JP2538445Y2 - 認証識別カード - Google Patents

認証識別カード

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JP2538445Y2
JP2538445Y2 JP1987093183U JP9318387U JP2538445Y2 JP 2538445 Y2 JP2538445 Y2 JP 2538445Y2 JP 1987093183 U JP1987093183 U JP 1987093183U JP 9318387 U JP9318387 U JP 9318387U JP 2538445 Y2 JP2538445 Y2 JP 2538445Y2
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修 吉川
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Konica Minolta Inc
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Description

【考案の詳細な説明】 【産業上の利用分野】
本考案は、従業員証,会員証,入門許可証,パスポー
ト,クレドットカード等のような身分証明書、自動車運
転免許証,危険物取扱主任者免許証,労働安全衛生免許
証等の各種免許証を含む認証識別カードに関し、特に、
認証識別カードの偽造,変造,改ざん等を防止するとと
もに、外観品位を向上した認証識別カードの構成に関す
る。
【考案の背景】
所持者の身分や資格を証明ないし保証するため、従業
員証,会員証,入門許可証,通行証,定期券車券,印鑑
証明カード,パスポート,クレドットカード,各種免許
証等(以下、これらを総称して認証識別カードという)
が用いられている。 従来一般に広く使用されている認証識別カードは、認
証識別のための記載内容事項や人物等の写真を表示した
基体カード(ベースカード)の両面を透明な保護フィル
ムで被覆・密封することにより、認証識別内容の偽造,
変造,改ざんを防止している。
【考案が解決しようとする問題点】
このように認証識別カードの記載内容は、印刷イン
キ,塗料,染色剤や写真感光乳剤等で表現されているけ
れども、近年の画像形成技術の発達に伴い、認証識別カ
ードが偽造,変造,改ざんされる可能性が高くなってい
る。即ち、最近のカラー複写技術やカラー写真技術によ
れば、原本の色彩,形状と区別し難い複写機が簡単に複
製して得られるので、印刷インキ,塗料,染色剤や写真
感光乳剤で表示された従来の認証識別カードでは、カラ
ー複写機やカラー写真フィルム等によって近似色や類似
形状が容易に再現される。 このため、従来の認証識別カードでは、偽造,変造,
改ざんして不正使用される危険性が増し、緊急な対策が
要望されている。 一方、近年クレジットカードやキャッシュカード等が
普及し、そのサイズもほぼ統一規格(85×54mm)が採用
されている。このような規格サイズのカードは、従来の
サイズ、例えば自動車運転免許証に比して小型である。 上記小型な規格サイズのカードに、多くの記載事項を
すべて盛り込むことは困難であり、記載事項の一部削除
や両面記載や、記載文字の縮小等を行わざるを得ない。 更に、前記透明フィルムで基体カードを密封する形式
の認証識別カードは、カード周縁に接着のための透明な
額縁部分が形成され、外観上の品位も好ましくない。
【問題点を解決するための手段】
本考案は、以上に述べたような認証識別カードの不正
使用問題等を解決するため、容易に偽造,変造,改ざん
出来ない認証識別カードを提供するとともに、カードの
小型化、記載面積の活用、カード外観品位の向上を可能
とした認証識別カードを提供することを目的とするもの
である。 上記目的を達成する本考案の認証識別カードは、人物
写真及び/又は所定の事項を記載した基体カードの表裏
に、2枚の透明樹脂フィルムを各々被覆してなる認証識
別カードにおいて、前記2枚の透明樹脂フィルムは前記
基体カードより大きく、かつ少なくとも1枚の透明樹脂
フィルムの周囲縁部には、前記基体カードの外周辺より
も小さい内周辺を有して該基体カードの外周部を覆う不
透明な縁取り面が形成されており、前記2枚の透明樹脂
フィルムと前記基体カードは、前記2枚の透明樹脂フィ
ルム各々の前記基体カード側の面全面に形成した接着層
を介して接着してなることを特徴とする認証識別カード
である。 また、本考案の認証識別カードにおいて、前記縁取り
面に所定の印刷を施すことにより、認証識別カードとし
て変造や改ざんに対してさらにすぐれた効果を有するも
のを得ることができる。
【実施例】
以下、図面に示す実施例によって本考案を具体的に説
明する。 第1図は、本考案を従業員証に施した認証識別カード
の一実施例を示す斜視図であり、第2図(A)は該カー
ドの正面図、第2図(B)はその背面図である。第3図
は認証識別カードの積層断面を模式的に示す説明図であ
る。 これらの図において、1は必要な記載内容や写真や図
形等を表示した基体カードであって、本人の氏名,生年
月日,住所,血液型等の従業員データ欄や、基体カード
に粘着されるか又は一体に形成された本人の写真や、発
行機関名,その標識章,代表者名,印章,発行番号,発
行内容等を表示する発行者欄や、その他の文字図形等が
印刷や写真等により表示されている。上記表示内容や写
真は必要に応じた色彩文字図形及びカラー写真とされ
る。基体カード1は紙,合成紙,合成樹脂板,又は写真
印画紙等で作られる。 上記基体カード1の表裏面を、2枚の透明な樹脂フィ
ルム2A,2Bの間に挟み込み、次いで公知の加熱ロール装
置又は加熱プレス装置で挟圧すれば、透明な樹脂フィル
ム2A,2Bの内面に予め塗着してある熱封性接着剤層3A,3B
の熱接着により、基体カード1は透明な樹脂フィルム2
A,2B内に封入パックされる。接着剤層3A,3Bに使用され
る接着剤としては、エポキシ樹脂やエチレンアクリレー
トやアクリル樹脂やアイオノマー系樹脂等が使用され
る。 上記透明な樹脂フィルム2A,2Bとしては、酢酸セルロ
ース、硝酸セルロース、ポリスチレン、ポリ塩化ビニ
ル、ポリエチレンテレフタレート、ポリカーボネート、
ポリアミド等の半合成又は合成高分子からなるフィルム
や、これらフィルムにα−オレフィンポリマー(例えば
ポリエチレン、ポリプロピレン、エチレン/ブテン共重
合体)等をラミネートした積層フィルムなどがある。 第4図は本考案による認証識別カードを模式的に示す
分解断面図である。 前記基体カード1の裏面側記載面1Bに接する側の樹脂
フィルム2Bの外側表面の周縁部には、予め不透明な額縁
状の縁取り部材4(縁取り面)を形成しておく。 上記不透明な縁取り部材4は、不透明な白色印刷や、
着色印刷や、アルミニウム等の金属粉末を含んだ光沢イ
ンキ印刷や、UVランプ照射により発光する紫外線インキ
を含んだ印刷や、光線によって変色するホトクロミーを
含んだ印刷等により形成されている。または白色ベタ印
刷上に細かい文字・図形等を印刷して不透明な縁取り部
分を形成することも可能である。 あるいは、適宜の認証や図柄模様からなる識別用の薄
膜層を蒸着やホットスタンピングや粘着等の手段により
付着せしめておくこともできる。 第5図は認証識別カードの作成過程を示す断面図であ
る。 透明な樹脂フィルム2Aと接着剤層3Aから成る表面側フ
ィルムと、透明な樹脂フィルム2Bと接着剤層3Bと不透明
な縁取り部材4とから成る裏面側フィルムとは、一辺C
の部分が各接着剤層3A,3Bにより所定幅で予め熱接着さ
れている。 先づ、表面側フィルム裏面側フィルムとの他端側を開
いて、基体カード1を挿入し、上記接合部Cに突当てて
位置決めする。しかるのち、表面側フィルムを閉じて基
体カード1を内装したまま裏面側フィルムに重ね合わせ
る。 この重ね合わせた状態の認証識別カードの両面をロー
ル状または平板状の加熱圧接機(ヒートシール機)を用
いて加熱圧着させることにより、熱封性接着剤3A,3Bは
熱融着して、基体カード1は樹脂フィルム2A,2B内に密
封パックされる。 このようにして完成した認証識別カードは、第2図に
示すように、基体カード1の外周辺1aの外側の透明な樹
脂フィルム2A,3Aは、不透明な額縁状の縁取り部材4に
よってマスクされて不透明となり、カード全体としての
美観が向上する。 なお、縁取り部材4の内周辺4aを、基体カード1の外
周辺1aよりやや内側になるような寸法に設定しておけ
ば、基体カード1を封入して熱接着するとき、上記外周
辺1aと内周辺4aとが一致またはずれて、そこは隙間や不
要な線が現れることが防止され、基体カード1の位置合
せ精度が緩和される。 また、上記縁取り部材4の内周辺4aのコーナー部に適
当なRをつけておけば、額縁の外観も向上する。 更に、第2図(A)に示すように、縁取り部材4に、
各種の色や模様・標識5、バーコード6、マグネテープ
7等を印刷または粘着あるいは封入することも可能であ
る。 また、本考案による認証識別カードの裏面側(第2図
(B))の縁取り部材4を書き込み可能なようにマット
面にしておけば、ここに備考8のような追記事項欄に利
用することができ、縁取り部材4の余白面を有効利用し
て各種データを追加して、限られたカード面内に情報量
を増すことができる。 第6図は本考案による他の実施例を示す認証識別カー
ドの模式分解断面図である。図において、基体カード1
の表面側に対向した透明樹脂フィルム2Aの外周縁に不透
明な縁取り部材14を設けたことにより、基体カード1の
表面側に不透明額縁形状が形成され、カードの外観品位
を向上させた。またカード内部に縁取り部材4を封入す
ることにより、基体カード1の変造・改造の防止に役立
つ。 第7図は本考案による更に他の実施例を示す認証識別
カードの模式分解断面図である。これは透明な樹脂フィ
ルム2A,2Bの外周縁に、不透明な縁取り部材4,14A,14B,2
4を形成させ、額縁効果と追記情報面の増大とを計った
ものである。 第8図は本考案による更に他の実施例を示す認証識別
カードの作成過程の斜視図である。これは基体カード1
の表面側に対向した透明な樹脂フィルム2Aの外周縁であ
って該フィルムの上層または下層に不透明な縁取り部材
14が設けてある。一方、基体カード1の裏面側に対向し
た樹脂フィルム12Bは不透明な面に形成されている。こ
の不透明な樹脂フィルム12Bは不透明な材料を使用して
もよいし、透明フィルムの一面または両面に不透明印刷
を施したり、不透明な用紙またはフィルムを粘着しても
得られる。 上記2枚の樹脂フィルム2A、12Bの間に基体カード1
を挿入して位置決めしたのち、ラミネートシールすれ
ば、基体カード1の外周縁は縁取りされて、前述のよう
にマスキングされる。 また、前記不透明な縁取り部材4の形成位置は上記の
実施例に限定されるものではなく、目的に応じて種々の
組合せを選択することが可能である。 なお、前記各実施例においては、従業員証を例示した
けれども、本考案は他の認証識別カードにも適用され得
ることは明らかであり、縁取り部材4の形状及び配置図
はそれぞれの使用目的により適宜形成することができ
る。
【考案の効果】
本考案によれば、従来の認証識別カードと大差のない
作成費用と容易な作成工程によって、巧妙な模造手段に
よる偽造、変造、改ざんが行なわれる危険の少ない効果
的な認証識別カードが得られる。 また、認証識別カードの製造時において、透明樹脂フ
ィルムと基体カードの相対位置が多少ずれても、不透明
な縁取り面により基体カードの外周部が覆われるので、
外観品位が低下されることがなく、従って、透明樹脂フ
ィルムに対する基体カードの位置合わせ精度が緩和する
ことができ、製造が簡単で外観品位の優れた認証識別カ
ードを提供できる、という優れた効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本考案による認証識別カードの一実施例を示
す斜視図、第2図(A)は該カードの正面図、第2図
(B)はその背面図、第3図は該カードの積層断面を模
式的に示す説明図、第4図はその分解断面図、第5図は
該カードの作成過程を示す断面図である。第6図および
第7図は本考案による他の実施例を示す認証識別カード
の模式分解断面図である。第8図は本考案による更に他
の実施例を示す認証識別カードの作成過程の斜視図であ
る。 1……基体カード 2A,2B……透明な樹脂フィルム 3A,3B,13B……接着剤層 4,14,14A,14B,24……不透明な縁取り部材 12B……不透明な樹脂フィルム

Claims (2)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】人物写真及び/又は所定の事項を記載した
    基体カードの表裏に、2枚の透明樹脂フィルムを各々被
    覆してなる認証識別カードにおいて、 前記2枚の透明樹脂フィルムは前記基体カードより大き
    く、かつ少なくとも1枚の透明樹脂フィルムの周囲縁部
    には、前記基体カードの外周辺よりも小さい内周辺を有
    して該基体カードの外周部を覆う不透明な縁取り面が形
    成されており、 前記2枚の透明樹脂フィルムと前記基体カードは、前記
    2枚の透明樹脂フィルム各々の前記基体カード側の面全
    面に形成した接着層を介して接着してなることを特徴と
    する認証識別カード。
  2. 【請求項2】前記縁取り面に所定の印刷を施したことを
    特徴とする実用新案登録請求の範囲第1項記載の認証識
    別カード。
JP1987093183U 1987-06-16 1987-06-16 認証識別カード Expired - Lifetime JP2538445Y2 (ja)

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JP1987093183U JP2538445Y2 (ja) 1987-06-16 1987-06-16 認証識別カード

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JPS63201780U JPS63201780U (ja) 1988-12-26
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