JPS6324578A - 開閉型点火プラグ - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （産業上の利用分野） 本発明は特許請求の範囲第一項記載の上位概念による開
閉型点火プラグ（開閉接点付き点火プラグ）に関する。

（従来の技術） 此の種の公知の開閉型点火プラグ（西ドイツ特許公報２
０４　５４５及び西ドイツ特許公報２９５１　８４８）
に於いては、電磁石の磁心スリットに２個の帯状ばねが
お互いに絶縁した状態で固定してあり、これらの帯状ば
ねの一端に、接極子をそれが尚磁心の内部にあるように
取り付けである。帯状ばねには又、自由端に電極接点を
備えたアームがあり、これが燃焼室内に突出している。

西ドイツ特許公報２０４　５４５の開閉型点火プラグで
は、磁心と磁心に向いた接極子の面は、接極子が磁心に
当たった際接極子のアームが電極接点を開くために回転
運動を行い、それにより開閉運動の度にこの接極子を支
持している帯状ばねが折れ曲がるように構成されている
。

又西ドイツ特許公報２９　５１　８４８では、電極が開
閉する隔板ばねにその固定した所で強い振動が生ずるよ
うに、板ばねが磁心に配置しである。その為、板ばねに
は絶えず同じ箇所に大きな応力が加わることになり、急
速な材料疲労と早期破損の結果を招く。更に、両方の電
極の焼損が進行すると、両方の接極子プレートが板ばね
の所でお互いに接触するようになって、電極のＩＦｔｌ
閏を阻止すると云う欠点もある。

此の種のもう一つの開閉型点火プラグ（米国特許公報１
　０４１　４７７）では、一方の板ばねだけが電極を備
えているが、これでも問題は同じである。又これに類似
の実ＭｉＢ様（西ドイツ特許公報２１８　５９５）では
、開閉の度に接極子と磁心との間で摩擦作用が生じ、そ
の為早期の磨耗、開度や点火時期の変化、その他の悪影
響を招くと云う欠点がある。

（発明が解決しようとする問題点） これらの開閉型点火プラグの全てに共通した欠点として
は、ハウジング下部の空所の構造、或いは電磁コイルと
磁心及び板ばねと接極子との配置方法の為に、電磁コイ
ルの過熱、又は磁心下部や接極子への煤の付着によって
、その機能が阻害されることが多い点を挙げることが出
来る。

従って本発明の目的は、空所を備えた磁心と点火プラグ
の軸に対して横方向に動く接極子との機能を更に向上し
、開閉運動を磨耗無しで行わせることが出来、しかも過
熱や煤の付着を低減出来るような開閉型点火プラグを提
供することにある。

（問題点を解決するための手段および作用）此の目的は
本発明によれば、特許請求の範囲第一項記載の上位概念
による開閉型点火プラグに対して、特許請求の範囲第一
項記載の必須要件を適用することにより達成された。そ
の他の好ましい実施態様に就いては、以下の実施態様項
に記載しである。

磁心が、接極子の側に円錐形の側面を有する片状の拡大
部と空所を備えているので、接極子の範囲に磁力作用が
確実に集中している。又磁心の空所に圧縮圧力流に対し
て横に動く接極子を、磁心の空所の軸に対して非対称に
配置しであるので、圧縮圧力が開閉運動に寄与すること
が出来る。その磁力線の流れ方により、磁心から突出し
ている接極子に吸引作用が動く他に、反発作用も働き、
開閉は更に加速されてより正確に継続し、その際接極子
を固定した長い棒状体に開閉運動による材料の変形を生
ずることはない。

棒状ばねに配置した接極子の爆発室内に突出した部分に
は、軸方向のり欠きが設けであるので、その位置に固定
されて共に移動する電極は爆発圧ツノにより開く方向に
押され、それだけ必要な磁力は軽減される。更に、接極
子と電極は、この配置ではプラグのハウジングから突出
しているので、その交換を容易に行うことが出来る。磁
心の空所は階段状に広がった形状をなし、又電磁コイル
の周囲には通気孔を備えた空間が設【プであるので、接
極子への煤の付着や過熱は軽減される。此の点は、開閉
型点火プラグをピストン型内燃橢関ではなく、種々の応
用範囲で点火装置として使用する場合に大きな利点とな
る。

点火ケーブルから電磁コイル又は棒状ばねに直接電流を
送る場合には、開閉型点火プラグの上部に設けた絶縁は
不用で、それだけ小型の構成が可能である。又電流供給
を高電圧で行う場合は、棒状ばねを磁心の上部に挿入溶
接することが出来る。

（実施例） 次に本発明を、図面に示した二つの実施例により詳細に
説明する。

此処に図示した間開型点火プラグは、実質的に円筒状の
ハウジング１を有し、これは非磁性の金属材料製でねじ
込み側に向かって細くなった多角形状部３と、内燃機関
のシリンダーヘッド（図示せず）又はその他の点火シス
テムにねじ込む為のねじ部２とを備え、その下端の片側
に電ａｉ２５を固定する為の延長部２７がある。ハウジ
ング１の側壁には上下の通気孔７，７′があり、電磁コ
イル５とハウジング１との間の空間４．８に通じている
。

ハウジング１のねじ部と反対側の端部にも、ねじ付きの
蓋２２をねじ込む為のねじ１１が切ってあり、蓋には点
火ケーブル２９用の切欠き３２と、電気接点１３用の板
１４及び絶縁材３１．１２が配置されている。ハウジン
グ１の内部４には、その上端に絶縁板３０があり、更に
ハウジングの内壁から間隔を置いて取り付けられた電磁
コイル５と、接極子側に円錐状の先端１０を有する暮秋
の拡大部９を設けた磁心６とが収めてあり、その先端は
パツキン２３で支えられている。磁心６の中心には、階
段状の広がり１５’、１６を有する空所１５がある。空
所１６の磁石のスリットの範囲に於いて、磁心から突出
し盲孔を備えた接極子１８が棒状ばね１９に固定しであ
る。此の棒状ばねは、その上端２０に電気接点を有する
。空所１６及びねじ部空所２８の中心軸に対して非対称
に配置された接極子１８には、爆発室の側に中心軸に向
いて開いた切欠き２６があり、此の切欠き２６に電極２
４が設けである。接極子１８と電極２４゜２５は何れも
交換可能である。電極の接点はお互いに向かい合ってい
て、静止時には接触している。

電極２４は、その縦断面に於いて面が取ってあり、それ
により電極２５から引き離すように爆発圧力（内燃機関
に使用した場合）を動かせる為の作用面が追加されてい
る。

第４図は実質的に円筒形のハウジングを有する点火プラ
グを示す。此のハウジングは、そのねじ込み側に向かっ
て細くなった部分に通気孔７を有する下部１′、ねじ部
２′とその片側に配置され電極２５を備えた延長部２７
、並びにその傾斜面に通気孔７′を設けた上部１″とか
ら成る。、上部１“の上端は多角形３３をなし、ここに
ねじ付きの栓３５をねじ込む為の内ねじ３４があり、此
の栓の中央には電気接点１３用の切欠き３５′が設けら
れ、この接点は栓３５により導体材料製の板１４′に圧
着される。板１４′は、ハウジング１の空所４の軸に対
して中心に配置され、絶縁材１２’　、３０’　により
電磁コイル５及び磁心６と絶縁されている。磁心には、
接極子側に円錐形の先端１０を有する茸形の拡大部１０
．階段状に広がり１５’、１６を有する中央の空所１５
、及びパツキンリング２３′がある。此の空所１５の内
部で、磁心から突出している接極子１８が、空所１６の
中心軸に対して非対称に棒状ばねに固定され、棒状ばね
の上端は磁心の上部に圧入又は挿入溶接しである。接極
子１８及び延長部２７に交換出来るように取り付けられ
た電極２４，２５は、静止状態ではその接点が接触して
いる。棒状ばね１９は、電気を通すように磁心６に連結
した少なくともその上端を、更に良く固定出来、且つそ
の軸を中心に回転することがないように、角形、例えば
　。

四角形にすることが出来る。

ハウジング下部１′とハウジング上部１″とは、お互い
に噛み合った切欠き一保護リング３６が被せである−で
接続している。従って、組み立てる時にハウジング１を
分解出来る利点がある。

種々の部品、例えば特にパツキン／絶縁材２３′を圧力
と熱を加えて圧縮するか、更にはガラスマットで溶着す
るのが有効であることが判明した。

コイルの巻線にセラミックス被覆又は特殊の陽極酸化処
理した銅線を使用し、その一端１３′を板１４′に、他
端１３“を磁心６に接続するようにすれば、磁心６とコ
イル巻線５との間の絶縁を省略出来る。

意外にも、電流を電磁コイルの下側の磁心６の拡大部９
′と隣接している端部から、直接磁心に流し、其処から
棒状ばね１９及び接極子１８を介して電極２４に送るよ
うにすれば、（恐らく損失が少なくなる為と思われるが
）更に強い火花の発生することが判明した。静止状態で
は、電圧はそれからハウジング１及び例えばねじ部２′
を通って内燃機関、或いはアースに導かれる。

次に本点火プラグの作用を説明する。普通の電池の電圧
を昇圧して、又は直接、プラグに加える。

運転しようとするシリンダー或いは装置の数に応じて、
相当する数のサイリスタを接続し、その−方を点火プラ
グと連結する。点火パルス発生装置付きのディストリビ
ュータ又はタイマがサイリスタを、所要の点火順序に従
って制御パルスをシリンダー又は装置に送るように制御
する。点火電流が電磁石を例示し、又電極により形成さ
れた短絡回路を流れる。その際形成された磁界により、
接極子の範囲に磁力を生じ、磁心突起部の形状によって
この磁力の集中が確保される。接極子に対する吸引作用
に加えて、磁心と接極子との間の磁力線の流れ方により
反発作用も働き、電極の接点が離れて火花を発生する。

それにより電流回路が遮断され、磁界は消滅して、電極
の接点は再び接触位置に戻る。リング２３′は磁心６を
゛ハウジング１から絶縁し、空間４．８を外部から密閉
し、同時に電極２４．２５が開開する時の接極子用のス
トッパ又はリミットとなる。

本発明は上記の実施例に限定されるものではない。開閉
型点火プラグはピストン機関以外の機関又はその俵の目
的に使用出来るから、ハウジングも円筒形の代わりに他
の形に形成し、或いはいくつかの部品から組み立て、そ
の際選定した形状に合うように内部の部品を構成するこ
とも可能である。又電極の取り付は位置や配置を変えて
もよく、空間の全部又は一部に絶縁材を充填してもよい
。

通気孔を省略することも出来る。電池の代わりに他の電
源を使用し、電流の供給のやり方を変えてもよい。磁心
に高電圧を加える時は、磁心の上部に棒状ばねを挿入溶
接して、１部の絶縁を省略することも出来る。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明による開閉型点火プラグの側面図、第２
図はその縦断面図、第３図は電極側から見た平面図、そ
して第４図は本発明によるもう一つの実施態様の第２図
に相当する縦断面図である。 図中、５・・・・・・電磁コイル、６・・・・・・磁心
、９・・・・・・拡大部、１６・・・・・・空所、１８
・・・・・・接極子、１９・・・・・・棒状ばね、２４
・・・・・・電極。

Claims (9)

【特許請求の範囲】
1. （１）点火パルスが電磁石の電磁コイルと電極の間の短
   絡回路に供給され、電磁石に形成された磁界が短絡回路
   を開いて火花を発生するように作用し、且つ電磁石の磁
   心の軸方向の空所に点火プラグの縦軸の方向に配置され
   た棒状ばねと、これに磁界の中で固定された接極子と、
   磁心の外側で電極接点により形成された短絡回路とを備
   えた、ハウジングに収めた開閉型点火プラグに於いて、
   電磁コイル（５）の外側で磁心（６）の接極子側に軸方
   向の空所（１６）を有する拡大部（９）を設け、棒状ば
   ね（１９）には、磁心から突出して燃焼室に達する電極
   （２４）付きの接極子（１８）を設けたことを特徴とす
   る、開閉型点火プラグ。
2. （２）棒状ばね（１９）を磁心（６）の先端に−好まし
   くは電気を伝導するように−固定してあることを特徴と
   する、特許請求の範囲第１項記載の開閉型点火プラグ。
3. （３）接極子（１８）が、棒状ばね（１９）の自由端に
   、空所（１６）の中心軸に対して非対称に配置されてい
   ることを特徴とする、特許請求の範囲第１項又は第２項
   記載の開閉型点火プラグ。
4. （４）接極子（１８）の自由端に、電極（２４）付きの
   −好ましくは中心軸に向かつて開いた−切欠き（２６）
   を設けたことを特徴とする、特許請求の範囲第１項から
   第３項の何れか１項に記載の開閉型点火プラグ。
5. （５）接極子（１８）及び電極（２４、２５）が交換可
   能に形成されていることを特徴とする、特許請求の範囲
   第１項から第４項の何れか１項に記載の開閉型点火プラ
   グ。
6. （６）磁心（６）の中心の空孔（１５）が、接極子の方
   向に階段状の広がり（１５、１６）を有することを特徴
   とする、特許請求の範囲対１項から第５項の何れか１項
   に記載の開閉型点火プラグ。
7. （７）接極子（１８）の移動を制限し、磁心（６）をハ
   ウジング（１）から絶縁し、且つ空間（４）を外部から
   密閉する為に、パッキン（２３；２３′）を設けたこと
   を特徴とする、特許請求の範囲第１項から第６項の何れ
   か１項に記載の開閉型点火プラグ。
8. （８）−好ましくは半径方向に分割された−ハウジング
   （１）に、−好ましくはハウジング（１）の上部又は下
   部の、場合によつては細くなつた範囲に−通気孔（７；
   ７′）を設けたことを特徴とする、特許請求の範囲第１
   項から第７項の何れか１項に記載の開閉型点火プラグ。
9. （９）電磁コイル（５）が、磁心（６）の拡大部（９；
   ９′）と電気を伝導するように直接接続されていること
   を特徴とする、特許請求の範囲第１項から第８項の何れ
   か１項に記載の開閉型点火プラグ。