JPH0717510Y2 - パッケージカード - Google Patents

パッケージカード

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JPH0717510Y2
JPH0717510Y2 JP8538990U JP8538990U JPH0717510Y2 JP H0717510 Y2 JPH0717510 Y2 JP H0717510Y2 JP 8538990 U JP8538990 U JP 8538990U JP 8538990 U JP8538990 U JP 8538990U JP H0717510 Y2 JPH0717510 Y2 JP H0717510Y2
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JP
Japan
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card
package
package card
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enclosure
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JP8538990U
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JPH0445081U (ja
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明広 水村
正樹 山本
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Dai Nippon Printing Co Ltd
Original Assignee
Dai Nippon Printing Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、貴金属や薬剤などを封入したパッケージカー
ドに関し、特に、カードの変造防止ができるパッケージ
カードに関するものである。
〔従来の技術〕
従来、この種のカードとして、貴金属を取り扱いやすく
するために、樹脂フィルムなどで封止したものが知られ
ている。
例えば、実開昭64−50927号「ラミネート加工された金
属製カード」には、「薄板状に引き伸ばした少なくとも
1枚の金属板と、この金属板の両側に積層したラミネー
ト層と、このラミネート層の表面側から圧力、熱などを
加えて、少なくとも前記金属板に形成された模様と」を
備えた構造が開示されている。
〔考案が解決しようとする課題〕
前述した従来のカードでは、金属の重さによって、大き
さが区々になるので、保管や輸送などの取り扱いが不便
であるうえ、照合などの機械的な処理ができなかった。
また、ラミネートして樹脂封入することが、逆に、目視
での真偽の判定をしずらくし、金属を交換するなどの不
正が行われる可能性があった。
さらに、最近では投資用として貴金属片の売買が盛んに
なってきているが、装飾品に比較して、チェック体制が
不十分で、盗難品であるか否かを判定することが難しか
った。
本考案の目的は、前述の課題を解決し、取り扱いが容易
で、機械処理が可能で、しかも、変造を防止できるパッ
ケージカードを提供することである。
〔課題を解決するための手段〕
前記課題を解決するために、本考案によるパッケージカ
ードは、カード基材の封入部に封入物を入れて、そのカ
ード基材を透明または半透明な被覆層で封止したパッケ
ージカードであって、前記挿入部の上側およびその周辺
部に渡って、多数の線状パターンを形成した構成として
ある。
また、前記線状パターンは、蛍光インキで形成した構成
とすることができる。
さらに、前記カード基材または前記被覆層に形成され、
前記封入物に関する情報を記録する情報記録層を設けた
構成とすることができる。
〔実施例〕
以下、図面等を参照して、実施例について、さらに詳し
く説明する。
第1図,第2図は、本考案によるパッケージカードの実
施例を示した図であって、第1図は正面図、第2図は第
1図A−A断面図である。
カード基材1は、このカードの担体となるものであり、
封入物2を封入する封入部1aが形成されている。
この実施例では、外形寸法が約54×86mmであって、厚さ
が約0.56mmの乳白色のポリ塩化ビニルフィルムからなる
カード基材1を使用し、カード基材1に開口を設けて、
封入部1aとしたものである。
封入物2は、貴金属や薬剤などを、任意の形状,重量に
したものである。
この実施例では、封入物2として、貴金属片を重量0.5,
1.0,2.5,5.0グラムの4種類のものを用意し、厚さをカ
ード基材1の封入部1aの厚さに合わせて0.56mmとし、各
片の長辺と短辺の長さをそれぞれ、8.7×5.4,12.2×7.
6,19.3×12.0,27.2×17.0mmとしたものを用いている。
この貴金属片には、その貴金属片に関連する情報が、刻
印21〜24で形成されている。ここでは、刻印21〜24とし
て、貴金属の種類、貴金属片を製造した溶解業者のマー
ク(ブランドマーク)、重量表示、品位表示などが形成
されている。この他にも、貴金属片番号(バーナンバ
ー)などを含ませることができる。
被覆層31,32は、カード基材1に積層され、封入物2を
密封して、確実に固定するとともに、また、必要に応じ
て外部から封入物2を容易に目視できる透明または半透
明なものとしてある。
この実施例では、被覆層31,32として、厚さ約0.3mmの透
明ポリ塩化ビニルフィルムを用い、カード基材1に積層
してある。
情報記録層4は、被覆層31上に形成されており、封入さ
れる封入物2に関連する情報、例えば、前述した刻印21
〜24に対応する貴金属名,ブランド名、重量、品位等や
貴金属片番号、製造日、チェックデータなどを磁気スト
ライプやバーコードに記録することができる。また、特
定のシステムで使用する場合には、書き換え可能なデー
タ部を設けるようにしてもよい。
この実施例では、情報記録層4として、所定の抗磁力や
残留磁束,角形比等をもつ磁気ストライプが形成されて
いる。
この情報記録層4に記録されている情報を、警察や日本
金地金流通業界などから入る盗難商品情報とオンライン
などで照合すれば、封入されている貴金属片が盗難品で
あるか否かを即座に判定するシステムを構築することが
できる。
装飾層5は、カード基材1の片側または両面に形成され
ており、ベタ印刷、文字や図形などの絵柄印刷、また
は、ホログラムのエンボスなどにより形成することがで
きる。
線状パターン6は、所定の太さの線を所定の間隔で多数
平行に印刷した、いわゆる万線パターンであり、ここで
は、被覆層31,32の裏側に形成されている。この線状パ
ターン6は、一般的に使用されるインキで印刷すること
ができる。
このパッケージカード内の封入物2を盗み取るために、
被覆層31,32を刃物等で切取り、貴金属をメッキを施し
た模造品と交換するなど封入物2を質の悪いものと交換
して、切り取った被覆層31,32を再度当てがい接着した
としても、線状パターン6に微妙なずれが生ずるため、
偽造カードであることを容易に確認できる。
また、この線状パターン6は、蛍光インキで印刷するこ
とができる。このようにすれば、通常はその線状パター
ンを肉眼では見えず、紫外線光源(ブラックライト)を
用いたときにのみ光るので、変造の発見が容易にでき
る。
このパッケージカードは、以上のように構成されてお
り、小額の貴金属の取り引きや、景品として用いたり、
また、高額所得者向けのクレジットカード、いわゆるゴ
ールドカードなどとして高級感をもたせるのにも使用で
き、薬剤なども封入できる。
以上説明した実施例に限定されず、本考案の範囲内で種
々の変形ができる。
カードの大きさや層構成,材質等は特に限定されず、使
用するシステムなどに応じて、適宜変更できる。
カード基材は複数枚のフィルムを積層してもよいし、カ
ード基材の片側に挿入部1aを設け、被覆層31で封止した
ものであってもよい。また、装飾層は、被覆層の上に形
成してもよい。
情報記録層4は、封入物2と一部重なり合うように形成
することもできる。このようにすれば、故意に封入物2
を取り出そうとした場合に、情報記録層4が破壊され、
封入物2が他の低質の封入物と交換されるのを防止でき
る。
また、貴金属片の代わりに、比較的小型のダイヤモンド
や薬剤などを封入して、その封入物に関連するデータを
情報記録層4に記録することもできる。
線状パターン6は、線の太さを変えたり、その間隔を変
えたり、平行でなくしたりして、より複雑にすることも
できる。また、印刷する代わりに、回折格子等により形
成してもよい。
〔考案の効果〕
以上詳しく説明したように、本考案によれば、被覆層が
封入物を被覆しており、封入物に直接さわれないので、
指紋や汚れなどから保護することができ、しかも、必要
に応じて外部から封入した封入物を目視できるので、安
心感があるとともに、封入物の大きさを誤認することも
ない。
また、封入される封入物の大きさや形状などに係わら
ず、全体の形状が一定のカードであるため、保存や輸送
が容易にでき、取り扱いやすくなるとともに、交換また
は照合などの機械処理が可能になる。
さらに、封入部の上側およびその周辺部に渡って、多数
の線状パターンを形成したので、被覆層を切り取って、
封入物を交換して、もとどうりに貼付けることはでき
ず、偽造カードをつくることができない。
また、請求項(2)によれば、線状パターンを蛍光イン
キで形成するので、紫外線を照射したときのみ光るの
で、偽造カードの発見に効果的である。
一方、請求項(3)によれば、封入物に関連する情報を
記録する情報記録層を設けたので、機械的に照合や管理
を確実かつ迅速に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
第1図,第2図は、本考案によるパッケージカードの実
施例を示した図であって、第1図は正面図、第2図は第
1図A−A断面図である。 1……カード基材 1a……封入部 2……封入物 31,32……被覆層 4……情報記録層 5……装飾層 6……線状パターン

Claims (3)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】カード基材の封入部に封入物を入れて、そ
    のカード基材を透明または半透明な被覆層で封止したパ
    ッケージカードであって、前記挿入部の上側およびその
    周辺部に渡って、多数の線状パターンを形成したことを
    特徴とするパッケージカード。
  2. 【請求項2】前記線状パターンは、蛍光インキで形成さ
    れていることを特徴とする請求項(1)記載のパッケー
    ジカード。
  3. 【請求項3】前記カード基材または前記被覆層に形成さ
    れ、前記封入物に関する情報を記録する情報記録層を設
    けたことを特徴とする請求項(1)または(2)記載の
    パッケージカード。
JP8538990U 1990-08-11 1990-08-11 パッケージカード Expired - Lifetime JPH0717510Y2 (ja)

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JP8538990U JPH0717510Y2 (ja) 1990-08-11 1990-08-11 パッケージカード

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JP8538990U JPH0717510Y2 (ja) 1990-08-11 1990-08-11 パッケージカード

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JPH0445081U JPH0445081U (ja) 1992-04-16
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JP8538990U Expired - Lifetime JPH0717510Y2 (ja) 1990-08-11 1990-08-11 パッケージカード

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JP2001246829A (ja) * 1999-12-28 2001-09-11 Dynic Corp 偽造防止用シート
JP6112357B2 (ja) * 2013-09-02 2017-04-12 独立行政法人 国立印刷局 偽造防止用潜像画像表出構造

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