JPS63246574A - 無端パツキンの製造方法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （産業上の利用分野） （従来の技術） 往来、と閉容器の蓋部或はピストンおよびシリンダ間の
摺動部等の密封手段の材料としては、主としてゴム様弾
性材料が使用され、その製造方法としては、圧縮成形法
、シート状に圧延した素材を打ち抜く方法或は紐状素材
を成形して両端部を接合する方法等が使用されていた。

ゴム材料を使用したパツキンは、例えばショックアブソ
ーバ用パツキンのように、シール機能の他に低摩擦性を
要求されるものや、薬品プラントの輸送管用パツキン等
のように、耐熱・耐薬品性等の厳しい条件を課されるも
のにおいては、完全に対応することができなかったため
に、低ｍＷ性を必要とするものについては、表面にＰＴ
ＦＥ材のコーティングを施したもの或はＰＴＦＥ材をも
って成形したパツキンを使用して対処し、耐熱性・耐薬
品性パツキンについては、ＰＴＦＥ材による成形品によ
って対処していたが、表面にＰＴＦＥ材のコーティング
を施したものにおいては、コーテイング膜の摩滅に伴う
シール機能の低下を招き、ＰＴＦＥ材裂パ材部パツキン
いては、ＰＴＦＥ材の柔軟性不足を補うために高、い締
め代を必要とする等の間コ点を有していた。

発明者等は、上記したパツキン用材料における間３点を
考慮して、結晶性樹脂多孔質体と他の高分子組成物との
混合材料によるパツキン用材料を゛発明した（特願昭６
１−２０７５３３号参照）が、パツキンの製造方法とし
ては、上記した圧縮成形加工、シート状素材の打ち抜き
加工、紐状素材の両端部接合等の手段によって対処して
いた。

（発明が解決しようとする間３点） 上記した従来技術による無端パツキンの製造方法のうち
で圧縮成形によるものにおいては、周辺の長いパツキン
に対し成形型が大型になって生産性が低下するばかりで
なく、組成物内における結晶質繊維の配列方向が、パツ
キンの軸線方向に対し直交する方向すなわち周辺に平行
する方向となって、軸線方向に沿った圧力負荷に対する
柔軟性を低下させ、更に、軸線方向に摺動するものにお
いて摩擦性を増加させると言う間３点をもたらし、 シート状の素材の打ち抜き加工によるものにおいては、
製品部分に対する余材部分の割合が大きくなって不経済
となるばかりでなく、シート状素材の圧延加工Ｅｌ！［
こあける組成物内におる結晶質繊維の配列方向が、シー
ト状素材の面に沿った方向となって、上記した圧縮成形
品と同様に、軸線方向の圧縮荷重に対する柔軟性および
軸線方向慴動時の低摩擦性不足の間３点をもたらし、更
に、紐状素材の端部の接合によるものにおいては、接合
作業の非能率性による非生産性の他に、紐状素材の成形
Ｍにおける結晶質繊維の配列方向がパツキンの周辺方向
に沿って形成されて、上記２例と同様に、軸線方向の圧
縮荷重に対する柔軟性および軸線方向の慴動時の低摩擦
性において劣ると言う問題点をもたらしていた。

題点をもたらしていた。

本発明は、軸線方向の圧縮荷重に対する伶れた柔軟性お
よび軸線方向の摺動Ｆｆｒｔこおける低摩擦性をもたら
し得る無端パツキンの製造方法を提示することを目的と
するものである。

（間２点を解決するための手段） 本発明は、上記した従来の技術による無端パツキンの製
造方法における問題点を考慮して、結晶性樹脂材料と他
の高分子組成物との混合物に押出し加工又は引出し加工
を施して所望の無端パツキンの平面形状と同等の軸線方
向と直角方向の断面形状を示す筒状体を成形し、該筒状
体を軸線方向と交差する方向に切断して無端パツキンを
得るように構成するものである。

（作用） 上記した構成を備えた本発明の無端パツキンのＨａ方法
においては、結晶性樹脂材料と他の高分子組成物との混
合物に押出し加工又は引出し加工を施して筒状体を成形
するはに、結晶性樹脂材料による瑛維が、押出し又は引
出しの方向すなわち筒状体の軸線方向と平行する方向に
配列される。

（実施例）。

以下に１１本発明の詳細な説明する。

実施例１ ポリテトラフルオロエチレン微粉末（三井デュポンフロ
ロケミカル製テフロン６−Ｊ）５５０（Ｊを、メチルエ
チルケトン１５００ｃｃとジクロロテトラフルオロエタ
ン（三井デュポンフロロケミカル製フレオンＴ　Ｆ　）
　　７５０ｃｃの液温デＣの混合液中に、攪料しながら
少量ずつ添加し、これにペレット状になしたフッ素ゴム
（昭和電工デュポンＨＶ　１ｔｏｎＧ　Ｆ　）を４７８
ｇ、ｔ−リアツルイソシアヌレート／ケイ酸カルシウム
（６：　４）混合物（日本化成製タイフＭ−６０）　１
９（Ｊ、　２．５−ジメチル−２，５−ジ（ｔ−ブチル
パーオキシ）ヘキサン（日本油脂製バーへキサ２５Ｂ）
４．８９を添加し、半日攪輝してゴムを完全に溶解させ
、溶媒を乾燥させて得られた混合物を円筒形状に予備成
形し、これを絞り率１００．押出し圧４　ｔｏｎ／ｃＩ
Ｉｔテ、１０　ｏ’ｃ　ｌコ加熱して押出し、同時に冷
却しながらドラフト比５で１００％延伸して得られた内
径３．２ｃｍ、肉厚５．１ｍｍの円筒体を適宜の長さに
切断し、プレス機により１８０’ｃ、　　５ｍ１ｎ加硫
して第１図（ａ）に示す、ような円筒形状の中間製品と
なし、これを軸線方向と直交する方向に切断して第１図
（ｂ）に示すような内径３　ａｍ、外径４ｃｍ。

厚さ１−ｍｍの円形パツキンを製作した。

木材に関して走置型電顕（ＳＥＭ）により観察したとこ
ろ、配合結晶性樹脂が、押出し方向に、連結部および繊
維部よりなる多孔質構造を呈していることが確認された
。

本社の押出し方向の確度をＪＩＳＡタイプの確度針で測
定したところ、６８ポイントを示した。

比較例１−１ 実施例１と同配合・同条件で、幅３．１ｃｍ、厚さ１ｍ
ｍの帯状シートの中間製品を製作し、型抜きにより実施
例１と同様の円形パツキンを製作した。

本社を、実施例１と同様に、ＳＥＭで観察したところ、
！ｌｉｉ部が円周方向に成長しており、軸線方向のＪＩ
ＳＡ確度は８２ポイントを示した。

比較例１−２ ポリテトラフルオロエチレン樹脂材料をもって、実施例
１と同様の円形パツキンを圧縮成形法により製作した。

本社のＪ工ＳＡ確度は１００を示した。

実施例２ ポリプロピレン樹脂粉末（住友ノーブレンＤ５０１；Ｍ
Ｆニー０．５　）　２７０　（ｊ　、ジブチルフタレー
ト（Ｄ８１Ｊ）　２０　ｑ、　ニトリルゴム（Ｐ　ｅｒ
ｂｕｔａｎ　Ｎ　３８０７３）　２００９　、テトラメ
チルチウラムジスルフィド（ＴＴ）　４　ｇ、モルフォ
リンジスルフィド（Ｖａｌｎｏｃ　Ｒ；大向新興化学）
３（Ｊをニーダ−（コテ混練して均一組成物とし、該組
成物を２軸押出し機にて角型管状に押出し、これを５０
６０．倍率２で延伸し、次いで、１００°Ｃ１侶率２で
延伸したのち、１８０°Ｃで５分間プレス加硫して第２
図（ａ）に示すような肉厚５ｍｍ、長さ２０　ｃｍの角
型管を得、これを肉厚と略同幅となるように切断して第
２図（１ｍ））に示すような角型素材となし、これを間
隔を保って配置された２個の回転ローラにたすき状に巻
掛け、円孤状の断面形状を呈する凹溝を付された砥石に
より研削して直径４．９ｍｍの円形断面形状を示すパツ
キンを得た。

このパツキンをフランジに取付け、内側にＮ２ガスを注
入してもれ量を測定したところ、０．９Ｘ１０ｃｃ　／
２４　ｈｒ　−１ａｔｍを示した。

また、本社を、ビロール中に室温で２４　ｈｒ浸漬した
ところ、体積増加は、８％であった。

比較例２ 実施例２からポリプロピレンを障いた組成物で、同形状
の角型パツキンを製作し、実施例２と同様にフランジに
取付けてＮガスのもれ量を測定したところ、１５．０ｘ
ｌＯｃｃ　／２４　ｈｒ　−１ａｔｍを示し、ピロール
２４　ｈｒ侵涜後の体積増加は、２３％であった。

（発明の効果） ｙ＃端パツキンの製造方法に関する本発明が、上記した
ように、結晶性樹脂材料と他の高分子報成物との混合物
に押出し加工又は引出し加工を施して筒状体を成形する
工程と、前記筒状体を軸線方向と交差する方向に切断す
る工程とを含む構成を備えていることにより、結晶性樹
脂材料による繊維が、押出し又は引出しの方向すなわち
製品の軸線方向と平行する方向に配列されるために、圧
縮荷重に対し優れた柔軟性を示し得るので、フランジ部
等の締付は部用パツキンとして使用した場合に高いシー
ル性能がもたらされ、又、軸線方向の慴動に対して低い
摩棒性を示すので、ピストン部等の摺動パツキンとして
も有効である。

【図面の簡単な説明】

第１図は、本発明の一実施例の中間製品および製品の斜
視図、第２図は、本発明の他の実施例の管状素材および
素材の斜視図である。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. １、結晶性樹脂材料と他の高分子組成物との混合物に押
   出し加工又は引出し加工を施して筒状体を成形する工程
   と、前記筒状体を軸線方向と交差する方向に切断する工
   程とを含む無端パッキンの製造方法。