JPS63242683A

JPS63242683A - Ｉｄカ−ド

Info

Publication number: JPS63242683A
Application number: JP62075937A
Authority: JP
Inventors: 長塩　吉之助
Original assignee: Individual
Current assignee: Individual
Priority date: 1987-03-31
Filing date: 1987-03-31
Publication date: 1988-10-07

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】［産業上の利用分野］この発明は１本人の確認照合を行うためのＩＤカードに
関するものである。

［従来の技術］従来、カード証明書や有価証券笠のＩＤカードによって
本人であるか否かの確認を行う代表的な方法としては、
暗唱コードを用いるもの、ＩＤカードに記載された署名
との照合を行うもの、Ｉｍ磁気記録よるもの等がある。

ところで、暗唱コードを用いるものでは、暗唱コードを
記憶し管理する上で困難を伴うばかりでなく、他人によ
って盗用された場合には、容易に暗唱コートを解読され
る危険性を有するものである。

また、署名を用いるものでは、我か国の実情とそぐわな
い等の欠点を有することから、適当な方法ではない。

また、磁気記録を利用したものでは、磁石等によって、
記録された情報が台無しになったり、容易に改ざんされ
たりするばかりでなく、磁性トナーによって容易に情報
が読み取られてしまうので、秘密の保持が不充分である
。

［発明が解決しようとする問題点］このように、従来のＩＤカードにおいては、ＩＤカード
を盗まれたときに容易に悪用される危険性を有するもの
であったり、扱いに不便なものであったり等、種々の聞
届があった。

この発明は、こうした問題点に鑑みて、秘密の保持に優
れ、容易に改ざんされず、１ノかも取り扱いが容易で、
安価なＩＤカードを提供することを【１的とするもので
ある。

［１３１題点を解決するための手段］この目的を達成するために、この発明では、指紋パター
ンとカード識別パターンとを形成したシート状の基体を
有し、この基体の表面を透明シー１〜で一体的に密封す
る。

［作用］この発明によると、指紋パターンを用いることにより、
本人の確認照合が容易かつ確実に行うことができ、しか
も顔写真を用いる場合と異なり。

注意深く調べない限り指紋パターンの存在に気が付かな
いので、悪用される危険性が小さい。

また、カード識別パターンとして偽造の困難なものを用
いることにより、悪用される危険性はさらに小さくなる
。

さらにまた、基体の表面を透明シートで一体的に密封す
ることにより、ＩＤカードを改ざんすることがほとんど
不可能となる。

［実施例］以下図面に基づいて、この発明の詳細な説明する。第１
図は、この発明によるＩＤカードの一実施例の平面図、
第２図は同断面図である。この図において、ｌは透明プ
ラスチックフィルムからなる基体、２は和紙等からなる
紙、３ａと３ｂは透明プラスチックフィルムからなる被
覆シート。

３ｃは被覆シート３ａと３ｂとを熱プレス加工により融
着一体化してなる接合部、３ｄは接着剤。

４は基体ｌ」二に形成された指紋パターン部、５ａと５
ｂは紙２に形成されたカード識別パターンとしての印刷
部とすかし模様部である。

基体ｌとしては、ポリエステル、ポリ塩化ビニル、ポリ
エチレンテレフタレート、ナイロン、ポリプロピレン等
の透明フィルムを用いる。被覆シート３ａ、３ｂとして
は、熱プレス加工した場合に融着一体化する透明プラス
チックフィルムの適当なものを用いる。

紙２には、その周囲の適当な位置にミシン日を入れる。

また、指紋パターン部４を除く適当な部位に多色インク
により高精細の印刷をすることにより印刷部５ａを形成
すると共に、すかし模様部５ｂも形成する。これによっ
て、ＩＤカードの偽造や改ざんの恐れが減少する。

基体ｌに本人確認のための指紋パターンを形成するには
、清浄にした基体ｌの表面の指紋パターン部４にパラフ
ィン茅の適当な透明インクを用いて指紋パターンを形成
する。この指紋パターンは透ＩＪ１なだめに、注意深く
調べなければ分らない。

指紋パターンを照合するには、ＩＤカードを斜め方向か
ら適当に光を反射させることにより目で確認することが
できる。この指紋パターンによって、本人の確認が容易
かつ確実に行うことができると共に、注意深く調べない
限り指紋パターンの存在に気か付かないので悪用される
危険性が小さくなる。

尚、基体１９紙２．被覆シート３ａと３ｂは、この順に
大きく形成されている。また、裏面側の被覆シート３ｂ
には、紙２がぴったりと収納される四部が形成されてい
る。

次に、このＩＤカードの作成方法について述べる。まず
、カード識別パターンの形成された紙２と被覆シート３
ｂの凹部とを透明接着剤を用いて接着する。接着剤はＩ
Ｉ＆、２に入れられたミシン■の内側に塗布する。また
、接着剤としては熱硬化性樹脂等の適当なものを用いる
。次に、基体ｌを清浄にしたのち、その指紋パターン部
４に透明インクを用いて指紋パターンを形成する。この
基体ｌを被覆シー１−３ｂの凹部内の紙２の−Ｅに適当
に載置し、凹部と基体ｌとの間に存在する隙間に熱硬化
性樹脂簿からなる透明接着剤３ｄを充填する。

この上に被覆シート３　ａ　？Ｊｌ＆とし、その周辺部
を熱ブレス加工することにより、被覆シート３ａと３ｂ
の周辺部を融着一体化すると共に、被覆シート３ａと紙
２の周辺部とが接着される。

このようにして作成されたＩＤカードは、もし強引に被
覆シート３ａと３ｂをはがすことに成功したとしても、
紙２がミシン■で破れてしまうので１元通りに修復して
も、改ざんしたことが容易に分ることになる。

尚、以りの実施例では、基体の両面を被覆シートで密封
しているが、裏面側のシートは必ずしも必要ではない、
この場合、基体と被覆シートとを周辺部において融着一
体化し、残部の一部を熱硬化性樹脂等からなる透明接着
剤により接着することにより改ざんの危険を防止するこ
とがさらに強化される。また、基体を透明プラスチック
ではなく、金属シートで形成してもよい。

また、紙を用いないで、基体にカード識別パターンを形
成してもよい、この場合、基体の裏面を鏡面を有するシ
ートで密封してもよい。

［発明の効果］以上の説明から明らかなようにこの発明によれば、指紋
パターンとカード識別パターンとを形成したシート状の
基体を有し、この基体の表面を透明シートで一体的に密
封することにより、秘密の保持に優れ、容易に改ざんさ
れず、しかも取り扱いが容易で、安価なＩＤカードを提
供することが可能となる。

【図面の簡単な説明】

第１図は、この発明にＩＤカードの一実施例の平面図、
第２図は同断面図である。図中。ｌ二基体２：紙３ａ、３ｂ：被覆シート４：指紋パターン部５ａ、５ｂ：力−１く識別パターン部代理人　弁理士　１）北　嵩　晴第１図第２図

Claims

【特許請求の範囲】

（１）指紋パターンとカード識別パターンとを形成した
シート状の基体を有し、この基体の表面を透明シートで
一体的に密封することを特徴とするＩＤカード。
（２）基体を透明シートで形成し、基体の裏面を透明シ
ートで密封することを特徴とする特許請求の範囲第（１
）項記載のＩＤカード。
（３）基体を透明シートで形成し、基体の裏面を鏡面を
有するシートで密封することを特徴とする特許請求の範
囲第（１）項記載のＩＤカード。
（４）基体と透明シートとを、指紋パターンとカード識
別パターンが形成された部分を除く周辺部において融着
一体化することを特徴とする特許請求の範囲第（１）項
記載のＩＤカード。
（５）基体と透明シートとを、周辺部において融着一体
化し、残部の一部を透明接着剤により接着することを特
徴とする特許請求の範囲第（１）項記載のＩＤカード。
（６）指紋パターンを透明インクで形成することを特徴
とする特許請求の範囲第（１）項記載のＩＤカード。
（７）カード識別パターンを多色かつ高精細の印刷によ
って形成することを特徴とする特許請求の範囲第（１）
項記載のＩＤカード。
（８）カード識別パターンを、すかし模様を有する紙に
インクで印刷することによって形成することを特徴とす
る特許請求の範囲第（１）項記載のＩＤカード。
（９）基体と裏面側の透明シートとの間にミシン目を有
する紙を備え、表面側の透明シートと紙との間を部分的
に接着することを特徴とする特許請求の範囲第（２）項
記載のＩＤカード。
（１０）基体をプラスチックもしくは金属からなるシー
トで形成することを特徴とする特許請求の範囲第（１）
項記載のＩＤカード。