JPS6324117Y2 - - Google Patents
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- JPS6324117Y2 JPS6324117Y2 JP17168184U JP17168184U JPS6324117Y2 JP S6324117 Y2 JPS6324117 Y2 JP S6324117Y2 JP 17168184 U JP17168184 U JP 17168184U JP 17168184 U JP17168184 U JP 17168184U JP S6324117 Y2 JPS6324117 Y2 JP S6324117Y2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- steel plate
- nozzle
- jet
- cooling
- distance
- Prior art date
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- Expired
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Description
(産業上の利用分野)
本考案は連続焼鈍炉における鋼板の強制対流式
冷却装置、特に高冷却能力を発輝し得る気体冷却
装置に関するものである。 (従来の技術およびその問題点) 連続焼鈍炉の冷却帯に設けられる冷却装置とし
て、炉内雰囲気を冷却した後冷媒として鋼板に吹
付け、鋼板を冷却する装置が知られている。 従来この種の炉内強制対流式冷却装置(以下ジ
エツトクーラーと称す)は、鋼板のフラツタリン
グ、板破断時のメンテナンス性の観点から、ノズ
ルと鋼板の間の吹付け距離に制限があり、そのた
めジエツトクーラーによる冷却能力も限られてい
た。しかしながら、近年連続焼鈍炉で処理される
鋼板の治金学的要求が高まるにしたがい、ジエツ
トクーラーでの冷却能力も従来の対伝達系数約
100kcal/hrm2からその約3〜5倍の能力を要求
されるようになつた。 (問題点を解決するための手段・作用) 本考案はこのようなジエツトクーラーのもつ問
題点を解決し、高い冷却能力と鋼板幅方向の均一
冷却を効率良く実現することを目的とするもので
ある。 このためジエツトクーラーを可及的に鋼板に近
接することが不可欠であるが、これは鋼板に非接
触の静圧パツドおよび非対向の抑えロールを用い
るパスライン安定化手段によつて可能となつた
(これは別途出願している)。本考案では鋼板と吹
付用ノズル先端との距離を70mm以下に維持すると
共に、最も効率の良い近接ジエツトクーラーにお
ける開口面積比率、ノズル径およびノズル型式を
見い出したものである。 すなわち、本考案の構成は、 鋼板に気体を吹付ける連続焼鈍炉用強制対流式
冷却装置において、鋼板と吹付用ノズル先端との
距離を70mm以下とし、該ノズル群の開口面積比率
を2〜4%とし、かつノズル径を前述の鋼板と吹
付用ノズル先端との距離の1/5より小さくしたこ
とを特徴とする連続焼鈍炉における鋼板の強制対
流式冷却装置である。 以下本考案を図面を用いて具体的に説明する。 第1図は連続焼鈍炉の冷却帯の一例を示し、該
冷却帯はガス密閉構造の炉殻1と、鋼板4を搬送
するためのハースロール3およびジエツトクーラ
ー装置2とより構成され、走行する鋼板4はこの
冷却帯を通過する際に治金学的に必要な温度まで
冷却される。 上記ジエツトクーラー2は、第2図に示すよう
に、炉内雰囲気ガス5の冷却用熱交換器6と、ガ
ス昇圧用の循環フアン7と、フアン用駆動電動機
8及び鋼板へジエツトを吹付けるためのノズル箱
9とから構成されている。該ノズル箱9の鋼板に
対向する面には多数のノズル11が設けられてい
る。循環フアンで昇圧されたガスはノズル11を
経てジエツト10となり、鋼板4表面に吹付けら
れる。従来ではこのノズル11と鋼板4との距離
12が小さく出来なかつた。 第4図は本考案において用いるに適したノズル
14群を示しており、これらノズル群の開口面積
比率については、近接ジエツトクーラーにおいて
も従来と同様に2〜4%が最も効率が良いことが
確認された(第5図参照)。これは開口面積比率
が大きいと、同一風量に対しノズル流速が低下
し、ジエツトの横流れの影響で鋼板に到達するジ
エツトの流速がさらに低くなるためであり、また
開口面積比率が小さ過ぎると、同一風量で流速が
高くなりすぎるため、ノズルにおける圧力損失が
増大し、動力を多く必要とすることから、上記範
囲に規定する。 また、ノズル径については、同一開口面積比の
ノズル間においても、ノズル径が吹付距離の約1/
5以下が効率が良いことが判明した(第6図参
照)。これはジエツトクーラーにて高冷却能力を
実現するためには、ノズルを密に配置し、ノズル
面全体としては個合のノズルの最も冷却能力の高
い部分を連続的に使用することが有利であるから
である。 さらに、近接ジエツトクーラーにおいて、鋼板
幅方向温度分布を良好にするには、ジエツトの横
流れの影響を出来るだけ排除させる必要があり、
このためノズル14を第4図に示す如く(100−
吹付距離)mm以上の高さ13の突起状として鋼板
とノズルの間隙を確保し、ジエツトの横流れ流速
を低下させることが出来る(第7図参照)。また、
突起ノズル14に形成することによつて、鋼板表
面に吹付けられたガスは鋼板とノズル面の間に出
来た間隙15から炉内の自由空間に逃げることが
出来、他の吹付ガス流の邪魔をしない。 第1表に本考案と従来技術の対比を示す。
冷却装置、特に高冷却能力を発輝し得る気体冷却
装置に関するものである。 (従来の技術およびその問題点) 連続焼鈍炉の冷却帯に設けられる冷却装置とし
て、炉内雰囲気を冷却した後冷媒として鋼板に吹
付け、鋼板を冷却する装置が知られている。 従来この種の炉内強制対流式冷却装置(以下ジ
エツトクーラーと称す)は、鋼板のフラツタリン
グ、板破断時のメンテナンス性の観点から、ノズ
ルと鋼板の間の吹付け距離に制限があり、そのた
めジエツトクーラーによる冷却能力も限られてい
た。しかしながら、近年連続焼鈍炉で処理される
鋼板の治金学的要求が高まるにしたがい、ジエツ
トクーラーでの冷却能力も従来の対伝達系数約
100kcal/hrm2からその約3〜5倍の能力を要求
されるようになつた。 (問題点を解決するための手段・作用) 本考案はこのようなジエツトクーラーのもつ問
題点を解決し、高い冷却能力と鋼板幅方向の均一
冷却を効率良く実現することを目的とするもので
ある。 このためジエツトクーラーを可及的に鋼板に近
接することが不可欠であるが、これは鋼板に非接
触の静圧パツドおよび非対向の抑えロールを用い
るパスライン安定化手段によつて可能となつた
(これは別途出願している)。本考案では鋼板と吹
付用ノズル先端との距離を70mm以下に維持すると
共に、最も効率の良い近接ジエツトクーラーにお
ける開口面積比率、ノズル径およびノズル型式を
見い出したものである。 すなわち、本考案の構成は、 鋼板に気体を吹付ける連続焼鈍炉用強制対流式
冷却装置において、鋼板と吹付用ノズル先端との
距離を70mm以下とし、該ノズル群の開口面積比率
を2〜4%とし、かつノズル径を前述の鋼板と吹
付用ノズル先端との距離の1/5より小さくしたこ
とを特徴とする連続焼鈍炉における鋼板の強制対
流式冷却装置である。 以下本考案を図面を用いて具体的に説明する。 第1図は連続焼鈍炉の冷却帯の一例を示し、該
冷却帯はガス密閉構造の炉殻1と、鋼板4を搬送
するためのハースロール3およびジエツトクーラ
ー装置2とより構成され、走行する鋼板4はこの
冷却帯を通過する際に治金学的に必要な温度まで
冷却される。 上記ジエツトクーラー2は、第2図に示すよう
に、炉内雰囲気ガス5の冷却用熱交換器6と、ガ
ス昇圧用の循環フアン7と、フアン用駆動電動機
8及び鋼板へジエツトを吹付けるためのノズル箱
9とから構成されている。該ノズル箱9の鋼板に
対向する面には多数のノズル11が設けられてい
る。循環フアンで昇圧されたガスはノズル11を
経てジエツト10となり、鋼板4表面に吹付けら
れる。従来ではこのノズル11と鋼板4との距離
12が小さく出来なかつた。 第4図は本考案において用いるに適したノズル
14群を示しており、これらノズル群の開口面積
比率については、近接ジエツトクーラーにおいて
も従来と同様に2〜4%が最も効率が良いことが
確認された(第5図参照)。これは開口面積比率
が大きいと、同一風量に対しノズル流速が低下
し、ジエツトの横流れの影響で鋼板に到達するジ
エツトの流速がさらに低くなるためであり、また
開口面積比率が小さ過ぎると、同一風量で流速が
高くなりすぎるため、ノズルにおける圧力損失が
増大し、動力を多く必要とすることから、上記範
囲に規定する。 また、ノズル径については、同一開口面積比の
ノズル間においても、ノズル径が吹付距離の約1/
5以下が効率が良いことが判明した(第6図参
照)。これはジエツトクーラーにて高冷却能力を
実現するためには、ノズルを密に配置し、ノズル
面全体としては個合のノズルの最も冷却能力の高
い部分を連続的に使用することが有利であるから
である。 さらに、近接ジエツトクーラーにおいて、鋼板
幅方向温度分布を良好にするには、ジエツトの横
流れの影響を出来るだけ排除させる必要があり、
このためノズル14を第4図に示す如く(100−
吹付距離)mm以上の高さ13の突起状として鋼板
とノズルの間隙を確保し、ジエツトの横流れ流速
を低下させることが出来る(第7図参照)。また、
突起ノズル14に形成することによつて、鋼板表
面に吹付けられたガスは鋼板とノズル面の間に出
来た間隙15から炉内の自由空間に逃げることが
出来、他の吹付ガス流の邪魔をしない。 第1表に本考案と従来技術の対比を示す。
【表】
(考案の効果)
以上説明した如く本考案による冷却装置によれ
ば、ノズルの位置や径及びその開口面積比率を規
定したため、高い冷却効率が得られると共に、鋼
板幅方向の均一冷却も達成される。
ば、ノズルの位置や径及びその開口面積比率を規
定したため、高い冷却効率が得られると共に、鋼
板幅方向の均一冷却も達成される。
第1図は連続焼鈍炉の冷却帯の一例を示す概略
図、第2図はジエツトクーラーの一般的構成図、
第3図a,bはノズル箱の断面図と正面図、第4
図a,bは本考案の突起ノズル付ノズル箱の断面
図とその正面図、第5図は開口面積比率と所要循
環フアン動力の関係を示すグラフ、第6図はノズ
ル径と吹付距離の比と所要循環フアン動力の関係
を示すグラフ、第7図は突起高さと冷却後の鋼板
幅方向温度分布の関係を示すグラフである。 1……炉殻、2……ジエツトクーラー、3……
ハースロール、4……鋼板、9……ノズル箱、1
0……ジエツト、11……ノズル、12……ノズ
ルと鋼板との間隙、14……突起ノズル。
図、第2図はジエツトクーラーの一般的構成図、
第3図a,bはノズル箱の断面図と正面図、第4
図a,bは本考案の突起ノズル付ノズル箱の断面
図とその正面図、第5図は開口面積比率と所要循
環フアン動力の関係を示すグラフ、第6図はノズ
ル径と吹付距離の比と所要循環フアン動力の関係
を示すグラフ、第7図は突起高さと冷却後の鋼板
幅方向温度分布の関係を示すグラフである。 1……炉殻、2……ジエツトクーラー、3……
ハースロール、4……鋼板、9……ノズル箱、1
0……ジエツト、11……ノズル、12……ノズ
ルと鋼板との間隙、14……突起ノズル。
Claims (1)
- 鋼板に気体を吹付ける連続焼鈍炉用強制対流式
冷却装置において、鋼板と吹付用ノズル先端との
距離を70mm以下とし、該ノズル群の開口面積比率
を2〜4%とし、かつノズル径を前述の鋼板と吹
付用ノズル先端との距離の1/5より小さくしたこ
とを特徴とする連続焼鈍炉における鋼板の強制対
流式冷却装置。
Priority Applications (6)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP17168184U JPS6324117Y2 (ja) | 1984-11-14 | 1984-11-14 | |
BR8504750A BR8504750A (pt) | 1984-11-14 | 1985-09-26 | Aparelho de revestimento de tira para um forno de recozimento continuo |
EP85112243A EP0182050B1 (en) | 1984-11-14 | 1985-09-27 | Strip cooling apparatus for continuous annealing furnace |
DE8585112243T DE3572998D1 (en) | 1984-11-14 | 1985-09-27 | Strip cooling apparatus for continuous annealing furnace |
US06/788,430 US4625431A (en) | 1984-11-14 | 1985-10-17 | Strip cooling apparatus for continuous annealing furnace |
CA000494945A CA1233984A (en) | 1984-11-14 | 1985-11-08 | Strip cooling apparatus for continuous annealing furnace |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP17168184U JPS6324117Y2 (ja) | 1984-11-14 | 1984-11-14 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6186456U JPS6186456U (ja) | 1986-06-06 |
JPS6324117Y2 true JPS6324117Y2 (ja) | 1988-07-01 |
Family
ID=30729360
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP17168184U Expired JPS6324117Y2 (ja) | 1984-11-14 | 1984-11-14 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS6324117Y2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006265665A (ja) * | 2005-03-24 | 2006-10-05 | Jfe Steel Kk | 鋼帯の冷却装置 |
-
1984
- 1984-11-14 JP JP17168184U patent/JPS6324117Y2/ja not_active Expired
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006265665A (ja) * | 2005-03-24 | 2006-10-05 | Jfe Steel Kk | 鋼帯の冷却装置 |
JP4725718B2 (ja) * | 2005-03-24 | 2011-07-13 | Jfeスチール株式会社 | 鋼帯の冷却装置 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS6186456U (ja) | 1986-06-06 |
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