JPS63241408A - 陶磁器製品のクラツク検査装置 - Google Patents

陶磁器製品のクラツク検査装置

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JPS63241408A
JPS63241408A JP7695787A JP7695787A JPS63241408A JP S63241408 A JPS63241408 A JP S63241408A JP 7695787 A JP7695787 A JP 7695787A JP 7695787 A JP7695787 A JP 7695787A JP S63241408 A JPS63241408 A JP S63241408A
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signal
plate
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JP7695787A
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English (en)
Inventor
Seiji Kumazawa
熊沢 誠治
Haruaki Kito
鬼頭 春秋
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Narumi China Corp
Original Assignee
Narumi China Corp
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [発明の目的] (産業上の利用分野) 本発明は陶磁器製品に生じたクラックを自動的に検査す
るための陶磁器製品のクラック検査装置に関する。
(従来の技術) 例えば皿等の陶磁器製品では製造段階でクラックが発生
してしまうことがあるから、出荷時にこれを検査してク
ラックを有するものは不良品として排除する必要がある
。この検査方法として、従前は、検査員が皿を1枚づつ
手にとって目視によりクラックの有無を確認することが
一般的であった。
(発明が解決しようとする問題点) しかしながら、上述の方法では、検査員の視覚に頼って
いるため、検査ミスが発生したり、検査員毎の基鵡が異
なったりし昌く検査結果のばらつきが大きいという欠点
があった。
そこで、本発明の目的は、検査員の視覚に頼ることなく
、客観的な検査を自動的に行うことがモきる陶磁器製品
のクラック検査装置を提供するにある。
[発明のM成] (間m点を解決するための手段) 本発明に係る陶磁器製品のクラック検査装置は、表面に
浸透性検査液が塗布された陶磁器製品を撮影してその映
像を光電変換する撮像装置と、この撮像装置からの画像
信号に基づき前記映像を構成する各画素をその明暗に応
じて二値化する二値化処理回路と、この二値化処理回路
からの二値化信号に基づいて前記陶磁器製品のクラック
に対応する画素数を計数してクラック面積を算出するク
ラック面fa算出手段と、このクラック面積算出手段に
より算出したクラック面積を所定の基準値と比較する比
較手段とを設けた構成に特徴を自°するものである。 
 ゛ (作用) クラックを有する陶磁器製品の表面に浸透性検査液が塗
布されると、そのクラックに検査液が浸透してクラック
が明瞭化される。このように明瞭化されたクラックを有
する陶磁器製品が撮像装置により撮影されると陶磁器製
品の映像が充電変換されて二値化処理回路に与えられる
。二値化処理回路では、その映像を構成する各画素をそ
の明暗に応じて二値化するため、クラック部分に対応す
る画素が生地部分とは異なる論理値に置き換えられる。
次いでクラック面積算出手段によりクラックに対応する
画素数を計数することによりクラック面積が算出される
。そして、比較手段により算出したクラック面積と基準
値とが比較されて陶磁器製品が有するクラックのを無が
判断される。
(実施例) 以ド本発明を陶磁器製品たる皿の僅寸法検査、高さ・変
形検査及びクラック検査を一連に実行する自動検査装置
に適用した一実施例につき図面を参照して説明する。
まず、一連の工程を模式的に示す第2図において、1は
検査ラインに沿って多数設けられた回転テーブルである
。この回転テーブル1上には図示しない製品移載ポート
において検査対象たる11112が移載され、その皿2
を載置したまま回転テーブル1が径寸法検査ポートP1
、高さ・変形検査ポー)P、、検査液塗布ポートP3、
クラック検査ポートP4及び取出しポートP5を順に通
過するように図示右側に向けて移動される。さて、径寸
法検査ボートPlには、環状ランプ3を備えたカメラ4
が移動してきた回転テーブル1の上方に位置するように
設けられており、そのカメラ4からの画像信号は中央処
理装置5に与えられる。6は芯出し装置であり、これは
先端に吸着盤7aを取付けたアーム7を駆動機構8によ
り直交3方向に移動し得るように構成され、その吸着盤
7aにて皿2を眼前して移動させることにより1lll
 2の中心を回転テーブルlの中心に一致させ得るよう
になっている。この径寸法検査ボートP1における駆動
機構8の動作は」―記中央処理装置5により制御される
もので、その具体的内容については後述する作用説明に
て明らかにされる。
次に、高さ・変形検査ポー)P2において、9は回転テ
ーブル1の回転角度を検出する回転角度検出装置、10
は照明装置、11はカメラである。
照明装置10及びカメラ11は送られてくる皿2の種類
が異なる度に移動装置12.13により所定位置に移動
されると共に、画像信号はやはり中央処理装置5に入力
され、後述する画像信号処理が行われて皿2の高さ寸法
及び変形量が測定される。
検査液塗布ポートP3には、押え装置14、検査液塗布
装置15及び検査液拭き取り装置16が設けられている
。押え装置14は、中央処理装置5からの信号に基づき
アーム14aを下降させて+1112を回転テーブル1
1−に固定するためのものである。検査液塗布装置15
はやはり中央処理装置5からの信号に基づき動作して皿
2に浸透性検査液を塗布するためのもので、具体的には
例えば第3図に示すように構成される。同図において、
17はアーム18の先端に回転可能に設けたスポンジ製
の塗布ローラー、19は例えば青色に着色された浸透性
検査液を貯溜した検査液タンクで、この検査液タンク1
9と塗布ローラー17との間には給液管20が設けられ
て浸透性検査液を塗布ローラー17に常時供給できるよ
うになっている。
また、上記アーム18は駆動機構部21に取付けられて
いて、検査液塗布ポートP3に回転テープル1が移動さ
れたときに中央処理装置5からの信号に基づきその駆動
機構部21により塗布ローラー17が皿2に接触するよ
うに進出され、同時に回転駆動されて浸透性検査液を皿
2に塗布できるようになっている。一方、検査液拭き取
り装置16は、やはりアーム23の先端に回転可能に取
付けたスポンジ製の拭き取りローラー24を備え、駆動
機構部25により塗布ローラー17と同時に11112
に接触するように進出され、回転して皿2に何首した過
剰の浸透性検査液を除去すると共に、その下方に設けた
水容器26内の水により洗浄されるようになっている。
このように皿2に通磁の浸透性検査液が塗布されると、
皿2にクラ・ツクが発生している場合には、そのクラ・
ツクに検査Slが浸透して着色状態になるため、皿2の
生地の白色との対比によりクラックが明瞭化される。
次に、クラック検査ポートP4において、27は回転テ
ーブル1の回転角度を検出する回転角度検出装置、28
は照明装置、29はクラ・ツク検査ボートPaに送られ
た皿2を撮影してその映像を光電変換する撮像装置に相
当するカメラである。
これらの照明装置28及びカメラ29は送られてくる皿
2の種類(ロフト)が異なる度に移動装置30.31に
より所定位置に移動されると共に、画像信号は中央処理
装置5に入力される。さて、中央処理装置5において、
本発明の要旨に関連するクラック検査のための構成は第
1図に示すような機能ブロックにより表される。同図に
示す32は回転テーブル1の回転駆動装置であり、これ
は回転角度検出装置27からの信号を受けて回転テーブ
ル1を角度θずつ間欠的に移動させるもので、角度θだ
け回転さける度に中央処理装置5の画像信号取込み部3
3にタイミング信号を出力する。
尚、この角度θは、皿2のうちカメラ29が1視野内に
撮影できる領域の角度と略等しく設定されている。画像
取込み部33はタイミング信号を受けるとカメラ29か
らの画像信号を取込んでそれを二値化処理回路34に与
える。そして、二値化処理回路34では、カメラ29か
らの画像信号に基づき皿2の映像を構成する各画素の明
暗レベルを所定のスライスレベルと比較することにより
、各画素を二値化する。このスライスレベルは、1II
2の種類(ロフト)毎に予め変数メモリー35に設定さ
れている。このような二値化処理により、検査液が浸透
したクラック部分は暗部として撮影されているから、ク
ラック部分は明るい生地部分から明瞭に区別され、クラ
ック部分の画素は例えば論理値「0」に、生地部分の画
素は論理値「1」に置き換えられる。次に、36はクラ
・ツク面積算出手段である。これは二値化処理回路34
からの二値化信号に基づき、1視野毎にクラ・ツクに対
応する画素の数を計数することによりクラ・ツク面積を
算出する。37は比較手段で、これはクラ・ツク面積算
出手段36により算出したクラ・ツク面積とpめ変数メ
モリー35に皿2の種類毎に設定された基準値と比較す
るもので、クラ・ツク面積が基準値よりも大であるとき
にクラ・ツク検出信号を判定手段38に与える。斯かる
比較動作は回転テーブル1が角度θだけ回転する度に、
換言すればカメラ29の1視野分の画像信号が取入れら
れる度に実行され、これが皿2の全周にわたって繰返さ
れる。一方、39は微分手段である。第1図に示した微
分手段39以下の構成はクラックの検出をより確実に実
行するために付加的に設けたものであり、その詳細は後
述する作用説明において明らかにされるので、ここでは
概略的に述べる。微分手段39は、回転テーブル1が角
度θだけ同転する度に取込まれた画像信号を受けて所定
の条件にて微分して微分画像を作成し、その結果を二値
化処理回路40に出力する。微分手段39により作成さ
れた微分画像はクラックの輪郭線のみが抽出された画像
である。そして、二値化処理回路40ては、微分画像の
各画素をその明暗レベルを変数メモリー35に予め設定
されたスライスレベルと比較することにより二値化し、
その結果を輪郭線測定手段41に出力する。この輪郭線
/111定手段41では、前記クラック面積算出手段3
6と同様に、クラックの輪郭線に対応する画素数を計数
することによりクラックの輪郭線の大きさを測定する。
このようにして計1定されたクラック輪郭の大きさは、
比較手段42にて、予め皿2の種類(ロット)毎に変数
メモリー35に設定された基準値と比較され、それが基
準値を上回るときにはクラック検出信号を前記判定手段
38に与えるようになっている。
次に、第2図に示す取出しポートP5において、43は
取出し装置である。この取出し装置43は先端部に吸着
盤44aを備えたアーム44を駆動機tfi 45にて
直交3方向に移動可能に構成したものであり、回転テー
ブル1が取出しポートP5に移動されたときに中央処理
装置5からの信号に基づき動作して吸着盤44aにて皿
2を吸着゛し、これをその良・不良に応じて回転テーブ
ル1上から所定の位置に振り分けるように移゛動させる
ようになっている。
次に上記構成の作用につき説明する。
(1)径寸法検査ポートP1において ■ 皿2の中心の検出 検査対象たる皿2を載置した回転テーブル1が径寸法検
査ボートP!に移動されると、まずカメラ4により皿2
の全体が真」−から撮影され、その画像信号が中央処理
装置5に入力される。そして、1中央処理装置5では皿
2の映像を構成する各画素の明暗信号をA/D変換する
ことにより所定のスライスレベルにて二値化して皿2の
上方からの二値化画像を作成する。この二値化画像に基
づき11112の重心位置(中心)を求める。これには
、例えば第4図に示すように、4つの象限における画素
数が等しくなるような直交座標軸x−yを求め、その原
点(xo、yo)を重心(中心)位置とする等の方法が
ある。尚、第4図において、斜線を付して示した部分が
皿の映像に対応する。
■ 芯出し 次に、−1−述のようにして測定した皿2の中心位置(
Xo+’yo )と、中央処理装置5の変数メモリー3
5にfめ設定しである回転テーブル1の回転中心位置(
xl、Yt)との偏差を求め、中央処理装置5から駆動
機構8に皿2の中心位置(X。、yo)と上記偏差とを
指示する。これにより、駆動機構8がまずアーム7の先
端の吸着盤7aを皿2の中心位置(Xo +  Vo 
)の上方にまで移動させ、次いでこれを下降させること
により皿2の中心を吸着盤7aによって成行する。そし
て、皿゛2を引上げてアーム7を上記偏差分だ、け移動
させ、この後アーム7を再び下降させると共に吸着を解
除する。これにて皿2の中心と回転テーブルlの回転中
心とが一致した芯出し状態となる。尚、回転テーブル1
の回転中心位置は変数メモリー35にpめ設定しておく
に限らず、皿2の重心(中心)位置の検出と同様にして
検出するようにしても良い。
■ 径寸法検査 これには、まず前記二値化画像から皿2の画像を構成す
る画素数を計数することにより、−上方からの投影面積
を測定する。次いで、測定された投影面積が変数メモリ
ー30に記憶された皿2の種頌毎の基準値と比較され、
その投影面積が上記基準値に対し所定の誤差内にあると
きには良品と判定し、所定値以上の誤差があるときには
不良品と判定する。このように投影面積に基づき皿2の
径寸法検査を行うようにすれば、皿2が必ずしも真円で
なくとも簡易に良・不良の判定が可能になる。
楕円、矩形等の異形の皿では一方向の寸法7I11定で
は正確な判定が困難だからである。
(2)高さ・変形検査ポートP2において■ カメラ及
び照明の移動 回転テーブル1が高さ・変形検査ポートP2に移動され
ると、送られた皿2の種類(ロフト)応じて照明装置1
0及びカメラ11が夫々の移動装置12.13により移
動される。これはllTl 2の形状によっては、第5
図に夫々示すように、照明装置10をカメラ11と反対
側に位置させたり(A)、同じ側に位置させたり(B)
、或はカメラ11を真横ではなく斜め下方から撮影した
りする(C)ことが望ましいからである。ここでカメラ
11はいずれにしても側方から皿2を撮影することにな
る。
■ 縁部の特徴値の抽出 照明装置10及びカメラ11が所定位置にセットされる
と、回転テーブル1が図示しない回転駆動装置により角
度θずつ間欠的に回転され、角度θたけ回転する度にカ
メラ11からの画像信号が中央処理装置5に人力される
。中央処理装置5では、角度θの領域を撮影した1視野
分の映像を構成する各画素の明暗信号がA/D変換され
、1trl 2のロット毎に設定されたスライスレベル
に応じて二値化される。これにより、角度θの領域毎に
例えば第6図に示すような縁部の二値化画像が作成され
る(同図に示したものはl1rl 2の縁部のいわゆる
波打ちを誇張して描いである)。次いで、この二値化画
像に基づき、1視野内の縁の最高高さし、上下変動幅Y
1高さ変動ΔD1最大肉厚d等の特徴値が抽出される。
このような特徴値の抽出は回転テーブル1を角度θずつ
ステップ回転させながら皿2の全周にわたって行われる
■ 差分面積の測定 上述の各特徴値の抽出と同時に、次のようにして差分画
像が作成され、差分面積が測定される。
ここで差分画像とは、回転テーブル1が角度θだけステ
ップ回転する前後の2つの映像に基づき作成されるもの
であって、両映像の同一番地の画素間において明暗レベ
ルの差分を求め、それを二値化した二値化画像をいう。
このようにして差分画像を作成した後、それを構成する
各画素数を計数することにより差分面積ΔSを算出する
。この差分面積ΔSを算出する意義は局部的変形をより
明瞭に抽出するにあり、やはり回転テーブル1を角度θ
ずつステップ回転させながら皿2の全周にわたって実行
する。
■ 判定 さて、以上のように角度θ毎に縁部の特徴値及び差分面
積ΔSを抽出し、これを全周にわたって実行して次の変
形判定項目を得る。
1周内の最大高さ:LIIlax 1周内の最低高さ:Lmin 対称位置の高さ偏差 : Δh (−Li −Ll+180 @)1視野内の
高さ変動:ΔD (−Y−d)差分面積:ΔS そして、これらを皿2のロット毎に予め変数メモリー3
5に設定した各項目の限界値と比較し、所定の腹合条件
(AND、OR条件の組合わせ)に基づき製品の良・不
良を判定する。
(3)検査液塗布ポートP3において 回転テーブル1が同ポートP3に移動されると、中央処
理装置5からの指令に基づき、押え装置14が作動して
アーム14aにより皿2の中心を回転テーブル1に押え
付け、皿2を固定する。この後、駆動機構部21.25
に中央処理装置5から信号が!jえられて検査液塗布装
置15の塗布ローラー17及び検査液拭き取り装置16
の拭き取りローラー23が回転する皿2に接するように
進出する。すると、回転駆動される塗布ローラー17に
よって浸透性検査液が皿2の全周に塗布され、これはI
ll 2が回転して検査液の塗布部分が拭き取りローラ
ー24の接触部分に至ったところで拭き取られる。この
場合、@2にクラックが生じているとすると、イク色さ
れた検査液が拭き取りローラー24により拭き取られる
前にそのクラック内に浸透するから、クラック部分が着
色状態になる。
このようにして浸透性検査液が皿2の全周にわたり塗布
され、且つ過剰の検査液が拭き取られると、検査液塗布
装置15及び検査液拭き取り装置16が退避すると共に
、押え装置14のアーム14aがに昇し、回転テーブル
1は次のクラック検査ポートP4に移動される。
(4)クラック検査ポートP4において■ カメラ及び
照明装置の移動 回転テーブル1がクラック検査ポートP2に移動される
と、送られた皿2の種類(ロット)に応じて照明装置2
8及びカメラ29が夫々の移動装置30.31により移
動される。これは高さ・変形検査ポートP2における場
合と同様な理由による。
■ クラック面積の見出・比較 照明装置28及びカメラ29が所定位置にセットされる
と、回転テーブル1が回転駆動装置32により角度θず
つ間欠的に回転される。すると、回転テーブル1が角度
θだけ回転する戊に回転駆動装置32から中央処理装置
5の画像信号取込み部33にタイミング信号が出力され
、これに基づき画像信号取込み部33はカメラ29から
1視野分の画像信号を取込んでこれを二値化処理回路3
4に与える。二値化処理回路34では、カメラ29が撮
影した映像を構成する各画素の明暗信号がA/D変換さ
れて皿2のロット毎に設定されたスライスレベルに応じ
て二値化され、これにより縁部の二値化画像が作成され
る。この場合、クラックは浸透性検査液により着色され
てその映像は暗部としてとらえられるから、クラックが
ある部分の二値化画像は例えば第7図に示すようになる
(同図において斜線を付して示した部分がクラックに対
応する)。この後、二値化処理回路34からの二値化信
号に基づいて、クラック而積算出手段36においてクラ
ックに対応する画素数が計数され、これにてクラック面
積が算出される。次いで、比較手段37にて、算出した
クラック面積と変数メモリー35に予め皿2のロット毎
に設定された基■値とが比較され、クラック面積が−1
−記基準値を越えるときにはクラック検出信号が出力さ
れる。
■ 微分画像の作成・比較 上に述べたクラック面積の算出・比較と同時に、微分手
段39において次のようにして微分画像が作成される。
まず、画像信号取込み部33から微分手段39に1視野
分の画像信号が取込まれると、微分手段39ではその映
像を構成する画素群のうち例えば映像の横方向に隣接す
る各画素の明暗レベル差を算出し、その明暗レベル差に
応じた明暗信号の画素から構成された映像(微分画像)
を構成する。このようにして作成された微分画像は、次
いで二値化処理回路40にて各画素の明暗信号がA/D
変換されて皿2のロット毎に変数メモリー35に設定さ
れたスライスレベルに応じて二値化され、これにより第
8図に示すように二値化された微分画像が作成される。
この画像は、同図に示すようにクラックの輪郭を抽出し
たものとなり、斯かる画像を作成することにより照明装
置28やカメラ29の位置或はクラックの大きさによっ
ては上記■に述べたプロセスでは検出しにくいクラック
をより一層明確に検出できるようになる。この後、二値
化処理回路40からの二値化18号に基づいて、輪郭線
測定手段41により輪郭線を構成する画素数が計数され
、これにて輪郭線の大きさが測定される。次いで、測定
された輪郭線の大きさは比較手段42において、変数メ
モリー35にrめ設定された基準値と比較され。その基
準値を越えるときには判定手段38にやはりクラック検
出信号を出力する。
■ 判定 さて、以上のように1視野毎にクラック面積の算出・比
較及び微分画像の作成・比較が行われると、判定手段3
8においてクラック検出信号が与えられたか否かが判断
され、ロット毎に変数メモリー35に予め設定された判
断条件に従い良・不良が判断される。1視野分の判定に
よって良品と判断された場合でも、次に角度θだけステ
ップ回転した後に再び判定が行われ、結局、皿2の全周
について判定が繰返される。
(5)取出しポートP5において 回転テーブル1が取出しポー1−P、に移動されると、
中央処理装置5からの指令により取出し装置43の駆動
機構45が作動し、アーム44が移動して吸着盤44a
を皿2の中央に押し当ててこれを吸r1する。そして、
その皿2を回転テーブル1から引き上げて径寸法検査、
高さ・変形検査及びクラック検査における判定により不
良品と判断されたものと、良品と判断されたものとを別
々の場所に移動させ、これにて両者を振分ける。
以上述べたように、従来、検査員の目視検査によりクラ
ックの有無を検査していたところ、本実施例によれば皿
2をカメラ29により撮影してその映像を構成する画素
数に基づきクラックの有無・太き、さ等を判断するよう
にしたから、それらを客観的且つ正確に判別することが
でき、検査ミスが生じたり検査結果がばらついたりする
ことがなくなる。しかも、皿2の表面に浸透性検査液を
塗布した状態でカメラ29にて撮影するから、クラック
が検査液により明瞭化されて高精度の検査を行うことが
できる。また、本実施例のように浸透性検査液の塗布及
び製品取出しをも自動的に行うようにすれば、クラック
検査の全自動化が可能になり、大幅な検査効率の向」二
を図ることができる。
更に、従来、特殊な検査器具を使用して冊の径寸法や高
さ・変形の検査を行っていたところ、特に本実施例のよ
うに径寸法検査ポートPlや高さ・変形ポートP2を付
設するようにすれば、クラック検査のみならず、各種の
検査も一連に行うことができて検査効率を飛躍的に向上
させることができるものである。
尚、本発明は上記実施例に限定されるものではなく、例
えば次のような変形が可能である。
■上記実施例では撮像装置として映像を・14面的に撮
影する二次元形のカメラ4,11.29を使用するよう
にしたが、これに代えて、光電変換素子を直線的に配列
して成る一次元形のカメラにより撮影しても良く、その
場合には皿を微少角度ずつ回転させて全周を走査するよ
うにすればよい。
■回転テーブル1は必ずしも所定角度ずつステップ回転
させるに限らず、例えば等速度にて連続的に回転させて
おき、所定角度回転する度にタイミング信号を画像信号
取込み部33に与えるようにしてもよい。
■クラック検査ポートP4においてカメラ29により1
1112を撮影するに際し、浸透性検査液による石仏状
態を強調するフィルターを用いるようにすれば、クラッ
クの検出をより明瞭に行うことができる。
■径寸法検査ポートP1において、皿2の中心を検出す
るに際し、光源3は皿2の下方に位置するように設けて
皿2の陰影を撮影するようにしてもよい。
■径寸法検査ポートP1或は取出しポートP5において
、皿2を吸着するための吸盤?a、44aの上ド方向移
動量は、予め皿のロット毎に設定した値に従い決定する
ようにしてもよく、或は吸着盤7a、44aをアーム7
.44の先端にばねを介して取付けることにより皿2の
ロット毎に異なる高さ偏差を吸収するようにしてもよい
■検査液塗布ポートP3において、皿2を回転テーブル
1に固定するためには、必ずしもアーム14にて押えつ
けずとも、いわゆる真空チャック方式により皿2を回転
テーブル1に固定するようにしてもよい。
■クラック検査の検査対象としては皿に限らず、陶磁器
製品一般に広く適用できることは勿論である。
[発明の効果] 本発明は以」ユ述べたように、浸透性検査液を塗布した
陶磁器製品を撮像装置により撮影し、画像処理によりク
ラック面積を算出して基準値と比較するところに特徴を
有し、この結果、検査員の視覚に頼ることなくクラック
検査を行うことができるから、正確且つ客観的な検査を
自動的に行うことができるという優れた効果を奏するも
のである。
【図面の簡単な説明】
図面は本発明の一実施例を示し、第1図はクラック検査
ポートにおける検査プロセスを示すブロック図、第2図
は検査ライン全体の概略的!+’4成を示す斜視図、第
3図は検査液塗布装置を示す側面図、第4図は径寸法検
査を行う際における皿の二値化画像を示す図、第5図は
照明装置とカメラとの位置関係を示す概略的な断面図、
第6図は高さ・変形検査を行う際における皿の縁部の二
値化画像を示す図、第7図はクラック面積を算出する際
におけるクラックの二値化画像を示す図、第8図はクラ
ックの微分画像を二値化処理した画像を示す図である。 図面中、1は回転テーブル、2は皿(陶磁器製品)、2
9はカメラ(撮像装置)、34は二値化処理回路、36
はクラック面積算出手段、37は比較手段である。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1、表面に浸透性検査液が塗布された陶磁器製品を撮影
    してその映像を光電変換する撮像装置と、この撮像装置
    からの画像信号に基づき前記映像を構成する各画素をそ
    の明暗に応じて二値化する二値化処理回路と、この二値
    化処理回路からの二値化信号に基づいて前記陶磁器製品
    のクラックに対応する画素数を計数してクラック面積を
    算出するクラック面積算出手段と、このクラック面積算
    出手段により算出したクラック面積を所定の基準値と比
    較する比較手段とを具備して成る陶磁器製品のクラック
    検査装置。
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