端
で破壊されると反応物質/溶媒の1部がアンプル(15
2)の破壊されない下部に残り、試験結果の信頼性が失
イつれろ。
本明細書に記載の呼気ザンプリングキットを用いて人の
呼気試料を収集および試験するには、カバー(68)を
まずポータブルハウノング(52)からはずし、吹込管
(86)の開口端に付けて収集バッグ(90)に吹込ま
せる。使い捨て分析用カラム(122)の1つを吹込管
(86)に挿入する場合、口+1<(126)j二の平
坦部(138)の1つをハウジング基底(54)の端部
壁(72)上に設けた浮き上がらせたマーカー(84)
と1列に並べることが重要である。それは、平坦部(+
 38)のどれら第23図に示すように、浮き上がらせ
たマーカー(84)から90°の位置にある第4リブ(
+12)と最初1列に無いことを確実にする。
したがって、傾斜壁セグメント(134)はリブ(l 
I 2)上の第2または実在の終止表面(z6)と係合
して分析用カラム(122)がそれ以上下方に移動する
のを制限する。この分析用カラム(I22)の回転する
軸方同位故において、呼気サンプリングアセンブリー(
66)は呼気収集状態となり、その部品は第27.28
.34および37図に示す位置にある。この状態におい
て、第27.23および37図で矢印で示されるように
、試験またはモニターされる呼気を口部(126)中に
吹込み、口部(126)を通し、傾斜壁セグメント(1
34)中の空気開口(136)を通し、かっ吹込管(8
6)の内表面と分析用カラム(+22)の縮小直径の第
1部分(+28)の外表面との間の空間を通して長手方
向に呼気が下方に吹込まれる。これは、分析用カラム(
12’2)中に設けたフリットフィルター(154、+
50.144および142)による抵抗が少ない経路で
ある。その呼気は、0−リング(100)を通り、バル
ブハウジング(94)中に設けた凹部(98)中に入り
、ボールバルブ(97)の回りのスロット(166)を
通り、−列になっfコバシブハウジング穴(104)お
よび吹込管開口(88)を通って膨張または収縮し得る
収集バッグ(: 90 )中に導かれろ。第27および
28図に示すように、そのバッグ(90)は平担なコイ
ルスプリング(176)の力に抗して完全に膨張し、そ
の両端のほぼ中央でバッグ(90)の外表面にひっつき
、使用者の呼気の既知容量を与える。そのスプリング(
17G)は、第23図に示されるように、バッグ(90
)に垂直に傾斜し収縮した巻上げ状態になる。
そのバッグ(90)をその最大収容力まで満たすと使用
者は吹込みを止め、そのバッグ(90)を、膨張した状
態で保持し、その満たしたバッグ(90)の押圧力によ
って、第38図に示すように、0−リング(100)の
下側をシールするようにボールバルブ(97)に圧力が
かけられる。
反応物質(+62)を過ぎた呼気または空気の集めた試
料を除くために、まず分析カラムを90゜で回転させ(
いずれかの方向へ)、最も長いリブ(112)を備えた
フラット(1388)の1つを整列させる(第35図)
。そうすると、分析カラム(122)は更に吹き込み管
(86)のその第2の回転および軸位置に進むことがで
きる。これは第29図および39図に最ら良く示されて
いる。この脱気態様に於いて、分析カラム(122)の
この第2の減少直径末端部(+30)は0リング(10
0)lを通り抜けてかみ合い、弱抵抗の外部通路を閉鎖
すると共に、ボールバルブ(97)をその低いバルブシ
ート(10B)に押しつける。この操作によってバッグ
からの脱気が、スプリング(176)によって実質的に
一定の割合で起り、排気された空気はバック(90)か
ら吹さ込み管の開口ff1(88)、整列したバルブハ
ウジングの穴(104)、据えつけられたボールバルブ
(97)の周りのスロット(106)、次いで最後に、
最初のフリットフィルター(142)を通過して分析カ
ラム(122)に入る。次いで、弱抵抗通路がブロック
されているので、これは前処理ゾーン(156)、反応
ゾーン(160)、溶媒ゾーン(164)、およびマウ
スピースを通過ずろ。次いで、既述した様に、ブレーカ
−ボタン(80)に内圧をかけることによってアンプル
(152)をやふる。
ここに記載したポールチェックバルブ(97)は、その
他の既知のタイプのバルブ系、例えばフラッパーバルブ
で置き換えてもよいことに留彦すべきである。フラッパ
ーバルブを使用する場合、バッグの脱気態様に於いて、
分析カラム(122)に空気を流すために、分析カラム
(122)の内部末端に交差ノツチ(切り込み)を設け
る。
試験方法は、第1図の試験装置について既に詳しく述べ
たので、ここには繰り返して記載しない。
呼気サンプリングテストが終了したら、使用した分析カ
ラム(+22)を処分し、この同じキットに新しい分析
カラム(+22)をセットして次のテストにfl!fi
える。
(6)溶媒 適当な溶媒は、ケトンおよびアルデヒド分析物が本発明
のニトロプルシドおよびアミン試薬と反応しうる環境を
提供するものでなければならない。
分析物が事前吸着物質上に吸着される場合の本発明の実
施例においては、適当な溶媒は分析物を脱着することが
でき、それらを反応ゾーンへ運ぶことができる乙のでな
ければならない。そのような溶媒にはメタノールが含ま
れるが、好ましい溶媒はTRI SMA−塩基を含んだ
1:3の容量比のジメチルスルホキシド(DMSO)お
よびメタノールからなる。
実施例9 高い背景コントラストを有する濃青色(アセトン検出の
ため)信号を提供するために、発色溶媒の組成を最適化
した。本実施例で用いた気体試験用器具は、実施例4に
よる試験マトリックスからなり、第1図に示す構造を有
する。このマトリックスは、ニトロプルシドDEA、お
よび直径が250〜400ミクロンで平均孔径カ月30
オングストロームのアミノプロピルシリカ粒子からなっ
ていた。その際、前記粒子は1:2の重量比で存在して
おり、また前記DEAシリカはマトリックス1g当たり
ニトロプルシド50mgを含んでいた。
本器具を、空気中にアセトンを20nMの濃度で含む試
験気体を適用することによって試験した。
種々の溶媒を試験した。それぞれの溶媒は、任意に置換
された成分の存在下でDMSOおよびメタノールを1:
3(重電比)で含んでいた。各試験溶媒の2/10x(
!を反応ゾーンに適用し、5分後、高さ、色および色試
験片のコントラストの度合を評価した。結果を第2表に
示す。DMSOおよびメタノール溶媒を単独で用いると
一般に結果は良くないが、ノエチルアミン(E t 2
 N H)およびトリエチルアミン(E t3N )を
−緒に用いると色および背景のコントラストの程度が良
くなる。TRl5バツフアーを一緒に用いることもまた
色および背景のコントラストが良くなり、その場合の好
ましい溶媒混合物はTRI SMA−塩基30mg/m
(lを含んだl : 3 (v/ v)の比のDMSO
およびメタノールからなる。もつとも好ましい溶媒混合
物はDEA5μQ/R(lを含んだ1 : 3 (v/
v)の比のDMSOおよびメタノールからなる。
実施例10 本実施例では、気体試験用器具として実施例9による試
験マトリックスからなり、第1図に示す構造をイアする
ものを用いるか、またはその代替として、DEAシリカ
がマトリックス1g当たり50.79のニトロプルシド
含み、かつ硫酸マグネシウムの溶液で処理することによ
ってマトリックス1g当たり20mgの硫酸マグネシウ
ムを含むように調製した気体検出器具を用いた。
これらの器具を用い、所定の目盛り濃度を有するアセト
ンを含む気体試料について試験した。I5nM〜500
 nMの範囲の濃度のアセトン気体試料を、ガスクロマ
トグラフ(火炎イオン化検出器およびクロモソーブ(c
hromosorb) I 02 3%80〜100メ
ツシユを有する加熱気体サンプラーII G S−2を
備えたシマズ・モデル(S himadzuModel
)G C−8A)ならびに本発明の器具で試験した。こ
の試験の結果を第3表に示す。試験の結果は、アセトン
濃度と色試験片との間に関係が存在することを確証して
いる。結果は非常に再現性が高く、色試験片の高さは経
験のない消費者でも1〜2mmの精度で読み取ることが
できる。この結果から、低いアセトン濃度ではマグネシ
ウム処理マトリックスでδく読み取りやすい色が生成す
ることがわかる。しかしながら、200nMまたはそれ
以上の濃度では、処理した反応マトリックスも未処理の
反応マトリックスら同様の結果が得られる。
実施例11 本実施例で用いる気体試験用器具は、ニトロプルシドお
よびアミンで処理した固体マトリックス物質の種々の組
合わせからなり、第1図で示される構造を有する。ニト
ロプルシドDEAシリカのアミノプロピルシリカに対す
る重量比を変えながら、第1固体マトリックス物質に結
合したニトロプルシドの濃度を30〜1100ry/g
物質の範囲で変化させた。
第4表に示した結果によれば、最適の結果はニトロプル
シドの濃度がマトリックス1g当たり40〜50Mgの
ときに得られることがわかる。特に好ましい組合わけは
、50mg/gの濃度のニトロプルシド、ニトロプルシ
ドDEAのアミノプロピルシリカに対する重量比l:2
である。
アセトン以外のケトンおよびアルデヒド類ら、本発明の
物質と反応するであろう。アセトンは、適当な溶媒の存
在下でニトロプルシドおよびアミノブロピルノリカ物質
と反応して青色の反応生成物を生じるが、他のケトンお
よびアルデヒド類は、これらの物質の存在下、および別
のアミン類の存在下で反応して異なる色を有する反応生
成物を生じるであろう。それゆえ、こうして生じた反応
生成物の色は、存在するケトンまたはアルデヒドの種類
を表示するものとなる。一方、生じた色試験片の長さに
よりケトンまたはアセトン濃度の定量決定ができる。
(7)ヘッドスペース分析法 液体試料中に存在するケトンおよびアルデヒド類の濃度
についても、気体分析に用いた本発明の同じ方法および
物質を用いて決定することができる。しかしながら、よ
く知られた手順に従えば、分析しようとする液体試料と
平衡状態にあるヘッドスペース蒸気を集め、これを気体
試料を分析するための平頭に従って分析する。ケトンお
よびアルデヒド気体濃度は、蒸気圧と分配係数との知ら
れた関係を利用して液体試料農産と関係づけろことがで
きる。ヘッドスペース分析法は、一層揮発性のケトンお
よびアルデヒド試料成分濃度の決定に有用であり、とり
わけ水溶液試料中のアセトン製産の決定に有用である。
そのような水溶液試料中のアセトン濃度の決定は、別の
方法ではニトロプルシド/アミン発色反応に水が干渉す
ることによって阻害されてしまう。ヘッドスペース分析
法ににり集められた気体は、発色反応に対する水の有害
作用を防ぐために上記で開示した方法に従って完全に乾
燥される。
液体アッセイ用器具 本発明はまた、液体試料中に存在するケトンおよびアル
デヒド類を直接定量もしくは半定量的に分析するための
方法および器具を提供する。本発明によるヘッドスペー
ス気体分析法は一層揮発性の分析物を分析するのに主と
して適している傾向があるので、液体試料の直接分析に
適したアッセイ器具はとりわけ有用である。本発明によ
る直接液体アッセイ用器具には、液体試料の毛管吸着の
ためのミクロカラムおよび液体試料中に浸漬するための
浸漬棒が含まれる。本発明に従って試験するための適当
な試料物質には、尿、血清および他の物質を含む生理学
的流体と同様に種々の研究所および工業試薬が含まれる
。本発明による器具には、ニトロプルシド塩が結合した
第1固体マトリックス物質およびアミンが共有結合した
第2固体マトリックス物質が含まれる。それによって、
前記マトリックスとアセト酢酸のような分析物との反応
後、発色複合体が安定に生成される。そのような安定な
色形成により、今度は色チャートとの比較や分光光度計
の使用を含む比色法に上りケトンおよびアルデヒド類の
半定墳分析が容易になる。
第4図は、本発明による液体試料の上昇クロマトグラフ
ィー分析に適した「ミクロカラム」アッセイ用器具40
を示す。この器具は、第1端42および第2端43を有
する不活性なミクロシリンダー41からなる。第1端4
2と同一面には第1多孔性仕切り44がある。第2多孔
性仕切り45は、この器具の第2端43と同一面かまた
は間隔をあけて存在し、また場合によって第3多孔性仕
切り46が第1端42から間隔をあけて器具の内部に位
置する。第1多孔性仕切り44および第3多孔性仕切り
46は、拡散ゾーン47を区画する。この目的は、試料
物質の急速な注入を減速することである。前記拡散ゾー
ン47は、液体拡散を促進することのできるセルロース
粉末のような不活性な物質で満たされる。第2多孔性仕
切り・15および第3多孔性仕切り46は反応ゾーン4
8を区画し、これはニトロプルシド塩の結合した第1固
体マトリックス物質およびアミンが共有結合した第2固
体マトリックス物質からなる。
第4図の器具40を使用するための手順に従って、アッ
セイしようとする液体試料中に本発明の器具をその第1
端の部分で浸漬する。液体は毛管作用により第1多孔性
仕切り44を通って拡散ゾーン47中へ昇っていき、つ
いで第3多孔性仕切り46を通って反応ゾーン48中へ
達する。ここで液体試料中に存在するケトンおよびアル
デヒド類は、第1および第2固体マトリックス物質によ
り与えられたニトロプルシド塩およびアミンと反応し、
発色反応生成物を生じる。試料液体は、それが第2多孔
性仕切り45に達し毛管輸送が停止するまで、器具40
および反応ゾーン48中へ拡散し続ける。色生成のため
の適当な待機時間の後、発色反応生成物が観察され、試
料中に存在する分析物の濃度が分光光度計により、また
は色チャートとの比較により決定される。
(8)ミクロシリンダ一 本発明のミクロカラム器具を作るミクロシリンダーは、
分析物またはアッセイ試薬を吸着もしないし反応もしな
い物質からなっているのが好ましい。ミクロシリンダー
物質は、発色反応生成物の存在を検出し評価できるよう
に透明であるのが好ましい。好ましい物質には、ボリス
ヂレンやポリエチレンテレフタラートのような透明なプ
ラスデックが含まれる。ガラス管も用いることができる
が、ポリエチレンテレフタラートから作られたカラムが
特に好ましい。
一般にマイクロシリンダーは、所定の大きさの試料を分
析するために充分な試薬を含有するように選べばいかな
る大きさと形状であってもよい。
カラムの直径は約1.0mm〜約3 、0 mmの範囲
であるのが好ましく、カラムの長さは約10mm〜約4
0mmの範囲であるのが好ましい。
(9)多孔性仕切り 本発明の液体アッセイ用器具に適した多孔性仕切りには
、気体アッセイを行うのに適した多孔性仕切り゛物質が
含まれ、この中にはナイロンファブリック、グラスウー
ル、スポンジおよび発泡ポリスチレンが含まれる。本発
明の液体アッセイ用器具に用いるのに特に好ましい多孔
性仕切り物質は、ナイロンファブリックである。
実施例12 ミクロシリンダー(直径1 、5 mm、長さ50mm
)の一端を1枚のナイロンファブリックで覆うことによ
って、本発明のミクロカラム器具を製造した。
ついで各シリンダーには、5+nmの長さのチューブ[
ウォットマン・ケミカル・セパレーション・すミソテッ
ド(Whatman  Chemical  5epa
ration。
Ltd、 、)、tJ、に、、ミクログラニュラ−cc
41゜Cat、 #4061−050]を満たすのに充
分な量のセルロース粉末を満たした。ついでカラムを・
10mmの高さまで、実施例4に記載したような孔径が
200オングストロームで平均粒径が40〜60ミクロ
ンのニトロプルシドDEAおよびアミノプロピルシリカ
の混合物(重量比で1=2)て満ノニしノこ。ついでシ
リカマトリックスの上部を、上述した1市の厚さのナイ
ロンファブリックで覆った。6ミクロカラムを均一に包
むのに振動器[ビブログラバー・スペルコ・インコーホ
レーテッド(V ibrograver、 S pel
co、Inc、)、ベルフオンテ(B el 1efo
nte)、P、A、コを用いた。包んだ後、カラムを室
温で暗い容器中に保管した。本器具は、分光測光法また
は色チャートと対比することにより半定量分析に有用な
ばかりでなく、上昇クロマトグラフ法を用いることによ
りケトンおよびアルデヒド類の定量検出にも特に有用で
ある。
実施例13 本発明の他の態様では、「浸漬棒」器具を作ることがで
き、その場合、本発明の固体マトリックス物質がフィル
ム、ストリップまたはソートのような適当な形状で用い
られる。前記物質はまた、にかわまたは接着剤を用いる
ことにより、結合剤と混合することにより、または熱処
理して粒子をプラスチック表面上に圧縮することにより
、適当な不活性担体上にコーティングし、結合し、jた
は積層することができる。適当な物質には、紙、ガラス
、プラスチック、金属およびファブリックが含まれる。
マトリックス物質は、約0.10mm〜約1mn+の範
囲の厚さ、最も好ましくは約0.25mmの厚さのスト
リップの形状であるのが好ましい。
このストリップは幅が2開〜4顛の範囲で長さが2mm
〜4mmの範囲であることが好ましいが、経済性と試料
の大きさに見合う限り実質的にいかなる寸法であっても
よい。
一つの方法ではポリスチレンシート(厚さ0.0  。
25+nm)[ビニル・プラスチックス・インコーホレ
ーテッド(V 1nyl  P 1astics、 I
 nc、 )、ミルウォーキー、W、 r、cat、 
# l O45コに、接着剤[スコッヂ3Mスプレーマ
ウントアドヒーシブ(Scotch  3M  5pr
ay  Mount  Adhesive)Cat、 
#6065]を均一にスプレーした。ついでシートに、
孔径が200オングストロームで粒径が40〜60ミク
ロンのニトロプルシドDEAシリカおよびアミノプロピ
ルシリカの混合物(重量比でl:2)をスプレーした。
別法では、実施例7に記載したように、ニトロプルシド
DEAEセルロースとアミノプロピルシリカとの混合物
(重量比でl:4および2;1)でシートを処理した。
にかわ表面にくっつかなかった過剰の粒子は、軽くたた
くことによって取り除いた。
上記のようにして得られたコーティングしたストリップ
を、両面接着テープに貼付したのち小片(大きさ4 m
mX 2 IIlm)に切断し、尿試料中のアセト酢酸
濃度を測定するのに用いた。別法として、ゲル・ボンド
・ストリップス(Gel  Bond  5triPS
)[エフ・エム・シー・コーポレーション(FMcCo
rp、 )、ロック−ランド、メイン]から浸漬棒を作
った。この方法によれば、ニトロプルシドDEAシリカ
とアミノプロピルシリカとの重量比で1:2の混合物1
00mg、およびニトロプルシドDEAEセルロースと
アミノプロピルシリカとの重量比でl:4および2:l
の混合物100m9を、5・0℃の水470μQの中に
取った、5%ヒドロキシエチルセルロースアガロース(
エフ・エム・シー・コーポレーション、ロックランド、
メイン)80μQおよび0.5%ヒドロキシプロピルセ
ルロース[ハーキュールズ・ハーキュールズ・デル(H
ercules、Hercules、Del、 )より
入手〕50μσとそれぞれ混合した。得られたスラリー
20μeをピペットで各ゲル・ボンド・ストリップ(大
きさ4 mmX 2 +++n+)上に移した。これら
のストリップを室温暗所にておよそ2〜3時間空気乾燥
させTこ後、尿試料中のアセト酢酸濃度を測定するのに
用いた。
実施例14 実施例1によるニトロプルシドDEAシリカおよび実施
例2によるアミノプロピルシリカを重量比でl=1また
はl:2で含む固体マトリックスを、実施例12に記載
したミクロカラム中に入れた。
この器具を試験するために、既知1のアセト酢酸を、種
々のバッファーおよびアセト酢酸f5度が11g/d1
2未満と測定された典型的患者から採った新鮮な尿試料
に加えた。原溶液は、4℃で2時間保管した後層てた。
その試験結果を第5表に示す。
第5表 試料       アセト酢酸の濃度 (m9/dの 尿(pH5,0〜7.0)   100 50 25 
10 5 1酢酸バツフアー  100 50 25 
10 5 1(pH4,0) ホウ酸バッファー 100 50 25  IQ  5
 1(pH8,0) トリスバッファー 100 50 25 10 5 1
(pH9,5) 器具は、1分以内に尿試料について明確な色結果を示し
た。色は試料の濃度に従って変化し、IQ OR9/d
Qの試料についての濃い紫/紫紅色から1 M9/ d
12の試料についての淡いピンクまでにわたった。アセ
ト酢酸を加えなかった尿試料は、かすかに黄色がかった
黄褐色を示した。すべての場合において、感度域値は1
 m9/d(lであった。色は72時間のあいだ安定で
あり、この期間のあいだ色チャートと比較することによ
ってアセト酢酸の量を正確に測定することができた。
実施例15 実施例12の器具を、実施例14の第5表に示すような
種々の量のアセト酢酸を加えたpH4,0,7,3,8
,0および9.5のバッファー溶液に対して試験した。
試験カラムは1分以内に明確な色を示し、その色は実施
例14の尿試料で観察した結果と非常によく似ていた。
アセト酢酸を加えなかった対照バッファーは、かすかに
黄色がかった色を示した。、すべての場合において、感
度域値は1 m9/d(lであった。色は72時間のあ
いだ安定であり、この期間のあいだ色チャートと比較す
ることによってアセト酢酸の量を正確に測定することが
できた。
実施例16 実施例1によるニトロプルシドDEAシリカおよび実施
例2によるアミノプロピルシリカを重量比でl:2で含
む固体マトリックスを、実施例13に記載したポリスチ
レンシートまたはゲル・ボンド・ストリップ上に組み入
れた。器具を第5表の尿試料に対して試験したところ、
すべての試料について1分以内に明確な色結果が得られ
た。色は試料の濃度に従って変化し、100 o/d(
lの試料についての謡い紫/紫紅色からt 19/d(
lの試料についての淡いピンクまでにわたった。アセト
酢酸を加えなかった尿試料は、かすかに黄色がかった黄
褐色を示した。すべての場合において、感度域値はio
/dffであった。色は72時間のあいだ安定であり、
この期間のあいだ色チャートと比較することによってア
セト酢酸の量を正確に測定することができた。
実施例17 実施例I3の浸漬棒器具を、実施例15の第5表に従っ
て種々の量のアセト酢酸を加えた1)I−14゜0.7
.3.8.0および9.5のバッファー溶液に対して試
験した。試験ストリップは1分以内に明確な色を示し、
その色は実施例14および16の尿試料で観察した結果
と非常によく似ていた。
アセト酢酸を加えなかった対照バッファーは、かすかに
黄色がかった色を示し八〇すべての場合において、感度
域値は1ffy/dσであった。色は72時間のあいだ
安定であり、この期間のあいだ色ヂャートと比較するこ
とによってアセト酢酸の量を正確に測定することができ
た。
実施例18 実施例13による浸漬棒器具を作製した。ここで固体マ
トリックスは、ニトロプルシドDEAシリカとアミノプ
ロピルシリカを重量比でl:2およびl:4で含んでい
た。これらの器具を、第5表に従って種々の量のアセト
酢酸を加えた尿邦よびバッファー溶液(pH4、0,7
,3,8,0および9.5)に対して試験した。これら
の器具は、実施例14.15.16および17の器具と
同様の結果を示した。
実施例19 実施例12によろ浸漬棒器具を作製した。ここで固体マ
トリックスは、ニトロプルシドDEAシリカとアミノプ
ロピルシリカを重量比で1:4およびl:8で含んでい
た。これらの浸漬棒器具をポリスチレンシートまたはゲ
ル・ボンドで作製し、第5表のバッファー溶液(pH4
、0,7,3,8゜0および9.5)に対して試験した
。器具はアセト酢酸に対し感度を示し、淡い紫色からか
すかな紫色にわたる色を示してこれらの色は48時間観
察できた。感度限界は、5〜10x9/d(の範囲であ
っ□   た。
実施例20 ミクロカラムクロマトグラフィー器具を、実施例12に
従って作製した。この器具に、重量比でl:2のニトロ
プルシドDEAンリカおよびアミノプロピルシリカから
なる固体マトリックス物質を詰めた。器具を、0.9%
塩化ナトリウムを含む0.2モルリン酸バッファー(p
H6、8)中のアセト酢酸からなる標準溶液中に浸漬し
た。溶液はカラム中を毛管作用により昇っていった。溶
液がカラムを昇っていく間に、この溶液中のアセト酢酸
はマトリックス物質と反応して紫色の反応生成物を生成
し、これは24時間のあいだ安定であった。それゆえア
セト酢酸の量は、色試験片の長さを測定することによっ
て決定することができた。
溶出には約10分かかったが、必要があればこの時間を
短縮することは可能であった。下記□の第6表は、アセ
ト酢酸濃度と色試験片の長さとの間の関係を示す。
第6表 アセト酢酸  色試験片の高さ*  色濃度(ズ9/d
Q)   (+u+) 100    30      aL’青紫50   
 22      aい青紫25    16    
  ′aい青紫10     7     中間の青紫
5    4    中間の青紫 1    2     淡い青紫 実施例21 アセト酢酸を加えた尿試料中のアセト酢酸の存在を検出
するために実施例20の器具を用いた。
7個の試料について線状の色試験片で試験し、試料のう
ち4個で検出された。4個の試料の色試験片の高さは、
実施例20の第6表に示されたものと非常によく似てい
た。他の3個の試料は線状の色試験片を生じなかったが
、むしろ一層引きのばされ拡散された色試験片を生じた
。このように試料のあるもので引きのばされた色試験片
を生じる失敗を起こしたのは、尿中に高い濃度の塩が存
在したためと思われる。
実施例22 この実施例では、塩溶液がクロマトグラフィーに干渉す
るのを防ぐために、尿試料を水で元の濃度のl/10ま
で希釈した。種々の試料について、実施例I4のミクロ
カラム毛管器具で試験した。
結果を以下の第7表に示す。
第7表 色試験片の高さと10倍希釈尿試料とのあいだ
の関係 アセト酢酸濃度(MG/DL)  色試料片の高さくm
y> *too        tt±3 50       9±2 25       7±2 1−0        5±2 実施例23 この実施例では水溶液中のアセト酢酸を検出すろために
、ニトロプルシドおよびアミノプロピルの両方の官能基
が同じマトリックスに結合した実在例8の2官能性固体
マトリックス物質を実施例16の手順に従って試験した
。上記物質は、バッファー(PH6,8)中のアセト酢
酸に対してほんのわずかに感度を示しただけであった。
100z9/df2のアセト酢酸では、かすかな紫色が
検出されただけであった。感度は、Trisma−塩基
(p!−110。
0)を加えることによってアセト酢酸的’20ytg/
maまで増加した。アミノプロピルシリカをマトリック
ス物質に加えると、感度がアセト酢酸的20m9/mQ
まで増加した。実施例16の器具はまた、Trisma
−塩基30mg/m(lを含むジメチルスルホキシドお
よびメタノール(v/v、 l : 3 )の存在下で
のアセトンに対する感度についても試験した。感度限界
は、溶液中のアセトン約7nm/(2であった。
かすかな青色が検出され、これは混合マトリックス物質
にアミノプロピルシリカを加えることによってかすかに
強められた。
体重損失のモニタ一 本発明の器具を開発する過程で、本発明による方法およ
び器具により測定された血清アセトン濃度、したがって
また呼気アセトン0度は、絶食、ダイエツト、運動また
はこれらの組合わせからなる減量食餌療法を受けている
弘者により実験された脂肪代謝(脂肪損失)度と直接の
相関関係を有することが見出された。
本発明はまた、(a)呼気について周期的にアセトン含
量を試験し、ついで(b)該呼気アセトン含量を、脂肪
異化の一定速度と呼気アセトンとを相対させた標ω物と
相関させることをさらに有する減債食餌療法の脂肪異化
効果を確認する方法に関する。肺胞の空気(呼気)中の
濃度と脂肪損失度とのあいだには直接の相関関係がある
ことが確証された。呼気アセトン濃度は血清アセトン濃
度に正比例するので、アセトンと脂肪損失度とのあいだ
の相関関係はまた血清アセトンにも当てはめることがで
きる。それゆえ呼気アセトン濃度を調べることはまた、
別に断らない限り、該呼気アセトン濃度と明確に関連す
る血清アセトン濃度を調べることになる。
減量食餌療法の脂肪異化効果を決定する方法には、肺胞
空気(呼気)試料を集め、アセトン含量を試験すること
が含まれる。アセトン濃度の決定のために種々の方法を
利用することができ、これには質量スペクトルおよびガ
スクロマトグラフィーが含まれるが、本発明のケトンア
ッセイ器具を用いた方法が好ましい。そのようなアッセ
イ器具では、異化脂肪ボン17週のような適当な単位で
表された脂肪穴化度を表示するように管状の色チャート
を備えるようにすることができる。直線状の読み取りシ
ステムを含む器具は、色試験片目盛りが異化脂肪ボン1
7週のような単位で表わされた脂肪穴化度を示す目盛り
を付すことができるよう、グラフ表示付属品を備えてい
てよい。呼気をサンプリングするには、1日1回好まし
くは朝の朝食面にサンプリングするなど定期的にする。
呼気試料は1日に1回以上サンプリングすることもでき
るが、その場合には食事摂取後すぐ、または運動後すぐ
にサンプリングした試料は24時間以上保持した場合に
期待されるよりも、それぞれ低いまたは高い脂肪穴化度
を示す。
実施例24 加熱気体サンプラーおよび火炎イオン化検出器を備えた
シマズガスクロマトグラフ(モデルGC−8A1コロン
ビア、M、D、)用いて、一群のダイエツト中の患者お
よび対照標準者について呼気アセトン濃度を測定した。
クロマトグラフカラムは、クロモソーブ102 3%8
0〜looメツシユ(スペルコ・インコーホレーテッド
)を詰めた長さ2m、外径1/8インチのステンレス鋼
コイルからなっていた。カラム温度は、キャリヤーガス
としての超純粋ヘリウム(圧力5kg/cff2)で1
20℃に保持した。水素ガスおよび空気の圧力は、それ
ぞれ0.5に97cm”および0 、2 kg/cmf
fiであった。アセトンの保持時間は4.2分であり、
アセトンのピークはメタノール、エタノール、イソプロ
パツールおよびアセトアルデヒドのピークとよく分離し
ていた。検量線は、ガラス気体ジャー中の気体アセトン
を比較することによって、または圧縮した空気−アセト
ン混合気体を含有する市販のシリンダー(リンダ・ディ
ビジョン、ユニオン・カーバイド)を用いて作成した。
アセトンピークの高さと試料中のアセトン含量とのあい
だの直線関係を表示するために、4〜toooナノモル
/Qの範囲の検■標阜を用いた。検量にはシマズC−3
11A積分器を用いた。
異なる個人から異なる時間に採取された呼気試料から正
確で再現性のある結果が得られるように、いくつかの種
類の呼気試料についてアセトン濃度を試験した。いくつ
かの種類の呼気試料は化学分計に適していたが、この中
には(1)吐かれた肺胞空気、(2)1回換気量内空気
、(3)内呼銀および(4)再呼吸空気が含まれていた
。吐かれた混合空気は、肺胞空気と死腔空気を種々の割
合で含んでいるので呼気分析には適していなかった。
大勢の者から種々の種類の呼気試料を集めた。
その方法には、(a)大きな呼気の最後の部分を集める
ことによる1回換気量内空気、(b)ドウボウスキー[
Dubowski、 Cl1n、 Che+++、 2
0.966(1974)(による器具[インドキシメー
ター・インコーホレーテッド(I ntoximete
r’、 I nc、 )%セント・ルイス、M、O,]
を用いて得た内呼銀試料、および(c)エリクソン[E
rlkson%New  5cientist、381
,608(1964)コの方法に従って5秒間深呼吸し
、呼気の種々のフラクションを排出することによって得
た平衡した肺活量空気が含まれていた。こうして集めた
すべての試料のアセトン含量は、種々の方法により2%
未満の違いを示した。それゆえ診断学的に有用な試料は
、5秒間深呼吸して全呼気を排出し、平衡肺活量空気の
試料を得ることにより得ることができろと結論づけられ
た。ガスクロマトグラフにより呼気アセトンを分析する
ために、任意の者に深呼吸してもらい、5秒間保持した
のち、ガスクロマトグラフの気体吹き入れ口に連結した
T結合および一方向バルブを通じてシリコンでコーティ
ングした風船(IQ容量)中に吹き入れてもらった。気
体ループを呼気試料で10秒間換気した後、分析のため
Iccの一定容屯をクロマトグラフカラム中へ押し流し
た。
実施例25 メトロポリタン寿命身長/体重表に従って身長に対する
望ましい体重よりも0〜100ボンドの間でオーバーし
ている正常人170人についてダイエツトを研究した。
該被験者を選ぶときの基準は、他の点では正常であるこ
と、この12箇月以内に身体検査をしていること、およ
び以下の項目のどれにも当てはまらないことであった。
(1)妊婦、(2)欝病のためリチウム塩を摂取してい
る者、(3)タンパク制限を要求される腎臓病または肝
臓病の者、(4)動脈硬化性心臓病の者、(5)インシ
ュリンまたは経口血糖低下剤を投与している者、および
(6)心臓不整脈の者。
ダイエツト計画は2週間続けた。ダイエツトには、魚、
鳥肉、赤身の牛肉、卵、野菜、サラダ、コテージチーズ
、コーヒー、紅茶、砂糖の入っていないゼラチンおよび
2缶以内のダイエツトソーダが含まれていた。各被験者
は毎日のダイエラ1゜計画をそれぞれ自分で組み立てる
ことを許されていたが、すべての日において1200カ
ロリー、脂肪40所、炭水化物40m9の制限を越える
ことはできなかった。各被験者はまた、1日に1錠の総
合ビタミン無機物錠剤と少なくとも15001f2の流
体を取った。
各被験者の呼気アセトン濃度は、実施例11の比色法に
よると同様に実施例24のガスクロマトグラフにより、
朝食前の早朝に測定した。尿のアセト酢酸濃度を、実施
例14の方法によると同様にケトスティックス(Ket
ostix)[マイルズ・ラボラトリーズ(M 1le
s  L aboratories)、エルクハート、
インディアナ]により測定した。
ダイエツト計画に参加したすべての被験者は、ダイエツ
ト期間の第1週日に5〜10ボンドの体重の減少がみら
れた。体重損失の固有量は、各個人の肥満度、性別およ
び身体活動に依存していた。
一般に女性は男性に比べて代謝効率が低いといわれてい
るが、このことは本研究により確証された。
また脂肪損失度、したがってケト−シスの進展は各個人
の肥満の程度に依存しており、肥満の著しい個人はそれ
ほどでない個人に比べて脂肪を失いケト−シスになる速
度が遅いことが見出された。
脂肪損失度および呼気アセトンの増加はまた、各個人の
身体活動に依存ずろことが認められた。
たとえば、ダイエツト中でしかもエアロビックス、サイ
クリングまたはジョッギングのような身体活動をしてい
る者は、ダイエツトをしているだけでどんな身体活動も
していない者に比べて高い呼気アセトン濃度と脂肪損失
度を示す。
脂肪損失度と血清/呼気アセトン濃度との間の関係は、
ダイエツト期間中の第2週の被験者の試料を分析するこ
とによって決定した。ダイエツト期間中の第1週に損失
した体重の50%以上は、水分の損失による乙のであっ
た。比較すると、ダイエツト期間中の第2週においては
、0〜20ボンド太りすぎの被験者の水分損失量が最小
で体重損失の10〜15%に近づき、体重損失は主とし
て脂肪異化によるものであった。第5図に、ダイエツト
期間中の第2週の間の0〜20ポンド太りすぎの被験者
のデータを示す。−次回帰により計算した「直線」は、
ボン17週での呼気アセトン濃度と脂肪損失度との間の
関係の統計値を示す。呼気アセトン、脂肪損失および燃
焼カロリーの間の関係を以下の第8表に示す。
11友 ダイエツト期間中の呼気アセトン濃度、脂肪損
失および燃焼カロリーの間の関係呼気アセ   脂肪損
失b  燃焼カロリーCトン農度a 7日   7週 
   7日(NM)    (1bs)   (1bs
)500,070,5286 670,141,0572 1200,282,01144 2120,433,01757 3300,53,52043 (注)(a)呼気アセトン濃度は、実施例IOのガスク
ロマトグラフおよび比色法により計算した。
(b)脂肪損失は、第5図に示す直線の傾きから計 ・
算した。
(c)燃焼カロリーは、カロリーと脂肪消費との関係(
燃焼脂肪1g=9カロリー)から導いた。
ダイエツト被験者の体重、水分損失および脂肪損失の大
略を第6〜第9図に示す。脂肪損失の値は、呼気アセト
ンの測定値と第5図の直線の傾きを決定して得られた標
準とから計算した。体重損失の値は、実際の体重から減
じることにより計算した。またダイエツト中の第1週に
おいて、脂肪損失の数字は体内脂肪の損失に加えてグリ
コーゲン炭水化物貯蔵物の損失をも説明するものである
ことに注意すべきである。
尿のアセト酢酸は、脂肪損失とは直接の関係がないこと
が見出された。ダイエツト期間の2〜3日後、すべての
ダイエツト者に明らかに増加が認められたが、この増加
は呼気アセトン濃度とも脂肪損失度とも定量的に関係づ
けられるものではなかった。ダイエツト者の血糖レベル
は、ダイエツト期間中変化しなかった。
実施例26 本実施例では、他の而では正常な40〜100ボンド太
りすぎの任含の者30人について、ダイニット計画を1
箇月間行つた。この計画でも同じ低脂肪/低炭水化物を
用いたが、この計画によって開始後2週間を過ぎてから
呼気アセトンと脂肪損失との間に直線関係の存在するこ
とが確証された。被験者の選択は、この計画に参加する
前にすべての被験者に完全な身体検査を行い、完全な血
球算定、血清化学検査(SMCC12または20)およ
び尿検査を含む実験室検査を行った他は、2週間のダイ
エツト計画の場合と同様であった。各被験者の呼気アセ
トン、尿ケトンおよび体重を毎日測定し、血糖レベルは
1週間毎に測定した。このグループの被験者は肥満度の
低い者に比べて、より長期間にわたって水分を損失する
傾向にあることが認められた。
このグループでは、第3週に水分損失が最小(10〜1
5%)になることが見出された(第9図参照)。また、
このグループの被験者の呼気アセトン濃度は第2週と同
様に第3週および第4週において脂肪損失と正比例する
ことらまた見出された。
各被験者の尿のアセト酢酸濃度は上昇したが、脂肪損失
度とは直接の関係はなかった。血糖レベルの変化は認め
られなかった。
肥満度の高い被験者に一層長期間にわたって水分の損失
が認められたことは興味深い。θ〜lOボンド太りすぎ
のグループでは第8日日に水分損失が最小(〈15%)
になり、■0〜20ポンド太りすぎのグループではこれ
が第98目、20〜40ボンド太りすぎのグル−プでは
第10日目になる。40〜!00ポンド太りすぎのグル
ープではダイエツト期間の第2週まで水分損失が続き、
第148目に最小(く15%)になる。
この計画ではまた、4人の非常に太った被験者(100
〜200ボンド太りすぎ)ではさらに長期間水分損失が
続き、第4週においても変動することが示された。この
グループは肥満度の低いグループに比べて一辰遅い速度
でケト−シスを進展させ、脂肪損失度も低いものであっ
た。
実施例27 本実施例では、毎日のカロリー摂取を減らすことなく運
動を行うことによって、一群の被験者のケト−シスの程
度を高めた。運動(サイクリングまたはジョッギング)
することによって400〜500カロリー燃焼させた後
、呼気アセトンの2〜40%の増加が観察された。運動
の直後には呼気アセトンレベルの低下が認められたが、
1時間後には徐々に上昇し、4〜5時間後に安定状態に
達した。
どの日にも運動をしなかった被験者の場合には、ケト−
シス(呼気アセトン)はかなり低下することか見出され
た。典型的な例として、毎日100力口り−、脂肪30
〜40gおよび炭水化物30〜・10gを摂取した男性
被験者は、第88目以後100ナノモルの呼気アセトン
レベルで安定状態に達した。この被験者は、いかなる過
激な運動も行わなかった。この被験者は第11日月に、
10マイル/時間の速度でlOマイル自転車に乗った(
500カロリーの燃焼)。この被験者の呼気アセトンは
、翌日(第12日月)200ナノモルまで上昇した。運
動を止めたときには、呼気アセトンは再び100ナノモ
ルまで低下することが見出された。
このように運動に関連して呼気アセトンが上昇すること
は、運動によって燃焼したカロリー数を呼気アセトンレ
ベルの増加と関係づけることが可能であることを示唆し
ている。ダイエツト期間中にコーヒーまたは紅茶を取り
すぎることが呼気アセトンの産生を高めることもまた見
出された。
実施例28 本実施例では、擬似(cheat ing)ダイエツト
の抗ケトーシス作用を測定した。間違って高い炭水化物
を摂取したダイエツト被験者は、数時間以内に呼気アセ
トンレベルがかなり低下することが観察された。実施例
27の2週間ダイエツトに参加しているか12時間絶食
している被験者は、250カロリーと369の炭水化物
を含む8オンス缶エンシュア(E、N5UIIEXロス
・ラボラトリーズ(Ross  L aborator
ies)、コロンブス、O,H,)を摂取した。この製
品を摂取した被験者の呼気アセトンは、1時間後約20
%減少し、3時間後には約30%減少した。同様に、被
験者がダイエツトプログラムを中断し高カロリーの食事
(800カロリー、炭水化物l00gおよび脂肪20〜
40g)を取ったときには、5時間で約40%の呼気ア
セトンの低下が観察された。24時間以内に呼気アセト
ン濃度はダイエツト前のレベルまで低下した。
実施例29 本実施例では、ケト−シス(呼気アセトン)の進展とカ
ロリーの摂取との間の関係を調べた。結果を以下の第9
表に−示す。観察されるように、呼気アセトンはカロリ
ー摂取に直接比例する。
裏1表 ケト−シスの進展に対するカロリー摂取の効果 カロリー摂取a 呼気アセトンレベル(×正常値)第1
日 第2日 第3日 0     4X   16X 60G−7001,5X   6X   13X110
0−1300   1.5x   4x  8−10x
2000     1、IX  2.4X   4X(
庄)(a)高タンパクで2097日以上の炭水化物を含
むダイエツトを使用した。
実施例30 ダイエツトの研究を行った。ガスクロマトグラ、フィー
、並びに、実施例IOおよび11の方法で製造した器具
を用い、一群のダイエツト中の者につき呼気アセトンの
濃度を測定した。ガスクロマトグラフィーはまた、血液
のへラドスペースアセトン濃度を測定するために用いた
。体重、全体内水分および体内脂肪を被験者に定期的に
測定した。
本研究は、太りすぎ以外は慢性的な病気を有しない年齢
24〜54の正常で健康な男性および女性の被験者に限
定した。58人の任意の者(男性20人、女性38人)
が、3つのグループに分かれて参加した。各研究期間は
、週末と休日を除く30日間を連続して行った。ダイエ
ツトしていない対照グループの中には、20人の任意の
者(男性10人および女性10人)が含まれていた。本
研究は、週末および休日を除<19日間続けた。
被験者は、年齢/性/体格/身長/体重およびメトロポ
リタン・ライフ・インシュアランス・カン “パニー・
テーブルから決定されるよりも体重が10%〜30%オ
ーバーしていた。被験者には、本研究に入る前、本研究
の中間および本研究の最後に血液および尿分析を含む完
全な身体検査をおこなった。
1日当たり1000カロリーのものと1日当たり120
0カロリーのらのとの2つのダイエツト計画を、医者お
よびダイエットコンサルタントにより本研究につき行っ
た。1000カロリーダイエツト1こは、1日当たり6
0〜809のタンパク質、90〜130gの炭水化物お
よび22〜249の脂肪が含まれていた。1200カロ
リーダイエツトには、80〜110gのタンパク質、1
13〜147gの炭水化物および25〜4り?の脂肪が
含まれていた。本研究に入る前に各被験者の基礎エネル
ギー消費ff1(BEE)を決定するためにハリスーベ
ネディクト式を用い、ダイエツトの選択は各被験者のB
EE要求に従いダイエットコンサルタント実習生により
行なった。被験者は本研究の全期間中いかなる激しい身
体活動も行わないようにし、各ダイエツト者には1日の
歩行数を記録するために万歩計をつけた。
ダイエツト期間中に集められたデータにより血液および
呼気アセトン濃度を関係づけることができた。加えて、
このデータによって、ガスクロマトグラフィーにより測
定された呼気アセトン濃度と、本発明の実施例10およ
び11の方法で製造された器具で測定されたものとを比
較することができた。
手順に従って、ダイエツト集団の血液アセトンの測定は
第!、2.16.23および30日間に行なった。ダイ
エツトを行っていないグループについては、第3、lO
および17日0に測定を行なった。ガスクロマトグラフ
ィーヘッドスペース分析は、パン・スケテルンブルグお
よびコーレバールの方法(Van  Stekelen
burg  and  Koorevaar、 Cl1
n、 Chem、 Acta、3↓、305−310)
に従って行い、血液アセトン濃度を測定した。
呼気アセトン濃度については、ガスクロマトグラフィー
により、また実施例■0および11の方法で製造された
呼気アセトン測定器具により測定した。
ダイエツトグループおよび非ダイエツトグループでの血
液ヘッドスペースのアセトン濃度(X軸)に対する呼気
アセトン濃度の比較を第10表に示す。−次回帰法によ
りこのデータを分析することにより、y=1.45(X
)+0.954の式が得られる。式中、Xは血液アセト
ンヘッドスペース濃度(nm)を、yは呼気アセトン濃
度(nM)をそれぞれ表す。
データは0.92の相関係数(r)を有する。
第11図には、ガスクロマトグラフィー(X軸)および
実施例10および11の器具(y軸)によりそれぞれ測
定した、ダイエツトおよび非ダイエツトの被験者の呼気
アセトン農産の比較を示す。本発明の呼気アナライザー
器具から得られたカラム高さは、アナライザーカラムの
そのロットに固有の標準曲線を用いてnMアセトン濃度
に変換した。
このデータを一次回帰法により分析すると、y=1.1
73(x)+8.65の式が得られる。式中、Xはガス
クロマトグラフィーにより計算した呼気アセトン濃度(
nM)、yは実施例10お上び11の器具により計算し
た呼気アセトン濃度(IIM)をそれぞれ表す。データ
は、0.91の相関係数(r)を有する。
本ダイエツト研究により集められたデータによってもま
た、脂肪損失度と呼気アセトン濃度との間のすぐれた相
関関係を得ることができた。本実施例では、全体内水分
および体内脂肪は主電気インピーダンス器具を用いて測
定を行なった。実験手順に従って、毎日目覚めると直ち
に各被験者から5個の呼気試料を集めた。この試料のう
ちの3gは、実施例10および11の呼気アセトンアナ
ライザーを用い、各被験者により呼気アセトンについて
速やかにアッセイした。残りの2個の試料については、
熟練者が分析した。1個は本発明の呼気アナライザー器
具を熟練技術者が行って呼気アセトン濃度を測定するの
に用い、他の1個はガスクロマトグラフィーでアッセイ
した。各被験者は毎日、目覚め、排便および排尿の直後
に全体重を測定した。各測一定にあたっては、被験者は
各家庭で精密な体重を用いて5回連続自分で測定した。
体重計は、各研究期間の始めと終わりに目盛りを合わせ
た。全体の体内水分および体内脂肪の測定を、バイオエ
レクトリカル・インピーダンス・アナライザー・モデル
BIA−101(RJL  System、 I nc
、 、デトロイト、M、 I 、)を用い、1週間のう
ち5日間(月曜から金曜)、朝の朝食前に各被験者につ
き行った。
本研究の経過において、すべての被験者の呼気アセトン
濃度はダイエツト期間の最初の数日の間に増加し、約7
日後に安定状態に達し、30日の研究の経過の間高めら
れたままであった。第12図および第13図には、58
人のダイエツト被験者および20人の非ダイエツト(コ
ントロール)被験者について、30日間の研究期間のあ
いだの平均累積呼気アセトン濃度および′カラム色試験
片の高さをそれぞれ示す。ダイエツト集団の平均カラム
高さは約22〜24+nm(アセトン濃度275〜30
0nM)の範囲であったが、一方、非ダイエツト集団の
方は約5〜10mm(アセトン濃度17〜27nM)の
範囲であった。
また本研究によって、ダイエツト研究期間のあいだにす
べての被験者が脂肪を失ったことが示された。全脂肪損
失は、電気インピーダンスを用いた体組成分析により測
定した。第14図に30日の研究期間中の平均累積脂肪
損失を示す。平均累積脂肪損失の合計は30日の期間で
約150オンス、すなわち、被験者1人当たりの1日の
脂肪損失は約5オンスであった。
脂肪損失度がすべてめダイエツト被験者について同じで
なかったことを認識するのは重要である。
このことを説明するために、2人のダイエツト被験者の
個々の事例を第15図と第16図、および第17図と第
18図にそれぞれ示す。第16図(ダイエツト被験者り
では、本発明の呼気アセトンアナライザー器具で測定し
たカラム高さは第1B1から累進的に上昇し第8日日に
安定状態に達している。このダイエツト被験者のカラム
高さは22m+n以上に高められたままであり、これは
呼気アセトン濃度の約250nMに相当する(第19図
参照)。体内脂肪の全損失量は165オンス(lO13
1bsX第15図参照)、すなわち、1日当たり約5.
5オンスであった。第18図(ダイエツト被験者2)で
は、カラム高さは第2日日から累進的に上昇し、第4白
目には安定状態に達した。ダイエツト被験者1とは対照
的に、平均カラム高さは約13mrrlまで減少した。
86オンスの累進脂肪損失(1日当たり約3オンス、約
70nMの呼気濃度に相当、第19図参照)もまたダイ
エツト被験者2について観察された(第17図参照)。
正常で健康な非ダイエツト集団中の被験者は、150M
の呼気アセトン濃度と11のS、D、(N=78)を示
した。この値は、ダイエツト(N=58)および非ダイ
エツト集団について第0日の基準線レベルから計算した
。37日Mの域値レベル(これ以上で患者は脂肪を失う
)を、非ダイエツト被験者の平均呼気アセトン濃度とS
、D、2に基づいて計算した。域値レベルをダイエツト
進行チャートに示す。
37日Mのアセトン域値レベルに対応するカラム高さは
カラムの各ロット毎にわずかに変動するため、このロフ
ト固有調整をロフト固有ダイエツト進行チャートに組み
込む。その1例を第21a図に示す。
研究期間中の「安定状態」期(約8〜30日)の毎日の
平均呼気アセトン濃度を、実施例IOおよび11で製造
−した器具およびガスクロマトグラフィーを用いて毎日
測定したものから各被験者(ダイエツトおよび非ダイエ
ツト)について計算した。
これらの値を、同じ期間にわたりインピーダンスにより
決定した毎日の平均計算脂肪損失量とともに第9表に示
す。呼気アセトンアナライザーを用いた呼気アセトン濃
度と脂肪損失量とのあいだの相関を第20図に示す。こ
のデータを一次回帰法で分析することにより、以下の式
が得られる。
脂肪損失量(オンス7日)=(呼気アセトン濃度(nM
)−15,3)152.2 上記式は、0.8の相関係数(r)を有する。この結果
は、本発明の器具で測定した呼気アセトンレベルが患者
の脂肪損失の相対変を示すものであることを確証してい
る。
本発明の器具の使用法に従って、観察されたカラム色ゾ
ーンの高さを第21a図に示す「ダイエツト進行チャー
ト」の左側の目盛りと合わせることによって呼気試料の
アセトン濃度を測定することもできる。この目盛りは呼
気アセトン濃度と相関しており、呼気アセトン濃度はそ
れ自身脂肪損失量と相関している。カラム色ゾーンの高
さと呼気アセトンとのあいだの相関は、品質管理法に従
って試験器具のロフトからロットへ調整することができ
る。第21a図および第21b図の「ダイエツト進行チ
ャート」の場合において、9 、5 mmのカラム高さ
が120nMのアセトン濃度に、17mmのカラム高さ
が220nMのアセトン濃度に、30mmのカラム高さ
が330nMのアセトン濃度にそれぞれ相関することが
、品質管理を考慮することによって示された。被験者は
グラフ上に読み取られるアセトン濃度(nM)を毎日プ
ロットする。すべての正常な被験者は、ダイエツトして
いない間は域値のアセトン濃度を下回っていなければな
らない。ダイエツトを続けるうちに呼気アセトン濃度は
数日の間に上昇し、ついで安定状態に達するであろう。
脂肪損失量は、グラフの右側の目盛りにより評価するこ
とができる。非ダイエツトの正常で健康な人々は、ゾー
ンの読み取りが域値ラインよりら下にこなければならな
い。0ゾーンは2オンス未満の脂肪損失7日を示す。+
ゾーンは2〜4オンスの脂肪損失量、++ゾーンは4〜
6オンスの脂肪損失量と見積もられる。
第21b図は、1000カロリーダイエツト計画を30
日間行った被験者の実際のデータを示す。
測定したカラム色ゾーンの高さから決定したアセトン濃
度を、グラフ上に毎日プロットした。グラフかられかる
ように、カラム高さくnMアセトン濃度)は第1B1か
ら累進的に上昇していき、第3白目には域値の点を越え
た。nMアセトン濃度は殆どの日で高められたままであ
り、++ゾーン内で変動した。このダイエツト被験者は
域値ゾーン(1日当たり4〜6オンスの脂肪損失)を越
えたままであったことをグラフは示している。30日間
の脂肪損失量が約120〜180オンス(1日当たり4
〜6オンス)であったことを見積もることができる。イ
ンピーダンス測定法を用いて計算された30日間にわた
る脂肪損失の実際の量は165オンスであった。
正常で健康な非ダイエツト被験者の平均呼気アセトン濃
度は15nMであり、S、D、は11(N=78)であ
る。この集団においては、6〜30nMの範囲で変化す
る。「域値レベル」は、平均呼気アセトン濃度とS、D
、2に基づいて37nMと計算された。呼気アセトン濃
度が37nMよりも低い被験者は、脂肪(2オンス未満
)を失わないことが期待される。調合したt ooo〜
1200カロリーのダイエツトを摂取する被験者は、呼
気アセトン濃度が域値レベル(1日当たり2オンスを越
える脂肪損失量に相当)を越えることが期待できる。
脂肪損失量は、各被験者により同じでなくてもよい。一
層高い代謝率の者は一層高い脂肪損失が期待できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の気体試験用器具の一興体例を示す図面
である。第2図は本発明の気体試験用器具の他の具体例
を示す図面である。第3図は本発明の気体試験用器具で
の色試験片の高さと気体試料中のアセトン濃度との関係
を示すグラフである。 第4図は本発明の液体試験用器具の一具体例を示す図面
である。第5図は呼気アセトン濃度とそれに対応する脂
肪損失度との関係を示すグラフである。第6図は0〜1
0ボンドの超過体重を有するダイエツト中の人の数日間
における水分および脂肪損失程度を示すグラフである。 第7図はlO〜20ボンドの超過体重を査するダイエツ
ト中の人の数日間における水分および脂肪損失の程度を
示すグラフである。第8図は20〜40ボンドの超過体
重を有するダイエツト中の人の数日間における水分およ
び脂肪損失の程度を示すグラフである。 第9図は40〜■00ボンドの超過体重を有するダイエ
ツト中の人の数日間における水分および脂肪損失の程度
を示すグラフである。第10図はガスクロマトグラフィ
ーで測定した、呼気アセトン濃度とヘッドスペースの血
中アセトン濃度との関係を示すグラフである。第11図
はガスクロマトグラフィーで測定した呼気アセトン濃度
と本発明装置によって測定したヘッドスペースの血中ア
セトン濃度との関係を示すグラフである。第12図は朝
測定した、ダイエツト中の人、およびダイエツト中でな
い人の平均の呼気アセトン濃度を示すグラフである。第
13図はダイエツト中の人およびダイエツト中でない人
における、本発明の呼気アセトン測定装置中のインジケ
ーターカラーパーの平均の高さを示すグラフである。第
14図はダイエツト中中の人およびダイエツト中でない
人における平均の累積脂肪損失の程度を示すグラフであ
る。 第15図は第1ダイエッタ−(ダイエツト中の人)の累
積脂肪損失の程度を示すグラフである。第16図は第1
5図のモニターに係る第1グイエツターにおける、本発
明の呼気アセトン測定装置中の日々のインジケーターカ
ラーパーの高さを示すグラフである。第17図は第2ダ
イエツターの累積脂肪損失の程度を示すグラフである。 第18図は第17図のモニターに係る第2グイエツター
における、本発明の呼気アセトン測定装置中の日々のイ
ンジケーターカラーパーの高さを示すグラフである。第
19図は呼気アセトン濃度と本発明の呼気アセトン測定
装置中のインジケーターカラーパーの高さとの関係を示
すグラフである。第20図は呼気アセトン濃度と脂肪損
失速度との関係を示すグラフである。第21a図はダイ
エツト計画をモニターするために本発明装置と連結して
用いられるダイエツト進行チャートである。第21b図
はダイエツトによる体重減量計画をモニターするために
書き込まれた第21a図のダイエツト進行チャートであ
る。第22図は本発明の呼気試料採取キットの透視図で
ある。第23図は第22図に示したキットの分解部品の
配列を示す透視図である。第24図は第22図および第
23図に示したキットの送風管(ブローチューブ)の外
管を構成する部品の透視図である。第25図は概ね第2
4図に示した切断線25−25に沿って切断した断片の
、拡大された縦断面図である。第26図は第22および
23図の呼気試料採取キットに用い得る使い捨て可能な
分析カラムの透視図である。第27図は本発明の呼気試
料採取キットの収容部分を除いた側面図であって、部品
の位置、および使用者がマウスピースから息を吹き込ん
で膨張可能なバッグを拡張させ、既知容量の分析用呼気
を供給した場合の空気の流れが示されている。第28図
は概ね第27図の切断線28−28に沿って切断した装
置端部の部分的な横断面図である。第29図は第27図
の装置の部品の位置および採取した空気試料がバッグか
ら分析カラムを通って放出される場合の空気の流れを示
した側面図である。第30図は概ね第29図の切断線3
0−30に沿って切断した装置端部の部分横断面図であ
る。第31図は概ね第29図の切断線31−31に沿っ
て切断した装置端部の横断面図である。第32図は使い
捨て可能な分析カラム中のアンプルが破壊されていない
状態での、概ね第29図の切断線32−32に沿って切
断された断片の縦断面図である。 第33図は反応器のアンプルが破壊された後の、第32
図と同様の断片の縦断面図である。第31図は送風管内
で、分析カラムがその第1の回転位置、および軸位置(
呼気吸入モード)にある場合の、概ね第27図の切断線
34−34に沿った横断面図である。第35図は送風管
内で、分析カラムがその第2の回転位置、および軸位置
(呼気排気モード)にある場合の、概ね第29図の切断
線35−35に沿った横断面図である。第36図は概ね
第27図の切断線36−36に沿った横断面図である。 第37図は第27図に示すように、マウスピースから息
を吹き込んだ場合の呼気試料採取キットのバルブ操作を
示す、断片の拡大した縦断面である。第38図は使用者
が完全に呼気収集バッグを充満さ什た後、呼気試料ゆく
収集バッグに保持されている安定期間におけるパル1.
ブ操作を示した、第37図と同様の断片の拡大した縦断
面図である。 第39図は第37および38図と同様の切片の拡大縦断
面図であって、分析カラムがその初期位置から90度回
転した後、さらに送風管内を内側に向けて第29および
39図に示した位置まで押し込まれることによって収集
バッグが偏って収縮することにより、採取された呼気試
料が分析カラムを通してマウスピースから強制的に押し
出される際のバルブ操作を示す図である。 特許出願人 アボット・ラボラトリーズ化 理 人 弁
理士 青 山 葆 (ほか1名)FIG、3 7区トンS麿 (nm) FIG、6 FIG、7 日 Flに8 FIG、9 緊〒賃瞳fl方faス  こ2ン入) 呈柑へt11左T屯1丸(τ〉ス) ロコの浄書(内容に変更なし) FIG、24           FIG、25z1
のGR内鰭こ変更なし) 図(ij 87X1駅内容に変更なし)FiG、29 FIG、30 FIG 、 31 7i′f/″) 7− 、;・、ブ→盲:こ1更な1−
1FIG、32         FIG、33FIG
、34          FJG、35図面の、争3
(内征に変更なし) FIG、36 FIG、37

Claims (28)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)(a)ケトンまたはアルデヒド分析物を含む流体
    試料を、ニトロプルシド塩が結合した第1固体マトリッ
    クス、および第1級または第2級アミンが共有結合した
    第2固体マトリックスと接触させ、 (b)該分析物とニトロプルシドおよびアミンを反応さ
    せて検出し得る反応生成物を形成させ、ついで (c)該反応生成物を検出する ことを特徴とする試料中のケトンまたはアルデヒドの検
    出方法。
  2. (2)該ニトロプルシド塩がニトロプルシドナトリウム
    である特許請求の範囲第1項の方法。
  3. (3)該アミンが第1級アミンである特許請求の範囲第
    1項の方法。
  4. (4)該流体試料が気体である特許請求の範囲第1項の
    方法。
  5. (5)該分析物がアセトンである特許請求の範囲第1項
    の方法。
  6. (6)該分析物を吸着物質に吸着させ、溶媒を用いて該
    吸着物質から脱着させたのち、第1および第2固体マト
    リックスと接触させる特許請求の範囲第1項の方法。
  7. (7)溶媒としてメタノールおよびジメチルスルホキシ
    ドを用いる特許請求の範囲第6項の方法。
  8. (8)気体試料中の分析物を第1および第2固体マトリ
    ックスに吸着させる特許請求の範囲第4項の方法。
  9. (9)第1および第2マトリックスに直線的に吸着され
    る流体試料中の分析物の量を検出することによって分析
    物濃度を測定してもよい特許請求の範囲第1項の方法。
  10. (10)ニトロプルシド塩が結合した第1固体マトリッ
    クスおよび第1級または第2級アミンが共有結合した第
    2固体マトリックスからなることを特徴とする流体試料
    中のケトン類およびアルデヒド類の検出用器具。
  11. (11)該第1および第2固体マトリックスがストリッ
    プ上に固定化されている特許請求の範囲第10項の器具
  12. (12)該第1および第2固体マトリックスがカラム中
    に固定化されている特許請求の範囲第10項の器具。
  13. (13)該ニトロプルシド塩がニトロプルシドナトリウ
    ムである特許請求の範囲第10項の器具。
  14. (14)該アミンが第1級アミンである特許請求の範囲
    第10項の器具。
  15. (15)該第1および第2固体マトリックスがシリカゲ
    ル物質およびセルロース物質から選ばれる特許請求の範
    囲第10項の器具。
  16. (16)前吸着ゾーンをさらに有する特許請求の範囲第
    10項の器具。
  17. (17)液体試料と平衡状態の一定容量の気体を遊離す
    る手段および該一定容量の気体を第1および第2固体マ
    トリックスと接触させる手段とからなる特許請求の範囲
    第10項の器具。
  18. (18)該ニトロプルシド塩とアミンが同じ固体マトリ
    ックスに結合している特許請求の範囲第10項の器具。
  19. (19)アミノプロピルシリカゲルおよびニトロプルシ
    ドナトリウムが結合したジエチルアミノシリカゲルから
    なる特許請求の範囲第10項の装置。
  20. (20)(a)呼気について周期的にアセトン含量を試
    験し、ついで (b)該呼気アセトン含量を、脂肪異化の一定速度と呼
    気アセトンとを相対させた標準と相関させる ことを特徴とする減量食餌療法の脂肪異化効果を確認す
    る方法。
  21. (21)周期を24時間とし、異化度を異化脂肪オンス
    /日で表わす特許請求の範囲第20項の方法。
  22. (22)該標準が方程式で示される特許請求の範囲第2
    0項の方法。
  23. (23)該標準が表で示される特許請求の範囲第20項
    の方法。
  24. (24)該標準が呼気アセトン試験器具付属のグラフで
    ある特許請求の範囲第20項の方法。
  25. (25)(a)(i)呼気試料を、ニトロプルシド塩が
    結合した第1固体マトリックス、および第1級または第
    2級アミンが共有結合した第2固体マトリックスと接触
    させ、(ii)呼気アセトンとニトロプルシドおよびア
    ミンを反応させて検出し得る反応生成物を形成させ、つ
    いで(iii)該反応生成物を検出することによって対
    象の呼気アセトン濃度を測定し、ついで (b)該呼気アセトン濃度を、脂肪異化の一定速度と呼
    気アセトンとを相対させた標準と相関させる ことを特徴とする特許請求の範囲第20項の方法。
  26. (26)(a)ニトロプルシド塩が結合した第1固体マ
    トリックス、 (b)第1級または第2級アミンが共有結合した第2固
    体マトリックス、 (c)溶媒、および (d)一定容量の気体試料を採集し、それを第1および
    第2固体マトリックスと接触させるための手段 からなることを特徴とする気体試料中のケトンおよびア
    ルデヒドを測定するためのキット。
  27. (27)(a)ニトロプルシド塩が結合した第1固体マ
    トリックス、 (b)第1級または第2級アミンが共有結合した第2固
    体マトリックス、および (c)一定容量の液体試料を採集し、それを第1および
    第2固体マトリックスと接触させるための手段 からなることを特徴とする液体試料中のケトンおよびア
    ルデヒドを測定するためのキット。
  28. (28)(a)ニトロプルシド塩が結合した第1固体マ
    トリックス、 (b)第1級または第2級アミンが共有結合した第2固
    体マトリックス、 (c)溶媒、 (d)一定容量の呼気を採集し、それを第1および第2
    固体マトリックスと接触させるための手段、および (e)脂肪異化の一定速度と呼気アセトンとを相対させ
    た標準 からなることを特徴とする減量食餌療法の脂肪異化効果
    を確認するためのキット。
JP62325145A 1986-12-22 1987-12-22 ケトンおよびアルデヒド類の検出法およびその器具 Pending JPS63246673A (ja)

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
US944,083 1986-12-22
US06/944,083 US4970172A (en) 1986-12-22 1986-12-22 Method and device for ketone measurements
US131,811 1987-12-17

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPS63246673A true JPS63246673A (ja) 1988-10-13

Family

ID=25480757

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP62325145A Pending JPS63246673A (ja) 1986-12-22 1987-12-22 ケトンおよびアルデヒド類の検出法およびその器具

Country Status (2)

Country Link
US (1) US4970172A (ja)
JP (1) JPS63246673A (ja)

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004508534A (ja) * 2000-02-22 2004-03-18 ダウ グローバル テクノロジーズ インコーポレイティド 健康関連の行動修正用のパーソナルコンピュータ息分析装置及びその方法
JP2014509732A (ja) * 2011-03-08 2014-04-21 エイカーズ バイオサイエンシス インコーポレイテッド 呼気ケトン検出器
JP2015102381A (ja) * 2013-11-22 2015-06-04 株式会社Nttドコモ 糖尿病指標値推定システム及び糖尿病指標値推定方法
JPWO2016147451A1 (ja) * 2015-03-18 2017-04-27 株式会社東芝 呼気分析装置
JPWO2016111215A1 (ja) * 2015-01-07 2017-10-12 株式会社Nttドコモ 情報処理装置、カロリー管理システム、カロリー収支推定方法及びプログラム

Families Citing this family (46)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5962333A (en) * 1996-01-25 1999-10-05 Multisorb Technologies, Inc. Medical diagnostic test strip with desiccant
US6103141A (en) * 1997-01-23 2000-08-15 Multisorb Technologies, Inc. Desiccant deposit
US6138079A (en) * 1997-08-18 2000-10-24 Putnam; John M. Device for calculating fluid loss from a body during exercise
DE19810050A1 (de) 1998-03-09 1999-09-16 Basf Ag Verwendung von wässrigen filmbildenden Zubereitungen auf der Basis von Copolymeren von Methacrylsäurealkylestern
US6651487B1 (en) * 1999-07-20 2003-11-25 Phoenix Systems, L.L.C. Test for brake fluid age and condition
US6691562B2 (en) * 1999-07-20 2004-02-17 Phoenix Systems, L.L.C. Test for brake fluid age and condition
US6458326B1 (en) 1999-11-24 2002-10-01 Home Diagnostics, Inc. Protective test strip platform
US6541216B1 (en) 1999-12-22 2003-04-01 Roche Diagnostics Corporation Amperometric biosensor test strip
US6609068B2 (en) * 2000-02-22 2003-08-19 Dow Global Technologies Inc. Personal computer breath analyzer for health-related behavior modification and method
EP1289417A4 (en) * 2000-06-07 2005-06-15 Healthetech Inc BREATH ANALYZER FOR DETECTING THE PRESENCE OF KETONES
US6562625B2 (en) 2001-02-28 2003-05-13 Home Diagnostics, Inc. Distinguishing test types through spectral analysis
US6541266B2 (en) 2001-02-28 2003-04-01 Home Diagnostics, Inc. Method for determining concentration of an analyte in a test strip
US6525330B2 (en) 2001-02-28 2003-02-25 Home Diagnostics, Inc. Method of strip insertion detection
CA2465048A1 (en) 2001-11-09 2003-05-15 Dow Global Technologies Inc. An enzyme-based system and sensor for measuring acetone
US7794994B2 (en) * 2001-11-09 2010-09-14 Kemeta, Llc Enzyme-based system and sensor for measuring acetone
US8722417B2 (en) 2003-04-28 2014-05-13 Invoy Technologies, L.L.C. Thermoelectric sensor for analytes in a fluid and related method
US8088333B2 (en) * 2003-04-28 2012-01-03 Invoy Technology, LLC Thermoelectric sensor for analytes in a gas
EP1627218A2 (en) * 2003-04-28 2006-02-22 Arizona Board of Regents, acting for and on behalf of, Arizona State University Thermoelectric biosensor for analytes in a gas
US7501011B2 (en) * 2004-11-09 2009-03-10 Multisorb Technologies, Inc. Humidity control device
EP2175999B1 (en) 2007-06-21 2017-01-04 Gen-Probe Incorporated Receptacles for use in performing processes
IL197532A0 (en) 2008-03-21 2009-12-24 Lifescan Scotland Ltd Analyte testing method and system
US8057586B2 (en) * 2008-07-28 2011-11-15 Multisorb Technologies, Inc. Humidity control for product in a refrigerator
US9643186B1 (en) 2010-03-19 2017-05-09 Invoy Technologies, Llc Breath analysis system, device and method employing nanoparticle-based sensor
WO2012149203A1 (en) * 2011-04-26 2012-11-01 Pulse Health Llc Methods and systems of non-invasive detection
US9689864B2 (en) 2012-02-01 2017-06-27 Invoy Technologies, Llc Method and apparatus for rapid quantification of an analyte in breath
CN104583773A (zh) 2012-05-15 2015-04-29 尹沃伊技术有限公司 用于分析呼气中丙酮的方法和设备
CN102841091A (zh) * 2012-08-27 2012-12-26 宋继增 工业甲醇中羰基化合物含量测定的标准比色法
US10278617B1 (en) 2013-03-15 2019-05-07 Invoy Holdings, Llc Method and apparatus for sensing ammonia in breath
US9299238B1 (en) 2014-07-23 2016-03-29 Invoy Technologies, Llc Ketone measurement system capable of detecting and notifying a user of proper insertion of detachable components
US10591495B2 (en) 2015-04-27 2020-03-17 University Of Maryland, College Park Device and methods of using device for detection of hyperammonemia
US10694978B2 (en) 2015-05-14 2020-06-30 Invoy Holdings, Llc Breath analysis system, device and method employing nanoparticle-based sensor
US9848075B1 (en) 2015-05-14 2017-12-19 Invoy Technologies, Llc Communication system for pairing user devices with medical devices
US10604011B2 (en) 2015-10-13 2020-03-31 Consumer Safety Technology, Llc Networked intoxication vehicle immobilization
US10226201B2 (en) 2015-10-29 2019-03-12 Invoy Holdings, Llc Flow regulation device for breath analysis and related method
US10285642B2 (en) 2016-02-03 2019-05-14 Invoy Holdings, Llc Breath analysis device with watch band that holds breath analysis cartridges
US10736548B2 (en) 2016-05-18 2020-08-11 Invoy Holdings, Inc. Ketone measurement system for monitoring medical conditions
US10663440B2 (en) 2016-09-09 2020-05-26 Consumer Safety Technology, Llc Secure data handling in a breath alcohol calibration station
US10877008B2 (en) 2016-09-09 2020-12-29 Consumer Safety Technology, Llc Reference gas management in a breath alcohol calibration station
US10068494B2 (en) 2016-10-14 2018-09-04 Invoy Holdings, Llc Artificial intelligence based health coaching based on ketone levels of participants
JP6815636B2 (ja) * 2017-03-15 2021-01-20 株式会社タニタ ケトン体濃度推定装置、方法、及びプログラム
KR101815038B1 (ko) 2017-06-07 2018-01-05 (주)센텍지엠아이 체지방 연소량 측정장치
WO2019163902A1 (ja) * 2018-02-23 2019-08-29 シスメックス株式会社 尿中ケトン体検出用試験片
US10786177B1 (en) * 2018-05-22 2020-09-29 Invoy Holdings Inc. Extracting an analye from a breath sample using a solid porous structure containing a reactive material
US20210181118A1 (en) * 2018-09-06 2021-06-17 AusMed Global Limited Systems, sensors and methods for determining a concentration of an analyte
KR20200077639A (ko) 2018-12-20 2020-07-01 (주)센텍코리아 가스 농도 측정장치 및 이를 이용한 가스 농도 측정방법
US11782033B2 (en) * 2019-01-18 2023-10-10 The Regents Of The University Of Michigan Microscale collector-injector technologies for passive environmental vapor sampling and focused injection

Family Cites Families (20)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US2186902A (en) * 1939-04-07 1940-01-09 Lilly Co Eli Urine acetone test
US2283262A (en) * 1940-10-02 1942-05-19 Miles Lab Diagnostic composition and method
US2362478A (en) * 1941-12-24 1944-11-14 Denver Chemical Mfg Company Reagent for testing for acetone
US2509140A (en) * 1948-03-02 1950-05-23 Miles Lab Test reagent composition
US2577978A (en) * 1949-02-04 1951-12-11 Miles Lab Diagnostic composition
US2990253A (en) * 1959-05-21 1961-06-27 Miles Lab Diagnostic composition
BE635883A (ja) * 1962-08-06
GB1369138A (en) * 1971-11-24 1974-10-02 Boehringer Mannheim Gmbh Dignostic agent
US3992158A (en) * 1973-08-16 1976-11-16 Eastman Kodak Company Integral analytical element
JPS5143796B2 (ja) * 1973-11-08 1976-11-24
DE2605221C2 (de) * 1976-02-11 1979-02-22 Riedel-De Haen Ag, 3016 Seelze Verfahren zur Herstellung eines diagnostischen Mittels zum Nachweis von Ketonen
CA1095819A (en) * 1977-01-14 1981-02-17 Eastman Kodak Company Element for analysis of liquids
DE2733426C3 (de) * 1977-07-23 1981-08-06 Behringwerke Ag, 3550 Marburg Diagnostisches Mittel zum Nachweis von Ketonkörpern in Flüssigkeiten und Verfahren zu seiner Herstellung
US4147514A (en) * 1977-11-21 1979-04-03 Miles Laboratories, Inc. Test means and method for detecting ketone bodies
DE3011168A1 (de) * 1980-03-22 1981-10-01 Behringwerke Ag, 3550 Marburg Diagnostisches mittel zum nachweis von keton-koerpern
JPS56141560A (en) * 1980-04-08 1981-11-05 Eiken Kagaku Kk Reagent composition for measuring ketone body in body fluid
DE3029865A1 (de) * 1980-08-07 1982-05-19 Macherey, Nagel & Co Chemikalienhandel, 5160 Düren Diagnostisches mittel zum nachweis von ketonen in fluessigkeiten und verfahren zu seiner herstellung
JPS58129260A (ja) * 1982-01-27 1983-08-02 Toyo Roshi Kk ケトン体検出用試験紙
US4440724A (en) * 1982-11-01 1984-04-03 Helena Laboratories Corporation Composition for detecting ketone bodies and method of preparation
US4579826A (en) * 1983-09-30 1986-04-01 Bolton Craig E Method and device for analyzing human breath

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004508534A (ja) * 2000-02-22 2004-03-18 ダウ グローバル テクノロジーズ インコーポレイティド 健康関連の行動修正用のパーソナルコンピュータ息分析装置及びその方法
JP2012143569A (ja) * 2000-02-22 2012-08-02 Kemeta Llc 医療装置及び患者の息を分析するための方法
JP2014509732A (ja) * 2011-03-08 2014-04-21 エイカーズ バイオサイエンシス インコーポレイテッド 呼気ケトン検出器
JP2015102381A (ja) * 2013-11-22 2015-06-04 株式会社Nttドコモ 糖尿病指標値推定システム及び糖尿病指標値推定方法
JPWO2016111215A1 (ja) * 2015-01-07 2017-10-12 株式会社Nttドコモ 情報処理装置、カロリー管理システム、カロリー収支推定方法及びプログラム
JPWO2016147451A1 (ja) * 2015-03-18 2017-04-27 株式会社東芝 呼気分析装置

Also Published As

Publication number Publication date
US4970172A (en) 1990-11-13

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPS63246673A (ja) ケトンおよびアルデヒド類の検出法およびその器具
EP0279069B1 (en) Method and device for ketone measurement
US5174959A (en) Breath component monitoring device
CA1307447C (en) Method and device for ketone measurement
Kundu et al. Breath acetone analyzer: diagnostic tool to monitor dietary fat loss
CA2248321C (en) Condensate colorimetric nitrogen oxide analyzer
Ellis et al. Nitrite and nitrate analyses: a clinical biochemistry perspective
US5961470A (en) Breath test for assessing hepatic function
Coburn et al. Carbon monoxide in blood: analytical method and sources of error
EP2684025A1 (en) Breath ketone detector
Dubowski Breath analysis as a technique in clinical chemistry
EP2593008A1 (en) Non-invasive method for diagnosing the severity of heart failure, use of a biomarker for diagnosing decompensated heart failure, collector device for the heart failure biomarker from exhaled breath and a diagnosis kit
Kundu et al. Novel solid-phase assay of ketone bodies in urine
Huo et al. A novel optical chemical sensor based AuNR-MTPP and dyes for lung cancer biomarkers in exhaled breath identification
US20020090667A1 (en) Detection of Helicobacter Pylori
CN103487481A (zh) 一种呼气氨气分析仪
US5552324A (en) Method and apparatus for determining the concentration of readily oxidizable organic vapors in gas samples
CA2029831A1 (en) Detection of appendicitis by measurement of ortho-hydroxyhippuric acid
US20080090268A1 (en) Method for the diagnosis of Helicobacter pylori infection, and a diagnostic kit for performing the method
Ruzsanyi et al. Determination of VOCs in human breath using IMS
Ghawanmeh et al. The recent progress on nanomaterial-based chemosensors for diagnosis of human exhaled breath: a review
CN110780063A (zh) 一种呼气氨检测方法和装置
Froldi et al. A case of suicide by ingestion of sodium nitroprusside
CN211478332U (zh) 一种呼气氨检测装置
Commins Measurement of carbon monoxide in the blood: review of available methods