JP2003142436A - 研磨用スラリー供給装置及びその供給方法 - Google Patents

研磨用スラリー供給装置及びその供給方法

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JP2003142436A
JP2003142436A JP2001334023A JP2001334023A JP2003142436A JP 2003142436 A JP2003142436 A JP 2003142436A JP 2001334023 A JP2001334023 A JP 2001334023A JP 2001334023 A JP2001334023 A JP 2001334023A JP 2003142436 A JP2003142436 A JP 2003142436A
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polishing
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Mitsugi Kishimoto
貢 岸本
Tomonari Shirotsu
智成 白津
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 化学機械研磨に供する必要最小限のスラリー
を、シリコンウェハの被研磨面の全体に均一に供給する
化学機械研磨用スラリー供給装置を提供する。 【解決手段】 研磨ヘッド1aの近傍に、ターンテーブ
ル15の径方向に並ぶ複数のノズル3を配置し、これら
複数のノズル3を、複数の独立経路4を経てスラリー供
給源に各々接続し、これら複数の独立経路4に、ノズル
3の個々の位置に対応するターンテーブル15の周速度
に基づいてスラリーの供給量を制御する制御手段5を設
ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、半導体の製造プロ
セスにおいてシリコンウェハを研磨する際に用いる研磨
用スラリー供給装置及びその供給方法に関する。
【0002】
【発明が解決しようとする課題】半導体の製造プロセス
における化学機械研磨(以下、Chemical Mechanical
Polishingを略してCMPとする。)とは、薄い円盤状
のシリコンウェハを押圧・回転させて、スラリー中のケ
ミカル成分、砥粒(例えばアルミナ粉末やシリカパーテ
ィクル)及び研磨パッドファイバーによる相乗的な研磨
作用である。これは、シリコンウェハの一面に形成され
るメタル配線等の被覆層(チタン、酸化ケイ素の薄膜な
ど)を平滑にするために行なわれる。更に、半導体製造
工程において以下の研磨にも適用される。
【0003】即ち、埋め込み配線形成は、トランジスタ
やメタル配線の被服層にコンタクトホールや配線用の溝
を形成し、そこにタングステンや銅などの金属を埋め込
み、この工程で前記コンタクトホールや溝からはみ出た
金属部分を研磨することである。これに略同じ工程とし
てプラグ形成がある。埋め込み素子分離は、シリコンウ
ェハーに穴を形成して、そこにCVD酸化膜を成長(堆
積)させ不要な部分を研磨することである。
【0004】上記の研磨を実施するには、従来、図5及
び図6に示すような化学機械研磨装置2が用いられた。
この主な構成は、矢印Vp方向に回転するターンテーブ
ル15の上面に、研磨パッド2aを貼着し、研磨パッド
2aに対面しターンテーブル15の回転軸2bに対して
偏心した位置で矢印Vc方向に回転する研磨ヘッド1a
の下面にシリコンウェハ14を取付けたことにある。研
磨ヘッド1aと共にシリコンウェハ14を下方へ押圧す
ることにより、シリコンウェハ14を研磨パッド2aに
押し付けて研磨する。この化学機械研磨装置2には、研
磨パッド2a上の研磨ヘッド1a近傍にスラリーを供給
するスラリー供給装置のスラリーノズル3aが具備され
ている。
【0005】図7に示すように、ステンレス製の研磨ヘ
ッド1aの下面には、シリコンウェハ14を水平姿勢で
没入可能な合成樹脂製のガイドリング1cと、このガイ
ドリング1cの内面に沿って設けたホールスルーのフィ
ルムパッキン(図示せず)とが設けられている。研磨ヘ
ッド1a及びその回転軸1bには、ガイドリング1cの
内面に連通する通風路1dが形成されている。
【0006】上記のCMPを行なうには、スラリーノズ
ル3aから研磨パッド2a上にスラリーを供給しつつ、
研磨ヘッド1aの回転軸1bを下方へ機械的に加圧す
る。同時に、通風路1dを経て圧縮窒素又は空気などの
気体でシリコンウェハ14の上面を加圧することによ
り、シリコンウェハ14を研磨パッド2aに押し付け
る。この状態で、研磨ヘッド1aを矢印Vc方向へ回転
させる。以上の工程が完了した時点で、通風路1dを経
て加圧した気体を負圧に切替えてシリコンウェハ14を
研磨ヘッド1aに吸着させる。更に、研磨ヘッド1aを
上昇させると、シリコンウェハ14は研磨パッド2aか
ら離反するので、シリコンウェハ14を、研磨ヘッド1
aから取り外して次工程へ搬出することができる。
【0007】図6に示した従来例のスラリーノズル3a
から研磨パッド2a上に流下したスラリーは、ターンテ
ーブル15の回転に伴って研磨ヘッド1aの下面まで移
動し、図7に示すように、シリコンウェハ14と発泡ウ
レタンを毛羽立たせて成る研磨パッド2aの表面との間
の入り組んだ凹凸部4aに充満する。しかしながら、こ
のような凹凸部4aに充満する(CMPに活用される)
スラリーは、スラリーノズル3aから流下したスラリー
の総量に比較して僅かである。このため、残り殆どのス
ラリーは、研磨パッド2a上を通過するだけで、ターン
テーブル15の下方へ無駄に排出されることになる。
【0008】この原因は、スラリーノズル3aからスラ
リーを研磨パッド2a上の略一点に流下することに起因
する。即ち、図8は、図6中の研磨ヘッド1aのA0−
A1部位におけるスラリーの膜厚(スラリーノズル3a
から流下した直後に研磨パッド2a上に滞留するスラリ
ーの厚み)の分布を示すものである。同図には、スラリ
ーノズル3aの近傍を頂部とした略山形となる特徴が認
められる。これは、同図中の線分B−Bを越える部分に
相当する量のスラリーが、凹凸部4aに至ることなく、
無駄に排出されることを示している。
【0009】このようなスラリーの無駄な消費は、半導
体の製造コストを引上げる一因となっている。また、ス
ラリーを節約するためにスラリーノズル3aから流下す
るスラリーの流量を減少させると、図6中のA0−A1
部位における両端(スラリーノズル3aから離れた部
分)にスラリーが充分には行き渡らないという問題が起
こる。
【0010】そこで、本発明の目的は、CMPに供する
必要最小限のスラリーをシリコンウェハの被研磨面の全
体に均一に供給する研磨用スラリー供給装置及びその供
給方法を提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明の研磨用スラリー
供給装置は、上面に研磨パッドを貼着して回転軸のまわ
りに回転するターンテーブルと、研磨対象物をターンテ
ーブルの回転軸に対して偏心した回転軸のまわりに回転
させながら研磨パッドに押圧する研磨ヘッドとを含む研
磨装置の研磨パッド上にスラリーを供給するものであっ
て、ターンテーブルの上面に対して略並行に配列された
複数のノズルと、スラリー供給源から複数のノズルの各
々へスラリーを供給する複数の独立経路と、ターンテー
ブルの周速度に基づいて各々の独立経路へのスラリーの
供給量を制御する制御手段と、を含むものである。
【0012】更に、本発明の研磨用スラリー供給装置
は、制御手段が、ターンテーブルの回転速度を検知する
速度検知手段と、独立経路毎にスラリーの流量を調整す
る流量調整弁とを含むものである。
【0013】更に、本発明の研磨用スラリー供給装置
は、速度検知手段から送出される回転速度データに基づ
いて、流量調整弁の個々の開閉度を増減するものであ
る。
【0014】更に、本発明の研磨用スラリー供給装置
は、ノズルが、末広ノズルである。
【0015】更に、本発明の研磨用スラリー供給装置
は、複数のノズルの先端開口が、これらノズルの配列方
向へ延びるスリット状に形成されているものである。
【0016】更に、本発明の研磨用スラリー供給装置
は、ノズルが、ブロック体の内部に複数の独立経路を形
成したマニホールドの側面に配列されたものである。
【0017】更に、本発明の研磨用スラリー供給装置
は、マニホールドが、複数のノズルの配列方向に変位自
在に設けられているものである。
【0018】更に、本発明の研磨用スラリー供給装置
は、ノズルが、独立経路毎に設けた切替え弁を介してス
ラリー供給源又は純水供給源に連通するものである。
【0019】更に、本発明の研磨用スラリー供給装置
は、切替え弁が、流量調整弁の下流側に設けられたもの
である。
【0020】更に、本発明の研磨用スラリー供給装置
は、流量調整弁を電動式ニードル弁としたものである。
【0021】更に、本発明の研磨用スラリー供給方法
は、ターンテーブルの上面に研磨パッドを貼着して回転
軸のまわりに回転させ、研磨対象物をーンテーブルの回
転軸に対して偏心した回転軸のまわりに回転させながら
研磨パッドに押圧する研磨装置の研磨パッド上にスラリ
ーを供給するものであって、複数の独立経路により、タ
ーンテーブルの上面に対して略並行に配列された複数の
ノズルの各々へスラリーを供給するステップと、制御手
段により、ターンテーブルの周速度に基づいて各々の独
立経路へのスラリーの供給量を制御するステップと、を
含むものである。。
【0022】更に、本発明の研磨用スラリー供給方法
は、制御手段により、ターンテーブルの回転速度に基づ
いて、研磨パッド上に供給するスラリーの総供給量を制
御するステップを含むものである。
【0023】
【発明の実施の形態】図1及び図2に示すように、本発
明の一実施の形態に係る研磨用スラリー供給装置1は、
化学機械研磨装置2の研磨パッド2a上にスラリーを供
給するものである。化学機械研磨装置2は、ターンテー
ブル15の上面に、シリコンウェハ14を研磨する研磨
パッド2aを貼着し、研磨パッド2aに対面して偏心回
転する研磨ヘッド1aの下面に、シリコンウェハ14を
保持するものである。
【0024】その特徴とするところは、研磨ヘッド1a
の近傍に、ターンテーブル15の径方向に略沿うように
配列された複数のノズル3を設け、これら複数のノズル
3を、複数の独立経路4を経てスラリー供給源(図示せ
ず)に各々接続し、これらの独立経路4に、ノズル3の
個々の位置に対応するターンテーブル15の周速度に基
づいてスラリーの供給量を制御する制御手段5を設けた
ことにある。
【0025】制御手段5は、ターンテーブル15の回転
速度を検知する速度検知手段(図示せず)と、複数の独
立経路4毎に設けた流量調整弁7と、ターンテーブル1
5の回転速度データ及びノズル3の個々の位置データを
処理するマイクロコンピュータ10とからなる。この構
成により、速度検知手段から送出される回転速度データ
に基づいて、流量調整弁7の個々の開閉度を増減でき
る。ノズル3の個々の位置に対応するターンテーブル1
5の周速度とは、上記の速度検知手段によってターンテ
ーブル15の回転速度を計測し、この速度値を基にし
て、マイクロコンピュータ10が、個々のノズル3のタ
ーンテーブル15の回転中心からの距離に応じた周速度
を各々算出して得られるものである。
【0026】以上の構成によれば、複数のノズル3毎に
ターンテーブル15の周速度を考慮したスラリーの供給
量を設定できる。即ち、図3(a)はノズル3から流下
した直後のスラリーの膜厚の分布、図3(b)はノズル
3から流下してシリコンウェハ14に至る直前のスラリ
ーの膜厚の分布を各々示す。図中の線分A0−A1は、
その左端A0がターンテーブル15の径方向の外側で、
右端A1がターンテーブル15の径方向の内側に各々相
当する。
【0027】同図から明らかなように、本実施例におい
ては、シリコンウェハ14の中心付近のスラリーの供給
量をその外側よりも僅かに増大させているが、シリコン
ウェハ14の被研磨面(下面)の全体に行き渡るスラリ
ーの量は略均一になっている。また、スラリーの膜厚
が、同図中の線分B−B以下に抑えられていることは、
無駄に排出されるスラリーが殆ど無く、必要最小限のス
ラリーの使用量によって効率良くCMPが行なえること
を示している。
【0028】これは、マイクロコンピュータ10の指令
に基づき作動する流量調整弁7により、ターンテーブル
15の径方向の最も外側寄りに位置するノズル3から供
給されるスラリーの流量に対して、ターンテーブル15
の径方向の内側に近づく位置にあるノズル3から供給さ
れるスラリーの流量を、ターンテーブル15の周速度に
対応して順次少なく設定できることによる。更に、この
制御は、各ノズル3から流下するスラリーの流量比に係
るものであるが、マイクロコンピュータ10は、本実施
例で6本と設定した総てのノズル3から供給されるスラ
リーの総供給量を、回転速度データに基づいて増減する
ことができる。
【0029】上記の速度検知手段は、ターンテーブル1
5の回転速度をマイクロコンピュータ10が認識できる
ように、電気的な信号強度に変換できるものであればよ
く、これは自明の技術であるため図示を省略した。流量
調整弁7の構成についても、自明の技術のため具体的な
図示を省くが、前進位置で弁座に没入し後退位置で弁座
から離反するニードル状弁体を、電動機の回転により進
退するネジ機構に連結した電動式ニードル弁を適用する
のが望ましい。このような電動式ニードル弁は、マイク
ロコンピュータ10から電気信号として送出される指令
を受けて、弁座とニードル弁の間隔で決まるスラリーの
流路面積を増減でき、これによって各ノズル3から流出
するスラリーの量を適時調節できる。
【0030】ノズル3は、マニホールド11の側面に配
列されている。詳しくは、図4に示すように、長方形の
ブロック体の端面に、深さを違えた複数(同図では6箇
所)の縦キリ孔12を掘り込み形成し、これら縦キリ孔
12の奥端に各々連通する複数の横キリ孔13を、ブロ
ック体の側面に掘り込み形成している。更に、これら横
キリ孔13の開口部13aにスカート状の口金16を接
続している。マニホールド11と口金16の材質は、加
工が比較的容易な合成樹脂材、アルミニウム又は耐腐食
性に優れたステンレス等が好ましい。
【0031】口金16は、マニホールド11側からその
反対側(ノズル3の先端)へ下降傾斜した端面形状のブ
ロック体からなる。この口金16は、マニホールド11
の横キリ孔13の開口部13aに対面する位置と、その
反対側の下面とを貫いて6連の末広ノズル3を形成した
ものである。各ノズル3の先端開口18は、ターンテー
ブル15の径方向に略一致するノズル3の配列方向へ延
びる、スリット状に形成された一連の開口形状となって
いる。
【0032】スリット状の先端開口18を適用すること
により、従来のように略一点から流下したスラリーが自
重で流動してその表面が平らに馴らされるのを待つまで
もなく、各ノズル3から流下した直後のスラリーが平ら
な状態で研磨パッド2a上に至るため、その分、ノズル
3の先端開口18から研磨ヘッド1aまでの距離を短縮
することが可能になる。従って、ターンテーブル15の
回転速度を比較的高速に設定した場合でも、ノズル3か
ら研磨パッド2a上に流下したスラリーが、遠心力の影
響を殆ど受けることなく、研磨ヘッド1aまで到達でき
るという利点が得られる。
【0033】マニホールド11は、ターンテーブル15
の上方に水平姿勢でブラケット等により支持され、ノズ
ル3の先端開口18と研磨パッド2aの表面との間に5
mm程の隙間が開くような高さに配置されている。マニ
ホールド11とターンテーブル15は互いに並行な姿勢
である。また、マニホールド11を上記のブラケット等
にボルト締結しておけば、ボルトを緩める作業を行なう
だけで、マニホールド11をターンテーブル15の径方
向へ自在に変位できる。このため、既存の化学機械研磨
装置1に当該マニホールド11を新たに取付ける場合
に、ノズル3の先端開口18から流下したスラリーの総
てが研磨ヘッド1aの全域に到達できるように、ターン
テーブル15の円周上におけるマニホールド11と研磨
ヘッド1aとの位置を一致させることが容易である。
【0034】独立経路4とは、マニホールド11の縦キ
リ孔12、横キリ孔13及びマニホールド11からスラ
リー供給源(図示せず)に至るまでの流路を含めたもの
である。図1中には2本の独立経路4のみ表している
が、ノズル3が3本以上ある場合には、ノズル3の本数
に等しい本数の独立経路4の設置が必須である。スラリ
ー供給源は、スラリーの貯留タンク等であり、スラリー
をダイヤフラムポンプ等を介して独立経路4へ強制的に
送出するものが望ましい。また、スラリー供給源と独立
経路4の間にはスラリー開閉バルブ8を介在して、スラ
リーの供給が必要な場合に両者間を連通し、それ以外の
場合に両者間を遮断するようにして、スラリーの不用意
な漏出又は純水が上記のスラリー供給源へ逆流するのを
防止することが望ましい。
【0035】独立経路4毎に設けられた切替え弁6は、
上記のスラリー供給源又は純水供給源のいずれか一方を
選択してノズル3に連通させるものである。上記の純水
供給源は、ターンテーブル15上を清掃する純水を供給
するパイプライン等である。純水を独立経路4を経て各
ノズル3に供給する場合には、純水の流量を調整する必
要は無いので、切替え弁6は流量調整弁7の下流側に設
けられている。このため、流量調整弁7の開閉度に関わ
り無く、純水の供給量を最大限に保つことができる。
【0036】以上、本発明の実施の形態について、図面
に基づいて説明したが、本発明は、図示したものには限
定されない。例えば、本発明の研磨用スラリー供給装置
によって研磨される研磨対象物は、シリコンウェハ14
に限定されるものではない。その他、本発明の技術的範
囲には、その主旨を逸脱しない範囲内で、当業者の知識
に基づき種々なる改良、修正又は変形を加えた態様の実
施形態も含まれる。また、本発明の作用又は効果を奏す
る範囲内で、本発明を構成する発明特定事項を他の技術
に置換した実施形態で実施しても良い。
【0037】
【発明の効果】本発明の研磨用スラリー供給装置及びそ
の方法によれば、CMPに供する必要最小限のスラリー
をシリコンウェハの被研磨面の全体に均一に供給するこ
とができる。従って、半導体の製造過程におけるスラリ
ーの使用量を節減し、半導体の製造単価を低く抑えるこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の研磨用スラリー供給装置の一実施の形
態の概略図。
【図2】本発明の研磨用スラリー供給装置の一実施の形
態の要部を示す側面図。
【図3】本発明の研磨用スラリー供給装置の一実施の形
態に適用したノズルから供給されたスラリーの膜厚を示
す分布図。
【図4】(a)は本発明の研磨用スラリー供給装置に適
用したノズル周辺の平面図、(b)はその側面図。
【図5】従来例のノズルの使用状態を示す側面図。
【図6】従来例のノズルの使用状態を示す側面図。
【図7】化学機械研磨装置の腰部を示す破断図。
【図8】従来例のノズルから供給されたスラリーの膜厚
を示す分布図。
【符号の説明】
1:研磨用スラリー供給装置 1a:研磨ヘッド 2:研磨用スラリー供給装置 2a:研磨パッド 3:ノズル 4:独立経路 5:制御手段 6:切替え弁 7:流量調整弁 11:マニホールド 14:シリコンウェハ 15:ターンテーブル 16:口金 18:先端開口
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) B24B 57/02 B24B 57/02 (72)発明者 岸本 貢 滋賀県野洲郡野洲町大字市三宅800番地 日本アイ・ビー・エム株式会社 野洲事業 所内 (72)発明者 白津 智成 滋賀県野洲郡野洲町大字市三宅800番地 日本アイ・ビー・エム株式会社 野洲事業 所内 Fターム(参考) 3C047 FF08 GG02 GG19 3C058 AA07 AC02 AC04 CA01 DA12 4F033 AA14 BA04 BA06 CA05 DA01 EA05 GA07 GA11 JA01 LA12 LA13 4F042 AA01 AA07 BA05 BA11 CB08 CB19

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 上面に研磨パッドを貼着して回転軸のま
    わりに回転するターンテーブルと、研磨対象物を前記タ
    ーンテーブルの回転軸に対して偏心した回転軸のまわり
    に回転させながら前記研磨パッドに押圧する研磨ヘッド
    とを含む研磨装置の前記研磨パッド上にスラリーを供給
    する研磨用スラリー供給装置であって、 前記ターンテーブルの上面に対して略並行に配列された
    複数のノズルと、 スラリー供給源から前記複数のノズルの各々へスラリー
    を供給する複数の独立経路と、 前記ターンテーブルの周速度に基づいて各々の独立経路
    へのスラリーの供給量を制御する制御手段と、 を含む研磨用スラリー供給装置。
  2. 【請求項2】 前記制御手段が、前記ターンテーブルの
    回転速度を検知する速度検知手段と、前記独立経路毎に
    スラリーの流量を調整する流量調整弁を含む請求項1記
    載の研磨用スラリー供給装置。
  3. 【請求項3】 前記速度検知手段から送出される回転速
    度データに基づいて、前記流量調整弁の個々の開閉度を
    増減する請求項1又は2記載の研磨用スラリー供給装
    置。
  4. 【請求項4】 前記ノズルが、末広ノズルである請求項
    1乃至3記載の研磨用スラリー供給装置。
  5. 【請求項5】 前記複数のノズルの先端開口が、これら
    ノズルの配列方向へ延びるスリット状に形成されている
    請求項1乃至4記載の研磨用スラリー供給装置。
  6. 【請求項6】 前記ノズルが、ブロック体の内部に前記
    複数の独立経路を形成したマニホールドの側面に配列さ
    れた請求項1乃至5記載の研磨用スラリー供給装置。
  7. 【請求項7】 前記マニホールドが、前記複数のノズル
    の配列方向に変位自在に設けられている請求項6記載の
    研磨用スラリー供給装置。
  8. 【請求項8】 前記ノズルが、前記独立経路毎に設けた
    切替え弁を介してスラリー供給源又は純水供給源に連通
    する請求項1乃至7記載の研磨用スラリー供給装置。
  9. 【請求項9】 前記切替え弁が、前記流量調整弁の下流
    側に設けられた請求項1乃至8記載の研磨用スラリー供
    給装置。
  10. 【請求項10】 前記流量調整弁が電動式ニードル弁で
    ある請求項1乃至9記載の研磨用スラリー供給装置。
  11. 【請求項11】 ターンテーブルの上面に研磨パッドを
    貼着して回転軸のまわりに回転させ、研磨対象物を前記
    ーンテーブルの回転軸に対して偏心した回転軸のまわり
    に回転させながら前記研磨パッドに押圧する研磨装置の
    前記研磨パッド上にスラリーを供給する研磨用スラリー
    供給方法であって、 複数の独立経路により、前記ターンテーブルの上面に対
    して略並行に配列された複数のノズルの各々へスラリー
    を供給するステップと、 制御手段により、前記ターンテーブルの周速度に基づい
    て各々の独立経路へのスラリーの供給量を制御するステ
    ップと、 を含む研磨用スラリー供給方法。
  12. 【請求項12】 前記制御手段により、前記ターンテー
    ブルの回転速度に基づいて、前記研磨パッド上に供給す
    るスラリーの総供給量を制御するステップを含む請求項
    11記載の研磨用スラリー供給方法。
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