JPS6324438Y2 - - Google Patents

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JPS6324438Y2
JPS6324438Y2 JP2948883U JP2948883U JPS6324438Y2 JP S6324438 Y2 JPS6324438 Y2 JP S6324438Y2 JP 2948883 U JP2948883 U JP 2948883U JP 2948883 U JP2948883 U JP 2948883U JP S6324438 Y2 JPS6324438 Y2 JP S6324438Y2
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JP
Japan
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sample tube
cylindrical body
air
sample
stator section
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JP2948883U
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JPS59135466U (ja
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  • Magnetic Bearings And Hydrostatic Bearings (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は超電導磁石(SCM)を使用した核磁
気共鳴装置に用いて好適な試料回転装置に関する
ものである。
核磁気共鳴装置では、試料近傍における磁場の
微細な不均一による分解能の低下を防ぐため、試
料管を回転させ、試料に対する磁場不均一成分の
平均化を図つている。かかる目的で用いられる試
料回転装置では、通常試料管を空気軸受で支持す
ると共に空気を吹きつけて回転させるようにして
いる。ところが、試料管に入れる試料の量による
重量の変化或いは使用する試料管の種類による試
料管自体の重量の変化等のため、従来回転中に試
料管が浮き上がつてしまつたり、試料管をセツト
する時に確実にセツト位置に収まらない等の問題
があつた。そこで、従来は、空気軸受に送る加圧
気体の圧力を、試料管が重い場合には高め、軽い
場合には低めるように調節して対処している。と
ころが、空気軸受には、空気軸受として作動させ
るのに最低限必要な圧力が存在し、圧力をそれ以
下に設定できない。
そのため、試料管が極端に軽い場合、圧力を最
低限度値にしても試料管が浮いてしまい、測定が
できないという問題がある。
本考案はこの点に鑑みてなされたものであり、
筒状体4と、該筒状体4内部に挿入される試料管
1を回転可能に保持するため該筒状体内底部に設
けられステータ部3と、該試料管1を回転可能に
保持するために該ステータ部3に設けられる空気
軸受と、該試料管1に回転力を与えるため該ステ
ータ部3に設けられる送気口5と、上記空気軸受
及び送気口へ加圧気体を供給するための流路と、
前記筒状体4内部を封止するため該筒状体上部に
嵌められるキヤツプ10と、前記空気軸受と試料
回転に使われ前記筒状体内へ流れ出た気体を外部
に排出するための排気通路11と、該排気通路1
1のコンダクタンスを可変するコンダクタンス調
節機構12を備えることにより、試料管の重量が
変わつたり核磁気共鳴プローブを変えたりした場
合であつても、浮き上がつたりせず、試料管を常
に一定速度で回転させることができる装置を提供
することを目的としている。以下、図面を用いて
本考案を詳述する。
添付図面は本考案の一実施例の構成を示す断面
図である。図において1は試料管、2は試料管を
保護するためのホルダを兼ねたロータ、3は上記
ロータ2及び試料管1を回転可能に保持するステ
ータで、試料管を核磁気共鳴プローブ内部へ挿入
するためのパイプ4の先端に設けられている。該
ステータ3の上記ロータ2と接する面には、該ロ
ータ2を浮上させると共に回転力を与えるための
空気口5及びラジアル空気軸受用の空気口6,7
が夫々設けられている。8は該空気口5,6,7
に加圧空気を送るための空気溜、9は空気溜8に
加圧空気を送るための供給パイプである。
上記パイプ4の上部には排気通路11を有する
キヤツプ10が嵌められており、その排気通路の
コンダクタンスは螺子12により調節可能に設け
られている。13は空気軸受から試料管の下方に
流れて来た空気を排出するための排出パイプで、
空気はその端部に取付けられた流量調整弁14を
介して排出される。
上述の如き構成において、空気口6,7から送
られる加圧空気によつてロータ2とステータ3の
間には空気軸受が形成され、それと同時にロータ
2は空気口5から送られる加圧空気によつて浮上
させられると共に回転力が与えられるため、ロー
タ2と試料管1は一体となつて回転する。そし
て、試料管を浮上、回転させた空気口5からの空
気及び空気軸受から試料管上部方向へ流れた空気
はパイプ4内の試料管の上方へ移動し、排出通路
11を介して排出され、空気軸受から試料管の下
方へ流れた空気は排出パイプ13を介して排出さ
れる。ここで、先に述べたように、試料管の重量
は測定のたびに大幅に変化する。パイプ9を介し
て供給される加圧空気は、図示しない圧力調節機
構により、従来通り空気軸受として動作させ得る
最低限の圧力以上の値に選ばれる。
この時、本考案では、キヤツプ10によりパイ
プ4が封止され、その封止されたパイプ4から空
気を外部へ排出する排出通路11のコンダクタン
スを可変することにより、パイプ4内の圧力が調
節できる。この圧力は試料管に対し下向きの力を
与えるため、パイプ9を介して供給された加圧空
気による試料管を浮上させようとする力とうまく
バランスするようにパイプ4内の圧力を調節する
ことにより、軽い試料管であつても浮上りを防止
し、常に安定した回転のもとで測定を行うことが
可能になる。又、試料管のセツトも確実に行うこ
とができる。
尚、流路のコンダクタンスを可変する弁は、コ
ンダクタンスを連続的に可変できるものであつて
も、段階的に可変できるものであつても良い。
上記実施例では省略したが、試料温度を可変す
るため又は照射コイルを冷却するために試料管の
下方から温度可変ガス又は冷却空気を吹付ける手
段を設けた装置においては、該手段のガス排出通
路にも調整弁を取付けることが好ましい。
以上詳述した如く本考案によれば、常に安定し
た回転を行うことの出来る試料回転装置が実現さ
れる。
【図面の簡単な説明】
添付図面は本考案の一実施例の構成を示す断面
図である。 1……試料管、2……ロータ、3……ステー
タ、4……パイプ、5,6,7……空気口、11
……排出通路、12……流量調整用螺子、13…
…排出パイプ、14……流量調整弁。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 筒状体4と、該筒状体4内部に挿入される試料
    管1を回転可能に保持するため該筒状体内底部に
    設けられステータ部3と、該試料管1を回転可能
    に保持するために該ステータ部3に設けられる空
    気軸受と、該試料管1に回転力を与えるため該ス
    テータ部3に設けられる送気口5と、上記空気軸
    受及び送気口へ加圧気体を供給するための流路
    と、前記筒状体4内部を封止するため該筒状体上
    部に嵌められるキヤツプ10と、前記空気軸受と
    試料回転に使われ前記筒状体内へ流れ出た気体を
    外部に排出するための排気通路11と、該排気通
    路11のコンダクタンスを可変するコンダクタン
    ス調節機構12を備えたことを特徴とする核磁気
    共鳴装置における試料回転装置。
JP2948883U 1983-02-28 1983-02-28 核磁気共鳴装置における試料回転装置 Granted JPS59135466U (ja)

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JP2948883U JPS59135466U (ja) 1983-02-28 1983-02-28 核磁気共鳴装置における試料回転装置

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JP2948883U JPS59135466U (ja) 1983-02-28 1983-02-28 核磁気共鳴装置における試料回転装置

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Publication Number Publication Date
JPS59135466U JPS59135466U (ja) 1984-09-10
JPS6324438Y2 true JPS6324438Y2 (ja) 1988-07-05

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ID=30160346

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JP4641250B2 (ja) * 2005-11-15 2011-03-02 株式会社日立製作所 Nmr分析装置および試料管理装置

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JPS59135466U (ja) 1984-09-10

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