JP3107908B2 - 貴重品包装体 - Google Patents

貴重品包装体

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JP3107908B2 JP04155798A JP15579892A JP3107908B2 JP 3107908 B2 JP3107908 B2 JP 3107908B2 JP 04155798 A JP04155798 A JP 04155798A JP 15579892 A JP15579892 A JP 15579892A JP 3107908 B2 JP3107908 B2 JP 3107908B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、金,銀,白金等の貴金
属等の薄いプレートを包装するのに適した貴重品包装体
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】貴金属等を取り扱いやすくするために、
樹脂フィルムなどで封止したものが知られている。例え
ば、実開昭64−50927号「ラミネート加工された
金属製カード」には、「薄板状に引き伸ばした少なくと
も1枚の金属板と、この金属板の両側に積層したラミネ
ート層と、このラミネート層の表面側から圧力、熱など
を加えて、少なくとも前記金属板に形成された模様と」
を備えた構造が開示されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、前述した従来
の技術では、ラミネート層を積層するので、特殊なラミ
ネート装置が必要であり、封入コストが上がるという問
題があった。
【0004】また、樹脂フィルムによりラミネートされ
ているので、封入された貴金属を取り出す必要が生じた
場合に、開封がしずらかった。反面、単に貴金属を2枚
の樹脂フィルムでラミネートしただけなので、開封後に
質の悪い模造品と交換され、再封入されても、単に視認
のみでは、確認でき難いという問題があった。
【0005】本件出願人は、すでに「基材上に剥離層を
介してホログラム層が形成されている基体に、貴重品を
挟み、透明樹脂シートに粘着層が形成された透明樹脂シ
ールにより封止した」ことを特徴とする貴重品包装体を
提案している(実願平3−11176号)。この提案に
よれば、基体に貴重品を挟み透明樹脂シールで封止する
ので、封入が容易に行える。また、透明樹脂シールによ
って接着してあり、開封が容易に行えるうえ、開封した
ときには、剥離層から剥離するので、ホログラム層が破
壊されて、開封の痕跡を残すことができる。しかし、こ
の提案の貴重品包装体においても、真偽の判定は目視に
頼らざるを得なかった。
【0006】本発明の目的は、前記提案をさらに改良し
て、封入作業が手軽にかつ低コストで行え、容易に開封
ができ、開封した痕跡を残すことができ、しかも、真偽
の判定を機械読取り可能な貴重品包装体を提供すること
である。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明による貴重品包装
体は、基体26に形成された収容凹部27に貴重品3を
収容してホログラムシール1で封止する貴重品包装体で
あって、前記ホログラムシール1は、基材11と,前記
基材の一方側に形成された剥離層12と,前記剥離層の
一方側に形成され少なくとも機械読取り可能なマークが
ホログラム形式で記録されたホログラム層13と,前記
ホログラム層の片側に形成され前記基体に粘着可能な粘
着層14とを含む構成としてある。
【0008】この場合において、前記基体は、樹脂ケー
ス2の本体21又は蓋体25の内側底板22,26であ
ることを特徴とすることができる。
【0009】
【作用】本発明によれば、ホログラムシールに機械読取
り可能なマークがホログラム形式で記録されているの
で、真偽判定が容易に行える。
【0010】
【実施例】以下、図面等を参照して、実施例につき、本
発明を詳細に説明する。図1は、本発明による貴重品包
装体の実施例を示した斜視説明図、図2は、図1の実施
例の要部を示した断面図である。この実施例の貴重品包
装体は、プラスチックケース2の蓋体25の内側底板2
6に形成された収容凹部27に貴重品3を収容して、ホ
ログラムシール1で封止したものである。
【0011】ホログラムシール1は、基材11と,剥離
層12と,ホログラム層13と,粘着層14とから構成
されている。基材11は、PET,ポリイミド,ポリメ
タクリ酸メチル等の透明な樹脂シートである。剥離層1
2は、基材11の下側に、シリコン樹脂、ワクッスやパ
ラフィン類を塗布することにより形成された層である。
ホログラム層13は、文字,図形,模様,それらを組み
合わせた紋様や標章などのデザインH1を白色光で再生
されるホログラム画像として、レリーフホログラム方式
などで記録されているホログラム樹脂層13aと、ホロ
グラム画像のレリーフ面の表面にアルミ蒸着などにより
形成された反射層13bとからなっている。この実施例
では、ホログラム層13には、機械読取り可能なマーク
H2がホログラム画像により記録されいる。なお、開封
して貴重品3を取り出すときに、ホログラム層13を破
壊しやすくするために、ホログラム層13の部分に切込
みを形成してもよい。粘着層14は、ホログラム層13
の下面に、アクリル系,ゴム系などの粘着剤を塗布して
形成したものであり、プラスチックケース2の蓋体25
に粘着可能な層である。
【0012】プラスチックケース2は、本体21と蓋体
25がインロウ結合するタイプのケースであって、蓋体
25の内側底板26に収容凹部27が設けられている。
なお、本体21の内側底板22側に収容凹部を設けるよ
うにしてもよい。
【0013】貴重品3としては、金,銀,白金等の貴金
属からなる0.3〜1.0グラム程度の薄くて、小型の
プレート、例えば、硬貨,メダル,インゴット,または
宝石などを対象とすることができる。
【0014】つぎに、この実施例の貴重品包装体の使用
方法を説明する。図2に示すように、内側底板26に形
成された収容凹部27に貴重品3を収容し(手順A)、
その上からホログラムシール1を貼るようにすればよい
(手順B)。さらに、プラスチックケース2の本体21
に蓋体25をはめ込めばよい(手順C)。したがって、
特別の装置がなくても、極めて簡単かつ安価に封入作業
が行える。
【0015】取引き段階などにおいて、貴重品3の真偽
の判定を行いたい場合には、ホログラムコードリーダ
(不図示)を用いて、機械的にマークH2を読み取るこ
とができるので、迅速かつ確実に判定を行うことができ
る。
【0016】貴重品3を取り出したい事態が発生した場
合には、ホログラムシール1を内側底板26から剥がせ
ば、貴重品3を簡単に取り出すことができる。このと
き、ホログラムシール1には、剥離層12が設けてある
ので、ホログラムシール1を剥がした部分のホログラム
層13が切込みの部分から破壊され、開封した痕跡を残
すことができる。したがって、貴重品3を低質な贋物と
交換することを防ぐことができる。
【0017】以上説明した実施例に限定されることな
く、種々の変形や変更ができ、それらも本発明の範囲内
である。ホログラム層は、ホログラム樹脂層と反射層と
からなる反射型レリーフホログラムの例で説明したが、
反射層を設けないホログラム樹脂層のみの透過型レリー
フホログラムや、レリーフホログラムでなくリップマン
ホログラムを用いることもできる。また、反射層の金属
薄膜を極薄くしたり、金属薄膜の代わりにホログラム樹
脂層と屈折率の異なる樹脂又は酸化物や窒化物などの金
属化合物などを反射層とした透明型ホログラムを用いる
こともできる。また、ホログラムシールを貼る基体は、
ケースに限らず、プレート状など他の形態のものであっ
てもよい。
【0018】さらに、ホログラムシール1には、封止し
たときに貴重品3と接する領域又はそれよりも若干大き
な領域に、粘着層14を形成しないようにすることがで
きる。このようにすれば、ホログラムシール1を剥がし
て、貴重品3を取り出すような場合に、貴重品3に粘着
層14が残ることがない。
【0019】
【発明の効果】以上詳しく説明したように、本発明によ
れば、基体に形成された収容凹部に貴重品を収容して、
ホログラムシールで貼るだけなので、特別の装置がなく
ても、極めて簡単かつ安価に封止作業が行える。
【0020】また、ホログラムシールを剥がせば、貴重
品を簡単に取り出すことができる。このとき、ホログラ
ムシールには剥離層が設けてあるので、剥がした部分の
ホログラム層が破壊されるので、開封した痕跡を残すこ
とができる。したがって、貴重品を低質な贋物と交換す
ることを防ぐことができる。
【0021】さらに、ホログラムシールには、機械読取
り可能なマークがホログラム形式で記録されているの
で、真偽の判定が迅速かつ確実に行える。このとき、マ
ーク自体がホログラムであるために、偽造防止効果が高
い。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による貴重品包装体の実施例を示した斜
視説明図ある。
【図2】図1の実施例の貴重品包装体の要部を示す断面
図である。
【符号の説明】
1 ホログラムシール 11 基材 12 剥離層 13 ホログラム層 13a ホログラム樹脂層 13b 反射層 14 粘着層 2 プラスチックケース 21 本体 25 蓋体 27 収容凹部 3 貴重品

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基体に形成された収容凹部に貴重品を収
    容してホログラムシールで封止する貴重品包装体であっ
    て、 前記ホログラムシールは、 基材と,前記基材の一方側に形成された剥離層と,前記
    剥離層の一方側に形成され少なくとも機械読取り可能な
    マークがホログラム形式で記録されたホログラム層と,
    前記ホログラム層の片側に形成され前記基体に粘着可能
    な粘着層とを含むことを特徴とする貴重品包装体。
  2. 【請求項2】 前記基体は、樹脂ケースの本体又は蓋体
    の内側底板であることを特徴とする請求項1に記載の貴
    重品包装体。
JP04155798A 1992-05-22 1992-05-22 貴重品包装体 Expired - Lifetime JP3107908B2 (ja)

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