JPH077152Y2 - 貴金属封入カード - Google Patents
貴金属封入カードInfo
- Publication number
- JPH077152Y2 JPH077152Y2 JP1990045356U JP4535690U JPH077152Y2 JP H077152 Y2 JPH077152 Y2 JP H077152Y2 JP 1990045356 U JP1990045356 U JP 1990045356U JP 4535690 U JP4535690 U JP 4535690U JP H077152 Y2 JPH077152 Y2 JP H077152Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- card
- noble metal
- metal piece
- precious metal
- layer
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Credit Cards Or The Like (AREA)
- Laminated Bodies (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、金,銀,白金等の貴金属を封入した貴金属封
入カードに関するものである。
入カードに関するものである。
貴金属を取り扱いやすくするために、樹脂フィルムなど
で封止したものが知られている。
で封止したものが知られている。
例えば、実開昭64−50927号「ラミネート加工された金
属製カード」には、「薄板状に引き伸ばした少なくとも
1枚の金属板と、この金属板の両側に積層したラミネー
ト層と、このラミネート層の表面側から圧力、熱などを
加えて、少なくとも前記金属板に形成された模様と」を
備えた構造が開示されている。
属製カード」には、「薄板状に引き伸ばした少なくとも
1枚の金属板と、この金属板の両側に積層したラミネー
ト層と、このラミネート層の表面側から圧力、熱などを
加えて、少なくとも前記金属板に形成された模様と」を
備えた構造が開示されている。
前述した従来のカードでは、金属の重さによって、大き
さがまちまちになるので、保管や輸送などの取り扱いが
不便であるうえ、照合などの機械的な処理ができなかっ
た。
さがまちまちになるので、保管や輸送などの取り扱いが
不便であるうえ、照合などの機械的な処理ができなかっ
た。
また、ラミネートして樹脂封入することが、逆に、目視
での真偽の判定をしずらくし、金属を交換するなどの不
正が行われる可能性があった。
での真偽の判定をしずらくし、金属を交換するなどの不
正が行われる可能性があった。
本考案の目的は、前述の課題を解決し、取り扱いが容易
であって、機械的な処理ができ、しかも、偽造しにくい
貴金属封入カードを提供することである。
であって、機械的な処理ができ、しかも、偽造しにくい
貴金属封入カードを提供することである。
前記課題を解決するために、本考案による貴金属封入カ
ードは、挿入物の大きさに応じた開口である挿入部をも
つカード基材と、前記挿入部に挿入される貴金属片と、
前記カード基材に積層され前記貴金属片が目視できる透
明または半透明の被覆層とから構成してある。
ードは、挿入物の大きさに応じた開口である挿入部をも
つカード基材と、前記挿入部に挿入される貴金属片と、
前記カード基材に積層され前記貴金属片が目視できる透
明または半透明の被覆層とから構成してある。
この場合に、前記貴金属片の一部と重なりあう、情報記
録層または装飾層のうちの少なくとも1層を形成した構
成とすることができる。
録層または装飾層のうちの少なくとも1層を形成した構
成とすることができる。
以下、図面等を参照して、実施例につき、本考案を詳細
に説明する。
に説明する。
第1図〜第3図は、本考案による貴金属封入カードの実
施例を示した図であって、第1図は正面図、第2図は裏
面図、第3図は第1図A−A断面図である。
施例を示した図であって、第1図は正面図、第2図は裏
面図、第3図は第1図A−A断面図である。
カード基材11,12は、この考案のカードの担体となるも
のであり、貴金属片2を挿入する挿入部11aが形成され
ている。
のであり、貴金属片2を挿入する挿入部11aが形成され
ている。
この実施例では、外形寸法が約54×86mmであって、厚さ
が約0.56mmの乳白色のポリ塩化ビニルフィルムからなる
2枚のカード基材11,12を使用し、カード基材11側に開
口部を設けて、それらのカード基材11,12を貼り合わせ
ることにより、挿入部11aを形成したものである。
が約0.56mmの乳白色のポリ塩化ビニルフィルムからなる
2枚のカード基材11,12を使用し、カード基材11側に開
口部を設けて、それらのカード基材11,12を貼り合わせ
ることにより、挿入部11aを形成したものである。
貴金属片2は、金,銀,白金およびこれらの合金などの
貴金属を、任意の形状,重量にしたものである。
貴金属を、任意の形状,重量にしたものである。
この実施例では、貴金属片2として、金の地金を重量0.
5,1.0,2.5,5.0グラムの4種類のものを用意し、厚さを
カード基材11の挿入部11aの深さに合わせて0.56mmと
し、各片の長辺と短辺の長さをそれぞれ、8.7×5.4,12.
2×7.6,19.3×12.0,27.2×17mmとしたものを用いてい
る。
5,1.0,2.5,5.0グラムの4種類のものを用意し、厚さを
カード基材11の挿入部11aの深さに合わせて0.56mmと
し、各片の長辺と短辺の長さをそれぞれ、8.7×5.4,12.
2×7.6,19.3×12.0,27.2×17mmとしたものを用いてい
る。
被覆槽31,32は、カード基材11,12に積層され、貴金属片
2を密封して、確実に固定するとともに、外部から目視
できる透明または半透明の層である。
2を密封して、確実に固定するとともに、外部から目視
できる透明または半透明の層である。
この実施例では、被覆層31,32として、厚さ約0.3mmの透
明ポリ塩化ビニルフィルムを用い、各カード基材11,12
に積層してある。
明ポリ塩化ビニルフィルムを用い、各カード基材11,12
に積層してある。
被覆層31,32には、磁気ストライプやバーコードなどの
情報記録層41,42を金属片2と一部重なり合うように形
成することができる。
情報記録層41,42を金属片2と一部重なり合うように形
成することができる。
この実施例では、情報記録層41,42として、所定の抗磁
力や残留磁束,角形比等をもつ磁気ストライプが形成さ
れている。情報記録層41,42は、貴金属片2の品質や重
量などの情報を記録したものであり、情報記録とともに
セキィリティの機能も果たしている。つまり、故意に貴
金属片2を取り出そうとした場合に、情報記録層41,42
が破壊され、貴金属片2が他の低質の金属片と交換され
るのを防止している。
力や残留磁束,角形比等をもつ磁気ストライプが形成さ
れている。情報記録層41,42は、貴金属片2の品質や重
量などの情報を記録したものであり、情報記録とともに
セキィリティの機能も果たしている。つまり、故意に貴
金属片2を取り出そうとした場合に、情報記録層41,42
が破壊され、貴金属片2が他の低質の金属片と交換され
るのを防止している。
また、被覆層31,32には、貴金属片2の一部を残して、
装飾層51,52を形成することができる。この装飾層52,52
は、ベタ印刷、文字や図形などの絵柄印刷、または、ホ
ログラムのエンボスなどにより形成することができる。
装飾層51,52を形成することができる。この装飾層52,52
は、ベタ印刷、文字や図形などの絵柄印刷、または、ホ
ログラムのエンボスなどにより形成することができる。
この貴金属封入カードは、以上のように構成されてお
り、小額の貴金属の取り引きや、景品の等価交換に用い
たり、また、高額所得者向けのクレジットカード、いわ
ゆるゴールドカードなどとして高級感をもたせるのにも
使用できる。
り、小額の貴金属の取り引きや、景品の等価交換に用い
たり、また、高額所得者向けのクレジットカード、いわ
ゆるゴールドカードなどとして高級感をもたせるのにも
使用できる。
以上説明した実施例に限定されず、本考案の範囲内で種
々の変形ができる。
々の変形ができる。
カードの大きさや層構成,材質等は特に限定されず、使
用するシステムなどに応じて、適宜変更できる。
用するシステムなどに応じて、適宜変更できる。
例えば、カード基材は1枚の基材に、挿入部を掘るよう
にしてもよい。
にしてもよい。
カード基材に印刷その他の装飾層を施したのちに、被覆
層を形成してもよい。
層を形成してもよい。
以上詳しく説明したように、本考案によれば、被覆層が
貴金属片を被覆しており、貴金属片に直接さわれないの
で、指紋や汚れなどから保護することができる。
貴金属片を被覆しており、貴金属片に直接さわれないの
で、指紋や汚れなどから保護することができる。
封入される貴金属片の大きさに係わらず、全体の形状が
同じなので、保存や輸送が容易にでき、取り扱いやすく
なるとともに、交換または照合などの機械処理が可能に
なる。
同じなので、保存や輸送が容易にでき、取り扱いやすく
なるとともに、交換または照合などの機械処理が可能に
なる。
外部から封入した貴金属片を目視できるので、安心感が
あるとともに、貴金属片の大きさを誤認することもな
い。
あるとともに、貴金属片の大きさを誤認することもな
い。
一方、請求項(2)のように、貴金属片と重なるよう
に、情報記録層または装飾層を設ければ、故意に貴金属
を取り出そうとした場合に、それらの層が破壊された
り、記録されたデータが破壊されてしまうため、低質の
金属片と交換するなどの偽造を防止できる。
に、情報記録層または装飾層を設ければ、故意に貴金属
を取り出そうとした場合に、それらの層が破壊された
り、記録されたデータが破壊されてしまうため、低質の
金属片と交換するなどの偽造を防止できる。
また、情報記録層を設けて、封入した貴金属に関するデ
ータを記録すれば、機械的に照合や管理をすることがで
きる。
ータを記録すれば、機械的に照合や管理をすることがで
きる。
第1図〜第3図は、本考案による貴金属封入カードの実
施例を示した図であって、第1図は正面図、第2図は裏
面図、第3図は第1図A−A断面図である。 11,12……カード基材 2……貴金属片 31,32……被覆層 41,42……情報記録層 51,52……装飾層
施例を示した図であって、第1図は正面図、第2図は裏
面図、第3図は第1図A−A断面図である。 11,12……カード基材 2……貴金属片 31,32……被覆層 41,42……情報記録層 51,52……装飾層
Claims (2)
- 【請求項1】挿入物の大きさに応じた開口である挿入部
をもつカード基材と、 前記挿入部に挿入される貴金属片と、 前記カード基材に積層され前記貴金属片が目視できる透
明または半透明の被覆層と から構成した貴金属封入カード。 - 【請求項2】前記貴金属片の一部と重なりあう、情報記
録層または装飾層のうちの少なくとも1層を形成したこ
と を特徴とする請求項(1)に記載の貴金属封入カード。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1990045356U JPH077152Y2 (ja) | 1990-04-27 | 1990-04-27 | 貴金属封入カード |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1990045356U JPH077152Y2 (ja) | 1990-04-27 | 1990-04-27 | 貴金属封入カード |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH045930U JPH045930U (ja) | 1992-01-20 |
JPH077152Y2 true JPH077152Y2 (ja) | 1995-02-22 |
Family
ID=31559460
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1990045356U Expired - Lifetime JPH077152Y2 (ja) | 1990-04-27 | 1990-04-27 | 貴金属封入カード |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH077152Y2 (ja) |
Family Cites Families (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0229327A (ja) * | 1988-03-01 | 1990-01-31 | Mitsubishi Metal Corp | 絵文字付き貴金属複合板 |
JPH024593A (ja) * | 1988-06-21 | 1990-01-09 | Mitsubishi Metal Corp | 絵文字付き貴金属複合カードの製造方法 |
-
1990
- 1990-04-27 JP JP1990045356U patent/JPH077152Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH045930U (ja) | 1992-01-20 |
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