JPH0716459Y2 - 情報記録体 - Google Patents
情報記録体Info
- Publication number
- JPH0716459Y2 JPH0716459Y2 JP5968788U JP5968788U JPH0716459Y2 JP H0716459 Y2 JPH0716459 Y2 JP H0716459Y2 JP 5968788 U JP5968788 U JP 5968788U JP 5968788 U JP5968788 U JP 5968788U JP H0716459 Y2 JPH0716459 Y2 JP H0716459Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- layer
- information
- pattern
- information recording
- substrate
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Credit Cards Or The Like (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は、隠蔽された模様情報に重ねて、表示情報を表
面に賦形した情報記録体に関する。
面に賦形した情報記録体に関する。
[従来の技術及びその課題] プラスチック製の基板に、写真あるいは証明印等の所有
者本人であることを証する情報を記録した、通称IDカー
ドが普及している。これらのカードは視覚によって認識
可能な表示情報に加え、光学的手段あるいは磁気的手段
によってのみ読取り可能な情報を記録したものもある。
者本人であることを証する情報を記録した、通称IDカー
ドが普及している。これらのカードは視覚によって認識
可能な表示情報に加え、光学的手段あるいは磁気的手段
によってのみ読取り可能な情報を記録したものもある。
当然ながらこれらのカードは1枚ごとに別個の情報を記
録する必要があり、その情報記録のための技術も比較的
容易である。このようなカードは改ざんの恐れがあり、
カード本体の偽造防止対策が強く望まれている。
録する必要があり、その情報記録のための技術も比較的
容易である。このようなカードは改ざんの恐れがあり、
カード本体の偽造防止対策が強く望まれている。
本考案は上述に鑑みてなされたもので、改ざんあるいは
偽造を完全に防止できる情報記録体を提供することを目
的とする。
偽造を完全に防止できる情報記録体を提供することを目
的とする。
[課題を解決するための手段] 本考案による情報記録体は、基体の凹部に順次積層され
た模様情報層と隠蔽層とを有して基体の表面と平滑に形
成された情報記録層と、この情報記録層に形成された表
示情報とを備え、この表示情報は前記模様情報層の断面
を露出させた凹陥部を有する彫刻パターンで形成される
ことを特徴とする。
た模様情報層と隠蔽層とを有して基体の表面と平滑に形
成された情報記録層と、この情報記録層に形成された表
示情報とを備え、この表示情報は前記模様情報層の断面
を露出させた凹陥部を有する彫刻パターンで形成される
ことを特徴とする。
この模様情報層は、基体に印刷された絵柄のインキ層で
あるのが好ましく、更にこのインキ層は蛍光インキで形
成してもよい。
あるのが好ましく、更にこのインキ層は蛍光インキで形
成してもよい。
[作用] 本考案の情報記録体によれば、隠蔽された情報記録層
に、彫刻パターンによる表示情報が形成され、この彫刻
パターンの凹陥部が模様情報層の断面を露出するため、
この表示情報の凹陥部を通じて模様情報層の断面が断片
的に露出する。
に、彫刻パターンによる表示情報が形成され、この彫刻
パターンの凹陥部が模様情報層の断面を露出するため、
この表示情報の凹陥部を通じて模様情報層の断面が断片
的に露出する。
模様情報層を印刷する場合には、極めて複雑な模様情報
を正確かつ容易に形成でき、これを蛍光インキで印刷す
ることにより、所定の光源からの光で鮮明な発光が得ら
れる。
を正確かつ容易に形成でき、これを蛍光インキで印刷す
ることにより、所定の光源からの光で鮮明な発光が得ら
れる。
以下、本考案の実施例を図面を参照しつつ詳細に説明す
る。
る。
[実施例] 第1図は本考案の実施例による画像記録体を組込む例え
ばIDカード等の樹脂製カード本体の概略平面図を示し、
第2図はその断面図を示す。
ばIDカード等の樹脂製カード本体の概略平面図を示し、
第2図はその断面図を示す。
カード本体は樹脂製の基体1に、この表面と平滑な同一
平面を形成するように埋設された情報記録層5を有す
る。具体的には、この基体1は硬質のコア層2の両面に
被覆層3,4を積層したサンドイッチ構造を有し、この被
覆層4に形成された凹部6内に、順次模様情報層7と隠
蔽層8と保護層9とを積層してなる情報記録層5を配置
した構造を備える。
平面を形成するように埋設された情報記録層5を有す
る。具体的には、この基体1は硬質のコア層2の両面に
被覆層3,4を積層したサンドイッチ構造を有し、この被
覆層4に形成された凹部6内に、順次模様情報層7と隠
蔽層8と保護層9とを積層してなる情報記録層5を配置
した構造を備える。
この情報記録層5を形成する場合は、第3図に示すよう
に、被覆層4上に文字、図形あるいは絵柄等の適宜の模
様を印刷し、このインキ層にて模様情報層7を形成す
る。このインキ層の厚さは20〜30μmの範囲に形成する
のが好ましく、蛍光インキでも良い。本実施例の模様情
報は、第1図に点線で示すように凸の文字である。この
後、インキ層すなわち模様情報層7上にこの模様情報を
完全に覆う隠蔽層8を積層し、表面強度を補強するため
に更に保護層9を積層する。
に、被覆層4上に文字、図形あるいは絵柄等の適宜の模
様を印刷し、このインキ層にて模様情報層7を形成す
る。このインキ層の厚さは20〜30μmの範囲に形成する
のが好ましく、蛍光インキでも良い。本実施例の模様情
報は、第1図に点線で示すように凸の文字である。この
後、インキ層すなわち模様情報層7上にこの模様情報を
完全に覆う隠蔽層8を積層し、表面強度を補強するため
に更に保護層9を積層する。
このように基体1上に情報記録層5を積層形成した後、
これらを熱プレス機により熱圧着する。例えば温度130
〜160℃、圧力120〜160kg/cm2にて3〜15分間熱圧着す
ることにより、基体のコア層2と被覆層3,4が一体化さ
れ、同時に、情報記録層5が被覆層4内に埋設される。
情報記録層5の表面層を形成する補強層9は、基体の被
覆層4と同一平面内に配置され、カード本体の表面が平
滑に形成される。
これらを熱プレス機により熱圧着する。例えば温度130
〜160℃、圧力120〜160kg/cm2にて3〜15分間熱圧着す
ることにより、基体のコア層2と被覆層3,4が一体化さ
れ、同時に、情報記録層5が被覆層4内に埋設される。
情報記録層5の表面層を形成する補強層9は、基体の被
覆層4と同一平面内に配置され、カード本体の表面が平
滑に形成される。
次いで、第4図に示すように基体1内に埋設された情報
記録層5に少なくとも一部を重ねて、この基体に達する
深さの表示情報10を形成する。この表示情報10は情報表
示層5の全領域あるいはその一部領域であってもよく、
適宜手段により、凹陥部10aと突出部10bとを交互に配置
した彫刻パターンとして容易に形成でき、第5a図及び第
6a図はその例を示す。
記録層5に少なくとも一部を重ねて、この基体に達する
深さの表示情報10を形成する。この表示情報10は情報表
示層5の全領域あるいはその一部領域であってもよく、
適宜手段により、凹陥部10aと突出部10bとを交互に配置
した彫刻パターンとして容易に形成でき、第5a図及び第
6a図はその例を示す。
第5a図は表示情報として凹陥部10aを波線状に形成した
もので、このカード本体を傾けると第5b図に示すように
各凹陥部10aから模様情報層7のインキが視認できる。
同様に、第6a図にはドットパターンで凹陥部10bを形成
した表示情報であり、このカード本体を傾けると第6b図
の状態に模様情報層7のインキが独特な模様に表示され
る。これら模様情報層7に特殊インキである蛍光インキ
を用いた場合には、所定の光源からの光線により鮮明な
発光を得ることができ、第三者の知らない情報を確実に
読取ることができる。
もので、このカード本体を傾けると第5b図に示すように
各凹陥部10aから模様情報層7のインキが視認できる。
同様に、第6a図にはドットパターンで凹陥部10bを形成
した表示情報であり、このカード本体を傾けると第6b図
の状態に模様情報層7のインキが独特な模様に表示され
る。これら模様情報層7に特殊インキである蛍光インキ
を用いた場合には、所定の光源からの光線により鮮明な
発光を得ることができ、第三者の知らない情報を確実に
読取ることができる。
このように形成された情報記録体は、表示情報10の凹陥
部10aを通して模様情報層7の一部が露出し、極めて独
特な情報が形成され、しかも、この表示情報の凹陥部10
aからは模様層7に形成された模様は第三者が知ること
はできないので、偽造防止効果を高めることができる。
部10aを通して模様情報層7の一部が露出し、極めて独
特な情報が形成され、しかも、この表示情報の凹陥部10
aからは模様層7に形成された模様は第三者が知ること
はできないので、偽造防止効果を高めることができる。
なお、上記の情報記録体はIDカードの他にも、クレジッ
トカード、メンバーズカード、あるいは、通称テレホン
カード等のあらゆるカードに用いることができる。
トカード、メンバーズカード、あるいは、通称テレホン
カード等のあらゆるカードに用いることができる。
[効果] 以上明らかなように本考案によれば、所定の情報を記録
したカード類の偽造が有効に防止され、カードの安全性
を高めることができる。
したカード類の偽造が有効に防止され、カードの安全性
を高めることができる。
第1図は本考案の実施例による記録情報体を組込むカー
ドの概略を示す平面図、第2図は第1図のII-II線に沿
う断面図、第3図はカードに組込む状態を示す説明図、
第4図は組込んだ状態の説明図、第5a図及び第5b図は同
実施例の作用効果を示す説明図、第6a図及び第6b図は他
の実施例の作用効果を示す説明図である。 1……基体、2……コア層、3,4……被覆層、5……情
報記録層、6……凹部、7……模様情報層、8……隠蔽
層、9……保護層、10……表示情報。
ドの概略を示す平面図、第2図は第1図のII-II線に沿
う断面図、第3図はカードに組込む状態を示す説明図、
第4図は組込んだ状態の説明図、第5a図及び第5b図は同
実施例の作用効果を示す説明図、第6a図及び第6b図は他
の実施例の作用効果を示す説明図である。 1……基体、2……コア層、3,4……被覆層、5……情
報記録層、6……凹部、7……模様情報層、8……隠蔽
層、9……保護層、10……表示情報。
Claims (3)
- 【請求項1】基体の凹部に順次積層された模様情報層と
隠蔽層とを有して基体の表面と平滑に形成された情報記
録層と、この情報記録層に形成された表示情報とを備
え、この表示情報は前記模様情報層の断面を露出させた
凹陥部を有する彫刻パターンで形成されることを特徴と
する情報記録体。 - 【請求項2】前記模様情報層は、基体に印刷された絵柄
のインキ層である請求項1記載の情報記録体。 - 【請求項3】前記インキ層は蛍光インキで形成されてい
る請求項2記載の情報記録体。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5968788U JPH0716459Y2 (ja) | 1988-05-02 | 1988-05-02 | 情報記録体 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5968788U JPH0716459Y2 (ja) | 1988-05-02 | 1988-05-02 | 情報記録体 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH01163174U JPH01163174U (ja) | 1989-11-14 |
JPH0716459Y2 true JPH0716459Y2 (ja) | 1995-04-19 |
Family
ID=31285436
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP5968788U Expired - Lifetime JPH0716459Y2 (ja) | 1988-05-02 | 1988-05-02 | 情報記録体 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0716459Y2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP4766301B2 (ja) * | 2004-06-30 | 2011-09-07 | Dic株式会社 | 被記録材上への蛍光絵柄形成方法、及び該方法を用いて蛍光絵柄が形成された物品、ならびに転写用積層体。 |
JP4780378B2 (ja) * | 2004-06-30 | 2011-09-28 | Dic株式会社 | 磁気記録媒体上の新規絵柄形成方法及びこれに用いる転写用積層体及び磁気記録媒体 |
-
1988
- 1988-05-02 JP JP5968788U patent/JPH0716459Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH01163174U (ja) | 1989-11-14 |
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