JPS63243720A - エンジンの吸入空気量検出装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［産業上の利用分野］ 本発明は、エンジンの時々刻々の吸入空気量を検出する
吸入空気量検出装置に関する。

［従来技術とその問題点コ 従来より、検出された吸入空気量とエンジン回転数とに
基づいて、エンジンに供給する燃料の基本量を設定する
ようにした燃料制御方法はよく知られており、エンジン
の吸入空気量検出装置も種々の型式のものが知られてお
り、また実際に使用されている。そのうち、ホットワイ
ヤ式吸入空気量検出装置は、吸入空気量の変化に応じて
変化しようとするホットワイヤの温度を一定に維持する
ように、ホットワイヤへの通電量を制御し、そのときの
電流値を計測することによって吸入空気量を検出するよ
うにしたものであって、吸入空気の動圧を受ける受圧手
段を備えたメカニカルな吸入空気量検出手段に比して簡
便で、しかも吸入抵抗とならない利点がある。

しかしながら、このホットワイヤ式吸入空気量検出装置
において、エアクリーナによって除去されなかったダス
ト特に帯電ダストが、ホットワイヤに多量に付着すると
、ダストの静電荷によって検出特性がずれてしまい、流
量が少ないときには、出力値が大きい側に、流量が多い
ときには、出力値が小さい側にずれ、基本燃料量の設定
に誤差が生じて、正確な空燃比制御が行えなくなるとい
った問題がある。

かかる問題の対策として、ホットワイヤを高熱化して、
付着したダストを焼き切る（バーンオフ）ようにしたも
のが知られているが、ダストの種類によっては、完全燃
焼しなかったり、燃焼によって、粘着性を示すものがあ
り、その場合には、ホットワイヤにこびりついてしまい
、これによって検出特性がずれるといった新たな問題が
惹起され、有効な対策とは言い難い。

［発明の目的］ 本発明の目的は、吸入空気中の帯電ダストによって影響
されることなしに、安定した検出が行えるエンジンの吸
入空気量検出装置を提供することである。

［発明の構成］ このため、本発明は、ホットワイヤ式エアフローセンサ
を吸気通路に介設し、該センサの出力を受けてエンジン
に供給する燃料の基本量を設定するようにしたエンジン
において、上記ホットワイヤ式エアフローセンサ上流の
吸気通路に、ダストの静電気を除去する静電気除去手段
を設けたことを特徴とするエンジンの吸入空気量検出装
置を提供するものである。

［発明の効果コ 本発明によれば、静電気除去手段によって、吸入空気中
のダストの静電荷が除去されるので、帯電したダストが
ホットワイヤ等のセンシングワイヤに付着することがな
いので、ダストの静電荷に影響されることなしに常に安
定した検出が行え、ひいては正確な空燃比制御が可能と
なる。

［実施例コ 第２図に示すように、エンジン１の吸気通路２には、上
流から順に、エアクリーナ３、ポットワイヤ式エアフロ
ーセンサ４、スロットル弁５が設けられるとともに、そ
の下流には、燃料噴射ノズル６が臨設され、吸気弁７に
よって吸気ボート８が開かれたときには、空気とともに
燃料を燃焼室９内に供給する。そして、燃焼で生成され
る排気ガスは、排気弁ＩＯが開かれたときに、ピストン
１１の上昇により排気ボートＩ２から排気通路１３に排
出する。、 上記燃料噴射ノズル６に対しては、その燃料噴射量を制
御するため、マイクロコンピュータよりなる燃料制御回
路１４を設けている。この燃料制御回路１４は、ホット
ワイヤ式エアフローセンサ４によって検出される吸入空
気量町と、回転数センサ１５によって検出されるエンジ
ン回転数回とを基本の入力情報として、−回当たりの基
本燃料噴射量を算定し、この基本燃料噴射量に対し、吸
気温、エンジン冷却水温等に依存する各種補正機を演算
して最終的な燃料噴射量を設定する。

第１図（こ示すように、ホットワイヤ式エアフローセン
サ４は、吸気通路２の一部を形成する大径円筒体１６の
軸中心部に小径円筒体１７を支持アーム１８で支持し、
小径の円筒体１７の内部には、上流側に吸気温補償用の
コールドワイヤ１９を、下流側にホットワイヤ２０を支
持した基本構造を有し、大径円筒体１６の外壁には、ア
ンプを含む検出回路等を内蔵した回路ボックス２１が固
定されている。

さらに、上記ホットワイヤ式エアフローセンサ４の大径
円筒体１６の人口側聞口１６ａおよび好ましくは出口側
聞口１６ｂに、良導電性金属を用いて形成したネット２
２．２３を夫々張設して、第３図にも示すように、人口
側のネット２２はアース線２４により接地する。その場
合、出口側のネット２３は、人口側のネット２２と協同
して、吸気通路２の下流側から伝播されてくる吸気脈動
を減衰させ、ホットワイヤ式エアフローセンサのの検出
値が吸気脈動によって影響されないようにする。

上記の構成とすれば、ホットワイヤ式エアフローセンサ
４に流入する吸入空気は、人口側ネット２２を必ず通過
することになり、エアクリーナ３によって完全には除去
されなかったダスト中の帯電ダストの静電荷は、ダスト
が人口側ネット２２に接触することによりほぼ完全に除
去される。そのため、たとえ、ダストがコールドワイヤ
１９やホットワイヤ２０に付着したとしても、電荷を持
たないので、これらセンシングワイヤ（１９，２０）は
静電荷の影響を受けることがないので、検出特性に誤差
を生ずることがなく、安定した検出を推持することがで
きる。

上記実施例では、静電気除去手段として、ネット２２を
用いたが、第４図および第５図に示すように、良導電性
金属を用いたハニカム部材２５を大径円筒体１６の入口
側に嵌合固定し、このハニカム部材２５をアース線２４
を用いて接地するようにしてもよい。なお、出口側には
、第１図の場合と同様、吸気脈動を減衰させるためネッ
ト２３を張設することが好ましい。

この場合にも、ハニカム部材２５を通過する際、ダスト
の静電荷が除去され、したがって、センシングワイヤ（
１９，２０）がダストの静電荷によって悪影響を受ける
ことがなくなり、安定した検出が行えることになる。

【図面の簡単な説明】

第１図は、本発明の実施例にかかるホットワイヤ式エア
フローセンサの軸方向断面図、第２図はエンジンのシス
テム構成を示す全体概略説明図、第３図は第１図の正面
図、第４図はいま一つの実施例を示す第１図と同様の軸
方向断面図、第５図は第４図の正面図である。 ２・・・吸気通路、 ４・・・ホットワイヤ式エアフローセンサ、６・・燃料
噴射ノズル、 １４・・・燃料制御回路、 １９・・コールドワイヤ、 ２０・・・ホットワイヤ、 ２３・・・ネット、 ２４・・・アース線、 ２５・・・ハニカム。 特許出願人　マツダ株式会社　はか１名代　理　人　弁
理士　前出　葆　ほか２名第３図 第１図 第４図

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. （１）ホットワイヤ式エアフローセンサを吸気通路に介
   設し、該センサの出力を受けてエンジンに供給する燃料
   の基本量を設定するようにしたエンジンにおいて、 上記ホットワイヤ式エアフローセンサ上流の吸気通路に
   、ダストの静電気を除去する静電気除去手段を設けたこ
   とを特徴とするエンジンの吸入空気量検出装置。