JPS6324558Y2 - - Google Patents

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JPS6324558Y2
JPS6324558Y2 JP15996281U JP15996281U JPS6324558Y2 JP S6324558 Y2 JPS6324558 Y2 JP S6324558Y2 JP 15996281 U JP15996281 U JP 15996281U JP 15996281 U JP15996281 U JP 15996281U JP S6324558 Y2 JPS6324558 Y2 JP S6324558Y2
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circuit
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line
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fire
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、親機から引出された複数の回線毎
に、火災感知器等の子機を1又は複数個接続し、
親機側において各回線を一定周期毎に走査して順
次呼出し、呼出した回線に接続している子機が異
常等を検出しているときには、該子機の発報表示
灯を点灯させるようにした警報設備の発報表示灯
明滅装置に関する。
従来、この種の警報設備では、親機から引出さ
れた複数の信号回線と共通コモン線との間に、異
常を検出したときにスイツチ又は接点を閉じる構
造の子機を各回線毎に1又は複数個接続し、通常
の監視状態にあつては、親機側に設けた走査回路
を所定の走査周期で作動して各信号回線を順次親
機回路に接続する呼出し走査を行なつており、い
ずれかの子機が異常を検出した場合には、異常を
検出した子機が接続されている回線を呼出したと
きに形成される回線の閉ループを通じて流れる発
報電流により親機側で子機の異常検出を受信する
と共に、異常を検出した子機を識別できるように
するため、子機には発報表示灯が設けられ、呼出
しを行なつている間、点灯又は点滅させるように
している。
ところで、異常を検出している子機の回線が呼
出されたときの発報表示灯の点灯を確認するため
には、ある程度の時間が必要であり、そのため親
機における呼出し走査の周期は、発報表示灯の点
灯を十分に確認できるような時間となるように定
められる。例えば、親機から引出された回線数が
10回線であつたとすると、全回線の走査時間の10
分の1となる時間のあいだ発報表示灯の点灯が行
なわれる。
しかしながら、全回線の走査時間を変えずに回
線数を10回線から例えば100回線に増加しようと
すると、各回線当りの呼出し周期は10分の1に減
少し、このため発報表示灯の点灯時間が極く短く
なり、発報表示灯の作動を確認することが困難と
なる。
一方、発報表示灯の確認を可能にするため、呼
出し走査周期を変えないようにすると、全回線の
走査周期が回線数の増加に比例して長くなり、各
回線毎の呼出し時間間隔が長くなりすぎて、子機
で検出している異常の受信に時間がかかり過ぎる
という問題がある。
本考案は、このような従来の問題点に鑑みてな
されたもので、異常を検出している子機の回線を
呼出したときにのみ次の回線への呼出し走査の移
行を発報表示灯の点灯を確認できる一定時間だけ
遅らせるようにすることで、回線数が増加しても
全回線の走査周期を増加することなく発報表示灯
の点灯が確認できるようにする警報設備における
発報表示灯明滅装置を提供することを目的とす
る。
以下、本考案を図面に基づいて説明する。
第1図は火災警報設備を例にとつて本考案の一
実施例を示した回路ブロツク図である。まず構成
を説明すると、中央監視室等に設けられた図示し
ない火災受信機からは一対の電源供給線L1
L1′と、信号線L2,L2′のそれぞれが引きだされ、
これらの受信機よりの電源供給線L1,L1′および
信号線L2,L2′には本考案において親機として作
動する中継器1が接続されている。中継器1は共
通部2と各感知器回線毎に設けられた回線部3a
〜3nで構成され、回線部3a〜3nのそれぞれ
からは回線部3aに代表して示すように、一対の
感知器回線La,La′が引き出されており、この感
知器回線La,La′間には、本考案において子機と
して作動する火災感知器4a,4b,…が接続さ
れ、火災感知器4a,4b,…は火災にともなう
煙又は熱等を検出した時に閉じる接点Sと、接点
Sが閉じた時に流れる発報電流により点燈する発
報表示灯Lpが設けられている。
次に中継器1における共通部2の構成を説明す
ると、5は電源供給線L1を介して受信機側より
供給される電源電圧を所定の電圧として定電圧出
力する定電圧回路、6は回線部3a〜3nのいず
れかにおける火災検出出力によりホールドされて
受信機に対する回線番号に対応した信号を送出す
る迄の間ホールド出力を生ずる送信ホールド回
路、7は送信ホールド回路6の出力により定電圧
出力を生ずる定電圧回路、8は送信ホールド回路
6の出力により作動してリレー接点8aを閉じる
駆動回路、9は接点8aが閉じた時に信号線L2
L2′を介して受信機より出力されたクロツク信号
を受信して出力する第1のクロツク受信回路、1
0は第1のクロツク受信回路9の出力に同期した
クロツクパルスを出力する第2のクロツク受信回
路、11はクロツク受信回路10の出力するクロ
ツクパルスにより順次シフトする出力を生ずるシ
フトレジスタ等を用いたシフト回路、13は回線
部、例えば3aに設けている符号化設定回路12
がシフト回路11のシフト出力に応じて出力する
回線部3aに割りあてられた特定のコード信号を
受信して出力する第1の信号送出回路、14は第
1のクロツク受信回路9とダイオードD3を介し
て並列接続され、第1のクロツク受信回路9に対
してクロツクパルスを送出した後に転極状態にあ
る受信機に対し第1の信号送出回路13の出力の
有無に応じて信号線L2′,L2間に転極電流を流し
て受信機よりのクロツクパルスの送出に応じた何
回目の転極動作により信号電極が流れたかで火災
を検出している回線のコード番号を識別させるよ
うにする第2の信号送出回路である。
又、回線部3a〜3nを呼出し走査する手段と
して、15は呼出し走査用の発振パルスを出力す
る発振回路、16は開閉回路17,18を介して
与えられる発振パルスに応じて回線部3a〜3n
を順次呼出し走査する走査回路、19は回線部3
a〜3nが走査回路16により順次呼出された時
の火災検出に応じた出力により一定時間作動して
開閉回路17を開く制御回路である。尚、開閉回
路18は送信ホールド回路6の出力により開放さ
れる。
次に回線部3a〜3nの構成を回線部3aを代
表して説明するに、20は感知器回線La,La′間
に接続している火災感知器4a,4b…のいずれ
かが火災を検出して接点Sを閉じた時に流れる電
流を検出して出力する火災検出回路、21は火災
検出回路20の出力をホールドするフリツプフロ
ツプ等を用いた火災ホールド回路、22aは共通
部2における走査回路16の走査出力によりセツ
トされて火災ホールド回路21の出力を送信ホー
ルド回路6に出力し、このセツト後におけるシフ
ト回路11の最終シフト出力によりオフ状態にリ
セツトされる第1のスイツチング回路、22bは
同じく走査回路16の走査出力によりオンして火
災ホールド回路21の出力を制御回路19に与え
る第2のスイツチング回路、23は走査回路16
の走査出力により作動して火災検出回路20間を
低インピーダンスに短絡して作動した火災感知器
に設けている発報表示灯Lpを点燈するための電
流を供給する明滅回路である。又符号化設定回路
12はシフト回路11よりの複数本のシフト出力
ラインが入力されており、符号化設定回路12か
ら信号送出回路13に対する出力ラインは回線部
3aにあらかじめ割り当てられたコードに応じた
信号線ラインの接続を行つており、この信号送出
回路13に対する信号線ラインの接続の仕方によ
つて受信機に送出すべき回線部3aのコード番号
が設定されている。
次に第1図の実施例の動作を説明する。
まず通常の監視状態にあつては、共通部2にお
ける開閉回路17,18のそれぞれが閉じた状態
にあり、そのため発振回路15よりの発振パルス
は走査回路16に与えられ、走査回路16は発振
回路15の発振パルスで定まる所定の呼出し周期
毎に走査出力ラインにパルス信号を順次出力し回
線部3a〜3nにおける第1、第2のスイツチン
グ回路22a,22bを順次オンする呼出し走査
を行つている。
次に回線部3aの感知器回線La,La′間に接続
しているいずれかの火災感知器、例えば火災感知
器4aが火災を検出してその接点Sを閉じたとす
ると、受信機よりの電源供給線L1,L1′及び定電
圧回路5で作り出された定電圧出力を受けて火災
感知器4aに発報電流が流れ、この発報電流によ
り回線部3aに設けている火災検出回路20が作
動して火災検出出力を生じ火災ホールド回路21
により火災検出出力がホールドされる。このよう
に火災ホールド回路21が火災検出出力をホール
ドしている状態で走査回路16の呼出し走査によ
りスイツチング回路22a,22bのそれぞれが
呼出されてオンしたとすると、火災ホールド回路
21の出力はスイツチング回路22aを介して共
通部2の送信ホールド回路6に与えられ、送信ホ
ールド回路6が出力を生じるようになる。又火災
ホールド回路21の出力はスイツチング回路22
bを介して共通部2制御回路19にも与えられ
る。このような回線部3aにおける火災検出時の
出力により共通部2においては送信ホールド回路
6の出力により定電圧回路7が定電圧出力を生じ
てシフト回路11、符号化設定回路12及び信号
送出回路13のそれぞれに電源電圧を供給して作
動状態とすると共に、駆動回路8を作動してリレ
ー接点8aを閉じ、更に走査回路16の前段に設
けている開閉回路18を開くように作動する。又
制御回路19に対する回線部3aよりの火災検出
出力により同時に開閉回路17も開かれた状態と
なる。このような開閉回路17,18の開により
走査回路16に対する発振回路15よりの発振パ
ルスの入力は阻止され、走査回路16は回線部3
aを呼出した状態で呼出し走査を停止するように
なる。
一方、駆動回路8の作動により接点8aが閉じ
るとクロツク受信回路9及びダイオードD2を介
し、信号線L2,L2′を介して送られた受信機より
の回線識別用の信号電流が流れ、この信号電流に
応動して受信機側では信号線L2,L2′間に対する
電源接続の±を入れかえる転極動作を行うように
なる。このためクロツク受信回路9からは受信機
より信号電流が流れ転極により信号電流が反転さ
れるまでの長さである所定パルス幅のクロツクパ
ルスがクロツク受信回路10を介してシフト回路
11に入力され、シフト回路11の第1シフト出
力が回線部3aの符号化設定回路12に与えられ
る。この第1シフト出力に対して符号化設定回路
12が信号送出回路13に対する信号線接続を持
つていなかつたとすると、信号送出回路13は出
力せず、このため信号送出回路14はオフ状態に
あり受信機側における第1回目の転極動作に対し
て転極による信号電流は流れない。このように転
極を行つてから中継器1を介して信号線L2′,L2
間に電流が流れなかつたとすると、受信機は再び
元の状態に戻り、このため接点8aクロツク受信
回路9及びダイオードD2を介して再び電流が流
れ、クロツク受信回路10を介してシフト回路1
1に2発目のクロツクパルスが印加され、以下同
様にシフト回路11の所定シフト出力に対して符
号化設定回路12が信号送出回路13にシフト出
力を与える信号線接続状態に至るまで上記の動作
を繰り返す。このようにして回線部3aに予め割
り当てられている所定のクロツクパルスの受信が
行われると符号化設定回路12より信号送出回路
13への信号出力が行われ、信号送出回路13の
出力により信号送出回路14がオンされ信号線
L2′、信号送出回路14、ダイオードD3、接点8
aを介して転極状態にある受信機側に信号電流が
流れ、受信機においては信号電流の検出が行われ
る迄の転極回数を判別する事により回線部3aに
接続している感知器回線La,La′に接続している
いずれかの火災感知器で火災検出が行われた事を
判別して火災が検出された回線番号等を表示する
ようになる。
このような受信機に対する中継器1よりの回線
識別用の信号出力が行われた後においても受信機
はシフト回路11におけるシフト数に応じたパル
ス信号を出力し、シフト回路11が最終シフト出
力を生じるとスイツチング回路22aがオフさ
れ、そのため共通部2における送信ホールド回路
6に対する火災ホールド回路21の出力が断た
れ、同時にシフト回路11の最終シフト出力はリ
セツト回路24に与えられて送信ホールド回路6
のホールド状態をリセツトし、このため開閉回路
18が閉状態に戻り又、制御回路19は送信機に
対する回線部3aの割り当てコード信号の送出が
終了するより以前の状態で開閉回路17を閉状態
に戻しているので、送信ホールド回路6がリセツ
トされると同時に発振回路15の発振パルスが開
閉回路17,18を介して走査回路16に与えら
れ、それまで停止していた呼出し走査を再び再開
するようになる。尚、一度シフト回路11の最終
シフト出力により作動されたリセツト回路24
は、受信機側において電源兼用信号線L1,L1′間
に対する電源供給を遮断するリセツト動作が行わ
れる迄、そのリセツト出力を保持し続けるように
なる。又、回線部3aに設けているスイツチング
回路22bは走査回路16の呼出し走査出力が次
の回線部に移行して呼出し出力が断たれるとオフ
状態となつて制御回路19に対する火災ホールド
回路21の出力を遮断するようになる。
次に走査回路16の呼出し走査により回線部3
b〜3nの呼出し走査が順次行われて再び回線部
3aの呼出し走査出力が行われたとすると、走査
回路16の走査出力によりスイツチング回路22
a,22bのそれぞれがオンして火災ホールド回
路21の出力が制御回路19に出力される。しか
しながら、送信ホールド回路6へはリセツト回路
24の出力によりリセツト状態にあるために出力
を生ぜず、従つて回線部3aの火災検出継続状態
における受信機側へのコード信号の送出は行われ
ない。一方、スイツチング回路22bを介して制
御回路19への火災ホールド出力により制御回路
19が作動し、一定時間の間開閉回路17を開
き、走査回路16に対する発振回路15よりの発
振パルスを阻止して走査回路16の走査出力を回
線部3aの呼出しに固定する。このため走査回路
16は回線部3aの呼出し走査出力となつて火災
検出回路20に並列接続した明滅回路23を作動
し明滅回路23の作動により火災検出回路20が
低インピーダンスにバイパスされ、このため明滅
回路23を介して発報している火災感知器4aの
発報表示灯Lpに発報表示灯Lpを点燈するに充分
な電流が流れ、走査回路16が呼出し走査を停止
している間、火災感知器4aの発報表示灯Lpが
点燈するようになる。
制御回路19は一定時間後に開閉回路17を閉
状態に戻すので、発振回路15の発振パルスが再
び走査回路16に与えられ、走査回路16は再び
他の回線部の呼出し走査を再開するようになる。
すると明滅回路23の作動が解除され火災感知器
4aに対しては火災検出回路20を介して発報電
流が流れ、この発報電流は発報表示灯Lpを暗く
点滅させる程度の小さな電流であるので発報表示
灯Lpは暗灯状態に戻る。以下同様に走査回路1
6が回線部3aを呼出し走査する毎に上記の発報
表示灯Lpの点燈作動が繰り返されるようになる。
このため火災検出から5秒以内に火災の受信表
示を行わなければならないと言う規格上の制約を
受けている第1図の実施例に示した火災警報設備
では、受信機における識別表示に約1秒程度の時
間を要するとすると、中継器1における全回線の
走査周期は約4秒程度となり、4秒以内に全ての
回線呼出しを行えるような呼出し走査周期を定め
ている。従つて、このような走査周期による回線
呼出しの間だけ発報表示灯Lpを点燈するように
したのでは、回線数が多くなれば発報表示灯Lp
の点燈がほとんど識別する事ができなくなるが、
本考案においては発報している火災感知器の回線
を呼出した時には制御回路の出力により一定時間
走査回路の呼出し走査を停止して発報表示灯Lp
を点燈駆動するようにしているので、呼出し走査
周期が回線数に応じて短くなつたとしても発報表
示灯Lpを確認できる程度の充分な時間にわたつ
て点燈させる事が可能となり、このように発報表
示灯の点燈時間を確保したとしても中継器におけ
る回線接続数は特に制約される事がないので一台
の中継器に接続する事のできる感知器回線の回線
数を従来設備に比べて大幅に増加する事ができ、
感知器回線の数が増加したとしても使用する中継
器の台数が少なくてすむ事から設備構成の簡略化
とコストの低減がはかられる。
第2図は第1図の実施例における発振回路1
5、走査回路16、開閉回路17及び制御回路1
9でなる発報表示灯明滅回路部の具体的な実施例
を示した回路図である。
その構成は、まず制御回路19はインバータI1
〜I4抵抗R1〜R4及びコンデンサC1,C2で構成さ
れたワンシヨツトマルチバイブレータで成り、又
開閉回路17は制御回路19の出力と発振回路1
5の出力とを入力したアンドゲートA1で構成さ
れている。
その動作は火災検出が行われない時、又火災検
出が行われても他の回線部の呼出し走査が行われ
ている間は、制御回路19に対する入力はL−レ
ベルにあり、制御回路19の出力となりインバー
タI3の出力はH−レベルにあるのでアンドゲート
A1が許容状態とされて発振回路15よりの発振
パルスをアンドゲートA1を介して走査回路16
に与えており、このアンドゲートA1を介して得
られる発振パルスにより走査回路16はその出力
ラインに順次H−レベル出力を生ずる事による呼
出し走査を行つている。
次に走査回路16による呼出し走査により火災
検出が行われている回線部が呼出されると、制御
回路19に対する入力はH−レベルとなり、この
時インバータI3の出力はL−レベルに変化してア
ンドゲートA1を禁止状態とし、発振回路15か
ら走査回路16に対する発振パルスの供給を遮断
する。このようにインバータI3がL−レベル出力
に変化すると抵抗R4、コンデンサC2及びインバ
ータI3を介してコンデンサC2に電源電圧+VD
よる充電が行われ、抵抗R4及びコンデンサC2
値で定まる所定時間後にインバータI4に対する入
力がH−レベルに変化し抵抗R3を介してインバ
ータI3の入力をL−レベルに引込む事からインバ
ータI3の出力はH−レベルに戻り、アンドゲート
A1を許容状態として発振回路15よりの発振パ
ルスを走査回路16に供給し、走査回路16によ
る呼出し走査を一定時間後に再開するようにな
る。
第3図は本考案における発報表示灯明滅制御回
路部の他の実施例を示したもので、制御回路19
として呼出し走査に応動して出力される火災検出
信号(H−レベル)により起動して一定時間リレ
ー26を作動するタイマ25を設け、開閉回路1
7としてはリレー26の作動により開放するリレ
ー接点26aを設けるようにしたものである。
この動作は、制御回路19のタイマ25に対し
て火災信号(H−レベル)が入力すると、タイマ
が起動して一定時間リレー26を付勢し、リレー
26の付勢によりリレー接点26aが開かれて走
査回路16に対する発振回路15よりの発振パル
スの供給を遮断し、このため走査回路16が一定
時間の間呼出し走査を阻止されるようになり、こ
の呼出し走査が阻止されている間火災を検出して
いる回線に設けている火災を検出している火災感
知器の発報表示灯が点燈されるようになる。
第4図は本考案における発報表示灯点燈制御回
路部の他の実施例を示した回路図であり、この実
施例では制御回路19としてインバータI6,I5
び抵抗R5でなる回路を設け又、発振回路15と
しては第1図の実施例における開閉回路17の機
能を兼ねそなえた発振回路として構成している。
即ち、発振回路15は制御回路19におけるイン
バータI5の出力をダイオードD4及び抵抗R6を介
して入力すると共に制御回路19におけるインバ
ータI0の出力をダイオードD5及び抵抗R7を介し
て入力し、抵抗R6,R7のそれぞれと直列にコン
デンサC3を接続してコンデンサC3にPUT(プログ
ラマブルユニジヤンクシヨントランジスタ)のカ
ソードとアノードを接続し、PUTのゲート側に
は抵抗R8とR9により電源電圧+VDの分圧電圧を
印加すると共に抵抗R8と並列に抵抗R10,R11
びツエナーダイオードZDを直列接続した回路を
設け、抵抗R10と抵抗R11との接続点間をトラン
ジスタTrのベースに接続し、トランジスタTrの
コレクタ負荷として抵抗R12を設けてトランジス
タTrより走査回路16に対するパルス出力をと
りだすようにしたものである。尚、発振回路15
における抵抗R6と抵抗R7との間にはR6<R7とい
う関係に抵抗値が定められており、PUTをオン
するためのコンデンサC3に対する充電時定数を
変えるようにしている。
次に動作を説明すると、制御回路19の入力が
L−レベルとなる通常の監視状態においては、イ
ンバータI5の出力がH−レベルとなつてダイオー
ドD4及び抵抗R6を介して抵抗R6とコンデンサC3
とで定まる時定数によりコンデンサC3の充電が
行われる。PUTのアノード電位が抵抗R8,R9
分圧電圧で定まる所定電圧を所定値以上上回ると
PUTがオンし、抵抗R9を短絡する事からツエナ
ーダイオードZDの両端にほぼ電源電圧+VDに等
しい電圧が加わつてツエナーダイオードZDが導
通し、このツエナーダイオードZDの導通により
トランジスタTrにベース電流が流れてオンし、
抵抗R12に生ずる電圧となるコンデンサC3の放電
時間で定まる所定パルス幅のパルス信号が走査回
路16に出力される。このようにPUTがオンし
て走査回路16にパルス信号が出力されると、コ
ンデンサC3の放電により再びPUTはオフとなり、
抵抗R6を介しての充電により再びPUTがオンし、
以下このようなコンデンサC3の充放電による発
振動作により走査回路16に対する発振パルスの
送出が行われる。一方、制御回路19の入力が火
災検出信号によりH−レベルになつたとすると、
インバータI5の出力がL−レベルとなると共にイ
ンバータI6の出力がH−レベルとなり、発振回路
15のコンデンサC3はダイオードD5及び抵抗R7
を介して充電されるようになる。ここで抵抗R7
の値は抵抗R6の値より大きいためコンデンサC3
の充電時間は長くなり、一定時間後にPUTがオ
ンして走査回路16に対して発振パルスを送出す
るようになり、走査回路16に対して発振パルス
が送出されると次の呼出し走査に移行するために
制御回路19に対する入力はH−レベルから再び
L−レベルに戻りインバータI5のH−レベル出力
による通常の発振動作に切りかわる。即ち、制御
回路19におけるインバータI6のH−レベル出力
によるPUTがオンする迄のコンデンサC3の充電
時間により発報表示灯の点燈時間が設定されるも
のである。
尚、上記の実施例は火災警報設備を例にとるも
のであつたが、本考案はこれに限定されず親機か
ら引き出された複数の信号回線に異常を検出して
作動する子機を1又は複数接続し、親機側におけ
る各回線の順次呼出しにより子機の状態を受信し
て異常を報せるようにした盗難警報設備、ガスも
れ警報設備等の適宜の警報設備についてそのまま
適用する事ができる。
以上説明してきたように本考案によれば、発報
表示灯が設けられた子機が異常を検出し且つ走査
回路により呼出された時に発報表示灯を点燈させ
る時間を走査回路の呼出し走査を一定時間阻止す
る事により認意に設定できるようにしたため、親
機に接続している子機の信号回線の呼出し走査周
期を回線数の増加に応じて早めたとしても、作動
している子機を呼出した時の発報表示灯の点燈が
表示灯の点燈を確認できるに充分な時間にわたつ
て行わせる事ができ、全回線の走査周期を大きく
させる事なく発報表示灯の点灯を明確に行わせる
事ができるという効果が得られる。又本考案を火
災警報設備に適用した場合には、中継器一台あた
りに接続する感知器回線の数を大幅に増加する事
が可能となるので、感知器回線の数が増加したと
しても中継器の設置台数は大幅に節減され、装置
構成を簡略化すると共に設備コストの低減を図る
事ができると言う効果も得られる。
【図面の簡単な説明】
第1図は火災警報設備を例にとつた本考案の一
実施例を示した回路ブロツク図、第2図は本考案
における発報表示灯点灯制御回路の具体的実施例
を示した回路ブロツク図、第3,4図は本考案に
おける発報表示灯制御回路部の他の実施例を示し
た回路ブロツク図である。 1……中継器、2……共通部、3a〜3n……
回線部、4a,4b……火災感知器、15……発
振回路、16……走査回路、17……開閉回路、
19……制御回路、Lp……発報表示灯、La,
La′……感知器回線。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 親機から引出された複数本の信号回線のそれぞ
    れに、異常を検出したときに作動するスイツチ手
    段及び発報表示灯を有する1又は複数個の子機を
    接続し、上記親機は発振回路の出力する発振パル
    スに応じて上記信号回線を順次呼出し走査する走
    査回路を有し、該走査回路が上記スイツチ手段の
    作動している子機の回線を呼出したときには、該
    子機の発報表示灯を点灯させる警報設備の発報表
    示灯明滅装置に於いて、 上記走査回路が上記スイツチ手段の作動してい
    る子機の回線を呼出したときには、該回線から次
    の回線への呼出し走査の移行を一定時間阻止する
    制御回路を設けたことを特徴とする警報設備の発
    報表示灯明滅装置。
JP15996281U 1981-10-27 1981-10-27 警報設備の発報表示灯明滅装置 Granted JPS5866491U (ja)

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